ミラ・ジョヴォヴィッチ、かっこよかった!
リオレウスもめちゃくちゃかっこよかった!
…ちょっとネルスキュラ30頭ぐらい狩りに行ってくる
ナレーション:明石
それはゾラ・マグダラオス捕獲作戦が失敗に終わったその次の日だったニャ。
すべては一人のKAN-SENの我儘から始まったのニャ…
in加工屋
ドイッチュラント「下等生物達!私のかわいいシュペーの為に装備を作りなさい‼」
親方「…?」ポカーン
彼女は鉄血所属の重巡洋艦、ドイッチュラント。鉄血のなかでもダントツのワガマ…ゲフンゲフン、優雅(自称)のKAN-SENだニャ。
彼女の突然の注文にキョトンとするはアステラの調査団の一員、2期団の親方。加工屋を営み、調査団の武器や防具を製造する技術班の頭領でありスペシャリストなのニャ。
他の技術班達もポカーンとする中、親方は少々困りながら対応するニャ。
親方「悪いが…それはちょっと難しい注文だな」
ドイッチュラント「なによ‼シャルンホルストにはやっておきながらシュペーにはできないとは言わせないわよ‼」
親方、痛いところを突かれたニャ。
シャルンホルストの時は明石だけの対応じゃ間に合わないということで緊急の処置のため素材を使ってしまったのニャ。
なんと艤装の相性も良く、更に性能も上がってしまったのニャ。シャルンホルストは大満足、無論羨ましがる子達も続出したニャ。
それ以降、親方は明石に勝手に改造することを禁じられたのニャ。そもそも大本営に送る報告書にどう書けっていうのニャ!
親方「しかしなぁ、明石に釘を刺されちまってるからやるわけにもいかねぇんだ」
若頭「それに私達だけでなくソルトさんも明石さんに怒られてしまいますよ?」
ドイッチュラント「ぐぬぬぬ!!どいつもこいつも話を聞かない下等生物共ね!」
話を聞かないのはドイッチュラントニャ。
シュペー「お姉ちゃん、親方を困らせちゃダメだよ」
そこへやってきたのは鉄血所属のアドミラル・グラーフ・シュペー、あのやかまし…ゲフンゲフン、ドイッチュラントの妹だニャ。
シュペーのむっとした表情を見て傲慢な態度をとっていたドイッチュラントはたじたじになったニャ。
ドイッチュラント「で、でもシュペー?貴女の為にと思って…」
シュペー「だからと言って親方に迷惑かけたらダメ」
めっ、と注意するシュペーにドイッチュラントはしゅんとして俯く。効果はバツグンニャ!
ドイッチュラント「ご、ごめんなさい…」ションボリ
親方「なぁに気にしちゃいねぇさ。しかし、シュペー。本当のところどう思うんだ?」
親方はシュペーを見て何か気づいたようだニャ。試すように彼女の本音を引き出そうとしたニャ。
シュペー「……指揮官やライリーさん達は臆することなく巨大なモンスターに立ち向かった」
巨大なモンスター……ゾラ・マグダラオス。あの予想より遥かに越えた巨体にシュペーだけでなく、多くのKAN-SEN達が驚愕し恐怖を感じ圧倒されたニャ。
でも指揮官達は恐れることなく勇敢に戦いを臨んでいった。ボロボロになっても弱音をひとつも吐かなかったニャ。
シュペー「なのに私は驚愕と恐怖で動けなかった…ただそれが悔しい」
シュペーは静かに拳を握りしめ、真剣な眼差しで親方を見つめた。
シュペー「親方…私も指揮官やみんなの力になってみんなを助けたい!」
シュペーの答えに親方は腕を組み何も言わず頷く。何か決心がついたのだろうニャ。
そんなことにも気にしないドイッチュラントがプンスカと地団駄を踏む。
ドイッチュラント「ちょっと下等生物!シュペーがこれだけお願いしてるのになんにも答えないの⁉だったら強引にry」
シュペー「お姉ちゃんは黙ってて」
ドイッチュラント「ごめんなさい…」ショボボーン
親方「……おう、わかった」
親方は一言返すと若頭と弟子達の方へ振り向いたニャ。
親方「おめえら、シュペーの装備を作るぞ!」
若頭&弟子達「!!はいっ‼」
シュペー「親方…!」
目を丸くして驚くシュペーに親方は優しくシュペーを撫でた。
親方「お前さんの気持ち、俺達もわかる。だから全力で力を貸すぜ」
若頭「とても素晴らしい装備にしてあげますよ!」
親方「さあおめえら!気合入れてかかるぞー‼」
弟子達「「「おぉぉぉっ‼」」」
シュペー「親方…みんな、ありがとう!」
シュペーは感激し、ドイッチュラントは横で私に掛かればこの通り、と自慢気にしていたニャ。
ここから、シュペーの専用の艤装製造が開始されたニャ
________
明石「な、なんで明石まで連れてこられるのニャ…」
まず最初にどんな装備にしていくのか、それを決める会議が行われたニャ。
ここに連れてこられたのは艦船達の艤装を修理改修の天才的スペシャリストの明石……ニャ?盛りすぎだって?そんなことないニャァ(ドヤァ
今回の艤装製造に反対したのだけど……親方がくれたマタタビに免じて許可したのニャ。ニャ?ちょろい?そ、そ、そんなことないニャ!こ、今回は艤装の適性があるのか調査するために許可したのニャ!
……ごほん、話が逸れてしまったニャ。明石の他に技術班リーダーと技術班達、生物学の学者さんも親方の話を聞いて駆けつけてきたのニャ。
技術班リーダー「それで?今回の装備のコンセプトはどうする?」
どのような艤装にするのか、製造するにして土台は大事だニャ。するとドイッチュラントがドヤ顔で頷く。
ドイッチュラント「もちろん……フルアーマーよ‼」
親方達「「「おぉ……!」」」
親方達はなるほどと関心して声を上げた…それでいいのかニャ?
技術班①「やっぱりフルアーマーはロマンだよな!」
弟子①「かっこいいよなフルアーマーって!」
結構コストとかかかると思うのだけどニャぁ……
親方「うし、フルアーマーを目標に次はどの装備をベースにするかだ」
次にベースとなる装備を決めていくのだが、ここからシュペーのファッションショーになっていったニャ
親方「まずボロス装備だ」
シュペー「ガード性能が上がった気がする…!」
ドイッチュラント「ゴツすぎてシュペーの可愛さが消されるわ。却下」
親方「次はアロイ装備」
シュペー「中世の騎士みたいだね」
ドイッチュラント「シュペーの可愛さに劣るわ。却下」
弟子②「クルル装備なんてどうよ!」
シュペー「踊り子みたいで綺麗…!」キラキラ
ドイッチュラント「ちょっと!シュペーをやらしい目で見るな!目玉射抜くわよ‼」
技術班②「キリン装備」ボソッ
弟子③「やめておけ、姉に殺されるぞ」
ドイッチュラント「ていうかフルアーマーじゃないでしょ‼さっきから露出が激しいわよ‼」プンスカ!
シュペーが着せかえ人形の如くあらゆる装備を装着してお披露目されているニャ。というかよくシュペーに合うサイズの装備が用意されてるニャ…
若頭「レイア装備はどうですか?」
シュペー「これ…素敵!」
ドイッチュラント「なかなかいい装備ね。悪くないわ」
お姫様みたいな見た目の装備にドイッチュラントも文句なしに頷く。
しかし、シュペーは満足してはいたがやや気になるところがあるようだニャ。
シュペー「うーん、悪くないけど……少し動きにくいかもしれない」
問題は長いアーマースカート。シュペーの大きな手の艤装と合わさると少し動きづらいと思われるニャ。
親方「となると、レウス装備はどうだ?」
ドイッチュラント「これは…!シュペーの可愛さとかっこよさが両立してるわ!」
シュペー「とてもかっこいい…!」キラキラ
親方「おう、これで決まりだな」
ベースとなる装備が決まり、艤装と装備の改造が開始されたニャ。
総監督はドイッチュラント。シュペーをかっこ可愛くするため装備のデザインにあれこれワガマ……ゲフンゲフン。提案していき、親方や技術班リーダー達が要望に答えていく。
___
製造から一週間後、胸部装甲が完成したニャ。あまりにも早い完成に報告を聞いたドイッチュラントは慌てて駆けつける。
ドイッチュラント「か、完成したって早すぎるでしょ⁉」
工房ではシュペーと明石と親方と若頭、そして武具屋のおかみさんが胸部装甲の調整にはいっていたニャ。
親方「どうだ?きつくないか?」
おかみさん「装着して違和感はない?」
シュペー「大丈夫、ピッタリ」
胸部装甲は鉄血らしい赤と黒の色合いで、重厚感のある見た目ニャ。ドイッチュラントの要望(ワガママ)によりおへそがチラッと見えるカワイイ所はあるがそれでも頑丈さはあるニャ。
ドイッチュラント「ふふっ、パーフェクトよ親方」
シュペーのサイズに合うように武具屋のおかみさんがマエモサイズを測り、親方達はシュペーのサイズ通りに作り上げた…親方達の技術は凄すぎるニャ。
親方「胸部装甲にはリオレウスの素材と鉱石をふんだんに使った。火耐性はかなりのもんだぜ?」
ドイッチュラント「火耐性だけでなく全属性の耐性もつけるのよ!」
若頭「な、なるべく要望に答えるように頑張りますね」
目標としては熱い危険地帯や瘴気の谷の瘴気にも耐える性能をつけることにしたニャ。
そして更に製造スピードは増していき作業が順調に進んでいくニャ。
学者さん「手の艤装につける爪はアンジャナフの素材がいい!獣竜種のパワーは強力ですよ!」
技術班リーダー「ダメじゃダメじゃ!アンジャナフの素材はパワーはあるが会心率が下がってしまう!ここはリオレウスの素材を使うのがいいわい!」
若頭「ここは敢えて牙竜種の素材はどうでしょうか?軽く頑丈で動かしやすいですよ?」
艤装に使う素材で一悶着があったり
弟子④「防御性能を上げるには盾蟹の素材がいいだろ?」
技術班①「でも雷耐性が下がっち舞うぞ?」
技術班②「舶来品にグラビモスの素材があったぞ!」
どんどん素材を継ぎ足すかのように使われたり
ドイッチュラント「こう…ロケットパンチみたいに飛ばせたりできないの?」
親方「お、おう…?」
ドイッチュラントが無茶な注文をつきつけたりしたがあっという間に短期間で手の艤装が完成したニャ。
手の艤装は防御性能に力をいれ、その防御力は火竜のブレスにも耐える頑丈さが備わっているのニャ。
また飛竜種の爪が素材に使わており、高い攻撃力が備わっていて硬い壁を難なく突き破ることもできるのニャ。
さっそく試着し動きを確かめてみる。
シュペー「…なんだか新鮮な気分」ワクワク
ドイッチュラント「そう!これこれ!これぞ超絶かっこカワイイフルアーマーシュペーよ‼」
明石「腕の操作は大丈夫かニャ?」
シュペー「問題なく動かせるよ」
艤装の腕を上下に動かしたり握りしめたり、動作は問題ないように見えたニャ。
だがここで問題が発生したニャ。
親方「よし、ちょっと歩いてみてくれ」
シュペー「…!わわっ!?」フラァ
歩きだした途端シュペーはフラッとコケそうになったニャ。バランスを崩し正面から倒れそうになったところを若頭がキャッチ。
若頭「おっと大丈夫ですか?」
シュペー「う、動くにはちょっと重いかも…」
手の艤装が通常よりも大きく重さもあるニャ。普段身につける艦船と違うから操作にも困難があるようだニャ。
明石「にゃあ…彼女の操作ができるよう作り直すのニャ?」
やはりフルアーマーは難しいのではないか…明石は大きな不安を抱えていた。
だけど、親方は諦めていなかったニャ…じっと艤装と装備を見つめ考えていたニャ。
そして打開策が閃いた。
親方「……足の装備を作るか」
……なんでそうなるのニャ
_____
技術班①「ここはグラビモスの素材を使おう!大きさも重量もあるし防御力もある!」
技術班リーダー「水属性の耐性が低くなる。それではドイッチュラントの要望である全属性の耐性ができなくなるぞ」
弟子①「しかしバランスを取るためには重量のあるモンスターの素材が必要だ……」
シュペー「お姉ちゃん、ワガママ言い過ぎだよ…」
親方達は再び会議を開く。しかし適した素材がなくてドイッチュラントのワガママ(要望)に答えるにはなかなか厳しいようだニャ。
明石的には無理に答えなくてもいいと思うのにニャー……
総司令「随分と悩んでいるようだな」
シュペー「そ、総司令⁉」
なんと総司令がやってきたのニャ‼突然のことで技術班達は慌てる。
総司令「なぁに焦ることはない。差し入れしにきただけだ」
総司令は笑ってゴトリとある物を置いたニャ。光沢のある緑色の大きな甲殻に見えるのニャけど……
親方「こ、これは【重甲虫】の素材‼」
総司令「撃龍船の修理改造に使うためギルドから発注しいたものが届いた。これを使うといい」
明石「い、いいのニャ⁉」
総司令「ドイッチュラントが嬉しそうに話していてな、俺も力になろうと思っただけさ」
総司令はにっこり笑ってシュペーを優しく撫でるニャ。
総司令「君も我々調査団の一員であり大事な仲間だ。仲間の願いを叶えてやるのも私の役目さ」
シュペー「総司令…!」
か、かっこいいニャー‼こっそり素材を使った建造をして怒られてもテヘペロで反省の色を見せないライリーと大違いニャー!
これで足の装備の作成に入れる…と、そこへドイッチュラントがドヤ顔でやってきたのニャ
ドイッチュラント「待たせたわね!最強の助っ人を呼んできたわよ!」
親方「最強の助っ人?」
ヒッパー「な、なんで私が連れてこられるのよ⁉」
ドイッチュラントに連れてこられたのはアドミラル・ヒッパー。ヒッパー級のネームシップで昨日ライリーにオイゲンの妹と間違えられ昇龍拳をぶちかましてたニャ。
ドイッチュラント「鉄血の艤装のメンテナンスやカスタマイズのスペシャリストよ!」ドヤァ
確かに鉄血の艤装は少し特殊な構造をしていてメンテナンスには大変手間がかかる場合もあるニャ。その中でもヒッパーは鉄血の艤装の修理や改良の腕はピカイチ。
まあ明石の腕前の方が最強だニャ。明石の次にすごいぐらいかニャー?(ドヤァ
ドイッチュラント「これで足の装備の作成は問題解決よ!」
シュペー「お姉ちゃん……もう解決したよ」
ドイッチュラント「ええっ!?」
ヒッパー「……フルアーマー計画?ふむふむ」
ドヤ顔から一変して落ち込むドイッチュラントをよそにヒッパーは設計図をじっくり見ていた。
ヒッパー「…あんた達よくドイッチュラントのワガママに答えてきたわね。その技術、おかしすぎよ」
親方「大変だが十分に楽しませてもらってるぜ」
ヒッパー「それで、足の装備は?」
技術班リーダー「設計図ができたぞい!」
ヒッパー「はやっ⁉ちょっと見せて!ふむふむ……比重はこれで問題なさそうね。でもこれで動くには装備をもう少し軽くした方が動きやすくなるわよ」
ドイッチュラント「……???」
ヒッパーは親方達と談義に熱を上げていくがドイッチュラントはキョトンとしてついてこれずにいたニャ。
ヒッパー「そうなると主砲か魚雷発射管のどちらかを外した方がいいわ」
シュペー「陸上だし魚雷はあまり使わないかな?」
ヒッパー「それじゃ魚雷発射管を外すわね」
親方「なんなら主砲を作っちまうか?」
技術班リーダー「ヘビーボウガンと主砲を組み合わせたものを作ってみるか!」
ヒッパー「は、はあ⁉で、できるの⁉」
親方「俺達にできねぇことはねえ」
ヒッパーが加わり、足の装備と主砲の製造にスピードが掛かる。足の装備の素材は【重甲虫】だけでなく様々な鉱石や素材を組み合わせ、属性の耐性のバランスを取るニャ。
更に【重甲虫】の素材はガンランスやヘビーボウガンといった砲撃できる武器には適しおり、親方達は惜しみなく使って主砲を2門作り上げたのニャ。
うん、いろいろとおかしすぎるニャ。
親方「この主砲は榴弾を放てる。少しリロードが遅いが威力はある」
若頭「普段ハンター達が使う弾とは異なりますが、うまくモンスターの頭に当て続ければスタンが狙えますよ」
技術班リーダー「ついでに拡散弾を装填、発射できるようにしといたぞい!」
ヒッパー「…もはや重巡どころか戦艦ね」
明石「まさにポケット戦艦だニャ…」
シュペー「すごくかっこいい!ありがとう!」
一月かけて足の装備と主砲を完成させたのニャ。バランスも問題なくシュペー自身も難なく動けるニャ。
これでフルアーマー・グラーフ・シュペーが完成したかと思えた。だが最後の問題が残っていたのニャ。
親方「残るは瘴気耐性か…」
ドイッチュラントのワガママである瘴気の谷に漂う瘴気に耐える装備を作らなくてはならないニャ。
しかし今アステラには瘴気に耐える性能がある素材がないのニャ。
シュペー「お姉ちゃん、これは諦めた方がいいんじゃ…?」
ドイッチュラント「ダメよ!これじゃパーフェクト・フルアーマー・グラーフ・シュペーにはならないわ!」
ヒッパー「いやパーフェクトいつつけた」
明石「素材がないままじゃ瘴気耐性をつけることはできないニャ」
明石達は妥協して別の素材でいいと考えていたニャ。
だが、親方達は諦めていなかったニャ。
親方「ドイッチュラントの言う通り、中途半端なままじゃだめだ」
技術班リーダー「そう!まだまだ諦めてはいかんぞ!」
ドイッチュラント「そうよ!流石は下等生ぶ…じゃなかった、親方!」
ヒッパー「いやドイッチュラントはそうは言ってなかったでしょ」
明石「それで、何か手はあるのかニャ?」
親方「あるぜ。学者の話じゃ瘴気の谷にいるドスギルオスっていうモンスターは瘴気に耐性を持つと聞く……ここはあいつ等に頼んでみるか」
親方はドスギルオスの素材を手に入れる為、ドスギルオスの捕獲を指揮官達に依頼をしたのニャ。
親方「調査団はこういった頼み事を受けてくれる」
技術班リーダー「ソルト達ならあっという間に熟してくれるだろう」
それから数日後、指揮官が捕獲したドスギルオスがアステラの生物観察所に運ばれた。麻酔で眠っている間にも学者達が観察、そして素材となる部位を少しだけ取って親方達のもとへ。
学者が研究資料を元に瘴気耐性の強い部位をとりわけ、鉱石や他の素材を組み合わせて加工。
手に入ったドスギルオスの素材は少なかったが親方達が最大限に活かし、完成したのはアーマーバイザーだニャ。
親方「こいつをつけてと……これで完成だ」
シュペー「わあ……!」キラキラ
長い(?)日数をかけてついにフルアーマー・グラーフ・シュペーが完成したのニャ!
完璧な完成度に弟子や技術班達は歓声の声を上げる。実にいろいろとあったニャ。そしてよくぞドイッチュラントのワガママを全て答えてきたのニャ。
ドイッチュラント「完璧よ…!これこそ私が求めていた可愛くてカッコイイ、最強のシュペーよ!」
ドイッチュラントは感動し感激してたニャ……
ヒッパー「……もうつっこまなくていいわよね?」
明石「親方達の技術は大本営より勝るニャ……」
さて、完成したフルアーマーをいつ指揮官達に見せようかニャ……
親方「シュペー!さっそく活躍してこい!」
は⁉今すぐニャ!?
親方「瘴気の谷で学者が遭難した!ソルト達が向かってるがこいつはお前さんの力が必要だ」
明石「て、テストもしてないニャ…ぶっつけ本番はちょっと…」
シュペー「明石、私は大丈夫だよ。なんたって親方達が作ってくれたんだから」
シュペーは自信に満ち溢れていたニャ。親方の技術で作り上げたこの装備に不具合なんてない。シュペーは親方達を信じていたニャ。
シュペー「親方、早速活躍してくる!」
親方「おう!あいつらを驚かしてやれ」
技術班リーダー「びっくらこくぞー!」
若頭「瘴気の谷まで調査班リーダーが案内してくれますよ。頑張って!」
シュペー「うん!みんな、行ってきます!」
ドイッチュラント「ま、待って!妹の活躍の場を拝まないと!行くわよヒッパー!」
ヒッパー「な、なんで私まで⁉」
こうしてフルアーマー・グラーフ・シュペーは出撃していった。
親方達にとってプロフェッショナルとは……諦めない、ということだったニャ
_________
in執務室
明石「と、言う感じで完成したのニャ」
オイゲン「いや無理やりプロフェッショナルに繋げたでしょ。怒られても知らないわよ」
ディアス「いやーすっごい感動した!」
ライリー「裏で大変なことがいろいろとあったのか」
シド「あとで親方達に礼を言わないとな」
指揮官「うんうん、明石もよく頑張ったね」
ニャフフ、もっと明石を褒め称えるといいニャ。
オイゲン「……ところで明石、ひとつ聞きたいことがあるのだけど?」
明石「何かニャ?装備の改造はダメニャよー?」
オイゲン「その製造費、誰が払うの?」
明石「……っ‼」ドドドドド
か、堪のいいオイゲンは苦手ニャ…‼こ、ここはなんとかして誤魔化さないと!
明石「え、えーと……」
親方「おう、ソルト!ちょっといいか」
ニャニャっ‼さ、最悪のタイミングで親方が来ちゃったニャ‼
指揮官「親方、どうかしましたか?」
親方「すっかり渡すの忘れちまったぜ。ほい、請求書」
指揮官「どれどれ…ほえぇっ⁉」
オイゲン「ど、どうしたの⁉」
指揮官「ね、値段が…ヤバい」
ライリー「どんなだ?……うわ、やっば」
シド「すごいな。ソルトの装備一式80個はできるな」
ディアス「確かS・ソル装備は各防具費用が24000z。それが一式だから120000。それが80個だから……うひゃあ」
オイゲン「し、指揮官。は、払えるの?」
指揮官「……現大陸のギルドに口座があるから大丈夫」
し、指揮官の声が震えてるニャ!手続きが済むと指揮官ゆっくりと明石の方へと視線を向けたニャ…!
指揮官「………明石」
ひっ⁉し、指揮官の声が低いニャ。これめちゃくちゃ怒ってるニャ…‼
指揮官「……素材建造、10連の刑」
そ、そんニャぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ‼
映画の終盤…ネルギガンテじゃなくてお前が出てくるのかよ⁉とツッコミをいれたかった
あと黒幕やっぱりおまえか