アズールレーンクロスワールド   作:サバ缶みそ味

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 春節のきせかえ…大鳳のエチエチな衣装、ドイッチュラントのかわいい衣装、シャルンホルトの念願の衣装、イラストリアスやブラック・プリンスの衣装や去年のほかの子の春節衣装……

 財布がががががが(吐血


16. メイド来りて

in アステラ_流通エリア

 

Sideルーキー

 

 アイテムは全部ポーチに入れた。武器の手入れもした。ちゃんとネコ飯食べて体力もスタミナもバッチリ。あとはレナが来るのを待つだけ。探索の準備はぬかりなくできた。

 

 なつかしいなぁ…よく筆頭リーダーさん達に叱られてたっけ。あの時は筆頭といえどもまだまだルーキーで半人前だったからおっちょこちょいで忘れっぽかったもんな。みんなドンドルマで元気にしてっかなぁ…

 

 

ジャベリン「あ、ルーキーさんだ!」

 

 おっと?昔のことを思い出してしみじみしてるところへジャベリンちゃん達がやってきた。

 

カッシン「パイナップルさんだ……」

スモーリー「うん、パイナップルだ」

ニーミ「ぱ、パイナップルさん、お疲れ様です!」

 

 うん、髪型がこうだから仕方ないけどいつの間にかパイナップルってあだ名が定着しちゃってるね…

 

 ふと見ると彼女たちは幾つかの果実や木の実が入っている木箱や藁の束を抱えている。

 

ルーキー「うん?その果物や藁はもしかして…」

 

ジャベリン「はい!指揮官のお手伝いです!」

 

 昨日、ソルトさん達がアステラに怪我を負った若いプケプケを連れてきた。アステラの皆は最初は驚いたが総司令や調査班リーダーさんと話をして一時保護をする許可を得ることができた。今は一時的に捕獲したモンスターを観測するスペースで保護している。

 

ルーキー「ソルトさんらしいなぁ。あの人はああいうのはほっとけない性格なんだよ」

 

ニーミ「私も指揮官を見習わなきゃ!」フンス

 

 ふむふむ、ソルトさんと一緒にお手伝いするジャベリンちゃん達…想像してたらなんかほっこりするな

 

ルーキー「よし、それじゃあ俺も手伝うぜ」

ジャベリン「え、いいんですか?」

ルーキー「大丈夫大丈夫、まだまだ時間があるしな!」

 

 まだレナが来る様子はなさそうだし心配することはない。さっそく俺も彼女たちと一緒にソルトさんのもとへと向かう。

 生物観測所ではソルトさんがプケプケを寝かして翼を触診していた。触診されているプケプケは嫌がることなくじっとソルトさんを見つめている。まだ若い個体だから幸いか、他の個体のだったら間違いなく暴れてたろうな。

 

ジャベリン「指揮官!この子の食べ物を持ってきましたー!」

スモーリー「それとフカフカな藁もたくさん持ってきたよ」

 

指揮官「おお、サンキュー。あれ?ルーキーも来たのか?」

ルーキー「時間もあるしお手伝いしますよ」

 

プケプケ『……!』

 

 彼女たちが来たのに気付いたのかプケプケはゆっくりと首を上げる。

 

指揮官「おっ、どうやらお腹ペコペコのようだな」

 

 ソルトさんはプケプケを撫でると柔らかい果実を選んでプケプケの口元へと運ばせる。すぐさまプケプケは口を開いて果実を食べた。3,4回噛んだ後にすぐに飲み込み、じっとソルトさんを見つめる。

 

指揮官「ははは、相当腹が減ってるな。ほら、ジャベリンたちもあげてみるか?」

 

ジャベリン「い、いいんですか?」

カッシン「じゃあやってみる…」

指揮官「なるべく柔らかいものがいいな」

 

 一番にカッシンちゃんが果物をゆっくりとプケプケの口元へと運ばせるとプケプケはパクリと果物を食べた。

 

プケプケ『……♪』

 

 おいしそうに食べるプケプケの様子を見たカッシンちゃんは静かに嬉しそうに笑ってソルトさんを見上げる。

 

カッシン「食べた…!」 

指揮官「ああ、とても喜んでる」

スモーリー「見てるととてもかわいいね!」

 

 スモーリーちゃんをはじめほかの子たちもプケプケに触れたくてうずうずしている。

 

指揮官「…喉や翼はまだ治ってないからな、優しく撫でるんだぞ?」

 

ジャベリン達「「「「はーい!」」」」

 

 ジャベリンちゃん達は元気な返事をしてプケプケに優しく触れた。ご飯をあげたり頭を撫でてあげたり、プケプケは嫌がることなく寧ろ猫撫で声をあげて嬉しそうにしている。なんとまあ微笑ましいことか。

 

 そんなことを考えながら俺はソルトさんと一緒に彼女たちが持ってきた藁を敷いて気になったことを尋ねることにした。

 

ルーキー「それにしても…どんなモンスターに襲われたのかな?」

指揮官「ふむ……おそらく目的はプケプケの毒腺だ。だがすぐに急所を狙わず翼や脚を負傷させ、じっくりと弱らせてから仕留めるつもりだったろうな」

 

 狩りだけでなく痛めつけて楽しんでる…このことをジャベリンちゃん達が知ったら怒るだろうな。

 

指揮官「残された痕跡のおかげでおおかた予想はついだが……この新大陸にもいるのかなぁ?」

 

 ふーむ……総司令達も新大陸はまだまだ知らないことがいっぱいあると言っていた。本当に奥が深い。

 

指揮官「ところで、ルーキーは探索するところだったんだろ?」

ルーキー「ああそうだった!調査班が珍しい情報を得たからその調査なんだ!」

指揮官「珍しい情報?」

ルーキー「なんでも古代樹の森の北西エリアのさらに奥でかわった姿をしたトビカガチを目撃したって」

 

指揮官「変わった動きをしたトビカガチ…なんだそれ?」

 

ルーキー「茂みで全体が見えなかったのだけども紫色の棘をしたかなり大きなトビカガチで、動きがトコトコーって感じだったって。俺とレナでその痕跡を得て正体を明かすつもり」

 

指揮官「なるほどな…」

ルーキー「でもまだレナが来てないんだよなー…どこ行ったんだろう」

 

ニーミ「レナさんなら食事場のあたりで待ってましたよ?集合場所にまだ来てないとか言ってましたし…」

 

ルーキー「まじかっ!!?」

 

 し、しまったぁぁぁ!?待ち合わせ場所を間違えた‼ここでのんびりしてる場合じゃないっ!急いで行かないとレナにまた説教されるっ!

 

ルーキー「そ、ソルトさんっ!お先に失礼しますっ!」ダッシュ

 

指揮官「……相変わらずおっちょこちょいだなー」

 

_____

 

in 加工屋_建造室

 

Sideソルト

 

指揮官「今日の建造は駆逐級の子を増やそうと考えているのだが……」

オイゲン「いいんじゃない?もうそろそろ駆逐艦の子を増やしてもいいかなと思っていたし」

 

 とりあえずオイゲンと相談して今回の建造を臨むことにした。早めにいかないとまたライリーがなにかしでかすかもしれないし……と、思って建造室へ入ってみたらすでにディアスとシドとライリーが待っていた。

 

指揮官「おろ、皆集まってたのか?」

 

シド「今回は俺達もやってみようと思ってな…」

ディアス「じゃんじゃん建造してたくさんお迎えしようね!」

ライリー「てなわけでちゃーんと待ってたんだぜ?」

 

オイゲン「ライリーが?……これは嵐が来るわね」

ライリー「おぅふ…辛辣ぅ」

 

ディアス「日頃の行いwww」m9(^Д^)

ライリー「うるせえよっ!」プンスカ!

 

 ま、まあライリーもまじめにすればちゃーんとできる奴だって信じてたし……ディアスと取っ組み合うライリーを微笑ましく見ていたら明石がこっそりとやってきて耳打ちしてきた。

 

明石「…とかいいながらライリー、また鉱石ボックスを開けて漁ってたニャ。指揮官、どうしてロックもして罠もしかけてるのにライリーに抉じ開けられるのニャ……?」

 

指揮官「あははは…まあその、あいつの悪い癖かなぁー…」苦笑い

 

 毎度ながら本当にすまんな明石……あとでマタタビをあげよう。

 

指揮官「さてと、みんなも集まってることだし建造をしようか…まず小型建造だな」

シド「いくつ使う?」

ディアス「10連しようよ!」

ライリー「ついでに素材と鉱石も使おうぜ!」つ【マカライト鉱石】&【飛雷竜の爪】

 

明石「おい待てニャ!?」

オイゲン「やっぱり反省してないっ!」

 

 とりあえず5つキューブを使って5回建造することにしよう。シド達の要望で他にも大型と特殊も行うことにした。もちろん、素材と鉱石はオイゲンに没収され事なきを得た。

 

 今回は一つずつ装置の扉を開けてお迎えすることに。さて、いったい誰が出てくるのかな…!

 

 

 

ハムマン「おい!ハムマンのことをぼんやり見……」

 

指揮官&シド&ディアス&ライリー「じー……」

 

 

ハムマン「お、お前たち、ハムマンのどこを見ているのよ!?」

 

指揮官「犬耳?」(・・?

シド「耳」

ディアス「ケモミミ!モフモフしてそー!」キラキラ

ライリー「鎖骨」キリッ

 

ハムマン「へ、へんたい‼」

 

~しばらくお待ちください~( ‘ ^‘c彡☆))Д´) パーン

 

 

ライリー「じょ…ジョークっすよ…ジョーク…」((´ཀ‘_))

 

 

指揮官「ほら、冗談で言ってたらからさ?許してあげて?」

シド「ああ見えて根はいい奴なんだ」

ディアス「安心して、もう大丈夫だよ」

 

ハムマン「うぅ…わ、わかった」

 

 オイゲンの後ろに隠れていたハムマンは(俺達に)ボコボコにされたライリーをジトーっと見つめる。

 

ハムマン「こ、こんど変なことをしたら海軍本部にいいつけてやるのだ!」

ライリー「すまない……気を付けます」

ハムマン「ん、指切りげんまん!」

 

 ライリーはハムマンと指切りげんまんして変なことをしないよう約束した。

 

オイゲン「大丈夫なのあいつ?」

指揮官「あんな感じだけど……本当は誰よりも仲間思いな奴だよ」

オイゲン「本当にぃ?」

 

 オイゲンはジト目で俺を見つめる。いつもあんなお調子だから仕方ないよね……

 

ライリー「ほら、飴ちゃんあげる」つキャンディ

ハムマン「む!物でハムマンの気を許そうたってそうはいかないんだから!で、でもとりあえずもらってやるのだ、ありがとう」

 

 とか言いながらハムマンは嬉しそうにキャンディを頬張る。この様子にライリーもほっとしたようだ。

 

ディアス「さ、気を取り直して次っ!」オープンッ

 

 

 

 

ブルックリン「ブルックリンです。指揮官、精鋭巡洋艦として、外交活動はお任せ……あれ?」キョトーン

 

 

 いきなり目の前に鎧姿の男が4人もいたらそうなるよね……キョトンとしていたブルックリンだけど俺の隣にいるオイゲンを見てすぐに納得してくれたようだ。

 

ブルックリン「なるほど…少し変わった鎮守府のようですね」

オイゲン「言っとくけどものすごく変わってるところよ……」

 

 

ブルックリン「構いません。指揮官、戦闘だけでなく外交や交渉はこのブルックリンにお任せください」

 

指揮官「ところで書類整理も得意?」

ブルックリン「はい、書類整理は基本中の基本。問題はありません」

 

 よかったー…最近積もりに積もった書類に追われる羽目だったんだ。書類整理が得意なブルックリンがいてくれるなら大助かりだ。

 

オイゲン「どういうわけか山積みの書類が減るどころか増えてるのよねぇ…」ジトー

 

指揮官&シド&ディアス&ライリー「♪~(´ε`;)」

 

 な、なんのことでしょうかねー………オイゲンにジト目で見られながら次の建造を回して高速建造材を使ってすぐに建造完了させて開けた。

 

 

 

ヴァンパイア「私はV級駆逐艦のヴァンパイア。汝の鮮血、美味しそうと見たわ!」

 

指揮官「まじか」

ライリー「やめとけやめとけ、こいつの血はまずいからよ。だから俺の血をぜひry」

シド「当身」

ライリー「あふん」

 

ヴァンパイア「」

オイゲン「まあそうなるわよね。安心して、見た目はああだけど大丈夫だから」

 

 オイゲンがこの鎮守府のことを説明してヴァンパイアは納得してくれた。うーむ、どうやったら驚かれずに済むのだろうか…

 

ヴァンパイア「なるほどなるほど、指揮官達ってまるでナイトみたいね!」

指揮官「まだまだ新米な指揮官だけどこれからよろしくね」

 

ヴァンパイア「よろこんで!…ところで、汝達は私をじーっと見てるけどどこを見ているのかしら?」

 

指揮官「えーと…羽?」

シド「翼」

ディアス「羽‼それって飛べるの?」キラキラ

ライリー「パン……ん゛ん゛っ…羽っ‼」クワッ

 

 ヴァンパイアのその羽みたいな艤装、それって飛べるのだろうか?飛べたら…かっこいいなぁ

 

ヴァンパイア「…指揮官ってちょっと変わってる?」ヒソヒソ

オイゲン「残念だけどとてつもなく変わってるわよ…」

 

ライリー「さあ次だ次っ‼どんどん建造しちゃおうぜ‼」オープンッ!

 

 

Z1「指揮官よ、今こそ喝采を!これからはこのZ1、レーベヒトマース様に任せ……お?」

 

指揮官「これまた頼もしそうな子が出てきたね」

 

 Z1はきょろきょろと不思議そうに見渡すと俺の隣にいるオイゲンに近づいてきた。

 

レーベ「なあオイゲン……もしかしてあれが俺の指揮官か?」

オイゲン「まあね、あんな厳つい見た目だけども中身はry」

 

レーベ「すっごいかっこいいじゃないか!」キラキラ

 

 レーベは目を輝かせて俺達をまじまじと見つめてきた。彼女の眼差しは憧れの人に出会えて興奮している子供のような無邪気で可愛げのある眼差しだった。なんというか、ちょっと照れるな……

 

レーベ「かっこいいなぁ…な、なあ指揮官、触ってもいいか?」

指揮官「遠慮なくどうぞ」

レーベ「わ、わあ…その銀色の翼の装飾もかっこいいな…あ!そっちの緑と黒い鎧のデザインもかっこいい!」

 

ライリー「す、ストレートに言われるとなんか照れちまうなぁ…」

ディアス「……ランスもあるでよ」

レーベ「か、かっこいいな!」キラキラ

 

指揮官「あ!ずるいぞディアス!だったら…俺は太刀を使ってんだぜ!」

シド「…ハンマー」

ライリー「じゃあ俺はヘビィボウガン!」

 

 太刀やハンマーやヘビィボウガンを見せるとレーベはさらに目を輝かせて喜んだ。よーし、ボックスにはまだまだ武器があるからそいつも見せry

 

オイゲン「指揮官、遊んでる暇はないでしょ?」ゴゴゴゴ

 

指揮官「ヒエッ」

 

 振り向けば笑顔で怒っているオイゲンが。いつの間にか俺達で鎧と武器をお披露目自慢大会を繰り広げてしまっていたようだ。

 

指揮官「す、すんませんでした…」

オイゲン「まったくもう…そっちのけで盛り上がらないで頂戴」

レーベ「…嫉妬してんのか?」ニヤニヤ

 

オイゲン「う、うるさい!強化素材にするわよ‼」

 

 ぷんすかと怒るオイゲン。そうか、オイゲンも見たかったんだね…今度アイテムボックスを整理するときに見せてあげよう。

 

レーベ「あのオイゲンを怒らせるなんて指揮官もなかなかやるじゃないか」ニヤニヤ

指揮官「???」

 

ヴァンパイア「指揮官ってやっぱり鈍いよねー…」

ハムマン「そういうのはいけないのだ」

 

 一体どういうことだろうか…?ささ、気を取り直して次の建造結果を見てみようか。次はどんなKAN-SENが出てくるのかな?

 

 

 

 

 

 

 

ベルファスト「あなたは私のご主人様ですか?ご機嫌麗しゅうございます。メイドのベルファストと申します。この身、これからあなたに捧げます……あら?」

 

 

 なんということでしょう。建造装置を開けたらとてもきれいなメイドさんが出てきた。俺やシドも驚いたが一番驚いたのが……

 

 

ライリー「ほあああああああっ!?」

 

ライリーによる突然の奇声にオイゲン達はびくっと驚く。こんなにも荒ぶるライリーは久々に見る…そうだな、キリン装備をした女性ハンターに出くわした時以来だ。

 

オイゲン「ちょ、ちょっとどうしたの!?」

ディアス「あかん、ライリーにはちょっと刺激が強すぎたんだ」

 

 

ライリー「ほあああああああっ!?」

 

シド「これはかなりハイテンションだな…」

 

ベルファスト「えと…申し訳ございません、些か状況がつかめないのですが…あとご主人様はどなたでしょうか?」

指揮官「あ、俺が指揮官だよ。ちょっと待っててね」

 

ディアス「ライリー!明石を見るんだ‼」

明石「うにゃ!?」

 

 ディアスはハイテンション状態のライリーの目の前で明石をだっこさせて掲げた。

 

 

ライリー「ほああああああああああああああぁぁぁ……スンッ

 

ディアス「ふぅ、なんとかなったぜ」

ライリー「サンキュー、ディアス。危く一乙するところだったぜ」

明石「とりあえず二人とも殴っていいかニャ?」

 

ベルファスト「あの、もう大丈夫でしょうか?」

 

ライリー「ふっ…ご心配をおかけしました。俺があなたのイケメン指揮官であるイケメンライリーでございますです」キリッ

 

ヴァンパイア「明石の代理で殴っておくわね」( ‘ ^‘c彡☆))Д´) パーン

 

ライリー「あべしっ!?」

明石「でかしたニャ」

 

 この流れの激しさでベルファストは一瞬戸惑っていた。ウォースパイトから聞いたけどロイヤルは威厳と優雅を主においているんだっけかな

 

指揮官「ベルファスト、ごめんな?こんな賑やかすぎるところだけど大丈夫かい?」

 

ベルファスト「…ふふ、ご心配なく。賑やかなのも好きですよ。面白く変わった鎮守府のようですが…このベルファスト、ご主人様のために全力を尽くします」

 

 よかったー…とてもきれいなロイヤルのメイドさんが出てきたからこの鎮守府を気に入ってくれるかどうか心配したけど杞憂だったみたいだ。

 それにしてもロイヤルメイド達はほんと奇麗な見た目だなー。シェフィールドやケントもそうだけど海上を駆けても水飛沫で服が汚れないのだろうか…うーん…彼女たちのために洗濯物を干す広場とか造ったほうがいいかなぁ…

 

指揮官「うーん…」ジーッ

 

ベルファスト「???」

 

オイゲン「指揮官、メイドをじろじろ見すぎ」ゴゴゴゴ

指揮官「ひょえっ!?す、すまん!」

 

 そうだよな、必要経費はオイゲンやブルックリンとかに相談してから総司令にお話ししたほうがいいよな。一人で抱えないで考えないほうがいいとオイゲンは怒ってるんだ。

 

指揮官「かまってやらんですまんかった。ちゃーんと向き合うからな」

 

オイゲン「は!?」

ベルファスト「ふふふ、ご心配なく。ご主人様にちょっかいを出すつもりはありませんので」クスッ

オイゲン「う、うるさい!」

 

 ふふ、オイゲンとベルファストはすっかり仲良くなっちゃって。うらやましいなー

 

シド「ところでソルト…」

指揮官「ん、どした?」

シド「そろそろ後ろの連中の対応もしたほうがいいんじゃないのか?」

 

 へ?後ろ?不思議に思った俺は後ろを振り返る。

 

男性ハンターさんA「や、やっべえ…めっちゃ美人すぎるでしょあのメイドさん」

男性ハンターさんB「俺、毎日鎮守府に挨拶しにいこうかな…」

男性ハンターさんC「ちょ、押すなよ!」

男性ハンターさんD「うるせえ俺にも拝ませろ!」

 

指揮官「」

 

 建造室の入り口がのぞき見している調査団達でぎゅうぎゅう詰めになっていた。というかいつの間にこんなに見ていたんだ!?

 

親方「こらっ‼武器防具をつくる用事がねぇならちゃっちゃと探索にいきやがれ‼」

 

ハンター達「わ、わーっ!?すんませーん‼」

 

 親方の一喝で調査団の人たちは一目散で建造室から出て行った。こ、こんなに見に来てたんだ…

 

 

ディアス「じゃあ続けて建造しよっか」

ライリー「うっしゃ俺たちの番だな」ゴソゴソ

シド「まとめて一気にやるぞ」

 

 続いてシド達の建造の番だ。次は大型や特殊建造をするから戦艦か重巡か空母かまたはたそれ以外のKAN-SENが出てくるのか楽しみだ。

 

 

 

 あれ?ちょっと待って。いまさっきライリーがなんかゴソゴソしてたような……うん、気のせいだよね?あ、そんなこと気にしてたら高速建造材で建造したようだ。

 

 

妙高「妙高型重巡洋艦の一番艦、妙高だ。指揮官、自分が役に立てることは……はえっ!?」

 

U-81「ふっふん、これで私にも指揮官がいるということになるな!私はU-81、好きなことは鬼ごっこだ!」エッヘン

 

 

 

リットリオ「さあ指揮官、誇るがいい‼貴方はこの無敵なるリットリオを手に入れた。そしてなによりも………おや?」

 

 

指揮官「( ゚д゚)」

 

明石「……オイゲン、今すぐシェフィールドを呼ぶニャ」

オイゲン「もしもし、シェフィールド?」通信中

 

ライリー「おっといけねえ、探索しにいかなきゃな!」ダッ

 

指揮官「追えっ!ゴーゴーゴーッ‼」ダッ

シド「地の果てまで追い詰めろ」ダッ

ディアス「逃がさねえぞオッラァーン‼」ダッ

 

U-81「鬼ごっこだな!よーし私もー!」

ハムマン&ヴァンパイア「待てーっ!」

レーベ「楽しそうだし俺も行くぞ!」

 

 

妙高「え、えーと…」

ベルファスト「その、しばらくお待ちくださいな」

オイゲン「ごめんなさい、本当にごめんなさいね」

 

リットリオ「ところで指揮官はどこだい?」

 

 

 その後「ドラグライト鉱石を入れただけなんです!レア素材なんてちっとも入れてないんです信じてください!」と捕らえられたライリー氏はこう語っていたが、お仕置きと聞いて我慢できずに駆け付けたシェフィールド氏のチョークスリーパーで絞られた。




明石とライリーの攻防は続く……(オイ

 

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