アズールレーンクロスワールド   作:サバ缶みそ味

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アズレンの新たなイベント…エスキモーちゃんかわいい‼

 水着もなかなかのエロさ…とくにダンケルクさんが(オイ


25/ 溶山龍捕獲作戦/黒き乱入者

Sideソルト

 

 飛んでくるバルノスの群れを掻い潜り、なんとかゾラ・マグダラオスの背に到達。翼竜からロープを外し未だ噴出する溶岩の熱が冷めない黒い外殻へと足を着く。同じくライリー達や他のハンター達も続々とマグダラオスの背に到達した。

 

 

ライリー「うおっ⁉︎こりゃあっついな!」

 

ディアス「着いたら何すればいい?」

 

 

指揮官「次の作戦はマグダラオスの外殻にある排熱器官を破壊することだ」

 

ゾラ・マグダラオスの外殻内部では膨大な熱エネルギーが生成される。生命活動の一環により蓄積され続ける熱エネルギーは排出しなけれ、そのためにあるのが排熱器官がある。

その排熱器官を壊せば排熱されなくなり、ゾラ・マグダラオスの体力を減らすことができる。例えるなら鼻づまりにさせて呼吸しづらくさせる感じかな?

 

指揮官「外殻のあちこちにあるから見つけ次第破壊に取り掛かるんだ!」

 

ディアス「がってん!手分けして探そう!」

ライリー「っしゃ!行こうぜ!」

 

ディアスとライリーは頂上を目指して黒い外殻を登っていった。見渡せば他のハンター達も手分けして排熱器官を探し回る。

 

ルーキー「ソルトさん!お供するっすよ!」

 

ソルト「おお!助かる!」

 

 

 丁度ルーキーも駆けつけてきた。懐かしいな…ルーキーと共に行動するのはかつてドンドルマに古龍が襲撃した時以来か…

 

 ルーキーと合流した俺とシドは外殻から流れたり噴出の際に飛び散るマグマと尋常じゃない程の熱気を切り抜けながらマグダラオスの排熱器官を探す。

 

シド「!あったぞ!」

 

 背部を駆け上ると黒く大きな突起物を発見。下部の方は熱エネルギーによって赤熱していた。間違いなくこれが排熱器官だ。

 

指揮官「よーし、さっそく破壊する!」

 

 

 俺は飛竜刀【銀】を引き抜き、シドはツワモノハンマーを構え、早速排熱器官へ攻撃を開始した。

 

 

 

  ガッ‼

 

 

 おっ!?太刀の刃が思うように食い込まない。シドのハンマーの一撃も手応えが薄い。ルーキーは片手剣で斬りかかるも硬い部分に当たったか弾かれてしまった。

 

 

シド「弾かれることはないが思ったよりも硬いな…」

 

指揮官「うん、岩石に刃をぶつけてるみたいな感じだ」

 

 

 マグダラオスの外殻は頑丈で生半可な切れ味じゃ逆にこちらの武器が壊れてしまう。だが俺達の武器なら問題は無さそうだ。何度も攻め続ければ破壊できるだろう。

 

 

指揮官「どんどん攻めろ!」

シド「今度は思い切りぶつける…!」

ルーキー「手伝うっすよー!」

 

 

 攻め手を緩めることなく気刃斬りで斬り続け、シドは力を込めて叩き付け、ルーキーは片手剣の連続切りで排熱器官に傷をつけていく。

 

 

シュウゥゥゥ…

 

 

 ふと排熱器官にいくつか見られた割れ目からマグマが音を立てながら漏れ始めた。これはもしや…‼

 

 

指揮官「離れろ‼マグマが噴き出るぞ‼」

 

 

 

バシュウウゥゥゥッ‼‼

 

 

 急ぎ離れたその直後、排熱器官の割れ目から四方にわたって勢いよくマグマが噴き出た。なんというマグマの量と熱気のことか。

 

ルーキー「あ、あっつ!?」

 

 少し離れていても排熱器官から噴き出たマグマが飛び散り、熱気が勢いよく伝わった。火耐性のない装備だと大ダメージの恐れがあるな…

 

シド「噴き出る場所を弁えれば問題はなさそうだ」

指揮官「よし、噴き出るタイミングを見計らいながら攻めよう!」

 

___

 

 

Sideディアス

 

 

 ふう…ふう…こちらディアス。ただいまライリーと一緒にてっぺん目指してマグダラオスの背を登っているところでございます。

 

 噴き出るマグマと転がり落ちてくる岩石を躱しながらわくわくドキドキのダイナミック大冒険をry

 

ライリー「てかディアス!ここさっきも登ってねえか!?」

ディアス「そんなはずないもん!通った道はちゃーんと覚えてるよ!たぶん新しい道だよ」

 

ライリー「んなわけねえだろ!?さっきからマグダラオスの背部と頭部付近をぐるぐる回ってるだけじゃねえか!?」

 

 そうかなー?二人で只管マグダラオスの排熱器官を探し回っているだけなんだけど…おかしいな、一個も見つからないよ

 

ライリー「ちゃんと探せよ!なんか尖がってるのが目印らしい…ってこれ話すの10回目なんだがな!」

ディアス「えー?ちゃんと探してるよー?もしかしたらそこらへんに生えてるのかも!」

ライリー「タケノコじゃねえっつってんだろうが!?そんな簡単にry」

 

 

ゴゴゴゴゴッ‼

 

 

 突然大きな揺れが生じた。するとさっきまで登っていた壁が坂道へと変わっていく…マグダラオスが体勢を変え、亀みたいに4足歩行を始めた様だ。

 

ディアス「お?なんか大きなくぼみがあるぞ?」

 

 体勢を変えたおかげか坂道を駆け上った先に大きなくぼみを見つけた。中を覗くと黒い大きなタケノコのような突起物が。赤熱しているしマグマが噴き出ている…間違いない、排熱器官だ!

 

ディアス「見つけたよー!」

ライリー「や、やっと見つけたか…ちゃちゃっと壊すぞ!」

 

 くぼみへと突入したライリーは黒電弓ウェイザスに強撃瓶を装填し弓矢を射る。俺も後れを取るわけにはいかないね!相棒のレイジングテンペストを構えて排熱器官へ突進する。

 

ディアス「オラー!ディアストルネードアターーーーックッ‼」

 

 ランスの突進は外殻に弾かれることなく突き進む。よーしいい感じだ!

 

ライリー「いいぞー!俺もどんどん射るぜーっ‼」

 

 

シュウウウウ…

 

 

 ん?なんか漏れているような音がするな?うん、気のせいだね‼

 

ディアス「おらおらおらおらあらおらおらおらーっ‼」ドドドドッ

ライリー「なんかきこたような気がするが…ここで龍の一矢えをry」

 

 

バシュウウゥゥゥッ‼

 

 

ディアス&ライリー「あっづううううういっ!?」三))Д`;))`3´)・∵.

 

 

 排熱器官から勢いよくマグマが噴き出て俺達は吹っ飛ばされた。ちょ、超熱いよこれ!?

 

 

ディアス「あっつ!?あっつう!?」ゴロゴロ

ライリー「半端ねえぐらいあっついぞこれ!?」ゴロゴロ

 

 二人して転がりながら装備についた炎を振り落としていく。ゆ、油断した…排熱器官だから排熱する際にマグマを吹き出すのは当然か…

 

ライリー「ほれ、粉塵」つ【生命の粉塵】

ディアス「た、助かったよライリー」

 

ライリー「つ、次は当たらねえよう気を付けねえと」

ディアス「おっけーい‼」

 

 

___

 

 

Sideソルト

 

 

 排熱のタイミングを見計らいながら俺達は攻め続けた。排熱器官の割れ目からマグマが漏れているのを見ればどこから勢いよく噴き出るのか見極める事ができる。つまりは割れ目のない箇所とその場所にいれば噴き出るマグマに巻き込まれることはない。

 

 ただ熱気は尋常じゃないが…クーラードリンクが欲しいくらいの熱さだ。長時間ここにいたら身が持たない。急ぎ破壊をせねば。

 

 

指揮官「力いっぱいにぶつけるぞ!」

シド「おう‼」

ルーキー「了解っす!援護するっすよ」つ【鬼薬の粉塵】

 

 

バシュウウゥゥゥッ‼

 

指揮官「おっと!」

 

 噴き出るマグマから離れ、体勢を立て直し一気に攻める。俺は太刀の一突きを入れ足場を蹴って高く跳ぶ。シドは狙いを込めてハンマーに力を込める。

 

指揮官「おりゃああああっ‼」

シド「ふんっ‼」

 

 

 太刀の兜割りとハンマーの力を込めたスタンプが排熱器官へと炸裂。排熱器官に大きな亀裂が生じ、赤熱した下部が黒化した。

 

 

 

オオオオオオオ…ッ!

 

 

 足元の大きな揺れと共にマグダラオスの咆哮が響く。よし、排熱器官の破壊に成功!黒化し機能が止まった排熱器官から離れ次の排熱器官を探す。

 

 遠くの方でも他のハンター達が排熱器官を探しているのが見える。他の所でも排熱器官の破壊に成功し次の箇所へと移ろうとしているようだ。

 

ルーキー「いい感じっすね!この調子でいけるっすよ!」

 

シド「いや…ちょっと急がないといかんな」

 

 

 シドが少し焦った声をこぼす。シドの視線の先には切り立った崖で調査団の一人が旗を大きく振っているのが見えた。旗の色は黄色…急がないとまずいなこれ

 

指揮官「確か…第二障壁へと接近してるって合図だったな」

ルーキー「もうそこまで来てるっすか!?」

 

 そうなるとここで足止めをするために2回目の単発式拘束弾が放たれるはずだ。ここで拘束が解かれ第二障壁を突破されると捕獲作戦は失敗、マグダラオスに逃げられてしまう。

 

シド「ここが大勝負か」

指揮官「ああ、拘束されている間に急いでマグダラオスの体力を消費させないと」

 

___

 

Sideオイゲン

 

 

レナ「マグダラオスが第二障壁に到着しました!」

 

オイゲン「……‼」

 

 

 巨大な怪物、ゾラ・マグダラオスが私達のいる拠点を通り過ぎ、行く手を阻むよう建てられた第二障壁へと進んでいく。間近で見れば見るほど、想像を絶するほどの巨体と迫力に思わず息を飲む。ホーネット達は……もう声が出ない程驚愕しているわね…

 

 

総司令「よし!拘束を開始する。単発式拘束弾を用意!」

 

 総司令の指示にバリスタとかいう大きなボウガンの形をした砲台付近にいた調査団達が駆けながら動く。大きな鉄の矢に頑丈そうなワイヤーが備わった単発式拘束弾というものを装填していく。

 

親方「おう!いつでも撃てるよう準備万端だぜ‼」

 

元気な4期団「単発式拘束弾装填完了!」

愉快な5期団「いつでも撃てます!」

 

 

 

総司令「よし‼放て‼」

 

 

 

 

バシュッ‼ バシュッ‼  バシュッ‼

 

 

 

グオオオオオッ!?

 

 

 放たれた単発式拘束弾は見事命中。マグダラオスは大きく咆哮するが身動きがなかなかとれないようだ。

 

 

腹ペコな5期団「命中です‼拘束成功‼……ん?あれは何でしょうか?」

 

 

 調査団が指をさす。上空になにか黒い大きな影が飛んできているのが見えた。

 

オイゲン「あれは…鳥?いや、かなり大きな生き物…?」

 

 

 その黒い影を見た総司令は目を丸くして驚いた。しかも見たこともないほどの焦り様…何か心当たりがあるのかしら…

 

 

総司令「まさか…!?急ぎハンター達を外殻上に向かわせろ‼バリスタ隊は援護の準備だ‼」

 

 

 総司令が焦りながら調査団に指示していく。い、一体何なの…?その黒い影がマグダラオスへと近づいき、漸く私でもはっきりと見えるようになった。

 

オイゲン「……!?」

 

 

 な、なにあれ!?あ、あんな怪物、見たことない…‼

 

 

___

 

 

Sideソルト

 

 

ブオオオォォォォ~っ‼

 

 

指揮官「む?この笛は確か…」

シド「何か緊急事態の時に知らせる時の笛だったか…?」

 

 作戦上の説明でこの笛が吹かれたとき、緊急事態が起きた時にハンター達に知らせる合図だったはず…何か起きたのか?

 

 

ルーキー「!?ソルトさん‼何か近づいてきてるっすよ!?」

 

 

 何かに気づいたルーキーが焦りながら指をさす。見上げると上空から黒い何かが飛んできているのが見た。近づくにつれはっきりと姿が露わになって……

 

 

指揮官「!?な、なんだ!?」

 

 

 そいつは大きな翼を羽ばたかせながらマグダラオスの背部へと降り立った。

 

 

グオオオオオオオオオオッ!!

 

 

 殺気を放つ鋭い眼光、白く威圧感のある大きな双角、黒く大きな翼、そして強靭そうな四肢から尻尾の先まで全身にわたって生えている黒い棘……こ、こんなモンスター見たことない‼

 

 

ルーキー「な、なんっすかあれ!?」

シド「‼大蟻塚の荒地で見つけたあの棘の痕跡の主か…!?」

 

 俺だけでなくシドもルーキーも驚きを隠せずにいた。

 

 

???『グオオオオオッ‼』

 

 

 未知のモンスターは雄たけびを上げると近くにいた他のハンター達に襲いかかり始めた。大きく跳びかかり、強靭な前脚で殴るように薙ぎ払う。

 

 ハンター達は果敢にも応戦しようとするがこのモンスターの威圧に押されていたせいか吹っ飛ばされたりして劣勢だ。ふと奴が暴れる拍子でマグダラオスに刺さっている単発式拘束弾が外れてしまった。このまま暴れられてはマグダラオスの体力は減らせないどころか拘束が解けてしまう。

 

指揮官「まずい…俺達も奴を止めるぞ!」

シド「ああ…!」

 

 立ち尽くしている場合ではない、何としてでも止めなくては…‼恐れを捨て、未知のモンスターへと迫る。奴はこちらに気づくと雄たけびを上げると同じように俺達に向かってきた。

 

 

???『グオオオオッ‼』

 

 奴は右前脚を上げて勢いよく振り下ろしてきた。あぶないっ!奴の鉄槌の拳を躱し黒い棘がびっしりと生えた右前脚に向けて太刀を振るう。

 

指揮官「っ!?硬っ!?」

 

 奴の甲殻は頑丈だ。生半可な切れ味や太刀筋ではダメージを与えることは難しそうだ。

 

シド「ふんっ!」

 

 シドは奴の顔面に向けてハンマーを叩き付ける。硬く鈍い音が響くが奴は怯むことなく大角を振るい払いのける。

 

指揮官「シド、大丈夫か!」

シド「っと…この威圧、こいつもしかして古龍か…!?」

指揮官「俺もそんな気がしてきた…」

 

 異常なほどの殺気と威圧…これまで様々なモンスターと対峙してきたおかげか勘で分かってくる。奴は間違いなく古龍、この新大陸に棲む古龍だ。

 

ルーキー「二人とも!バリスタの援護射撃がくるっすよ!」

 

 ルーキーの声に砲台の方へ視線を向ける。砲台からチカチカと灯りで合図をしているが見えた。俺とシドは奴の攻撃を躱しつつ後ろへ下がる。するとその直後砲台側から無数のバリスタの矢が奴めがけて飛んできた。

 

 

ガガガッ

 

???『ギュオォッ!?』

 

 

 放たれたバリスタの矢の数本かが奴の体に突き刺さる。ナイス援護!奴はバリスタの矢が体中突き刺さったことでよろめいた。

 

 

ルーキー「よー!おおおおっ‼」

 

 これは好機。ルーキーはこのうちに奴に更なるダメージを与えるべく片手剣を振りかざして迫る。俺達も続けて向かうとした。

 

 

???『グオオオオッ‼』

 

指揮官「!?」

 

 

 様子がおかしい。怯むどころか奴は体中にバリスタの矢が突き刺さりながらも暴れだした。どういうことだ!?暴れ続けるとバリスタの矢がどんどん体に深く突き刺さって……奴の体を見た俺は驚愕する。

 

 なんと、突き刺さったはずのバリスタがどんどん取れていく。しかもよく見れば突き刺さった跡が再生されていったのだ。

 

 

???『グオオオッ‼』

 

 奴は右前脚で振り払い、避けた直後の俺達に向けて左前脚で力強く薙ぎ払う。まずい、これは躱しきれない…‼

 

指揮官「うわっ!?」

シド「っ‼」

 

ルーキー「ぐっ!?」

 

 ルーキーが大きく吹っ飛ばされマグダラオスの外殻にぶつかると気を失ってしまった。奴はそれを見逃さず、ルーキーに迫り鉄槌の拳を振り下ろそうとしていた。

 

 

 

ディアス「ディアススライディングアターーーーック‼」

 

 

 ディアスが坂道を滑りながらランスを構えて突進してきた。ディアスに気づいた奴は追撃をやめてディアスの突進を躱す。そこへどこからか放たれた弓矢が翼に当たった。

 

 

ライリー「緊急の笛が聞こえたかと思ってくぼみから出たら…なんだよこのモンスターは!?」

ディアス「ソルト、シド!助けに来たよ!」つ【生命の粉塵】

 

シド「助かる…」

指揮官「おし、何としてでも追い払うぞ!」

 

 

ライリー「合点だ!援護は任せな!」

 

 ライリーが援護で弓矢を放ちながら俺達は正面から迫る。

 

 

???『グオオオオッ‼』

指揮官「っと‼当たるか!」

 

 

奴の右前脚によるフックを躱しカウンターで気刃斬りを、

 

シド「っ!硬いが…ごり押す!」

 

 シドは兎に角奴の頭を狙い叩き、

 

 

ディアス「このっ!どんどん突いてやる!」

 

 奴の側面からランスで突いていく。攻め、躱しての交互で攻めていくが黒い棘のせいかなかなか頑丈で刃が思うように通らない。

 

???『グオオオオッ‼』

 

 

 奴は思い切り回転するようにマグダラオスの外殻を抉り取る勢いで前脚で薙ぎ払ってきた。

 

 

シド「くっ…‼」

指揮官「痛っ!?」

ディアス「二人とも大丈夫!?」

 

ライリー「何度も狙い射ってんだが…ダメージが通ってんのか分からねえ!」

 

 

 やっぱり古龍は手強いな……未知なる古龍を相手にしている緊張感、いつマグダラオスの拘束が解けてしまうか焦りが募る。

 

 

 

グオオオオオオオオオオッ!!

 

 

指揮官「っ!?」

シド「なっ!?」

ディアス「う、うるさーい‼」

ライリー「っなんだってんだ!?」

 

 

 すると突然、奴はギロリと俺達を睨むと上体を起こして大きく咆哮を響かせた。そして大きな翼を広げると羽ばたかせて飛びあがりだした。

 

指揮官「な、なんだ…?」

ライリー「あれか?退くのか…?」

 

 奴は俺達から離れるように高く飛び上がっていく……そして翼の一部をこちらへと向けた。

 

 

シド「…‼違う‼ここから離れろ‼」

 

 

 シドが何かに気づいたのか咄嗟に叫んだ。だが、シドの反応よりも早く、高く飛んでいた奴が俺達に向かってショルダータックル気味に高速で突進してきた。

 

 

 俺達は反応する暇もなく、目の前に迫ってきた奴の突進と棘に巻き込まれた。

 

 

 

____

 

 

 

総司令「!?」

 

腹ペコな5期団「‼…推薦組の人達がやられた…!?」

 

 

オイゲン「そんな!?指揮官‼」

 

 

____

 

 

指揮官「うう……」

 

 

 気づいたら吹っ飛ばされいた。なんとかよろめきながら起き上がるも全身が痛い……もろにくらっちゃったかな……

 

 

指揮官「だ、大丈夫か……?」

 

シド「く…なんとか…な」

 

ライリー「ね、猫のど根性ついててよかった…」

 

ディアス「た、盾がなかったら一乙してたかも……」

 

 

 巻き込まれながらもシド達は何とか大丈夫のようだ。いや、何とかというが大ダメージだなこれ…突進をし終えた奴が通ったところには黒い棘があちこちに散らばっており、奴の体から白い棘が生え始めていた。

 

 

ライリー「さ、さっさと回復して反撃をしようぜ!」

 

 

\ポキン/

 

 

ライリー「あ゛」

指揮官&シド&ディアス「あ」

 

 

 ライリーが弓を構えたその時、相棒である黒電弓ウェイザスがぽっきりと折れてしまった。

 

 

ライリー「あああああああ!?折れたあああああああ!?」

 

ディアス「嘘でしょ!?俺の相棒は…うん、大丈夫!」ドヤッ

 

指揮官「いやそんなことしてる場合じゃないだろ!?」

シド「くるぞ‼」

 

 

 そんなことしている間にも奴は俺達の方へ迫ってきた。まずい!い、急いで立ち直さないと…‼

 

 

 ふと奴の後方から誰かが走ってくるのが見えた。旧式のリオレイア装備一式、リオレイアの太刀…あれはもしかして‼

 

 

 

ソードマスター「うおおおおおっ‼」

 

指揮官「ソードマスターさん‼」

 

 

ソードマスター「せいっ‼」

 

 

 抜刀と共に奴に斬りかかる。奴もその一撃でソードマスターさんの存在に気づき襲いかかる。右前脚で殴りかかるもソードマスターさんは華麗に避けてカウンターで打払う。

 

ソードマスター「ふんっ!」

 

 そして一刀とともに奴の左前脚に生えている白い棘を砕き、傷を与えた。

 

???『ギュオオッ‼』

 

ディアス「すご…っ‼」

ライリー「さ、流石は1期団のハンターだぜ…」

 

 

 奴は大きく後ろへ下がる。この調子なら奴を追い払う事ができるかもしれない。早く回復して俺達も加勢しよう!

 

ソードマスター「む…」

 

 ふとソードマスターさんが唸る。見れば奴の左前脚から再び白い棘が生え、みるみるうちに傷が治っていったのだ。

 

シド「再生した…!?」

 

???『グオオオオッ‼』

 

 

 奴は上体を起こし、その勢いで前脚を振り下ろそうしてきた。

 

ソードマスター「っと‼」

 

 

 ソードマスターさんはひらりと躱す。そしてこのまま一太刀いれようとした。

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴッ‼

 

 

 

 突然、足元が大きく揺れ始めた。これはマグダラオスが大きく動こうとしている…‼見ればあちこちに刺さっていた単発式拘束弾が次々と外れていく。

 

 

ソードマスター「こいつはまずい…!おっと!?」

 

指揮官「わわっ!?」

シド「…!?」

ディアス「ゆ、揺れるぅぅ!?」

ライリー「ちょ、足元が傾いて…うわあああああっ!?」

 

 

 

 振動と共に足元の外殻が大きく傾いていく。体勢を取れない俺達はマグダラオスの外殻から転がり落ちてしまった。

 

 

???『グオオオオッ‼』

 

 

 奴は大きく咆哮をすると翼を大きく広げ羽ばたいて空高くへと飛んで行った。

 

 

___

 

 

Sideオイゲン

 

 

 拘束が解かれたマグダラオスが大きく咆哮を上げて起き上がる。

 

 

レナ「第二障壁突破されます…!」

 

調査班リーダー「く…打つ手なしか…!」

 

 

 マグダラオスは第二障壁へ近づくと全体重をかけたのしかかりをぶつけていく。第二障壁は大きなお音たてながらマグダラオスののしかかりにより崩壊した。

 

 

グオオオオオオオオオオオオッ!!

 

 

 マグダラオスは大きく咆哮すると再び動き始めゆっくりと大峡谷の奥へと進んでいった。

 

 

オイゲン「…なんていう迫力なの」

 

 

 私は去って行くマグダラオスを見つめながら拳を握りしめる。指揮官達はこの強大な相手に恐れることなく果敢に戦っていたというのに私は終始圧倒されたままだった……

 

 このままじゃダメだ。もっと…もっと強くならないと…!

 

 

オイゲン「…!そうだ、指揮官達は無事なの!?」

 

総司令「ハンター達はマグダラオスの拘束が解けたと同時退避した。ソルト達は……『ネルギガンテ』の足止めをしていたがソードマスターと共に転がり落ちたようだな」

 

オイゲン「お、落ちた!?」

 

 

 ちょ、ちょっと!?それって大丈夫なの!?

 

 

____

 

 

Sideソルト

 

 

 

 いてて……マグダラオスの外殻から転がり落ちてしまったが何とか退避することができたな。うん、地面に落ちちゃったけど退避することができたな!

 

指揮官「ふう…みんな無事か?」

 

 

ディアス「大丈夫だよー!」ノシ

 

 

シド「…」こくり

 

 

ライリー「俺はともかく…俺の相棒ガガガガガガ」ガクガク

 

指揮官「そっか、そうだソードマスターさんはry」

 

 

 ソードマスターさんの方へ視線を向けるとソードマスターさんは大の字で倒れていた。

 

 

指揮官「そ、ソードマスターさん!?大丈夫ですか!?」

 

 

 俺達はソードマスターさんへ駆け寄って何とか起こす。

 

ソードマスター「ふう…やれやれ、歳かな?」

 

 

 ソードマスターさんは苦笑いしながら太刀を鞘へ納め、遠くへ視線を向ける。遠くではマグダラオスが奥へ奥へと大峡谷をゆっくりと進んでいるのが見えた。

 

指揮官「……強いですね、大自然は」

ソードマスター「うむ、思うようにいかないのが自然だ」

 

 

 捕獲作戦は古龍の乱入もあって失敗……やっぱり大型の古龍は手強かった。




捕獲作戦…ネルギガンテと戦うソードマスターさんがかっこよかった。
      調査班リーダーは…ルーキーは戦ってんのにあんたは戦わんのか!?と思った
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