フローズン・スノーデン外伝 [秘闘録]   作:塩唐少尉

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今回のエピソードは、昨年10月に友人と一緒にガンダムベース東京で撮影を行った後にシナリオの製作を開始し、そこからいくつものブラッシュアップを重ねてついに公開に至ることが出来ました!


第4話「黒き乱入者~The encounter~」

リゼットとリュータが狛炎流に入門して以来、エンは二人と特訓することが多くなった。今日は土曜日だが、リュータはバイトで忙しくGBNに来れないのでエンはリゼットと共にとあるハードコアディメンションに赴いていた。

 

「なかなかやるなリゼット!さすか俺が見込んだだけある!」

 

「それはどうも!」

 

 その時だった。突如二人の間に何者かが投げたランスが割って刺さった。しかし、乱入上等のハードコアディメンションではこのようなことは珍しくない。むしろ、日常茶飯事といったところだろうか。

 二人は、地面に突き刺さったランスを引き抜いたガンプラを警戒した。

 

「あれは…黒いガンダムM91!?」

 

「何故私達を狙って?…まさか!」

 

「どうやら、俺達が戦っているスキを突いて漁夫の利を狙おうとしているようだ。聞いた話だが、そうやってポイントを稼ごうとするダイバーもいるらしい。」

 

 その時、乱入した謎の女性ダイバーから通信が入った。

 

「違うわ。貴方達が戦っている様子を見て私も戦いたくなっただけよ。確か勝負をする時は手袋を相手に投げるのよね?」

 

 エンは確かにそうではあるが、それは決闘の合図だと思った。とはいえ、ランスを手袋の代わりに使うとはなかなか大胆な発想である。

 

「なるほど、そう来たか…面白い!その勝負、俺達が買おう!」

 

「私も勝負を売られたからには戦わないと…!」

 

 二人は身構え、戦闘態勢に入った。

 

「いいわ。この私、セリアと私の相棒…ガンダム"S91"が相手よ!」

 

 黒いガンダムM91の使い手…セリアが駆るガンダムS91はいきなり二人に突進した。

 

「させるか!」

 

 エンはS91の一撃をシールドで受け止めると、そのまま一歩後退した。

 

「次は私の番よ!」

 

 今度はリゼットのノーベルガンダムがビームライフルを手元から一旦離し、S91目掛けてキックを放った。か、S91はそれをランスでいともたやすく防いだ。

 

「その程度…!」

 

 S91はノーベルを押し出した後、左腕のストレートを放った。リゼットはあまりにも直線的で動きが読めたのかあっさりとかわしたが、セリアはそれさえも読んでいたのかS91の左腕を曲げ、もう一撃を加えようとした。

 ブースターガントレットの加速が付いたパンチが目の前に迫る!

 

「うわっ!」

 

 しかし、リゼットのノーベルは思いっきり飛び上がり、華麗にムーンサルトを決めながら着地した。これはノーベルガンダムがMFである故に機動力に優れていたからである。もしもリゼットのガンプラがドムやグスタフ・カールのような鈍重な機体であったら一撃で吹っ飛ばされていたことであろう。

 

「そこだっ!」

 

 エンはリゼットと交代する形で上からの奇襲を仕掛けた。セリアはそれを防ごうとしたが、突然の攻撃だったからかS91は右側から地に叩きつけられた。

 エンが一歩引くとS91は立ち上がったが、何やら右腕の様子がおかしかった。

 

「ん?もしかして…!」

 

 リゼットが何か予想したのか、S91の右肩を目掛けてヒールキックを放った。すると、まるで予想が的中したかのように右腕がピクリとも動かなくなった。ランスを保持出来る力は残っていたが、それ以外は機能停止したようだ。どうやら、攻撃と防御を右腕に集中していたことでそこに負担がかかり、更に先程の奇襲で右側から叩きつけられたショックによるものらしい。

 

「右腕が…!?くっ、今日のところはこのくらいにしておくわ。また会いましょ。」

 

「あっ、待って!」

 

 セリアの捨て台詞と共に、ガンダムS91は撤退した。

 

「何だったの?あのガンプラは…。」

 

「さあな。でも、また奴とはたたかうことになるかもしれないな…。」

 

 エンとリゼットは、撤退するS91を追撃せず、ただ見つめるしかなかった…。

 

To be continud…

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