子兎の人形師は何を想う   作:夜空人

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No.20/ワカレ✖ト✖ヤクソク

2月下旬。 五人は合流を果たし、ゾルディック家の正門に辿り着く。

誰でもいいが、それを誰が開けるのか、というのがあり、ふとキルアが呟く。

 

「そういや、どれだけ力上がったのか、確かめてみるか…。」

 

ギィイゴオオオン!!

 

「「「「え!?」」」」

 

キルアが押し出すと同時に、四人は驚き、純粋な筋力から生み出された力が伝播し、【1】の扉が開き、【2】の扉が開き、【3】の扉が開き、そして………………【4】の扉が開いたのだ。

 

「………っ」

 

しかし、維持や平然と開けれる訳ではなかったらしく、ギリギリ開けれた位だったようだ。

そのままキルアが手を離してしまい、再び壮大な音を立てて、扉が閉まる。

 

「ふぅ。 ギリギリって感じか…。 ん? お前らどうした?」

「いや…ゼブロさんに、【3】の門を開けたって聞いていたのが、上になっていたから…。」

 

そうゴンが言い、キルアは得心が行く。

 

「そっか。お前らここ突破………………ん? レツ、お前の開けた門は何番だ?」

「レツは入るとき、【2】まで開いたから、追いつこうと俺たちも開けたよ。」

 

だがその言葉に疑問を持ち、尋ねるとそれもゴンが答える。

 

「………(ニヤリ)なら、俺の勝ちだな。」

「む。 なら今度は僕が押すよ。」

 

そのキルアの言葉にいい気はせず、なんなら尺なので、レツは今度こそ’念’を込めた腕を巨大な扉に押し当てて、一気に開く。 スコアは同じく【4】の扉が開いた。

 

「「「「え!?」」」」

 

今度はレツの代わりに、キルアを含めた四人が驚く。 なぜキルアも驚くのかというと、レツはそのまま固定状態を維持している。 しばらく維持しても四人は通らず、レツが話す。

 

「………あれ? 四人とも通らないの? 早くしないと閉めるよ~?」

「あ………うむ。」

「レツ、お前って一体何者?」

「チクショウ…! オレと同じ扉開けるのかよ…!」

「うーん、もうどう突っ込めばいいのかわからない。」

 

クラピカ・レオリオ・キルア・ゴンは、それぞれリアクションを取るという一幕があり、ゾルディック家敷地内を出て、夜を徹して移動したので、観光ビザの最終日に間に合い、五人はデントラ地区の町に到着した。

 

 

~~翌日~~

 

町を歩いていると、最後のゴトーのコインマジックが不思議だった、ゴンはその話をする。

 

「ああ、俺もそれ、騙されたよ。タネあかしされると、ハラたつくらい簡単だぜ。」

「おそらくこういうことだろう? ゴン」

 

 キルアが懐かしむように言い、クラピカはゴンの説明だけで既にタネがわかったらしく、硬貨を取り出して実践して見せる。

 ゴトーと同じように、はっきりとゴンの動体視力なら左手がコインを掴みとるのが見えた。むしろ今度はイカサマをしているというのがわかった上で見ているので、ゴトーの時より自信を持って確信していた。

 そしてやはりゴトーと同じようにクラピカは「どっちだ?」と尋ね、戸惑いつつも「……左手でしょ?」とゴンは答える。

 

「!?」

 

しかし、やはりコインはこれまたゴトーと同じくクラピカの右手にあった。

 

「なんで!? ねーどうして!?」

「要するに、ゴトーはコインを2枚持ってたのさ。 一枚を右手にかくし持ち、もう一枚のコインを上げて相手にわかるように左手で取る。」

 

 ゴトーのゲームで最後の3人がかりに見せかけた4人がかりのコイントスさえもクリアしただけあって、動体視力に自信があったゴンはその自信をさっそく粉砕されてやや涙目で種明かしをねだり、クラピカは苦笑しながらもう一回、説明しながら実践する。

 

「この時少し、コツがいる。『どっちだ?』と訊く隙に、拳を相手の目よりやや高い所にあげて、こぶしを握った状態でさりげなくコインを袖の中に落とす。」

「ああ~~~あ!」

「その通り。」

 

 そこまで言われて、ゴンは手を打って納得する。 キルアの言う通り、技術は多少必要だがそれもさほど難しくないシンプルなイカサマに、「う~ハラたつ~~」とゴンは実に子供らしく憤り、他の4人はその様子を微笑ましく見る。

 

「まぁ、そのトリックを使ったのは最後だけだと思うよ。 たとえゲームでも、ズルは嫌いだから、ゴトーは。」

「…なるほどねー。 僕の『家族』みたいに違和感なく嘘をつく人と出会うからもしれないからか。 だから忠告のつもりでゴンに見せたんだね。」

 

そのまま、キルアはゴトーの性格を話し、レツもその真意を把握する。 次にキルアは、何故かゴンの顔をやや呆れたように凝視してから言う。

 

「お前、本当にガンコだな~」

「え? 何さ、いきなり」

 

 ゴンからしたら唐突なセリフだったが、キルアからしたらそんな方法と知った時からずっと言いたかったことらしく、ゴンの鼻先に指を突き付けてどれだけ意味のない意地を張ってるのかを指摘する。

 

「ハンター試験に合格したんだろ!? ならハンター証を使えば、観光ビザなんてなくてもずっと外国滞在できるんだぜ!!」

「俺達もそう言った。」

「僕は勉強で、いつになるか分からなかったから、使ったけどね。 でも結果的には良かったかも。」

 

 レオリオにも言われ、クラピカも「よくやるよ」と言いたげな目で見られ、次のレツの言葉にキルアは目を丸くし、列車の”ゴミ掃除”などの内訳を話す。

 ちなみにイルミの講習は話していない。 無闇に火種を作る必要もないと判断したし、念を教えないと決めてて、それを抜くと、せいぜいが、新しく武器を作ってもらい、その扱い方としか言えない。

 キルアはそれに頷き、レツが改めて尋ねる。

 

「なるほどな…。 ハンターライセンスもそこまで便利じゃねーかもな。」

「そうだね。 で? ゴンがハンターライセンス使わない理由は?」

「あ、それはね、決めたんだもん。やること全部やってから使うって。」

 

 ゴンは、クラピカとレオリオは自分のわがままに巻き込んだ自覚があるので居心地の悪さを感じるが、しかしこの程度で退かないからこそゴンであるので、自分の意地は譲らないと宣言するゴンにキルアは諦めたような溜息を一度ついてから「なんだよ、やることって」と一応、友人の意地の理由を尋ねた。

 

「えーとね、まずはお世話になった人達にあいさつに行って……、なんとかカイトと連絡とって落とし物を返したいし……そして一番肝心なのは……」

 

ゴンはポケットから丸いものを取り出し、それは『44』と書かれているハンター試験で使われていたヒソカのナンバープレートだった。

 

「かくかくしかじかで渡されたこのプレートを、ヒソカに顔面パンチのおまけ付きで叩き返す!! そうしない内は絶対、ハンター証は使わないって決めたんだ!!」

 

 前半は律儀で礼儀正しい理由だったが、一番肝心な理由はやはりゴン個人のわがままであった。

それはもう彼の性格とヒソカとの因縁を全員が良く知ってるので、「いつになるんだよ?」という水を差すようなことは誰も言わない。 代わりにキルアは、割と根本的なことを訊く。

 

「ふ~ん、___でヒソカの居場所は?」

「もしくは、連絡先知ってたりするの?」

 

続けてレツは眉を寄せ、苦虫を噛み潰した様な表情であるのを浮かべ、ゴンに尋ねる。二人に言われて、目をまん丸くしたゴンがキルアとレツを交互に見つめる。そして数秒後、気まずそうに笑ったのを見て全員が脱力した。

 ゴンのボケで抜けた気を、何とか最初に入れ直して持ち直したのはクラピカだった。

 

「私が知ってるよ、ゴン。」

 

その返答に、ゴンは驚き、レツはその不快な表情を浮かべた顔をクラピカに向ける。 …さらに【纏】が解けかかって、荒々しくなっている。 クラピカはその謎のプレッシャーに、冷や汗をかきつつ、話す。

 

「本人から直接聞いただけだから、ヒソカと仲良くしてるとかでは無いから、レツ、落ち着いてくれ。」 

 

その言葉にレツは顔を戻し、レオリオは「最終試験の時か」と尋ねれば、クラピカは「講習の後だ」と答える。 深入りするのは、九分九厘ありえないが、ヒソカと懇意にあるような、その答え次第で、レツとクラピカに亀裂が入りかねないと、そこまで理解しつつも、レオリオは訊いた。

 クラピカのことは信頼しており、ヒソカと一緒に快楽殺人などするわけがないが、彼はすぐに自分を責めて思いつめることを知っている。だからこそ、気が付いた時にはすでに手遅れという後悔は、医者という夢を志す理由となった親友一人で十分だからこそ、何も聞かずに信じて見守ってやることはレオリオには出来ないので、拒絶覚悟で尋ねた。

 

「前から訊きたかったことだが、あの時ヒソカに何を言われた?」

 

 数秒後の間はあったが幸いながら拒絶されることはなく、クラピカは静かにヒソカの言葉をそのまま全員にも教えた。

 

「――“クモについて、いいことを教えよう♥”」

 

そのままクラピカは、レツの貫くような視線も意には介しつつ、ヒソカとの話を再開する。

 

「……奴に旅団のことを話した覚えはないから、一次試験の時にレオリオとの話を聞かれたか、他の誰かが話したのか……、緋の眼も見られているからそれでカマを掛けただけかもしれんな。 とにかく“クモ”は旅団のシンボルだ。ゆえに旅団に近しい者はヤツらをそう呼ぶ。それを知っていたヒソカの情報に興味があってな。 ___で、講習の後、ヒソカに問いただした。」

 

 そこまで話して、クラピカは自分の方を見もせずほぼすれ違いざまに告げた、ヒソカ曰く「クモについてのいいこと」をゴン達にも伝える。

 

『9月1日、ヨークシンシティで待ってる』

 

思った以上にシンプル極まりない内容に、思わず全員が沈黙して戸惑う。

 ちなみにヒソカは、最高の玩具が相打ちで、同時に失うのは最悪なので、せめてどちらかだけでも自分が美味しくいただけるようにと考え、十中八九当たっているであろう、レツの事は話していない。

 その意に気付けるはずもなく、五人は会話する。

 

「9月1日、半年以上先だね。」

「ヨークシンシティで何かあんの?」

 

 ゴンとキルアが疑問を出すが、それにはレオリオが答える。

 

「世界最大のオークションがある!」

「そうだ、9月1日から10日までの間、世界中からの珍品・希少品・国宝級の貴重品が集まる。もちろん、その何十倍のニセ物もだが……。 それらを目指し海千山千の亡者達が欲望を満たす為やってくる、世界で一番金が集まる場所だ。」

 

 そこまで説明されてやっと全員が、ヒソカのシンプルな伝言の意味を知る。

確かにそのような場所ならば、盗み目的かもしくは盗んだものを非合法に売りさばくためか、どちらにせよ旅団が訪れる可能性は高く、少なくとも、「幻影旅団が現れた」という情報から後追いするよりは効率がいい。いなくても、奴らに関わる外道を見つけることが出来れば、次からはより精度の高い情報を得ることが出来るとクラピカは考えた。 ヒソカを見つけたら、二人に連絡することを言う。

 

「じゃ、私はここで失礼する。」

「え?」

 

クラピカがそう言い説明を始める。

ナチュラルにこれからも五人一緒だと思っていた、ゴンが驚きの声を上げる。

 

「キルアとも再会できたし、私としては一区切りついた。これからは本格的にハンターとして、仕事を探す。オークションに参加する金も要るしな。」

「そうか。」

「クラピカ。ヨークシンで会おうね!」

 

レオリオやゴンも笑い、別れを惜しみつつも彼らも笑顔で再会の約束を交わして別れを告げる。

 

「…じゃ、俺も故郷に戻るとするか。」

「レオリオも!?」

「やっぱり医者の夢は捨てきれねぇ。国立大学に受かれば、バカ高い授業料もハンター証で免除だしな。これから猛勉強よ。」

「へぇ~え、ハンター証ってそんな事にも使えるんだ。」

 

レツはそれに感嘆の声を上げる。

そう言って自分のハンター証をひらひらと振るレオリオ。

次にゴンは、レツに話をふる。

 

「それで、レツはどうするの?」

「そういえば、レツに関しては、結局、俺達そこまで知らねーしな。どっから来たんだ?故郷にかえるのか?」

「言ってなかったけ? 今の『家族』は基本的に世界中に散らばってるから、帰る家は…今の『家族』に出会う前の、元々の家があることにはあるけど、戻っても、僕一人しか居ないしね。 あと、ハンター試験は『家族』から出された課題の一つだから、次の所に行くよ。」

「どこに行くのー?」

「えっと、『天空闘技場』に行けって、言われてるんだ。」

「なんだ、オレ達もそこに行って特訓するから、結局、同じだな。」

「え? 何で? 遊ばないの?」

 

レツの答えにキルアも答え、ゴンが疑問を出す。 キルアは説教をし、まだ離れていないレオリオ、クラピカも納得する。

 

「~~~ムリだっつーの!!」

「そりゃそーだ。」

「ああ、あの門で鍛え上げられるのは筋力だけだからな。」

「技術に関してはそうだね。」

「うう…」

 

楽観的なゴンに四人は呆れて、ゴンは再び項垂れる。 そのままキルアは木の棒を持って、ヒソカとハンゾーをデフォルメした図を書き始めた。

 

「ヒソカとハンゾーの力の差をこれくらいだとすると……」トントン

 

そのままキルアは棒を持ったまま端に引っ張っていく。

 

「こーこ!! かなりオマケでな!」

「……(ちょっとムカつく。)」

「実際にそうなのか? レツ。」

「多分。」

「そこまで離れてるのか…。 私も仕事を探す必要がなければ、同行していたかもしれんな。」

「いや、クラピカは木刀に、レオリオはナイフ術といった、それなりに武術の心得があるでしょ。 このゴンの図ほど離れてはいないと思う。」

 

キルアの大声にゴンは不服な表情を浮かべ、レオリオが質問し、レツもそれに答え、クラピカの言葉にも律儀に答える。 そこにキルアが再び近づき、ゴンが話す。

 

「じゃあ、キルアはどこなのさ!?」

「オレか?」ンー

 

そのままキルアは書き加える。

 

「まぁ………ここだろうな。(平常モードで)」

「へぇ~、ハンゾーの方が強いの? …レツはどこになる?」

 

それに感想をいいながら、ゴンはレツにもどの辺の強さか尋ねる。

 

「ん~? 僕はハンゾーに勝ったから、その間?」

「そっか、ハンゾーがそこってことは、レツはキルアより強いんだね。」

バッ「!!?」

「!!」フフーン

 

そのままレツは先の図に書き加え、それに無邪気にゴンがいらぬ発言をし、キルアが図から目を離し、見上げると、そこにレツは腰に手を当てて、盛大にドヤ顔をしていた。

 

「なっ……これは平常モードで謙虚にした結果だ!! 本当はもう少し上だ!」

「キ~ル~ア~。 一ッ回ィ書いたァのうォ~訂正ィ~してもッ、虚勢ッに~しかァ~見えッないッよ~」ガックン ガックン

「だから虚勢じゃねぇーって言ってんだろうがーっ!!」

 

そのキルアの言い訳と肩掴みに、レツは言葉を重ねる。それこそ同い年の女に勝てない事が、認められないキルアのプライドが、爆発した結果の叫びなのだが、三人どころか、ゴンまでも妙に優しい目をしているのだ。

 

「うん、わかったよキルア。わかったから。」

「絶対に何もわかってねーだろうがーっ!!」

 

ゴンの言葉にキルアは叫びを重ね、言い訳というかリカバリーを試みる。

 

「大体! レツなら仕事モードと、平常モードの違いくらい、分かってるだろ!」

「安心して、キルア。」

「あ?」

「僕がハンゾーに勝ったのは、その平常モードだから、どちらにしてもキルアの負けは覆らないよ!」

 

 プライドのあまり言い訳を叫びながら、暴れ回りそうになったキルアに、レツが静かに声を掛ける。まさしく花の貌という表現そのもの、もはや殴りたくなるくらいに良い笑顔を浮かべるレツ。

 そしてキルアはもちろん、その言葉を認めるわけにはいかない。

 

「なら、バトるか? お?」

「これ以上、恥の上塗りしてどうすんの?」

 

 互いに挑発に煽り言葉を重ね、全く目だけ器用に笑っていない笑みでギスギスとした牽制をぶつける二人に、レオリオとクラピカはバカらしくなり、ため息をつくが、ゴンは自分の余計な言葉がきっかけであることはわかっているので、オロオロ狼狽えながら何とか二人を宥めようとする。

 

「え? えっと……キルアとレツは互角ってこと?」

「「違うわ(よ)!!」」

 

そのゴンの言葉はブレーキにはならず、アクセルが余計にかかる。

 

「あ? ゼッテー、オレはレツよりも強いに決まってるよ。」

「それ以上、強がってると、白けるよ。」

「もうー、まだ2人とも喧嘩してー」

 

キルアは喧嘩腰にドスが入り始めた口調という熱が入るのに対し、レツは呆れたような溜息を吐き、逆に冷えるように話す。 ゴンは呆れながらも頑張って仲裁しようとするが、始まってしまった論争は、当然両方が譲れるものではなく、どれだけ自身の主張が正しいのかを示すしかない。 それは徐々にヒートアップしていき収まりがつかなくなってきたのだ。 

 

「このアマ……! 何でこんなのが、オレと同じ門を開けれる……!」

「同じだって? その台詞、訂正してよ。 僕は【4】の門を維持できたけど、キルアは数秒しか持たなかったじゃん。」

「グッ…! クソが、このまま言い合いをしていても埒が明かねぇ! おい、レツ、そこでオレと戦え。決着つけてやる!!」

 

いい加減にゴンのみに任せても、無理と悟ったレオリオとクラピカも仲裁に加わる。

 

「いい加減、落ち着け。 こんな公共の場で、戦おうとすんじゃねーよ。」

「その通りだ。 それに、三人はその『天空闘技場』とやらに行くのだろう? 闘技場という名前なのだから、ルールも決まっているであろう、そこで正確に決着を付ければ良い。」

「……そうだね。 まあ、キルアをからかうのは、これくらいにするか。」

「………チッ! そこで絶対、ぶっ飛ばしてやる……!」

「楽しみに待ってるよ。 で、ゴンの話だったね。」

 

その仲裁によって、一時的とはいえ、ようやく落ち着いたのを気に、レツが元々の話題に修正する。

期待に目を輝かせて二人を見るゴンが話す。

 

「そうだった。 やっぱ、二人共すごいや。 俺、自分と相手の力の差なんて、はっきり測れないからさ。」

「バーカ、いいんだよ。 こんなのテキトーでさ。」

「そうそう。 それに一発で終わる毒物使いとかでも、話は変わるし。(念を含めたら、それこそ可能性は実質、無限もいいところだし。)」

「オレには、毒なんか効かないけどな。 それに強い奴ほど、強さを隠すのもうまいからな。」

「多分、大抵の人が見たら、レオリオが一番強く見えるだろうし。 見た目っていう意味でも、そんなものだよ。 あんまりアテにはならないね。」

 

そのキルアとレツが交互に発言し、三人は頷く。

 

「まァ、なんにしても、ヒソカは相当強い!」

「うん!」

「それに金も工面できるのが、『天空闘技場』っていう所。 多分ゴン、そろそろヤバイだろ?」

「……うーん、実はそろそろヤバイ。」

「オレもあんまり持ってない。 そこは一石二鳥の場所なのさ。」

 

そうキルアとゴンが、交互に発言する。 そして飛行場に、というかしばらく前から着いていたのだが。

 

「ま、なんにしてもここで一旦別れだな。」

「そうなるね。」

「また会おうね!」

「そうだな。次は……」

 

 

『9月1日。ヨークシンシティで!!』

 

 

 五人は誓い合う様に言い、そのままクラピカとレオリオは空港で別れたレツ達。 そこから三人は飛行船に乗り込み、『天空闘技場』に向かった。




かなり原作と腕力の差異が生じました。

一位:キルア・レツ

試しの門は【4】まで開けられ、腕力32トン。 プライドが高いキルアなら、さらに努力をしそうなので、このようにパワーアップ。 レツに関しては、念を使用してるから所詮ズル。 念が無ければレオリオより低く、12トン位の想定。でも世間一般からしたら普通に怪力なのだが、やはり自分は最弱と思っている。

二位:レオリオ

試しの門は【3】まで開けられるようになり、腕力16トン。 ただでさえ、ガタイがよく、時間の延長があるなら、キルアに追いつこう、とかしそうなので、そうした。 今ならゴンやクラピカよりも強いのだろうか?

三位:ゴン、クラピカ

現時点同着であり、どっちも試しの門は【2】までいけて、腕力8トン。
流石に年下、または同い年の少女の力を知ってたら、伸ばすだろうと。

※なお、特に意味は無い。 それなりに過程の日付がズレる位。
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