銃は地球人類が生み出した最高の文明の利器である   作:ジャーマンポテトin納豆

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オール大森林調査編
国王からの依頼


明け方、エルフラントさんとの色々の後始末を終えて寝る事数時間。

多分時間的には10時か11時そこいらだと思う。

 

むくりと起き上がりベットから降りると、なんだか無駄に心地良い疲れが身体を襲う。

まぁそれも昨夜の事があったからだと思うし、色々考えるがやはり嬉しいという感情は捨てきれないもので。

 

まぁそんな気分に浸っているのも悪くは無いが流石にそんなわけには行かない。

取り敢えず何時も通りの上下迷彩に着替え、靴もサンダルから戦闘靴に履き替える。

一応の護身としてM9をホルスターに入れ、予備のマガジン二つも装備しておく。

うーん、やっぱりこの格好が落ち着くな。こう、実家の様な安心感がある。

 

よし、そんじゃぁ何するかな……これと言ってやる事が無いんだよ。

そりゃここ王城だし依頼を受けられるような場所じゃないしな。

1人で王都に行くのも憚られる。と言うのも普通に迷子になりそうだからだ。

まぁスキルだかなんだかよく分からない「地図作成」なんてもんがあるから完成させてみたい感はあるが急に呼び出されでもしたら帰って来るの面倒だし、今日はこのままのんびりしよう。

 

「バイタークハイマット様、失礼しても宜しいでしょうか?」

 

なんか扉の向こうで誰かが話しているな。

あー、お茶飲みたい。けどこのティーポットだか何だかがとても高そうだから扱いにくい。割ったりしたらとか考えると正直触りたくない……

 

水かなんかないかな。

 

「バイタークハイマット様?いらっしゃらないのですか?」

 

あ、あった。

水が入ってるやつも無駄に高そうだなおい。

まぁいいか。水飲みたいし。

 

コップに注いで一気に呷る。

 

「美味い……ちゃんと冷えてるし、これも魔法か。魔法便利すぎだな」

 

これは科学が進歩しない訳だ。

正直科学を簡単に補えるぐらいの利便性はあるし、何だったら多分汎用性の高さだったら科学技術よりも上かもしれない。

 

俺が使えるのは治癒魔法だけだけど。

そもそも他のが魔法なのかそれともスキルなのか見当が付かないのが困り物だ。

 

出来れば王都にいる間に王都の地図を完成させてしまいたいな。

王城に向かう時に通って来た道と、エルフラントさん達と観光した時の一部しかマッピングされていないから全然不十分だ。

 

出来れば王都の周辺のマッピングもしておきたい。

時間を見つけてやるしかないが、早ければ明日か明後日にはリーヴォリの町に向けて出発するかもしれないからな。

ここに長居するのも悪いし、保身的な意味で都合が悪そうだ。

 

さてと、どうするかな。

 

「バイタークハイマット様?入らせて頂きますよ?」

 

「あれ?カルマンさん?どうかしたんですか?」

 

「いらっしゃるではないですか。何かあったのですか?いくらお声をお掛けしても反応が無かったもので入らせて頂きました」

 

「え?本当ですか?」

 

「えぇ、何度もバイタークハイマット様、とお呼び致しましたが……」

 

「あ!?そうだった……俺って苗字を貰ったんだっけ」

 

やべぇ、全然気が付いてなかった。

何というか実感が物凄く湧かないのだ。苗字の事を思い出す事が出来なくて俺の事を呼ぶのは基本イチロー、としか呼ばれてこなかったからな。

 

「その後様子だとご自分のお名前をすっかりとお忘れになっていたようですね」

 

「申し訳ありません……今までイチロー、としか呼ばれてこなかったものですから」

 

「いえいえ、お気になさらず。致し方の無い事でございます」

 

「それで、どうかしたんですか?」

 

「おぉ、そうでした。国王陛下がお呼びになっておられますのでお迎えに上がりました」

 

「国王陛下が?分かりました。行きましょうか」

 

「それではご案内致します」

 

カルマンさんの後に続いて国王の下へ向かう。

どうやら今日は執務室で話をするらしい。ここに来た時のあの大広間じゃないのは有難い。あそこ広すぎて落ち着かない。

 

執務室の前に着いた。

でも驚いた事にこの執務室の扉もでけぇ……

 

「国王陛下、バイタークハイマット様をお連れしました」

 

『入れ』

 

「失礼致します」

 

カルマンさんがでっかい扉を音を立てて開く。

その先には机に向かい何かの書類、いや羊皮紙というやつか?に何かを書き込んでは考え込んでいる国王が。

 

「すまないが、少しそこに座って待っていて欲しい」

 

「バイタークハイマット様、こちらへどうぞ」

 

カルマンさんに促され無駄に装飾の凝ったソファに座る。

おぉ、めっちゃフカフカ。

 

座っているとカルマンさんがお茶を出してくれる。

 

「どうぞ」

 

「有難うございます」

 

お茶を飲む。

紅茶か?呼び出せる物資の中に何故かお茶もあるが、緑茶から始まり珈琲、紅茶などもある。

何故だ?あれか?嗜好品としてなのか?でも第二次大戦の戦争映画米軍主役だと珈琲とか飲んでたりする事もあるし……

紅茶は……イギリスか。

緑茶は日本で間違い無しだな。

 

どれにしろそれの遥か上を行く美味しさだ。

入れ方なのかそれとも茶葉からして違うのか分からんが。

 

国王がやっている作業が終わるまで座ってお茶を堪能する。

あぁ、美味しい……お代わり貰おう。

 

 

 

 

 

「すまない。待たせたな」

 

「いえ、そこまで待って居ませんよ。それでどんな御用ですか?」

 

「君を指名で依頼をお願いしたい」

 

「依頼、ですか?」

 

依頼?どんな依頼を提示してくるんだ?

 

「うむ。丘での戦いでゴブリンの変異種であるゴブリンロードが新たに発見されたのは知っていると思う。まぁイチローが直接討伐したのだから当然だが」

 

「えぇまぁ。それがどうかしたのですか?」

 

あー、何となく依頼内容が分かった気がするぞ。

多分調査依頼とか、そんな感じなんじゃないか?

 

「それが、王立研究所で色々と調べた結果なのだが既に確認され何度も出現しているオークロードと比べても明らかにその能力が次元が違うレベルなのだ。これが個体差によるものなのかそれとも先の個体が特異だったのか分からない」

 

「確かにあれは初めての特異個体討伐でしたが明らかに異常でしたからね。オークロードの特異個体の聞いた話じゃ多くても2、3万だと聞きましたから」

 

「うむ……にも関わらず報告によれば15万に届く数だ。これは幾ら何でも多すぎる。オークとゴブリンが違う種族だから、という事で片付ける事には不安が残る。王立研究所に運ばれたゴブリンロードの死体を私は見たが何から何までおかしい」

 

あのゴブリンロードが明らかに特異個体に使う言葉としてはどうかと思うが、普通じゃない。そこら辺の認識はあれを実際に見た人間ならば一瞬で思う事だしな。

 

「確かにその通りですね」

 

「もしこれが外的要因によって起きた事なら原因を突き止めねばならないし、そうでなくても調査は必要だ」

 

「確かにそうですね」

 

「そこで、君にオール大森林の調査を行って欲しいのだ」

 

やっぱりな。予想は大当たりって事だな。しかもオール大森林の調査と来た。

 

「そう言う事ですか。構いませんが出来ればギルドを通して貰いたいのですが」

 

「それは勿論だとも。ギルドの面子を潰すわけにはいかんしな」

 

「それでは何故態々お呼びになったのですか?」

 

「事前に了承を貰いたくてな。一応指名という事で依頼を出すつもりだが、危険度を照らし合わせると報酬金は必然的に高額になってしまう。そうなると報酬につられた連中がむやみやたらに受けてしまうと犠牲が増えてしまう」

 

「そう言う事ですか。構いませんよ」

 

「すまないな。それと王立研究所の人間を1人、同行させることは可能だろうか?」

 

「同行、ですか……」

 

「不可能なのならば断わってくれて構わないのだが……どうだろうか?」

 

王立研究所の職員の同行か。

正直言ってしまえば断りたいのは確かだ。

理由は幾つかあるのだが……

 

まず一つ目に挙げられる事が調査場所がオール大森林だという事。

そもそもオール大森林は全くの調査が行われていない事。進んでいない、ではなく行われていない、だ。

確かに国防という観点から過去に何度か調査隊を派遣しているがいずれも未帰還で終わっている。

しかしながらこの国には帝国という強大な敵が存在する為に不確定要素の多い調査にそれ以上戦力を投入するのは無駄という事になる。

 

それ故に全く持ってオール大森林についての事は分かっていない。

精々がエルフ族が居住している事、大きな裂け目がある事、あとはその大きさぐらいか?

分かっていないと言ってもそもそも調査が行われていないのならばしょうがない、とは思えるが。

だからこそ、そんな場所の調査ともなれば俺自身の身の安全の確保をする事でさえ難しいかもしれない。

俺一人ならばその辺はなんとかなりそうではあるが同行者、それも戦う術を持たない人間を伴うのは危険度が上がるなんてレベルではなく跳ね上がる。最低限自衛の術を持って居るのならば話は別だがそれでも全くの未知であるオール大森林でそれが通じるか、と言われれば答えはNOだろう。

 

もし何かあった場合、エルフ族の村へ助けを求める事も出来ない。

第一エルフ族の村はオール大森林の中心部に存在し、中心部に行けば行くほど魔物や魔獣の強さのレベルが上がる、という事がエルフ族から伝えられている。

そんな場所に態々助けを求めに行くのは無理がある。

そもそも、エルフ族の村の正確な位置は分かっていない。

あくまで中心部にあるという事だけだ。

そんな正確な位置の分からない場所に助けを求めるのは無理がある。

なんだったら大森林から抜け出そうとした方がいい。

 

物資の問題もある。

運搬面をどうするのか、という事だ。

俺は食料から飲料水、衣類に至るまで種類の少なさはあれど呼び出す事が出来る。

が、他の人はそうはいかない。まず調査機関にもよるがその日数分の食料、水、着替えの服を持ち込まなければならない。

たった数日ですら相当量になるのにそれが長期間、数か月単位にでもなってしまえば一人では無理がある。それ程の期間になるのなら拠点を構築してしまった方が早いのではないか?とさえ思う。

 

別にハンヴィーがあるからどうにでもなるんじゃないか、と思われるがそれは大間違いだ。見た事がある人間ならわかるがオール大森林は、車両が通る事が出来ない程に木々の密度が高い。それが外縁部だけなのか、それとも中心部までもそうなのかは分からないが、幾ら悪路走行が可能なハンヴィーとは言ってもそもそも通れないのなら意味がない。

バイクなら何とかなりそうではあるが、それも同行者がいるのならバイクは使えない。徒歩移動になる。

バイクすら使えない可能性の方が高いかもしれない。

そうするとやはり物資の問題は大きい。

 

森の外に戻るという手法を取れば良いとは言うが、そうすると物資の集積場所を守るための人員も必要になってくるし一日単位での調査時間が限られてくる。

 

長々と理由を並べたが要は同行者は出来れば断りたい、って言うのが正直な所だ。

 

ただ調査という事は要は専門的な知識等を備えて居なければならないのは事実。

しかし残念ながら俺にはそんな知識なんて持っていないのは確かだ。

俺が見ても何の違があるのか全く分からない物ですら専門職の人間からすれば明らかに違う物だったという事もあるかもしれない。

ただ資料収集すれば良いという訳ではない。その場で見なければ分からない事も数多くあるだろうし。

 

しかしなぁ……危険度から考えればやはり同行者は断った方が良いのだろうか?

確実に守り切れるとは言えないのだし。

 

 

 

「陛下、今回の調査に関しては請け負います。ですが王立研究所の人間の同行者の件に関してはお断りさせて頂きます」

 

「ふむ、まぁ仕方が無い。そもそもオール大森林の調査なのだから不確定要素が多すぎるからな。その判断は正しいと私は思う。分かった。王立研究所へは私から直接その旨を伝えておこう」

 

国王はそう言うと一息付く。

 

「申し訳ありません」

 

「何、気にする事では無い。それでは私からは以上だ。すまないな、昨日の件で疲れているのに呼び出してしまって」

 

「いえ、お気になさらず」

 

「それでは説明に移ろう。まず依頼内容だが先程も言った通りオール大森林の調査だ。調査範囲は君に一任、必要だと感じた場所、範囲を調べて欲しい。報酬金に関してだが危険度が非常に高く、尚且つ想定外の事態が複数発生するなど、危機的状況に陥る可能性が大いにある。よって金貨700枚を基本報酬とし、調査成果などによっては増額する事とする。調査期間はイチロー自身の準備期間の事も踏まえ、二週間後から約三か月間。ただし調査状況や緊急の場合に関しては期間の短縮、もしくは延長も有り得る事を十分に理解しておくように。何か質問は?」

 

説明終わりに質問の有無を確認される。

幾つかある。

 

「そうですね……まず一つ。報酬金に関してですが多すぎるのでは?既に国からは3000枚の金貨を頂いている身です。幾ら何でも多すぎます。それに加えて調査成果によっては増額も有り得るというのは貰いすぎな気がします」

 

「いいや、これは正当な報酬だ。先程イチロー自身が言った通り今回の調査依頼は不確定要素が数多くある上での実行となる。それを考えれば妥当だろう」

 

「分かりました……では次に王立研究所の人間の同行者は居ないという事で決定しましたが調査成果の報告はどうされるのですか?」

 

「それに関しては君自身が調査報告書という形で一か月に一度程度で書いてくれれば構わない。そしてリーヴォリの町に拠点を置いて研究員を2人派遣する。その2人は君に同行させはしないが君が持ち帰った調査成果の精査等を行う役割も担っている」

 

「分かりました。その2人は何時リーヴォリの町に出発されるのですか?」

 

「君達が帰る時に共に行って貰う。馬車で研究機材も運びながらだ」

 

「……馬車ですか。時間が掛かりますね」

 

「それはしょうがない。出来るだけ急いで貰うしかないが研究機材を手荒に運ぶわけには行かない。結局は移動が長引いてしまう」

 

やはりか。正直馬車と一緒に行動していたらリーヴォリの町に着くまでに何日掛かる事か。

そうすると俺がトラックを呼び出して運んだ方が良い。

トラックも呼び出せるし、中には6トンもの積載量を誇るトラックもあったはずだ。それを使えば一台のトラックで一日と掛からずにリーヴォリの町に到着する事が出来る。

 

「それに関してなのですが、もし宜しければ私が運搬を担当しましょうか?」

 

「何?どういうことだ?」

 

「まずお聞きしますが持ち込む機材の量は荷馬車何両分に当たりますか?」

 

「そうだな……専門的な解析を行うのであれば最低でも2台か3台だな。引ける重さは大体1トンと言った所か」

 

それなら多くても3トン程度の重量だ。

十分に積載は可能だし、なんなら追加でもう三トンほど積み込める。

いや、積載量と積載面積の違いはある。嵩張る機材であればそこまで積み込めない。高さ、幅によっては完全に積み込めない。

が、それでも運搬は可能だ。

 

「それならば私個人での運搬は可能だと思います」

 

「何?それはどういう事だ」

 

「そのままの意味で捉えてください。荷馬車3台分の重量であれば積載は十分に可能です。ただ積載面積に関してはやはり制限があるのでそれさえ考慮すれば問題は無いかと」

 

流石にデカい荷物を複数となる積み込む事が出来ない。

ただ小さい荷物を多数という事なら大丈夫だ。

 

「なんと……それは本当か?」

 

まぁ驚くよな。

当然だ。荷馬車を何台も必要とするような荷物をたった一人で運べることが出来るなんてこの世界の常識に当てはめれば驚愕だ。

ましてや国のトップともなればその驚きは凄まじい物だろう。

なにせ、ありとあらゆる物流の根底を覆しかねないのだから。

軍事から商業に至るまで。

 

「はい。移動時間の短縮も可能です」

 

「そうか……分かった。頼んでも良いだろうか?」

 

「はい。勿論です。ただ研究員の方々には積載面積は出来るだけ少なくして欲しい、という事だけ徹底させておいてください。積載量は荷馬車4台分までなら大丈夫ですのでその旨をお伝えください」

 

これさえ守ってくれればまぁ、問題は無いか。

 

「あい分かった。他に質問はあるか?」

 

「これと言って特にはありません」

 

「うむ。それでは細かい所の説明や色々と詰めていこうではないか」

 

「はい」

 

 

 

それから暫く調査に関しての詳細を詰めていき、気が付けば正午をとっくに過ぎていた。

 

 

 

 

「……大体、こんなものだろうか?」

 

「そうですね」

 

「それでは、私はまだ執務が残っている故、仕事に戻らせてもらう。急に呼び出してすまなかった」

 

「はい。そうしたら私も部屋に戻らせていただきます」

 

「カルマン、話は終わった。彼を部屋まで案内しろ」

 

「畏まりました」

 

「それでは失礼します」

 

執務室を後にする。

うぅむ、結構長く話していたな。

というか腹減ったな。何か食いたい……

王都に降りるのもいいが、今日はゆっくりしようかと思っていたから行くのが面倒だしな……

 

「バイタークハイマット様、昼食はどうされますか?念の為御用意させて頂きましたが」

 

「おぉ、本当ですか?是非頂きます」

 

「分かりました。お部屋にお持ち致しますので暫くお待ちください」

 

「分かりました。あ、それと一ついいですか?」

 

「何でございましょうか?」

 

「出来ればイチロー、と呼んで欲しいんですが……何というか呼ばれ慣れてなくてさっき見たいに気が付かないかもしれませんから」

 

これ本当に悩み所だ。

朝だって実際に思いっ切り自分の事を呼ばれているだなんて全く気が付かなかった訳だし。あのままだと本当にイザって時にスルーしかねない。

 

「構いませんが、今の内に慣れておかれた方が宜しいのではないでしょうか?」

 

「それなんですが、俺ってそう呼ばれる機会なんて無いでしょうから」

 

「その様な事は無いと思いますが……そう言う事ならば承知致しました。イチロー様、お部屋で少々お待ち下さい」

 

「はい。有難うございます」

 

そう言ってカルマンさんは食事を取りに行ってくれた。

……なんか飲み物無いか?呼び出せる物の中になんか無かったかな?

 

「お、スポーツ飲料あるな。……おぉ、ラムネもある。は?なんでこんなに炭酸飲料が……」

 

ラムネは……あぁ、旧日本海軍の艦艇内の消火装置が云々って書いてあるからそれ繋がりだろうが他が全く想像が付かないな。

 

まぁ久々にラムネでも飲むか。

まぁ最後にいつ飲んだのかなんて全く覚えていないのだが、多分子供の時以来だろうか?その時の記憶も今は思い出せないから定かではないが。

 

呼び出すと、しっかりと冷えていた。

これは絶対に美味いぞ。そうに決まってる。

 

「っあぁ”……美味い……」

 

久々に飲んだが、何と言えばいいのか。

身体に染み渡るような感じだ。そう言えば水以外に地球の飲み物を飲んだのはこの世界に来て初めてだ。

この炭酸が口の中で弾ける感じも随分と久しぶりだ。

 

そうやって一息付いていると、カルマンさんが食事を運んで来てくれた。

お礼を言って、遅めの昼飯にありつくことにした。

 

 

 

 

 

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