浦女探偵   作:梨蘭@仮面バンドライバー

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以前からちょくちょく書いていたので早くも16話投稿しました。1話完結の予定でしたが、思いの外文章量が多かったので2話に分ける事にしました。
それに伴い、前話の予告を少し訂正しておきました。ちなみに前話最後に予告したスペシャルゲストは今回から登場しています。


#16 嘘つきなL/AI企業と謎の道化師

「どんな未来かは 誰もまだ知らない

でも楽しくなるはずだよ」

 

「その曲、Aqoursの新曲でしたっけ?」

 

「Yes!!私も行きたかったわ、『静岡SCHOOL IDOL COLLECTION』に」

 

「ルビィもだよ〜、千歌ちゃんと梨子ちゃんが出るイベントだったのに…」

 

「気持ちはわかりますが、私達はいつ依頼が来てもいいように待たなければなりませんわ。チケットも取れなかったですし、探偵業に専念しろという事かもしれませんね…」

 

先日から夏休みに入った浦の星女学院。しかし黒澤探偵部に休みはない。

毎日依頼が来る事はほぼないものの、その少ない依頼こそが貴重なものであるからだ。

 

「そういえばもうThree o'clockね、イベントも終わりそうな時間帯だけど…」

 

「「失礼します!!」」

 

鞠莉が呟くのと同時に、探偵部のドアが開く。入って来たのは千歌と梨子であったが、2人は何故か機嫌が悪そうであった。

 

「あら、千歌さんに梨子さん。スクコレお疲れ様です」

 

「それどころじゃないんだよぉ!!鞠莉ちゃん、スクコレ静岡の公式サイト見て!!」

 

「2人共どうしたの?そんなにAngryしちゃって」

 

鞠莉はパソコンを起動させ、スクコレ静岡のサイトを開く。そこには各グループの順位表が更新されており、Aqoursは2位という結果だった。十分に良い結果の筈だが、何か問題でもあるのだろうか。

 

「2位って凄い!!千歌ちゃん、梨子ちゃん、おめで…」

 

「違うのよルビィちゃん!!私達の順位は関係ないの!!」

 

「ピギィ!?ど、どういう事?」

 

「だ〜か〜ら!!お二人共何をそんなに怒ってますの!?ハッキリして下さい!!」

 

説明をしようとしない千歌達に痺れを切らしたダイヤは2人を一喝した。それにより、ようやく梨子は我に返った。

 

「そ、そうよね。ちゃんと説明しなきゃわからないよね」

 

「ごめんなさい、ついつい気が動転してたよ…えっと、そのランキング1位の『Lalala Lovers』ってグループがどうして1位なのかわからなくて…」

 

「それは彼女達のPerformanceがあなた達より優れていたからじゃないの?」

 

「YouTubeでそのグループ名を検索してみればわかると思うの。多分、スクールアイドルの中では最もパフォーマンスが下手なんじゃないかと…」

 

鞠莉はYouTubeにアップされた『Lalala Lovers』というスクールアイドルのライブ映像を再生した。1位のパフォーマンスだから下手という事はないだろうと思っていたが、その予想はことごとく裏切られる事となった。

彼女達の目に飛び込んで来たのは、確かに上手いとは言えないパフォーマンスであった。歌は音程が取れておらず、ダンスも曲とリズムがズレている。素人が見ても明らかに下手だとわかるものだった。コメント欄も『これは酷い』等の内容が大半であった。

 

「えっと…正直下手、ですわね…」

 

「うん、なんでこれで1位になれたんだろう…?」

 

「会場も批判の声が凄かったんだよ。しかも審査にはあの有名なアイドル型AIのアイニャさん、スワワさん、アリシャさんが参加してるのに」

 

「えぇ!?そうなの!?」

 

「思った以上に凄いイベントですのね…」

 

「AIね…もしかしたら不正プログラムが仕込まれてるんじゃないかなん?」

 

「Wao!!果南いつの間に!」

 

いつの間に部室に入って来たのか、そこにはパソコンを覗き込む果南がいた。

 

「もしかしたら、このグループを応援する人がアイニャさん達にLalala Loversを1位にするように仕組んだのかも。それは彼女達を造った会社しかできない筈だし」

 

「それなら『アイドル型AI 製造会社』で検索…なるほどね、どうやらアイニャ達を造ったのは『飛電インテリジェンス』という企業みたいよ」

 

「飛電インテリジェンスって…確か、スクコレ静岡もその会社が運営してたよね?」

 

「おや、これは怪しい匂いがプンプンと…?」

 

不正プログラムが仕込まれていたと仮定すると、そのような所業ができるのは製造元だけだ。アイドル型AIは飛電インテリジェンスによって開発された為、疑わしいのはどう考えてもその会社である。

 

「そうと決まれば、運営委員に話を聞く必要がありそうね。今から向かいましょう!」

 

「お願い!多分会場の片付けはまだ終わってないと思うよ!」

 

「OK, 飛電インテリジェンスの不正は私達が暴いてみせるわ!!」

 

鞠莉と果南、黒澤姉妹は部室を飛び出した。

 

 

 

数分後、鞠莉達はスクコレ静岡の会場である狩野ドームに到着する。入口には、どこか目つきの悪いスーツの中年男性が立っていた。

 

「何なんだ、君達は?もうイベントは終わっていますけど」

 

「あなたはアン○ャッシュの大嶋さん!?何故こんな所に!?」

 

「いやそれ児○だよ!!しかも私は○嶋じゃなくて福添だ!!」

 

「まぁまぁ落ち着いて下さいよマスゾエさん、私達は黒澤探偵部です。名前の通り、この街の探偵です」

 

「だから福添だよ!!で、探偵が何の用ですか」

 

「イベントの運営委員に話が聞きたいの。このイベントに不正疑惑があるみたいで」

 

「あぁ、なんか騒いでたなぁ…ったく、これも全部あの社長がこんなイベントを企画するからだよ…」

 

福添は『絶対辞めさせてやる』と呟いた後、イベントを企画した社長が中にいる事を鞠莉達に教えた。

 

「ありがとうございます、マキゾエさん!」

 

「いやだから福添だよ!!わざと言ってんだろ!?」

 

福添のツッコミをスルーし、鞠莉達はドームの中へと入る。中には赤のパーカーの上にジャケットを羽織った青年がいた。鞠莉は運営者である社長の行方を尋ねるべく、彼に話しかける。

 

「ちょっといいかしら?飛電インテリジェンスの社長さんに用があるんだけど…」

 

「え、俺の事?」

 

「俺の事って…あなたが社長ですの?」

 

「はい!僕が社長の飛電或人です!」

 

なんと目の前の青年…飛電或人が社長本人だった。彼は童顔である為か、鞠莉達とはあまり年齢が変わらないように見える。

そして、隣には青みがかった目の女性がいる。社長秘書なのだろうか。

 

「初めまして。社長秘書のイズと申します」

 

「ど、どうも…」

 

イズの動きは何処か機械的だ。まさか、彼女もAIなのだろうか。ルビィは或人にその疑問を投げかける。

 

「あの、イズさんってもしかして…」

 

「そう、イズも秘書型のヒューマギアなんだ。イズがいるから、俺も安心して仕事ができるんだよね」

 

そこで何故か或人は大きく目を見開き、声を張り上げた。

 

「秘書がいる!それは社長として成功する為の"必勝"法〜!はいっ!!アルトじゃ〜ないとッ!!」

 

「「「………」」」

 

果南達は驚きと寒気を隠せなかった。

鞠莉だけはクスクスと笑っているが。

 

「今のは、秘書と必ず勝つという意味の必勝を掛けた大変面白い…」

 

「あぁぁ説明しなくていいからぁぁぁ!!」

 

「あの、そんな事よりも今回のイベントについて聞きたい事があるのですが…鞠莉さんもいつまで笑ってますの?」

 

「Oh,Sorry. 私達が聞きたいのはアイドル型AIのアイニャ、スワワ、アリシャについてよ。これらはあなたの会社で造られたAIでしょう?」

 

「そうだけど、あなた達は誰なんですか?」

 

「私達はこの街の探偵よ。AIならHumanよりも正確な審査ができる筈だけど、何故Performanceが下手なグループが1位になったのかを知りたいの。もしかして、あなたが不正Programを仕込んだんじゃ…?」

 

「我が社のアイドル型ヒューマギアのプログラムについて、特にそのようなものは確認できません」

 

AIの言う事なら正確だ、彼女が言うならその通りだとも言える筈がなかった。そこでダイヤが更なる疑念を持ち始めたからだ。

 

「その情報は本当ですの?あなた、秘書がAIなのをいい事に彼女にも不正プログラムを仕込んでいるのでは?」

 

「いやいや!俺は不正プログラムの仕込み方なんて知らないって!!ヒューマギアがどんな仕組みなのかもわからないし!!」

 

「社長でありながらAIの仕組みを知らないとはどういう事ですか!!そんな苦し紛れな言い訳が通じると思ってますの!?」

 

「お、お姉ちゃん!また暴走してるよぉ!」

 

ルビィは或人に掴みかかろうとするダイヤを慌てて止める。同時にイズが何かを思い出したかのように、或人に話しかけた。

 

「或人社長、そろそろ緊急会議の時間です。移動の準備を」

 

「あ、もうそんな時間?ゴメン、俺忙しいからもう行くよ!」

 

「ちょ、お待ちなさい!!」

 

或人とイズは鞠莉達の横を急ぎ足ですり抜けながら去って行く。どうも怪しさは拭えない。

 

「怪しいねぇ…明らかにあれは何かを隠蔽しようとしているよ」

 

「ルビィもそう思う…社長なのにAIの仕組みを知らないなんて変だもん」

 

「そもそも何故あんな若い方が社長ですの!?教養が成っていませんわ!!」

 

「ん〜…彼、そんなに怪しいかしら?」

 

果南と黒澤姉妹が或人を疑う一方、鞠莉だけは彼が本当に不正を働いたのかむしろそちらの方が疑わしかった。

 

「よく知らないけど、ヒューマギア?の開発は開発部がしているんじゃない?仕組みを知らない社長が直々にやるなんて事ある?」

 

「そうだけど、指示した可能性もあるよ?」

 

「それもないと思うわ。そもそもAIの事を知らない人間が不正Programを仕込もうなんて発想に至るかしら?仮にLalala Loversを応援しているとしても、そこまでは考えないでしょう」

 

そこで果南達も考え込んだ。鞠莉の考察にも一理あるからだ。

 

「あれ?鞠莉ちゃん達だ。何してるの?」

 

ふと、前から曜が現れ鞠莉達に話しかけて来た。この時間は警察の仕事をしている筈だが、何かあったのだろうか。

 

「このイベントで不正疑惑があって、それについて調査してるんだ。曜は?」

 

「私は『ドームの道化師』の噂についての調査だよ。聞いた事ない?」

 

「ドームの道化師?」

 

「ここでスクールアイドルのイベントがある度に出没する謎の存在らしいよ。今回も歪な姿をした怪人を見たって通報があったけど、特に被害もなくて動けないから私が個人的に調査する事にしたんだ」

 

「怪しい人影?まさかドーパントとか?」

 

「目撃者の証言によると、顔に針みたいなのが生えてたらしいし可能性はあるよ」

 

「ドゥームの道化師ねぇ…もしそれがドーパントだった場合、不正疑惑と関係があるのかしら?」

 

「とりあえず、一旦部室に戻らない?今あるキーワードで検索してみようよ」

 

「そうですわね、少なくともわかる事はあるかもしれませんし」

 

「私ももう少しだけ調べてみるよ。有力な情報があったら連絡するね!」

 

鞠莉達は浦の星女学院へ戻り、曜は狩野ドームの調査を再開しようとしたその時…

 

「キャアアッ!?」

 

何処からか女性のものと思われる悲鳴が曜の耳に飛び込んできた。角を曲がると、そこには座り込んでいる女性が。

 

「どうかしましたか?」

 

「今そこを不気味な姿の化け物が横切っていたんです…!」

 

「不気味な姿の化け物…まさかドームの道化師?とりあえず、ここから避難して下さい!私がそいつの正体を暴いてみせます!」

 

曜は万が一に備えて女性を逃がす。女性の姿が見えなくなったのと同時にアクセルドライバーを装着し、彼女が見た化け物が何者かを突き止めるべく動き出した。

 

「あれは…!」

 

化け物の通ったと思われる方向へ進むと、前方の数メートル離れた所にはドーパントらしき怪人がいた。あれがここに出没すると噂されているドームの道化師なのだろうか。

 

「逃がさないよ!変…身っ!!」

 

\アクセル!/

 

曜はアクセルに変身、すぐさまバイクフォームに変形し怪人を追いかけた。あまり距離がなかった為か、たった3秒程でその怪人に追いつきそのまま突撃した。

 

「何だ!?滅亡迅雷.netか!?」

 

「滅亡…?なんの事かさっぱりだけど、これ以上変な噂を流すのはやめてもらえないかな?」

 

「こんな所で捕まってたまるか!」

 

怪人の顔にはピノキオを彷彿とさせる長い鼻、身体中には拷問器具や針のような意匠が見られた。何のメモリのドーパントなのかは想像もつかない。

だがそんな事は二の次だ。アクセルは襲いかかって来るドーパントに対しエンジンブレードで応戦した。ドーパントはこれといった武器や能力を持ち合わせていなかった為か、今まで戦った事のあるアイスエイジやジャイアントと比べても遥かに戦闘力が劣っていた。

 

「これで終わりだよ!観念しなさい!」

 

\エンジン!マキシマムドライブ!/

 

アクセルはエンジンブレードのトリガーを引き、Aの文字を描くようにドーパントを切り裂いた。

 

「まずい…『私のメモリが、バラバラに!』」

 

ドーパントは最後の足掻きとでも言うかのように口から針を飛ばす。針はアクセルに刺さったが、特にダメージが入るような攻撃ではなかった。結局、ドーパントはまともに戦う事なく爆散、アクセルの前に敗れたのだった。

 

「よし、メモリを回収して使用者は…っていない!?逃げられちゃったかぁ…」

 

何故かドーパントの変身者はそこにおらず、破損したメモリのみが落ちていた。変身を解いた曜はそれを袋の中に回収し狩野ドームをあとにした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「最初のキーワードは『飛電或人』『ドームの道化師』」

 

一方、リボルギャリーの格納庫では果南が地球の本棚に入り飛電インテリジェンスとドームの道化師の関連性について検索を行なっていた。2つのキーワードを入力するが、該当する本はなく周りから全ての本棚が遠ざかってしまった。

 

「ありゃ?ダメか、データがない。じゃあ『飛電或人』のみで検索」

 

『Aruto Hiden』の文字が目の前に浮かび上がり、続けて蛍光イエローの本が現れる。果南はそれを粗方読んだ後、地球の本棚から出てダイヤとルビィに内容を報告した。

 

「飛電或人、生年月日は1997年5月1日。飛電インテリジェンス創業者・飛電是之助の実孫であり、売れないピン芸人アルトとして遊園地で活動していた。現在は祖父の指名により飛電インテリジェンス2代目社長に就任、AIテクノロジーについては勉強中である…との事だよ」

 

「なるほど…AIについて知らないというのはどうやら嘘ではなさそうですわね」

 

「じゃあ、鞠莉ちゃんの言う通り社長さんは白の可能性が高いかもしれないね」

 

「あ、やっぱりここにいたんだ」

 

果南達が話していると、格納庫に曜が入ってくる。

 

「曜さん、ドームの道化師について何か掴めたのですか?」

 

「ドームの道化師はやっぱりドーパントだったよ。もうメモリブレイクも済んでる。まぁ犯人には逃げられちゃったんだけどね…」

 

「そいつが不正審査と何か関係してるかもね。あとはメモリ名を特定し、犯人を逮捕する事だね」

 

「うん。ちなみに、ブレイクしたメモリはこれだよ」

 

曜は先程回収したメモリを果南達に見せるのだが…

 

「…あの、曜さん?私達をからかってます?」

 

「それ、どう見てもガイアメモリじゃないと思う…」

 

どういう事か。疑問に思った曜は袋の中を確認すると、その中には破損したガイアメモリではなく、何故か2つに割れた水ようかんの箱が入っていた。

 

「えっ!?なんでこんなのが…メモリは!?」

 

「いやそれはこっちのセリフですわ!!」

 

ズボンのポケットの中身を探るもメモリは見つからない。確かにメモリはこの手で袋の中に入れた筈だ。

 

「なるほどね。曜、何かそのドーパントとの戦いで気になった事とかない?」

 

「えっと…そういえばメモリブレイクする直前に針みたいな攻撃を受けたような?全く痛みとかは感じなかったんだけど…」

 

「針かぁ…もしかしたらそれが奴の能力かもしれない。幻術かなんかを使うメモリのドーパントだろうね」

 

「となると、ドーパントはまだ倒せていないという事ですか?」

 

「そ、つまり曜はまんまと術に嵌ったという訳」

 

「うわぁ…もっと慎重にならないとなぁ」

 

曜は頭を抱え、自分の詰めの甘さを直すべきだと自覚するのだった。

 

「そういえば鞠莉ちゃんは?」

 

「鞠莉ちゃんはLalala Loversの人達が通う高校に行ってるよ。飛電じゃなくて、メンバーの家族とか生徒・先生が犯人の可能性もあるって」

 

果南達が飛電と不正審査の関連を調べるのに対し、鞠莉は逆に関連性がないと考えていた為、その両面から調査するべく二手に分かれていた。その割に何故数が均等でないのかというと、鞠莉以外全員が飛電が黒という疑惑を持っていたから、というのが理由である。

 

「とりあえず、こっちはこっちで調査を進めるよ。今度のキーワードは『飛電インテリジェンス』で行ってみよう」

 

「了解…って言いたいところだけど、松城さんから早く戻って来いってメール来ちゃったよ。私も仕事の合間に調べてみるね!もしそっちの方で犯人がわかったら海未ちゃんにも報告するから」

 

曜が沼津署に戻り、鞠莉はLalala Loversのメンバーの在学校、果南と黒澤姉妹が地球の本棚やインターネット等を活用しそれぞれ調査に当たるのだった。




<次回予告>

???「私がスクールアイドルなんてやっちゃダメなんです…!」

鞠莉「あなたにとってのアイドルってその程度のものだったの?」

ゼロワン「お前を止められるのはただ1人、俺だ!!」

果南『違う違う、それを言うなら俺"達"、でしょ?』

次回 嘘つきなL/"大好き"を歌え/オレは社長で仮面ライダー
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