青薔薇の黒竜   作:D・MAKER

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セッション1:黒竜

「此処が今日から俺の家か・・・」

 

 

竜騎は父親名義での自分の新しい家に着いた。その家は1階がガレージになっており、バイクを置くには都合が良かった。荷物を整理し、夜を迎え、明日には買い物や町を見ようと計画していた。

 

 

*

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*

『翌日』

 

竜騎は町を見ながらも必要な物を購入し、パン屋でパンを買って家に帰る所。時間は夕方辺り、そんな時に・・・

 

 

『おいおい・・・やべぇぞアレ・・・』

 

「?」

 

『あの女の子・・・マズいぞ・・・』

 

「・・・・・・!」

 

 

現状を見ると、ギターを持った水色の長髪の女子生徒が見ても分かる位のナイフを持った中年男性に襲われてる最中の様だ。

 

 

「グヘヘ、そのギターを渡せば命だけは助けるぜぇ?」

 

「近寄らないで下さい。貴方に渡す必要等、尚更ありません!!」

 

「良いから寄越せ!!!!」

 

「!!」

 

 

男が女子生徒をナイフで襲おうとした時に、その間に竜騎は走って間に入ろうとする。

 

 

「!?」

 

「どけぇええええええええええ!!」

 

「フッ!」

 

「あでっ!?」

 

 

竜騎は男の持っていたナイフを蹴り上げ、そのナイフは犯人の足元へ落下する。その光景を見た女子生徒もだが、周りも驚きを隠せなかった。

 

 

「この野郎・・・邪魔しやがって・・・」

 

「・・・・・・」

 

「何とか言え!!」

 

「・・・・・・おい。」

 

「あぁん!?」

 

「今すぐに牢屋に行くか、この世から消え失せるか、何方か選べ・・・。」

 

「この野郎・・・」

 

「其処の不審な男、何をしている!!」

 

「げっ!?」

 

 

丁度周りが警察に通報したのか、警察が到着し男は逮捕された。

 

 

「ま、自業自得だな・・・」

 

「あ、あの・・・」

 

「ん?」

 

 

竜騎がパトカーを目で追っていると、先程の少女に声を掛けられる。

 

 

「どうした?」

 

「先ほどは助けて頂き、ありがとうございます。何とお礼を申せば・・・」

 

「気にする事はないさ。俺が放って置けないと判断したから、そうした。」

 

「そうですか・・・それでも、本当にありがとうございました。」

 

「そのギター、相当愛されてるな。」

 

「え・・・?」

 

「きっと、良い音が聞こえるんだろうなって。」

 

「あ、ありがとうございます。」

 

「じゃあ、俺もそろそろ・・・」

 

「ま、待ってください!!」

 

「ん?」

 

 

竜騎は去ろうとすると、女子生徒に呼び止められる。

 

 

「その・・・貴方もギターをされていたりはしますか?」

 

「ああ、数年前からソロでしてる」

 

「あの・・・突然で申し訳ないのですが・・・」

 

「?」

 

「私にギターを教えて下さい!!!」

 

「・・・・・・!?」

 

 

女子生徒はギターを教えて欲しいと竜騎に頼み込む。

 

 

「俺が君に・・・か?」

 

「はい、私はバンドでギターをしてるんです。私は、バンドの仲間達と頂点に立ちたいんです!」

 

「頂点・・・(何故か“アイツ”を思い出す)分かった、少しで良ければ付き合おう。」

 

「ありがとうございます!!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

それから女子生徒のギターの練習に付き合う事にした。彼女は自分の演奏を竜騎に一通り弾いた。

 

 

「成程、俺の予想以上に良い音だった。」

 

「本当ですか!?」

 

「ただ・・・」

 

「ただ・・・どうしました?」

 

「指を無理させてる所があったが、かなり負担を掛けて無かったか?」

 

「!!(普段は誰も気付かなかった所に気付くなんて・・・やはりこの人は只者では無い・・・)」

 

「そう言った場合は指をこうすれば良い。そうすれば負担もかなり軽減出来る。」

 

「は、はい・・・やってみます。」

 

 

女子生徒は竜騎の言われた通りに弾いてみる。すると先程とは比べ物にならない位に上手く弾けていた。女子生徒

もその事には驚きを隠せなかった。

 

 

「凄い・・・先程とは全然負担が掛からない・・・」

 

「君自身の進化の1歩と言う事だ。」

 

「本当にありがとうございました!もっと頑張って、上達します!」

 

「そっか、それは良かった。じゃあ俺もそろそろ此処で。」

 

「あ、最後に良いですか?」

 

「ん?」

 

「私は氷川紗夜と言います。お名前を教えて頂けませんか?」

 

「俺は辰巳、辰巳竜騎。じゃあ!」

 

 

竜騎はそう言って女子生徒・・・氷川紗夜に言ってバイクを取りに去って行く。その背中を見て紗夜は・・・

 

 

紗「辰巳さん・・・素敵な方でした。また、会いたいです・・・」

 

 

紗夜はそう呟いた。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『竜騎のガレージ』

 

 

「ニャー。」

 

「ただいまロゼ。夕飯にしようか。」

 

「ニャー♪」

 

 

竜騎は自分の飼っている猫、ロゼにそう言ってご飯を上げる。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『翌日』

 

 

紗夜は竜騎に教えて貰った通りに演奏し、以前よりも自身を持って挑む。練習が終わり、Roseliaのメンバーで話し合っていた。

 

 

友「紗夜、以前よりも演奏が上達してるけど、一体どうしたの?」

 

紗「え?急にどうしたのですか?」

 

友「いえ、昨日よりもスムーズに演奏が出来てたから、少し気になったの。」

 

紗「昨日、私を助けてくれた命の恩人の方が、ギターを持ってたので、教えて頂いたんです。」

 

あ「それって、練習前に言っていたナイフを持った不審者から助けてくれたって言う人ですか?」

 

紗「ええ、その方よ。」

 

リ「その話を聞いた時には凄くヒヤヒヤしたよ~。何かあったらどうしようかと・・・」

 

燐「氷川さんが・・・無事で・・・よかったです。」

 

紗「ええ、これも命の恩人である“辰巳さん”のお陰です。」

 

リ・友「!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

リサと友希那は“辰巳”と言う苗字を聞いて驚きを隠せなかった。

 

 

あ「友希那さん?リサ姉?」

 

燐「どうか・・・したのですか・・・?」

 

友「辰巳・・・」

 

リ「ね、ねぇ紗夜?その・・・辰巳って言うのは苗字なのかな?」

 

紗「そうですが・・・?」

 

リ「下の、下の名前は・・・何て言ってた?」

 

紗「?・・・“竜騎”と言ってましたが。」

 

リ・友「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

紗「今井さん?湊さん?どうしたのですか?」

 

友(竜騎・・・竜騎ってまさか・・・)

 

リ(竜騎が・・・竜騎が帰って来たんだ・・・!)

 

紗「あの・・・大丈夫ですか?」

 

あ・燐「?????」

 

 

 

 

ネクストセッション!

 

 

 

 

 

 

 




キャラ紹介2


ロゼ

・メス、猫


竜騎が飼っている黒猫。尻尾にはリボンを付けており、生後半年で竜騎によく甘えているが、竜騎のバンドを聞いて育っているので、竜騎が作った小型のキーボードやドラムを演奏出来る。
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