アズールレーンクロスワールド   作:サバ缶みそ味

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 猛り爆ぜるブラキディオス…どう見てもあの大技がパワーゲイザーに見えてしまう…

 そしてついに古龍スネオがMHWに降臨…!?  まじか


21. 熔山龍捕獲作戦/森の暴れん坊【蛮顎竜:アンジャナフ】

inアステラ作戦会議場

 

Sideソルト

 

総司令「一同揃っているな、これより作戦会議を行う」

 

 この日、緊急の招集により1期団の各リーダー、調査班リーダー、そして俺とシド、ディアス、ライリーの4人とKAN-SEN達の代表としてオイゲンが作戦会議場に集まった。

 突然の招集で何が行われるのか分からないが、総司令の真剣な表情を見ると大掛かりなものなのかもしれない。隣にいるオイゲンも緊張しているようで真剣な面持ちで待っている。

 

総司令「皆のおかげで各地で発見された痕跡の調査が順調に進んでいる。学者たちがゾラ・マグダラオスの進行ルートについて詳しい調査を進めた結果……」

 

 総司令は大きなテーブルに広げられている新大陸の一部が描かれている地図のある場所を指さした。

 

総司令「奴は、大峡谷を目指していることが分かった」

 

オイゲン「大峡谷…?」

 

調査班リーダー「大蟻塚の荒地の向こうに横たわる巨大な谷だ」

 

 大峡谷は名前の通り、大蟻塚の荒地のさらに向こうにある巨大な谷のことであり、その谷を越えた先はまだ他の5期団が足を踏み入れていない場所とされている……なんでも3期団の調査団が飛行船か気球を造り、その大峡谷の先にある場所へと向かったと聞く。

 

総司令「そこで、一つ提案がある……大峡谷でゾラ・マグダラオスの捕獲を決行したい」

 

ライリー「ほ、捕獲!?」

ディアス「で、できるんですか!?」

 

 総司令の提案したゾラ・マグダラオスの捕獲の案を聞いて俺達はギョッとする。さらには俺達だけでなく、物資班リーダーさんも技術班リーダーさん達も驚いていた。

 

 それもそのはず、古龍は元来捕獲ができないとされてきた。罠や麻酔玉はもちろん効かず、いかなる方法を試しても不可能であった。

 

 普段の古龍ならまだしも相手は規格外の巨体を誇るゾラ・マグダラオスだ。

 

総司令「幸いなことに、大峡谷は奴を捕獲するのに最適の地形だ。こんな機会はもうないだろう」

 

 確かに、あの巨体で大峡谷にさしかかれば狭く通りづらいだろう。そうすれば調査団で両側から攻撃をし、動きを鈍らせれば捕獲することはできるかもしれない。だがそれは誰もしたことがない試みだ。

 

生態研究所の所長「今を逃せば、次は10年後…いや、次がある確証はないんや」

 

 ゾラ・マグダラオスはどういう理由でこの新大陸へやってきたのか。この機会を逃してしまったら古龍渡りの謎が分からないままになってしまう可能性もある。

 

親方「勝算は?」

総司令「なければ動けない心臓でもあるまい」

 

技術班リーダー「答えは一つ!今なら活きのいい5期団もおるしな!」

 

 

 そうだ。今は5期団も含めて有力な力もあるのだ。挑まないという手はない。

 

総司令「うむ、決まりだな」

 

 ゾラ・マグダラオスの捕獲作戦は大賛成。早く挑みたくてうずうずしてきたぞ!

 

 

調査班リーダー「だったらその前に、拠点の安全を確実なものにしたい」

 

 皆が同意する中、調査班リーダーさんが意見を述べる。

 

調査班リーダー「最近、アンジャナフがこの近くをうろつくようになった。これを放置したままじゃ、捕獲作戦にはこのままじゃ臨めない」

 

 【蛮顎竜:アンジャナフ】か……痕跡の収拾をして、ここ最近この近辺で縄張りを広げている個体がいることがわかった。アンジャナフは凶暴だ。これを放置してしまうと捕獲作戦の準備ができない。

 

指揮官「総司令、アンジャナフの撃退は俺達でやります!」

ライリー「今は捕獲作戦に集中しなきゃいけないからさ、俺達に任せてくださいよ!」

 

 ライリーもシドもディアスも同じ意見のようで、今はゾラ・マグダラオスの捕獲に力を注がなければ。総司令は頷くと真剣な眼差しで見つめる。

 

総司令「心強いな。だがアンジャナフは強大な相手だ、油断は禁物だぞ」

 

調査班リーダー「もしものことがあるかもしれない。他の5期団、4期団は捕獲作戦の準備に向かわせ、俺はここで待機しておこう」

 

総司令「よし、後は気になる報告があがっていたな……調べに行ってくれるか?」

ソードマスター「承知」

 

 総司令は後ろで待機しているソードマスター殿に視線を向け、ソードマスター殿は静かに頷いた。『気になる報告』?一体何かあったのだろうか…

 

オイゲン「あの……私達はどうすればいいかしら?」

 

 捕獲作戦の決行が決まった中でふとオイゲンが手を挙げた。そうだ……KAN-SEN達のことを彼女達の事をどうするのか、考えなければならない。

 

総司令「そうだな……『艦載機』とやらは物資の輸送に大助かりしている。今回は火薬や砲弾といった兵器だが問題はないかな?」

オイゲン「それなら全く問題はないわ」

 

総司令「うむ……今回はかなり危険な任務となるし、人手が足りなくなることもある。申し訳ないが補助にまわってくれるか?」

 

 今回の相手はあの巨大なゾラ・マグダラオス。しかもその強大さをしっているのはオイゲンただ一人、下手したら巻き込まれ危険な目に遭う可能性もある。

 

 総司令の答えにどう応えるのか、オイゲンは静かに頷いて俺に視線を向けた。

 

オイゲン「指揮官、あんたはどうしてほしい?」

 

指揮官「……きっとこの作戦を聞けば参戦したいと希望を出す子もいるだろう。気持ちは嬉しいが今回は巻き込ませたくない。すまないが調査団達の補助を頼む」

 

 苦渋の決断。一緒に戦いたい気持ちもあるが、無茶をしてほしくないし、大怪我をしてほしくない。

 

 俺の答えにオイゲンは頷いてほほ笑んだ。

 

オイゲン「わかるわよ、あんたの気持ち。他のKAN-SEN達には私が説得しておくから」

指揮官「すまないな……」

 

総司令「これで決まりだな……これよりゾラ・マグダラオスの捕獲を目標とする!各々、準備を始めろ!」

 

 会議は終了したと同時に各班のリーダー達は一斉に動き出す。皆はやいなぁ…俺達も急いで準備をしアンジャナフとの戦いに挑まなければ。

 

オイゲン「指揮官、すぐ出立するのね」

指揮官「ああ、時間との戦いだからな」

 

 鎮守府に戻ってやれないのが申し訳ない。謝ることはない、とオイゲンは苦笑いをして首を横に振る。

 

指揮官「希望のある子は調査団と共に大峡谷へ、準備の手伝いを頼む。他の子は引き続き哨戒任務を頼む」

オイゲン「わかったわ。編成は任せておいて。あとそれから……」

 

 するとオイゲンは俺の手を取って優しく握る。

 

オイゲン「待ってるから。気を付けてね」

指揮官「ああ……」

 

 

ライリー「いいなぁぁぁぁぁ。俺もにぎにぎしてほしいなぁぁぁ」

シド「俺がしてやろうか?」ゴキゴキ

ライリー「いえっ!大丈夫ですっ!もう準備万全でありますっ!」

 

シド「ちっ…」

ライリー「ちっ、じゃねえよ!?あれ?てかディアスは?」

 

 

ディアス「そんじゃアンジャナフを追っ払ってくる」

ホーネット「軽すぎっ!?で、でもケガしないように気を付けて……」てをにぎにぎ

 

 

ライリー「༼ꉺɷꉺ༽」

シド「ほら、急ぐぞ」ズズズズ

 

 

____

 

in古代樹の森_中央

 

Sideソルト

 

指揮官「痕跡によるとこの辺りか……」

 

 アンジャナフの痕跡を辿って古代樹の森の奥地へ。生い茂る樹木で日差しが遮られ日中でも薄暗い。俺達は警戒しながら辺りを見回し慎重に奥へ奥へと進んでいく。

 

指揮官「慎重に行くぞ。奴に見つかったらしつこく追い回されるからな」

 

ディアス「おっけーい‼」

ライリー「うるせえよバカ!?静かに行動しろ!」

 

シド「お前もうるさい…途中でドスジャグラスの痕跡もあったな。鉢合わせしている可能性もある」

 

 

バキバキィッ‼

 

『ギュオオオオッ‼』  『ブオオオオッ‼』

 

 どこかで激しく木々をなぎ倒す音と同時に2頭のモンスターの咆哮が聞こえた。間違いない、ドスジャグラスとアンジャナフだ!

 

指揮官「あっちだ!急ごう‼」

 

 俺達は足を速めて咆哮が聞こえた方角へと進んでいく。近づくにつれ音が次第に大きくなり、茂みに隠れて様子を覗いた。

 

ドスジャグラス『ギュオオッ‼』

 

アンジャナフ『ブオオオオッ‼』

 

 思っていた通り、ドスジャグラスとアンジャナフが縄張り争いをしていた。見た限りでは体格差でアンジャナフが優勢のようだ。

 

 ドスジャグラスが噛みつこうと迫ろうとするがアンジャナフは脚で蹴って除け払う。怯んだドスジャグラスに尻尾で打払い、首を狙って噛みついた。首を噛みつかれたドスジャグラスは逃れようと必死にもがくが、名前の由来通りアンジャナフは顎の力が強く逃さず息の根を止めようと噛みつく。

 

ライリー「ソルト、今がチャンスじゃねえか?」

 

 ふとライリーが小声で声をかけ指をさす。アンジャナフの真上には大きな岩が蔦が絡みついて吊らされていた。当のアンジャナフはドスジャグラスを仕留めようと夢中になって真上の岩には気づいていない。うまく狙い落とせばアンジャナフに大きなダメージを与える事ができるかもしれない。

 

指揮官「よし。ライリー、頼む」

ライリー「任せなさいって」

 

 ライリーは黒電弓ウェイザスを構え、狙いを定めて弓を弾いて弓矢を放った。静かに飛んだ弓矢は蔦を切り、吊らされていた岩が音を立てて落下していった。

 

ガラガラガラッ‼

 

アンジャナフ『ヴおぉぉぉっ!?』

 

 岩の真下にいたアンジャナフは突然降りかかった岩に驚き悲鳴を上げた。見事命中したようで、落石により土煙が舞い上がる。

 

ディアス「よしっ‼やったか!?」

 

シド「あ、それフラグ……」

 

 どこかフラグが立つようなセリフを述べてディアスが飛び出す。ダメージを与えただけでこれで仕留めれるわけがないはず……

 

 すると土煙から何かが蠢いているのが見えた。アンジャナフだろう、俺達は身構えて様子を伺っていたが、突然土煙の中からドスジャグラスが投げ飛ばされたかのようにこっちに飛んできた。

 

 

指揮官「あぶねっ!?」

ライリー「うおわっ!?」

ディアス「なんでーっ!?」

シド「フラグだといったろ…‼」

 

 俺達は慌てて回避。投げ飛ばされたドスジャグラスは木にぶつかり、起き上がったと同時に大慌てで森の中へと逃げて行った。

 

 土煙が消え、そこにはギロリとこちらを睨んで威嚇をするアンジャナフの姿が。グルルル…と唸ると大きく口を開けた。

 

アンジャナフ『グオオオオオオッ‼』

 

指揮官「戦闘開始!」

ディアス「ラジャッ‼」

 

ライリー「ヘイトは任せとけっ!」

シド「油断はするなよ!」

 

 俺は飛竜刀【銀】を、ディアスはレイジングテンペストを、シドはクロムナイトソードⅢを構えて迎え撃つ。アンジャナフが助走をつけて飛びかかってきた。

 

指揮官「っと!」

シド「ふっ」

ディアス「ガードっ‼」

 

 俺とシドは回避をし後ろ脚を攻め、ディアスはガードをしてアンジャナフの正面から挑み、ライリーは赤い瓶の強撃瓶を装填して弓矢を引く。

 

アンジャナフ『ブオオオッ‼』

 

 後ろ脚を攻めている俺達がしつこいと思ったアンジャナフは体を回転させて尻尾で打払う。シドは盾でガードをし俺は回避で躱すが尻尾を振る勢いが強かったのか風圧にあおられる。

 

指揮官「っ!?そんなのありかっ!?」

 

 怯んだ俺を狙ってアンジャナフが噛みつこうとしてきた。

 

ディアス「させるか!ディアスさんガードっ‼」

 

 ディアスが俺の前に立って盾でアンジャナフの噛みつきを防ぐ。助かった…

 

 ふとアンジャナフが噛みつきをし損ねたと同時に口元辺りで火の粉が散ったのが見えた。確か喉の辺りに炎熱を蓄積させる器官があったと聞く…炎やられにもなる可能性があるか。

 

 その間にアンジャナフは頭を大きく下げたかと思えば勢いよく頭を上げながら体全体を使ったタックルをしてきた。

 

ディアス「っと!これもガードっ‼」

 

指揮官「うおっと!くらうかよっ!」

 

 アンジャナフの攻撃をディアスはガードをしてカウンター突きを、俺は回避したのちに太刀を振り下ろしてアンジャナフの脚を攻める。反対側ではシドが斬りかかってダウンを狙っていく。側面から執拗に脚を攻められ苛立ったアンジャナフは脚を上げて蹴り払う。

 

ライリー「狙い射るぜっ!」

 

 俺達が近接して攻めている間にライリーが少し離れたところで弓を射る。弱点部位に当たったのかアンジャナフが一瞬怯むとライリーの存在に気づき、唸り声を上げる。

 

アンジャナフ『ヴゥルルルッ‼』

 

 低く唸ったかと思えば鼻をムズムズと動かしトサカのような形に展開すると体液をライリーに向かって噴出した。

 

ライリー「あぶなっ!?」

 

 飛んできた体液をライリーは慌てて回避をする。鼻から出す体液はマーキングにも使われ臭いもけっこうする。くらったらたまったもんじゃないなぁ…

 

ライリー「あぶねえなおい!俺の自慢の装備を台無しにするつもりか‼」

 

アンジャナフ『グオオオオッ‼』

 

 そんなライリーの文句はアンジャナフは聞き入れることなく、アンジャナフが助走をしライリーめがけて大きく跳びかかってきた。

 

ライリー「話を聞けよぉぉぉっ!?」.∵・(´ε゚((

 

 ライリーの嘆きもむなしく、アンジャナフの飛びかかりに巻き込まれてふっとばされる。

 

ライリー「いててて…」

 

アンジャナフ『グルオオオオッ‼』

 

 ライリーが起き上がろうとしている間にアンジャナフが背中に折りたたまれている翼を展開させ、大口を開けたまま地面ごと抉りとりながら突進をしてきた。

 

ライリー「ちょ、起き攻めっ!?」

 

指揮官「まずい。ディアスっ‼」

 

ディアス「おっけーい‼ディアスジャンピングサイクロンアターーーーック‼」

 

 ライリーが巻き込まれる前にディアスがランスを構えてアンジャナフに向けて突進をし、接近したところで大きくジャンプをして突いた。

 

アンジャナフ『グオオッ!?』

 

ディアス「乗った!ロックンロールの時間だ!」

 

 アンジャナフがランスのジャンプ突きで怯み、ディアスがアンジャナフの背に乗る。その隙にライリーは体勢を立て直して回復薬を飲む。

 

ライリー「サンキュー、助かったぜ!」

 

シド「振り落とされないようにな!」

 

ディアス「任せてちょうだ…おっとと!」

 

アンジャナフ『グルルルッ‼』

 

 背中に乗ったディアスを振り落とそうとアンジャナフが暴れまわる。ディアスはしっかりしがみついて耐えた。

 

ディアス「へへーん、そうは問屋が卸さねえぜ!おらおらおら‼」

 

 腰につけているナイフで執拗に攻めてアンジャナフを疲労させていく。しかしアンジャナフも一筋縄ではいかないようでディアスを乗せたまま動き出す。すると大木に向かってディアスが乗っている背中をぶつけようとした。

 

ライリー「っと、やらせっかよ!」

 

アンジャナフ『ギャウッ!?』

 

 ぶつける寸前にライリーが弓を射ってアンジャナフを怯ませ大木へ体当たりを阻止させる。

 

指揮官「俺達も手伝うぞ!」

シド「暴れさせん…!」

 

 俺とシドもアンジャナフを攻めてディアスの乗り攻撃を支援していく。振り落とそうと動いていたアンジャナフは俺達の攻めとディアスの乗り攻撃をくらって疲労の色を見せた。

 

ディアス「よっしゃ、今が攻め時っ!」

 

 一撃のチャンスを見て、ディアスはアンジャナフの背中に向けて力強くランスで突いた。

 

アンジャナフ『ギャウンッ!?』

 

ライリー「ナイスダウン‼」

指揮官「よし、畳みかけろ!」

 

 アンジャナフはダウンをして足をじたばたさせている。畳みかけて攻めるチャンスだ!

 

 シドは尻尾を、ディアスとライリーは背中を、俺は頭部で気刃斬りで攻めていく。起き上がる前に大回転気刃斬りを決めておきたい。

 

指揮官「っよし!まずは白!」

 

 起き上がる前に一撃を入れる事ができた。起き上がったアンジャナフは唸り声を上げると鼻のトサカを展開した。

 

アンジャナフ『ブオオオオッ‼』

 

シド「っ!キレたか」

ディアス「うるさーい」

 

 怒り状態になったアンジャナフ…ここから用心していかねば。身構えている俺達に向かってアンジャナフは大口を開けて噛みついてきた。

 

ライリー「あぶっ」

指揮官「っ!」

 

 奴の攻撃を回避することはできたが、口からチリチリと火が漏れていた。どんどん炎が蓄積されている証だ。

 

指揮官「次は炎やられになるかもしれない。気を付けろ」

 

ディアス「了解っ!」

シド「くるぞっ!」

 

アンジャナフ『ブオオオオッ‼』

 

 そんなこと言っている間にアンジャナフ体を大きく使ったタックルをしてきた。俺は寸前の所を見切ってカウンターで気刃斬りをし、ディアスはガードをしてカウンター突きを、シドは回避をして反撃で斬りかかっていく。

 

ディアス「へへー、こんなもん楽勝ですぞ!」

ライリー「余裕だぜ余裕!」

 

 回避とガードをし続けお2人は楽勝ムードのようだが…油断は禁物だ。次はどう動ry

 

アンジャナフ『ブオオオオッ‼』

 

アンジャナフの喉が赤く変色し、口から炎があふれんばかり勢いよく漏れ、折りたたまれている翼を大きく広げ、口を大きく開けて咆哮をした。

 

ディアス&ライリー「( ゚д゚)」

シド「ほらいわんこっちゃない……」

 

 なるほど、あれが炎熱蓄積状態か。ここから攻撃が激しくなる…気を付けないと。身構えているとアンジャナフはライリーに迫っていくと大口を開けて噛みついてきた。

 

ライリー「うおっ!?」

 

 ライリーは寸前の所を回避したが、アンジャナフが勢いでもう一度噛みついてきた際は牙が背中を掠る。

 

ライリー「っつう…!掠っても痛てえな」

 

指揮官「ライリー!背中、背中!」

 

ライリー「え?なに?…あれ?なんか背中熱くね?」メラメラ

 

シド「背中燃えてるぞ!」

 

 

ライリー「まじか!?あっづうううううういっ!?」ゴロゴロゴロゴロ

 

 アンジャナフの口から勢いよく炎が漏れている。掠っただけでも相手の体に着火させ炎のダメージを与える炎やられにさせる……あれだけの炎が噴射されたらまずい。ライリーは転げまわって炎やられを解消させる。

 

ディアス「ソルト、攻略法は?」

 

指揮官「資料によれば喉のあたりに炎を備蓄させる器官がある。顔面を攻撃し体内で炎を爆発させればダウンするはずだ」

 

ディアス「おっけーい‼ディノバルドと同じ攻略だね!」

ライリー「あちち……それなら任せな!」

 

 ディアスとライリーはアンジャナフの正面へと立ち回り、喉のあたりにある器官を狙って攻めていく。

 

シド「脚を狙ってダウンをさせるぞ」

指揮官「おし!」

 

 シドと俺はアンジャナフの側面から回り込み、ダウンを狙うべく脚を攻めていく。

 

アンジャナフ『グルルルッ‼』

 

 脚の周りにいる俺達を払いのけようと体を回転させて勢いよく尻尾を振るう。風圧もあるようだがもう見切った!

 

指揮官「なんのっ‼」

シド「当たるか!」

 

 俺はタイミングを見て見切りをしカウンターで気刃斬りを、シドは回避をして再び脚を攻める。シドが勢いよく斬りこんでいくとアンジャナフの右後ろ脚に傷がつきアンジャナフはダウンをした。

 

アンジャナフ『ギャウッ!?』

 

指揮官「よし、畳みかけろ!」

 

ディアス「よっしゃぁ!ディアストルネードアターーーーック‼」

ライリー「強撃瓶の補充完了!もういっちょくらいなっ!」

 

シド「ついでに尻尾も狙うか」

 

 アンジャナフのダウンによるチャンス。俺達は一斉に攻めていく。このまま頭を狙って備蓄器官にたまっている炎が爆発してもう一度ダウンをしてくれたら嬉しいのだが…

 

 しかしそう思う通りにはならず、アンジャナフはすぐさま起き上がると大きな体と尻尾を使ってタックルや尻尾を振って払いのけようとしていく。

 

ライリー「なかなかダウンをしねえな…!」

指揮官「根気よく攻めていけばとれるはずだ」

 

 まだまだ大したダメージにはなっていないのかもしれない。だが攻め手を緩めてはいけない。

 

アンジャナフ『グルルルッ‼』

 

 ふとアンジャナフは背中に折りたたまれている翼を展開させながら数歩後ろへ下がりだした。どういう行動なのか一瞬虚をつかれてしまったが、奴が下がりながら大きく息を吸っていたのを思い出す。

 

指揮官「まずっry」

 

 

ブウウウウウウウッ‼

 

アンジャナフは鼻のトサカを広げたと同時に鼻から勢いよく大量の火炎粉塵が噴出された。案の定、油断していた俺達は大量の火炎粉塵に巻き込まれる。

 

指揮官「あっつぅいっ!?」.∵・(´ε゚((

ライリー「ひでぶぅっ!?」.∵・(´ε゚((

シド「っ!?」」(#)Д`;;)

 

ディアス「ガード」^^

 

 

 俺達が火炎粉塵に巻き込まれて炎やられになった中、ディアスはとっさにガードをしたため巻き込まれるずにすんだ。

 

ライリー「ずりいぞこの野郎‼ってかあっつ!?」ゴロゴロ

 

ディアス「ふははは、ランスだからできたこと」ドヤァ

 

シド「そんなこと言っている間にアンジャナフがこっち来てるぞ」コロコロ

 

 ディアスがどや顔をしている隙にアンジャナフが大口を開けて地面ごと抉り取りながら突進をしてきた。

 

ディアス「ちょ、ちょっとまってーっ!?」

 

 気を取られていたディアスはそのアンジャナフの勢いのある突進に巻き込まれる。

 

指揮官「ディアスっ!これでっ‼」つ【生命の粉塵】

シド「俺も使う」つ【生命の粉塵】

 

 俺とシドはすぐさま生命の粉塵を使い、4人全員の傷を癒させる。

 

 アンジャナフの喉元はまだ赤く、口から炎が漏れている。まだ炎は備蓄されているか…急がないと大量に炎を噴出されてしまう。その前にダウンをさせなければ。

 

指揮官「ライリー!」

ライリー「瓶を変更っと…オッケーだぜ‼」

 

シド「もう一度脚を狙う!」

指揮官「頼んだ。俺は頭を狙う!」

 

ディアス「よーし援護するよー‼」

ライリー「お前も正面立て」

 

 シドがアンジャナフの左側の後ろ脚を執拗に攻め、そのシドを払いのけようと脚で蹴ろうとするがライリーが弓を射って邪魔をする。シドとライリーがヘイトを稼ぎ、俺とディアスでアンジャナフの頭部を狙う。

 

アンジャナフ『グルルルッ‼』

 

 アンジャナフが炎が漏れている大口を開けて噛みつこうとしてきた。俺とディアスはカウンターの構えを取ろうとしたが、その隙にライリーが弓を射った。

 

アンジャナフ『ギャウウッ!?』(( ;`皿´))

 

 するとアンジャナフが体を硬直させて痙攣をしだす。

 

ライリー「っしゃあ‼麻痺ったぜーっ!」

ディアス「ナイス麻痺‼」

 

 炎を噴出する前にアンジャナフの麻痺に成功!でかした!

 

 しかしながら獣竜種の力強さか。麻痺しても尚力強くで体を動かして進もうとしていた。

 

指揮官「麻痺が解ける前に攻めるぞ!」

 

ディアス「おぉ!どんどん突くよ!」

ライリー「ついでに竜の一矢もくらいな!」

シド「ふんっ‼」

 

 麻痺が解ける前が正念場だ。気刃斬りを、突きを、竜の一矢を、連続斬りをぶつけていく。

 

ディアス「ソルト!」

指揮官「おっしゃあ!」

 

 俺はディアスの背を借りていったん跳び、ディアスが盾を上に構えて足場を作る。盾をジャンプ台にしてもう一度高く跳んだ。

 

 アンジャナフの麻痺が解けたがその前に兜割りを放つ。狙うは奴の頭部!

 

指揮官「そいやああああっ‼」

 

 

 一閃、赤い剣閃が縦にアンジャナフの頭部を過る。その直後に強烈な一撃がアンジャナフを襲う。

 

 

\BOMB‼/

 

 すると喉元を赤く染める光が一気に広がったかと思えばアンジャナフの口から洩れていた炎が爆発した。

 

アンジャナフ『ギュオオオオッ!?』

 

 器官内で起きた爆発に耐え切れず、アンジャナフは悲鳴を上げて後ろへ大きく倒れこむ。よし!ダウン成功だ‼

 

指揮官「今だ‼一気に攻めろ‼」

3人「うおおおおっ‼」

 

 ダウンをしているうちに一気に攻め立てた。これでアンジャナフには大きなダメージを与える事ができた。

 

ディアス「おりゃあああ!ディアスモニュメントアターーーーック‼」

 

 ディアスが突進で尻尾を狙い、勢いよく思い切り突いた。強烈な突きと同時にアンジャナフの尻尾が切断される。

 

アンジャナフ『ギュオオオオッ!?』

 

 アンジャナフは尻尾が切れたことで勢いよく転がり倒れた。なんとか起き上がって立ち上がり、こちらに向けて唸り声を上げた。まだまだやるつもりか、俺達は身構える。

 

 

アンジャナフ『ギュオオオ…!』

 

 

 するとアンジャナフが弱弱しく吠えたかと思えば踵を返してあたふたと逃げて古代樹の奥へと行った。辺りを見回し、危険がないことを確認し俺達は武器を収めた。

 

ディアス「よし…これで大丈夫かな?」

 

指揮官「ああ、このあたりうろつくことはないだろうな」

 

シド「なんとか撃退ができたな…」

ライリー「よっしゃ俺達の勝ちってことだな!」

 

 ふう…なんとかアンジャナフを撃退する事ができた。これでアンジャナフはこの辺りを縄張りを取らないだろうし、安全に大峡谷へ物資を輸送できる。

 

指揮官「さあ急いで戻ろう」

 

 俺達も急いで帰ってゾラ・マグダラオスの捕獲作戦の準備に取り掛からないと!

 

____

 

inアステラ鎮守府_指令棟前

 

 

Sideソルト

 

指揮官「みんなー‼戻ってきたよー‼」

シド「アンジャナフの撃退成功だ」

ディアス「ふー、頑張ったよ」

ライリー「俺を癒してくれ‼」クワッ

 

 

 

オイゲン「指揮官、おかえりなさい…!」

調査班リーダー「戻ってきたな。よくやった」

 

 

 あれ…?オイゲンも調査班リーダーさんもなんだか深刻な面持ちだ。何かあったのだろうか…?

 

調査班リーダー「なんとか間に合ってくれたな。よかった」

 

オイゲン「KAN-SEN達みんなはもう集まっているわ。指揮官、急いで指揮を執ってもらうわよ」

 

指揮官「オイゲン、なにかあったのか?」

 

調査班リーダー「じいちゃんや各班のリーダー達、4期団、5期団全員が大峡谷へ向かったその後だ」

オイゲン「哨戒任務で瑞鶴が艦載機を飛ばして索敵していたのだけど……その時、セイレーンの艦隊がたくさんこちらに向かってきているのを見つけたの」

 

 セイレーンの艦隊がたくさん…?なんだか嫌な予感がする。俺の嫌な予感を察したのかオイゲンは深く頷いた。

 

 

オイゲン「セイレーンが大艦隊を率いてこの新大陸に向かってきているわ」





 直接ゾラ・マグダラオスにいくか間にアンジャナフ挟むか物凄く悩みました……

 その後のアンジャナフの活躍って…

 リオレウスに蹴られ、焼かれて運搬されて退場
 縄張り争いに負けて荒地にうろつく
 イヴェルカーナに氷漬けにされる


 アンジャナフぇ……
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