ヒートスクールD×D~目覚める龍の騎士~ 作:クレナイハルハ
優斗side
美遊ちゃんを呼び出してしまった日から数日間、だいぶ美遊ちゃんもこの世界の生活に成れ、僕も普通に学校生活を続けている
今じゃ美遊ちゃんは妹のようなものかもしれない
「ねぇ、優くん!優くん!」
「どうしたの彼方ちゃん?」
体操服に着替えた彼方ちゃんが呼び掛けてきたので手に持っていた本をその場に置く
「そろそろ優くんの番だよ!」
「え、もう?」
現在、駒王学園では球技大会が開かれていて僕はバレーに参加している
それを知ってて、わざわざ教えてにきてくれたんだ
「ありがとう、行ってくるね」
そう言って僕はその場から立ち上がり、バレー選手が集まっている場所まで向かった
side out
美遊side
マスター、優斗さん達が学校へと行き、私は家のテーブルに座ってボーっとしていた
あの日、聖杯戦争へと参加すると思い覚悟し召喚された私の前に映っていたのは少し音がうるさいと感じるゲームセンターのような様子の部屋
尻餅をついて驚くマスター、影龍 優斗さんと優斗さんに寄り添うようにしていた霧矢 彼方さん
そしてそんな優斗さんの友だちと思われる沢山の人たちだった
だも猫の耳を着けていたりと変な人もいるけど
だからこそ、すぐに可笑しいと感じた
もし聖杯戦争ならこんなのは可笑しい
「一体何が起こって………」
マスターの放った言葉、魔術師だとしたら明らかに自分の行ったことへの理解が出来ていない様子だった
「サーヴァント、キャスター美遊です……姓はエーデフェルトと」
『ステッキのマジカルサファイヤと申します、美遊様共々よろしくお願いします』
私に続いて、サファイアが挨拶をする。
「うそ、でしょ……」
次にマスター、優斗さんの取り出した物に思わず私は目を見開いた
取り出したのはなんの変哲もないカードケース、でもその中から取り出されたのは私の転身した姿が写し出されたカードだった
「本当に、出来たのかにゃ………」
着物を着て猫耳に尻尾の生えた女性が驚きの声を挙げている
というか、あれは本物?なのだろうか?
「優斗、まさか本当に呼び出すとはな」
そうまた別の人がマスターらしか男性に手を貸して立ち上がらせる
「う、うん。」
「マスター、説明をしていただけますか?」
全く理解できない状況に私はマスターに話を聞くことにした
「ご、ごめんね。僕は、その………アニメでやってた召喚をやってみたくて僕とライザー君で召喚の詠唱を試してみていたんだ」
アニメ、そんなもので魔術師が守ってきた神秘とも言える詠唱を?
あり得ない、でも
「それでまさか成功するだなんて思わなくて………この世界にはその、聖杯戦争だなんて物も無いし、聖杯も無いはずなんだ」
その言葉に、聖杯戦争に参加しなくて済む事への安堵が多かった
召喚されたけど、私には聖杯に掛けてでも叶えたい奇跡なんて無いから
「分かりました、ですが何故私の姿の映ったカードを?」
「そ、それは……あれだよ」
そう言ってマスターが指差した方向には鎧を着て剣を持った女性や白と黒の剣を持った男性が写っているゲーム機があった
「言いにくいんだけど、さ。君は僕らに取っては空想上のキャラクターなんだ」
「え?」
思わず驚きの声が口から漏れた
空想上のキャラクター、つまりはこの世界にて私は存在しない?
「それにこの世界は、人間の他にも妖怪や悪魔が存在するんだ」
頭が混乱する
悪魔?妖怪?
この人は一体何を言っている?
そんな事を感じながらも、私とマスターの出会いはそんな不思議な用な物だった
その後、マスターは私の生活に必要な服等を買いにマスターの家にいる人達と共に出かける事になり、その後は「皆で焼き肉に行こう!」と言うマスターの話で焼き肉屋へと向かった
正直な話ですが、サーヴァントである私に食事や服などは必要ありません
ですが、皆が笑い会いながらも食事する中でご飯を食べるのは、少しですが温かいと感じました
そんな日から数日すぎ、私は夢を見ました
サーヴァントは夢を見ない、そして寝てすぐに私の知らない場所にいたので
私はすぐにこれはマスターである優斗さんの夢であると、そう思いました
ですが、私の前に映っているのは普段から優しくて、楽しそうに笑っているあの人からは考えられないほどの物と情報量でした
目の前の白髪ではなく、黒髪のマスターと思わしき人物はは沢山の人から殴られ、蹴られ、大事なものを壊され馬鹿にされていました
正直、これ以上は見たくない
そう思った時でした、まるでテレビのチャンネルが変わったかのように突如として私は学校の屋上と思わしき場所に立っていました
そこには、先程の男にナイフを刺されて血を流す男性
その男性に寄り添うよう彼方さんともう一人の女性
男性が何かを呟いたのを聞いたのか、もう一人の方の女性が涙を流しながらも口を開き何かを叫んでいました
そんな状況を最後に、私の回りは真っ暗になっていきました
周囲を見回していると、背後から何者かが近付いてくる気配に振り替えるとそこには
何かを奪いあうようにして睨み合う黒い靄に覆われた何かと赤い龍がいた
私はまるでベビに睨まれたネズミのように身動きが出来ずにいると、その黒い靄に覆われた何かは突如として消え、赤い龍が此方を見つめてきたとき、私は目が覚めた
前半が恐らくは優斗さんの夢で、後半は何が何だか分からない
私は、何が何なのか分から無かったけど
マスターか死んだことは理解できた
だとしたら何故マスターの姿は代わり、そして生きているのか
それが謎のまま、私は今日も平穏な日々を過ごしている
でもその平穏はすぐに崩れ去ることを、今の私はまだ知らない
ご愛読ありがとうございます
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