ヒートスクールD×D~目覚める龍の騎士~ 作:クレナイハルハ
Episode-ZERO‐~響く思いの翼~
──???side──
目の前には、親友が倒れていた
そして親友は最後に彼方に思いを告げてこの世から去った
彼方は、友のもとへ行くと言いこの世を去った
私はそんな彼らを見ていることしか出来なかった
夕方、彼らとの思い出の公園にいた
優斗、そして彼方が死んで少しの時間が過ぎた
私(
クラスからは
「お前が二人を止めていれば!」
──あいつらの事を知らないくせに!!──
教頭の先生からは
「お前が影龍のいじめを先生や警察に報告していたら」
──私の後悔も知らないくせに!!──
いつもの私なら、そう言えたかもしれない
でも、その時は言えなかった
無理だった、ひたすら黙り彼等の言葉を聞く
怒り、悲しみ、孤独、憎しみ、がごちゃごちゃになる
担任の先生だけは「響ちゃんのせいじゃないよ」といってくれたけど、感情は変わらなかった
クラスの奴等が憎い、なんの対策もしなかった教頭共が憎い
そしてなによりも、あの時に何も出来なかった自分が憎い
『ひび…き、最後…に、勇気……出せたかな?臆病、だけ…ど守れた…かな』
目の前で、弱々しく意識を落としていく友であり私の好きだった人
───あの時に私が先生達に話していれば───
『響ちゃんが何を言っても無駄、私は優くんのところにいくの、響ちゃんに構ってる暇はないの』
友を追いかけ、花のような笑顔で屋上から飛び降りようとする友達
─あの時に彼方を無理にでも止めていれば─
全ては私がなにもしなかったから
何も出来なかったから
私に力がなかったから
いつの間にか、頬に涙で濡れていた
後悔したって、もうあいつらは帰ってこない
みんな、私を置いて離れていく
『問おう、貴様は何を望む。』
私は、顔を挙げるとそこには大きな黄金色の鳥がいた
「わた、し?」
『そうだ少女よ。再度問おう、貴様は何を望む』
私、夢を見てるのかな?
でも、力が………欲しい、もう後悔しないような
「力が、圧倒的な………力が」
『ならば、我と契約しろ。さればお前は圧倒的な力を手にする事ができるだろう』
そう言って鳥は赤、金色の四角い何かを渡してくる
私がそれを持つと、腰にベルトのようなものが勝手につけられていた
そして、その四角い何かは黄金色の光を放ちながら私の回りを浮遊する
「欲しい、私は………
その日、一人の少女が消息を絶った
だが、それに気付いた者は誰一人としていなかった
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