(余計だけどご注意)この小説はジャイロゼッターやドライブヘッドと同じく18歳未満のキャラクターが車を運転する描写がありますがこの小説はフィクションです。
実際に車を運転する際は18歳以上になって免許を取ってから交通ルールを守って運転したりサーキットで走りましょう!
第1話 伝説の序曲
FDを廃車場で見つけてから2週間後の4月の始業式・・・
紗千香(独白)「いよいよ2年生・・・進級かあ。」
中学2年に進級したことで今後の学校生活に思いをはせる紗千香だった・・・
・・・
紗千香(独白)「いつになったら会えるのかな・・・FD」
始業式が終わり、廃車場で出会ったFDのことを考えつつ教室へと向かう紗千香・・・教室の前には新たなクラスの割り当てのポスターがあった。
紗千香「えっと・・・俺は・・・あった!」
自分の名前を見つけた紗千香・・・
紗千香「担任は・・・やっぱ今回も真白さんかあ・・・」
しかし、担任はなんと今年も真白であった。
真白「あっ!紗千香くん!今年も紗千香くんの担任になっちゃったね」
紗千香「真白さん」
そんな紗千香の頭を撫でたのは紗千香の担任にして事実上の保護者である真白だった。
真白「今年もまたよろしくね」
紗千香「また、真白さんが担任になるとは思ってなかったけど・・・よろしく」
思いがけない同じ担任にうれしさを感じた紗千香だった・・・
その状況のまま始業式は終わりを迎え放課後へ・・・
真白「礼!」
生徒全員「ありがとうございました」
挨拶を終えてすぐさま帰宅の準備を始める生徒たち・・・
真白「紗千香くん、今日はまっすぐ帰ってね?あたしが帰ってきたら紗千香くんに見せたいものがあるから」
紗千香「わかった。先に帰るね」
真白に促され、紗千香もすぐに家路につく・・・
・・・真白より一足早く帰宅した紗千香。
紗千香「真白さんが来るまでMSGできそうにないから・・・とりあえず、録画したテレビでも見とこうっと」
部屋に戻った後、テレビとレコーダーを起動し本棚からチューニングカー雑誌を取る。次にリモコンを手にして録画した番組を選ぶ・・・。選んだ録画した番組は・・・新番組の深夜アニメで、女性キャラをメインとしたリアルロボットの戦闘を描いたライトノベル原作のアニメだ。
紗千香「女の子のパイロットが主人公のロボットアニメもいいね。キャラクターデザインかわいいし、メカニックデザインもいいし、ヒロインも個性豊かだから。」
チューニングカー雑誌に目を通しながら録画したアニメを見る紗千香・・・
紗千香「へえ・・・このショップのFD。いいタイム出してるね。」
なんだかんだで1話見たところで深夜アニメはEDを迎えた・・・
紗千香「なかなかおもしろかったな。これはこれでありだから次回が楽しみだよ。」
先ほど見ていた深夜アニメに期待した紗千香だった。
紗千香「そういや・・・先週、GTレース開幕戦やってたな。昨日GTカーレースの番組やってたし録画してたからそっちも見るか」
リモコンを手にし次の録画番組を選ぶ・・・
その時だった。
真白「紗千香くん、ただいま!」
インターホンがなった後、真白が帰宅してきた。
紗千香「真白さん!」
真白が帰って来るや否や紗千香は真白のもとへ駆け寄る。
真白「紗千香くんに見せたいものがあるんだ。ガレージに来てくれるかな?」
紗千香「えっ?ガレージ?」
真白は帰宅早々紗千香をガレージに連れていく・・・
[newpage]
真白に連れられガレージへとたどりついた紗千香。
真白「ガレージ開けるね」
電動式のシャッターによりガレージのシャッターが開く。ガレージの中から現れたのは・・・布に覆われた1台のクルマだった・・・
紗千香「・・・」
真白「これが紗千香くんのFDだよ」
真白がクルマのカバーをとる。姿を現したのは・・・廃車場から手に入れたあの黄色いFDでVERTEX製フロントバンパーとMAZDASPEED製A-spec仕様リアウィング、そして黒のRSワタナベ製ホイール EIGHT SPOKEをまとった状態で完全に仕上がっていた!さらには後期型のサスペンション・ブレーキも装備されボンネットを開ければFD後期型の13B-REWが搭載された板
紗千香「すごい・・・後期型のパーツを使って完全にゼロから作り上げられてる。それに俺の好きなVERTEXエアロにMAZDASPEEDのウィング、ワタナベのホイールまで・・・」
真白「エアロとホイールも紗千香くんの好みに合わせて決めたんだよ。」
ドアを開け内装を見る紗千香。シートやステアリング、メーター類もきっちり完備されシート・ステアリングもスポーツ走行に合わせた社外品のものに変えられ、メーターも後期の純正タコメーターを装備。果てはカーナビまで搭載されていた。
紗千香「メーターもシートもいい感じだけど・・・このカーナビは?」
真白「紗千香くんはアニメ好きだからついでに地デジも見れてマルチファンクションシステムもついてるカーナビも取り付けちゃった。」
紗千香「そっか。カーナビありがとう・・・」
紗千香がクルマのみならずアニメ・ゲームも趣味であることを理解していた真白は彼のためにカーナビもプレゼントした。それも地デジ・マルチファンクションシステム搭載のカーナビだった。
みさき「それに・・・紗千香くんはまだ中学生の男の子だからエアコンも取り付けちゃった」
どのクルマにも当たり前のようについているエアコンも取り付けられていたが紗千香はまだ成長期の中学生であることや夏場のことを不安に思ったため真白はあえてエアコンを装備させた。
紗千香「いい感じに仕上がってるよ。ありがとう」
リビルドされたFDの完成度の高さに感動した紗千香だった。
真白「これが、紗千香くんのFDのエンジンキーだよ」
真白は紗千香にFDのエンジンキーを差し出す。
真白「早速エンジンかけてみて?」
紗千香は真白に言われるがままにエンジンを始動させる。ガレージにロータリーサウンドが響き渡っていく。
真白「エンジンはいい感じだね。アクセル踏み込んでみて」
紗千香「わかった」
ブレーキを踏んだままアクセルを踏み込む。メーターの動きもかなり良好だ。
真白「メーターもいい感じに動いてるね。OK!これでいつでも走りに行けるね」
紗千香「ああ、すぐにでも走りに行きたいよ!」
真白「ねえ、紗千香くん・・・首都高走ってみない?」
紗千香「えっ?」
真白は完成したFDで早速首都高で走ってみないかと紗千香に声をかける!
紗千香「このFDで・・・本物の首都高を?」
真白「そう。せっかくマイカーも手に入ってFDと一緒に走れるようになったんだからゲームの首都高じゃなくて本物の首都高走ってみたらいいんじゃないかな?」
紗千香「本物の首都高かあ・・・」
初めて手にした愛車で本物の首都高を走ることができる・・・
紗千香「真白さん、俺・・・行ってくるよ。本物の首都高に!」
ついに本物の首都高で走れることに期待していた紗千香は首都高へ走り出す決意をした!
真白「紗千香くんならそういうと思った。首都高楽しんできてね!」
真白に見送られ、紗千香はドアを閉め4点式シートベルトを締めてFDを首都高へと走らせる!
黄昏につつまれる午後6時・・・首都高へと到着した紗千香・・・
紗千香「ここが本物の首都高かあ・・・サーキットになってるって真白さんから聞いたけどかつての首都高みたいだね」
料金所は一応存在しているが現在、首都高はサーキットへと変貌しているため料金所はサーキットの入り口として設置されている。
???「ねえ、君。首都高初めて?」
突如、ランエボ5に乗る女性ドライバーが紗千香に声をかける。
紗千香「そうですけど・・・」
ランエボの女性ドライバー「ここを走るにはここを運営しているX TOKYOが発行している首都高パスポートっていうICカードが必要なの。そっちの受付でカード発行してもらえるよ。」
サーキットと化した首都高を運営しているのはX TOKYOという組織である。そのため、首都高を走るにはそこの管轄である受付センターで首都高パスポートというICカードを発行してもらう必要があった。
紗千香「わかりました!早速行ってきます!」
紗千香は首都高パスポートを発行してもらうためにいったんFDを駐車場に止めて受付センターに行き申請を行う・・・
それから約10分後・・・
紗千香「発行できたからこれで首都高走れるね」
無事に首都高パスポートを受け取った紗千香だった。
ランエボ5の女性ドライバー「これで君も首都高の走り屋だね!自己紹介が遅れちゃったね、あたしはアカネ。君と同じ首都高の走り屋だよ」
紗千香「黒雪紗千香っていいます。よろしくお願い・・・」
アカネ「敬語は別にいいよ。それにあたしも君と同じようにまだ駆け出しの首都高の走り屋だから」
紗千香「じゃあ・・・よろしくね、アカネさん。」
ランエボ5の女性ドライバーのアカネから首都高パスポートの発行の方法を教えてもらい、さらにアカネとも交友を持った紗千香だった。
紗千香「そういや・・・なんだか大きなモニターがあるけど・・・あれは?」
アカネ「えっと・・・この首都高はサーキットになったからライブビューイングも行われてるの。首都高の各地のモニターだけじゃなくネット配信も行われてるのよ。」
紗千香「へえ・・・今走ってるクルマが中継されるのか・・・」
この首都高はサーキットであるためライブビューイングやインターネット配信も行われ、首都高でのバトル(レース)はモータースポーツの文化の1つであるとともに1つのエンターテイメントとなっていた・・・
アカネ「首都高パスポートも手に入ったんだから早速コースインして走ってみたら?」
紗千香「そうだね。俺もコースインしたかったから。また今度ね、アカネさん!」
アカネに別れを告げFDに乗り込む!
紗千香「よし・・・行こう!」
エンジンを始動させた紗千香は料金所に入り、そこからアクセル全開でFDを首都高へと走らせる・・・!
・・・
首都高へとコースインした紗千香・・・
紗千香「ここが本物の首都高・・・?」
首都高を入ればそこは首都高を走るために走っている国産スポーツカーが多くいた。タイムを競う者、スピードを競う者、気楽に走る者、そして・・・バトルをする者であふれていた。
紗千香「まるでMSGみたいだ・・・」
このような光景を紗千香がプレイしているVRMMOレースゲーム「メトロストリートグラウンド」(通称:MSG)に似ていると感じたのだった。
紗千香「だけど・・・ここはMSGなんかじゃない。リアル・・・本物の・・・現実の首都高なんだ!」
だが、今いる場所はMSGの首都高ではなく本物の首都高・・・「クロス」としてではなく「本当の紗千香自身」として「本当の首都高」にいることを実感しつつアクセルを強く踏み込みFDとともに走り出す!
(イメージレースBGM Burning Away(湾岸ミッドナイトMAXIMUM TUNE 6))
神田橋からコースインした紗千香はゆるやかなカーブをアクセル全開で通過!続く代官町出入口を過ぎた先のカーブへ!
紗千香はブレーキを踏んでからFDをスライドさせドリフトで通過!
紗千香(独白)「挙動がMSGよりもリアルになってる・・・!でもFDノーマルだしMSGのFDはチューンしてるから遅く感じるけど・・・でも扱いやすく感じる!」
肝心のFDの乗り心地は後期型FDのパーツを使ったとはいえホイール・エアロ・内装以外ほとんどノーマル仕様のため遅く感じられたがその分、MSGのFD以上に扱いやすく感じていた!
FDは三宅坂のカーブをスムーズにハイスピードで駆け抜けていく・・・!
紗千香(独白)「これならFDと一緒に行ける・・・!」
性能がノーマル仕様とはいえ速くて乗りこなせると実感した紗千香だった・・・!
(イメージレースBGM終了)
初めての首都高の走行を終えた紗千香はC1を1周走ったところで上野線経由で本町出口で首都高から降り、秋葉原の駐車場でクルマを止める・・・
紗千香「一通り首都高を走ってみたんだけど・・・リアルの首都高は奥が深いな」
本物の首都高の奥の深さに本物の首都高はMSGの首都高より面白みがあると感じた紗千香だった・・・
紗千香「挙動もMSGよりすごかったし・・・何より・・・リアルでFDと一緒にいることができるのがいいな」
また、リアルでもFDとともに首都高を走る楽しさを強く感じたのだった・・・
紗千香「それにしても・・・首都高を走り終えた秋葉原もいいな。せっかくだから今日はアニメのグッズのショップだけに立ち寄ってもう1回首都高走ろうかな」
休憩がてらにアニメグッズの店に立ち寄ろうとする紗千香・・・
???「ん、そこのFD?さっき、C1内回りを走ってた?」
突如、ベージュのカラーのAE86 2ドアトレノのドライバーの青年が紗千香に声をかける。
紗千香「ええ・・・、それなら俺ですけど・・・」
ハチロクのドライバー「そっか、俺は荻原拓也。チーム「DIAMOND IMAGE」のリーダーをしてる。みんなから「イナズマシフトの拓也」て呼ばれてるんだ。」
紗千香「えっと・・・黒雪紗千香っていいます。実は今日は首都高を走るのが初めてで・・・」
拓也(独白)「首都高を初めて走るのにあれぐらいのドラテクを持つとは・・・」
拓也「もしかして・・・MSGのプレイヤー?」
紗千香「はい、えっと・・・「クロス」っていうプレイヤーネームでやってます」
拓也「そうか・・・紗千香が首都高で噂になってるあのMSGの有名なFD使いのプレイヤー「クロス」だったのか!」
クロスの正体が紗千香であることに気づいた拓也。
拓也「そうだ、初めて会ったんだし・・・俺もお前とバトルしてみたいからバトルしてみないか?」
紗千香「構いませんよ。これが俺の初めてのバトルになろうと逃げるわけにはいかない。それに・・・相手にとって不足はないですから!」
拓也からのバトルの申し込みを受け付ける紗千香・・・これが初めてのバトルになる!
拓也「そうと決まったら早速バトルの準備しなきゃね!」
拓也はスマホを操作する・・・
紗千香「えっと・・・何をしてるんですか?」
拓也「今から俺とお前がバトルするってX TOKYOに伝えてるんだ。」
紗千香「バトルするのにX TOKYOに入れるんですか?」
拓也「首都高は誰でも走れるけど・・・バトルはX TOKYOが仕切ってるからな」
首都高を普通に走るのであれば誰でも走れるのだが、バトルはX TOKYOが仕切っているため相手にバトルの申し込みを行った後X TOKYOに申し出る必要がある。
拓也はこれから紗千香とバトルを行うためX TOKYOに申し出ていた。
拓也「・・・っと!いつでもバトル始められるぜ!そっちは準備できた?」
紗千香「俺はいつでもいいですよ!」
拓也「よし!コースはC1外回り、バトルは浜崎橋JCTから代官町まで!先にゴールにたどり着いたら勝ちでいいか?」
紗千香「わかりました!」
拓也「OKだ!行くぞ!」
紗千香と拓也はそれぞれのクルマに乗り込み、戦いの舞台となる首都高へ・・・!
・・・
浜崎橋JCTを通過した紗千香と拓也・・・
拓也「さあ・・・バトルスタートだ!」
(イメージレースBGM In your Dream(湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE 3))
同時にお互い、アクセルを強く踏み込み加速させる!!
先陣を切ったのは馬力の高い紗千香のFD!しかし、トランスミッションのチューニングやセッティングも十分に行われている拓也のハチロクもパワーは低いがそれでも250馬力クラスのクルマの加速力を見せる!
紗千香(独白)「このハチロク・・・相当速い!何かチューニングでもしてるのかな?」
拓也「パワーが低くても・・・FDがノーマルならいける!」
FDがノーマルであることに見抜いた拓也はこの機を逃すことなくFDを追撃していく!
バトル最初のキーポイントとなる芝公園S字・・・リードしている紗千香はアザーカーをよけつつS字を巧みなハンドリング操作でコーナーを通過、続くハチロクもコーナーを駆け抜けていく!
芝公園S字を抜け一ノ橋JCTのカーブ!150km/hオーバーのスピードで2台はコーナーを通過する!しかし、パワーがFDが上でも加速力・車両重量の軽量はハチロクが有利。アドバンテージはほぼ互角!
ストレートに入り馬力の高いFDが有利で馬力の劣るハチロクが不利となる区間へ入る。
紗千香(独白)「あとはストレートで引き離せばどうにかなるけど・・・FDがノーマルでハチロクがチューンされている以上コーナリングでは耐えるかテクニックで勝負になる・・・!」
拓也(独白)「パワーが足りないからここは正念場だぜ・・・。なんとか霞が関のカーブに入ったらこっちのものだけど・・・」
FDが有利な区間に入った紗千香はここでハチロクを引き離す作戦に出る!ミッションのセッティングを行っていない紗千香のFDは加速力は拓也のハチロクに劣るが初期馬力が280馬力ということもありハチロクよりも80馬力高いためにストレートなら最高速を伸ばせるためにストレートでアドバンテージを稼ぐ作戦に出る!
拓也(独白)「さすがはRX-7・・・・ノーマルでも280馬力あるからストレートじゃあ厳しいな・・・」
一方、パワーの劣る拓也はFDの背後につき、スリップストリームでどうにか差を広げられないようにするので精いっぱいだった。
差はじわりじわりとついてき・・・アドバンテージは25mに!
ストレートを抜け霞が関出入口のカーブ!機動力を生かしたコーナリングを見せるFDだが、FDよりも車重の軽いハチロクが素早いコーナリングを見せアドバンテージは15mに縮まる!
紗千香(独白)「相手もそれなりに強い・・・あのハチロクが凄腕のいいドライバーで2JZ-GTEなんてきたら負けてたかも・・・」
チューニングとミッションのセッティングが施されたハチロクの機動力に驚かされた紗千香だった・・・
残されたレース距離はあとわずか・・・そして・・・最後の勝負のポイントとなる代官町手前のカーブ!
お互いブレーキからのドリフト!インには拓也のハチロク、アウトには紗千香のFD!
・・・!
・・・
コーナーを駆け抜けたのは・・・紗千香のFD!
この勝負を制したのは紗千香だった!最初のバトルが初めての勝利だった!
紗千香「やった・・・勝てた・・・!」
拓也「ノーマルのFDでミッションのチューンもした俺のハチロクに勝つなんてなかなかやるなあ・・・チューンしたFDと一緒ならいい走り屋になれるかもな」
・・・
バトルを終えた紗千香と拓也は八重洲出口から出て東京駅八重洲パーキングに入る。
拓也「いやあ・・・まいったぜ。そこまでやるとは俺も思わなかったよ」
紗千香「いえ・・・そっちのハチロクもすごかったですよ。俺のFDのほうが馬力が大きいのにFDに食らいつける加速力やコーナリングもすばらしかったし、仮に拓也さんのハチロクに2JZ載せかえてたら負けてましたよ」
このバトルを振り返る紗千香と拓也・・・
紗千香「それにしても・・・ここの駐車場、買い物客だけじゃなく俺たち走り屋でもにぎわってますね」
拓也「ここは昼は東京駅の買い物客でにぎわってるんだが、首都高と連結してるから今の時間になると買い物客だけじゃなくて走り屋も集まってお互いの人気スポットになるし、深夜に至っては走り屋が多く集まる場所なんだぜ」
買い物客のクルマにレンタカー・観光客のレンタカー・通勤している人のクルマが集まる地下駐車場だが同時に走り屋のクルマも集まり、買い物客たちが行き来する中走り屋たちが語らっていた。
この東京駅八重洲パーキングは昼は東京駅と東京駅の地下ショッピングセンターで利用する人たちや観光客がよく利用されているのだがサーキットと化した首都高と連結しているため夜になると地下ショッピングセンター利用者のみならずサーキットを走る走り屋が集まる場所としてもにぎわいショッピングセンターに並ぶ人気スポットとなり、さらにこの地下駐車場が24時間営業であるため地下ショッピングセンターが閉店している深夜には走り屋がにぎわうスポットになっている。
???「おーい、拓也」
拓也「一樹じゃないか!」
そこへ現れたのはSW20に乗る青年だった!
拓也「紹介するぜ。こいつは俺のチームのメンバー 大内一樹。みんなからは「春巻きイツキ」って言われてるぜ」
一樹「俺は大内一樹。チーム「DIAMOND IMAGE」のメンバーだ。」
紗千香「えっと・・・黒雪紗千香っていいます」
お互い自己紹介し、拓也と打ち解ける紗千香・・・
拓也「そうだ、紗千香。いい加減、敬語やめたらどうかな?」
紗千香「えっ・・・どうして?」
拓也「お前さ、首都高初めてで初めてのバトルなのに俺に勝ったじゃないか。俺も初めての首都高で初めてのバトルで初勝利したんだぜ?だったら気が合うじゃないか!」
一樹「それだけでも十分にすごいじゃないか。」
拓也「それに・・・俺たちとお前・・・チームのメンバーじゃなくても仲間だろ?」
この言葉に紗千香は・・・
紗千香「えっと・・・これからよろしく、拓也さん」
拓也「うーん・・・「さん」付けはしてほしくないんだけど・・・でも紗千香は俺より年下だからいいか。」
チームに入ることはなかったが拓也率いるDIAMOND IMAGEと仲間になった。
一樹「そうだ!お近づきのしるしにこれ、やるよ!」
一樹から手渡されたのは・・・なんと春巻き・・・!
紗千香「は、春巻き?」
拓也「一樹はよく横浜中華街に行って春巻きを買うことが多くてみんなに春巻きをふるまうことがあるからさ、だから「春巻きイツキ」って呼ばれてるんだ・」
紗千香「そ、そうなんだ・・・」
実は一樹は横浜中華街で春巻きを買ってはふるまうこともあるため「春巻きイツキ」と呼ばれていることも。
拓也「お互いもっと速くなろうぜ!」
紗千香「ああ!俺も最速を目指すよ!」
拓也と一樹は車に乗り込み駐車場を後にして八重洲入り口からコースインする・・・
紗千香「ここまできたんだから・・・真白さんに電話してから地下街のミニカーショップ見てから帰るか」
東京駅の地下街の駐車場まで来てしまったためにスマホで真白に電話する・・・
紗千香「もしもし、真白さん?」
真白(電話)「あっ!紗千香くん。今のバトル見てたよ」
紗千香「なんだ・・・真白さんもバトル見てたんだ・・・」
実は真白はインターネット配信で紗千香と拓也のバトルの一部始終を見届けていた・・・
真白(電話)「初めてのバトルで勝って、それに首都高走り始めたばかりなのに・・・すごいよ!」
紗千香「まあ・・・相手はハチロクだったからね・・・それに知り合いになったけど」
真白(電話)「そう・・・ところで、今どこ?」
紗千香「八重洲から降りて今地下駐車場。東京駅の地下街のミニカーショップと赤坂の放送局のグッズの店見てから帰る」
真白(電話)「やっぱりそう来ると思った。でもあまり遅くならないようにね」
真白に今回の出来事の報告を終えた紗千香は電話を切る・・・
紗千香「よし、行こう!」
紗千香は地下街にあるミニカーショップへと向かう・・・
だが・・・ここで、ある少女とすれ違う・・・!その少女は・・・「フィリア」というプレイヤーネームのSAO生還者でBRZ使いの少女 竹宮琴音だった・・!だがお互い、後に出会うことになる人物と知らないまま・・・!
琴音「休憩も終わったし、もう一度コースインしようかな」
琴音は地下街から出てすぐ近くに止まってあるBRZへ近づく。
琴音「あれっ?このFD・・・見たことないよね・・・」
BRZのすぐとなりに駐車している紗千香のFDを見てしまい、気になっていた・・・
琴音「カラーはイエローだし、どうみても前期だから明日奈のFDでもないね・・・誰のかはわからないけど・・・また今度会ってみたいな」
このFDの持ち主が紗千香であることを知らぬまま琴音は再び出会える時を待ち望む・・・
琴音「行くよ!BRZ!」
BRZに乗り込んだ琴音はエンジンを始動させ八重洲入り口から首都高へコースインする・・・!
この2人はのちに首都高とVRMMOの物語が結びつき、そして・・・MSG、リアルの首都高でであることとなる・・・!首都高とVRMMOが織りなす物語の幕開けとともに・・・!
次回第2話はキリトくんが参戦します!