アズールレーンクロスワールド   作:サバ缶みそ味

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5周年、武蔵を逃し悲しみを背負う

タマミツネ希少種に焼かれ、ソロで金銀夫妻の猛攻に逃げ惑い、傀異化克服古龍にボコられる

ライザコラボ、必死にガチャりライザを迎え太モモを崇める(衣装、ぜったい誘ってるよね)

スカーレット版、ナンジャモにはまる……杭を引き抜くたびに出る。

渾沌ゴアぁぁぁ(泣)。ナンジャモにはまる

ホーネットⅱを絶対に手に入れる意志を表明する

やっと(焼き土下座)


45.泡の竜は湖の畔

inアステラ__鎮守府_ロイヤル棟

 

Sideライリー

 

 

 ルンルルンルーン♪おっす、俺様はライリー!一流のハンターなんだぜぇ!

 

 なんで上機嫌かだって?それはな…あのイラストリアスちゃんが一緒に来てくれるんだぜ!

 ロイヤルの子達はドレス衣装が多いので探索用の衣装を用意してるんだが、イラストリアスの胸部装甲でいくつもの探索用の衣装が犠牲に……

 

 だが!今回は専用の衣装が用意できた!イラストリアスちゃんもついに探索デビューできるってわけだぜ。

 

ライリー「ぬふふふー、はやく見てみたいなぁー」

 

 レザー装備でもはちきれんばかりのおむ…胸部装甲がきっと拝見できるだろうなぁ…あぁ想像するだけでウッキウキだぜ。

 

ユニコーン「ライリーお兄ちゃん!」

 

 とてとてと駆けつけてきたのはユニコーンちゃん。彼女も武具工房のみんなが作った専用のレザー装備を着ていた。

 

ユニコーン「親方や工房のお兄ちゃん達が作ってくれたの!ど、どうかな?」

 

 白いかわいいドレスと変わってキュッとしまった上着とレザーのハーフパンツ、髪をポニーテールにしたユニコーンは天使や…!

 

ライリー「おう、かっこよさと可愛さがダブルクロスしてるぜ!」ナデナデ

 

ユニコーン「えへへへ…」

 

ライリー「そうだ、イラストリアス達は準備できてるかな?」

 

ユニコーン「えっと、確か……イラストリアスお姉ちゃんはさっき着替えてたからもうそろそろできてると思うよ!」

 

 うし、準備は万端ってところか。新衣装のイラストリアスちゃん……でへへへ、想像するだけでも眼福だぜ!

 

 俺はルンルン気分でスキップしながらユニコーンちゃんのあとに続く。おっ、ここがイラストリアスのお部屋だな?

 

「おいーっす!準備はできたかなぁ〜?」

 

 

 元気よく扉を開けてご拝見。ノックするの忘れちまったけどまあいっか。さてさて~、扉を開けると装備に着替えたイラストリアスが………

 

 

 

イラストリアス「んっ……胸のところが閉まらないわ。す、少しサイズが小さい気が……」

 

ヴィクトリアス「おっかしいわねー……まさかまたサイズアップしたの?」

 

 

イラストリアス「ま、まさか。そんなことは……あっ」

 

 

ライリー「」

 

 

 何ということでしょう、扉を開けたらまだ着替えている最中のイラストリアスが。

 なかなかボタンが閉まらない胴の装備、はちきれんばかりの胸……胸部装甲の谷間が強調されてナイスバデー。

 

 見事な景色に思わずガン見。俺の視線に気づいたイラストリアスはタユンとした胸……胸部装甲を手で隠して照れながら微笑む。

 

 

イラストリアス「あ、あの……ライリー様?軟着陸……します?」

 

 

ライリー「しますぅぅぅぅぅっ‼」

 

 

 これは軟着陸するしかないっ‼

 

 俺は歓喜高まりガバッと飛びかかる。いざっやわらかーいトコロへ軟着陸だーっ‼

 

 

 

 

 しかし、イラストリアスの前にシェフィールドが立ちはだかった。

 

 

シェフィールド「ゴミが……軟着陸、禁止っ‼」

 

 

 ギロリと睨むや否や飛びかかる俺に向けて上段回し蹴りを繰り出した。無論、エリアル回避する暇もなく俺はもろに当たった。

 

 

 

ライリー「ぶるぅあっ!?」

 

 

 その威力、G級。

 

 

 ウソン……めちゃめちゃ痛いし……意識が……暗転する……

 

 

 

 

 

【力尽きました】

 

 

 

 

 

____________________

 

 

in陸珊瑚の台地_初期キャンプエリア

 

 

sideライリー

 

 

 

ライリー「……はっ⁉」

 

 

 目が覚めると陸珊瑚の台地のキャンプ場にいた。なんで?移動してないのにいつの間着いてたんだ?

 

ユニコーン「あっ、ライリーお兄ちゃん起きたー!」

 

トラ「旦那さん、気絶してたんでネコタクで運んであげたニャ」

 

 

 は?ネコタクって、まだクエスト始めてませんけど!?なんで一乙したことになってんの!?

 

 

イラストリアス「ライリー様、お怪我はありませんか?」

 

 イラストリアスが顔を覗かす。はいかわいい、レザー装備を着てても可愛さとセクシーさが丸わかりですぞ!

 

ライリー「ああ天使や……」

 

シェフィールド「それでしたら今度は本物の天使に一瞬だけ会わせましょうか?」

 

 ジト目でシェフィールドが顔を覗かす。あかん、ふざけたらやられるっ!!

 ガバっと起き上がって身だしなみを整える。アイテムよし、ビンよし、調合分よしっ‼

 

 

ライリー「武器は……」

 

 

 ヘビィボウガンで行こうかと思ったが、やはりソロとなりゃ手慣れているものがいい。というわけでトビカガチの素材で作った弓、『飛電弓【羽々矢】』を使うことにした。

 

 俺達が戦う相手は『泡の竜』……まあだいたいわかるし、対策はある。

 

 

 地図を広げて向かう先を確認する。『泡の竜』がいるのはここから北西側にある湖。陸珊瑚に降った雨が流れて長い年月をかけて溜まってできたという。

 

シェフィールド「地図から見ますとだいぶ歩きますね……」

 

 

 確かに距離がかなりあるため徒歩だと1日半以上かかる。なるべく早く着きたい。

 

ライリー「だから今回はショートカットする。こっちにきてくれ」

 

 キャンプエリアの後ろ側にある階段を降り、そこから見える陸珊瑚の景色が見える路を下りると大きな木造の装置が見えた。

 

 陸珊瑚の台地を吹き抜ける風を受けて回る風車、連動するよたいに回る歯車と遠く伸びたロープ……

 

イラストリアス「ライリー様、これはもしかして……」

 

ライリー「そう、ロープリフトだ。こいつでショートカットするぞ」

 

 陸珊瑚の台地は広い、そのため目的地まで長かったり、道中モンスターに遭遇することが多々ある。

 

 そこで俺達調査団は安全にショートカットするため行く先々の近くにロープリフトを設置したのだ。

 

ライリー「スリンガーのフックにかけてスイーっと軽々移動さ」

イラストリアス「わ、私でも乗れるのでしょうか…?」

 

 移動は楽なんだが……イラストリアスはちょっと不安気か。

 

ライリー「大丈夫、研究者の為にベルトと命綱があるから心配ねえさ」

 

トラ「ニャ、ぼくが付け方を教えてあげるにゃ!」

シェフィールド「イラストリア様、私がお付けするのを手伝います」

 

 

 イラストリアスはこれで大丈夫そうだな。次は……陸珊瑚の景色を見て目を見張っているユニコーンを撫でる。

 

 

ライリー「ユニコーン、行けるか?」

 

ユニコーン「ちょっと怖いけど……ユニコーン、頑張る!」

 

ライリー「よし、そうこなくっちゃな!しっかり捕まるんだ!」

 

 

 ユニコーンをしっかり抱き寄せてからロープに向けてスリンガーを発射。フックがロープに引っかかるのを確かめ勢いよくジャンプ。

 スリンガーはロープを滑るように伝って一気に下っていく。風がキモチイイーっ!

 

 

ライリー「いやっふーっ‼」

ユニコーン「はやーい!」

 

 

 ユニコーンは怖がることなく滑りながら見える陸珊瑚の景色に目を輝かせていた。そしてあっという間に反対側のロープリフト

へ到着。

 

ライリー「あっという間だったな。ユニコーン、大丈夫か?」

 

ユニコーン「うん!ライリーお兄ちゃんと一緒だったから楽しかったよ!」

 

 はい、かわいい。楽しそうに笑うユニコーンに癒やされつつも向こう側にいるイラストリアス達を迎えにいかなくてはな……と振り向くと

 

 

 

 

イラストリアス「きゃあああああああああ〜っ⁉」

 

 

 

 目の前に命綱をしっかり掴んで滑ってくるイラストリアスが。呆気にとられた俺は避ける暇もなくイラストリアスの胸部装甲に当たる。

 

 

ライリー「あふっ⁉」

 

イラストリアス「ら、ライリー様、お怪我はありませんかっ!?」

 

トラ「見事な滑り出しだったにゃ!」

 

 

ライリー「だ、大丈夫だ…むしろありがとうございます」

 

 

 その柔らかさ、イラストリアス級。

 

 

 流石はネームドシップ。なかなかのもんで……デヘヘへ

 

 

イラストリアス「べ、ベルトがきつくて……ライリー様、お願いいただけますか?」

 

ライリー「はいよろこんでー‼」

 

 

 イラストリアスを抱き寄せてベルトを外してあげる……デヘヘへ、いい香りがするぅ!

 

 あれ?なんか忘れてるような……

 

 

ユニコーン「ライリーお兄ちゃん!あぶないよっ!」

 

 

ライリー「えっ?」

 

 

 ユニコーンの注意に気づいた俺は後ろを振り向く。

 

 

シェフィールド「ゴミが……邪魔っ!」

 

 

 ギロリと睨んでいるシェフィールドがスリンガーを使って滑ってきていた。

 ロープリフトにつくやいなや勢いよく跳んで……着地地点にいる俺に向けて跳び膝蹴りをしてきた。無論、避ける間もなく俺は直撃……

 

 

ライリー「デジャヴュっ!?」

 

 その威力、G級

 

 

 

 めっちゃ痛い……ヤバ……意識が……また暗転するぅ………

 

 

 

 

 

 

 

【力尽きました】

 

 

 

 

 

___________

 

 

in陸珊瑚の台地__北西キャンプ地

 

 

ライリー「……はっ!?」

 

 

 目を覚ましガバリと沖合が。また気絶しちまった‼

 

ユニコーン「あっ、ライリーお兄ちゃんおはよー!」

イラストリアス「大丈夫ですか?あの後にネコタクという乗り物に乗って運ばれましたが……」

 

シェフィールド「おかげで移動が楽でした」

 

 

 うそん……なんで2乙してることになってんの?まだ『泡の竜』にも会ってないよ?逆境つけてないよ?

 

トラ「旦那さん!このトンネル潜ると湖の畔に出るにゃ!」

 

 

 ええい、気にしてもしゃあないか。とにかくクエストを達成せねばならん!

 

ライリー「こっから先はモンスターの縄張りに入る。慎重に進むぞ?危なくなったらすぐに避難すること」

 

ユニコーン「う、うん!」

 

 

 トンネルを潜り抜けると……大きな湖が広がっていた。大きな陸珊瑚が群生する森と湖、湖の上を飛ぶ環境生物の組み合わせはなんとも不思議で美しい景観となっている。

 

イラストリアス「素敵な眺めですわね…!」

シェフィールド「見惚れてしまう景色ですが……」

 

 イラストリアスは見惚れてシェフィールドは警戒して辺りを見回す。シェフィールドの言う通り気をつけねば。

 もうすでにモンスターの縄張りに足を踏み入れている。奴らは警戒して俺達を見張っている可能性もある……

 

 パアァッ

 

 ふと導蟲が光を発して飛んでいき、地面に止まって光を発す。

 

ライリー「これは足跡だな……」

 

 足跡の痕跡を採取し導蟲に匂いを覚えさせる。足跡からして、『泡の竜』に間違いないな。 

 導蟲は光を発して飛んでいく……湖から離れるか。導蟲を辿って陸珊瑚の森へと進む。

 

ユニコーン「ライリーお兄ちゃん!シャボン玉が飛んでる!」

 

 

 途中、ユニコーンが何かを見つけた。()()()()()って……!

 

 ユニコーンが指差すところに大きなシャボン玉がふよふよと浮かんでいた。しかも一つだけでなくあちこちに浮かんでいる。

 

 

シェフィールド「これはいわゆる『泡の竜』と関係することですか?」

 

ライリー「確かにそうだが……少し違う」

 

 あれは普段こんなことをしない……新大陸とは少し違う個体か?

 

ライリー「嫌な予感がする。みんな、無闇に泡を割るんじゃないぞ?」

 

イラストリアス「あっ……」

 

 俺が注意した直後、イラストリアスがシャボン玉に触れてしまった。シャボン玉はパチュッと大きな音をたてて割れる。

 

イラストリアス「え、えーと……まずかった、ですか?」

 

 

 申し訳無さそうに苦笑いするイラストリアス。うん、かわいいから許す!

 

 

 

 ザザザザザザッ

 

 

 

 

 あぁ、俺は許しても『奴』は許してくれなさそうだ。遠くから猛スピードでこちらに向かって滑ってきている音が響く。

 

 

 

???『クオオオッ‼』

 

 

 甲高い雄叫びをあげながら陸珊瑚の森の奥から現れたのは鮮やかな赤い背ヒレ、絹のような白く長い胴、赤い花のようなヒレのついたキツネ顔な美しい見た目のモンスター……

 

 奴は俺達に向かって突進してきた。

 

 

ライリー「下がれっ!」

 

 イラストリアス達を急ぎ下がらせ突進を回避。奴は突進を躱されると靭やかに体を動かし止まる。

 

 

???『グルルル……‼』

 

 

イラストリアス「あ、あれが『泡の竜』ですか…!?」

 

ライリー「おう、『泡の竜』こと【泡狐竜:タマミツネ】だ」

 

シェフィールド「美しい見た目をしてますが……かなり獰猛そうですね」

 

 

 確かに現大陸のタマミツネは大人しい性格の個体が多いが、新大陸の個体は縄張りを主張するほど気性が荒いようだ。

 

 陸珊瑚の台地では川は少ない上に湖も場所が限られる。同種や他の種との縄張り争いも激しいことが影響されてるのかもな。

 

 弓を構えタマミツネを挑発する。まずは彼女達の安全のためにヘイトを稼がねぇとな。

 

ライリー「シェフィールド、2人を頼むぜ?」

 

シェフィールド「……かしこまりました。イラストリアス様、ユニコーン様、私達は下がりましょう」

 

ユニコーン「ライリーお兄ちゃん、頑張って!」

イラストリアス「ライリー様に加護を……」

 

 

シェフィールド「……ライリー様、ご武運を」

 

 

 

 へへっ、女神達の加護を受けたかにゃ負ける気がしねぇぜっ‼

 

 

ライリー「トラ!いくぞ!」

トラ「にゃっ!サポートはお任せにゃ!」

 

 

 奴の背中のヒレを狙って力を溜めて弓矢を射る。戦闘開始だっ‼

 

タマミツネ『クオォッ‼』

 

 タマミツネはヒレに当たってもものともせず迫ると噛み付いてきた。

 

ライリー「っと、当たるかよっ!」

 

 

 チャージステップで避けて頭を狙って射る。手応えは……まだだな。

 

 噛みつきが避けられたタマミツネはその場で回転して尻尾を振り回す。

 

ライリー「これも躱すぅっ!」

 

トラ「くらえにゃっ!」

 

 これもチャージステップで躱して頭へ弓矢を射る。トラも援護してブーメランで攻撃。

 

タマミツネ『クオォッ‼』

 

 

 タマミツネが三方向へ泡のブレスを吐く。

 

 この泡が厄介だ。一発くらっても問題ないが、2発目をくらうと全身泡まみれに。所謂『泡まみれ状態』を発し、ツルツルと滑って動きにくくなる。

 泡やられでてんやわんやしてるところに強烈な一撃を被弾……しかも泡はしばら残って漂うから気をつけねば。

 

 

 

タマミツネ『クオオッ‼』

 

 っと、タマミツネが滑るように突進してきた。こいつも躱して……

 

 

タマミツネ『クオォッ‼』

 

 近づくやいなや素早く背面に回り込み尾を前方へ叩きつけてきた。

 

 

ライリー「へごまっ!?」

 

 いってえ……こうやって素早く動いて相手を翻弄させる面倒な戦法も取ってくるんだよな……‼

 

 やってくれるじゃねぇか……お返しに麻痺瓶を装填してやる!

 

 

ライリー「くらえっ‼」

 

 力を溜めて頭に狙いを定めて弓を射る。そしてもう一発、剛射もくらいやがれっ!

 

タマミツネ『キュオォッ!?』

 

 迫るタマミツネの頭部にヒットしタマミツネがのけ反るように怯む。が、のけ反った勢いで水流ブレスを吐いてきた。

 

 

ライリー「あぶねっ⁉」

 

 チャージステップで回避、続けざまに弓を射て更に剛射で追い打ちをかける。

 

ライリー「っ、ふう……」

 

 チャージステップから剛射の連続はスタミナを結構消費する……うまく立ち回らないとへばっちまう。

 

 攻撃が止んだらタマミツネが距離を縮めて迫ると勢いをつけて鋭い爪を振り下ろす。

 

ライリー「っと!」

 

 ぎりぎりのところを転んで回避。くそっ、強走薬飲みゃよかったな……

 

 タマミツネがもう一度爪を振り下ろそうとするがトラのブーメランがタマミツネの攻撃を妨げた。

 

 

トラ「旦那さん、今のうちに距離を取るにゃ!」

 

ライリー「サンキュー、トラ!」

 

タマミツネ『クオォッ‼』

 

 

 タマミツネがトラを狙ってのしかかる。  

 

 

トラ「にゃーっ!?」

 

 のしかかった衝撃で出た泡の飛沫にトラが吹っ飛ぶ。間合いは十分、そろそろ麻痺るはずだ。

 

ライリー「おらっ!」

 

 

 背中のヒレを狙って放たれた矢が直撃するとタマミツネはその場で止まり痙攣しだす。

 

 

タマミツネ『グクオォォッ……!?』

 

ライリー「よしっ、畳み掛けるぜ!」

 

 奴が麻痺している間に弓を射まくる。溜めて放って剛射で追撃、チャージステップで動いて弓を射て更に剛射……その繰り出しで攻め続ける。

 

タマミツネ『キュオッ』

 

 タマミツネは麻痺が解けると横へと跳ねる。背中と頭部のヒレがより鮮やかな赤色に染まる……キレたか。

 

 

タマミツネ『クオオォォォォォッ‼』

 

 

 甲高く咆哮するとその場でとぐろを巻くようにぐるぐる回りだす。

 すると奴の体から泡が立ち始める。奴の尻尾から『滑液』が分泌されそれを体につけるいわば『泡まとい』だ。

 

ライリー「こっから本番か…!」

 

 泡で摩擦を減らしたことでより素早い動きで相手を翻弄させる。気を抜くとやられちまう。

 

タマミツネ『クオォッ‼』

 

 泡を纏ったタマミツネが突進してくる。さっきよりもはやいっ!

 危ない、ぎりぎり躱すとタマミツネがUターンして飛び跳ねる。飛び跳ねたことで奴の体から大量のシャボン玉が飛び散った。

 

ライリー「おいっ!こんな狭いところで泡を撒き散らすなっ!」

 

 突進を避けようと動いた先にシャボン玉が。バチュっと割れると装備に泡がついた。まだ1回目だからセーフ……

 

 

ライリー「こんにゃろっ!」

 

 弓を射って反撃する。当たりはするものの滑って躱すタマミツネにはカス当たりで手応えなし。

 

 もう一発、剛射を放とうとするが奴はカーブして滑り込み、滑た勢いで尻尾を叩きつけてきた。

 

 

ライリー「あぎゃすっ!?」

 

 

 ぐあっ……ガンナーを翻弄するような動きはやめてくれっ‼

 

 

 回復薬を飲もうと離れる。しかしタマミツネは背面に滑り込むや否や横へスライドしながら水流ブレスを吐いてきた。

 

 

ライリー「なんじゃその動きはぁぁっ!?」

 

 

 緊急回避してブレスを躱す。トリッキーな動きをしよってからに……

 

 

トラ「旦那さん、回復ミツムシのミツをお届けするにゃっ!」

 

 

 トラが回復ミツムシを使って回復薬を届けてきた。これで助か……

 

 

タマミツネ『クオォッ‼』

 

 

 その時タマミツネが泡ブレスを吐いて大量のシャボン玉をまき散らす。そのシャボン玉のいくつかが俺たちに直撃。

 

 

ライリー「あ」

 

 2発目が当たると一瞬にして泡まみれに。トラはシャボン玉に包まれ飛ばされていく……

 

 

トラ「にゃぁぁっ!?」

 

ライリー「……うそん」

 

 

 

 ちょっとヤバくね?

 

 

 そんなこと考えているとタマミツネがこっちに飛び跳ねてきた。

 避けないと、しかし泡にまみれてツルツルと滑って足を取られそうになる。かくなる上は……!

 

 

ライリー「おりゃあっ!?」

 

 緊急回避で避けるしかねえ‼

 

ライリー「このっ……おわわわっ⁉」

 

 弓を射ろうとしても泡で滑ってまともに狙いが定まらない。泡まみれを治すには奴の攻撃をくらうか、時間経過するか、消散剤を使うかだ。

 

 

 ちなみに消散剤は忘れた、てへっ

 

 

__________

 

sideトラ

 

トラ「助けてにゃぁぁ」

 

 泡やられは自力で解くのに時間がかかるにゃ。こうしている間にも消散剤を忘れた旦那さんは逃げ惑ってるにゃ…

 

ユニコーン「トラちゃんがシャボン玉の中にいる!?」

 

トラ「にゃっ、助けてにゃ!」

 

シェフィールド「えいっ」

 

 シェフィールドさんがシャボン玉割ってくれて抜け出すことができたにゃ。

 

イラストリアス「ここまでシャボン玉が沢山飛んできたと思ったら……大丈夫です?」

 

トラ「旦那さんも泡まみれで回復する間もなくてピンチにゃ」

 

 回復の蜜を届けないと……でもシャボン玉だらけでミツムシで届けようとしたらまたシャボン玉に当たって泡まみれにゃ。

 

シェフィールド「全部割るにも一苦労ですね……」

 

ユニコーン「トラちゃん……そうだ、私が運んであげる!」

 

 

 ユニコーンちゃんが運ぶ?どういうことかにゃ……?

 

 

 ユニコーンちゃんが念じると光とともに『カンサイキ』とやらの小さな空飛ぶ物体が出てきたにゃ。

 

シェフィールド「なるほど、艦載機でトラをライリー様のもとへ運ぶのですね」

 

イラストリアス「大量のシャボン玉を掻い潜っていけば……頑張って!」

 

ユニコーン「うん!トラちゃん、行くよ!」

 

トラ「あ、あのー……心の準備が」

 

 

 どうやって乗るのか聞く前にカンサイキからフックが出てきて装備に引っ掛けて飛び立つ。

 

トラ「にゃにゃにゃにゃにゃにゃっ!?」

 

 は、速いにゃー‼ミツムシよりはやーいにゃ!!

 

 シャボン玉に当たらないよう巧みに躱していくにゃ。カンサイキとやらはあっという間に大量のシャボン玉の中を切り抜けていったにゃ。

 

 旦那さんは……いた。泡まみれ状態のまま、タマミツネの猛攻を躱しながら必死に弓を射って戦っているにゃ。

 

 カンサイキは旦那さんのもとへと接近する。早速回復のミツを用意しなきゃにゃ。

 

 

_________

 

 

sideライリー

 

 

ライリー「うおっと⁉」

 

 

 タマミツネが水流ブレスで薙いできたのを緊急回避して躱す。泡まみれのままじゃ普通の回避だとすっ転ぶ上にモンスターに起き攻めされる。

 

 はやく泡まみれ状態を解除しねぇと……タマミツネの猛攻が激しくてスタミナと体力の回復がなかなか追いつかない。

 

 

 ん?なんか飛んでくる音がするぞ?

 

トラ「旦那さーん‼」

 

 トラが艦載機に運ばれて飛んできた!すげえ、ミツムシより速いな。

 

 

トラ「回復のミツを受け取るのにゃー!」

 

 

 タマミツネの泡を避けながら飛び、俺の頭上に回復のミツを投下。

 

ライリー「ナイスっ!いいタイミングだ!」

 

 

 体力回復ができた。こっから巻き返すぜ!

 

 泡まとい状態のタマミツネが丸まると周囲に向けて薙ぎ払うように水流ブレスを放ってきた。

 

ライリー「やばいのがきやがった!」

 

 泡まといのためか薙ぎ払う速度が速い。泡まみれでもたもたしてたらもろにくらう……こうなったら

 

ライリー「スィーっと滑るっ!」

 

 イチかバチか…滑るようにスライドして陸珊瑚の木へまっしぐら。弓を構えて後方へチャージステップ。

 

ライリー「足を滑らしたら終わりだ……!」

 

 陸珊瑚の木を思いっきり踏んづけてその勢いでジャンプ。タマミツネの薙ぎ払い水流ブレスを躱す。

 

 そして続けざまに空中で弓を構え、奴の背中に狙いを定めて射る。

 

ライリー「おりゃぁっ‼」

 

タマミツネ『ギャウッ!?』

 

 壁打ちで放った矢の一撃で脊中のヒレを破壊。そのダメージでタマミツネが転倒する。

 泡まといは確かに速くなって厄介だが…摩擦を減らした分、バランスを崩すと転倒しやすくなる。ここが狙い目だ。

 

 装備についた大量の泡が落ちる。うし、泡まみれ状態が解けた!

 

 

ライリー「今だーっ‼」

 

 奴が転倒しているところに弓を射て剛射も放ってダメージを与えていく。

 

 タマミツネが起き上がると、こちらへ滑りながら迫り尻尾を叩きつけてきた。

 

ライリー「よっと!」

 

 叩きつけてくるタイミングをよく見てチャージステップで攻撃を回避。頭部を狙って放ち、剛射も放つ。

 

 タマミツネが尻尾をしならせて回転しながら振り回す。後ろへチャージステップし陸珊瑚の木を踏み台にしてジャンプして躱す。

 

 

ライリー「そりゃっ‼」

 

 上手く跳んで頭部にむけて弓矢を放つ。

 

タマミツネ『ギャウッ!?』

 

 よし、頭部にのヒレを破壊しタマミツネが再び転倒する。着地してすぐさまチャージステップし射て、剛射。

 

 もう一度チャージステップしようとしたが浮かんだシャボン玉に当たる。 

 

ライリー「ちっ…!」

 

タマミツネが泡をまとって突進してくる……下手に動けばまたシャボン玉に当たって泡まみれに。

 

ライリー「だったら迎え撃つ……!」

 

最大限まで溜めて、狙いを定める。力強く弓を射った。

 

ライリー「くらいやがれっ!」

 

 

タマミツネ『ギュオッ……クオォォ……‼』

 

 タマミツネは大きく怯むと弱々しい雄叫びをあげて倒れた。動かなくなるのを確認して武器をしまう。

 

 

ライリー「よっしゃ……任務完了っ」

 

 なんとか倒せたぜ……新大陸のタマミツネは気性が荒かったな。

 

トラ「旦那さんお疲れさまにゃー!」

 

 

 トラは艦載機のフックに引っかかったままひたすら飛んでた。お前……しかしながら助かった。艦載機による回復支援か……いいなこれ。今度総司令に提案してみるか。

 

 

ユニコーン「ライリーお兄ちゃーん‼」

イラストリアス「ライリー様、ご無事でよかったですわー!」

 

 

 ユニコーンとイラストリアスが手を振って駆けつけてきてるのが見えた。

 

 かわいい……天使が2人もいる

 

 

ライリー「はっはっはっ、かっこよかったろー!」

 

 俺も駆けつけようと走り出したその時、シャボン玉が目の前に飛んできて装備に当たる。

 

ライリー「あ」

 

 無論、泡まみれになりその上すっかり気を抜いてたため足を滑らして二人に向かって滑っていった。

 

 

ライリー「ぶ、ぶつかるーっ!?」

 

 スピードを上げて滑っていく俺……ユニコーンとイラストリアスに当たる、と思っていたら誰かにぶつかり転倒する。

 

 

ライリー「あだたた……大丈夫か?」

 

 

 

 

     ムニッ

 

 

 

 

ライリー「ん……ムニっ?」

 

 

 なんか柔らかい感触が……嫌な予感しかしない。恐る恐る見ると……

 

 

シェフィールド「…………」

 

 俺に押し倒されるよう倒れ、泡まみれのシェフィールドさんが。そして俺の手はシェフィールドの………む胸部装甲を鷲掴みしていた。

 

 

シェフィールド「………なにか言う事があるのでは?」

 

 

 

ライリー「えと………………軟着陸、する?」

 

 

 

シェフィールド「……ゴミが……」

 

 

 

 シェフィールドは起き上がってギロリと睨むと踵落としをしてきた。

 

 

ライリー「ひでぶっ!?」

 

 

 その威力、G級

 

 あぁ……柔らかくて……ありがとうございます……じゃねぇ……意識が……暗転するぅ………

 

 

 

 

 

【力尽きました】

 

 

【これ以上復活できません】

 

 

 

 

【QUEST FAILED ?】

 

 





 タマミツネ希少種による炎の泡のファンネルミサイルが苦手

 ○んけいが苛立つ………
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