やったねアネキ!横乳がスケベ!
古代竜人もこれにはにっこり
in古代樹の森_古代樹キャンプエリア
sideソルト
指揮官「皆、よく無事に戻ってくれた」
火の竜、角の竜、泡の竜、そして海の竜……生態系の頂点に立つモンスターを討伐し終えた俺達は古代竜人に会うため集結した。
シド「……俺が一着」
ライリー「いやー、楽勝だったけどな!」
ディアス「へー?どっかの誰かさんは三乙したって聞いたけどなぁ?」
ライリー「はぁ!?ち、ちゃうわ!あれは三乙にカウントされねえよ!」
指揮官「ほらほら、喧嘩しないって。皆頑張ったからいいじゃないか」
シド「……俺が一着」ドヤァ
ライリー&ディアス「「なんだぁ?テメェ……」」
オイゲン「指揮官、さっさとまとめてちょうだい?あのスケベ竜人が呼んでるわよ?」
オイゲンが呆れてため息をつく。そうだ、古代竜人に証を見せないとね。
熊野「スケベ竜人さーん、指揮官達がきたよー!」
古代竜人「スケベちゃうわっ‼」
ツッコミをいれながら古代竜人が森の茂みから姿を現した。
古代竜人「最近の若い娘は……その、体つきが良すぎるのだ」
熊野「ほらスケベじゃん」
古代竜人「ええい!そうやって茶化すなら火の山を負うの竜の秘密を教えぬぞ!」
最初は嗄れた声だったけど熊野達がいるおかげかハキハキと元気ある声になっている。古代竜人も元気になってよかったよかった。
オイゲン「なんだが威厳が丸つぶれね…」
ライリー「そういうのはそっとしておこうな」
古代竜人「ご、ごほん……よくぞ集まった、頂点に立つもの達よ。火の山を負う竜の秘密を教えよう」
シド「………一着のご褒美はないのか?」
指揮官「しーっ!そういうのは後。帰ったらダンケルクにとびっきり甘いの作ってもらうよう頼んどくから!」
オイゲン「指揮官、緊張感って言葉知ってる?」
ディアス「あ、どうぞ続けて続けて」
古代竜人「……あの竜は命の光に惹かれ、死に場所を抜け出し地脈回廊で迷子になっている」
オイゲン「地脈回廊……?」
指揮官「調査団の資料に書いてあったね。新大陸の地下全域に広がっている大洞窟のことだ」
ディアス「調査の一部だけど海に繋がってる場所や溶岩だらけの場所に繋がってたりするんだ。これも初期の調査団の調査のおかげだね」
古代竜人「今は死の間際、炎の生命力を極限まで溜め込んでいる……」
ゾラ・マグダラオスも古龍渡りをした……死期が近いと悟り遥々新大陸へとやって来たんだ。古代竜人の見方によると観測時期よりも天寿を全うする時期が早いのか。
ライリー「……おいちょっと待て。死期が近いマグダラオスが地脈回廊で迷子になったままだとやばくねぇか?」
熊野「え?どういうこと?」
ライリー「あいつは命尽きると体内の溶岩エネルギーが爆発する……それが地脈回廊の中だったら……」
その通り、古代竜人の告げていることは……かなりまずい状況にだ。
古代竜人「炎の生命力が地脈回廊を駆け巡り……あらゆる場所から炎が噴き出し、空を焦がし大地の全てが跡形もなくなる」
オイゲン「!?」
やっぱり想像以上にまずい。
熊野「ど、どうにかできる方法はないの!?」
古代竜人「……これは大地の終焉。これは自然の掟」
古代竜人は静かに首を横に振り、すまないと小声で告げると古代樹の奥へと去っていった。
熊野「長生きしてるくせに知恵を貸してくれたらいいじゃんか、ケチ!」
指揮官「そう責めないであげて。彼らは自然に身を委ね、何百年も生きてきた。自然と共に生きる彼らは最期まで自然を受け入れるしかできないんだ」
シド「それをどうにかするのが俺達調査団の役目だ……」
指揮官「情報を得られた。総司令に伝えよう」
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inアルテラ__会議広場
総司令「皆、静かに……状況を説明しよう」
会議広場にて団員、研究員、各班のリーダー、そしてKAN-SENの数名が集まり会議が開かれた。皆、今の状況はかなり緊迫していることだと察している。
総司令「彼らの尽力で古代竜人から情報をいくつか得ることができた」
調査団達は静かに頷く。こらライリー、ドヤ顔しない。シェフィールドが静かに肘鉄しライリーは膝から崩れ落ちた。
総司令「ひとつはマグダラオスは地脈回廊に向かっている。ふたつはマグダラオスは死を迎えた瞬間、溜め込んだ生命エネルギーを放出する。みっつ、地脈回廊は新大陸全土に繋がってるおり、万が一彼が地脈内で命を終えれば……放出したエネルギーによって、新大陸が火の海になることが予想される」
ジャン・バール「なっ……!?」
加賀「……かなり深刻だな」
リットリオ「大陸全域が焼土に……まさかそんなエネルギーを持つ生物がいたとは」
調査団達は騒ぐことなく静かに深刻な状況だと理解し頷くが加賀達もこの事実に驚きを隠せないでいた。オイゲンの言う通り、数名だけつれて正解だった。駆逐艦の子達は聞いたら泣いちゃうな……
研究班リーダー「総司令!ここは避難を優先しましょう!妹にも気球で避難するよう伝えます」
ジャン・バール「あいつ妹だったのか……!?」
加賀「無闇に人の尻尾を触らないよう伝えてくれ……!」
あの人が研究班リーダーさんの妹だという事実にジャン・バールと加賀が物凄く驚いていた。
研究班リーダー「い、妹にそれも伝えておきますね……」
植物研究所の所長「避難は間に合わないよ!討伐戦しかないんじゃないの……?」
2期団の親方「しかし討伐した瞬間に火の海であることは変わりねぇぞ」
生態研究所の所長「渡りの古龍を討伐することは、新大陸の生態系を僕らの手で断ち切るということや」
避難するにも時間がない、討伐したら火の海に、生態系を自らの手で壊してしまう……これでは手の内ようがない。団員達の表情が更に重くなる。
生態研究所の所長「僕らがここに来た理由は他にあるはずなんや……」
何か、いい方法はないか……シド達も頭をひねっている。
オイゲン「……どうにかして迷子の子を引率できないかしら……」
オイゲンがボソリと呟いた一言に俺はピクリと反応する。
指揮官「オイゲン……今なんて?」
オイゲン「え?えーと……どうにかして迷子の子を引率できないかって……」
指揮官「オイゲン!それだっ!」
いい考えじゃないかと嬉しさのあまりオイゲンの両肩をガッと掴む。そうだ、この方法があるじゃないか!
オイゲン「し、指揮官っ!?み、皆が見てるから!」
指揮官「総司令、回廊以外場所に彼を導くのはどうでしょうか」
総司令「ゾラ・マグダラオスを導く?」
指揮官「たしか地脈回廊には海と隣接した場所にありますよね?回廊にやってきた彼をどうにかして海側に誘導できれば…」
マグダラオスは海へと進行方向を変えて地脈回廊から離れて行くはず。
総司令「なるほど…海の中であればエネルギー放出の衝撃を和らげることができる。その後は彼の命を苗床に、海の中に新たな生態系が築かれる」
ライリー「……つまり、どういうことだってばよ?」
シド「俺達の手でマグダラオスを回廊から海側へと向かわせるだけだ」
ライリー「なーんだ、簡単……じゃねぇな」
まずは回廊に向かうマグダラオスを撃退しなければならない。これが最初の問題に突き当たる。
物資班リーダー「ひとつ問題が。以前報告した通り大規模作戦に必要な物資が枯渇しております」
前回の捕獲作戦でバリスタの弾や大砲の砲弾を使い果たし、次に大規模作戦を行うのに足りないのだ。これが難点だな……
オイゲン「総司令、今度の作戦は私達にも手伝わせて」
手を挙げるたオイゲンが真剣な眼差しで総司令に頼み込んだ。突然ののことで調査団達は一斉に彼女を見つめる。
総司令「む…?」
植物研究所の所長「古龍は君達の想像以上の力を持つ。ましてやハンターではない君達では危険な目に遭うよ?」
オイゲン「確かに私達の力じゃ及ばないかもしれない。だけど調査団の力になれることはできるわ」
リットリオ「皆でやれば現地の輸送も早く済むわね」
ジャン・バール「戦艦の砲撃支援を舐めてもらったら困るな」
加賀「それに航空支援も可能だ」
オイゲン「前回はただ見てるだけだった……もう見てだけで何もできないのは嫌。指揮官の、調査団達の力になって一緒に戦いたいわ」
総司令「ふむ、君達の熱い想いと力強い心意気はよくわかった。だが、それを判断するのは……君達の指揮官であるな」
オイゲン達は真剣な眼差しで見つめてきた。うん、わかるよ。何もできないってのは俺も嫌だ。
指揮官「オイゲン、ありがとう。君達KAN-SENの力を貸してほしい。一緒に頑張ろう」
オイゲン「指揮官…!ふふ、それでこそ私達の指揮官よ」
シド「KAN-SENの数だけ支援がある。心強いことだな」
ライリー「KAN-SENの数だけ……閃いた!」
ディアス「当身」
ライリー「あふん」ガクッ
物資班リーダー「彼女達の支援もありがたいですが……あの巨体の進路を変えるにはまだ火力が足りません。」
あのマグダラオスはかなりの巨体をほこる。戦うにはまだ不十分というのか……
ディアス「更にドカーンとすんごい火力がいるってわけだね……」
総司令「大丈夫だ。そこは心配いらない」
総司令の目には焦りがみえない。総司令には何か考えがあるようだ。
総司令「なぜならば……」
明石「し、しきかーん!総司令ー!大変だにゃーっ!」
話の途中、明石が慌てふためきながら駆けつけてきた。片手に通信機を持った明石の様子からして何か一大事でも起きたようだ。
指揮官「明石、どうかしたのか?」
明石「そ、それが……船長の船が危ないのにゃ!」
アステラの船長……物資を確保するため現大陸に向かい、戻ってくる予定だった船長がか!
総司令「明石、詳しく話してくれ」
明石「え、えっと、船長からの通信がまだ繋がってるにゃ!」
明石は焦りながら通信機をいじる。すると通信機から砲撃の音が響いてきた。
船長『おぉ、繋がったか!聞こえるか!』
総司令「船長、船は無事か?」
オイゲン「砲撃音がしてるけど何かあったの?」
船長『あぁ!物資を新大陸へと運んでる途中、嬢ちゃん達のいうセイなんとかが襲ってきやがったんだ!』
セイレーンが出現して輸送船を襲っているのか!?
船長『大本営からの支援艦隊っていう嬢ちゃん達が追い払ってくれたんだが……あともう少しってところで霧に囲まれたと思ったら変な海になりやがった』
総司令「変な海だと?」
船長『おうさ、風も涙もねえ。ただ静かすぎる海だ』
加賀「霧に波風もない海……オイゲン、これはもしかしたら」
オイゲン「『鏡面海域』ね」
指揮官「鏡面海域?何だそれ?」
オイゲン「セイレーンが作り出す異空間の海域のことよ。何もない凪の海だったり、変な建物が浮かぶ海だったり、艦隊を違う空間に閉じ込める厄介な力よ」
リットリオ「鏡面海域に入ったらその空間を作り出しているセイレーンを倒すか装置を破壊すれば元に戻るわ」
船長『なるほど!だからしつこいほどセイレーンってのがやってくるわけか!』
総司令「救援に向かうことはできるのか?」
オイゲン「鏡面海域が発生している場所を特定すれば救援に行けれるわ。明石、やってある?」
明石「ヒッパーが調べて特定済みにゃ!」
オイゲン「さすがおねえちゃん♪」
そんなこんなしている間に今度はヒッパーが大急ぎで駆けつけてきた。
ヒッパー「大変よ!各海域に物凄い数のセイレーンが現れてるわ!
」
指揮官「場所は!」
急いで地図と広げて状況を把握する。
ヒッパー「こことこことここ‼ひとつはアステラに向かってきてるわ」
総司令「まずいな、こっちの海域は地脈回廊に繋がる場所がある。その道を塞がれたら手の内ようがないぞ」
セイレーンがマグダラオスを地脈回廊の奥へと入れようとしてるのか?いや、考えすぎか。
オイゲン「そうなると残るひとつの海域……鏡面海域はここね?」
ヒッパー「その通りよ。はやくしないと船長達が危ないわ!」
総司令「まずは船長の救出、作戦はその後だ。ソルト、頼んだぞ」
指揮官「はい!オイゲン、皆を呼んで出撃だ!」
シド「俺達も向かうぞ」
ディアス「オッケー!ライリーは…気絶してる。置いて行こっと」
ライリー「( ˘ω˘)スヤァ」
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in???
???「テスター、進捗状況はどうかしら?」
テスター『観測通り、船団はこっちの海域にやってきたわ。指示通り鏡面海域に閉じ込めた』
ふふふ、観測した通りに連中はあの海域を通ってくれたわけね。
???「数隻のうちどれかに火薬を大量に積んだ船があるはず。それを叩けば奴らは手詰まりになるわ」
おそらくあの巨龍をどうにかしようと、その手段をあの船団に託している。あれを潰せば奴らはもう何もできなくなるわ。
???(邪魔をされてなるものか……)
今回は『余燼』にも気づかれないよう準備をしてきた。『あれ』を呼び出すにはあの巨龍のエネルギーが必要……
テスター『ちょっといいかしら……?』
???「どうかしたのか?測定には問題ない相手のはずよ」
船団のお守りをしているKAN-SENは所詮烏合の衆。テスターだけでもすぐに済む。
テスター『あの船団は鏡面海域は始めて入るのよね……?』
???「間違いない。所詮は力無い者、無駄足掻きをするだけのオモリよ」
船団を守らねばならないKAN-SEN、無駄に逃げ惑う船団、互いが足を引っ張りあって消耗し勝手に潰れるだけ。
なのだが……テスターが妙な反応をする。
テスター『あの船団………鏡面海域の出口へ一直線に向かってるんだけど?』
???「………は?」
馬鹿な、そんな筈はない。鏡面海域は完全なる異空間、我々が作り出してる逃げ場のない世界。
???「……なんだと?」
鏡面海域の観測値の薄い場所がある。しかもそこを抜ければ新大陸に出られる。
奴らは装置もないただの木造の船だぞ⁉なぜだ、なぜ観測もしないで出口あるとわかったんだ!?
私は驚きが隠せなかったが……すぐに納得した。
???「ふふふ……やはり、やはりこれが【ニンゲン】の力か」
【ニンゲン】………
秘めた可能性の力を持つ存在
そして自らの力で禁忌を作りだし
世界を滅ぼした存在……
鉄血の艤装デカくない?ネルギガンテとためはれそうなんだけど……ネルギガンテのほうが強いってことにしよう
信じて送り出したU-556がメスガキになっちゃった……