アズールレーンクロスワールド   作:サバ缶みそ味

34 / 49
 ハッピーハロウィン!(大遅刻

みんなはお菓子はもらえたかな?俺は自分で作ったぜ!(血涙

DOAコラボが来るぞぉぉぉ‼俺はマリーちゃん一択だぜゲヘヘ


34.アステラ豊穣の宴/ハロウィンパーティー!

inアステラ鎮守府_執務室

 

sideボルチモア

 

ライリー「ぴえぇん…書類がまた山積みだよぉ」

 

オイゲン「可愛く嘆いても書類は減らないわよ」

 

昨日ライリーさん達が陸珊瑚の台地にある研究基地から帰ってきた。通信機器の設置が成功したおかげで生態研究が捗り学者さん達は大忙し。

 もちろん指揮官達もその資料をまとめるのに忙しく、なかなか書類整理が終わらなかった。

 

指揮官「加賀…本当にすまんかった」

加賀「…あ、明石にも労いの言葉を頼む。私はかなり疲れた……」グッタリ

 

加賀はかなり疲れている様子。リノから聞いたのだが3期団の団長に尻尾と耳をモフられたようだ。更に3期団の団長の好奇心は止むことなく、明石も巻き込まれてしまったらしい。

 

 重桜の子達は気をつけて行ったほうがいいかもしれない。

 

 それであの加賀がダウンしているわけだ。ブルックリンも連日の書類整理で疲れているため執務室のデスクには書類が山積みで終わりが見えない事態になっている。

 

U-556「毎日やってるのになんで減らないんだろうねー?」

ディアス「ねー、なんでだろー」

 

マーブルヘッド「書類整理やらずにU-556を膝の上に乗せて遊んでるから経るわけないでしょ!」スパーン

 

妙高「それよりもシドさんは?」

長良「シドさんはプッケちゃんに乗って朝一番に古代樹の森へ探索しに出掛けたよー?」

 

ライリー「あの野郎!スッポ抜かしやがったなー!」

 

 ははは…これは今日も一日中書類整理に追われるかもな。

 

クリーブランド「やっほー指揮官!」

ダンケルク「指揮官、差し入れに来たわ」

 

そこへクリーブランドとダンケルクがカゴいっぱいのお菓子を持ってやってきた。

 おや?クリーブランド、黒いマントを羽織った魔女っぽい服を着てるな。

 

指揮官「クリーブランド、今日はいつもと違う格好してるな」

クリーブランド「ヘヘ、どうかな?似合ってる?」

ディアス「とってもかっこいいし、かわいいよ!」

 

ダンケルク「指揮官、食べてみて?今日はみんなの分を沢山作ったのよ」

 

オイゲン「魔女みたいな格好、沢山のお菓子…そうだ、今日はあれだったわね」

 

 オイゲンは執務室のカレンダーを見て思い出した。新大陸で色々あったからついつい忘れてたよ。

 

シド「ただいま」

 

お、ちょうど良いところでシドさんが帰ってきた。あれ?調査班リーダーさんと一緒に入って来た?それに二人ともオレンジ色の大きなカボチャを担いでる。

 

マーブルヘッド「わっ⁉すんごいでかいカボチャ、どうしたんです!?」

 

シド「古代樹の森でたくさん生えてた」

調査班リーダー「森の中だけでなく植生研究所でも観察の為に植えてたものからもたくさん生ってしまってな…学者は『アステラドデカボチャ』と名付けた。食用になるが沢山ありすぎてどうしようか困っている」

 

ダンケルク「まあ、いいカボチャね。カボチャのケーキにカボチャのプリン…腕がなるわね」

 

クリーブランド「おぉ!これならハロウィンにもってこいだよ!指揮官!ハロウィンを楽しもう!」

 

そう、今日はハロウィン。みんな張り切って仮装をしてるみたいだ。これは楽しくなりそうだ。

 

指揮官「……」

 

 あ、あれ?指揮官の様子がおかしい。なにやらキョトンとしているみたいだが…いや待て、なんだか嫌な予感がするぞ!

 

指揮官「ハロ…ウィン?」キョトーン

 

 首を傾げた指揮官の言葉にオイゲン達は固まった。

 

指揮官「…オイゲン」

オイゲン「な、なぁに指揮官?ちょ、ちょっと嫌な予感がするのだけど…」

 

 

指揮官「ハロウィンって……なに?」

 

 

 悲報、指揮官ハロウィンをご存知でない

 

 

KAN-SEN達「ええぇぇぇっ⁉」

 

クリーブランド「し、指揮官⁉ハロウィンを知らないの!?」

マーブルヘッド「そ、それマジっすか⁉」

 

指揮官「お、おぅ…」(´・ω・)

 

長良「ライリーさん達も?」

 

ライリー「お、俺は知ってるぜ!あれだろ?ハロがウィンしたお祝いだろ?」

オイゲン「論外ね」

 

ディアス「ずーっとあちこち冒険してたからねぇ…ハロウィンって初めて知ったよ」

シド「……美味しいのか?」

 

マーブルヘッド「そ、そうだ!調査班リーダーさんは知ってるよね⁉」

 

調査班リーダー「すまないな、俺は生まれも育ちも新大陸だからあっちの行事や祝いはよくわからないんだ。たぶん調査団のほとんどが知らないかもしれん」

 

 なんてこった…指揮官達はハロウィンを知らなかったとは予想打にしなかった事態だ。

 

指揮官「そ、それでハロウィンって…?」

U-556「ハロウィンはおばけの格好をしてお菓子を貰うイベントだよ!」

ボルチモア「あながち間違ってはいないけど諸説あるお祭りなんだ」

 

 先祖の霊を迎えて祝ったり、おばけの格好をしたりカボチャのランタンを置いて悪霊を追い払ったりするお祝いであり、今ではおばけの仮装をしてお菓子を貰ったりするお祭りになっている…

 

ディアス「なるほど…」

 

U-556「お菓子をもらうには『トリック・オア・トリート!』って言わなきゃいけないんだ!」

 

ライリー「トックリ?」

クリーブランド「お菓子くれなきゃいたずらするぞ!って意味だよ」

 

ライリー「ほほー、それならいたずらの方が…いや待てよ…お菓子あげなきゃシェフィールドに拷問される…⁉」ガクブル

マーブルヘッド「そ、そこまでしないでしょ…たぶん」

 

指揮官「先祖の霊を迎え入れるお祝い…古郷の豊穣祭に似てるな」

オイゲン「豊穣祭?」

 

指揮官「そうそう、こう作物が沢山収穫できる季節になると作物を供えてご先祖様を呼んで一緒に豊作を祝うお祭りがあるんだ」

 

調査班リーダー「そうだ!ここでも豊穣祭をやってみるか!」

指揮官「いいですね!豊穣祭を知ってる調査団の方もいるかもしれませんし、沢山いるから大きなお祝いになりそう!」

 

調査班リーダー「それならハロウィンと平行してできるだろうしきっと楽しい宴になりそうだ!よし、早速じいちゃんに話してる!」

 

 調査班リーダーさんは楽しそうに颯爽と執務室から出て行った。

 

クリーブランド「ま、まさか盛大なお祭りになるなんて…」

ダンケルク「ふふ、たくさんお菓子を作らないといけないわね」

 

指揮官「部屋の飾り付けもしようか」

ディアス「よーし頑張っちゃいますか!カボチャ料理なら任せて!」

ライリー「飾り付けは任せろー!」ダッ

シド「カボチャのランタンとやらを作ってみるか…」

 

クリーブランド「よかった、楽しいハロウィンになりそうだ!私も手伝っちゃお!」

 

 これは私も手を貸さないとな!ブレマートンにも伝えておこう。みんなとやればもっと盛大になるはず!

 

 私はいてもたってもいられずクリーブランドと共に執務室を出ていった。

 

ブルックリン「しょ、書類が山積みのままなのですが…」

加賀「仕方あるまい…宴なのだから」

オイゲン「書類整理は終わってからしましょうか」

 

__________

 

inソルトの部屋

 

 

Sideソルト

 

指揮官「さーて、飾り付けをやっちゃいますか!」

 

 調査班リーダーさんが総司令に話したことによりアステラで大きなお祝いが開催されることになった。

 その名も『アステラ豊穣の宴』。アステラでの初めて行なわれる宴でもあって調査団や学者さん達は張り切っている。

 

指揮官「これもオイゲン達のおかげだな…」

 

 オイゲン達がハロウィンのことを話してなかったらこんな楽しい宴にはならなかっただろう。うーんとお礼をしないと。

 

指揮官「飾り付けはカボチャとかでいいんだよな…それからお菓子も…」

 

ダンケルクが用意してくれたお菓子、KAN-SEN達の子に配るお菓子だ。ダンケルクの手作りだからきっととても美味しいよなー

 

指揮官「…お、そうだった。試食分ももらってたよな」

 

 どれどれ…うおっ⁉これはうまいっ!さすがダンケルクの手作り!甘くて美味しくてほっぺが落ちそうだ!

 

指揮官「っ!こっちもうまいっ!!」

 

 サクサクした食感のお菓子にふんわりとしたお菓子、お菓子にはこういったものがあるのか…

 

 じゃあ他のはどんなお菓子なのかな?

 

___10分後___

 

Sideシュペー

 

シュペー「ほら、U-47もさぼらないで手伝うの!」

U-47「えぇ〜、だるいなぁ」

U-81「さぼったらお菓子は貰えないぞ!」

 

U-47「ダンケルクさんのお菓子は美味しいからな…仕方ない、面倒だけどちゃちゃっとやりますか」

 

よし、U-47もやる気を出してくれた。調査団のみんなはハロウィンを初めてやるって聞いたから、知ってもらうためにも楽しいハロウィンにしないとね!

 

U-47「で、あたしらは何すんの?」

U-81「お部屋の飾り付けをしてる指揮官の手伝いをするんだ!」

シュペー「指揮官も初めてだから私達が教えてあげるの」

 

指揮官の部屋は執務室のすぐ隣、指揮官はせっせと飾り付けに勤しんでいるはず。

 

シュペー「指揮官!私達も手伝うよ!」

 

 

指揮官「(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」

 

シュペー「」

U-47「」

 

 そこには物凄く落ち込んでいる指揮官の姿が。私達はあっけにとられてしまったがすぐさまハッとなって慌てて指揮官に駆け寄った。

 

シュペー「し、指揮官⁉どうしたの⁉」

U-47「物凄く落ち込んでてビックリした」

 

指揮官「うぅ…ごめんな、ごめんなぁ」(´;ω;`)

U-81「なにかあったの?」ナデナデ

 

指揮官「みんなに配るお菓子を用意していたんだがな…ダンケルクからもらった試食分を食べてあまりにも美味しくてつい……」

 

 机の上には空になったお菓子の袋と封が空いたお菓子が…

 

シュペー「思わず食べちゃったんだね…」

指揮官「は、半分以上を…すまん」(´・ω・`)

U-47「仕方ないわよ、ダンケルクさんの作ったお菓子はすごく美味しいんだから」

 

U-81「指揮官は偉いよ。私だったら思わず全部食べちゃうもん!」エッヘン!

 

 それはフォローになっているのだろうか…ま、まあダンケルクさんのお菓子は美味しいもんね。しょうがないよ。

 

シュペー「指揮官、大丈夫だよ。ダンケルクさんもみんなもわかってくれるよ」

指揮官「ほ、本当か?シュペー、ありがとな」ナデナデ

シュペー「えへへ…」

 

U-47「でも代わりになるお菓子を用意しておかないと」

U-81「指揮官、お菓子になるようなものはあるの?」

 

 指揮官は腕を組んでしばらく考え込むとすぐそばに置かれている大きなボックスに視線を向けた。

 

指揮官「ボックスに…怪力の種と守りの種、ウチケシの実なら999個以上あるぞ?」ドヤッ

U-47「なんで999個以上もあるの⁉というかなんでそこだけ自信があるのよ…」

 

指揮官が999個以上も溜め込んでいたことに驚いたけどその数をも何事もなく収納できるボックスにも驚いた。

 

U-81「確か…怪力の種と守りの種はカシューナッツとかアーモンドみたいな味でウチケシの実はブルーベリーみたいな味がしたよ」

U-47「食べたことあるんか…でもこれだけじゃ物足りなくない?」

 

確かに少し足りない気がする。味がナッツ系とベリー系…そうだ!これを材料にしたお菓子ならできそう!

 

シュペー「指揮官、種と実を持って食堂に行こう!」

指揮官「な、何かにいい方法があるのか?」

 

シュペー「今ならまだ厨房は空いてるしディアスさんがいると思う。私もお菓子作り手伝ってあげる!」

 

指揮官「シュペー、ありがとな。思い立ったが吉日、今すぐ行くか!」

シュペー「うん!」

 

 

 ふふ、今日はとても楽しそうな1日になりそう!

 

 

U-47「シュペー、あんなに楽しそうに笑ってる」

U-81「そりゃあ指揮官と一緒にいると楽しいもんね!ほら、47もいくよ!」

 

U-47「はいはい…」

 

_____

 

in流通エリア

 

Sideジャベリン

 

ジャベリン「いつもより賑わってるね!」

綾波「たくさん出店が並んでるです」

 

アステラ豊穣の宴が開催され、夕刻前にはカボチャのランタンや出店が立ち並んで大賑わいになっちゃってます!

 

ニーミ「ほら、ラフィー。まだ寝ちゃ駄目ですよ!」

ラフィー「指揮官からお菓子貰うまで頑張る…」

 

 おばけの仮装をしてアステラ内を散策、おばけの仮装だけでなくドレスを着てる人達もいました。

 

物資班リーダー「やっほー!お祭り楽しんじゃってる?」

総司令「ははは、みな可愛らしい衣装だな」

 

ジャベリン「物資班リーダーさん、総司令さん!」

 

ラフィー「ん、トリック・オア・トリート」

総司令「おや」

ニーミ「ちょ、ちょっとラフィー⁉す、す、すみません!」

 

物資班リーダー「遠慮なく言っていいわよー♪さっきユニコーンちゃんに『おじいちゃん、トリック・オア・トリート』なんて言われてたんだから」(・∀・)ニヤニヤ

 

総司令「言われて初めて歳をとったと思った…さ、これでいいかな?」

 

 総司令はくすっと笑って私達にお菓子を渡しました。キレイなリボンがついた袋ですね!

 

ラフィー「ん、ありがと」

総司令「今日はこれまでの疲れを癒やし存分に楽しんでくれ」

 

物資班リーダー「前までは調査や探索に明け暮れてたけど、あなた達がこういったお祭りがあることを教えてくれたおかげでアステラに楽しみが増えたわ。本当にありがとうね」

 

ジャベリン「い、いえいえ!私達はそんなに…」

 

総司令「私からも感謝している。あいつは…孫は新大陸で生まれ育った。祭りを知ってあんなに楽しんでいる姿を見れてとても嬉しいことだ」

 

 総司令さんは嬉しそうに向こうの広場で駆逐艦の子たちにお菓子を配ったり調査団の皆さんとはしゃいでる調査班リーダーさんを見つめていました。

 

総司令「さ、君たちの指揮官は鎮守府でお菓子を配っているそうだな。向かうといいぞ」

 

 そういえばそうでした!綾波ちゃんの話では指揮官とディアスさん達がお菓子を作っていたそうです!

 

ニーミ「ジャベリン、綾波とラフィーの姿が見当たりませんよ⁉」

ジャベリン「えぇっ⁉いつの間に⁉」

 

 

綾波「ジャベリン、ニーミ、このドンドルマケバブサンド美味しいのです」

ニーミ「ほっ、出店でしたか…ジャベリン、ラフィーをミツください後で色んな出店がありますし見ていきながら向かいませんか?」

ジャベリン「どんなのがあるか見てみたいですしね!たぶんラフィーちゃんもry」

 

ラフィー「ん、トリック・オア・トリート。お菓子ちょうだい」

 

ソードマスター「む、むぅ…?」キョトーン

 

ジャベリン&ニーミ「」

 

 

_____

 

inアステラ鎮守府_食堂

 

Sideホーネット

 

 予想外だった…ロイヤルの人達(主にK・ジョージ)が夜にはハロウィンパーティーを行うと宣言し、食堂を模様替えして優雅なパーティーにすると聞いた。

 更にはディアスさんと指揮官の手作りお菓子を作った本人達が配ると聞いた。私は折角のパーティーだからと思って張り切ってドレスを着てきたのだ。

 

ホーネット「折角ディアスさんに見てもらおうと思ってたのに…」

 

U-556「ディアスさん!お菓子ちょうだーい!」

ディアス「ほいきた!」

 

ドイッチュラント「下等生物共!私の妹のドレス姿に跪きなさい!」

シュペー「ね、姉ちゃん…恥ずかしいよ…」

ディアス「やややっ⁉すんごい綺麗だね!」

指揮官「とても素敵なドレスだよシュペー」ナデナデ

 

K・ジョージ「指揮官、ディアスさん、一緒に飲まないか?」

リットリオ「指揮官!アステラのワインも中々美味いな!」

 

ディアス「ドンドルマから取り寄せたワインなんだ。特にブレスワインが美味しいよ」

指揮官「二人とも飲み過ぎに気をつけてね」

 

 

 たくさん来てて話しかけれる隙がないっ‼

 

 

ホーネット「うぅ…行ける隙すら見えないっ!」

 

イントレピッド「指揮官達は人気だねぇ…」

 

 

 こ、ここはもう少し様子を見たほうがいいかな……

 

 

ブレマートン「おやおやぁ〜?守りに入っちゃうのかなぁ?」ニヤニヤ

ホーネット「ひゃっ⁉ぶ、ブレマートンっ!?」

ブレマートン「ここは攻めるべきよ。引いてちゃ何も始まらないわよ?」

 

ホーネット「な、なななな何のことかな〜?」アセアセ

 

イントレピッド「動揺しすぎでバレバレよ…」

 

 

ブレマートン「こういう時はブレマートンにお任せ!」

 

ブレマートンはウィンクすると私の腕を掴んで指揮官達の所へと連れてきた。ちょ、ちょ、ちょっと⁉こ、心の準備がっ

 

ブレマートン「指揮官、ディアスさん!一緒に踊らない?」

 

 お、踊るって!?って、いつの間に優雅な音楽が流れてんの⁉

 

リットリオ「(^_-)-☆」

 

 楽器を演奏している饅頭ヒヨコ達をバックにリットリオさんが離れたところからウィンクしてきたってことはあんたの仕業かいっ⁉

 

指揮官「踊りか?ユクモステップしか知らないが…」

ブレマートン「だいじょーぶ!私が教えてあげる!オイゲンと踊る時の為の練習よ」ニッコリ

 

ディアス「それじゃ俺は…」

 

 いけないっ!ディアスさんが空気を読んでこの場を去ろうとしてるっ!私は

 

ホーネット「ディ、ディ、ディアスさん!わ、私とどうかな⁉」アセアセ

 

 ディアスさんはキョトンとしていた。ちらっと横ではブレマートンとイントレピッドが『もうひと押し!』とジェスチャーしている…

 

ホーネット「て、て、手取り足取りは私がちゃんとお、お、教えてあげるよ!」

 

は、は、反応はどうかな…キョトンとしていたディアスさんは笑って頷いた。

 

ディアス「よーし、それじゃ一緒に楽しもうか!」

 

よ、よ、よ、良かった……!私はほっとしてディアスさんの手を取る。

 

 大きな手……

 

ホーネット「そ、それじゃ私に合わせて…」

 

ディアス「こうかな…?おととっ」

 

 ぎこちない動きでこけそうになったり、がさつだけど…でも、でも、とても楽しい!

 

ホーネット「…え、えへへ…」

 

ディアス「よーしユクモステップもやろうかな!」

 

ホーネット「そ、それはいいかな…」

 

_____

 

inアステラ鎮守府_ライリーの部屋

 

Sideライリー

 

ユニコーン「ライリーお兄ちゃん!トリック・オア・トリート!」

ヴァンパイア「お菓子くれなきゃいたずらしちゃうわよ!」

 

ライリー「ほ~ら、どーぞ!」

 

さっそくやってきた子達にお菓子を渡す。怪力の種と守りの種のナッツクッキーにウチケシの実とベリーのパウンドケーキ、中々の大好評だ。

 

ミンクス「おぉ?なんだか力が湧いてきたぞ?」キュピーン

タシュケント「なんでか防御力が上がった気がする…」キュピーン

カッシン「なんでだろ…だるさが打ち消された」

 

 ま、まあよく使うアイテムだから効果が出ちまうのはしゃあねえよな…

 

ユニコーン「えへへ、ライリーお兄ちゃん!ありがとう!」

ヴァンパイア「とーっても美味しいわ!」

 

ライリー「お菓子食べたら寝る前にちゃんと歯ぁみがけよ〜」

 

ユニコーンちゃん達は喜んでくれてるから細かいことは気にせず良しとするか。さーてじゃんじゃん配るかな!

 

イラストリアス「ライリーさん、トリック・オア・トリートですわ」タユーン

ネルソン「はぁ、なんで私がこんな格好しなきゃならないのよ…」タユーン

ヴィクトリアス「まあまあ、指揮官も似合ってるって言ってたじゃない」タユーン

 

ライリー「( ⊙ω⊙)」

 

 はい、でかい…じゃなかった、イラストリアス達もエチ…じゃなかった、ステキな仮装をしていた。どこがってのは言わねぇがある主張激しくねぇですか?

 

イラストリアス「?ライリーさん?」

 

ライリー「あ、いやはや!とても素敵なドレスじゃねぇか。似合ってるぜ」

イラストリアス「うふふ、ありがとうございます。これヴィクトリアスが新調してくれたのですよ」

ヴィクトリアス「腕によりをかけた甲斐があったわー」

 

ライリー「ネルソンもか?」ジ~

ネルソン「どこを見ているのかしら?」ゲンコツ

ライリー「あだっ、ちがっ、に、似合ってるってわけでさ!」

 

ヴィクトリアス「ネルソンったら照れちゃってー」

ネルソン「うるさい!それよりほらお菓子は!くれなきゃ主砲を撃つわよ!」

 

ちょ、ちょっと物騒なことは禁止!これ以上鼻を伸ばしてたら叱られるどころじゃすまねぇ!

 

ライリー「ほ、ほら!これで勘弁な!」

ネルソン「まったく、変なこと考えてたらいたずらするからね!」

 

 ふう、なんとか主砲の餌食にならずに済んだぜ…でも待てよ?お菓子をあげずにいたずらを所望したらどうなるかな?

 

 ベルファスト達メイド隊は食堂にいると聞いたからシェフィールドによるいたずら(拷問)はないとして…エチryゲフンゲフン、素敵な仮装をした子達によるいたずらなら喜んで受けるぜ!

 

ライリー「ぬふふる…」

 

???「ライリー様、トリック・オア・トリート」

 

 さっそく来たか!

 

ライリー「主にトリックの方で!」

 

さあ!俺にいたずらというイチャイチャタイムを!

 

 

 

 

 

シェフィールド「……」

 

ライリー「(  ಠ Д ಠ )」

 

 

 おいおい、死んだわオレ

 

 

 いやいやいやいや⁉ちょ、シェフィールド⁉ちょ、ええっ⁉ナンデ⁉

 

シェフィールド「ご主人様から『折角の祭りなんだから羽を休めるように』とメイド隊に仰せつかられましたので私達も楽しむことにしたのですが…なるほど、ライリー様はお菓子よりもいたずらを御所望でしたか」

 

いやなに艦砲持ってんの⁉待て待て待て‼これはジョーク、ジョークだからっ!

 

ライリー「ま、ま、ま、ま、待て!やばいいたずらは勘弁な!」

シェフィールド「二言はないのでは?」

 

二言はある!あるから!無言の発砲とかコブラツイトとかはいやだーっ!

 

 

シェフィールド「………冗談ですよ」

ライリー「」ヽ(・ω・)/ズコー

 

 

 冗談なんかーいっ‼でもよかった!!

 

ライリー「き、きつい冗談だなおい…」

シェフィールド「せっかくの宴なのですから楽しまないと。ライリー様、はやくお菓子をください」

 

ライリー「お、おう…」

 

シェフィールド「ところでライリー様も宴に参加しないのですか?」

 

ライリー「ソルトとディアスは食堂に行ってるし、シドはどっか行っちまったし、ここまで訪ねる子がいるんだからいた方がいいだろ?」

 

シェフィールド「……お気になさらくても問題はありませんよ。ライリー様もお楽しみください」

 

 と言ってもなぁ…行くかどうか悩んでいる間にシェフィールドが何か渡してきた。

 

シェフィールド「皆様仮装をしているのですからライリー様もこれをつけて参加してください」

 

 ん?なにこの触角がついたお飾りは?な、なんかの昆虫の仮装か?

 

ライリー「えーとシェフィールド?これなに?」

 

シェフィールド「『駆除から逃げ回る害虫』の仮装です」

 

 シェフィールドはそう言いながらジャキンッて艦砲を装填していた。あーはいはい、すっげー嫌な予感がするぜ!

 

シェフィールド「では10秒以内にお逃げください。いきますよ、10‼」ズドン!

 

ライリー「だからカウントォォっ⁉」

 

 結局撃つんじゃないですかーっ!やだーっ!

 

______

 

in竜舎

 

Side龍鳳

 

 艦載機による捜索ではおそらくここにいるはずですが…

 

シド「…ほれ、うまいか?」

 

プッケ「(*´ω`*)」モグモグ

 

 

 いました。シドさんはプッケちゃんにごはんをあげていました。シドさんが見当たらないってみんな心配している。

 

龍鳳「シドさん、ここにいたんですね!」

 

シド「む?龍鳳か…」

 

 あれ?シドさんなにか元気がない様子ですね…何かあったのでしょうか?

 

龍鳳「みんな待ってますよ。シドさんもせっかくの宴なんですから遠慮なく楽しんでください」

 

シド「……広場のフラワーアートは見たか?」

龍鳳「見ました!とても素敵でしたよ!」

 

広場に設置された大きなカボチャのランタンと合わさった綺麗なフラワーアート。シドさんが一人で作り上げてたって長良ちゃんから聞きました!

 

シド「…俺の古郷では年中色んな花が咲く。そして季節ごとに咲く花達が満開した時、その季節に合わせたフラワーアートを作り、咲き誇った花達に感謝する宴が開かれていた」

 

 年中様々な花が咲いて季節ごとに花の祭りが開かれる、なんて楽しそうなお祭りなんでしょうか!

 

龍鳳「素敵ですね!私、そのお祭りを見てみたいです!」

 

シド「……すまんな。その祭りはもう行なわれていない」

 

龍鳳「…え?」

 

 シドさんはすごくすまなさそうに告げた。シドさんの元気のない様子…まさか、シドさんの古郷に何かあった?もしくは古郷で悲しい出来事があったのかもしれない。

 

龍鳳「ご、ごめんなさい…私余計なことを言ってしまって…」

 

シド「…なに気にするな、もう昔のことだ。ちょっとしんみりしていただけだ。しけた面してた俺がいると楽しくなくなるだろ?」

 

 シドさんは昔のことを思い出していたんだ…    

 

龍鳳「シドさん、そんなことないです」

 

私はシドさんの手を優しく握る。

 

龍鳳「このお祭りはみんなと手を取り、みんなで楽しさと喜びを分かち合うお祭りでもあるんですよ?」

シド「そうなのか?初耳だが」

 

龍鳳「えへ、どのお祭りも同じですけど…私達や指揮官やライリーさん達、アステラのみなさん、そしてシドさんがいないと楽しめません」

 

シド「……今の俺はしけた面してるぞ?」

 

龍鳳「大丈夫です!ちゃんとシドさんを明るく元気にさせてあげます!」

 

シド「…」

 

 

プッケ「クルルルル…」)))(´・ω・)

 

プッケちゃんが頭でシドさんの後ろを押した。ナイスですプッケちゃん!

 

プッケ「(^ω-)-☆」

 

シド「プッケ…」

 

 

瑞鶴「シドさん!探しましたよ!」

高雄「シド殿、みんながおかし欲しくて待っている」

 

シド「……」

龍鳳「ほら、私だけでなくみんなが迎えてくれますよ」

 

シド「……ありがとな」ナデナデ

 

 シドさんが優しく笑って撫でてくれました。よかった、シドさんが元気になって。

 

シド「俺もお菓子が欲しくなってきた」

高雄「ふ、シドさんらしい」

瑞鶴「それなら翔鶴姉がお芋の天ぷらを揚げてるよ!食べに行こ!」

 

__________

 

inアステラ鎮守府_執務室

 

Sideソルト

 

 いかんいかん、ついつい夢中になって書類整理のこと忘れてた!

 シドとディアスがみんなと楽しんでることだし俺はその間に書類整理をやっておくか。ライリーは……シェフィールドに追われてたな。でも楽しそうだったからそっとしておいた。

 

 

レナ「……じゃ、ソルトが来たらぐいって押すのよ?私が後押ししてあげるから」

 

オイゲン「ありがと、あ…話をしてたらやってきたわ」

 

 おや?オイゲンがレナとなにやら話しているようだ。押しがどうこう言っているようだが…押入れのことかな?

 

レナ「それじゃがんばって!」

オイゲン「ええ、がんばってみるわ」

 

指揮官「あれ?話してたのにもう帰っちゃうのか?」

レナ「私はアドバイスしただけよ。それよりもソルト、オイゲンは来てくれるまで待ってたんだから十分ねぎらってあげなさいよ?」バンバン

 

 あだだ、レナはなんども背中を叩いて楽しそうに行ってしまった…なんか上機嫌だったな

 

オイゲン「指揮官、来てくれるの待ってたのよ?他の子に目移りして忘れてるかと思ったわ?」

指揮官「そりゃあすまんかったな。せっかく綺麗なドレスを着てるのに随分待たせちゃって」

 

オイゲンはいつもの服装と打って変わって黒いドレスを着てより一層綺麗だ。

 

オイゲン「ふふっ指揮官、冗談言ってもなぁんにも出ないわよ?」

 

指揮官「本当さ。それに感謝してる。いままでこういったお祝いがあるのを知らなかった。オイゲン達が教えてくれてより毎日が楽しくなってきた」

 

オイゲン「…ふふ、いっつも指揮官に驚かされてばかりだったけど一つだけ指揮官を驚かせることができたわ」

 

指揮官「ありゃま…これからも俺の知らないことを教えてくれ」

 

 

オイゲン「もちろん……そうだ、指揮官」

 

指揮官「ん?」

 

オイゲンはそっと近づいてくすっと微笑む。

 

オイゲン「トリック・オア・トリート♡」

 

 おっとそうだった。オイゲンにもお菓子をあげないとな。確かオイゲンに渡す分はちゃーんと持ってき………あれ?

 

指揮官「あれ?あれれ?あれれれっ⁉」

 

 ない⁉いつの間にお菓子がないぞ⁉そんなバカな!確か執務室にくるまでは持っていたはず!

 

オイゲン「…私にお菓子はないの?」

指揮官「い、いやっ!あるぞ!あるんだけどなんでか今はないの!」

 

どうしてこうなった!?今からディアスのとこ行ってもある可能性は低い……あ、アステラジャーキーはたぶん怒るだろうし……

 

オイゲン「…なら、いたずらしてもいいわね♡」

 

 するとオイゲンはぐっと近づき、顔を近づけてきた。

 

指揮官「お、オイゲン…⁉」

オイゲン「ダーメ♡指揮官はいたずらを受けるの」

 

も、もしかして酔ってらっしゃる⁉い、いや、そうには見てないガ、いたずらってどんないたずらなの⁉

 

オイゲン「指揮官…Ich liebe dich」

 

 へ?イン…なんて⁉今なんて言ったの⁉

 

オイゲン「指揮官、あなたの顔を見せて…?」

 

 

 

 オイゲンは優しく囁くとそっと兜に触れて取ろうとした…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルーキー「ソルト!今集会所の酒場に行くと期間限定カクテルが飲めるらしいぜ!飲みに行こう!」

 

 そこへルーキーが颯爽と執務室に入ってきた。

 

指揮官「………」

オイゲン「………」

 

ルーキー「………あれ?」

 

 しばらくの沈黙が流れて、そこへ鬼の形相をしたレナが勢いよく駆けつけてきた。

 

レナ「空気読めやぁぁぁぁぁぁぁっ!!」ジャーマンスーブレックス

ルーキー「ぐほぁっ⁉」

指揮官「る、ルーキーっ⁉」(;´Д`)

 

 レナのジャーマンスープレックスが炸裂。

 

オイゲン「……はあ」_| ̄|○

指揮官「お、オイゲン!?なんで落ち込むんだ⁉」

 

レナ「オイゲン、ごめんなさい…まさか空気を読まないのがいたのを見落としてたわ」

 

 なんでルーキーが怒られてんだろう…

 

指揮官「ま、ま、ま、そう気にするなって。わびに飲みはおごるからさ」

オイゲン「指揮官、本当?」

 

君はすぐに食いつくよな。まあ嬉しそうだからいっか

 

オイゲン「ふふっ、今日こそ指揮官を酔わすわ!」

指揮官「よーし望むところだ!」

レナ「じゃ私も行こうかな!期間限定カクテルを飲みに行きましょ」

 

オイゲンがしようとしていたいたずらは何だったのだろうか…気になるけど今は宴を楽しもう。

 

 

 

ルーキー「み、みんな…俺を忘れてるっすよ…」

 

 

 




ティーレの私服はめちゃんこスコ

ティーレちゃん意外と大きい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。