今日の竜騎は商店街にある『羽沢珈琲』と言う喫茶店に来ていた。
「さて、初めてだから……何にしようか迷う……」
竜騎がメニューを見て悩んでいる。
「ご注文はお決まりですか?」
「え…えっと、実は此方の店は初めてで……おススメは無いかなぁって。」
「でしたら、此方のコーヒーと季節のケーキセットがおススメですよ!」
「では、そのセットを1つ。」
「ありがとうございます!」
少女はそう言って厨房へ行こうとする。だが…
「おい姉ちゃん!」
「は、はい?」
「このケーキ、虫が入ってんぞ!」
「え、すっすみません!」
「謝るだけで済ますんじゃねぇぞ?あぁ?」
「ひっ…」
威圧的な男の怒鳴り声に若干、少女は涙目を浮かべている。そんな時…
「アンタ…つぐみに何してるの?」
「あぁ?」
「つぐみに手を出すなら、アタシ達が許さないぞ?」
「そ~だ、そ~だ~」
「セクハラで訴えますよ!」
現れたのは店員の娘の仲間と思える4人の少女。1人は赤いメッシュが入っている少女、確かこの娘は…そう、After growのボーカルだ。そのボーカルを筆頭に他のメンバーも男を咎める。
「うっせぇんだよ!お客様は神様なんだ!だいたい、ケーキに虫を入れてるのが問題だろうが!」
「つぐみがそんな事すると思ってる訳?」
「あぁ、さっきから本当にうぜぇ!!とっとと失せろ!!」
「ら、蘭!?」
「!?」
男が蘭と呼ばれてる少女に殴りかかろうとした…その時…
「いっイデデデデ!?」
「え?」
「失せるのは貴様の方だが?自演自作の犯罪者?」
「自演…自作?」
「なっ何を言ってやがる?」
「この虫、ガチャのオモチャだから。」
「詐欺じゃん!?」
そう、止めに入った竜騎が虫がオモチャである事を証明した。よって、男のクレームは詐欺である。それをバラされた男は顔を真っ青にして、慌て始める。
「え、えっと…た、たたたタダもド、ドッキリですから…落ち着いて…(汗)」
「確かその制服、有名な高校のだよなぁ…さっきのやり取りを動画で撮ったの送って良い?」
「!?や、止めろ!や、止めて下さい…。それを出されたら退学になっちゃいますよぉ…お願いです!もうしませんから!!」
「あ、間違えて送った…」
「そ、そんな…」
「あ、因みに警察にも通報したから、来世でなぁ…」
「うわああああああああん!?」
「お兄さんやりますなぁ~」
「クレーマー…キモい」
その後、クレーマー男は警察に連行され、将来が真っ暗になったのはまた後日…
「あ、あの…ありがとうございました!」
「あぁ、別に気にしないで良いよ」
「あ、お兄さんってもしかして、Roseliaの6人目の人ですよね!?」
「そう言えば、この間のライブで居た…名前は確か…」
「辰巳竜騎だけど」
「あ~、もしやリサさんの恋人さんですか~?」
「うん、リサと付き合ってる」
「そうなのモカ!?」
「うん、リサさんから最近よく話題に出てるから~」
「早く言ってよ~!」
「ひまりちゃん(汗)」
「賑やかだね、オタクら…」
「あ、すみません。私、上原ひまりって言います!」
「あ、私も助けて貰ったのにまだ名乗ってませんでした。先程はありがとうございます、羽沢つぐみです!」
「あ、アタシは宇田川巴って言います!」
「宇田川…もしかして、あこのお姉さん?」
「そうです。あ、あこの言ってたおにーちゃんって言うのは…」
「俺の事」
「何時もあこがお世話になってます!」
「次はモカちゃんで~す!」
「苗字が分からない…(汗)」
「モカちゃんは青葉モカって言います」
「あ~、折角クイズしてたのに~」
「クイズだったの!?」
「アハハ…で、最後は…」
「…美竹蘭です」
「ちょっと蘭、もう少し元気な挨拶しないと!」
「何時も通りだけど…」
「そっか…ま、人それぞれだしね」
「どうも…」
「あ、ケーキセットお持ちしますね!」
そう言ってつぐみは直ぐに注文のケーキセットを用意してくれた。
「この珈琲とケーキ、凄く美味しい!」
「ありがとうございます!」
「ん?メッセージ…あ、リサからだ。『今から会える?』か、了解」
「リサさんとデートですか~?」
「さぁ、要件は何だろう?ご馳走様、会計お願いしていい?」
「あ、はい!ありがとうございました!また来てくださいね!」
会計を済ませた後、竜騎は店を出てリサの元へ向かった。
「………」
「蘭~、あの人が気になるの~?」
「あの人…引き抜けないかな?(ボソリ)」
「え?」
「いや、何でも無い…」
蘭はヒソリと言った事を誤魔化した…だが、後に実行する事になるのは遠くは無かった…
-竜騎の自宅前-
「竜騎~♪」
「ゴメン、待たせた」
「大丈夫だよ♪あのさ…今度、デートしない?」
「わお、先に台詞を言われてしまった…」
「ふふ、先に貰っちゃったぞ~♪」
「じゃあ、プランは俺の方で良いのあるからさ。楽しみにしてて」
「うん、楽しみにしてるよ!」
リサと2人でデートの約束をした。だが…この時知らなかった…まさか、あんな展開を誰が予想できたのだろうか………
To be next アクセラレーション
1年以上も更新を放置してしまい、大変申し訳ございません!
相変わらずのナメクジ更新でございますが、ここまで読んで頂いた読者様、ありがとうございます!