ヒートスクールD×D~目覚める龍の騎士~ 作:クレナイハルハ
――優斗side――
目をあけると……森だった
「えぇ…」
「にゃ?」
なんかデジャブな気がするよ
『聞こえておるか?すまんのう、また間違えてしもうた、少し準備するから待っててくれ』
「はい」
僕は取り敢えず近くの木に腰を下ろす
すると猫が膝に乗るので首を撫でる
「ゴロゴロごろ~」
あ~癒される~
これがアニマルセラピー?ってやつかな
そう言えば最後の特典はどうしようか
宿題が一瞬で終わる頭脳…とかかな?、そう言えば神様はたしか『ハイスクールD×D』の世界に転生させるといってけど、知らないんだよな~
その時だった、少し離れたところから戦闘の音が聞こえた
そこへ走っていくとそこには娘を庇っている女の人と男の人が二人いた
親子二人は絶望の表情を浮かべている
彼女達が危ない!助けなきゃ!
もし僕に勇気と力があれば助けに行くだろう
――だが僕は臆病だ
今でも足はガクガクと震え、汗が吹き出ている
恐いのだ、もし助けにいってもなにもせず殺されてしまうかもしれないから
僕は臆病で何の力もないただの人間だ
僕には力がない、覚悟も……でも助けたい!
あの人みたいに、そうだ!
「神様!」
『なんじゃ?転移にはまだかかるぞ?』
「三つ目の特典を決めました!」
『どうするのじゃ?』
「力を……力を下さい!ヒーロー見たいに皆を守れるような……力を!」
頭に浮かぶのは転生前に見ていた
人を守るために戦士となった新聞記者の姿
『オッケーじゃ』
すると目の前が光が集まり出す
「うわっ!」
「にゃにゃ!?」
光か強くて僕と猫は目を瞑る
段々と光が集束した所で目を開ける
目の前にはなにも映っていないデッキケースのようなものが浮いていた
「これって……もしかして!」
『お主が頭に浮かべていた『力』を用意したのじゃ、鏡に映さなくても変身できるようにしといたぞ』
「ありがとうございます神様!」
そう言いながらデッキケースを手に取る
中にはソードベントカード、ガードベントそしてコントラクトが数枚入っていた
でもソードベントは使いたくない、精神的にそう感じた
猫はなにをしているのだろう?と言う顔をしていた
僕は猫を撫でながらいった
「僕は今からあの人たちを助けてくる、だから離れて待っててね」
僕はデッキケースを目の前に突き出すようにして翳す
すると腰にベルト『Vバックル』が自動で装着する
「よし、装着出来た」
「にゃにゃ!?」
猫が驚くように鳴く
そして右手を腰に、左手を右斜めに置き叫ぶ
ライダーならば叫ばなければいけないあの言葉を
「変身ッ!」
その掛け声と共にデッキケースをベルトに装填する
すると僕の体をくすんだ青灰色の鎧が覆う
その姿は仮面ライダー龍騎の不完全な姿
仮面ライダー龍騎ブランク体
『しゃっ!』
――三人視点――
姫島朱乃たちは、人間たちに襲われ、最悪の状況だった
「堕天使と契りを交わした姫島家の裏切り者朱璃。そして人間と堕天使の間に生まれた忌み子朱乃。貴様らはここで罰する、因みに貴様らの父親は来ぬ、結界も張った、助けはない!」
それを聞き朱璃はクナイを構える
「何があっても朱乃には手を出させません!」
朱璃の後ろで守られている朱乃は願った
「お願い、誰かお母さんを助けて!」
その時だった近くから何かが走ってくる
『おりゃあ!』
「!?」
突如として現れた青灰色の騎士の鎧だろうか、それを纏った何者かが目の前の男をドロップキックで吹き飛ばした
『早く逃げて下さい!』
声が子供の声であることに驚く朱乃と朱璃。
「何者だ!結界でここには入れないはずだ!貴様、堕天使か!」
もう一人の男が騎士に向かって叫ぶのに対して騎士は叫ぶ
『堕天使?分からないけど違う!僕は人間で……仮面ライダーだ!』
そう言いながら騎士は腰のベルトから1枚のカードを取り出し左腕の籠手のようなものに入れる
すると
【SWORD VENT】
の音声と共に一本の剣が振って来て騎士の近くに刺さる
騎士はその剣を抜き、構える
だがその腕は微かに震えていることにここにいる四人は気付かなかった
一匹を覗いて
「にゃあ……(優斗、やっぱり)」
黒歌は仙術で優斗の過去を見た際に優斗の名前を知ったため彼の精神状況を心配していた
(やめろ、思い出すな!僕は守るんだ!僕は臆病者じゃない!仮面ライダーだ!力があるんだ!守れるんだ!)
喉にせり上ってくる何かを必死に我慢し構える
当然だ、今の彼は剣はおろか包丁、カッターすらも待つことができないほどに重症なのだ
『うわぁぁぁあ!』
叫びながら優斗は剣を男に振り下ろす
優斗の様子から無理をして戦っていることを理解した朱璃は不思議でならなかった
何故そこまで出来るのか、と
一方男はそれに気付かず炎の玉、火炎弾を優斗に向ける
『ガッ!ぐぅ熱い!』
優斗はそれを諸に受けてしまい膝をつく、それで怯んだ優斗を見て好機かと思ったのか男が刀を抜刀し優斗に突き刺す用に迫ってきた
優斗にはそれが前世のあいつと重なった
『あ、あぁ……ぅ、うわぁぁぁあ!』
優斗は叫びながら剣を振り上げる
手には何かを切り裂く感触
耳には男の断末魔が響く
その刹那、鮮血が飛び散り、優斗の仮面と鎧を濡らした
近くには血を流して倒れている男
剣と鎧からは男を斬ったときに付いたと思われる血が滴り落ちている
『あ、あぁ』
優斗は剣を落とし自分の両手を見る
(殺した、殺してしまった、この手で僕は……僕は)
人を殺めてしまった
あまりのショックに膝から崩れ落ちる優斗
その様子から朱璃は理解してしまった
自分が思っている異常に彼に無理をさせていることに
だがその時二人は忘れていた
ショックで項垂れている優斗の後ろから、ドロップキックで吹き飛ばされた男が刀を持って近付いてきていることに優斗は気付くは無理だった
「後ろ!」
朱璃が男の存在に気付いて叫んだ時にはもう遅かった
「遅い!」
『あ、あぁ』
その時だった、近くから光が上がる
するとそこから着物を着崩すように着た女性が男に火炎弾を放って倒した
「大丈夫にゃ?優斗」
――優斗side――
「大丈夫かにゃ?優斗」
小声で言ってきて優斗は彼女を見る
なぜ彼女は僕の名前を?
見るとその女の人の頭には猫耳が生えていた
そして近くにいた黒猫が消えている
まさか
『もしかして黒猫?』
「そうにゃ、名前は黒歌にゃん、よろしくねご主人様」
その時近くから男の人が出てきた
「朱璃!朱乃!無事でよかった」
「えぇ、彼が助けてくれたの」
どうやら女の子の父親のようだ
「私の妻と娘を助けてくださり、ありがとうございます」
そう言いながら頭を下げる、すると女の子も遅れて頭を下げる
「きしさま、きしさまの名前教えて」
「ご主人」
『あ、あぁ僕は龍騎、仮面ライダー……龍騎』
すると突然僕と黒歌の体が淡く光りながら粒子となって消えていく
『待たせたの、今度こそちゃんと転移させるから安心せぇ』
すると女の人と男の子が僕らの体を見て驚いていた
「お前ら体が!?」
「何が起こっているの!?」
「いっちゃうの?」
僕は女の子の目線に会わせるようにしゃがんで頭を撫でる
「大丈夫、信じていれば、きっと会えるよ」
「うん!」
その返事を聞いた瞬間、僕らは転移した
―朱乃side―
頭にはまだきしさまが撫でてくれた感触が残っている
するとなぜか胸が締め付けられるように苦しくなる
「あら?朱乃顔が赤いわよもしかして恋しちゃったのね?」
「こい?これがこいなの?」
「いや!朱璃まだ朱乃には早くないか?!」
お父さんが焦ったかのように言う
「あなた!恋はいつでもハリケーンなのよ!」
「なんだそれ!?」
「どうする朱乃?今から練習(花嫁修行)してみる?」
「うん!」
わたし、絶対に会いに行くから待っててね
私の騎士様
――優斗side――
気がつくと僕らは家の中にいた
『今度こそ大丈夫じゃ、その家はお主のものじゃ、それじゃ良き人生を送るんじゃぞ』
僕は変身を解くためVバックルからデッキケースを抜き取る、すると鎧が消え人間に戻る
「ここは?」
「僕らの家だって神様が、ウッ!」
戦闘が終わり、気が抜けた瞬間に今まで押さえていた
恐怖心と先端恐怖症の症状が現れ、僕はトイレに走る
そして吐いた
手にはまだあの感触が残っており、頭には男の断末魔と共に前世の出来事がフラッシュバックする
「やめて!思い出さないで怖い、怖い怖い怖い助けて………誰か」
「落ち着くにゃ、落ち着くにゃ」
黒歌がゆっくりと背中を擦ってくれる
「大丈夫にゃ、私がいるにゃ」
彼女のお陰でいくらか収まる
「黒歌」
「なんにゃ?」
「………恐く、ないの?」
「?」
「僕は人を」
続きを言おうとしたときの、黒歌が抱きついてきた
「怖くないにゃ、大丈夫にゃ、私は優斗のそばにいるにゃ」
そう言いながら頭を撫でてくれる
僕は涙を流した、彼女から恐れられると思うと怖かった、でも彼女は受け入れてくれた
………僕はもうこの力は使わない
…………僕はもう誰も殺したくない
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原作道理(原作知識ない)
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途中でオリジナル章
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彼方のナイトルート
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Fate キャラ召喚
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