ロータリーワルツ   作:カノンノ

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第7話 最初の試練

 

紗千香とアツシのバトルがあった翌日・・・紗千香は学校の帰りにダイシー・カフェに立ち寄る。

 

 

紗千香「こんにちはー」

 

琴音「紗千香くん!」

 

エギル「ちょうどよかった!和人と明日奈と琴音からお前に話があるってさ。鶫と光も来てるぜ。」

 

紗千香「えっ?琴音が俺に・・・?」

 

 

和人、明日奈、琴音がいるテーブルに紗千香は席に座る。

 

 

琴音「ねえ、紗千香くん・・・ちょっと話があるんだ」

 

紗千香「俺に・・・話って・・・?」

 

 

突然に話に戸惑う紗千香・・・

 

 

和人「アツシさんのショップの店員さんであるカズヤさんとバトルする気・・・なのか?」

 

紗千香「・・・もちろんそのつもりだよ」

 

明日奈「じゃあ・・・ノーマルのFDで久遠さんとやりあうのも・・・?」

 

紗千香「・・・その通りだよ」

 

 

ノーマルのFDで久遠と戦うということに琴音は・・・!?

 

 

和人「本気でそのつもりか!?」

 

明日奈「久遠さんはC1でも有力な走り屋の1人なのよ?それに彼が乗る180SXは紗千香くんのFDと同じ・・・いや、それ以上の性能にチューンされるかもしれないわよ!?」

 

 

心配の声を上げる和人たち・・・!

 

 

紗千香「アツシさんに声をかけられてチューニングしてもらおうって考えてた。でも、真白さんからチューニングしてもらうにはそれに応じたドラテクが必要だって・・・だからそいつと戦うんだ。」

 

和人「だからってそんなことする必要はない!」

 

明日奈「お願い!考え直して!!」

 

 

必死に止める和人と明日奈・・・だが紗千香の決意は変わらない・・・!

 

 

琴音「・・・」

 

 

場は沈黙につつまれる・・・!

 

 

琴音「あたし・・・紗千香くんのこと、信じるよ」

 

明日奈「琴音ちゃんも本気なの!?紗千香くんがノーマルのFDで久遠さんと戦わせるなんて・・・」

 

琴音「あたしにもそんなことわかってる。でも紗千香くんの決意が揺るがないならあたしは紗千香くんの力になってあげたい。そう思うの」

 

 

琴音は紗千香を止めず、力になる事を決意!

 

 

光「明日奈さん、琴音ちゃんも本気で紗千香くんの力になってあげたいって言ってるよ。」

 

鶫「私たちも止めたかったんだけど止められなかったから光と一緒に紗千香くんのこと、応援してるから・・・」

 

明日奈「・・・わかった、でも無茶だけはしないでね」

 

和人「絶対に無理はするなよ。俺たちも心配してるからな・・・」

 

 

和人と明日奈は心配しつつも紗千香の決意を受け入れることに・・・

 

 

明日奈「ところで・・・紗千香くん、アツシさんとバトルしたって本当なの?」

 

紗千香「ああ、C1外回りを走ってたらアツシさんのCX-5に止められて・・・話をしたら実力を見せてくれってことでバトルになって・・・」

 

光「アツシさんも紗千香くんのドラテク、認めてたのよ」

 

鶫「でもFDとCX-5じゃあすぐに決着がついたみたいけどね・・・」

 

和人(独白)「それだけのドラテクを持ってるのか・・・紗千香は・・・」

 

 

アツシとのバトルを聞いて思ってた以上に紗千香のドラテクの高さを持っていることを感じた和人だった・・・

 

 

琴音「全盛期のアツシさんとバトルしたらどうなるのかな?」

 

明日奈「クルマの性能が一緒ならいい勝負を繰り広げるんじゃないかな?」

 

和人「そうだな」

 

エギル「それだけの腕があるならヤーマンに勝てるはずだ」

 

紗千香「・・・そうだね」

 

 

 

 

 

・・・そして翌日の夜の秋葉原PA・・・ヤーマンとの戦いが幕を開ける・・・

 

 

カズヤ「よく来てくれたな、紗千香。まずは俺たちのチームのメンバー3人とバトルしてくれないか?俺たちのチームのメンバー3人とお前の4人でレースしてお前がこの3人に勝ったら俺とバトルだ。」

 

紗千香「わかりました!」

 

 

勝負を受けた紗千香はFDに乗り込みエンジンを始動させバトルの準備に入る!

 

 

詩乃「相手はチームのメンバー3人ね・・・」

 

絵里「たぶん・・・「お手並み拝見」や「小手調べ」のようなものでしょうか」

 

琴音「でも、紗千香くんなら勝てるよ・・・このバトル」

 

 

コースインした紗千香とカズヤのチームのメンバーである黒いFD2シビックタイプR、シルバーのRX-8、赤いGC8インプレッサ・・・!

 

 

ヤーマンチームメンバー「さーて・・・カズヤさんが気になってるというFDの少年、お手並み拝見といこうか!」

 

 

(イメージレースBGM Nip And Tuck Race(湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE 5DX 10人抜きBGM))

 

 

バトルがスタート!先手を切ったのはヤーマン所属のGC8!

 

 

紗千香(独白)「さすがカズヤさん・・・チームのメンバーもなかなかいい腕してるしクルマもいい感じだ・・・!」

 

 

スタートから早くも接戦!銀座S字で互角のバトルを繰り広げるFDとGC8!

 

 

・・・この様子をモニターで見ていた和人たち・・・

 

 

和人「カズヤさんのチームのメンバーを相手にここまでやるなんてすごいな」

 

明日奈「そうね・・・ノーマルのFDでライトチューンのインプレッサと互角に張り合うなんて、まるで第1層のボスに1人で戦いを挑んでるキリトくんみたいかも」

 

光「アツシさんが見込んでた通り、紗千香くんは和人と並ぶドラテクの才能があるよ!」

 

琴音「うん!紗千香くんなら絶対に勝てるって信じてるから!」

 

 

紗千香の活躍にくぎ付けになった・・・

 

 

トンネルを抜けて芝公園S字!FDとGC8の戦いはデッドヒートに!

 

 

紗千香(独白)「アウトからアクセル全開で仕掛ければインで・・・!」

 

 

アウトからオーバーテイクを狙う紗千香!次のコーナーでインをとられたGC8は思うようなコーナリングが出来ずアウト側を曲がり失速!

 

 

紗千香(独白)「あと・・・2台!」

 

 

リードするRX-8とシビックに追いついた紗千香!江戸橋JCTのコーナーへ!インに入った紗千香はドリフトを仕掛ける!アウトを走っていたRX-8はコーナーに気を取られオーバーテイクを許してしまい、シビックもFF車ゆえにグリップ走行だったためにFDよりもスピードが劣ってしまい追い詰められる!

 

 

ヤーマンチームメンバー「そこまでやるとは俺も思わなかったなあ・・・!だが、あきらめないぞ」

 

 

シビックのドライバーは最後まであきらめるつもりはない様だ・・・だが、芝公園S字に入った時点で勝敗は決してしまい、コーナースピードでFDに劣っていたために最後のS字でオーバーテイクされる!

 

 

ヤーマンチームメンバー「やられた・・・ぜ。今の俺の腕じゃあ、あいつにはかなわないな」

 

 

そのまま紗千香がトップで逃げ切り、勝利となった・・・

 

 

 

・・・ヤーマンのチームメンバーとバトルを終えた紗千香は秋葉原PAに戻る。

 

 

紗千香「とりあえずチームメンバーには勝ったな」

 

琴音「あとは・・・カズヤさんだけだね!」

 

 

紗千香の前にカズヤと彼が駆る白いランエボ5・・・ランサーエボリューション5GSRが立ちはだかる!

 

 

カズヤ「中盤から一気に引き離すとはやるなあ。よし・・・俺とバトルだ!」

 

 

いよいよカズヤとのバトルに突入!

 

 

カズヤ「俺とのバトルのルールだが、C1内回り1周でどうだ?神田橋出入口付近スタートでゴールは江戸橋JCTだ。」

 

紗千香「その勝負、受けて立ちます!」

 

カズヤ「そうこなくちゃな、じゃ始めるぞ!」

 

 

再びFDに乗り込んだ紗千香はカズヤが乗るランエボ5についていく・・・!

 

 

・・・神田橋出入口に差し掛かったFDとランエボ・・・!

 

 

カズヤ「よし、始めるぞ」

 

 

(イメージレースBGM Electro Bomb(首都高バトル01))

 

 

バトルが始まった!ほぼ同じペースでスタートダッシュを決めるFDとランエボ!

 

 

カズヤ「よし、お手並み拝見・・・といこうかな」

 

紗千香(独白)「ランエボが思ったよりもちょっとスタートはいいな・・・ついていってからコーナーで仕掛けなきゃ!」

 

 

ランエボのほうはある程度チューンされているためスタートダッシュでは有利で前に出た!

 

 

ランエボがリードの状況で代官町のカーブに突入、2台はドリフトを決めてコーナーを通過するがFDがランエボにぴったりついてコーナーへ!

 

 

カズヤ「ここまでついてくるとは・・・アツシさんが認めるのも当然だろう・・・だが、まだ始まったばかりだ!」

 

 

アドバンテージは5mと限界ギリギリのバトル!谷町JCTを抜け芝公園のS字、紗千香のFDがコーナーで仕掛けていくが状況は変わらない!

 

 

紗千香(独白)「カズヤさん・・・チームのリーダーだけあってクルマの運転もすごい・・・!でも・・・、仕掛けるのはここ!」

 

 

浜崎橋JCTへと突入!だが、FDがアウトに入りアウトから仕掛ける!

 

 

カズヤ「なっ・・・!?そっちから・・・だと!?」

 

 

サイドバイサイドに入り汐留S字へ!インに入ったFDはランエボをパスして前に出る!

 

 

カズヤ「・・・やられたぜ、だがまだ終わりじゃない!」

 

 

残るカーブは汐留JCTを過ぎたトンネルS字、銀座S字、京橋の橋脚のカーブ・・・!

 

 

カズヤは果敢に紗千香のFDを追う!だが、紗千香の走りに圧倒され追いつくことはできず、アドバンテージ90m前後でレースを終えてしまった・・・

 

 

カズヤ「・・・アツシさんが見込んだ通りだな」

 

 

・・・レースを終えた紗千香とカズヤは秋葉原PAへと戻る・・・

 

 

カズヤ「参ったぜ・・・お前の走りはすごいよ、降参だ」

 

紗千香「あ、ありがとうございます」

 

琴音「紗千香くん、ヤーマンに勝つなんてすごいよ!」

 

和人「ああ、これならどんな相手が来ても負けっこないな!」

 

絵里「すごいですよ!これなら「高い壁」の久遠さんにも勝てそうですよ!」

 

詩乃「そうね・・・」

 

 

紗千香の勝利を賞賛する和人たち!

 

 

鶫「ねえ、紗千香くん。機会があれば私とバトルしてみない?」

 

光「あたしも紗千香くんとバトルしてみたいな!」

 

琴音「あっ!あたしも紗千香くんとバトルしたい!」

 

光「だったら4人でバトルしてみない?」

 

鶫「いいわね、それ」

 

紗千香「・・・まいっちゃったな///」

 

 

琴音、鶫、光からバトルの誘いを受けた紗千香は戸惑っていた・・・

 

最初の試練を超えた紗千香。だが・・・白きピュアスポーツ、赤き4WDスポーツの猛威が紗千香に忍び寄る・・・!

 

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