歌女と黄金の王(仮)   作:破滅竜ファントムブラスター

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久々の投稿

やめて石投げないで!
仕方ないんや!イベントとかやっていたら読む登録していた作品に触発されて遊戯王に復帰して小説書く時間を吸われたんや
ギ「それで許すわけなかろう!王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
作「アアアア!!」ザシュザシュ


第7話

 あのライブから2年、あの時の被害者は2万を超え今世紀最大の災害といわれているが、その最たる原因は人による二次災害として世間に知れ渡っていた。

 あの時、一つの出入口に殺到しすぎてうまく出られず、中で暴行や倒れた人間をそのまま踏みつけたなどで亡くなった等がテレビで放送された。

 人の「生きたい、自分だけでも」と言う感情は多くの人間が持つ欲望であり、悪徳であり美徳と思う。

 結果、最初の一年はその他の有象無象が生き残りをバッシングし、社会的地位を奪い死に追いやられた者などもいた。

 政府はこの事に何も対象せず自然風化するまでこの事は続いた。

 我はこの事には一切介入せずホテルの経営尽力し、今では著名人や海外の有名タレントなどが利用する一大ホテルとして名をあげ、オーナである(ギルガメッシュ)は株の取引で財を稼ぎ【先見の大株主】等と呼ばれてる。

 そして、未だに変わってないのがノイズの被害である。ライブのような大事は起こっていないが発生件数に変化は無く、先日もどこぞで自衛隊がノイズの被害を抑えたとニュースが流れたが、大方あの時の生き残り(風鳴 翼)が倒したのであろう。

 ノイズの駆除などあやつらに任せておけばいいからな。

 我の前で邪魔さえしなければどうでもいい存在だ。

 そして今宵も…

 

「些か、あの音(警報)が五月蝿いが月見酒には充分の日よな」

 

 現在、ヴィマーナに乗り、ヴィマーナに搭載されたステルス機能を使いヴィマーナを含めた全身を消し空中で酒を楽しんでいた。

 そんな事をしていると町のある一角から光の柱が立ち上る。

 

「…ほぉ、なにやら面白そうな事が起こっているようだな。」

 

 ゆっくり空中を航行していたヴィマーナを光が上がった場所にむけて旋回し、進んだ。

 

 

 

 


 

 

 

 

「CD、特典、CD、特典、CD、特典、CD、特典」

 わたし立花 響15歳。私立リディアン音楽院に通う女子高生です。

 今日はトップアイドルであり、学校の先輩である風鳴 翼さんの新しいCDの発売日でそれを買いに放課後、町に来てます。

 

 え?今時CDは古くないかっだって?わかってないな~。特典の充実度違うだよ~。……わたし誰に言ってんだろう?

 そんな事考えながら目当てのショップに向かうための街角を曲がると空気が淀み、黒い塵(・・・)が目につく。隣のコンビニを見れば、窓の向こうには棚に置かれた製品とその近くに炭素の塊。路地裏には人の手の形が残った炭素の塊。これは…

「…ノイズ!」

 

「きゃあぁぁぁあ!」

 

「!!」

 

 聴こえた悲鳴に向かってわたしは走り出した。

 

 

 

 

 

 悲鳴の先にいたのは5歳ぐらいの女の子で、今はその子を背負いノイズから逃げる。

 

「はッはッはッ……シェルターから、離れちゃった……!はッはッはッ……」

 

 力の限り駆ける響であったが、躓いて転んでしまう。荒い息をそのまま整えていたが、迫るノイズに目を見開き、奏の言葉を再び思い出した。

 

『生きるのを、諦めるなッ!』

 

 ばッと立ち上がり、女の子を再び背負って響は再び駆けだした。工場らしき場所に逃げ込み、はしごを登り、そしてどこかの建物の屋上の上に倒れこんだ。

 

「死んじゃうの……?」

 

 響は上体を起こすと、女の子の方に顔を向けて首を振った。

 

「大丈夫、死なせないから……」

 

―だが、現実は無情だった。響がはっとして振り向くと、彼女たちはノイズに取り囲まれていた。

 

「ひっ……!」

 

起き上がり、すがりつく少女を抱きしめて守ろうとする響。

 

(私に出来ることは、出来ることはまだあるはず……!)

 

「生きるのを諦めないで……!」

 

 

 

「Balwisyall Nescell Gungnir tron……」

 

 響の体から眩いオレンジ色の光があふれ出し、光の柱が立ち昇る。

 

 響の身体は先程まで着ていたリディアンの服ではなくオレンジ色のピッチリスーツになっており、体を内側から変えられる衝撃に耐えるために四つん這いになり、その背中から金属やコードが飛び出し、それがまた身体に戻る。それらは明らかに身体に収まる大きさではないがそれを何度か繰り返すと響の身体はピッチリスーツに所々鎧のような金属をつけた姿になる。

 

 

 それは2年前自分を助けた人たちと同じ姿になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「な、なにこれ~~!!あたしどうなっちゃったの!!」

 

 響は自身におきた現象に戸惑い、叫んぶ。

 

「おねぇちゃん、カッコいい!」

 

 自分と一緒に逃げていた女の子の言葉にわれにかえる。

 

「(とりあえず、今しなきゃいけないことはこの子を守るって事だよね)」

 

「絶対に離さない…この繋いだ手は」

「こんなにほら暖かいだ ヒトの持つ温もりは」

「難しい言葉なんて いらないよ」

「今わかる 共鳴する Brave minds 」

 

 迫られたノイズから逃げるために少しだけ(・・・・)足に力を込めて跳躍すると鉄塔を飛び越え空中に身を投げ出してしまった。

 

「うわわわわわ!」

 

 

 

 

 

 

「何か変化があるかと思えばまたあれか……」

 

 光の柱が出現した工場地帯につくも、下にはノイズがいるだけで大きな変化は見当たらない。

 

「我の庭に蔓延るなど………む?」

 

 ヴィマーナから財宝を撃とうとするとノイズがある方向に向かって移動してるのに気づいた。

 そちらに目を向けるとノイズから逃げるように移動する二人の子供がいた。

 ひとりは5歳にも満たない位の子供がもうひとりに抱えられてる。そしてそのもうひとりが問題だ。

 歳は14~5位の少女で服が普通のではなく所々に鎧のような物をつけたスーツを身に纏っている。

 

「あのスーツを纏いながら逃げるとは…新兵か?それとも政府とは無関係の者か?」

 

 あちらは此方に気づくことなくひたすら前に走っている。

 

「まぁなんにせよ、少しは面白そうだ」

 

 砲門をひとつ開き下に向けて射出した。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 ノイズからずっと逃げ続けてる響たち。最初は自身の急激に上がった身体能力に振り回されていたが、今はノイズから逃げれる程度には慣れていた。それでも現状は刻一刻と厳しくなり、遂に囲まれてしまった。

 

「(どうしよう、囲まれちゃった…)」

 

 右を見ても左を見てもノイズ、更にその包囲網はジリジリ狭まって来ている。

 

もう少し足掻いてみせんか

 

「うえっ!?だ、だれ!」

 突如聴こえたこえに驚き、周りを見渡すが誰もおらず、腕の中の少女は首を傾げている。

 

気にしてる余裕があるのか?ほれ、右から来るぞ

 

 右から人型のノイズが一体此方に向かってくる。

 

「うわっ!!」

 驚いた拍子に腕を振り抜く。その拳はノイズに裏拳のように当たり、ノイズだけが(・・・・・・)炭素化していく。

 

「え?わたしが倒したの?」

 

そうだ。貴様だけならあれ触れても問題はない。…ほれ、左側が空いてるぞ。走ったらどうだ?

 

 先程まで人一人分の隙間もなかった場所にぽっかりと穴があき、黒い塵が積もってる

「……本当だ。さっきまであんなにいたのに―――」

 

ほれ、走れ、走れ。逃げられなくなるぞ

 

「は、はい!」

 それからはその謎の声に導かれるまま時おり来るノイズを倒しつつ走り抜ける。

 

 

 

 

 

「…って!行き止まりじゃないですかぁ!!」

 走り抜けた先にあったのは何かの工場施設で右にも左にも通り道がなく、完全なる袋小路だった。

ふはははは、いいぞいいツッコミだ!ふはははは!

「なんで笑ってるですか!ここまでわたしはあなた(?)を信じてきたのに!」

 

「お姉ちゃん大丈夫?さっきからひとりでしゃべてっるけど?」

 仕舞いには腕の中の少女から心配されてしまった。

年下の子供にまで心配されるとは!待て!笑いすぎて腹がよじれる!ククク!

 先程から聴こえる声はずっと笑っている。その間に先程まで距離を離したノイズが姿が見えるまでに近付いている。

はー、笑った笑った。それに心配することは無い。もうじき来るぞ

「来るって何が……?」

 すると奥のノイズが左右に別れるように宙を舞っていた。(・・・・・・・・)

 ノイズを掻き分けて一台のバイクに乗った女の人が出てきた。

 

 

「Imyuteus amenohabakiri tron~」

 

 歌のようなものを呟くとライダージャケットとヘルメットが消えわたしの身に纏っている物に似た姿へ変わる。その姿は二年前、あのライブ会場で奏さんと一緒に戦っていたもう一人の片翼、風鳴 翼だった。

 翼はバイクから飛び降り響の隣に立つ。(なお、バイクは運転する人がいなくなったため、勢いのまま建物にぶつかり爆発した。)

 

「呆けない、死ぬわよ。貴方はそこでその子を守ってなさい」

 

 それだけを言い残しノイズの集団の中に翼さんは突っ込んでいく。

 

相変わらず物の扱いが酷いな…

「(声の人は翼さんのあれことを知ってるのかな…?)」

そこからは一方的な戦闘だった。

 ノイズに接近すると足のアーマーから武器が飛び出し、刀と化したそれで切り裂いていき、途中から足を上にむけブレイクダンスの要領で回転し、足のアーマーが開き、刃とかしてノイズを切り裂いていく。

 ある程度のノイズを倒すと高く飛び上がりもっていた刀が大型化し蒼いエネルギーの斬撃で残っていたノイズを吹き飛ばした。

「スゴい……」

「あっ!」

 少女が声をあげ、後ろを指差ししていたので振り向くと、

「■■◆◆!」

 雄叫びと共に背後の建物を跨いで巨人型のノイズがこちらを見下ろすように出てきた。

「◆◆■!?」

 だが、それも一瞬のことでそのノイズよりも巨大な剣に貫かれ倒された。その剣の頂点には翼さんがこちらを冷たい目で見下ろしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

「ママァ!」

 あのあと自衛隊の人たちが来て、近くのシェルターにいた母親と子供が再会することが出来た。

「良かった…」

「温かいものどうぞ」

 女性職員が飲み物を持ってきた。

「あ、温かいものどうも…………ほぉっ

 飲み物をもらって飲んで息をつくと体が光だして弾けると最初に着ていたリディアンの制服に戻った。

 ただ、光が弾けた衝撃でよろけ後ろの人にぶつかり支えられた。チンリンリン

「あ、ありがとうございま…」

 受け止めた人を確認すると、受け止めた人は風鳴 翼であった。

ありがとうございます!じ、実は翼さんに助けられるのは二度目なんです!」

「…二度目?」

「えへへ…」

 そんな事があるとあの親子の方に一人の女性職員が近付いていく。

 

「それではこの同意書を確認してサインお願いします。此度の事は内密でお願いします。もし話した場合―――――」

 

 

「あ、ははは。そ、それじゃわたしはこの辺で……」

ザ,ザ

 すると翼さんを中心に左右に黒いスーツとサングラス掛けた男性がずらっと並ぶ。

 

「貴方をこのまま返すわけにはいきません」

 

「ええぇぇ!な、何でですか!?」

 

「特異災害対策機動部二課まで同行してもらいます」

 いつの間にか手にはかなり大きな手錠がつけられていた。

「すみませんね。貴方の身柄を拘束させていただきます」

 そのままあれよあれよのまま車に乗せられ……

「な、なんでぇぇぇええ!!!」

 車は何処かに走り出した。

 

 


 

 先程からあの少女の叫び声が聴こえるなか、小さな宝石が地面に飲み込まれるように消え、隣に男が降り立った。だが、周囲の人間は誰も気づかずまるでその男などいないかのように振る舞っている(・・・・・・・・・・・・・・・)

「暇潰しがここまでのことになるとは都合がよい。このままあやつらの正体を探るとしよう。」

 車の一団がある程度離れると砲門から一台のバイクを取り出し被っていたハットを深く被り直し、後を追うように走り出す。

 

 


 

 車が工場地帯から離れ徐々に見覚えがある場所に近づく。

「な、なんで学院に……」

 だが、車では何も返答がなく気まずい空気が流れる。

 そのまま通うリディアン音楽院に入っていき、流石に不安になって一緒に来ていた翼さんと男性に声をかけた。(その他の男性は中に入らず門の前に並んで門番の様にしている。)

「…あの、ここ先生達がいる中央学院棟ですよね……」

 だが、その質問にも誰も答えることなくエレベーターに乗せられた。

「あのぉ……」

「さ、危ないから捕まって」

「えっ?危ないって…」

エレベーターの四隅に出現した手すりを掴まされると…

 

 

 

 

 

エレベーターは一気に急降下した。

うわぁぁぁあああ!!!

 次第にスピードに慣れていき、周囲は独特な色合いと謎の模様の壁がエレベーターの窓から見える。

「あ、あ、あはははは…」

「愛想は無用よ……。これから向かうところに微笑みは必要ないわ」

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

熱烈☆           

歓迎立花 響さま☆   

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ようこそ二課へ!!

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パァン
パァン

パァン

 

「ようこそ!人類守護の砦。特異災害対策機動部二課へ!」

 

「へっ……」

「……はぁ

「……あ、はは」

 

 


 

「ふはははは!今どんな気持ちだ?!『これから向かうところに微笑みは必要ないわ』などキメ顔したのにこの結果は!ふはははは!」

 あのあと、後ろをついていきこやつらが政府の関係者だとわかったがあまりの展開笑いが止まらず、聞こえていないとわかっていながら相手(風鳴 翼)を目の前に大笑いしている。そんななか向こうでは手錠を外し、自己紹介が始まっていた。

 

「俺の名前は風鳴 弦十郎。ここの責任者をしている」

赤毛の大男がニコニコ顔で言い、

「そして私は出来る女と評判の櫻井 了子。よろしくね(^_-)」

茶髪の団子ヘアーの白衣の女はそう言った。

「実は君に協力を要請したいのだ」

「協力…?そうだ!あの力のこと教えてください!」

 弦十郎と名乗った男の言葉にそうかえすと、了子と名乗った女が前に出ていき、

「貴女の質問に答えるために二つほど守ってほしいことがあるの」

「ひとつは今日のことは内緒、もうひとつは……」

 そして了子は響の腰を抱き寄せ

「とりあえず服を脱いでもらいましょうか?」

 

「………だから、なぁんでぇぇ!!

 

 

「これはまたもうひと波乱ありそうだな……」

 静かにその光景を見ていたのであった。

次回から作品にでる宝具の説明をあとがきにいれるか

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