ある日の午後、竜騎のアジト(家)で次の合同ライブの練習について話し合いをしていた。
「次はポピパと合同ライブがあるから、一緒に練習をする事になったわ。」
「ポピパ…正式名称は『Poppin’Party』だったか?」
「えぇ、貴方も既に知ってるみたいね」
「ポピパかぁ……アッチの意味で大丈夫かな?」
「アッチ?」
「竜騎がポピパのメンバーに取られないか心配なのよ!」
「初対面で無いと思うけど…」
「アフグロに至っては、まだ勧誘しているのは何故かしら?」
「そうですね…そうなった場合はRoseliaの活動にも支障が出ます」
「竜騎さん…断って、下さいね?」
「は、はい………」
『翌日』
バイクを走らせて『Circle』に向かう竜騎。風を突き抜ける感じを堪能していた……
「あの、私友達と待ち合わせてるので…」
「良いじゃん、バンド練習よりもカラオケに行こうぜぇ」
「そうそう、そのお友達も一緒にどうよ?」
「えっと………」
ナンパされて困ってる状況を見なければの話けど…放って置く訳にもいかないので、助ける事にした竜騎。
「チェックサム・ドラゴンを特殊召喚」
「ん?…な!?」
「グオオォォ!!」
「ひ、ひぃ!?何だコイツ!?」
「ヤベェ、逃げるぞ!!喰われる!!」
ナンパコンビは恐怖を抱いたのか逃げて行った
「大丈夫?」
「は、はい!助けてくれて、ありがとうございます!私、戸山香澄って言います!」
「もしかして…君がポピパの?」
「はい!ポピパのボーカルとギターをしています!」
「そうなんだ。俺は辰巳竜騎、宜しく」
「ほわぁ…」
「ん?何か顔に付いてる?」
「はい、キラキラの流星が!」
「流星?」
突然の事を言い出すので、竜騎はポカンとした表情になった。
「はい!凄くキラキラしてます!」
「そ、そう…(汗)あ、何処かに向かってたの?」
「はい、Circleで今日は合同練習に向かってるんです!」
「俺もなんだ。良かったら、バイクの後ろに乗る?」
「良いんですか?ありがとうございます!お揃いだなんて、凄くキラキラドキドキです!」
(テンション高い…)
こうして竜騎は救出した戸山香澄と共に『Circle』へと向かった。香澄の抱き付いてる姿はまるでコアラの様だった事は言わない竜騎であったが……
『Circle』
「はぁ……香澄の奴、遅えなぁ…」
「パンでも食べてるのかな?」
「そうなの!?ウチもチョココロネ食べたかったのに…」
「って、何でパンになってんだよ!?単なる寝坊だろ……」
「あはは、香澄だからね…」
まだ来てない香澄の事を話している残りのポピパメンバー。そんな時……
「あれ?男の人だ」
「珍しいね、Circleに男の人だなん…て…」
「…沙綾ちゃん、どうした……の?」
「皆どうしたんだよ……ってぇ!?香澄、おまっ、何やってんだよ!?」
Circleに入った竜騎の後ろには香澄がベッタリとコアラの様に引っ付いて居た為、有咲は当然かの様にツッコミを入れる。
「あ、皆おはよー!」
「おはようじゃねえ!!何を知らない人にくっ付いてるんだよ!?」
「この人は流星の様にキラキラしている運命の人なんだよ」
「う、運命の人!?いきなり素性の知らない人にくっ付く奴があるか!!」
「否定出来ない…」
「だって、一目惚れしたんだもん!」
「……一目惚れ?」
「うん、一目惚れ!」
「か、香澄……?」
「どうしちゃったの、香澄ちゃん…?」
「えっと………」
「おま、一目惚れって……自分で何を言ってるのか分かってんのか!?」
突然の爆弾発言でポピパメンバーも俺も大混乱。だが…
「りゅ~き~?どう言う事かな~?」
「!?」
「キッチリと説明して貰おうかしら?」
背後から目が笑ってないリサと冷たい視線を向ける友希那が居て、空気が凍り付いた。
To be next アクセラレーション
香澄が堂々と一目惚れ。次回はどうなる事か…
此処までご観覧下さりありがとうございました!