復讐の刃   作:彼是

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昔書いていた作品を友人にせっつかれ書き直しました。

はっきり言って気分が害する方も多いと思います。

でも書きたかったんだ。

一応言いますがバラン大好きですよ。




プロローグ

 アルキード王国にロザリーヒルという平和な村があった。

 そこには幸せな家庭があり生活があった。

 

 

 ある日、村の少年ピサロは大都市まで買出しに行った帰り道。

 

 

 

「…ロザリーは喜んでくれるかな……」

 

 

 珍しい銀髪の少年の手には小さな箱が握られていた。その中身は恋人ロザリーへの贈り物だった。

 

「……?」

 

 違和感を感じたピサロは帰り道を急いだ。胸がざわつく。何か取り返しのつかないことが起きているのではないか?

 そんな思いを胸に走り出す。村までまだかなりの距離があるが走らずにいられなかった。

 

 

 

 

「……ぁ……?……ぁぁ」

 

 気がつけばピサロは倒れていた。全身が動かず目はかすんでいた。

 周囲を見れば先ほどの景色は見る影もなかった。

 

「ぁぁ……」

 

 少しずつ意識が鮮明になる。急に光出したと思えば身体が浮き、近くに木に叩きつけられたのだ。

 全身から血を流し、左足は折れてるかもしれない。

 

 目の前にはボロボロになった箱が転がっていた。

 

「…ぁぁ……あぁ…」

 

 涙を流しに手を伸ばす。激痛が走り意識が遠のくがやめる事は出来きなかった。

 

「っ……ふぅ……ふぅ……」

 

 ようやく手にした時には意識は戻っていた。

 

(な、何があったんだ…ハッ!?ロザリー!!)

 

 こんな事があったのだ。ロザリーや村のみんなは無事だろうか?自分が無事なんだ。きっと無事だ。

 

 気力を振り絞り村を目指す。周囲の地形が変わるほどの出来事だったが大きな山脈が見えるので村の方角はわかる。

 

 地面は荒れ、這うだけで激痛が走る。

 

(は、早く……早く行かないと……)

 

 ロザリーが怪我をしていたら?助けを求めていたら?自分が助けないで誰が恋人(ロザリー)を助けるんだ。

 

 次第に感覚は麻痺し、大き目の枝を杖にして折れた足を引き摺りながら村を目指す。

 

 

 

「……ぁ……ぁぁ……そ……ん……な…」

 

 村が見えたピサロは絶望に包まれる。家は軒並み倒壊し、お世辞にも村といえないほどの惨状だった。

 

「ろ……ろざ……りー」

 

 村を進めば動く者は居なかった。家に押し潰された狩人のロジャーさん。火事で焼け死んだと想われるカリア一家。頭が潰された死体。

 

「………」

 

 余りの凄惨さにピサロは夢か現実かわからなくなる。

 

 

 

 

「……」

 

 ロザリーの家に行くとそこには凄惨な死体(・・)しかなかった。

 

「ははは……」

 

 ピサロはぐちゃぐちゃに潰れた頭を愛おしそうに抱える。彼女自慢の綺麗な髪は熱や汚れ(・・)で見る影もなかった。細く病弱だった身体は赤く染まっていた。

 

「っっ……あぁ……ぅぁ……」

 

 信じたくなかった。限界だった。ここに来る前に通ったので家族も見てきた。

 最後の希望だった。

 

 

 ピサロが買ったお揃いのピアスはつけれる場所が無かった……




既にほぼ書き終わってるので見直しが終わり次第投稿します。

次は大きく跳びます。成長過程はみなさんの想像に任せます。
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