アズールレーンクロスワールド   作:サバ缶みそ味

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12月のアップデートでジンオウガ亜種が登場!ワンワンオ‼
 やったね‼ファンネル地獄だ‼

 そしてゼノ・ジーヴァの成体が……お前、どうしてこうなった


12.猪突猛進【土砂竜:ボルボロス】

Sideディアス

 

 ソルトは飛竜刀【銀】を構え、ライリーは黒電弓ウェザイスを、そして俺は長年連れ添ってきた相棒ことレイジングテンペストを構えこちらへ威嚇しているボルボロスと対峙する。

 

指揮官「ライリー、いつものな!」

ライリー「おっけーい‼任せとけ!」

 

 ライリーがポーチから黄色の瓶を取り出す。その間にボルボロスが動いた。

 

ボルボロス『ブオオオッ‼』

 

 ボルボロスが頑強な頭を下げて勢いよく突進してきた。先頭に立っていたソルトはギリギリを躱す。

 

 

指揮官「っと!こっちに来るぞ‼」

 

ライリー「余裕っ!」

ディアス「へのかっぱ!」

 

 俺とライリーは余裕で突進を躱す。ふふん、こいつの突進なんかディアブロスと比べたら苦にもならないね!

 

ライリー「よっしゃ、ヘイトはお任せ!」

 

 突進を躱したライリーがボルボロスの背中を狙って弓を撃つ。直撃したや否やボルボロスがギロリとライリーを睨む。標的をあっちに定めたようだ。

 

ボルボロス『ヴォオオッ‼』

 

 大きな体躯を駆使したタックルをライリーに向けて放つ。だがライリーはステップを踏んでボルボロスの攻撃を躱す。

 

ライリー「へへーっ!こっちだ!」

 

 その間にもライリーは弓を何度も放っていく。何度も躱されてボルボロスは苛立っているようでライリーに集中して攻撃を続けていく。

 

指揮官「隙ありっ!」

ディアス「そりゃっ!」

 

 その隙にソルトと俺でボルボロスの側面から攻めていく。ソルトは前脚を、俺は胴体と尻尾を狙って攻め立てる。

 

ボルボロス『ヴルルルッ‼』

 

 こちらに気がついたボルボロスが尻尾を大きく振って俺達を振り払おうとしてきた。

 

指揮官「おっと!」

ディアス「なんのガードっ!」

 

 ソルトは軽々と躱し、俺は盾でガードをする。そのガード直後に隙だらけになった相手の尻尾へカウンター突きを放つ。

 

ディアス「ほい‼」

 

 ガンッ!

 

 もう一度放った突きをボルボロスが頑強な甲殻のある頭で防がれ、思った以上の硬さにランスが弾かれた。

 

ディアス「ととと…っ!?」

 

 

 よろめいた俺を狙ってボルボロスが頭を振り下ろしてヘッドバッドをしようとしてきた。ちょ、それ痛いやつっ!?

 

ライリー「させっかよ‼」

 

 その寸前にライリーが放った弓がボルボロスにヒットするとボルボロスの動きが止まった。ビリビリと痺れたかのように体を痙攣させている。

 

ライリー「っしゃあ‼麻痺ったよーっ‼」

 

 ようやくライリーの使っていた麻痺瓶の効果がでてきた。麻痺しているボルボロスにライリーはガッツポーズを取る。

 

ディアス「ライリーサンキュー!」

指揮官「ナイス麻痺!この間に畳みかけろ!」

 

 麻痺したボルボロスにソルトは気刃斬りを放ち、ライリーは強撃瓶に切り替えて弓を放ち続け、俺は何度もランスで突いていく。

 

ボルボロス『ブルルル…‼』

 

 麻痺が解けると俺達はすぐさま奴の間合いから離れて身構える。ボルボロスがギロリと俺達を睨む。頭部から白い煙が出ている…鼻息が荒くなったということは…

 

ボルボロス『ブォオオオオッ‼』

 

指揮官「怒ったか…!」

ディアス「うるさーい!」

ライリー「相変わらずうるせえ‼」

 

 ボルボロスの大きな咆哮に俺達は耳を塞ぐ。こんなことなら支給用耳栓をこっそり持ってくればよかったな…

 

 

ボルボロス『ブルルルッ‼』

 

 するとボルボロスが体をぶるぶると大きく震わせてきた。すると奴の体に纏っている泥があちこちに飛び散り始めた。

 ボトボトと巻き散っていく泥。砂地に落ちるどころか俺達の方にも飛んできた。

 

指揮官「あぶねっ!?」

 

ライリー「ちょ、耳を塞いでる間に飛ばしてくんじゃねえよっ‼」

 

ディアス「ひえっ」

 

 ソルトとライリーはあたふたと飛んでくる泥を躱し、俺は盾で飛び散ってくる泥を防ぐ。

 

ボルボロス『ヴオオオッ‼』

 

 麻痺られたことが癪だったのかボルボロスがライリーを狙って大きくタックルをかましてきた。

 

ライリー「大振り過ぎて躱しやすいっての‼」

 

 ライリーがボルボロスのタックルをステップを踏んで後ろへと躱す。だがその時ライリーの足元でべちゃりと水を含んだ音が聞こえた。見るとボルボロスが先程まき散らした泥だ。

 

ライリー「ええっ!?さっきの泥かよ‼」

 

 どうやら泥のぬかるみに嵌ってしまったのかライリーが抜けようとあたふたとする。だがなかなか抜ける事ができない。

 

ボルボロス『ブオオオッ‼』

 

指揮官「ライリーっ‼突進が来るぞっ‼」

 

 足を捕らえられたライリーに向かってボルボロスが突進していった。

 

ライリー「ちょ、まっryぶべえええっ!?」.∵・(´ε゚((

 

 ライリーくん、ふっとばされたーっ‼

 

指揮官「おおい!?大丈夫か!?」つ【生命の粉塵】

 

 すかさずソルトが生命の粉塵を使う。吹っ飛ばされたライリーは起き上がって体を摩る。

 

ライリー「あ゛あ゛ぁー…いいのもらったぜ…」

 

 すると起き上がるライリーに追い打ちをかけようとボルボロスがヘッドバッドしようとしていた。起き攻めはさせるかっ!俺はランスを構えてボルボロスへと突進する。

 

ディアス「うおおおおっ‼トルネードアターーーーック‼」

 

ボルボロス『ブオオッ!?』

 

 横腹をつかれてボルボロスが怯む。その隙にライリーはすぐさま間合いから離れて弓を放つ。

 

ライリー「助かったぜディアス‼」

ディアス「救い料1億万ゼニー。ローンはねえ」

ライリー「鬼畜っ!?」

 

指揮官「おし、俺も続くぞ!」

 

 ソルトが怯んだボルボロスへ抜刀気刃斬りを放つ。その一撃でボルボロスの胴体に纏っていた泥が剥がれ、橙色の甲殻が見えた。

 

ボルボロス『ブオオオッ‼』

 

指揮官「このタックルはもう見切ったっ!」

 

 ソルトはボルボロスのタックルを見切って躱し、そのカウンターで気刃斬りを放った。ボルボロスの後脚にヒットしボルボロスはバランスを崩してダウンした。

 

ボルボロス『ギャウウンッ!?』

 

指揮官「よし!どんどん叩き込め‼」

 

ライリー「よっしゃ!撃て撃てーっ‼」

 

ディアス「おらおらーっ‼」

 

 ダウンをしているボルボロスへ一気に叩き込む。奴の前脚と尻尾、そして背甲に纏っている泥が落ちた。

 

ディアス「どんなんもんだい!」

ライリー「あとは頭の泥だな」

 

ボルボロス『ヴオオオッ‼』

 

 怒り心頭のボルボロスが大きくタックルをかます。俺とライリーは余裕で躱した。

 

指揮官「よっと!だからもう見切っry」

 

 べちゃっ

 

指揮官「あっ…」

 

 ソルトが後ろへ下がって避けたと思ったらボルボロスがタックルした際に飛び散った泥のぬかるみにおもいっきり嵌ってしまった。

 脚を取られて動きが鈍ったソルトに狙いを定めたボルボロスが勢いよく突進していった。

 

指揮官「ちょ、やばっryぶへえええええっ!?」)`3´)・∵.

 

ライリー「ソルトっ!?」

 

 大きく吹っ飛ばされたソルトが蟻塚にぶつかる。ソルトが起き上がるのを見てホッするがそれも一変、ソルトの様子がおかしい。

 

指揮官「フラフラ…」

 

ライリー「ちょ、あいつ気絶してっぞ!?」

 

 さっき蟻塚にぶつかって打ちどころが悪かったのか気絶してフラフラしていた。勿論、隙だらけのソルトをボルボロスが見逃すはずもなく、追い打ちをかけようとヘッドバッドをしようとしていた。

 

___

 

Side江風

 

 岩の空洞から様子を見ていたが……指揮官の戦っている様子を見て私は息を飲んでいた。

 

 自分よりも大きなモンスターに指揮官達は恐れることなく立ち向かう。指揮官達の姿を見て私はオイゲンが言っていたことを思い出した。

 

 セイレーンと戦う私達と同じように指揮官も戦っている。セイレーンから人々を守るために戦う私達と同じように指揮官達も戦っている。

 

 戦う相手は違うが、指揮官も私達と同じだ…

 

ホーネット「鎮守府じゃのほほんとしていた指揮官とは全然違うね…!」

 

 同じように息を飲んでいたホーネットが呟く。彼女の言う通り、スケベなライリーや無邪気なディアス、そしておっとりしてて何を考えてるのかよく分からない指揮官は打って変わって勇ましく、勇敢に戦っている。

 

 私はふと疑問が過る。

 

 指揮官は何のために戦っているのか。正義、愛、平和、といった絵空事の為か?いや、ふわふわした指揮官だからそんなことは考えていないだろう。では、何のためだ?

 

 私はいつの間にか指揮官に興味が湧いていた。

 

 

ホーネット「わっ!?指揮官が大きく吹っ飛ばされたよ!?」

 

 ホーネットの驚いた声に私はハッとする。気づけば指揮官がボルボロスとかいうモンスターの突進をくらい吹っ飛ばされて蟻塚にぶつかる。見ていたオイゲンも「あっ」と声を上げて驚いていた。

 

 指揮官がフラフラと立ち上がったの見てホッするがそれもつかの間。ふらふらと体を揺らしてその場を動かない指揮官の様子に私達は焦る。

 

ホーネット「あれって…気絶してる!?」

オイゲン「馬鹿!はやく起きなさいよ…!」

 

 指揮官がフラフラしている間にもボルボロスが迫り、硬そうな冠の形をした角を大きく振り下ろそうとしていた。

 

江風「っ‼」

 

 見ていられない。そう思っていた私は気づけば空洞から飛び出して駆けていた。体が反応してしまった。だが、足は止めない。

 

 私は途中にあった斜面を利用してよく滑り込み、その勢いで飛びかかりボルボロスの頭へと飛び乗った。

 

ボルボロス『ブオオッ!?』

 

ライリー「ちょ、江風っ!?」

ディアス「あぶないって!?」

 

 いきなり私が現れたことにディアス達は驚く。が構っている暇はない、私は刀を引き抜いてボルボロスの頭部へと狙って刀を振り下ろす。

 

 

 ガキンッ‼

 

 硬い岩石に刃をぶつけたような音がした。その直後、私の目の前で刀の先端が折れて飛び跳ねたのが見えた。

 

 

江風「そんな……!?」

 

 

 セイレーンの装甲を斬ることができる斬艦刀だぞ…!?

 

ボルボロス『ブオオッ‼』

 

 ボルボロスが体を震わせて暴れ出した。案の定、どうしたらいいか戸惑っていた私は勢いよく振り落とされて砂地へと落ちた。

 

江風「くっ…‼」

 

 体勢を崩されて起き上がろうとしたが、気づくとボルボロスが私に向けて硬い頭を振り下ろそうとしていた。どれくらいの痛みが来るのか、恐怖を感じた私は思わず目を瞑る。

 

 

  ガギンッ‼

 

 何か硬いものがぶつかる音がした。いっこうに痛みが来ない私は恐る恐る目を開く。目の前で指揮官が白く光る太刀の刃で防いでいた。

 

指揮官「ふんごおおおっ‼」

 

江風「し、指揮官…!」

 

 

指揮官「そいやっ‼」

 

 指揮官が太刀を強く振ってボルボロスのヘッドバッドを弾かせる。

 

指揮官「ライリーっ‼」

 

 

ライリー「おう‼」

 

 指揮官の掛け声にライリーが合図すると片膝をついて鏃を地面にこすらせて弓で狙いを定めた。気のせいかバチバチと火花が散っているような…

 

ライリー「くらいな…竜の一矢‼」

 

 バシュンッッ‼と大きな音を立てて放たれた弓矢は流星の如くの勢いで飛んで行く。勢いよく飛んできた弓矢はボルボロスの尻尾を貫通する。

 

ボルボロス『ギャウウンッ!?』

 

指揮官「ディアス頼んだっ‼」

ディアス「任せて!」

 

 怯んだボルボロスに隙を与えない勢いで攻める指揮官の掛け声に答えるようにディアスがボルボロスに向かって突進していった。

 

ディアス「くらえええ‼ディアスサイクロンアターーーーック‼」

 

 勢いよく突っ込んできたディアスの突進にボルボロスが怯む。先のトルネードアタックと変わらないんじゃ…

 

 

指揮官「そりゃあっ‼大回転気刃斬りだぁ!」

 

 指揮官が回転斬りをボルボロスに放つ。気づけば指揮官の太刀の刃は真っ赤に光っていた。指揮官が太刀を鞘に納めているとボルボロスが鼻息を激しく吹かせて指揮官に向かって突進していった。

 

江風「指揮官っ!」

 

 私は指揮官を呼ぶが、すると指揮官は鞘に納めたまま構えた。あの構えは…居合!?無茶だ、そんな長い刃を一気に抜いて居合切りするなんてできるはずがない。

 

 だが指揮官はそのまま構える。ボルボロスが迫る寸前、指揮官の手が動いた。

 

指揮官「ふっ‼」

 

 ボルボロスの突進を見切り、ものすごい勢いで居合切りを放った。指揮官が鞘に納めたその直後、ボルボロスの頭部に赤い一閃が迸る。

 

ボルボロス『ブオオオッ!?』

 

 一閃。強烈な一撃にボルボロスが大きく怯んだ。

 

ライリー「もういっちょ‼」

 

 ダメ押しでライリーが先ほどと同じく竜の一矢を放った。勢いよく飛んでいく弓矢はボルボロスの尻尾を貫き、尻尾を切断させた。

 

 

ボルボロス『ギャウウンッ!?』

 

 尻尾が取れた勢いでボルボロスが転がる。体を起こしてこちらを睨むと咆哮を上げてどこかへ走り去っていった…

 

 

 指揮官達は辺りを見回して危険がないか調べる。安全が確認されると指揮官達はほっと息を吐いて武器を収めた。

 

指揮官「ふぅ…なんとかなったな」

 

ライリー「ふっ、相手じゃなかったぜ」キリッ

ディアス「変な声あげて吹っ飛ばされたくせに」m9(^Д^)

ライリー「うるせえやい!」

 

指揮官「さてと…江風」

 

 呆然としていた私に声をかけると私の額にでこピンをしてきた。

 

指揮官「まったく、危ないじゃないか。目を覚ましたら目の前に江風がいてビックリしたぞ」

 

江風「いや、それは……し、指揮官が危なかったからつい……」

 

指揮官「まったく……でも、助かった。ありがとうな」

 

 指揮官は笑って私の頭をわしゃわしゃと撫でた。今までは警戒して気づかなかったが…指揮官の手、大きくて暖かいな…

 

オイゲン「指揮官?」ムスーッ

指揮官「ひょえっ!?お、オイゲンか」

 

 気づいたら後ろでオイゲンがムスッとした表情で指揮官を見ていた。

 

オイゲン「目の前でフラフラしてたら誰だって心配して助けに行くわよ」

ホーネット「すっごくひやひやしたんだからね!オイゲンなんかハラハラry」

オイゲン「しっ!よ、余計なことを言わないの!」

 

指揮官「ははは…すまなかったな。気を付けるよ」

オイゲン「まったくもう…でも安心したわ」

 

 普段ならここまで心を開かないオイゲンだが、この指揮官を見てたらなんとなく彼女の気持ちが分かるような気がする…

 

ライリー「いいなぁ…俺も心配されてぇ」

ディアス「江風ちゃん、お手柄だったよ!」モフッ

江風「ひゃあっ!?み、耳をモフモフするな!」

 

___

 

Sideソルト

 

 さてとボルボロスの脅威を追い払えたし再びゾラ・マグダラオスの痕跡を調査しないとな。

 

指揮官「安全もとれたし再開しようか」

 

ディアス「おっけーい‼じゃあ学者さん達呼んで来るよー!」

ホーネット「学者さん達はこっちに避難してるわ。案内してあげるね!」

江風「私も行こう…」

 

 ディアス達は手を振って学者さん達の下へと向かっていった。

 

ライリー「しっかしまあでけえ痕跡だよなぁ…」

指揮官「話にも合ったように規格外のでかさらしいからな。もしかしたら他の所にもあるかもしれない」

 

 あの巨大なゾラ・マグダラオス…こいつは一体どこから来て、この新大陸に何をしに来たのか。不思議でたまらない。

 

オイゲン「…?指揮官、誰か来たわよ?」

 

 ふとオイゲンが不思議そうに視線を向ける。俺達も彼女の視線の先を見ると、操蟲棍を杖代わりに使って歩いているフードを被った男性の姿が見えた。男性の方も俺達の姿に気づくとこちらに向かって歩いてきた。アステラじゃ見かけない人だが……

 

???「君は……もしかして5期団か?」

 

 男性は俺達のスリンガーについている紋章を見て尋ねてきた。確かに俺達のスリンガーには5つ星の紋章がついている。男性のスリンガーをよく見れば1つ星の紋章がついていた。

 

???「もうそれだけの時間が経つのか…古龍の渡る時期がまた訪れたのか」

 

 男性はフードを抜いてゾラ・マグダラオスの痕跡を見つめた。髭のあるきりっとした顔つきに特徴的な尖った耳…この人は竜人族のようだ。

 

ルフ「私はルフ。私も1期団のハンターなんだ」

 

指揮官「1期団の…!お、俺はソルトと言います!」

ライリー「同じくライリーだぜ!」

 

 ここで1期団のハンターに出会えるなんて…‼これは驚きだ。

 

ルフ「ふむ…それから君は…?」

オイゲン「私はプリンツ・オイゲンよ。KAN-SENっていうのだけど…わけあってこの新大陸にきてるの」

 

 ルフさんは初めて聞くようで不思議に首を傾げていたがにっこりと笑う。

 

ルフ「なるほど…よかったら話を聞かせてくれないか。5期団のこと、この痕跡のこと、それから今のアステラの状況の事を」

 

 ルフさんも気になっている…俺も新大陸のこと、ルフさんの話を聞きたい。ライリーも同じようで俺に向けて頷く。

 

指揮官「ええ、喜んで」

ルフ「ありがとう。なら場所を変えよう」

 

 

___

 

 

ルフ「そうか、皆に変わりはないか。よかった…」

 

 大蟻塚のエリアから離れ、岩陰にあったテントにてルフさんにアステラの人達や5期団のこと、そして新大陸の海域に現れたセイレーンと戦うためにオイゲン達KAN-SENが着任し自分が鎮守府で指揮を執っていることを話した。ディアス達には一応信号弾で知らせてあるしそのうちこっちに向かってくるだろう。

 

ルフ「ふふ、学者先生達の熱意も相変わらずだな」

 

ライリー「ほんと自ら痕跡を回収しに行くと聞いた時はおったまげたぜ…」

オイゲン「おったまげたって…人の事言えるかしら」

 

ルフ「ところで…ソルト君、君たちは()()()()()()()()()を追っているのか?」

 

 

指揮官&ライリー「えっ?」

 

 『あのモンスター』と聞いてライリーと顔を合わせる。あ、あのモンスターって……ぞ、ゾラ・マグダラオスのことかな?

 

指揮官「え、ええ」オドオド

ライリー「そ、そうだな」オドオド

 

 それを聞いたルフさんは真剣な眼差しになって深くうなずいた。

 

ルフ「……私もだ」

 

ライリー(な、なあぁ。これって…ゾラ・マグダラオスのことじゃなくね?)ヒソヒソ

オイゲン(なんで生返事で返したのよ!?)ヒソヒソ

指揮官(だ、だってそんな感じしたんだもん…)ヒソヒソ

 

ルフ「痕跡を辿れば真実に辿りつくと思っている……」

 

 ああ…ルフさんが真剣に語り始めた。聞いた感じ明らかにゾラ・マグダラオスのことじゃなくて別のモンスターの話のようだ。ご、ごめんなさい…

 

ルフ「……さて、私はそろそろ行くよ」

 

 ルフさんはゆっくりと立ち上がって荷物を担ぎ始めた。

 

オイゲン(は、はやく謝っておきなさいよ…!)ヒソヒソ

指揮官(た、タイミングがわからない…!)ヒソヒソ

 

ルフ「この近くに私のキャンプがある。君たちも自由に使ってくれても構わない」

指揮官「る、ルフさん…!あ、あの…」

 

ルフ「それと皆に伝てくれないか?『心配はいらない』と」

指揮官「は、はい!」

 

 あ、謝るタイミングを逃してしまったぁぁぁぁっ

 

ルフ「私はこのまま導かれるにまかせて進むつもりだ」

指揮官「る、ルフさん…!」

 

ルフ「…もし君も導かれたのなら、すべてを超えた先でまた会おう」

 

 そう言い残してルフさんは去って行った……ルフさんもこの新大陸で何かを追い求めているのだろうか…

 

オイゲン「何しれっと言いそびれたことをなかったことにしようとしてんのよ‼」スパーンッ

指揮官「ごめんぬっ!?」

 

 

ディアス「おぉーい!ただいまー!」ノシ

 

 その間にルフさんと通り過ぎたタイミングでディアス達が帰ってきた。ディアスは学者さん達と一緒にゾラ・マグダラオスの痕跡を乗せた荷車を引いている。

 

ホーネット「指揮官、戻ったよー!これすっごく重たかった!」

ディアス「でもへのかっぱだったぜ!」

ライリー「学者たちはへとへとだな…」

 

 ボルボロスもオ追い払えたし痕跡も無事に回収したことだしこれで任務は完了だ。

 

江風「指揮官……」

指揮官「む?どした?」

 

江風「指揮官も戦っているんだな……私は少し指揮官の事を勘違いしていたようだ…」

 

指揮官「…?俺、男だよ?」

江風「そういう意味じゃない‼ああもうなんで指揮官はこう鈍いんだ!」プンスカ

 

 …?なんで怒られたんだろう

 

オイゲン「ほんと、指揮官っておっとりしすぎよねぇ…」

指揮官「?」

 

 色々と気になる事はあるが、そろそろシド達と合流して帰ろう。まだまだ探索したい気持ちはあるがまた今度にしよう。

 

____

 

 

ライリー「…なあシド」

シド「む?どうかしたか?」

 

ライリー「その荷車に沢山積んである樽はなんだ!?」

ホーネット「す、すごい甘い匂いがする…」

 

シド「ハチミツだ」キリッ

ダンケルク「思った以上に回収しちゃったわね…でもこれで新しいスイーツが作れそうだわ!」

 

ライリー「思った以上のレベルじゃねえよ!?薬草とかの採取はどうしたんだよ!?」

 

 

ニーミ「し、指揮官…採取の途中でシドさんがハチミツの方へ集中してしまって…」

スモーリー「ほんのちょっとしか取れなかった…」

 

指揮官「うん……大丈夫、俺があと頑張るから……」

オイゲン「なんであんた達は目を離すとこうなるのよ!?」




ほ、ホロライブコラボ…ぎりぎりでキャラコンプできました

 えっ?犠牲になったキューブの数?

 お前は今まで食べたパンの枚数を覚えているのか? (白目
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