IS〈イノウエ シンカイ〉   作:七思

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 前々からやろうやろうと思っていた装甲悪鬼村正をついにクリアしました。
 とても面白いゲームでした。非常に燃える、かつ緊張感のあるバトルシーン。重厚で悲しく深い、考えさせられるシナリオ。多彩で魅力的なキャラクターたち。設定もデザインもかっこいい劔冑。あとはふきちゃんルートに進めないバグさえなければ完璧でした。


第102話 巨兵

「オオオオッ!!」

「ちぃっ!」

 

 右足を踏み込み、渾身の掌底を打ち込む。敵は一歩退がりながらのジャブ。鋼鉄で覆われた拳にパワードスーツの力が乗ったそれは、引け腰でも十分な威力がある。

 体格差の関係で、このままでは拳を受けるのは己だけだ。踏み込みの勢いを逆に利用され、昏倒は免れまい。迫る拳を潜るため、踏み込んだ足を更に前へと滑らせる。腰が低く落ちる。上体を捻り、それを腕に、手に伝える。

 

「ぐふっ……!」

 

 手応えは固い。だが衝撃は装甲の内側にまで伝わった。男の呻き声が聞こえる。鳩尾を打たれ身体自体の動きを封じられれば、パワードスーツも役に立たない。しかしそれも一時的だろう、流石に完全な打撃とはいかない。

 故に、畳み掛ける。

 

「疾っ!」

 

 膝を上から蹴り下ろす。へし折るつもりだったが、男は咄嗟に膝を曲げ足を床から離し、それを防いだ。爪先が床を滑り僅かに体勢を崩しただけで、ダメージは与えられていない。

 掌底で顎を打ち上げる。喉が晒される。予想通り、そこに装甲はない。急所でありながら、可動域の広さ、動きを妨げられた時の不便さから、首回りに十分な装甲を施すことは難しい。昔からの甲冑の悩みどころだ。その弱点に、右足刀蹴りを放つ。

 

「ぬぅおっ!」

「っ!」

 

 滑り込んで来た右手に阻まれる。顎を打ち上げた瞬間に、己の狙いを悟られたか。足を掴まれる前に膝を折り畳み、身を沈める。男は顎の下、喉元を庇っている手が死角になり、一瞬己の姿を見失う。

 引き戻した右足が床に着くと同時、左足を真上に蹴り上げる。足刀ではなく、踵の一撃。男の手は、前方斜め下からの攻撃を防ぐ位置にある。そこでは真下からの攻撃は防げまい。

 

「疾っ!」

「っ!!」

 

 喉は狙えない。この角度からは不可能だ。だから顎を狙った。顎への打撃はそれだけで死に至らせることは難しいが、その前段階としてはこの上ない。顎を揺らされれば脳が揺れ、脳が揺れれば身体が揺れる。揺れる身体では防御も反撃もままならない。

 加えて、男の足は浮いていた。人の全体重を支える足の力を、余さず上へ受けたのだ。パワードスーツと言えども、軽装甲であれば僅かに浮く。浮いたその両足を、容赦なく刈る。水面蹴り。踏ん張りなど勿論利かず、体を落とす力で薙がれた足は、面白いように払われる。

 

「!?」

 

 男が仰向けに浮く。それは一瞬のこと、すぐさま重力に捕らわれ、固い床に無防備に叩きつけられるだろう。それだけでも相当なダメージだが、十分ではない。先の歩兵部隊との交戦が、己に「追い返す」という選択肢を捨てさせていた。彼らは撤退しない。目的を達するまでは。

 ならば、倒す。立てなくなるほど、戦えなくなるほど、徹底的に叩きのめす。

 

「疾っ」

 

 鋭く息を吐き、宙に居る男の背後、即ち下へと潜り込む。このままでは押し潰されるだけだが、当然そんなことのためではない。

 平衡感覚と身体の制御を奪われながら、男は反射的にもがく。伸びた腕が落下を受け止めるには余りに弱々しい空気を掴む。その腕を己が掴む。手首を掴み、関節を極めながら腕をピンと伸ばさせる。伸びきった肘の下には左肩。支点。

 

「オオオォ――」

 

 腕を力一杯引き下げ、身体を力一杯押し上げる。関節の割れる音。アクチュエーターの破砕音。まだ不足。腕一本で止められるほどの覚悟ではない。

 故に、跳ぶ。男を背に負って、上に跳び、前に回転する。

 

「――ォォアアアッ!!」

 

 ガシャアアン!!

 男の全身は正面から床に激突した。回転する勢いと、少女一人の重みを加えて。然しものパワードスーツもこれは効く。驚くべきことに、無事な方の腕で受け身を取っていたが、完全ではなかった。立ち上がるまでに要するのは幾秒か。己には一秒有れば足りる。

 

「っ!」

 

 後頭部を思い切り踏みつける。くぐもった声が僅かに聞こえ、床を掻いていた手が力を失った。

 

 まず一人。残る大男を倒すべく振り返る。

 

 既に、目の前に居た。

 

「っ!?」

 

 静かに、低く、そして素早く。パワードスーツに注意を向け過ぎていた己が全く気付かない内に、大男は自らのパワードスーツを解除し、間合いに入っていた。タックルだ。

 

「ぐっ……!」

「ぬぅああっ!!」

 

 躱せる距離ではなかった。肩で鳩尾を突き上げられ、腰と左脚を取られる。身体が浮く。大男の頭は左脇に潜っており、拳は届かない。無防備な背と腹には肘なり膝なり打ち込めるが、体重の乗らない打撃が筋肉の鎧を貫けるとは到底思えない。

 大男が己を持ち上げる。意図が読めた。ひとまず、反撃による脱出を放棄。今は耐えることだけを考えなければならない。欲をかけば死ぬ。

 

「ぬぅん!!」

 

 予想通り、床に叩きつけられた。直前に首に力を入れ頭を守り、全力で受け身を取る。

 

「ぐあっ……!」

 

 それでも、意識が遠のいた。歯を食いしばり繋ぎ止める。霞む視界に影が差す。腹に無遠慮な重み。マウントを取られた……!

 

「ふっ!」

「っ!」

 

 巨大な拳が振り下ろされる。幾多の打撃を重ね鍛えられた骨格、それを支え続けた筋肉。威力は鉄槌に等しい。まともに受ければ防御ごと粉砕される。顔を狙った一撃を、首を曲げて避ける。

 二撃目。狙いはまだ甘い。押し倒した己を拘束しつつ反撃を封じるために、無理な体勢から連撃を放った代償の不安定。本来なら、体格で大きく劣る相手にそれは隙とはならない。

 ……今回は、相手が悪かった、と。些かの自負を持って、言わせてもらおう。

 

「疾っ!」

「ぐっ!?」

 

 落ちて来る右拳の手首を取り、引く。渾身の力を込めた一撃は顔を逸れ、床を打った。砕けても不思議ではないほどの強打だったが、男の拳は耐える。耐えながら、すかさず左拳。防御した右腕が軋む。次いで、右拳。

 

 ここだ。

 

「っ!!」

 

 歯を食いしばり、首と腹筋に全力を込めて、起き上がる。顔を目掛けて振り下ろされていた右拳は、その僅か上、額に命中した。言ってしまえば頭突きによるカウンターである。

 

「がっ!」

 

 己自身も相当な打撃を受けたが、相手の右拳の握りを緩めることに成功した。その親指を掴み、へし折り、腕ごと捻り上げる。

 

「ぐぅぅっ!!」

 

 激痛もさることながら、関節を極められたことで大男の身体が浮いた。空間的にも時間的にも僅かな隙間。逃す筈もなし。

 

「疾っ!」

 

 大男の身体の下から足を抜く。剛腕を支点に出来ることも大きかった。期待以上の早さで自由を取り戻した右足は、今は己の胸元に膝を抱え込む形。これを跳ね上げ、大男の顎を打つ。

 

「ぐぉ!」

 

 ここで追撃を止める道理はなかった。更に浮いた隙間から、残る足を引きずり出す。同時に、掴んでいた親指を手放し、巧妙に小指を掴み直す。一切の躊躇なく、折る。

 

「ぎっ……!」

 

 続け様の激痛に、大男はついに身体を硬直させた。絶好の機。容赦なく追撃する。

 今度は逆方向に腕を捻る。大男は面白いほど体勢を崩す。両膝を着いた姿勢で、右手は弄ばれ、身体は前のめり、背筋だけで支えるには腹筋と胸筋に力が入り過ぎている。倒れないようにするには、左手を――この状況で唯一の反撃手段を、自ら床に着き動きを封じる他にない。

 

 その瞬間を狙い澄まして、膝を叩き込む。捻った右腕の、ピンと伸びた中間地点にある、外側を無防備にこちらへ向けた肘に。

 

「疾っ!!」

「が、ア!!」

 

 大男の肘が本来とは真逆に曲がる。更なる追撃を加えたかったが断念し、跳び退る。床を蹴った爪先の下を突風が掠めていった。大男が左手だけで身体を支えながら放った、大鎌のような水面蹴りだった。

 

「…………」

「づ、ぬぅ……貴様、容赦がないな……なさ過ぎる」

 

 大男は数本の指と肘を折られた右腕を庇いながら、それでも構えた。眼には未だ衰えぬ闘志。なるほど己の有り様を鑑みれば、ようやく対等(イーブン)に持ち込めたに過ぎない。

 大男は自らの体格に合わせ多少の崩し(アレンジ)を加えているものの、正統派のマーシャルアーツの使い手だ。対する己は、奇襲・奇策の繰り返しで敵の能力をひとつひとつ潰している。

 手札を全て奪われるのが先か、使い切るのが先か。勝負はそのような様相に――

 

「……っ!?」

 

 ――動揺を顔に出さないよう努める。だが無駄だった。己が気付き抗うよりも僅かに早く、己の足は力を失い、膝を着いていた。

 

 ……重い衝撃を、頭部に立て続けに受けたのだ。その後、余りに早く、余りに速く動き過ぎた。

 

 ……脳が揺れている。指令を正しく伝達出来ない。身体に力が入らない――!

 

「ちぃ……!」

 

 急ぎ体勢を立て直す。遅過ぎる。敵の狙いを俄に悟った。己の攻撃は敵の身体を的確に破壊し、戦闘力を素早く効率良く削り取った。しかしそれは致命に至るものではない。敵の打撃はその真逆。重い衝撃を身体は耐えられる。だが例え身体が耐えたとしても、頭蓋内に浮いているだけの脳に、その衝撃は届いてしまう。ごく短い時間、己の戦闘力は地に落ちる――!

 

「しぃっ!!」

 

 男が走る。間合いに入るのは一瞬後。繰り出す攻撃は何か。右腕はまさか使うまい。左手による拳打か、いずれかの脚による蹴りか、再度の体当たり(タックル)か――

 

「っ!」

 

 身体を僅かに反らせて勢いづけた姿に、意図を読み取る。直前に男の横面に掌打を打つが、その程度で止められる筈もなし。床を蹴って逃れるか。駄目だ、まだ力が戻っていない。後ろに倒れ込むようにして、少しでも衝撃を逃がすべく足掻く。

 

「ぎっ……!」

 

 額と額がかち合った。猛牛の突進にも劣らぬであろう、強烈な頭突き。吹き飛ばされて床を転がる。受け身も取れない。痛みには耐えられるが、生憎このダメージは意志力や根性でどうにかなるモノではなかった。

 

「ぐ、お、ぉぉ……!」

 

 視界がぼやける。そして赤く染まる。目に血が入ったか。しかし量は少なく、脳漿も混じってはいない。頭蓋が割れ砕けていないだけ僥倖だ。

 床に手を突き起き上がろうとする。先の一手がどれだけ効いているか分からない。不発であったなら、転がってでも追撃から逃れる必要がある。難儀して身体を起こし、顔を前に向けると……男はふらつきながら、耳を押さえていた。どうやら上手くいったらしい。

 耳を平手で適切に打てば、三半規管を狂わせる。初撃を受けるしかないのなら、追撃を予め潰す。おかげで首の皮一枚繋がった。男が顔をしかめて頭を振る内に、立ち上がる。

 

「……ぐ……!」

 

 ……立てない。どうにか膝立ちまではいったが、立ち上がるには後数秒を要するだろう。無論、己のささやかな妨害はそれまで敵を抑えつけてはいられない。体格、膂力、共に大きく劣っているのだ、仮に敵も立てないとしても、這ってでも近付いて来るだろう。手が届けば、今度こそ逃れる術はない。

 

「――――」

 

 打開策を考える。案の定、敵は今にも立ち上がろうとしている。このまま回復を待っていてはまず間に合わない。どうするにしても、少しでも早い決断が必要だ。

 一時撤退。却下。己自身の離脱が可能か否かは別として、いまだ意識の戻らない楯無会長がいるのだ。置いて逃げるなど論外であった。

 回避。却下。言うことを聞かない足で男の攻撃を避けることは不可能だ。身体が大き過ぎる。体捌きだけでは、どうしても攻撃範囲に捉えられる。

 防御。却下。まず踏ん張りが効かないため、打撃を受ければ吹き飛ばされる。それならまだいい、この状況が長引くだけだ。だが掴まれた場合、今度こそ死ぬ。

 攻撃。これだ。

 

「――オオッ!!」

 

 正直に言おう。己は実際には、何も考えてなどいなかった。

 己の思考能力など高が知れている。命の遣り取り、凶器と狂気を交わらせる一瞬で、相手が己に劣る解答しか見出せないと期待するなど勝算の放棄に等しい。

 故に己は、勝ちを拾うため思考を捨てる。本来無限に存在する筈の選択肢を、予め極限まで削ぎ落とす。この身に許された単一技能を、常に最速で繰り出すために。

 至極簡単なことだ。一本道で迷う者はいない。選択肢がひとつしかない問題を間違える者はいない。思考せずとも身体は動く。初めから決まっている答えに、選ぶという意志すらなく行き着く。

 己は、考えていたのではない。ただ虎視眈々と、己が(やいば)の届く距離まで敵が来るのを、待っていただけだ。

 

「ぬ、ぅ!?」

 

 男が驚愕に呻く。必死に立ち上がって放った決死の拳が空を薙いだからだ。己が避けたのではない。それを為すだけの力はまだ戻っていない。己の足に出来たのは、精々――前に倒れることだけだ。

 

「……疾っ!!」

 

 そして倒れ際、足よりは幾分か自由の効く手を、斜め上へと伸ばす。顔には僅かに届かない。届いたとしても、丸太のような首に支えられたそれには、目や耳程度しか効果の見込める部位はない。そこは先ほど耳を打ったせいか、残る左腕に守られている。

 狙いは顔の下、胸の上。喉仏の下、鎖骨の間。

 

 ――頚窩。

 

 そこに、貫手を突き入れる―ー!

 

「げ、ご、ばぁっ……!!」

 

 男が奇っ怪な悲鳴を上げ――ようとしながら、のたうち回った。……我ながら、悪逆非道と謗られても仕方ない一撃である。男は骨格や筋肉のみならず皮膚まで分厚く、危うくこちらの指が折れるかとも思ったが、それは杞憂だった。

 今は己もまた床に倒れ、致命的な隙を晒している。だが男は攻撃どころではない。呼吸器系にダメージを受けると、意識は鮮明なまま凄まじい苦しみを味わう。呼吸がまともに出来ず、身体も動かなくなるのだ。つまり、追い詰めているのは己。追撃をかけるべく、未だ万全の力が戻らない腕で床を押し、背筋と併せて上体を大きく跳ね上げる。

 

「……っ!」

 

 対峙すれば山のような威圧感を放っていた巨躯も、うずくまっていては役に立たない。あれほど高く、遠くに見えた頭が、今では目と鼻の先。更に言えば己のそれよりも低い位置にある。

 腕を振りかぶる。支えを失った上体は倒れ始める。背筋に入れていた力を、そっくりそのまま腹筋へ移す。落下が加速。許される限り身体を捻る。更に加速。

 

「……アアアァッ!!」

 

 鉈のように振り下ろした肘が、狙い過たず男の後頭部を捉える。頭はそのまま床と肘に挟まれ、鈍い音を立て――漸く、男は意識を手放した。この男の頑強さを思えばまず死にはすまいが、そうすぐには目を覚まさないだろう。……そうでなくては困る。これでもしすっくと立ち上がられたら、己としてはもう打つ手がない。暫くは寝ていてもらいたいところだ。

 

「…………」

 

 念の為に二撃目の準備をしようとしたが、腕が震えて満足に動かない。仕方なく、ゴロゴロと転がって男から距離を取り、暫く経って……確かに気絶していると確信する。

 

「……ハァーッ……」

 

 残心もせず、大きく息を吐く。これで、己が千冬さんから託された任務は終えた。楯無会長の怪我を思えば、一刻も早く連れ帰るべきなのだが……生憎、身体が自由を取り戻すまでまだ少し時間が要る。無理をして運ぼうとし転びでもすれば目も当てられない、今は堪えて回復に努める。

 脱力させた四肢の末端まで意識を伸ばし、調子を確認しながら――その意識を、ほんの少し、別のことへ向ける。

 

(……後は、任せた……)

 

 三手に分かれた敵の最後のひとつ。IS一機、最少にして最強の戦力を相手取る人を想う。

 負けはすまい、負けはすまいが――あの人もかなり熱くなりやすい気質の持ち主であるので、不要な怪我など負ってはいないだろうか。

 

「……く……」

 

 ……まったく、どの面を下げて。額から流れる血を拭う。大分、戻ってきた。もう良かろう、そう判断し立ち上がる。

 そしてまだ目を覚まさない生徒会長殿の下へ歩きながら、戦場を振り返る。

 

 ――(つわもの)共よ。久方ぶりに、随分と楽しませてもらった。願わくば、また戦場で相見えたいものだ――

 

(……しまった……)

 

 ふと、思い出す。昇り過ぎて忘れていた。

 

(……どうやって運ぼう……)

 

 片腕しかないので、楯無会長を抱え上げるには米俵よろしく肩に担ぐしかないのだが……それでは今の彼女には負担が大きい。

 

 はて、どうしたものか。

 

 結局、大男の脱いだパワードスーツの背面をそり代わりにして引っ張って行くことを思い付き、天井に突き刺さったままのブレードを三角跳びで回収し、それでパワードスーツを解体し楯無会長を乗せるまでに数分を無駄にしてしまった。

 

 ……楯無会長には、後で謝ろう。

 

 

 




 次はどのゲームやるか考え中。フロム、エロゲー出さねーかなー。

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