こいつ、動くぞ…⁉
オッ○ーイプルゥンプルゥン‼
inアステラ鎮守府__庭園
Sideシド
ベルファスト「ご主人様、いかがでございますか?」
指揮官「うん、紅茶もお菓子も美味しい!」
シド「おかわり」
ケント「やったぁ!ケント特製カップケーキはまだ沢山あるから遠慮なく食べてね!」
オイゲン「ちょ、作りすぎよ…」
ディアス「たまに外はでお茶をしたらいい気分転換になるね〜」
イラストリアス「うふふ、こうやって羽根を伸ばすのもいいと思いますわ」
ヴィクトリアス「もっとゆっくりしてリフレッシュしてね?」
一仕事終えて、イラストリアス達からお茶のお誘いがあったので庭園でお茶を飲んで一休みしている。
流石はロイヤルメイドか、紅茶もお菓子もなかなか美味い。先程までの疲れがほっこりととれた。
オイゲン「……指揮官、話を戻すけど覇王の証というのは『指揮官達が困難を乗り越えた証』なのね?」
指揮官「まあそんなところかな。高難度なクエストを達成すればギルドから表彰されるんだ」
ディアス「勇気、希望とか色々あるよ!それで、今回のはいつのものを?」
シド「なくなっていた番号からしてポッケ村にいた時のから取ってきたようだ……おそらくウカムルバス討伐の時だろうな」
指揮官&ディアス「懐かし〜!」
あの時は鮮明に覚えている……ウカムルバスと戦い、ポッケ村とその雪山地帯の壊滅の危機から救った時のことだ。
ライリーがホットドリンクを忘れてお腹を下したんだっけか。どうりで必死に戦っていたわけだと納得した…
オイゲン「この証には指揮官達の戦いの記録がされているというわけね……まさかそれが経験値の代わりになるなんて」
オイゲンが苦笑いをしながらため息をつく。俺達も予想だにしていなかった。素材によってはかなりの影響を与えるものもあることか。
ヴィクトリアス「つくづく指揮官達のアイテムって不思議よねー…」
オイゲン「今頃明石は報告書の作成に頭を悩ましているわね」
ケント「ねえ指揮官、ずっと気になってたのだけど……」
ケントが不思議そうに首を傾げながら指をさす。
ケント「なんでライリーさんが地面に埋もれているの?」
彼女の視線の先には花々が植えられている中に肩まで埋もれているライリーがいた。
ライリー「……たしゅけて」シクシク
オイゲン「まあ…ずるをした罰ね」
イラストリアス「最初見たときは驚きましたわ」
シド「いい仕事をした」フゥ
ケント「あ、ライリーさんこっち見た」
ベルファスト「あの、どうなさいますか?き、気になるのですが…」
シド「あれはお花の一種だ。気にするな」
ライリー「……たしゅけて」メソメソ
指揮官「でもみんなの為にと考えてやったことだから許してあげたら?」
オイゲン「指揮官、あんた甘すぎるわよ」
ヴィクトリアス「絶対にまたやらかすわよ?」
ディアス「あぁ〜お菓子が美味しいなぁ〜」プギャー
ライリー「てめこの野郎ぅ…!」
ルーキー「おーい!ソルトさーん‼」
そこへルーキーが慌ただしく走ってやってきた。かなり慌ててるようだが何かあったのか?
指揮官「どうかしたか?」
ルーキー「さ、3期団の団長から通信があって今すぐソルトさん達を呼んでくれって……って、ライリーさんなに埋もれてんっすか⁉」
シド「あれは花だ。気にするな」
ルーキー「りょ、了解っす」
ライリー「おいこら」
指揮官「その慌て様だと一大事のようだな。すぐに行こう!」ダッ
ディアス「オッケー!お茶ご馳走さま!」ダッ
シド「美味しかったぞ。ありがとう」ダッ
オイゲン「とりあえず私達も行くわよ」
ヴィクトリアス「何か手伝えるかもしれない!行きましょ!」
ライリー「……って、俺を置いてくなよ⁉」
_______
inアステラ_作戦会議場
指揮官「リーダーさん!何かありましたか⁉」
調査班リーダー「来たか!あっちも慌ただしいようだ。繋いであるぞ」
指揮官「もしもし⁉そっちは大丈夫ですか⁉」
3期団の団長『あ、ソルトくんかしら?こっちはまあまあヨ』
\ビュオオオオッ‼/
3期団の団長は悠々に話すが激しい風が吹き荒れている音が分かるくらいに響いていた。
\ガシャッァァァァン‼/
風が吹いたその直後何か大きな物にぶつかった音が響く。研究基地の中が揺れている音も軋む音も聞こえてきた。
ディアス「わっ⁉な、何の音!?」
3期団の団長『やれやれ派手にやってきてるわネ』
指揮官「何が起きてるんですか!?」
3期団の団長『…長くなるのだけど。マーサから瘴気の谷で調査員が遭難したって連絡がきたノ』
数名の調査員達がマーサさんと一緒に調査をしていた際、中層部へ差し掛かる道中、突然骨の瓦礫が落ちて道が塞がれ、同行していた調査員達が閉じ込められてしまったという。
3期団の団長『話によると何やらモンスターの咆哮が響いた直後、周りにあった鱗らしき物が弾け、その衝撃で瓦礫が落ちてきたと』
そしてマーサの連絡を受け、アステラから来た調査員もいるので気球を飛ばして救助に向かおうとしていたのだがここでトラブルが起きた。
3期団の団長『いきなり【風漂竜:レイギエナ】に襲われ、今も追われているのヨ。これじゃ救助に行けない』
オイゲン「それどころか墜落するかもしれないじゃない!?」
3期団の団長『まあ普通のレイギエナだから多少は大丈ry』
\ガシャァァァッン‼/
3期団の団長『あら、結構揺れるわネ』
オイゲン「大丈夫じゃないでしょ!?指揮官、今すぐ行くわよ!」
指揮官「お、おう!」
一度のみならず二度も墜落されてはたまったものじゃないだろうな。まずは研究基地を助けに急いで向かわねば、モンスターに襲撃されているのだから一刻を争う。
シド「基地が飛んでいる場所を探さねばならん。艦載機の力を借りよう」
ヴィクトリアス「それなら私が最適ね!ついでにレイギエナって奴に爆撃しとく?」
オイゲン「下手に手を出したらダメよ。それにもっと艦載機が必要よね…」
イラストリアス「わ、私は着替えた方がいいですよね…?」
ヴィクトリアスは兎も角、イラストリアスは探索に向いた格好をしたほうがいい。残念ながら、彼女に合う装備が今はない。
以前、イラストリアスが武具屋のおかみさんからレザー装備一式を貸してもらって試着してたら胸部の布がはちきれて破れたそうな。滅多なことじゃ破れないのだが…
ロング・アイランド「指揮官さーん!この間くれた撃龍船の模型が完成したのー!」
オイゲン「……」ガシッ
幸か不幸か駆けつけてきたロング・アイランドをオイゲンは逃すまいと腕を掴んだ。
ロング・アイランド「ふえ?」
オイゲン「…さ、指揮官。行きましょう」
指揮官「お、おう…」
ロング・アイランド「えええぇぇっ⁉」
許せロング・アイランド、今は急がねばならないのだ。
ディアス「……あれ、なんか忘れてるような」
シド「気のせいだ」
指揮官「よし、行こう!」
_____
シグニット「今日もみんなでお花の水やりを……って、ライリーさん⁉な、なんで埋まってるの!?」
長良「お花に紛れててビックリしたー…」
ライプツィヒ「だ、大丈夫ですか⁉」
ライリー「……たしゅけて」シクシク
長良「よしよし、ライリーさん元気出して」ナデナデ
シグニット「う、うちの作ったフィッシュアンドチップス食べる?」
ライプツィヒ「さかなきゅんを呼んで掘り起こしてあげますね?」
ライリー「あぁ…君たちは天使や…!」(´;ω;`)ブワッ
メルクーリア「プー!ライリーさんまた埋もれてるー!ザコすぎー!ざぁーこ、ざぁーこ!」プークスクス
ライリー「…なんだと?」ゴゴゴゴゴ
メルクーリア「ちょ、ちょっと⁉自力で這い出るの反則⁉」
_______
in陸珊瑚の台地__北東エリア
Sideライリー
ライリー「わりいわりい‼遅れちまった!」
メルクーリアにアイアンクローかましてから急ぎ駆けつけソルト達と合流。なんとか間に合ったぜ…
オイゲン「自力で抜け出してきたのね…」
ヴィクトリアス「そのガッツをもっと執務に使ってほしいわね…」
はっはっは、褒めても何も出やしないぜ?あ、俺のドヤ顔にちょっと引かないで。真面目にやりますから!
ロング・アイランド「ら、ライリーさん…は、はやく見つけて帰ろ?」
ずっと鎮守府でゴロゴロしてたロング・アイランドは初めての辺境な地でビクビクしていた。
ライリー「大丈夫、俺らがいっから心配すんな。ガードに評定のあるディアスのそばにいりゃ絶対大丈夫だぜ?」ナデナデ
ディアス「安心して、この盾で守ってあげる!!」フンス
ロング・アイランド「う、うん…!よろしくお願いするの!」
不安がっていた顔に少し明るさが戻り、彼女はディアスのそばにつく。うん、これで大丈夫そうだ。
ライリー「そんで研究基地は?」
指揮官「まだ見つかってない。高地が多い北東なら見つかるかも」
確かにこの辺りは見晴らしがいい所が多いから探せば発見できるはずだ。だが高いが故に登らなきゃならない所もある。もたもた登ってたら墜落しちまう。
シド「ヴィクトリアス、ロング・アイランド、艦載機を飛ばせれるか?」
艦載機なら颯爽と飛んで早く見つけれる。ジュラトドスの時もそうだった、艦載機のおかげで学者を早く見つけることができたのだ。
指揮官「二人とも力を貸してくれ」
ヴィクトリアス「任せてちょうだい。ちゃちゃっと見つけてあげるわ!」
ロング・アイランド「が、頑張ってみるの!」
二人は自信満々に頷き、さっそく艦載機を数機飛ばした。上空へと飛び立った艦載機達は四方八方へ分かれて飛んでいく。
ヴィクトリアス「以外と広い所よね…」
ロング・アイランド「珊瑚礁の中を泳いでるみたいなの…!」
目を瞑って艦載機から見える光景を覗いて探している。陸珊瑚の台地は思った以上に広いからなぁ……
俺達ができる事は彼女達の邪魔にならないよう静かに応援するしかない。頑張れヴィクトリアス‼頑張れロング・アイランド‼
ロング・アイランド「っ‼指揮官さん、見つけたの‼」
ロング・アイランドは目を開いてぴょんぴょん跳ねながら知らせる。
指揮官「本当か!ありがとう!」
ヴィクトリアス「よかったー、早く見つけることができたのわね」
ロング・アイランド「で、でも急がないと大変!大きな鳥みたいな生き物に追われてる!」
おっと急がねぇとならねえな。俺達はロング・アイランドが研究基地を見つけた場所へと急ぎ向かう。
北東のキャンプ地から下へ下って開けた場所にたどり着く。
ロング・アイランド「指揮官さん、あれなの!」
ロング・アイランドはブカブカな袖をパタパタさせながら方角を示す。その先には……
???『ギュオオオッ!』
青と黒、クリーム色の体色をした大きな翼を持った飛竜種のモンスターが気球で飛んでいる研究基地を襲っている。
ライリー「あいつが【風漂竜:レイギエナ】か」
今も尚気球で飛んでいる研究基地を襲っているレイギエナ。早く手を打たねえと気球がやられて墜落しちまう!
指揮官「どうにかしないと…!」
シド「閃光玉じゃ届かない距離だな」
ヴィクトリアス「それなら、これでどうかしら!」
何か閃いたようで、ヴィクトリアスが艦載機を飛ばす。3機の艦載機はレイギエナに向かって飛んでいく。
レイギエナが研究基地に突進しようとした直前、ヴィクトリアスの艦載機がレイギエナの周りを飛び回った。
レイギエナ『ギュオオッ⁉』
突然見たことない飛行物体に驚き戸惑い出したレイギエナ。基地への攻撃をやめ、翼をはばたかせながら自身の周りを飛び回る艦載機にキョロキョロと見回した。
艦載機①〈コッチヲミロー!
艦載機②〈バッチリミナー!
艦載機③〈バッチリミロー!
レイギエナ『…クオオォォッ‼』
ブンブンとしつこく飛び回る艦載機達に苛立ちをつのらせたレイギエナが吠え、標的を艦載機達に標的を変えて基地から離れ艦載機達に襲いかかった。この隙きに研究基地は避難をした。
ディアス「よし!基地から離れた!」
シド「うまく逃げ切れそうだ」
オイゲン「ヴィクトリアス、艦載機はどう?」
ヴィクトリアス「セイレーンの艦載機から逃れる操作は完璧だけど…ドラゴン相手は手強いわね」
ヴィクトリアスは焦り艦載機の操作をミスらないよう集中していた。
レイギエナはスピードをあげて艦載機に追いつくと脚についている鋭い爪で引掻き艦載機を一機撃墜させた。
ヴィクトリアス「あっちの方がスピードもある…!負けてられないわね…!」
ヴィクトリアスの艦載機が更にスピードをあげてレイギエナを挑発させる。レイギエナも負けじと艦載機を追う。再び追いつくと艦載機に噛み付いてもう一機堕とした。
オイゲン「まずい、全部堕ちたら標的を研究基地に変え直すわ…!」
ヴィクトリアス「くっ、再発艦まで時間がいるわ」
ロング・アイランド「だ、だったら幽霊さんも応援するの!」
するとロング・アイランドはふんすと張り切ると艦載機を沢山発艦させた。沢山の艦載機達はヴィクトリアスの艦載機を助けようとレイギエナに向って飛ぶ。
レイギエナ『!?』
また再び現れ、今度は沢山飛んできた見慣れぬ飛行物体に流石のレイギエナもぎょっとした。
指揮官「おおっ‼すごいな‼」
ロング・アイランド「まだまだ飛ばせるのー‼」
ディアス「うひょー、やるじゃん‼」
指揮官達に鼓舞されたロング・アイランドは張り切ってどんどん飛ばす。これなら墜落される心配は薄れたのだが……
ライリー「…飛ばしすぎじゃね?」
シド「あっ」
指揮官「どうしたシド?」
シド「レイギエナがこっちに気づいた」
戸惑っていたレイギエナが飛んできている先、奮発して飛ばしているロング・アイランドと俺達に気づいた。
標的を定めたレイギエナが艦載機達を払いのけるかのようにこちらに向かって降下してきた!
シド「来るぞっ‼」
レイギエナ『クオオォォォォォォォォッ‼』
シドの注意が響いた直後、レイギエナが遠くまで響き渡るような咆哮をし翼を大きく羽ばたかせた。
羽ばたく勢いで突風が俺達に襲いかかる。
指揮官「うおっ⁉しっかり捕まれ!」
オイゲン「…っ⁉」
ディアス「飛ばされないよう後ろにいて‼」
ロング・アイランド「ふええっ!?ぱ、パンツが丸見えになっちゃうのーっ⁉」
オイゲンはソルトの後ろにしがみつき、ロング・アイランドは盾で突風を防いでいるディアスにしがみつき突風を凌ぐ。
ライリー「ヴィクトリアスちゃんっ!俺に抱きつくように捕まっときなーっ‼」
シド「吹き飛ばされないようにな」
ヴィクトリアス「ええ!」
ライリー「」
ヴィクトリアスはシドの後ろにしがみついて突風を凌いでいた。
あぁ…なんだか突風が冷たいぜ……
ライリー「⁉いやまじで冷たいぞ!?」
自分の防具に霜がついているのに気づく。
ぶるっと体が寒さに身震いする…これはまだ弱いほうだが、下手すりゃ体温と体力を下げさせる氷ヤラレになっちまうな。
指揮官「翼や飛膜、尻尾とかにある青い部位から霜がついてる。そこから冷気を放射しついるようだ」
シド「氷ではなく冷気を武器につかうモンスターか」
ソルトは飛竜刀【銀】を、シドはクロムナイトソードⅢを構える。
ディアス「飛んでる相手は厄介だよ」
ライリー「へっ、撃ち落としてやんぜ!」
ディアスはレイジングテンペスト、俺は電竜大砲【閃撃】を構えてレイギエナと対峙する。
オイゲン「指揮官、気をつけて」
ロング・アイランド「幽霊さんはみんな応援するのー!」
ヴィクトリアス「姉さんの真似になっちゃうけど…指揮官、ディアスさん、シドさん、ライリーさん、加護があらんことを…なんてね、気をつけてね!」
オイゲン達は安全な所へと避難する。へへっ、勝利の女神様から加護を貰ったんだ、負ける気がしねえぜ‼
ライリー「っしゃあ!やったるぜ!」
一番槍は俺だ!素早く通常弾を装填し照準を合わせる。狙いは奴の翼、怯ませれば落とすことができる。
狙い澄まして引き金を引く。放たれた弾は見事に命中、立て続けに打ち続ける。
レイギエナ『キュオォォッ‼』
レイギエナは怯むことなく強く羽ばたくと、勢いに乗って翼を小さく折りたたみこっちに錐揉み回転しながら突撃してきた。
指揮官「っと!」
ライリー「あぶねっ」
空中からの突進をギリ躱す。奴が通り過ぎた後から冷気をまとった風が吹く。うぅ寒っ!奴の身体から霜ができているのが見える。まともに食らったら氷ヤラレは間違いないな。
ディアス「おらー!降りてこーい!」
シド「届かんな…」
ディアスがレイギエナの脚を突き、シドがレイギエナの尻尾の先に斬りかかる。低空といえどレンジが小さい武器は苦戦を強いられる。
レイギエナ『キュオォッ!』
しつこいと言わんばかりにレイギエナが脚で蹴る。奴の攻撃に二人ともガードをして防ぐ。
シド「ライリー、飛んでる相手はお前が肝だぞ」
ライリー「任せときな!」
引き続きリロードし狙い撃ち続ける。手応えはまだないが数撃ちゃ落とせる!
指揮官「せいっ!」
ディアス「このっ!」
その間にソルトとディアスが奴の脚を攻める。レイギエナが苛つき始めたか、一度高く翔びその場へ急降下。鋭い爪で二人を引っ掻こうとした。
指揮官「なんのっ!」
ディアス「ガード!からのカウンターっ!」
ソルトは見切って気刃斬りを放ち、ディアスはガードをしてカウンター突きを放つ。
ライリー「地面に降りたぞ!攻めろ攻めろー!」
地に降りた時が好機。脚を狙い攻めるソルト達の援護に回る。飛ぶ隙きを与えまいと貫通弾を装填し翼を狙い撃つ。
レイギエナ『キュオォッ‼』
周りにいるソルト達を払いのけようと尻尾を振り回す。だがその攻撃はレイアやレウスで対策済みだぜ!
シド「ふっ!」
指揮官「よっと!」
ディアス「ほいっ!」
シドはバックステップで避けてから飛びかかり斬りを、ソルトは見切り気刃斬り、ディアスはタイミングよくカウンター突きを放つ。楽勝だな!
そんなこんなしているとレイギエナが俺めがけて突進してきた。走りながら大口を開けて迫るレイギエナ。噛み付くつもりか!
ライリー「見てから余裕っ!」
タイミングを見極め、噛み付く寸のところで回避。その間にリロードし貫通弾を撃つ。
ライリー「へへっ!お前の攻撃なんざ余裕だぜ!」
ディアス「いいぞー!攻めたてろー!」
おっと、ディアスがレイギエナに向かって突進。ジャンプして突くのだろう、うまく乗れりよう援護すっか。
麻痺弾を装填したその時レイギエナがぐるりとこちらに向くと翼を広げその場から翔んだ。よく見りゃ尻尾に霜が大量にまとっている⁉
レイギエナ『クルルォォッ‼』
空中で宙返りしその勢いで尻尾を叩きつけた。尻尾叩きつけの範囲内にいた俺とディアスはもろにくらう。
ライリー「あだばっ!?」
ディアス「だふっ!?」
いったぁっ!?この叩きつけられた感じ…ナルガクルガの尻尾ビターンと似た威力だっ‼
しかも叩きつけた地面は凍り、大きな霜柱が沢山できている。もちろん俺とディアスの鎧にも霜がついており、身体にぶるっと寒さが襲いかかる。
指揮官「ライリー、ディアスっ!これでっ!」つ【生命の粉塵】
シド「資料によれば陸珊瑚における空の主とも言えるモンスターだ、油断するな」
ライリー「それ早く言って⁉」
ちくしょー…主級のモンスター相手なら油断ならねえ。気を抜くとまた氷ヤラレになっちゃうな。
レイギエナ『キュオォォッ‼』
今度は浮遊して翼と身体に霜を纏わせ翼を大きく広げ、強く羽ばたいた。ビュオオッと強風が吹くと同時に俺達めがけて一直線に冷気が放たれた。
シド「避けろっ!」
指揮官「おっと!」
ライリー「ひょえっ‼」
ディアス「わっと!」
俺達が避けた直後に俺達のいた場所めがけて地面が凍りつく。遅れていたら大きな霜柱に巻き込まれて凍らされていたかも。
ディアス「氷ヤラレはやだなー…」
シド「また来るぞっ!」
次は霜をまとって錐揉み回転しながら突撃。難なく躱すが飛んでるとうまく攻撃ができねえ。
ディアス「ライリー、まだー?」
ライリー「そう焦んなって!」
急かすな急かすな。飛びながら迫るレイギエナに外さないよう狙い澄まして弾を撃つ。
レイギエナ『キュオォォォッ⁉』
身体に異常を感じたレイギエナがバランスを崩して堕ちた。その直後に身体を痙攣させて動かない。やーっと麻痺が効いたぜ。
ライリー「麻痺ったぜー!」ドヤァ
指揮官「今だ畳み掛けろ!」
シド「いくぞ!」
ディアス「ディアスサイクロンアタックをくらえー!」
ライリー「無視かーい⁉」
俺を褒めたえることなくソルトは気刃斬りからの大回転気刃斬りを放ち、シドは片手剣によるラッシュ、ディアスは突進しながら突きまくる。
こうしちゃいられねえ、俺も攻めなくては!貫通弾を装填し撃ち続ける。
レイギエナ『クオオォォォォォォッ‼』
麻痺が解けたレイギエナはキレて大きく咆哮する。くっ、甲高い咆哮だな!
レイギエナ『キュオォォッ‼』
レイギエナが尻尾を高く上げて振るう。尻尾には大量の霜がまとっている。強い一撃がまたくるってか!
ライリー「痛いやつ来るぞ!」
レイギエナが強く尻尾で薙ぎ払う。ビュンッと振られた尻尾から強く冷気が放たれた。
指揮官「ぶっ⁉」
シド「霜が…っ⁉」
ソルトとシドは尻尾は躱せたが放たれた冷気に巻き込まれる。地面が広い範囲で凍る。
ディアス「このっ‼」
ライリー「やったれ!」
レイギエナが起き攻めさせないよう俺とディアスで横から攻める。
レイギエナ『キュオォッ‼』
俺とディアスに狙いを変えたレイギエナが飛んで錐揉み回転しながら突撃。いきなりで躱すタイミングを逃した俺達は直撃する。
ライリー「ぶべっ⁉」
ディアス「たわば⁉」
痛えなこの野郎!あと冷やいぞ‼もう一度撃ち落としてやる‼
撃ち落とす為にも強い一撃がいる。ならば狙撃竜弾の出番だぜ!
ライリー「タイミングを見ねえと」
タイミングをミスってカス当たりじゃ意味がない。かと言って待ち続けりゃ気づかれて狙われる。
指揮官「ライリー、俺達がヘイトを稼ぐ」
ライリー「ソルト、助かるぜ」
シド「タイミングを間違えるなよ?」
ライリー「外さねえよ!」
このー、見てろよ見てろよ?後方に下がって狙撃竜弾を装填。地べたに伏せて照準を合わせる。
シド「ディアス、盾を!」
ディアス「オッケー!」
シドがディアスの背を土台にしてジャンプ。ディアスが盾を上に構え、シドは盾をジャンプ台にし高く跳んだ。
シド「おらっ‼」
シドは片手剣の盾をレイギエナの頭部に力いっぱい叩きつけた。
レイギエナ『キュオォッ⁉』
レイギエナは怯むが直ぐに反撃に移る。空中で霜をまとわせた尻尾で薙ぎ払う。
シド「っ!」
尻尾の攻撃は避けたが霜が鎧にまとわり付く。氷ヤラレで動きが鈍るシドにレイギエナが鋭い爪で引っ掻こうとした。
指揮官「今度は俺だっ‼」
ディアス「ディアス踏み台ガードっ‼」
次にソルトがディアスの盾をジャンプ台にし高く跳んだ。気刃をまとわせた刃を振るわせる。
当たりはするがまだ手応えがない。着地したソルトを狙って尻尾を叩きつけようとした。
ライリー「今だっ‼」
タイミングはバッチリ。俺は引き金を引いて狙撃竜弾を撃った。放たれた狙撃竜弾はレイギエナの正面から身体を貫通。翼へ突き抜けた直撃、連続した爆発を起こす。その爆発で左翼の翼膜が破ける。
レイギエナ『クオオォッ⁉』
強烈な爆発をくらったレイギエナはバランスを崩して墜落した。どうだ見たか!
指揮官「ナイスライリー!」
シド「チャンスだ」
ディアス「今だー‼」
レイギエナがダウンしている間にソルト達が畳み掛ける。
指揮官「もういっちょ大回転気刃斬りだ‼」
ディアス「ディアスモニュメントアターック‼」
シド「ふんっ‼」
ライリー「俺も撃ちまくるぜー‼」
俺達の猛攻でレイギエナの角を一部破壊、そしてもう片方の翼膜も部位破壊した。これでうまく冷気をまとわせた攻撃はできないだろう。
レイギエナ『キュオォォッ‼』
レイギエナが弱々しく吠ると翼をあたふたと羽ばたかせ高く翔び、一目散に逃げていった。
ライリー「追うか?」
指揮官「…いや、奴はこの辺りから離れるだろう。それに今は研究基地の安否を確認しなきゃ」
ソルトは遠くへ逃げていったレイギエナを見ながら太刀を収める。そうだな、今はやることがある。研究基地に行って、それから瘴気の谷にいる遭難者を助けねば。
ロング・アイランド「指揮官さーん!」
安全が確認され、ロング・アイランドがトテトテと駆けつけてきた。うんかわいい
ロング・アイランド「指揮官さん、みーんなかっこよかったの!一緒に来れてよかったの!」
ライリー「ははは、よせやい。MVPは俺だな」
シド「寝言は寝てから言え」スパーン
ライリー「ひどすっ⁉」
オイゲン「指揮官、研究基地が避難した場所を見つけたわ」
ヴィクトリアス「隠れてる間に艦載機を飛ばして見つけといたの」
指揮官「二人ともありがとう。よし、急ごう!」
______
in研究基地
Sideオイゲン
マーサ「あんた達、よく来てくれたね!」
研究基地へ駆けつけると瘴気の谷の探索をしているマーサさんが出迎えてくれた。
指揮官「マーサさん、学者達が遭難した場所は?」
マーサ「瘴気の谷の中層部だよ。でも大量の骨と瓦礫で道が塞がれてるんだ」
なんて事…指揮官達の力だけじゃ難しいわ。
ライリー「タル爆弾でぶち抜くか?」
シド「材料がいるな…しかも大タル爆弾Gぐらいだ」
マーサ「あいにく材料は今はここになくてね…」
ディアス「1から作るとなると時間がかかるよ?」
瘴気の谷で瘴気は指揮官達でさえも体力を削らせる。もたもたしてると学者達の命が危ない。
親方『……ザザッ……おい!聞こえるか!』
その時通信機から親方の声が聞こえた。親方が通信機を使ってる?
オイゲン「親方、聞こえてるわ」
指揮官「どうかしたんですか?」
親方『遭難者がいるってな。話はイラストリアスから聞いた‼俺達にいい考えがある‼』
親方に考えが?多少不安が過るが自信満々に話すのだからきっと問題ないだろうと思う。
オイゲン「いい考えって?」
親方『見てからのお楽しみだ‼調査班リーダーが連れてくっから現地で待ってろ!』
そう告げると通信を切った。だ、大丈夫かしら……
オイゲン「指揮官…どうするの?」
指揮官「大丈夫。親方を信じよう」
なら言われた通り、先に瘴気の谷へ向かいましょう。
3期団の団長「……すごい装備ね。布地が小さいけど防御力はあるのかしら?」
ヴィクトリアス「あ、あのー…じ、じーっと見すぎなのだけど…?」
______
親方「うし……最終調整は終わった」
明石「親方、いきなり実戦は心配だニャ」
調査班リーダー「大丈夫だ。親方と技術班達の技術はピカイチだ。心配ない」
親方「俺達の力なら問題ない。準備はいいか?」
シュペー「うん!親方、いつでも行けるよ!」
親方「よぅし‼頑張ってけ‼」
シュペー「了解!フルアーマー・グラーフ・シュペー、出撃‼」
レイギエナは礼儀ええな