ロータリーワルツ   作:カノンノ

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プロローグ・・・なのですがSAOキャラまだ出ません・・・
オリ主と愛車となるFD3SRX-7との出会いの話になります。

(余計だけどご注意)この小説はジャイロゼッターやドライブヘッドと同じく18歳未満のキャラクターが車を運転する描写がありますがこの小説はフィクションです。
実際に車を運転する際は18歳以上になって免許を取ってから交通ルールを守って運転したりサーキットで走りましょう!


プロローグ

 

闇夜に包まれ、都会の光が照らしつくす夜の高速道路・・・

 

 

その高速道路はサーキットのようにカーブが多く、ストレートも長かったりする独特の造形を誇る「首都高」・・・と同じ世界・・・。

 

 

そんな世界を走り抜けていくのはただの一般車両・・・そして・・・

 

 

・・・

 

 

駆け抜けていく2台のカスタムされたスポーツカーだった・・・

 

 

2台はS字カーブを抜け「C1 銀座」「羽田線 羽田・台場線 台場」と書かれた標識のカーブに向けて走り出していた・・・駆け抜けていく2台は赤いGTO ツインターボ Z16A中期型。そして・・・黄色のFD3SRX-7だった!

 

 

FDの車内のフロントウィンドウにはこのFDのドライバーの名前である「cross」、対戦相手の情報、レース時間、ルートの分岐を示す案内が表示されていた。

 

 

前方を走るGTOがC1方面を選んだことにより左のルートに走ることに

 

 

クロス「C1内回りか・・・なら!」

 

 

少女のような見た目をした中性的なFDのドライバーの少年 クロスはFDをドリフトさせ見事にコーナーをクリア!GTOに追いついていく・・・!

 

 

GTOのドライバー「クロスのやつ・・・すごいな。でも俺のGTOはこんなもんじゃないぜ!」

 

 

GTOはFDを追うように加速していく!

 

 

だが・・・次に待ち構えたS字・・・GTOはオーバースピードでアンダーに膨らんでしまう!

 

 

GTOのドライバー「やべえな・・・スピード出しすぎてアンダー出した・・・!」

 

クロス「よし・・・今だ!」

 

 

その瞬間を見逃さなかったクロスはオーバーテイク!GTOを追い抜く!続くトンネルのきついS字もドリフトで難なく通過!GTOを引き離す・・・!

 

 

この瞬間・・・クロスの勝利が決まった・・・

 

 

GTOのドライバー「まいったぜ・・・俺の予想を超えた走りをしやがる・・・こっちは500馬力あるのに・・・あいつのドラテクが俺を超えてたのか?けどすごいな・・・」

 

 

バトルを終えたクロスはとあるパーキングエリアへやってきた。

 

 

クロス「ここを走ってから1年ぐらいになるかな・・・。」

 

 

FDから降りたクロス・・・彼の衣装はへそ出し・わき出しのノースリーブにホットパンツ、そして白いニーソックスという女の子とも間違われてもおかしくないようなスタイルだった。

 

 

クロス「けど・・・バトルしてレベルも上げてからFDを購入したんだ。FDを走り始めてから半年ぐらいは立つかな」

 

 

クロスはコンソールを表示させログアウトに触れる。

 

 

クロス「明日も早いから今日はここまでにしようっと」

 

 

ログアウトを行った瞬間、クロスとFDはこの世界から姿を消した・・・

 

 

 

 

場所は変わり・・・、とある部屋に窓から朝の陽ざしが差しスマートフォンから朝を告げるアラームが鳴り響く・・・

 

 

???「・・・っ」

 

 

ベッドで寝ていた少年はスマホのアラームを止め時計の画面を見る。

 

 

???「6時45分・・・もうこんな時間かな?」

 

 

少年が見渡す先にパソコン、小さな液晶テレビ、2年も前のものとみられるレコーダー、少し古めの家庭用ゲーム機、そして「アミュスフィア」というヘルメットのような機械とパソコン用ゲームのパッケージで「メトロストリートグラウンド」というタイトルのレースゲームだった。

 

 

???「あのGTO・・・パワーはすごかったな。湾岸線に入られたら勝ち目なかったかも」

 

 

そうつぶやいた後、ドアからノックの音が・・・

 

 

女性の声「紗千香くん、朝ごはんできてるよ?」

 

???「真白さん!わかった、すぐ行く!」

 

 

真白という女性の呼びかけに紗千香は部屋を後にする・・・

 

 

彼は黒雪紗千香という少年で、顔立ちと声が中性的なごく普通の少年であり、「クロス」と呼ばれるFD3S使いの少年だった。

 

 

そもそも、クロスという名前は首都高をモチーフにしたVRMMOレースRPG「メトロストリートグラウンド」、通称MSGにおける紗千香のプレイヤーネームである。

 

 

MSGとは、2~3年前にVRマシン対応オンラインゲーム第1弾として発売・稼働したが多数の死者を出した事件・別名「SAO事件」を引き起こしたゲーム「ソードアート・オンライン」、その事件をきっかけとして安全なVRマシンの発売後にVRMMORPGが普及し始めていた。そんな中、とあるレースゲーム専門のゲーム会社が近年、サーキットやスポーツカーの盛り上がり、首都高のサーキット化やVRMMOの盛り上がりに乗り遅れないようにと作られたサーキット化前の首都高をモチーフにした東京高速を走るVRMMOレースゲームである。

 

 

そんなゲームをプレイしている紗千香はリアルではクルマとは無縁のごく普通の中学生だった。

 

・・・

 

 

朝食を済ませた紗千香は通学する準備を済ませる。そこへ彼のもとに通勤の準備も済ませていた女性が現れた。彼女は唯坂真白で身寄りのない紗千香の保護者代わりでもあった。

 

 

真白「紗千香くん、準備できた?」

 

紗千香「忘れ物もないしいつでも行けるよ」

 

 

紗千香は幼いころに交通事故で両親を失い、保護施設に入っていたものの心優しい老夫婦に引き取られた。しかし小学校後半の時にその老夫婦が亡くなってしまいそれを心配していた真白に引き取られ、彼女の家でお世話になっていた。

 

 

また、真白は紗千香のクラスの担任でもある。

 

 

紗千香「俺、一足先に学校行くね」

 

真白「いってらっしゃい。後からあたしも追いつくからね」

 

 

そんな紗千香は今は中学2年。この日も、近くの中学校へと赴く。

 

 

・・・

 

 

真白「今日はここまで!礼!」

 

生徒全員「ありがとうございました!」

 

 

ホームルームが終わり、クラスの生徒は家路についたり部活の準備に入る。

 

 

真白「紗千香くん、あたしはこの後職員会議があるから先に帰っててね」

 

紗千香「ああ、ゲーセン行ってから帰るよ」

 

 

紗千香はアニメとゲームが趣味であるためにこの日もゲーセンに行くことにしていた・・・

 

 

・・・ゲーセンに到着した紗千香。最初に目を向けたのは実在車種を起用したアザーカーがいる中のカーチェイスを題材としたレースゲームだった。

 

 

紗千香「今日はこっちでもやっていこうかな」

 

 

筐体にコインを入れ、スマホをカード読み取りの場所にかざす。実は近年のゲームの筐体はスマホもゲームのICカード代わりにできるのだった。

 

 

ゲームの中のガレージに現れたのはオリジンラボ製エアロのようなエアロとランエボ8の純正リアウィングのようなウィングをまとった黄色のFD3SRX-7、FIA-GT3風のエアロをまとったシルバーのSLS AMGだった。

 

 

紗千香はFDを選択し、コースは吹雪の中の市街地と高速道路のコースを選択。全国対戦であるためこのレースにはほかの店舗のプレイヤーもレースに参加する。

 

 

紗千香「よその店舗のライバルはマスタング、アベンタドール、R35GT-R、M3かあ・・・どれもすごいな。」

 

 

このゲームは有名なスポーツカーやスーパーカーが収録しているのが売りでこれらのクルマが激しいカーチェイスを繰り広げるのが特徴だ。

 

 

アザーカーも走る市街地コースでレースを行うのでレースはローリングスタートとなる。カウントダウンの後レースがスタート!

 

 

・・・レースが終了。

 

 

紗千香「なんとか後半でチャレンジャーについていけたのはいいんだけど・・・トラックとクラッシュしたり、マスタングのクラッシュに巻き込まれたのは厳しかったなあ・・・」

 

 

惜しくも優勝できず、かろうじて3位以内でゴール。このゲームにはクラッシュがつきもので激しいクラッシュやダメージの蓄積が多いとクラッシュしてしまいタイムロスを強いられてしまうのだ。

 

 

紗千香「でもまあ・・・これはこれで刺激的だけどね。MSGほどじゃないけど・・・」

 

 

市街地での派手なチェイスやクラッシュがこのゲームの売りでもあった。紗千香はこのゲームならではの要素を楽しんでいた。

 

 

紗千香「・・・こんな時間か」

 

 

スマホの時計を見ると午後6時を指していた・・・

 

 

紗千香「真白さんも心配するから帰ろう」

 

 

紗千香はゲーセンを後にする・・・。

 

 

・・・ゲームを終えた後の帰り道。

 

 

紗千香「?」

 

 

紗千香はたまたま通りすがった小さな廃車場を目撃した。そして・・・とあるものに目を奪われた・・・

 

 

紗千香「・・・」

 

 

廃車の山で頂きにいた黄色のスポーツカーだった・・・!

 

 

紗千香「FD・・・?」

 

 

そのクルマこそマツダのロータリースポーツ FD3S RX-7で初期型のタイプRだった。

 

 

突然のFDとの出会いにただただFDを見つめるしかない紗千香・・・

 

 

真白「何見てたの、紗千香くん?」

 

紗千香「みさきさん・・・」

 

 

そこへ帰宅途中であったみさきと遭遇し紗千香は我に返った。

 

 

真白「ひょっとして・・・このFD見てたの?」

 

紗千香「そうだけどさ。なんか・・・このFDに惹かれちゃって・・・」

 

真白「FDかあ・・・ロータリーエンジンも見た目もいい感じだよね」

 

 

真白もまた、FDに目を向ける・・・

 

 

真白「紗千香くんはFDが好きとか言ってたね。」

 

紗千香「そうだけど?」

 

 

紗千香がFD3SRX-7が好きであることを知っていた真白・・・

 

 

真白「紗千香くん・・・去年自動車学校にも通って免許取ったよね?」

 

紗千香「確かに免許取ったけど?」

 

 

現在はクルマとスポーツカー、モータースポーツ活性化のために12歳以上からでも自動車免許の取得が可能になっていたため紗千香は13歳の時に免許を取得していた。

 

 

真白「だったらさ、あたしが買ってあげようか?そのFD」

 

紗千香「えっ?」

 

 

ここで真白が紗千香のために廃車場のFDを買い取ると申し出たのだった!

 

 

紗千香「だけどさ・・・クルマはアミュスフィアよりも高いんだよ?いいの・・・?俺のために・・・?」

 

真白「大丈夫、貯金はまだ余裕あるから」

 

 

そういうと真白は紗千香とともに廃車場の事務所へ・・・

 

 

真白「すみません。そのFD、あたしに売らせてくれませんか?」

 

廃車場のスタッフ「ええ?あのRX-7ですか?車体のみなんですが・・・車体は新車に近い状態のいいフレームですよ!」

 

真白「車体ですか・・・よろしければ別のFDのパーツは取り寄せできますか?」

 

廃車場のスタッフ「それでしたら・・・車体がだめでそれ以外は良質なRX-7がありますが・・・よろしければそちらからパーツを抜き取りますか?」

 

真白「ぜひお願いします。」

 

廃車場のスタッフ「かしこまりました。ええと・・・車体、エンジン・・・その他パーツ込みで45万円になりますが・・・サービスして半額の20万円にしますね。」

 

真白「ありがとうございます!」

 

廃車場のスタッフ「そちらが車検証になりますが・・・オーナーはどちらになりますか?」

 

紗千香「あっ、俺がこのFDのオーナーになります」

 

 

FDの購入を済ませ、このFDは正式に紗千香が所有することになった。

 

 

真白「このFD・・・車体だけだからだからあたしがリビルドしておくね。」

 

紗千香「でも・・・真白さん。今は走り屋じゃないんだろ?それに事故で肩を壊してるじゃないか?」

 

 

実は真白は高校の時、故郷 北海道での高校生限定のドリフト大会でクラッシュ事故により命に別状はなかったものの事故の後遺症でハンドルを強くきることができなくなってしまい走り屋あるいはレーサーの道を絶たれてしまったため今は東京に出て教師を務めている。

 

 

真白「大丈夫。あたしができるところまでやってから、あとはあたしの知り合いのショップにリビルドしてもらうから」

 

 

しかし、自動車の整備ぐらいはある程度なら問題はないようで真白は紗千香のためにFDのリビルドを行うことに!

 

 

紗千香「真白さん・・・ありがとう!」

 

真白「遅くても完成まで2週間かかるし、手渡せるのがたぶん始業式よりちょっと後ぐらいになると思うからそれまでちょっと待っててね」

 

紗千香「わかった!楽しみにするよ!」

 

 

紗千香とFDとの出会い・・・それこそがVRMMOと首都高の物語の始まりが幕を開く・・・!

 

 

 

 

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