アズールレーンクロスワールド   作:サバ缶みそ味

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や、やっとミラボレアスを倒せた……え?次は歴戦王イヴェルカーナですか!?


 あんた火力ありすぎでしょ!?ここは2Gじゃなくてアイスボーンですぞ!
 第二形態のミラボレアスのバ火力は2Gを思い出す…



31.飛べ!パオウルムー!【浮空竜:パオウルムー】

In研究基地

 

Sideシド

 

若頭「……それで今現在はゾラ・マグダラオスを追跡しており、痕跡を辿ってこの陸珊瑚の台地に。この陸珊瑚の台地に痕跡があるか探索をするところなんです」

 

ソルトから送られた地図をもとに3期団のいる研究基地に着いた。ここの9割が学者で今もなお研究と資料をまとめ続けているようだ。

 

それで今は若頭がアステラの現状とゾラ・マグダラオスについてを説明しているのだが……

 

3期団の団長「……ふむふむ」モフモフモフ

 

若頭「研究基地から送られた資料と地図を照らし合わせてさらに奥へと探索をするわけなのですが……」

 

3期団の団長「………」モフモフモフモフ

 

若頭「あ、あのー……聞いてます?」

 

 

3期団の団長は加賀の尻尾をモフりまくっていた。

 

 

3期団の団長「…え?ああ聞いてる聞いてる。この尻尾とてもモフモフしてるわネ」

 

加賀「そろそろ離してもらえないだろうか……」(;´Д`)

 

3期団の団長「離せるわけないでしょ。とても興味深いわ。9つある尻尾にピンっと立った耳…まさしく狐そのもね。獣人族っていう種族はいるけどKAN-SENというのは奥が深くて好奇心が止まらないわ」モフモフモフ

 

加賀「んっ……だ、だから触りすぎだと言っているだろう」

 

3期団の団長「ああ、寝心地がいいわ」ギュウゥゥッ

 

加賀「んなっ!?し、尻尾に抱き着くなっ!」(;´Д`)

 

すまんな加賀。俺にはどうすることもできん。それはともかく……あっちの状況はどうだろうか?

 

シド「明石、そっちはどうだ?」

 

明石たちはいま通信機器の設置をしている最中だ。明石はカチャカチャと精密そうな機械をいじっている。かなり集中しているようで、さっき機械に触ろうとしたら怒られた…

 

明石「こっちは調整がもう少しで終わりそうにゃ。あとはライリーがアンテナを設置したら問題ないにゃ」

シド「ふむ…それにしても変わった機械だな」ソー・・・

明石「まだ触っちゃだめにゃ‼」

シド「(´・ω・`)」

 

 仕方ない、ライリー達の様子でも見に行くか。ハッチに向かってみるとリノは硬そうな耳当てをつけて上を眺め、シェフィールドは長いロープを持って見上げている。

 

リノ「うーん……ライリーさん、もうちょっと左!」

 

ライリー「あいよっと!」

 

リノ「ライリーさん、私を見ながらだと危ないよ!」

 

ライリー「俺はリノちゃんを見つめたいのさ!」

シェフィールド「ふざけてたらその命綱を引っ張って谷底へと落としますよ?」

ライリー「怖えよ!?てかなんで俺の命綱をシェフィールドが持ってんの!?」

 

シェフィールド「ぐだぐだ文句を言わずさっさとしてください。ライリー様のお命はこの紐にかかってますから」

ライリー「鬼畜っ!?」

 

 ライリーが通信機器の大事なアンテナとやらを設置し、リノが微調整をとっている。ちなみに命綱を持つ役目は俺だったのだが研究基地の内部がとてもきになったのでシェフィールドに渡した。

 

ライリー「確か左だったよな……ここでいいか?」カチャカチャ

リノ「…!うん、通信がつながったかも!シドさん!」

 

シド「よし明石、繋げてみろ」

明石「了解にゃ!」

 

 さっそく通信機器を起動。果たしてアステラとうまく通信ができるか?機器からはしばらく砂嵐のようなかすれた音が響いていたがその音はしだいに弱まっていく。

 

 

総司令『ザザザ……このスイッチを押せばいいのだな?よし、どうだ研究基地と繋がったか?』

 

明石「おお…!大成功にゃ!」

 

 通信は成功。うまくアステラのところと通信が可能になった。明石の周りにはいつのまにか研究員たちが集まっており、機器から総司令の声が聞こえることに驚きと喜びが見える。

 

研究員A「これは変わった道具だな…そこから総司令の声が聞こえる…!」

研究員B「不思議な装置だ……どういう仕組みなんだ?」

 

3期団の団長「すごいわネ。総司令、聞こえる?」

 

総司令『聞こえるぞ。10年も音沙汰がなかったから心配したぞ。そっちは問題ないか?』

 

3期団の団長「大したことはあまりないわね。まああったとしたらKAN-SENという子達に興味がわいたってことかしら?」

 

加賀「か、かなりモフられてくたびれた……」ヨロヨロ

シド「加賀、お疲れ様」

 

ライリー(くそぅ…俺もモフりたかった…!)グヌヌ

 

 しばらく3期団の団長は総司令と情報交換を行っていた。研究基地は今は陸珊瑚の台地と『瘴気の谷』の観測を行っていること、アステラは新たにKAN-SENを迎え入れ、『古龍渡り』を行ったゾラ・マグダラオスを追跡し捕獲作戦を行ったこと等などこれまであったことを長いこと話し合った。

 

3期団の団長「マグダラオスのことはソルトから聞いたわ。私たちも追跡に協力する」

総司令『助かる。今後は陸珊瑚の台地でマグダラオスの追跡が行われるためそっちに調査団が行き来するだろうからよろしく頼む』

 

3期団の団長「任せてちょうだい。ああ、あとそれから彼に伝えて、あなたの言う通り変わったKAN-SENがいるのネ。今後はどんどん連れてきても構わないって」

 

加賀(だからかなり興味を示していたということか……)

 

 それから少し総司令と会話をして通信を切った。今後も資料の情報交換などでより多く使われるだろうな。

 

3期団の団長「さてと、マグダラオスの追跡にだけど……探索する範囲を広げないと」

 

 3期団の団長は後ろに貼られてある陸珊瑚の台地の地図へ視線を向ける。それにしても大きな地図だ…学者研究者だけであれだけの探索をしたとは思えない。おそらくこの研究施設の中でハンターがいたのだろう。

 

3期団の団長「この地図ね、かつてここにいたハンターが一人で探索して調べ上げたのヨ」

 

 マジか。一人でこれだけの情報を集めたということか。なんという探求心、ソルトに負けず劣らずの冒険好きだな。

 

ライリー「範囲を広げるってどれくらいだ?」

3期団の団長「かなりよ。そうね……陸珊瑚の台地よりもずっとずっと下にある『瘴気の谷』まで。上から下まで隅々探すのヨ」

 

 瘴気の谷か…名前からしてさらに危険な場所のような気がする。

 

 

ライリー「瘴気の谷って……正気か!?」クワッ

 

3期団の団長「……」真顔

リノ「あ、あははは…」苦笑い

加賀「……」無視

 

 こいつなら言うと思った。この変な空気をどうしてくれる。いや、俺に視線を向けてもフォローはしないぞ。

 

シェフィールド「ライリー様、次くだらないこといったらその口を縫い付けますね」

ライリー「ヒエッ」

 

シド「瘴気の谷は遠いのか?」

3期団の団長「ここからだとかなりの距離があるワ」

 

 ふむ、移動も考えると日をまたぐ可能性もあるという。楽に移動できる手段はあるのだろうか?

 

3期団の団長「そこで若頭と相談して、この研究基地を気球に改造しようと思うの」

 

リノ「ワオ!空飛ぶ研究基地ってことだよね?なんだかかっこいい!」

加賀「いや、気球に改造できるという技術はツッコミを入れていいのだろうか…」

 

 なるほど、それなら移動はかなり楽になる。しかしながら多少気にはなることがある。

 

シド「話を聞いたのだが…一度気球で大峡谷を超え、そこで『風漂竜:レイギエナ』に襲われて墜落したと聞いた。また落とされはしないか?」

 

3期団の団長「問題ないワ。()()()()()()()はここにいたハンターが撃退し、この陸珊瑚の台地では今現在確認はされてないワ。それに普通のレイギエナなら多少問題ないわヨ」

 

 ()()()()()()()…?聞く感じからして何か変わった個体だったのだろうか…?まあその個体がいないというのなら安心か。

 

3期団の団長「気球は2期団の若頭と技術班が作るわ。貴方達には素材を持ってきてほしい。そうね…『浮空竜:パオウルムーの素材がうってつけネ」

 

ライリー「俺たちはその素材を集めればいいんだな?オッケーイ!俺たちにかかりゃあちょちょいのちょーいだぜ!」

 

 ライリーは意気揚々と武器を担いで外へと向かう。やる気はあるのは十分だがどんなモンスターなのか確認は取っておかないと…たしか資料があったよな。

 

加賀「それにしても…ここにいたハンターというのはどんな人だったのだ?」

リノ「確かに気になるよね」

シェフィールド「丁寧に資料は纏めてありますし…ライリー様は見習ってほしいものです」

 

 

3期団の団長「そうね……かなりの冒険好きで気になったものは納得いくまで調べ、ついつい頭より先に体が動いちゃうわんぱくな人だったわね……」

 

 3期団の団長は少し懐かしそうに微笑む。冒険好きで頭より先に体が動く……なんかソルトみたいなだな。

 

 

____

 

IN陸珊瑚の台地__初期キャンプ地

 

 

Sideライリー

 

 

ライリー「えーと、パオウルムーがよく見つかる場所はこのキャンプ地から近いらしいな」

 

 地図を広げてパウルムーが目撃される確率が高いエリアを確認する。案外近いな…そこまで危険というわけでもなさそうだし、これなら余裕な気がするぜ!

 

シェフィールド「慢心は禁物です。一時の油断が命取りと聞きます」

 

 なっ!?こいつ俺の心の声を読みやがっただと!?メイドとは恐ろしいものよ……

 

シェフィールド「次変な冗談でも言ったら口を引きちぎりますよ」

ライリー「なんかだんだん恐ろしいこと言うよな!?」

 

シド「ライリー、今回の狩猟だが…武器の調整は問題ないか?」

 

ライリー「おうよ!若頭にカスタマイズしてもらったから心配いらねえぜ!」

 

 これは自慢してやらんと。俺はどや顔で新大陸向けにカスタマイズしてもらった『電竜大砲【閃撃】』を見せる。

 

リノ「すごい!ライリーさん、この銃カッコいい‼」

ライリー「どうよ、こいつはヘビィボウガンつって狙撃もできるんだぜぇ?」

リノ「フォルムも装飾もなんだかダークヒーローっぽくていい!」

ライリー「もっと褒めてもいいのだぜ?」

 

シド「ヘビィボウガンか……久しぶりに使うから腕は鈍ってないよな?」

シェフィールド「ドヤ顔で的を外すライリー様のお顔が思い浮かびますね」

加賀「鼻を伸ばすのはいいが慢心はするなよ?」

 

ライリー「そこ!辛辣な評価しないで!?」

 

 大天使リノちゃんはこいつのカッコよさをちゃーんとわかってくれてるのにこいつらときたら…今に見てろ。俺の狙撃に見惚れさせてやんよ!

 

シド「…よし、支度はできたな。加賀達はここで待機してくれ」

 

加賀「ああ、無事に帰ってくるのを待っているぞ」

リノ「シドさん!ライリーさん!リノは応援してるからね、ファイトー!」

シェフィールド「あまりご無理をなさらないようにしてくださいね」

 

 入り口を潜っていざパオウルムーを探しに陸珊瑚の台地へ!つってもすぐ近くなんだけどね。数分歩いて目的の場所へ。

 

 大きな珊瑚があちこちで木々のように生えており森を彷彿させる。シドと共に辺りを見回してパオウルムーを探す。3期団の団長いわくすぐに見つかるというのだが……

 

 

ライリー「……む?」

 

 ふと後を振り向いた時だ。珊瑚の枝の隙間から何か大きな白い球体のようなものがふわふわと漂い通り過ぎたのが見えた。

 

ライリー「シド、このあたりになんかいるぞ…」

シド「ああ……」

 

 さっそく俺は電竜大砲【閃撃】を構えて、シドはクロムナイトソードⅢを抜いて辺りを警戒して見回す。

 

シド「……いたぞ、パオウルムーだ」

 

 シドが見つけたようだ。シドの視線の先を目で追うとそこにはモフモフしてそうな白い球体が浮いているのが見えた。いや、白い球体じゃないな。白い翼とゴムベラみたいな桃色の尻尾、そしてとがった耳のある蝙蝠みたいな顔をしたモンスターだ。

 

パオウルムー「……」(・x・ )

 

 モフモフしそうな白い球体みたいな状態で空中を浮いたまま俺たちを見つめている。なんか小動物みたいな顔をしてんな。これはあまり害はなさそうな気がするし

 

ライリー「あ、なんだかかわry」

 

 

パオウルムー『ガルルッ!!」<`皿´ >

 

 パオウルムーはこちらに牙をむいて吠えた。

 

ライリー「かわいくねえっ!?」

 

 牙をむいたら思った以上にかわいくねえ‼愛嬌がねえ野郎だと思っていた矢先に奴の口から突風が吹きだした。

 

ライリー「うおっ⁉」

シド「っ!」

 

 その突風は強烈な風圧を帯びており、突風をもろに浴びた俺たちは思わず吹き飛ばされそうになり体制を崩しかけた。

 

パオウルムー『ギュルルルッ‼』

 

 突風を吹き終えたパオウルムーは丸い球体だった部位を風船のように萎ませながらゆっくりと地面へ着地していく。なるほど、奴は大量の空気を吸って膨らませ浮いていたってことか。

 

シド「大量の空気を吸うだけでなく空気弾として勢いよく飛ばすこともできるみたいだな…」

ライリー「風圧も厄介だ。浮かせる前になんとかしてえな!」

 

 よっしゃ戦闘開始だ!シドが先頭を走ってパオウルムーに飛び込み斬りを放っている間に俺は通常弾Lv2を装填。狙いを定めて引き金を引く。

 

 バスンっ!といい銃声を響かせて奴の足にヒット。うーん懐かしい響きだ。久々にヘビィボウガンを使うと新鮮な感覚になるぜ。

 

 

シド「当たりが弱いぞ」

 

ライリー「わーってらぁ!」

 

 やっぱ狙いは頭部か翼か…照準を変えて今度は頭部へ狙い撃つ。弾丸は勢いよく飛んでバシュッといい手応えのある音が聞こえた。よーし、ヘビィボウガンの調子は問題ねえしこっからは頭部を集中的に狙うぜ!

 

パオウルムー『ギュルルォッ‼』

 

 そうこうしているうちにパオウルムーはこっちに向かって突進してきた。へっ!そんなリオレイアよりも遅い突進なんざ見てから回避余裕だぜ!

 

シド「陸上の戦闘はあまり得意じゃなさそうだ」

ライリー「こんなら余裕だな!」

 

 突進を躱されたパオウルムーはこっちに向いてギロリと睨んできた。

 

パオウルムー『ズオオオオッ‼』

シド「っ!風圧がっ⁉」

 

 パオウルムーが突然空気を力強く吸い込んだ。その勢いは俺たちが風圧で怯むほど。なんちゅう量を吸ってんだ⁉

 

シド「突進くるぞ!」

ライリー「っぶねっ⁉」

 

 くそっ、こっちが風圧で怯んだ隙を狙ってきやがるか!ぎりぎりのところを躱すがまたされたら厄介だ。

 

シド「攻め手を緩めるな!」

ライリー「合点!」

 

 シドがダウンを狙ってパオウルムーに飛び掛かって斬りかかり、続けて連続切りをタイミングよく放つ。俺は動きながら撃ち続ける。ヘビィといいながら多少軽量化されており動きながら撃てるってのはありがたい。通常弾のリロードも手早くできる。若頭、いいカスタマイズをしてくれたぜ。

 

パオウルムー『ズオオオオッ‼』

 

 パオウルムーが2度目の空気の吸い込みをする。シドはとっさにガードをし、俺はカスタムで付けた盾で風圧を防ぐ。何度も同じ手をくらわねえっての!

 

パオウルムー『ギュルルォッ‼』

 

 どや顔している間にパオウルムーが尻尾を振り回してきた。これなら回避余裕と思っていたがタイミングが悪く尻尾にはたかれた。

 

ライリー「あべしっ⁉」

 

シド「おい大丈夫か?」つ【生命の粉塵】

 

ライリー「いてて…ジャスト回避はないのをすっかり忘れてた」

 

 ヘビィ担ぐ時はブシドースタイルでいってたもんで…新大陸にゃないもんな。気を取り直して反撃に移る!麻痺弾を装填し狙い撃つ。何発も頭部を狙い撃ちされて苛立ったのかパオウルムーがこっちをギロリと睨んで突進してきた。

 

ライリー「っと!」

 

 回避してすぐにボウガンを抱えて距離をとるように走る。すぐさま装填し構えて頭部へと狙い撃つ。

 

パオウルムー『ギュルルッ⁉』

 

 パオウルムーが体を痙攣させて立ち止まる。よっしゃ、麻痺ったよー!

 

シド「ナイス麻痺。攻める!」

ライリー「おうし、どんどん狙い撃つぜぇーっ!」

 

 麻痺している間にシドはジャストラッシュで斬り、俺は何度も何度も通常弾を撃ち続けた。パオウルムーの体の痙攣が止まり麻痺の状態が解かれたのを見てすぐに距離をとる。麻痺が解かれた直後に襲い掛かってくることがあるからな。

 

パオウルムー『ズオオオオオッ‼』

 

 だがパオウルムーは反撃はせず空気を思い切り吸い込んだ。すると首の部位が風船のように大きく膨らみ始め、最初見かけたような白い球体のような形態に変わって空中に浮きだした。

 

シド「飛んだか…ライリー、撃ち落とせるか?」

ライリー「そんためのガンナーだ。そのフワフワな球体を撃ち落としてやるぜーっ!」

 

 撃墜すべく大きな的になりそうな膨らんだ首の部位を狙って撃つ。

 

パオウルムー『ブシュゥゥッ‼』

 

 するとパオウルムーは空気を横に吐いて俺の放った弾丸を躱す。マジでか!そういう躱し方ってあり⁉

 

 

ライリー「……」

シド「……散弾にするか?」2828

ライリー「い、意地でも撃ち落としてやらぁ!」

 

 俺は貫通弾を装填。さ、散弾のほうが効率はいいかもしれねえけど!

 

パオウルムー『バシュゥゥゥッ!』

 

 今度は俺たちのほうに向かって空気弾を放ってきた。しかもかなりのスピードで迫ってきておりシドと俺は横へ回避。かなりの風圧か砂ぼこりが勢い良く舞い上がっている。

 

シド「あれをくらったら痛いだろうな」

ライリー「勢いがありすぎるでしょ…」

 

パオウルムー『ギュルォッ‼』

 

 するとパオウルムーは空気を強く吐いて大きな丸い球体の状態で突進をしてきた。空気を強く噴射し先ほど陸上でしてきた突進よりも勢いと速さがある。

 

シド「くっ…!」

 

ライリー「はやっ⁉」

 

 シドはとっさに盾で防いで俺は焦りながらぎりぎりのところを躱した。

 

シド「手応えは薄いが…尻尾を狙うしかないか」

 

 シドは片手剣がぎりぎり当てることができる尻尾を狙って斬りかった。浮いている状況じゃそこしかうまく狙えないもんな。俺が何としてでも撃ち落としてやらねえと!

 

ライリー「おらおらっ!風穴あけてやんよっ!」

 

 貫通弾で奴の首の部位を狙い撃ち続ける。手応えはあるがまだ堕ちない!

 

パオウルムー『ブシュウウゥゥッ!』

 

シド「ちっ、風圧が!」

ライリー「うぜーっ!」

 

 奴が移動する際に吐く空気の勢いで起こる風圧で煽られる。するとパオウルムーは空気を吐いて風圧で怯んでいる俺の真上へと移動しだす。

 

パオウルムー『ギュルルオッ‼』

 

 上へ空気を吐くや否や勢いよくヒップドロップをした。風圧で動けなかった俺は奴のヒップドロップをもろにくらう。

 

ライリー「あばすっ⁉」

 

 いてえ、めっちゃ痛てえ⁉ふわふわのモフモフかと思ったら硬すぎんだろ⁉

 

シド「ライリーっ!」つ【生命の粉塵】

 

ライリー「た、助かった!気をつけろ、あのヒップドロップはモフモフしてねえ」

シド「なん…だと…」

 

 シドはかなり残念がっている様子。モフモフしたかったのかよお前……

 

ライリー「って、そんなことしてる場合じゃねえ!またくるぞ!」

シド「っおっと!」

 

 今度は俺たちの真上へ飛んできてヒップドロップ。俺とシドは寸のところを回避。当たるとかなり痛いが、躱せば奴は隙だらけだな。

 

シド「この間にダメージを与える!」

 

 シドは斬りかかって奴の体を土台にして高く飛んでシールドバッシュを奴の頭部にお見舞いする。

 

パオウルムー『ギュルォッ!?』

 

 パオウルムーは怯んだが溜め込んだ空気を吐いて落ちる様子は見られない。

 

パオウルムー『ブシュゥゥゥッ!』

シド「ぐえっ」

 

ライリー「シドっ!」

 

パオウルムーがシドの着地を狙って空気弾を吐いた。勢いよく飛んだ空気弾はシドに直撃する。

 

シド「っ…思った以上に威力があるな」つ【回復薬】

ライリー「なかなか落ちねえなあいつ」

 

今もなお空中にフヨフヨ浮いている。強烈な一撃を与えれば撃ち落とせるのだが…

 

シド「ハンマーを担げばよかったか?」

ライリー「いや、まだ手はあるぜ」

 

まだ試していない弾がある。新大陸でカスタム時に搭載された狙撃竜弾だ。うまく急所に当てれば大きなダメージになるが外れればカス当たり、しかも一発しか装填できず再装填可能まで時間がかかる。技量が問われるが…俺にはまったく問題ねえ。

 

ライリー「狙撃竜弾で狙う。シド、パオウルムーを引き寄せてくれ」

シド「ああ、任せろ。絶対に外すなよ?」

 

 へへっ、俺の腕にかかりゃあお茶の子さいさいだぜ。シドがパオウルムーに向かって駆けたと同時に俺は電竜大砲【閃撃】を担いで反対方向へ走る。

 

シド「こっちだ!」

 

 その間にシドはパオウルムーに飛び掛かり斬りを放つ。尻尾に斬りつけられパオウルムーは尻尾を払うように振るう。

 

シド「っと!」

 

 シドは軽々とパオウルムーの尻尾攻撃を躱す。そんな攻撃じゃシドには当たらないぜ。石ころを拾ってスリンガーに装填し放つ。

 

パオウルムー『ギュルルルルオッ‼』

 

 パオウルムーは苛立ったようで大きく吠えた。よし、完全にタゲはシドに向いたか…俺は寝そべる姿勢になって電竜大砲【閃撃】を構える。

 

 狙撃竜弾を入れてリロード。パオウルムーに照準を合わせあとはタイミングを待つ…

 

パオウルムー『ブシュウウウッ‼』

シド「っ!またかっ…!」

 

 パオウルムーの空気弾を躱すが風圧でシドが怯んだ。それを狙ったていたのかパオウルムーがすかさずシドの真上へと向かう。

 

 このままヒップドロップをかますつもりか…だが、俺はそのタイミングを待ってたぜ!

 

 

ライリー「そこだっ!」

 

 パオウルムーがヒップドロップをする寸前、俺は引き金を引いた。バスンっと重い発砲音とともに狙撃竜弾は放たれる。勢いよく飛ぶ弾はパオウルムーの風船のように膨らんだ部位に直撃し貫通、その直後ドドドドッ‼っと大きな爆発を起こした。

 

パオウルムー『ギュルォッ!?』

 

 パオウルムーは大きく怯み風船のように膨らませていたからだが勢いよく萎んで落ちた。よっしゃ!どんなもんだっ!

 

 威力はあったがブレがかなり大きいな…帰ったらブレ抑制パーツをつけてもらうか。

 

シド「でかしたっ!」

ライリー「ダウンしている間に畳みかける!」

 

 シドはジャストラッシュをかましているこの間にごり押しの散弾に装填だ!味方に当たらないよう気をつけて放つ。

 

パオウルムー『ギュルルォッ!』

 

 起き上がったパオウルムーはすぐさま尻尾を振り回して俺たちをのけ払おうとするが軽々と躱し反撃に移る。その間にもパオウルムーは空気を吸って体を膨らませようとしていた。

 

パオウルムー『ズオオオオッ‼』

 

 

 パオウルムーは何度も空気を吸い続ける。もう浮くってか!?せっかく狙撃竜弾でかっこよくきめたってのに! 

 

シド「浮かせるものか!」

 

 シドはスリンガー閃光弾を装填し空中へ放った。バシュッとはじけた音と同時に強烈な閃光が眩しく光る。

 

パオウルムー『ギュルォッ!?』

 

 強烈な閃光で怯んだパオウルムーはすぐさま地上へ落ちた。シドは落ちたパオウルムーにジャストラッシュをかましフィニッシュ突きをおみまいさせる。

 

シド「一気に仕留めるぞ」

 

 シドの攻めのおかげかもうパオウルムーは弱っている。ちゃちゃっと仕留めようと散弾を再装填しようとした。

 

ライリー「…む?」

 

 ふと誰か見てる気配を察知。ちらっと後ろを振り向くと…大きな珊瑚からひょっこりとリノ達が俺達の様子を見ていた。

 

リノ「……」(;´・ω・)

 

 キャンプ地で待ってろって言ったのに…まあ気にはなるよな。リノが不安そうに俺たちを見ていることに気づく……俺は散弾を装填するのをやめ、捕獲用麻酔弾を装填した。

 

ライリー「……シド、シビレ罠持ってっか?」

シド「ああ、持っているぞ」

 

ライリー「っしゃ、捕獲すっぞ」

シド「狩猟じゃなくていいか?」

ライリー「まあ問題ねえだろ」

 

 シドは不思議そうに首をかしげていたがすぐに察してくれた。静かにうなずきパオウルムーの足元にシビレ罠を設置した。

 

パオウルムー『ギュルルオッ!?』ビリビリ

 

 罠にはまって痺れだしたパオウルムーに捕獲用麻酔弾を2発放つ。パオウルムーはふらっと体を崩し寝息を立てて倒れた。

 

パオウルムー『( ˘皿˘)スヤァ』

 

ライリー「おっしゃ、目標達成だな!」

シド「……3期団の団長にどう説明する?」

ライリー「ま、まあなるようになるさ!」

 

___

 

In研究基地

 

 

3期団の団長「で、狩猟じゃなくて捕獲をしたと」

 

ライリー「も、問題ないだろ?素材もちょっと手に入るし、アステラで研究観察できる。い、一石二鳥だぜ?」

シド「狩猟でなくても捕獲でも素材は足りるはずだ。足りなければ俺が向かうぞ」

 

 し、シドナイスアシスト!え!?俺も行くってか!?3期団の団長は少し考えだしたがちらっと俺たちの後ろにいるリノ達に視線を向けるとくすっと笑う。

 

3期団の団長「問題はないわ。素材も依然ここにいたハンターが手に入れたものを合わせれば気球の作製は可能ヨ」

 

ライリー「よ、よかったぁ……」

シド「足りなかったらライリー一人に向かわせるつもりだったが…残念」

ライリー「おいいっ!?なんでだよ!?」

 

3期団の団長「さてと、ここから気球の作製に取り掛かるワ。完成までしばらく時間はかかるし、貴方たちはゆっくり休んで頂戴、ご苦労様」

 

 ふぅ…なんとか素材は足りたようだから行かずに済んでよかったぜ。それじゃあ俺はボウガンの微調整でもしておこうかな。使ってブレや反動とか改善点がいくつか見つかったことだし。

 

リノ「ライリーさん…」

ライリー「お?どったのリノちゃん?」

 

リノ「ありがとう…私達に気を使って。ライリーさん達が戦っていたあのモンスター、見た目に反して怖かったのに…それでも気になっちゃって…」

 

 あの見た目は反則だよなぁ…牙をむかなきゃかわいいのに。俺はリノの頭を優しく撫でる。

 

ライリー「気にするこたぁねえよ。感謝するのは俺のほうさ、俺もすこーし気になってたからな」

 

 あの見た目を考えると他の大型モンスターとの縄張り争いは絶対負けるだろうし、そこまで害はなさそうだしな…たぶん

 

リノ「…ふふっ、ライリーさんは優しいね」

 

 先ほどまでの不安そうだったリノの顔は晴れ、リノは微笑んで俺に抱き着いた。うほっ

 

シェフィールド「ギルティです」ブンッ

 

ライリー「あぶねえっ!?」

 

 ちょ、ちょっと!?ただ『うほっ』っとしただけでしょ!?べべべ、別に下心なんてねえし‼ただリノちゃんのマシュマロでけえなっと思っただけだし!?

 

シェフィールド「そう思っただけでも重罪です。ご覚悟を」

ライリー「なんで人の思考を読んでるんだお前は!?ちょ、やめ…ぎゃああああっ!?」

 

 

シド「……お茶がうまい」

加賀「……ここに来ても日常茶飯事だな」





 ミラボレアスのグラフィックに感動しただけだなく、ルーキーが一度飛び立ったミラボレアスを逃げ出したと思って喜ばず注意深く観察し、迫りくる灼熱ブレスから身を挺して主人公を守った姿に4Gの時と比べてかなり成長したことに感動した
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