アズールレーンクロスワールド   作:サバ缶みそ味

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リノといい、ブレマートンといい、マーブルヘッドやイントレピッド……ええい、ユニオンのKAN-SENはエチエチか‼

 


22. 熔山龍捕獲作戦/新大陸海域海戦 前

inアステラ鎮守府_母港

 

Sideソルト

 

 オイゲンに案内され急ぎ母港へ向かうと彼女達は艤装を身に着け待機していた。

 

 様子から見てすぐにでも飛び出していきたい子、緊急事態ということで不安や緊張を抱いている子、いつでも戦えると血気盛んな子等々、場はかなり緊迫している。

 

指揮官「状況は?」

 

オイゲン「哨戒任務に当たっていた瑞鶴、シャルンホルスト、ダンケルク、デンバー、シュロップシャー、パーミャチ・メルクーリヤがすでに向かって足止めをしているわ」

 

 しかしそれでも数は多く、このままでは足止めをしている瑞鶴達が危ないという。早急に決断をし彼女達を助けねば。

 

ジャン・バール「指揮官、もうやることはわかってるんだろ?」

リットリオ「彼女の言う通り、言うまでもないだろう?」

 

指揮官「ああ。全艦隊、出撃」

 

レーベ「よし!それを待ってたぜ!」

ウォースパイト「すぐにでも出撃できるわよ」

 

 

 

指揮官「――――――の、前に」 

 

 

クリーブランド「えぇっ!?」ズコーッ

ニーミ「な、何かあるんですか!?」

 

 速く出撃したいのにと慌てる彼女達にこれだけは伝えておかなければ。

 

指揮官「必ず全員けがなく無事に帰ってくること。いいね?」

 

 全員が無事に帰ってきてほしい。それだけでいい。彼女達は目を丸くするがすぐに笑って頷いた。

 

KAN-SEN達「はいっ‼」

 

指揮官「よし、じゃあ出撃だ‼編成は随時通信で伝える」

 

ジャン・バール「ああ、任せておけ!」

U-81「大暴れするぞー!」

 

オイゲン「指揮官、総力戦になるわ。今回ばかりは水雷戦隊をも編成させた方がいいわよ」

指揮官「よし!………すいらいせんたん?」(・ω・?

 

オイゲン「……はぁそうよねぇ…通信で説明するからいいわ。行ってくるわね」

 

指揮官「ああ、気を付けてな」

 

 オイゲンは手を振ってすぐに出撃したKAN-SEN達と合流し海域へ向かっていく。

 

指揮官「明石、戦闘で艤装が損傷した子の修繕を頼む」

明石「任せてニャ!怪我したら明石が直してあげるニャ」

 

指揮官「ライリー、ディアス、シドは怪我を負った子の治療を頼んだ」

 

ディアス「オッケー!処置は任せろー!」

シド「回復薬や粉塵の調合もやっておくか」

 

ライリー(総力戦か……ならもっと増やした方がいいよな。よーし…)コソコソ

 

 

 よ、よし……俺は兎に角編成や指揮に集中せねばならない。通信機器と海図とか色々用意せねば。

 

 

 みんな無事でいてくれ…!

 

___

 

in新大陸遠洋

 

Side瑞鶴

 

 

 空は黒雲が漂い、海はうねりを上げて荒れる。今の状況はあまり良くない。

 

 天候のみならず、そこにはセイレーンの艦隊が数多くいる。戦艦、重巡、軽巡、駆逐艦…数多のセイレーンがこちらへと迫り、弾幕を放つ。

 

シャルンホルスト「ちっ!まだ来るか…!」

メルクーリヤ「ちょっとぉ!どんだけくるのよぉ!?」

 

 シャルンホルストは舌打ちをして睨み、メルクーリヤは疲労と焦りの声を漏らす。索敵で大艦隊を発見し、新大陸への侵攻を防ぐために足止めをしている。

 足止めをして討ってもすぐに次の艦隊が迫ってくる。何度も何度も撃ち続け、弾薬の数がそろそろ底をつきそうだ。

 

デンバー「もう少しの辛抱だ!姉貴達がすぐに来るよ!」

ダンケルク「増援が来るまで持ちこたえましょう!」

 

瑞鶴「そうね…‼みんな、踏ん張りどころよ‼」

 

シュロップシャー「瑞鶴さん‼戦艦の主砲、来ます‼」

 

 シュロップシャーの声に私は敵艦隊へ視線を向ける。4隻のセイレーンの敵戦艦が私達の艦隊に向けて主砲を放った。大きく弧を描く数多の砲弾が降りかかり、一つの砲弾がメルクーリヤへと迫っているのが見えた。

 

瑞鶴「っ!」

 

 急いで駆けた私はすかさずメルクーリヤの前に立ち、刀を抜いて勢いよく振り下ろす。下された刀の刃は砲弾を縦に両断し、私達の両側へと逸れる。海面へ着弾したと同時に大きな水飛沫を散らした。

 

メルクーリヤ「び、びっくりしたぁ……」

 

 メルクーリヤは目を見開き硬直していた…それはいいとして、反撃をせねば!すぐに数多の艦載機を発艦させる。狙いは、戦艦!

 

瑞鶴「さあやっちゃって‼」

 

 

艦載機<オラオラオラーッ

艦載機<ヤッテヤルデス!

 

 

 艦載機による爆撃は見事敵戦艦に命中。直撃した敵艦2隻は炎に包まれて沈んでいき、残りの2隻は黒煙を上げている。

 

瑞鶴「もうひと押し!」

シャルンホルスト「任せろ!」

 

 シャルンホルストが狙いを定めて主砲を放った。勢いよく飛んで行った砲弾は黒煙を上げる敵戦艦へと着弾し、敵戦艦の2隻は爆炎と共に沈んでいった。

 

瑞鶴「これならいける…!」

 

 これなら足止めにより時間を稼げる。敵艦隊を落ち着いて対処し、艦隊の大将であるセイレーンの指揮艦を叩けば…!

 

シュロップシャー「っ!?瑞鶴さん、上っ‼」

 

 シュロップシャーが何かを見つけたようで警戒を呼びかけてきた。彼女が見上げている上空へ目を向ける。上空に黒い飛行物体が数を成してこちらに向かってきている。

 

デンバー「あれは…セイレーンの艦載機!」

 

瑞鶴「ということはセイレーンの空母『Queen』も現れたってことね!」

 

 戦艦のみならず、空母も出現した。敵空母の艦載機も侮れないためこれは気を緩めてはいけない。

 

瑞鶴「みんな、対空用意‼」

 

 対空砲を構えて迎撃させ、私は艦載機を発艦させて敵艦載機を撃ち落とす。放たれた弾幕や艦載機の機銃により迫りくる艦載機を攻撃前に撃墜させていく。

 

 しかし、今回は敵艦載機の数が多い。対空砲の弾幕や艦載機の迎撃を次々とすり抜け、私達に向けて無数の弾幕や爆弾を投下していく。

 

瑞鶴「回避っ!」

 

 対空砲を放ちながら敵の爆撃、その間にも放ってくる敵艦隊の砲弾を回避しなければ。私やシュロップャー、ダンケルクは軌道や動きを見て弾幕や降りかかる爆撃をすり抜けて回避していく。

 

 

メルクーリヤ「ひゃああっ!?ちょ、ちょっとぉ!動きが遅いからって集中砲火は卑怯よ!?」

デンバー「しっかり!なんとかカバーするから持ちこたえて!」

 

 メルクーリヤが降りかかる爆撃を回避するが敵艦隊の放った砲弾には反応しきれず掠め、当たりそうになったら艤装で防いでいた。そしてメルクーリヤを守るようにデンバーが敵艦載機を撃ち落とし、砲撃で敵艦隊へ対抗していく。

 

 しかし、敵艦隊の中から青白い大きな砲弾が弧を描いて二人に向かって迫ってきているのが見えた。しまった!まだ敵艦隊の中に戦艦がいた!

 

瑞鶴「二人とも避けて!」

 

 咄嗟に呼びかけたがそれよりも砲弾が何倍も速い。このままだと直撃する…!

 

 

シャルンホルスト「下がれっ!」

 

 するとシャルンホルストが2人を押しのけ、艤装で防御態勢を取った。砲弾は直撃すると爆発と共に水飛沫と衝撃、白煙を散らして視界を遮らせる。

 

瑞鶴「シャルンホルストっ‼」

 

 彼女が無事かどうか、私は必死に呼びかけた。煙が次第に消えると、シャルンホルストが姿がはっきりと見えた。彼女の艤装は片方が黒煙を上げて火花を散らしており、彼女の服も少しボロボロになり焦げた臭いがあった。

 

瑞鶴「大丈夫っ!?」

シャルンホルスト「直撃したが……大事ない。まだまだ戦える」

 

 シャルンホルストは不敵な笑みを返すとすぐに敵艦隊へと睨みつけた。損傷しても尚戦うつもりだ。

 

シュロップシャー「だ、ダメですよ‼その損傷で動けば危険です!」

シャルンホルスト「片方動けば問題ない。まだ魚雷も放てるぞ」

 

シュロップシャー「でも…‼」

ダンケルク「気を付けて‼また艦載機が来るわ!」

 

 こうしている間にも敵艦載機が迫り来ている。このままじゃまずい…ならば私が先陣切って囮となり皆を退かせるか…私は意を決して刀を握る。

 

 

 

加賀『五抗戦、無理をするなよ』

 

瑞鶴「!?か、加賀先輩っ!?」

 

 いきなり加賀先輩からの通信が来て私は驚く。驚いたのは私の意中を読み取られたこともあったのだけど……その直後私達の後方から幾つもの艦載機が頭上を通り過ぎていき、敵艦載機を撃破していった。

 

 私は艦載機が飛んできた方角へと顔を向ける。後方から加賀先輩、そして他のKAN-SEN達の姿が見えた。私が目を丸くするも間もなく加賀先輩達は私達と合流する。

 

クリーブランド「みんな‼無事か!?」

デンバー「姉貴っ!」

クリーブランド「デンバー、よく頑張ったな。こっから巻き返すぞ!」

デンバー「うん…‼」

 

オイゲン「シャルンホルスト、また無茶をして…」

シャルンホルスト「ふん、お前ほどではないがな」

ニーミ「でも無茶し過ぎです‼沈んだら元も子もありませんよ‼」プンスカ

シュペー「指揮官が泣いちゃう」

 

シャルンホルスト「…わかったわ。明石にすぐに直してもらって前線に戻る」

 

ミンスク「メルクーリヤ、大丈夫?」

メルクーリヤ「あたた……もういきなり激戦になるとか最悪よ……」

 

加賀「敵は…随分といるようだな」

瑞鶴「はい…思った以上にいますね」

 

加賀「それだけの数を足止めをして時間を稼いだ。よくやった」

瑞鶴「‼加賀先輩…」

加賀「全力で叩くぞ。ついてこい」

瑞鶴「…‼はい‼」

 

オイゲン「指揮官、損傷したシャルンホルスト、メルクーリヤ、デンバーを退かせるわ」

指揮官『わかった…よく頑張ってくれた。ここから反撃に移るぞ』

オイゲン「百も承知よ」

 

指揮官『全艦隊、反撃開始だ!』

 

___

 

Sideオイゲン

 

オイゲン「さあやるわよ‼」

 

加賀「ああ、存分に暴れさせてもらおう…‼」

ホーネット「ちゃちゃっとやっちゃえー!」

イラストリアス「皆さんに加護を…!」

ユニコーン「ユニコーン…頑張る!」

龍鳳「艦載機発艦開始です!」

 

 加賀ら空母達が一斉に艦載機を発艦させる。対抗して飛んできた敵艦載機達を機銃で撃墜し、セイレーンの艦隊へと爆撃や魚雷を投下。爆発と共に敵艦隊を次々に撃沈させていく。

 

ジャン・バール「これで遠慮なくぶっ放せる事ができる!」

 

リットリオ「ふっ、艦隊決戦か…悪くないな。オールドレディよ、共に優雅に参ろうか!」

ウォースパイト「はあ…でも敵を思い切り叩くのは同意するわね…さあ砲撃よ!」

 

 空母達に続いて戦艦の彼女達が狙いを定めて全砲門火力全開で砲撃を放った。一斉に飛んで行く戦艦の弾幕は着弾と同時に爆発し敵艦隊を撃沈させていった。

 

加賀「後方支援は任せておけ」

オイゲン「頼んだわ。指揮官!」

 

指揮官『よし!第一、第二艦隊は水雷戦隊と共に進攻。第三、空母を主に後衛にし支援砲撃と対空砲撃しつつ後続。他の前衛艦は敵艦の撃破をしつつ各艦隊の前衛と交代!』

 

U-81「しきかーん‼潜水艦は?」

指揮官『敵艦に気づかれないよう雷撃で撃破、艦隊の支援を頼んだ!』

U-566「了解っ!」

 

 

指揮官『損傷や怪我したら明石や俺達が治してやるから無理せずな!』

 

オイゲン「それ指揮官に言えることかしら?」クスッ

指揮官『(´・ω・`)』

 

オイゲン「ふふっ、冗談よ?必ず勝ってみせるから待っててなさい?さあ、行くわ!」

 

 私を先頭に第一艦隊、第二艦隊、水雷戦隊、他の前衛艦が続いて敵陣へと攻め込んでいく。向かう途中で重巡や軽巡の砲弾の数々が撃ち込まれてきた。私達は砲弾や水面に落ちて舞い上がる水柱をを切り抜けて接近していく。

 

高雄「邪魔だっ!」

オイゲン「放てっ!」

ボルチモア「そこだっ!」

 

 敵の砲撃を躱し、敵艦隊へ向けて斉射。勢いよく放った砲撃は敵重巡、軽巡、駆逐の数隻に直撃し爆炎を上げて撃沈してく。

 

クリーブランド「ひゅーっ!やるじゃないか!よーし、私達も続くぞ!」

 

ポートランド「まだ見ぬかわいいインディちゃん…お姉ちゃんの活躍を見ててね!」

ブルックリン「この敵の数…執務室にまだ溜まっている書類の山とライリーさんの始末書の数と比べたらどうってことないわ‼」クワッ

 

 クリーブランドを先頭にユニオンの前衛艦がスピードを上げて接近してきていた数隻の敵軽巡に向けて砲撃。機動力のあるクリーブランドが敵を翻弄させながら撃ち、留めにポートランドとブルックリンが砲撃して撃破。ていうかブルックリン、あんたそんなキャラだったかしら?

 

 

ニーミ「さあ私達も続いていきましょう!」

ジャベリン「頑張っちゃいますよ!」

カッシン「眠いけど…コーラの為に頑張る…」

レーベ「このレーベ様の活躍を括目せよ‼」

ミンスク「Ура!放てーっ!」

 

 ニーミやジャベリン達が敵の砲弾を躱しつつ反撃で斉射、そして敵艦隊へ向けて一斉に魚雷を放った。白波を切って向かう魚雷達は見事にヒット。爆発により敵艦数隻の撃破を確認した。

 

 

江風「甘いっ!」

 

 一方では江風に向けて放たれた敵重巡の主砲を、江風は居合と共に砲弾を両断。斬り終えると刀を構えなおして速力を上げて一気に迫った。

 

江風「はああああっ‼」

 

 刀を力いっぱい振って敵重巡の船体をばっさりと斬り捨てた。船体がずり落ちる音を立てて沈む敵の重巡……というかよく見ると江風の刀の刃はバチバチと青い電気のようなものが迸っていた。

 

瑞鶴「す、すごいわね親方が鍛えなおしたその刀……」

江風「これが雷属性……!セイレーンの艦には有効そうだ」

 

高雄「かっこいい……羨ましいな」

 

 

 刀を持っている瑞鶴と高雄が羨ましそうに江風の刀を見つめる。この二人、戦いの後で親方に刀を改造を頼むかもしれないわね…

 

 

シュペー「皆を守る…‼」

 

ベルファスト「ご主人様の為、この障害を取り除かせていただきます」

 

シェフィールド「『ゴミ』の掃除をしないといけませんね」

 

 シュペーが前進して砲撃し、ベルファストとシェフィールドが敵艦を牽制しつつシュペーを援護。ベルファストの艤装から白い煙幕が放出され広く拡散する。セイレーンの艦隊は煙幕の中へと一斉に砲撃していった。

 

シュペー「これでもくらえっ‼」

 

 煙幕の隅からシュペーが飛び出して大きな艤装の手で敵艦を切り裂いて撃破。続いてベルファストとシェフィールドが煙幕の中から出て魚雷を放ち彼女達に向けて撃っていた数隻の敵駆逐艦を撃破。

 

ベルファスト「シュペー様、お見事でございます」

シェフィールド「この調子でライリーさんのお掃除も頼みたいですね」

シュペー「私はまだまだだよ。ベルファストさんの方がすごいよ」

 

 

 各艦隊、セイレーンの艦隊を撃破して行っている。私は味方と敵の艦載機が飛び交う上空を見上げ、そして敵艦隊の方へと目を向けて睨む。

 

オイゲン「まだ敵の数はいるわね……」

 

ボルチモア「これぐらいどうってことないさ」

オイゲン「長期戦に持たれるとやっかいだわ」

 

 今は優勢だがこちらは砲弾や燃料に限りがある。セイレーンの数で押されてしまったら一気に旗色が悪くなる可能性もある……だからこそもっと敵陣へ進み敵の指揮艦を撃破しなければ。

 

 

リットリオ「アリーヴェデルチ‼」

ジャン・バール「遊びはここまでだっ‼」

ダンケルク「いつも通りで‼」

 

 後方からリットリオとジャン・バールとダンケルクが斉射。リットリオの無数の弾幕とジャン・バールとダンケルクの勢いよく放たれた砲撃が敵のセイレーンの艦達を次々に撃破していった。

 

ダンケルク「このまま一気に攻め込んで敵の指揮艦を撃破するのでしょ?」

 

リットリオ「ならここは私に任せたまえ」キラッ

ジャン・バール「てめえだけじゃねえだろ。オレもいること忘れんな!」

リットリオ「おや?すまない、てっきり君も突進していくかと思ってね」キラッ

ジャン・バール「むかつく…‼」

 

ダンケルク「こら、喧嘩はダメでしょ?ここは任せてちょうだい」

 

オイゲン「助かるわ!このまま行ってくる!」

 

 ダンケルク達が主砲を放って接近してくる敵艦達を撃破、足止めをしていく。私は指揮艦を討つべく敵艦隊に向けて速力を上げて向かっていった。

 

ベルファスト「オイゲン様、また無茶を…」

シェフィールド「私達も続けていきましょう」

シュペー「オイゲン、私も手伝う…!」

クリーブランド「よーし私も!」

 

___

 

in母港

 

Side明石

 

シャルンホルスト「明石‼急いで直せ!」

 

明石「わ、わかってるニャー」

 

 私はあたふたと帰港したシャルンホルスト達の艤装の修理を行っているニャ。シャルンホルストの艤装は思った以上に損傷し、煙を上げているニャ。

 

明石「ニャニャ…直るまで時間がかかるかもニャ」

 

シャルンホルスト「冗談じゃない!皆が戦っている中ちんたらしていられるか‼」

 

 シャルンホルストの気持ちは十分わかるニャ…でも中途半端な状態で向かわせたら大怪我させてしまうニャ。私も指揮官もそれは絶対に嫌だニャ。

 

デンバー「私は少し休んだらすぐ行くよ」プスプス

明石「ニャ!?まだ直してないニャ‼無理はダメニャ‼」

 

メルクーリヤ「艤装もだけど私の体のケアもしてよー‼」プンスカ

明石「うるさいそこで寝とけニャ‼」

 

 ニャニャニャー‼忙しいニャ‼猫の手も借りたいニャー‼

 

 

ディアス「明石ー‼助っ人呼んできたよー!」

親方「明石っ‼助けにきたぜ‼」

技術班リーダー「老骨に鞭打って駆けつけてきたぞー‼」

 

明石「ニャニャっ!?親方、技術班リーダーさん!?」

 

 親方と技術班リーダー、それから助手の人達が駆けつけてきたニャ‼

 

明石「で、でもゾラ・マグダラオス捕獲作戦の準備中じゃ…」

 

親方「心配すんな。あっちには一番弟子と4期団や5期団の連中がいる」

技術班リーダー「大掛かりなことはすんだし、あとは若いもんの力があれば大丈夫じゃ」

技術班①「俺達も手伝うぜー‼」

技術班②「多少の技術は違っても力になるはずだ!」

 

明石「みんな…ありがとニャ!」

 

親方「さあ修理に取り掛かるぞ‼」

技術班リーダー&弟子達&技術班達「「「「「「おおおおーっ‼」」」」」」

 

ディアス「よーし、俺とアイルー達で怪我の治療だー!」

ジャスパー「にゃー‼」

 

 

 艤装の修理は親方と、彼女の怪我の治療はディアス達が請け負ってくれたニャ。これで安心ニャ!

 

 

親方「えーと……部品がいるなぁ。どうする?」

技術班リーダー「鉄鉱石や鉱石が使えるな…エルトライトを使うか?」

 

弟子①「シドさんから素材ボックス使用の許可もらってきた!『鎧竜の重殻』が使えそうだったから持ってきた!」

技術班③「でかした!」

 

シャルンホルスト「なんだかよく分からないが修理に使えるなら遠慮なく使ってくれ!」

 

 

ディアス「これ回復薬グレートね」

デンバー「どれどれ…わお‼傷が治った‼」

ジャスパー「鬼人薬も飲んでみるニャ?」

デンバー「すごい‼なんだか力が漲ってきたよ‼」

 

アイルー①「ふみふみー♪肉球マッサージニャ」

アイルー②「お客さんけっこうこってるニャ」

 

メルクーリヤ「ふにゃああああああ!?ちょ、やばっ、気持ちよすぎるぅぅぅぅぅ!?」

 

 

明石「……」

 

 

 あれ、ちょっとなんだか心配になってきたニャ……そうだ指揮官はどうしてるかニャ?母港のすぐそばに立てた即席指令室の方へと様子を伺うニャ。

 

 

 

指揮官「よし……加賀、他の空母と共に前進。引き続き航空支援を頼む」

加賀『任せておけ!』

 

龍鳳『指揮官!更に敵重巡1隻、軽巡3隻、駆逐3隻の艦隊と戦艦3隻を確認‼』

指揮官「ウォースパイト、イラストリアス、戦艦の撃破を頼む‼ユニコーンは前衛艦達の支援を‼」

 

ウォースパイト『遠慮なく頼んで頂戴!』

イラストリアス『皆さんをお守りいたしますわ‼』

ユニコーン『おにいちゃん、任せて!』

 

指揮官「ライプツィヒ、長良、ケント、その間に敵前衛艦を頼む他の前衛艦は前進しつつ援護を」

ライプツィヒ『が、頑張ります!』

 

指揮官「…よーしついでに俺も出撃ry」

 

KAN-SEN達『それはダメ‼』

指揮官「(´・ω・`)」

 

 

シド「気持ちはわかるが……彼女達を信じろ」

指揮官「自分が無茶苦茶な指揮を出してるのはわかる…だから間近で援護してあげたいんだが…」

シド「……待つのはつらいな」

指揮官「……ああ」

 

 指揮官も大変だニャ…でもここが正念場ニャ。指揮官、頑張れニャ‼

 

 

 

 ……あれ?そういえば、ライリーの姿が見えないような気がするニャ……

 

 

 

 

 ま、まさか‼

 

 

___

 

in建造装置室

 

Sideライリー

 

 

 誰もいないな……よーしこれは最大のチャンス‼俺はありったけのメンタルキューブとありったけの素材を担いで建造装置室に忍び込む。

 

 本当はいけないのだが今は仲間がもっといる。四の五言っている場合じゃねえ‼俺はメンタルキューブと適当に素材を建造装置に押し込みまくって装置を起動させる。

 

 

ライリー「仲間が大変なんだ。皆の助けがいるんだ…‼頼むぜえええええええっ‼」

 

 激しい音をあげる建造装置にさらに高速建造材をぶちこんでいく。さあ頼もしいやついらっしゃーい‼

 

 俺は勢いよく建造装置の扉を開けた

 

 

 

 

―――数分後――

 

Side指揮官

 

 なんか母港からみかけないKAN-SEN達が出撃していったのを見かけたのでまさかと思い建造装置室へ。やっぱりたったんだろうなぁと思いのぞいてみるとライリーが仰向けに倒れていたのを見つけた。

 

 

指揮官「ら、ライリーっ!?」

 

 俺は急いで駆けつけてライリーを起こす。見たところ怪我はしていなさそうだ…よかった

 

指揮官「ライリー、大丈夫か!?」

 

ライリー「お、おうふ……」

 

 あ、こいつ満足してる顔してやがる。滅茶苦茶いい笑顔をしてるし……色々建造したようだ。あとでシェフィールドにちくってやる

 

指揮官「何隻か建造したようだが?」

 

ライリー「ふぅ……ユニオンといい、ロイヤルといい、鉄血といい、どいつもこいつもでかくてセクシーダイナマイトだったぜ……ガクッ」

 

 あ、勝手に満足して気絶した……




少々長くなりそうでしたので前編後編に分けております…

ライリーさんは一体どんな子を建造したのか…ヒントはセクシーダイナマイトだよ‼

…うそ、KAN-SENのセクシーダイナマイトな子いすぎ…!?
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