ヒートスクールD×D~目覚める龍の騎士~   作:クレナイハルハ

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第16話『優斗の覚悟』

 

 

 

 

「皆様!この度は私、ライザー・フェニックスとその妻、リアス・グレモリーの結婚式にお越しいただきありがとうございます」

 

冥界では、リアスの結婚式が行われようとしていた

 

冥界の悪魔はこの二人の結婚に祝福をあげていた

 

高位の悪魔にとっては純血の悪魔を増やすことにしか興味がないのか、貴族達は本人達のことを考えず結婚を迫った結果だった

 

本人、リアスは心ではイッセー達への助けを求めていた

 

「(私は、イッセーと。こんなのは望んでない。助けて、、、イッセー)」

 

その様子に気付いていたのは、オカルト部の部員のみだった

 

「イッセー君はまだなのか」

 

「…………優斗先輩も、来てません」

 

「このままでは、結婚を止めることはできませんわ」

 

その時だった

 

会場の床に魔方陣が発生した

 

会場悪魔達は拍手をやめ、魔方陣の方を注目した

 

「部長ォオオオオーーーーーー!!!!!!!!!」

 

その場に現れたのは、今世紀の赤龍帝にしてリアス・グレモリーのポーン、兵藤一誠。

 

「貴様は何者だ!ここを何処だと思っている!」

 

「俺は駒王学園のオカルト部の兵藤一誠!!リアス・グレモリーの処女は俺のもんだぁー!!!、」

 

そう叫んだ瞬間、会場の貴族達は動揺した

 

「一体何を考えてるんだあの悪魔は!?」

 

「これは、一体どうゆうことだ!」

 

そして、その場にいた会場の衛兵が動こうとした。

 

だか、それを許さないのがオカルト部

 

木場や朱乃、小猫がそれを止めるため動こうとした

 

彼らがイッセーの道を切り開くため、衛兵との戦闘を始める

 

「イッセー君!早く部長の元へ!」

 

「私たちがサポートしますわ!」

 

「サンキュー木場!朱乃さん!」

 

その時だった、会場の入り口の廊下から

 

コツ、コツと誰かが歩いてくる音がした

 

会場の全員が入り口に注目する

 

【グガァァァァァアアアア!!!】

 

そこからは赤き龍が現れ、会場内を旋回する

 

「な、なんだ!?あのドラゴンは!?」

 

「あんな竜なんて見たことないぞ!?」

 

会場の悪魔はとあるものは驚き、とあるものは龍を眷族にしようともくろみ、またあるものはその龍の力に恐怖した

 

オカルト部はその龍を知っていた

 

あの弱気だがそれ以上に勇気を持つ少年と共に戦う、あの龍を

 

オカルト部は龍の出現に彼の登場を確信した

 

そして、入り口から現れたのは白い髪を腰まで伸ばした少女のような少年

 

だが、彼からは普段の弱気な雰囲気は消えその顔は覚悟を決めた者の目をしていた

 

「……イッセー。みんな、遅れてごめん」

 

そう言って影龍優斗は会場へ到着した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優斗side

 

 

目を開くと、結婚式場のような場所のまえにいた

 

中からは戦闘の声が聞こえた

 

イッセー達が先に入ってるらしい、僕も入らないと

 

「おい!人間、そこで何してる!?」

 

そこには、警備の悪魔さんがたっていた

 

「えっと僕、ここの結婚式に呼ばれて」

 

「ふん!そんな嘘信じるか!」

 

そう言って悪魔は持っていた剣を抜く

 

「っ!?うわぁぁぁあ!」

 

僕は思わず腕を組んで顔を守るようにおく

 

【グガァァァァァアアアア!!!】

 

「がっはっ!」

 

「え?」

 

見ると、悪魔が吹き飛ばされていた

 

そして、その場に赤い龍ドラグレッターが僕の横にたたずんでいた

 

【グガァァァァァア(契約者よ、油断するな)】

 

「ありがとう、ドラグレッター」

 

そう言って僕は結婚式場に入る

 

でも、さっきの戦闘音がまだ聞こえるすごく広い廊下に出た

 

「どうやってイッセー達に僕が来たことを知らせよう………」

 

会場から聞こえる音は、僕が叫んだとしてもイッセーに届くかどうか

 

そんなにも会場からの声、戦闘音が聞こえるのだ

 

【グガァァァ、グガァァァァァアアアア!!(契約者よ、我は先に行く、お前は歩いてこい。我が奴等を沈めよう)】

 

「………うん、お願いドラグレッター」

 

そう言ってドラグレッターが先に飛んでいった

 

僕はドラグレッターの通った道をゆっくりと歩む

 

この力は、守るための力

 

目の前に困っている先輩と友達がいる

 

だから、僕は戦う

 

僕はしっかりと歩く、右手に龍騎のデッキを握りしめ

 

やがて、廊下が開ける。

 

結婚式の会場は静かだった

 

見ると上でドラグレッターが飛び回っていた

 

だから静かなのか

 

僕はイッセーを探すとすぐそこにはいた

 

みんなも僕にも気づいた

 

「………イッセー。みんな、遅れてごめん」

 

「カッコいい登場しやがって、まってたぜ優斗!」

 

「………遅いですよ、先輩」

 

「これで、オカルト部全員が揃ったね。」

 

「えぇ、ここから先へは行かせませんわ」

 

そう言って木場君達は僕とイッセーを行かせようと衛兵に向き直る

 

「ここを通るのならば、僕の剣と」

 

「私の拳と」

 

「私の雷をプレゼントいたしますわ」

 

「みんな、サンキュー!いくぞ優斗」

 

「ありがとう、みんな。うん、いこう!」

 

そう言って僕らはリアスさんのいる場へと走る、途中衛兵が止めようとこちらに武器を向ける

 

「どいて!ここは僕らの通る道だ!ドラグレッター!」

 

【グガァァァァァアアアア!!!!】

 

ドラグレッターは衛兵に突っ込み、衛兵を吹き飛ばす

 

「な、あのドラゴンを使役しているだと!?」

 

「あいつは人間だぞ!そんなわけが!」

 

「いまだイッセー!」

 

「あぁ!」

 

そうして走り、等々リアスさんの前にたどり着いた

 

「おいこの焼き鳥野郎!部長を返して貰うぜ!」

 

「下級魔族が!」

 

「一体何が起こっている!」

 

「なぜ人間がこんなところにいる!」

 

そう言って近くに座っていた恐らくは上級魔族の人たちがそう言った

 

その時だった

 

「……………これは、余興ですよ。私の用意した、ね」

 

座っていた内の一人がそう言った

 

「お兄さま!!」

 

お兄様?確かリアスさんのお兄様って……

 

あの人が魔王!?

 

「サーゼクス様!余興とは、どうゆうことですか!」

 

「ゲームに、不満があったとでも言うのですか!」

 

「なに、大事な妹の晴れ舞台だ。派手なイベントが欲しいのだよ」

 

もしかしたら、魔王様はもともとこの結婚に反対だったのか?

 

そう言ったサーゼクスさんは僕らに視線を向ける

 

「君たち、君のドラゴンの力。そして、君の未知の神器。今一度、ここで見せてくれないかい?」

 

そう言ってサーゼクスさんはイッセーの後に僕を見る。未知の神器って龍騎のことか

 

「「えっ!?」」

 

「未知の神器を使う騎士と、ドラゴン対フェニックス。この対戦でこの場を盛り上げてほしい!」

 

フェニックスさんはすぐに返事を返した

 

「分かりました魔王様。このフェニックスその試合受けさせてもらいます」

 

「俺は、もちろんやります!この前のリベンジだ!」

 

「僕も………戦います。」

 

そう言った瞬間、僕らはレーティングゲームの時のような空間にいた

 

『さて、ドラゴン使い君に謎の騎士君、勝利の対価は何がいいかな?』

 

サーゼクスさんがそう言った瞬間、その場にいた悪魔?さんが慌て出した

 

『何を言っているのですがサーゼクス様!あの下級悪魔ならまだ分かりますが、人間に対価を与えるなんて!』

 

『下級であろうと人間であろうと、こちらから願い出た以上それ相応の代価は払わねばならない。さて、ドラゴンの使いの少年。そして謎の神器を使う騎士君は何を望む?富、名声、それとも美女かい?』

 

その問いにイッセーは真っ先に答えた

 

「なら!部長を!リアス・グレモリー様を返してください!」

 

「次に、騎士君は何を望むのかな?」

 

僕は黒歌のことを考えた

 

彼女のことを聞いたとき、はぐれ魔族になった理由を聞いた

 

とても、かわいそうだった。

 

彼女は家族を守ろうとしただけなんだ

 

彼女に罪はない。

 

その事を証明したい、だから!

 

「黒歌…………はぐれ魔族の黒歌の、指名手配を解除して下さい!!!」

 

『『『!?』』』

 

そう言った瞬間、サーゼクスさん。

 

そしてその場にいた悪魔が驚きの表情になったのは想像できた

 

「?」

 

ただ一人、イッセーだけは首をかしげていた

 

『そんなこと許されると思っているのか!?』

 

『なぜ人間がその事を知っている!?あの主殺しの罪をしらないのか!?』

 

「な、なんで、何で先輩が姉様のことを、、、」

 

 

他の悪魔がそう言った瞬間僕の中で何か切れそうになる

 

ふざけるな、彼女の

 

本当のことを知らないくせに

 

『………前向きに検討しよう。それくらいこの場を盛り上げてくれるのだろう?』

 

サーゼクスさんはそう口を開いてくれた

 

「はいっ!」

 

僕らはあらためてライザーさんと向き直る

 

「リベンジマッチだ、いくぜ優斗」

 

【Boost!】

 

そう言ってイッセーは赤龍帝の篭手を装備する

 

僕もデッキケースを構え、Vバックルを装備する

 

 

 

 

 

 

 

 

ライザーを倒して、(イッセー)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

理解してくれた先輩(リアスさん)

 

 

 

 

 

 

 

気付かせてくれた恩人(黒歌)

 

 

 

 

 

 

 

 

救って見せる!

 

右手を腰の横に、左手を右に手を水平に、始まりの男を心に写し

 

憧れのヒーローになる決意を込め

 

叫ぶ!

 

「変身!」

 

デッキをセットし、仮面ライダー龍騎に変身した

 

『ふぅ~、、、しゃっ!』

 

すると、近くにドラグレッターが来て隣を旋回する

 

『なんだあの神器は!?』

 

『見たことない!何故あんな人間が』

 

聞こえてくる悪魔の声を無視する

 

「いくぞ優斗!」

 

『あぁ!いくよ、イッセー!』

 

僕はイッセーと共にライザーへと走る

 

「何度来ようと、結果は同じだと言うことを教えてやる」

 

僕はデッキからカードを抜き取り、バイザーにセットする

 

【SWORD VENT】

 

その音声と共に落ちてくるドラグセイバーをジャンプして掴み取る

 

「優斗、お前は!?」

 

怖いけど。今は力が必要なんだ!

 

僕は落下しながらライザーに斬りかかる

 

『デャァァア!』

 

「この程度!」

 

『うわ!?、まだだ!』

 

だが、炎で払われてしまう。

 

僕は着地してすぐにバイザーにカードをセットする

 

【AD VENT】

 

『行け、ドラグレッター!』

 

すると、ドラグレッターがフェニックスに突進する

 

「ガハッ!?」

 

フェニックスが、少し後退する

 

『イッセー!』

 

「任せろ!はぁぁぁあ!!」

 

すると、イッセーは倍化された力でライザーに殴りかかる

 

「ふん!」

 

「ぐっふっ!?」

 

だが、前と同じようフェニックスの出した炎で弾かれてしまう

 

『イッセー!』

 

「大丈夫だ、俺は負けない!部長のために、俺は最強のポーンになって見せる。」

 

そう言ってイッセーは赤龍帝の篭手を天に掲げ、叫んだ

 

「見ててください、部長!輝きやがれ、オーバーブーストォォォォオオオオオ!!!!!」

 

【Welsh Dragon over booster!!】

 

『っ!?』

 

次の瞬間、イッセーが赤いドラゴンのような鎧に包まれる

 

『これが、龍帝の力だ!バランスブレイカー、赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア スケルメイル)だ!!』

 

そう言ってイッセーがライザーへと飛び上がり、空を駆ける

 

『ウォォォォォオオオオオオ!!!!』

 

一方空中のライザーはイッセーを迎え撃つ

 

「喰らうがいい、フェニックスの炎を」

 

そう言ってライザーは体を炎で包み、イッセーへと

 

『そんな炎で俺が殺られるかよぉぉぉぉおおお!!!』

 

イッセーとライザーが激突する、あまりの爆発の余波で僕は少し吹き飛ばされてしまう

 

『ぐぅ』

 

立ち上がり、空を見ると赤龍帝の鎧が解除されてイッセーが落ちてきていた

 

『ドラグレッター!イッセーを』

 

そう言うと、ドラグレッターはイッセーを口でこちらへと運んでくる

 

『イッセー!大丈夫!?』

 

「く、これがあいつの力か」

 

そう言って僕らは空中のライザーを見る

 

「貴様など、赤龍帝の篭手がなければただの雑魚だ!」

 

そう言ってライザーは炎を纏った拳を振る

 

僕はカードをバイザーにセットする

 

【GUARD VENT】

 

その音声と共にドラグセイバーが消えドラグシールドが装備される

 

僕はイッセーの前に出てシールドを構える

 

そして、思い一撃がシールドに当たる

 

『ぐぅ、重い!』

 

「何!?受け止めるだと」

 

「ナイスだ、優斗!」

 

「ぐはぁ!?」

 

僕がライザーの一撃を防いだ瞬間、イッセーがライザーの側面に回り、殴り付ける

 

ライザーは先程より吹き飛ばされていく

 

「バカな!俺が、そう簡単に殴り飛ばされるなど!……まさか!?」

 

イッセーの手には十字架が握られていた

 

『イッセー、それは!?』

 

「アーシアに貸してもらったんだよ」

 

「悪魔にとってそれは持つだけで激痛が走るはず、まさか」

 

見ると、イッセーの腕が人間の腕からドラゴンへと変わっていた

 

「腕を!?貴様正気か!そんなことすれば二度と元に戻らんのだぞ!」

 

『イッセー、、、』

 

「はっそれがどうした!部長が戻ってくるなら左手一本なんて安いもんだ!!」

 

イッセー、君は僕よりも仮面ライダーに似ているよ

 

好きな人のためそこまで出来るなんて、君は強い

 

イッセーはライザーを殴り付ける

 

「貴様ら、わかっているのか!この婚約は、悪魔にとって大切なものなんだんぞ!」

 

「そんなの知るか!部長はな!泣いてたんだよ、てめぇを殴る理由はそれで十分なんだよ!」

 

そう言ってイッセーはライザーを殴り飛ばす

 

「決めろ、優斗!」

 

『わかった、任せてくれイッセー!』

 

そう言って僕はカードを抜き取る

 

未だに黒く染まったファイナルベントカードを

 

「優斗、それは!」

 

イッセーも覚えていたのか

 

このカードが使えなかったことを

 

恐らく、使えなかったのはきっと僕の覚悟が足りなかったんだ

 

今は違う

 

僕はそのカードを持ったまま、旋回しているドラグレッターへとカードをつき出す

 

『ドラグレッター、僕は心に誓う!どんなに苦しくても、戦い抜く!勝ってみせる!それが僕の目指した、憧れた………ヒーローだから。だから、力を貸してくれドラグレッター!』

 

【グガァァァァァアアアア(契約者、いや優斗よ、お前を主と認めよう。存分に我の力を使え!)】

 

『!?』

 

次の瞬間、僕らの回りが燃え上がり持っていたカードがそれを吸い込んでいく

 

そして、カードは燃えるように赤い龍の紋章が描かれたファイナルベントカードへと変わっていた

 

バイザーにカードをセットする

 

 

【FINAL VENT】

 

 

『はぁぁぁ』

 

両腕を前につきだし、大きく横に構え力を溜める

 

すると、ドラグレッターが僕の回りを旋回する

 

『はっ!』

 

僕はその場から飛び上がる、するとドラグレッターも同じように空に上る

 

そして回転し飛び蹴りのポーズをとる

 

『ドラゴンライダーキック!でりゃぁぁぁあ!』

 

ドラグレッターが炎を放ち、その炎を纏いライザーへと飛び蹴りを放つ

 

「ぐぁぁぁああああああ!!!!」

 

そして、ライザーは倒れた

 

僕は変身を解除する、

 

「やったな優斗!」

 

「うん!僕らの勝ちだ!!」

 

そう言ってハイタッチをする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『強くなったな、優斗』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ!?」

 

「とうしたんだ優斗」

 

「父さんの声が聞こえた、、、」

 

父さん、僕強くなったよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この後、イッセーはリアスさんと共にグリフォンに乗って帰った

 

僕はサーゼクスさんに

 

「あとで君の家にお邪魔させてもらうよ」

 

そういわれ、取り敢えずは解散となり家に帰った

 

 

この世界で初めて、僕は救えたことを自覚した

 

 

 

 

 







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