大団長のビームをラージャンがウケツケジョーを岩で守ったんだ‼
ラージャンもヤバイが素手でなんとかしようとする大団長もヤバイ
色々とありますが…私は元気です
Sideプリンツ・オイゲン
ライリー「どうだ、すげえかっこいいだろ?」
自分が建てたわけじゃないのにライリーが自慢げに語る。森を抜けたその先には象牙のような曲がった形をした岩による天然の門構えをくぐったその先…船の骨組みや一部が目立ちつ木造の大きな建物のある場所へとたどり着いた。
オイゲン「指揮官、ここが…」
指揮官「ああ、ここが調査拠点『アステラ』だ」
ここが調査拠点。そして鎮守府のある場所…
やっとたどり着いた…!
巨大な古龍の背中に取り残され、指揮官に無理やり翼竜に掴まって飛んで脱出し、古代樹の森の中を歩き、
指揮官の仲間と合流し無事にこれたことで安堵と疲労のため息が大きく漏れた。
???「よう!無事だったか?」
アステラの入り口となるところに大きな剣を背負った後ろに髪をまとめたたくましい体格の男性が待っていた。
指揮官「シド、あの人が…?」
シド「そう、調査班リーダー…」
オイゲン「誰その人?」
ディアス「俺たち5期団のハンター達の指南役かつ生態調査の指揮を執る人だよ」
調査班リーダー「古代樹の森から救難信号が見えたから俺が行こうとしたが、この3人に『もしかしたらはぐれた仲間かもしれない!』とか言って必死に志願してきたんだ。怪我はなくて何よりだ」
指揮官「アハハ…ご迷惑おかけしました。5期団ハンターのソルトです。到着遅れました」
調査班リーダーと指揮官は互いに笑いあって握手を交わす。
調査班リーダー「5期団の到着はお前たちで最後だ。ようこそ、アステラへ」
よく見ればここより下には船着き場があり、そこには既に数隻船が着いていた。まわりでは人々が船に積まれていた荷下ろして物資を広げいたり、または先のゾラ・マグダラオスが現れた際に船内で怪我を負った人の治療を行っていた。
???「おーーーーいっ!」
その治療されているところから聞き覚えのある陽気な男性の声が…あぁ、
ルーキー「ソルト!プリンツちゃん!無事だったんだな‼」
ライリー「はっはっは、オイゲンちゃんは俺が助けた」キリッ
ルーキー「マジっすか!?ライリーさんすげぇ‼」
指揮官「軽々と嘘をつくな。そして軽々と信じるな」スパーンッ!
レナ「後でシドさんたちに続いて私達も探しに行こうかと相談していたところだったのよ。無事でよかったわ」
オイゲン「ありがと…まあほぼほぼ指揮官のおかげね」
男ハンターさん「おーい!人手が足りない!こっちも手伝ってくれー!」
治療を行っている場所から鎧格好の男が手を振る。まだ作業の途中だったとルーキーは『あとでくわしく!』と言ってレナさんに引っ張られながら後にした。
調査班リーダー「さて、お前達にもこのアステラの施設の案内をしよう。今俺たちがいる場所、ここは『流通エリア』だ」
名前の通り奥へと進んでいけば見たことのない野菜や魚等の食糧、動物の皮や袋や木材といった様々な資材、その他生活用品らしい物…そこには人だけでなく物もいっぱいにあふれていた。
オイゲン「驚いた…思った以上に物資があるなんて…」
調査班リーダー「長い調査を続けているからな。調査するハンター、研究する学者、それを支える技術者…あらゆる人と物がここに集まるんだ…そうだ、ちょっと待ってろよ」
調査班リーダーが小走りをして離れると市場のような場所の先にある場所へ向かった。
調査班リーダー「じいちゃん!連れてきたぞ」
じいちゃん?この人のおじいさんというわけね。どんなおじいさんが…調査班リーダーの声を聞いてやってきたのは日に焼けた肌に白髪で小柄ではあるが鎧の恰好と凛とした顔立ちで威厳のある雰囲気が漂う男性だった。
オイゲン(お、思った以上に迫力ありすぎじゃないの!?)
総司令「新大陸古龍調査団の調査拠点『アステラ』へようこそ。私が、調査団の指揮をしている。気軽に『総司令』と呼んでくれ」
指揮官「総司令殿、ありがとうございます」
総司令は指揮官と握手を交わすと視線を私に移す。
総司令「それから君のことは本土の大本営から聞いている。ご足労だったな」
オイゲン「え、ええ…」
指揮官と同じように私も総司令と握手を交わした。なんという力強さ。
総司令「詳しいことを話したいが、今込み入った状況があってな。落ち着いてから会議を開く。そこで今後しばらくの目標を確認しよう。そしてこの会議では是非とも君たちも参加してもらいたい」
指揮官「お、俺達もですか?」
オイゲン「え?わ、私達でいいの?」
指揮官はハンターだからいいとして…新参者であり、彼らハンターのことはあまり詳しくなく、そしてKAN-SENである私も参加していいのだろうか。そんな私の疑問に総司令はうなずいた。
総司令「勿論。なにしろソルト君達はギルドから選ばれたハンターであり、君は彼の相棒だからな…そうだ、ソルト君。先ほど君のオトモ達が猫耳を生やした女の子と一緒に探していたぞ」
指揮官&オイゲン「あっ」
………明石のことすっかり忘れてたわ
総司令「会議が始まる時は合図を鳴らす。その前に迎えに行くといい」
総司令は『では後に』と言ってその場を去って持ち場へ戻っていった。もうすでに明石が着いていたとすればどこに…はぁ、手間が増えてしまったわね。
調査班リーダー「よし、一通り案内するついでに探そう」
明石はついでってわけね…私たちは調査班リーダーにつづいて物資補給所を経て船の木材を使って作られた長い階段を上る。
ここが2階のようだ。遠くでは大きな水車が回っており、鎖をつかったリフトが上り下りしている。船の一部と木材だけでこんな技術と建物を建てるなんて……ここの人間はいろいろとおかしい。
調査班リーダー「ここが加工屋だ。ここで俺達の武器や防具が造られる」
オイゲン「すごい熱気ね…」
中を覗いてみると大きな炉(?)みたいなものがあり、大きな顎髭の強面な男が他の作業員と共にベルトコンベヤーから流れてくる鎧や大剣を手入れしていた。明石が興味を示しそうな場所だが中に彼女の姿はない。
ライリー「ここにはオトモがいねえみたいだなー」
ディアス「マタタビ使って呼んでみる?」
指揮官「お前それで間違えてマタタビ爆弾を爆発させてマイルームをアイルーまみれにしたろ。今回は使ったらダメだからな!」
シド「次の場所へ行こう…」
調査班リーダー「じゃあ次は食事場へ案内しよう。こっちだ」
指揮官の言うマタタビ爆弾なるものが気になるつつ指揮官の後を続いていく。滝の流れる渡り廊下を通り、階段を上ると猫の頭の形をした大きな竈にオープンスタイルなカウンターとテーブルが見えた。通路では二足歩行の猫が料理を運び、大鍋で食事を煮込み、そしてキッチンと思われる所には人と同じくらいの大きさの猫が二足歩行で立って大きな肉を焼いている。
オイゲン「ちょっ!?し、指揮官!?あ、あれもアイルーなの!?」小声
指揮官「おうとも。アイルーには様々なアイルーが存在し大型のアイルーもいるんだ」
指揮官は当たり前かのように教えてくれるが…いろいろとおかしいわよ…!?
指揮官「お?あそこにいるのは明石じゃないか?」
指揮官が指さす先には明石と…彼女の周りに赤い毛並みのアイルーと黄色い毛並みのアイルー、そしてトラ模様のアイルーと茶色いアイルーがいた。
明石「ふにゃぁ…指揮官、プリンツ…みんなどこいったニャ…」グスッグスッ
ベニマル「まあまあ美味しいもの食べて元気出すニャ。ベニマルがおごるニャ」
ジャスパー「旦那さん達ならきっと大丈夫ニャ。後でジャスパーとトラも手伝うニャ」
トラ「そんなことよりこのアステラジャーキーめっちゃうまいニャ‼モカも食べるニャ!」モッサモッサ
モカ「お前は空気読むニャ」
明石が4匹のアイルーに慰められてる…なんというかシュールね…
指揮官「おーい!明石、みんなー‼」ノシ
指揮官の声に明石もアイルー達も耳をピンッと立てて後ろを振り返る。明石がいの一番で涙目になりながら駆けてきた。
明石「ウニャアアア‼指揮官、プリンツ‼探したニャー‼」
オイゲン「はいはい、待たせちゃったわね…」ナデナデ
指揮官「悪いな、心配かけさせちゃって」
明石「大丈夫ニャ。指揮官も無事でよかったニャ!」
ディアス「すごいね!猫耳と尻尾が生えてる!」ナデナデ
シド「竜人族みたいな種族か…?」ナデナデ
ライリー「猫耳少女…尊い」ナデナデ
明石「ウニャ!?耳をさわさわするの禁止ニャー‼」プンスカ!
明石の猫耳が珍しいのかライリー達は明石の制止も聞かず興味津々に猫耳や尻尾に触れる。
指揮官「ベニマル達も心配かけたな。明石に付き添ってくれて助かったよ」
ベニマル「旦那さんの為ならお任せニャ!」
ジャスパー「旦那さん達の帰りを待ってたニャ。おかえりニャ」
トラ「もぐもぐ…旦那さんなら大丈夫だって信じてたニャ」モッサモッサ
モカ「……」ジトー
ブオオオォォォォ~
明石と合流したところで低い笛の音が響いた。
調査班リーダー「っと、会議の合図だ。そろそろ会議が始まる」
指揮官「もうそんな時間なんですね…」
調査班リーダー「大本営から来た君と彼女の『指揮官』であり、ギルドから推薦された君たちも会議に出てくれ。今後のことも色々と決めておかないといけないからな」
指揮官「海域の事も聞いておかないといけませんからね。分かりました、行きましょう」
ディアス「俺達も新大陸の調査ができるんだね!」
ライリー「おらわくわくすっぞ!」
シド「……」
オイゲン「あの、リーダーさん?ちょっといいかしら」
指揮官達が総司令がいる場所へと向かう前に調査班リーダーさんを呼び止めなきゃ
調査班リーダー「うん?どうかしたのか?」
オイゲン「会議を始める前に総司令に聞いておきたいことがあるのだけど…」
調査班リーダー「じいちゃんにか?」
オイゲン「ええ、重要なことで最優先しなきゃいけないことなの」
そう…これは確かめておかなければならないこと…
調査班リーダー「…よし、わかった。じいちゃんに言っておく」
____
in会議場
Sideソルト
物資補給所の端にある会議場。そこには総司令や調査班リーダーさんだけでなく旧式のレイア装備のハンター、加工、物資、技術、生態研究など各部門のリーダーである人達も集まっていた。
指揮官「緊張するなー……」ソワソワ
オイゲン「……」
隣にいるオイゲンは全く動じていない。なんというか、流石だなー…そんですぐ近くにいるライリーはオイゲンに鼻の下を伸ばしている。バレバレだぞ。
総司令「一同、揃っているな。これより作戦会議を行う。今回は5期団も加入されたことにより代表として彼らにも出てもらった」
指揮官「よ、よろしくお願いします」ペコペコ
オイゲン「……」
総司令「ここにいるのは調査団の要の連中だ。よく覚えておいてくれ」
ああやっぱり1期団や2期団などのリーダーの方々だったのか…みんな逞しいな。俺も負けないように頑張らないと!
総司令「さて、本題に入るが…」
調査班リーダー「じいちゃん、ちょっと待ってくれ」
本題に入る前に調査班リーダーさんが手を挙げた。彼の一言に全員が視線を彼に向ける。
総司令「どうかしたのか…?」
調査班リーダー「会議の前に彼女からじいちゃんに聞いておきたいことがあるみたいだ」
オイゲン「……」ペコリ
え?オイゲンが?オイゲンが何か言いたそうにしていたとは気がつかなかった…も、もしかして気に入らないことでもあったのかな。あ、ライリーのいやらしい視線が癪に障ったのか!?
総司令「私に聞きたいことがあるようだが、何かな?」
オイゲン「…率直に聞いていい?私達の鎮守府は何処かしら?」
全員「( ゚д゚)」
オイゲンの質問に全員がキョトンとした。あ、そういえば鎮守府の案内はしてもらってないよな…
総司令「ふむ…アステラの施設内を共有と考えていたが…」
オイゲン「このアステラの施設は申し分ないわ。でも、これじゃ足りない」
オイゲンは少しため息をついて腕を組む。
オイゲン「ユニオン、ロイヤル、鉄血、重桜、その他派閥…彼女達のための寮や食堂、母港、そしてなによりも執務室がいるわ」
指揮官「執務室?」
オイゲン「指揮官のための部屋よ。そしてそこで書類整理や指揮もとるの」
指揮官「俺は別に2等マイルームでもいいのだけど…?」
オイゲン「ダメよ。指揮官たる人がだらしなかったら艦隊の士気も響く。あんたに失望する奴もでてくるわ」
艦隊の士気が下がれば海域の奪還もできないとオイゲンは説明をした。
シド「そのさまざまな派閥があるというが、何人いるんだ?」
オイゲン「数えきれないほどよ。初期の鎮守府だと…最低150以上は迎え入れるわ」
ディアス&ライリー「150!?」
まさかそんなにいるとは…考えが浅はかだった。KAN-SENというのは不思議だなー
オイゲンの話を聞いた総司令はじっと動かず考え込んでいた。
総司令「ふむ…150以上を迎え入れる部屋はあるか?」
技術班リーダー「うーむ、5期団は500人。彼らを迎え入れる部屋を増築しておいたが…ここだとさらに増設するスペースはない」
総司令「結論から言うとここだと鎮守府として機能する場はない」
オイゲン「そんな…」
総司令「だが、いい場所がある。ついてきてくれ」
総司令はいったん会議を中断させて俺達を案内した。
船着き場へつながるリフトを降りて海岸沿いを少し歩くと、5隻の大型木造船が海から離れて陸地に乗り上げられた木々が一本もない広く開けた場所へとたどり着いた。
指揮官「これは…?」
総司令「4期団は実地調査と物資管理を行うために派遣されたが、大量の物資を積んだ大型の船が多く来た。その中でこの5隻は嵐の勢いでこの陸地まで乗り上げてしまってな」
オイゲン「いやどう考えてもどう乗り上げたらこうなるのよ」
総司令「この大型木造船は100名以上を収容できた。これらを改築すれば寮として機能できるはずだ。それにこの地を鎮守府として建てる技術も材料もある」
指揮官「つまり、ここで鎮守府を建てると」
総司令「そのつもりだが、如何かな?」
総司令は自慢げに笑ってオイゲンに尋ねた。いきなり尋ねられたオイゲンは面喰っていた。
オイゲン「で、できるの?確かにここなら問題はないけど…できるの?」
総司令「勿論だとも。人も物資もある。内容によっては…3日でできる」
指揮官「ええ、3日でできそうですね!」
オイゲン「3日!?」
今後の目標の会議はひとまず置いて、調査団総力を挙げて鎮守府の建設を行うことを決定された
____
in鎮守府予定地…
Sideプリンツ・オイゲン
オイゲン「ユニオンは…真面目な連中ばっかりだから清廉とした海軍チックな見た目がいいわ」
楽観的な技術班「それならタンジアの街をイメージした内装がいいね!」
呑気なハンター「おれはタンジア出身だ。手伝うぜ!」
ハンター&技術班「「「「うおおおおおおっ‼」」」」
オイゲン「ロイヤルは…上品で優雅なイメージね。あと紅茶が好きだからティータイムできる庭園がいるわ」
真面目な調査員「じゃあギルデガランのギルドな見た目がいいかもね。まかせてよ」
クールなハンター「わたし、そこでギルド直属のハンターやってたわ」
情熱の生物調査員「環境植物を植えてもいいかしら?結構綺麗なのあるのよ!」
オイゲン「鉄血は…威厳がある雰囲気がいいわね。あと酒場があったらいいわ」
ルーキー「じゃあドンドルマがぴったりだな‼いやーなつかしいなぁー」
レナ「そこで受付嬢もやってたらか内装は任せてちょうだい」
レイア装備のハンター「…うむ」
オイゲン「重桜は…そうね、和風な造りがいいわ。あと温泉もいるわよ」
陽気なハンター「じゃあユクモがぴったりだ!ユクモ出身だからやってもいいかな?」
技術班リーダー「温泉かぁ…それなら任せておけ!」
オイゲン「……」
一言いっていいかしら……人材いすぎ!?総司令の決定で早速大勢の人達が船の改築、母港やその他の建築を行っていた。しかも驚くほどの速さだ。普通なら1ヵ月はかかる作業のはずがそれをスムーズに熟している。
オイゲン「ほ、本当に3日でできそうな勢いね…」
この調査団の人達は色々とおかしい…
オイゲン「そうだ、指揮官は…?」
指揮官を見つけなきゃ。明石に連れてくるように言われているのよね。指揮官は…
指揮官「そーれどんどん運ぶぞ!」
ディアス「みんな、資材は持ったか‼」
ライリー「てかこのひよこたちすげえな‼」
シド「……」
オイゲン「」
指揮官達は明石が連れてきていた饅頭ヒヨコたちと一緒に資材を運んでいた。
オイゲン「指揮官のあんたがなにしてんのよ!?」つ三三【ボックス】
指揮官「あぶねぇっ!?」サッ
ライリー「ありがとうございますっ!」=○)`3´)・∵.
私の投げた箱の資材を指揮官は華麗に避けてライリーに直撃する。
指揮官「俺もなにかしなきゃーって思ったんだが…ダメ?」
オイゲン「あんたがする必要はないの!あんたたちはこっち‼」
4人「はーい」
オイゲン「ほんともう…!」
なんとか指揮官達を連れて速攻で造られたリフトを使って工房エリアにある加工屋に向かった。
指揮官「ここは加工屋だが…?」
オイゲン「指揮官として最初の仕事よ。まずは『建造』をしてもらうわ。明石、連れてきたわよ」
明石「指揮官、待ってたニャ。さっそく建造するニャ」
明石は指揮官達を加工屋の奥にある2つの大きな葉巻型の装置が置かれている場所へと案内した。
明石「この装置でKAN-SENの建造できるニャ。このKAN-SENのデータが詰め込まれているメンタルキューブと資源、つまりはお金を使って行うのニャ」
明石が持っている光を灯している半透明のキューブに指揮官達はまじまじと興味深く見つめる。
指揮官「このキューブで…?」
ライリー「これでこんな美女が…」
ディアス「不思議パワーってことだね!」
十分アンタたちも不思議なんだけど…ふとシドが明石に視線を向けた。
シド「…キューブだけ?」
明石「ニャ?」
シド「俺達の装備や武器はあらゆる素材を使うが…建造の材料はこのキューブだけか?」
明石「そ、そうだニャ。メンタルキューブだけニャ!」
《xbig》4人「「「「ほんとにぃ~?」」」」《/xbig》
明石「ほ、ほんとうだニャ‼嘘だと思うなら試すといいニャ‼」
明石がプンスカと怒って指揮官にキューブを二つ渡す。
オイゲン「駆逐級、軽巡級ならキューブは1個。重巡、戦艦、空母、特殊艦はキューブが2個よ。個数に応じて費用も変わるわ」
指揮官「なるほど…まずはどうしようか」
オイゲン「そうね、試しに駆逐艦を建造してみたら?」
指揮官「じゃあ駆逐級を2つお願いしよう」
明石「了解ニャ!じゃあこのタブレットに記入するニャ」
指揮官「っと…これで費用は払われたのか。便利だな」
そして指揮官はキューブを2個、明石に渡して建造を始めた。
【0:23:00】
【0:27:00】
指揮官「お?機械のモニターから時間ができてきたな」
オイゲン「うん、まずまずね。待つのも面倒だし、高速建造材を使ったら?」
ライリー「なにそのドリル!?」
ディアス「これでできるんだ…そのドリル欲しい!」
指揮官とディアスは珍し気に高速建造材を見た後に明石に渡した。高速建造材を起動させ装置の差込口に入れる。するとモニターに映し出された時間は一気に建造終了の文字を移して扉が開かれた。
指揮官「どんな子がでてくるのかな…」ワクワク
指揮官達はワクワクしながら出てくるのを待った。装置から出てきたのは…
カッシン「はじめまして、カッシンよ……特に用がないなら……あれ?」
ジャベリン「ジャベリンです!指揮官はじめまし……えっ?」
指揮官「ほんとに出てきた!」
ディアス「かわいいね!」
ライリー「ふむ……尊い」
シド「不思議」
彼女たちの目の前には見たこともない鎧姿の男達…初対面でいきなりこんなのに出会ったら…
カッシン「えっ…えぇっ…?」
ジャベリン「きゃああああああああっ!?」
まあそうなるわよね(ため息)
いままでラージャンと戦ってきたから今回も大丈夫だろう
そう思っていた時期がありました(白目