ニーベルンゲン・シックザール〜竜殺しの英雄譚〜   作:ソール

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娘の本当の力

 

聖夜祭前に、俺たちはイヴィルス所属のヴィトー達と激突する

 

ヴィオラスもヴィルガも多数居て、厄介にも武器を突き刺すことはできない。先ほどはベルとリューが魔法で多少片付けてくれたが、次はベル抜きで俺とリューで、魔法を使わないとならない

 

なぜならヴィルガと言う芋虫系のモンスターは、体内に溶解液を含んでおり、『アダマンタイト』でも溶かす、危険なモンスターである。そのため

 

ベルはヴィトーに向かっている。それ以外のリュー達に指示を送る

 

 

「リューとアーニャはヴィオラスと言う花型のモンスターを倒せ!奴は根が硬いからしっかり斬らないと死なないぞ!クロエとルノアは団員を潰せ!手加減抜きでいいぞ!あの芋虫のヴィルガは俺がやる。俺以外は他に手を出すな!溶解液で溶かされるぞ!」

 

「はい!」

 

「わかったにゃ!」

 

「私もわかったけど・・・」

 

「あの芋虫に手を出すなってどういうことジーク?溶解液ってなにさ!?」

 

「今見せてやるさ、こいつの恐ろしさをな」

 

 

皆、俺の送った指示を理解して、その通りに動くのだが、一部だけ、俺以外はヴィルガに近づくなと言う意味は理解していなかった。

 

これはどういうことなのか、溶解液と言うことが含まれていることだけ聞いたが、それだけではルノアとクロエは理解できなかった

 

その意味を教えると、俺は奴らに向けてムスペルヘイムを放つ

 

 

「ムスペルヘイム!!!」

 

 

『『『『『ガアアアアアアアアア!!!』』』』』

 

 

手の平から放たれる炎の大波に、奴らを容赦なく燃やしていく。すると

 

奴らの体から、紫色の液体が噴き出し、近くにあった雪で積もった木に濡れると、一斉に泥のように木が溶け出す

 

 

「なにあれ!?溶解液って、まさかあの芋虫の体内に溶解液が含まれているってこと!?」

 

「木が簡単に溶けた!?」

 

「これでわかったか?だからあいつらは俺がやるから手を出すなよ!アダマンタイトの武器も溶ける。上級溶解液だ!」

 

「わ、わかった!」

 

「あれじゃあ私とクロエじゃあ簡単に泥よ!」

 

 

理解できたようで、ヴィルガは俺が片付けるとクロエとルノアは団員を片付けることを優先する。俺は溶解液を撒き散らすヴィルガを始末する。俺のグラムなら溶解液にも耐えられる最上級魔剣であるため、ヴィルガに溶かされずに済むが、奴は口からも溶解液をブレスのように吐き出すため、それをされる前に確実に仕留める

 

そのためには

 

 

「第三連歌唱!!ヨトゥンヘイム!!ニブルヘイム!!ムスペルヘイム!!!」

 

 

『『『『『『『ガアアアアアアアアア!!??』』』』』』

 

 

俺のレアスキルを使って、三回連続で魔法を一気に周囲に、ベル達が当たらぬように放った。

 

俺のレアスキルの一つ。

 

 

詠唱凱歌(ツオバー・ヴァルツアー)

 

 

詠唱省略&連続に魔法を連射可能。ただし連続三回まで。アースガルズの全てを放った。それでなんとかヴィルガを全滅できることができた。まさかこんなに簡単だったとは、ヴィトーはあまり連れてこなかったと判断する。なんにしても簡単に敵を全滅できたのは運が良い。これでアーニャ達の加勢に向かうことができる

 

 

「クロエ!ルノア!こっちは澄んだ。今から加勢する!」

 

「早!?流石はレベル6!」

 

「流石はジーク。あんな芋虫もあっさり全部倒すなんて、もう私は驚かないわ」

 

 

「くそ!?ヘラクレスがヴィルガを全滅させた!?」

 

「おのれ!黒竜殺しの英雄め!!」

 

 

「観念することね!」

 

「もうあなた達に勝ち目はないわ。降参することね!」

 

 

俺が加勢に加わると、イヴィルスの団員たちは焦りな顔を見せる。先ほどまでルノアとクロエの二人だけで余裕な気をしていたようだが、そこへ俺が加わるだけで一気に青ざめた顔をする敵達

 

まさかヴィルガがこんな簡単に全滅させられるなど、思いもしなかっただろう。体に溶解液を含んでいる怪物なら苦戦すると考えたのだろう。しかし俺には通用しない。俺は前から溶解液を体に含むヴィルガを知っていたから対応できただけのこと、俺がなぜヴィルガのことを知っているかと言うと、以前ファーブニル事件の時にリヴェリアたちに協力をして貰う代わりに、クノッソスに侵入してクノッソスの鍵を盗むために、タナトス・ファミリアを襲撃した。その際、ヴィルガと交戦した。その時に奴の体を切り刻んだ後に、赤い血ではなく、黄色い液体なのが噴き出したのを気づいて、体に当たらないように避けたが、壁に濡れてその壁が一気に溶けたのを気づいて、ヴィルガの体の中には溶解液が含まれると学んだ。その時グラムで斬ったからなんとかなったが、そうでない武器ならとっくに武器も溶かされているのだと認識した

 

まあ、こんな感じでヴィルガももう経験済み。もう俺には通用しなかった

 

ヴィルガが通用しないとわかった。イヴィルスの教団は、このままでは不利な状況であると認識し、次の手段を使う

 

 

「こうなれば!」

 

「ああ、この身を捧げるしかない!『道連れ』だ!」

 

 

「また爆破か!・・・っ!地面に『火炎石』!くだらん真似を!」

 

 

イヴィルスの団員は俺たちを道連れにするために、自身の体に爆弾が巻かれていた。奴らの得意技で、道連れをしようと自爆して、その爆破を俺たちにも巻き添えを掛けようと、爆弾に手を掛けようとする

 

それだけでなく、その爆破を更に悪化させて広げようと、いつの間に火炎石を地面に埋めていた。火炎石は火薬を増大にさせて火力を上げる原石。爆破の衝撃も受ければ、その爆破も受け止めることのできない大きな、それをこんな綺麗な場所に埋めるとは。相変わらず外道な手段を使う

 

俺はともかく、ルノアとクロエじゃあ防ぎ切れないと判断し

 

 

「クロエ!ルノア!手荒に扱うぞ!グレイプニル!」

 

「え!?なに!?鎖!?」

 

「ジーク!?なにすんの!?きゃ!」

 

 

「ただでは死なん!お前達も道連れだ!タナトス様!この身を捧げます!」

 

 

素早く俺はルノアとクロエをグレイプニルで引っ張って、俺の近くへ引き寄せ、爆破を食い止める防御魔術を展開する

 

 

「ぬ!スヴェルヘイム!!」

 

 

「この命を我が神に!!!」

 

 

「うわ!?」

 

「なに!?」

 

 

ドアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!

 

 

闇派閥の団員達は自身に身につけていた爆弾を、涙を流しながら自身の身を案じずに無闇に起爆させた。大きな爆破を起こして、地面に埋めていた火炎石が爆破の威力を大きくする。もはや魔法で放ったようなものだ。しかし、スヴェルヘイムはそれすらも防ぐ。だからどれだけ爆破を大きくしてもこの爆撃は防げる

 

少しだけ経って、爆破が納まると、もう教団の敗れた衣服だけが残り、遺体の一つも残っていなかった。

 

 

「納まったけど・・・・」

 

「まさか自爆をしてくるなんて・・・」

 

「流石はタナトスの眷属のだけはあるな、死ぬことにためらいが無いのだからな、それが無駄死にでもな」

 

「こんなの人のすることじゃあ・・・」

 

「ああ、だが狂気に走るのも人間だ。これは受け入れるしか、なにもできない」

 

「こんな死に方。絶対におかしいわ」

 

「そうだな、教団が選んだことにしても、死が救いであると思うなら、本人の選択したことなら、俺は否定はしない。残酷な死に方でもな」

 

 

ルノアもクロエも、ステイタスを一応持って、それなりの暗殺と賞金稼ぎを何度も過去にしていた。だから人が死に行く光景は何度も経験してはいるが、それでもこんな残酷な死は見たことはない

 

いくら人の死を見慣れている二人でも、こんな死に方だけは見たくなかった。これが人の死に方の中で一番残酷だと言った

 

俺は戦争経験者だから、この程度の残酷も簡単に受け入れることはできる

 

だから

 

 

「弔いだけはしておこう。残った痛いくらいはいくつかここに埋めてあげよう」

 

「ええ、その方がいいわね」

 

「うん、そしてこんなことをさせる。あの客も・・・・・・・絶対に許せない!」

 

「そうだな、だがそれはベルに任せているから俺たちが手を出すことはできない、今はアーニャとリューの加勢だ!次の加勢に向かうぞ!」

 

 

俺たちは次の加勢に向かう

 

敵が無残な犠牲をしても、まだ戦いは終わっていない、すぐにでも、まだ敵であるヴィオラスが残っている。それを相手にしているアーニャとリューの加勢に向かう

 

どんどん敵をここまで攻めて倒して入るけど、おそらく、最後の切り札であるデミ・スピリットのために死体を用意をしているのかもしれない。こいつが強くなれるように、ヴィルガとヴィオラスの魔石を用意するためにも、俺たちに殺させている。そして教団の荷物から大量の魔石も、これもヴィトーの罠だと思った

 

しかしだ

 

 

『もう目覚めるのは見えている』

 

 

今は目の前の敵を殲滅することに優先する。デミ・スピリットはその後だ

 

 

あとは

 

 

 

 

今黒幕であるヴィトーだが、今はベルに任せるしかない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベルにヴィトーを任せて、俺たちが他を片付けている間に、ベルは一人でヴィトーに戦いを挑む

 

戦況としては

 

 

 

「ぐわ!?・・・・ぐう!」

 

 

「この程度ですか・・・・あの英雄ヘラクレスの仲間な筈ですから、かなり強いのかと思いきや、相手にもなりませんね」

 

 

「はあ・・・はあ・・・・・」

 

 

悪い戦況だった。ベルがヴィトーに追い込まれていた。ベルはレベル4まで至っている。そんなレベル4のベルがここまで追い込まれるなど、普通ならあり得ないだろう。もしこんな状況があり得ると言うなら、答えは一つ

 

 

 

ヴィトーも『レベル4』だからである

 

 

 

同じレベルなら、腕の良し悪しで圧倒されてもおかしくない。ヴィトーの方がステイタス持ちの人間相手の戦いに慣れている。相当七年前もかなりの敵としての戦力があったに違いない

 

ベルの相手にしては、かなり苦戦を免れない強さを持つ敵だった。ヴィトーはそれ程の力を持っているからなのか、ベルを簡単に追い込んでしまったは故に、俺の仲間とは思えんとあまりの弱さに侮辱をしてくる

 

 

「これがあのリトル・ルーキー。英雄ヘラクレスの仲間でありながら、この程度だったとは、ガッカリにも程があります!」

 

 

「ぐわ!?・・・・・ぐう!」

 

 

「これなら英雄ヘラクレスの相手をした方がマシな程です。なぜあなたが私の前に立ち塞がるのか、不思議なものです」

 

 

「僕は貴方を止めたいだけです。ジークさんなら簡単に貴方を殺してますよ。それ程ジークさんが英雄だからと言って、敵まで優しくないですから・・・・」

 

 

「何が言いたいんです?」

 

 

「僕は貴方を止めるためにここまで来ただけで、殺しに来たわけじゃないです。僕はジークさんみたいに相手を殺す程の覚悟はありません。あの人は人殺しを背負ってでも、家族を守るために人殺しをする人なんです。仲間であるジークさんを、これ以上ノエルちゃんのためにだからと言って、殺しをさせたいために、僕が貴方を止めるんです」

 

 

「ふん、家族想いなのは立派ですよ。家族を血で汚さないために、貴方が私を止めるですか、これだけ追い詰められているのに、よくそんな減らず口がまだ出せるものですね!」

 

 

「ぐふ!?」

 

 

「そういうことは私に勝ってから、言うものですよ!」

 

 

ベルは何がなんでも、これ以上家族のためだからと言って、人殺しをさせるのを阻止しようと、自分から進んでヴィトーを止めようと彼の前に立ち塞がるが

 

完全に彼の方が腕が良いのか、逆に追い込まれてしまい。今は地面に這いつくばるも、無理に立ち上がろうにも、ヴィトーが肩を踏んで起き上がらせないようにしてくる

 

家族に人殺しをさせないと言う気持ちはわかるかもしれないが、残念ながら今の状況ならただの口先だけになってしまい、行動に示しが全くできていない。口ではなんとでも言える。それを行動に出さなければ、ヴィトーの今の言葉と言う名の現実に、争うことができなくなる。

 

ヴィトーはベルよりも戦闘経験が強いのか、ベルの動きを完全に読まれてしまっている。同じレベルとは思えん程の強さを持っていた

 

そんな相手にベルが太刀打ちできるだろうか

 

 

と思っていると

 

 

「クラネルさん!!」

 

 

「っ!?リュー・リオン!」

 

 

「リュー・・・さん」

 

「貴方はもう十分頑張った。ここから先は私がやります」

 

 

「ほう、今度は貴方が相手になりますか?。てことは・・・もう他は」

 

 

「ああ、全て片付いた」

 

 

「っ!?ジーク・フリード!?」

 

 

「もうおミャーの仲間は居ないにゃ」

 

「全部倒させてもらったわ」

 

「もうあんただけよ。観念することね」

 

 

「く、流石は英雄ヘラクレスと言ったところですか」

 

 

突然、ヴィトーは横から何か迫ってくる者に気づいて後ろに下がって避ける、そしてベルの目の前に立って現れたのは、リュー

 

ヴィオラスを全部倒し終えて、ベルを助けに加勢して飛んできた。もちろんリューだけでなく。俺たちも飛んで現れる。もう奴が用意した仲間は全て俺たちが倒し尽くした。

 

残るはヴィトーのみ

 

まあ、これで終わる奴ではないことくらい、何か打開策があるはずだと、まだデミ・スピリットが目覚めていないこの状況でも何か企んでいるのではないのかと、俺は思った

 

そう考えていると

 

 

「私の手札は確かに無くなりました。しかし私はこれもわかっていたこと、だから『保険』を用意させていただきました」

 

 

「保険か・・・・・ん?この雪は・・・・魔法か!・・・黒い雪・・・」

 

 

「はい、流石は英雄ヘラクレス。見ただけでそれがわかるとは・・・・」

 

 

「お前の魔法か、これは・・・・まずいな、リュー!その他も!ベルを連れてここから離れろ!」

 

 

「手遅れです!」

 

 

「っ!」

 

 

「ああ・・・・あ・・・・・」

 

「なんにゃ・・・・これ・・・・」

 

「体が・・・・・」

 

「動かない・・・・・」

 

 

突然、俺たちの上空から『黒い雪』が振ってくる。振ってくるこの雪は一瞬で俺は奴の魔法だと気づいた。これに触れてはらないことを皆に伝えたが

 

手遅れであり、もうさっきまで普通にベルの前に立っていたリューも、アーニャ達も全員が倒れていた。ヴィトーの魔法を受けてしまい、動けなくなってしまう。どうやら体に力が入らないのか、まともに立ち上がることができないようだ

 

 

「ふふふ、どうです私の魔法は?まともに魔法すらも発動できない程、身動きのできない痺れが体に響くのでは?私のカース魔法は」

 

 

「く・・・・油断した・・・・」

 

「足まで動けないにゃ・・・」

 

「完全にやられた・・・・」

 

「このままじゃあ・・・・」

 

「て、リューさん・・・皆さん・・・・」

 

 

「残念でしたね。これで私を追い詰めたと思ったことが、仇となりましたね」

 

 

完全に罠に掛かった餌と変わりなかった

 

俺の気配において周囲に奴の仲間はもう居ない。だからもう奴一人だけだと思って油断したのは間違いない。だから奴の魔法発動範囲に入ってしまった

 

 

 

「そうだな、悪くはない。罠を貼るのは上手い。しかし・・・・・『俺には通用しない』」

 

 

「っ!?ぐ!!」

 

 

「悪いな、俺はカース系の魔法は通用しないんだ。特殊なスキルでな。昔から猛毒すら効かない体なんでな」

 

 

「ぐは!?まさか・・・英雄ヘラクレスがこの魔法が効かないとは・・・・先ほどまで姿が見えないなと思えば、私の背後にいつの間に」

 

 

「ジークさんは動いている!?どうして!?」

 

「リューさん!ジークさんはスキルでレアカースでも効かないんです!」

 

 

俺は奴が油断している所を、背後を取って奴の背中をグラムで切り裂いた

 

あの雪を浴びておいて、俺は動けた。俺のレアスキルである。『精霊加護(シュッツ・ガイスト)』召喚精霊達の魔力を通じて状態不能を無効にするレアスキルを持っているため。俺に猛毒やレアカースは絶対に効かない

 

だから奴の魔法は俺には通用せず、この中で唯一俺だけ動けた。これで追い詰め返したと思った。奴の油断が招いた結果である

 

 

「ベルに任せるつもりだが、ベルには悪いが、お前は俺がやる」

 

 

「お、おのれ・・・・・カースも効かないとは、これが英雄か・・・・」

 

 

まさか俺がカースが効かないなど、完全に奴の計画が崩壊した

 

ヴィトーはレベル4で、俺はレベル6。どう考えても俺に敵うはずのない不利な戦況。カースの魔法すら効かないなど、完全に狙いが外れてしまい。またもヴィトーは俺に追い詰められてしまう

 

 

だが

 

 

「貴方に勝つことは確かに私には無理だ。だから・・・・・・こうするしかありません!」

 

 

「っ!貴様!・・・・シル!!」

 

 

「え?」

 

 

ヴィトーも馬鹿ではなかった

 

俺に敵わないことは重々に承知している。だから標的を変えようと、なんの防御の耐性を持たない

 

シルを狙った

 

ヴィトーは腰に収めていた剣を出し、遠くに離れている彼女に向けて剣を向け

 

投げた。レベル4でも遠くに居る敵に剣を投げ込むだけのステイタスは確かにある

 

 

「貴方には悪いですが・・・・死んで貰います!!は!!!」

 

 

「っ!?きゃ!?」

 

「ママ!!」

 

 

「く!」

 

 

ヴィトーは容赦なしに、一般人同然のシルに剣を槍投げのように投げ込んだ

 

もちろんシルは咄嗟のことで避ける暇もなく、レベル4の力量なら一般人に槍を投げ込んでも避けることのできない速さ

 

もちろんそこは『俺も把握』していた

 

だから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザシュ!!!

 

 

「っ!・・・・・・・え?」

 

「パパ!?」

 

 

「がは!!・・・・・・・」

 

 

「ジーク!?」

 

 

俺がシルの前に素早く動いて、身を盾にして。投げ込まれたヴィトーの剣は俺の腹に串刺しにされた

 

こうするしか方法はなく、レベル4の投擲は流石のレベル6でも止められない。でも先に回り込むしかできず、俺は身を盾にするしかできなかった。もう体はファフニールの体になりつつはあるが、まだ腹は黒竜化していなかったため、奴がカースウエポンで無くても、俺の腹に剣で串刺しにされた

 

 

「ジーク!そんな!」

 

「パパ!大丈夫!?」

 

「腹がやられただけだ。まだ戦える」

 

 

「流石は英雄ヘラクレス。身を挺して彼女を守るとは、流石は英雄だけのことはありますね」

 

 

「ごめんなさい。ジーク。私のせいでこんなことに・・・」

 

「君のせいではない。奴が俺に勝てないからと、俺の弱点を狙った。奴の愚行のせいだ」

 

 

「ふふふ、英雄でも弱点がある。貴方はそこに居る店員がとても大事だと、この前の来店した時に気付きました。ノエルちゃんがママと呼ぶくらいですから、そして貴方がパパと呼ばれるのなら、あなたはその店員さんが、恋人だと思いました。狙って正解でしたね」

 

 

「貴方って人は!!」

 

「卑怯者なのはもう知っていることだ。気にする必要はない」

 

 

「そうですね、私はテロリストですから、貴方に敵うことはできませんから、その店員さんを狙うとしましょうか」

 

 

「そんなことをさせるとでも?」

 

 

「ええ、もちろん貴方はその店員さんを守るために、盾になるのでしょう。ですが、そんな状態でも守れるのですか?もしくは彼女が死ぬのではなく、貴方が彼女の盾になって死ぬのですからね」

 

 

「パパ・・・・ママ・・・・」

 

 

「ノエル。君はどっちかを失うのですよ。貴方の大事な家族を全部私が奪って見せましょう」

 

 

「ノエルにふざけたことを・・・・・その減らず口を黙らせるしかないな!」

 

 

俺はヴィトーが投げた剣を腹から抜いて剣はその場に捨て。重症を受けながらも、俺はヴィトーに立ち向かおうと、再びグラムを取って戦おうとする

 

しかし、腹に剣を串刺しにされた重傷は確かに重い。風穴が空いた腹には大量の血が噴き出している。それでもシルを守るためには体を張るしかない。今の状態では魔術も簡単にできない。

 

それでもやるしかないと、俺は苦しながらも。シルを守るために剣を持って立ち上がった

 

 

しかし

 

 

「いや・・・いや・・・・そんなのいや!パパも!ママも!死んで欲しくない!!」

 

「っ!ノエル!よせ!『魔法』を使うな!!」

 

 

 

 

「いやあああああああああああああああああああああああああああ!!!」

 

 

「く!」

 

 

ノエルが俺が殺されるとわかった瞬間、無意識ではあるが俺や、痺れて動けないベル達まで、

 

上位回復魔法を発動した

 

ノエルは『上位精霊』。そんな精霊が魔法を使って仕舞えば。今眠っているデミ・スピリットが目覚めてしまうと、面倒ごとが増えると思ったのだが、俺は重傷だったため止めることが間に合わず

 

ノエルの体から光が溢れ出し、その光が周囲に広がる

 

倒れているベル達にも、その光を浴びる。その光が浴びると、一瞬で

 

 

「っ!体が!?」

 

「動ける!?」

 

「さっきまで動けなかったのに・・・」

 

「しかもさっきより軽い!」

 

「ノエルの魔法!」

 

 

「ふはははは!流石ですノエルちゃん!」

 

 

「く!間に合わなかったが、だが礼を言う。ノエル。おかげで俺の体も完治した」

 

 

ノエルの魔法は奇跡と呼べるような、『完治魔法』。上位精霊であるからこそできる魔法

 

どんな傷をも、レアカースや猛毒さえも全てを完治させる四大精霊にも近づける力を持っている。そのため、さっきまでヴィトーの魔法で動けなかったベル達も軽々と動けた

 

そして、俺の腹も。さっきまで風穴が空いていたのに、今ではすっかりその傷すらも無くなっていた

 

ノエルの魔法がここまで絶大とはな、俺も驚いた

 

 

「パパ!」

 

「ジーク!」

 

「っ!二人とも、もう大丈夫だ。ありがとう。お前のおかげで俺は治った」

 

「うん!パパ!治ってよかった!」

 

 

完治した俺の姿に、ノエルとシルは涙を流して俺に抱きつく。まさかノエルがこのタイミングで魔法を使うことを覚えるとはな、それでけ、俺とシルから幸福や思い出を作れて、魔法を発動することができたんだろう。無意識ではあるが、良い思い出や幸福を得ると、奇跡とも呼べる魔法を発動することができる。それがノエルと言う上位精霊だ

 

しかしだ

 

 

「ありがとう。ノエルちゃん!君のおかげで彼女が目覚めることができました。礼を言います」

 

 

「え?」

 

「やはりこうなるか、流石のあの魔法を放っては」

 

「ジーク。まさか今のノエルの魔法で・・」

 

「ああ、『引き寄せられた』だろうな」

 

 

ノエルの魔法をできるなら俺は使いたくなかった。ノエルの今の魔法はかなり大きい力だ。だからその魔法の匂いを嗅いだ

 

デミ・スピリットが目覚める

 

ピキピキ!!バリン!!と、氷が砕ける音が横から聞こえ、花びらの中心で緑色の肌をした長い髪をした女が目覚めた

 

 

『アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァ!!!』

 

「フハハハハ、感謝しますよ。貴方のおかげで彼女が目覚めてくれたのですからね」

 

 

「あれって!?」

 

「この前の奴にゃ!?」

 

「まだ居たの!?」

 

「せっかく体が丈夫になったのに!?」

 

「まさか・・・・穢れた精霊!?」

 

「パパ!?」

 

「ダメか、目覚めさせないようにしても無駄か、やはり排除するしかないか」

 

 

ノエルの魔法で目覚めてしまい。周囲に地面に転がっている。俺たちが先ほど倒したヴィオラスやヴィルガの魔石を拾い上げ、少しでも魔力を補充するのか、目覚めた際に魔力溜めを始めた

 

無論それだけでは足りないと、ノエルの魔法を嗅ぎつけて、ノエルを狙い定めた

 

だが、そんなことはさせないと、今度は俺が『全力』を出して迎え撃とうと、グラムを再び握る

 

 

しかし

 

 

「ダメよ!ジーク!また『ファーブニル』にならないで!」

 

「やっぱり止められるか、しかし、あの巨大さでは、流石の俺も力を解放をしなくては、奴に勝てるかわからないんだぞ!」

 

 

シルに、ファーブニルになってはダメだと、解放を止められる

 

もちろん言わなくてもわかるとは思うが、また使えば、更に体の侵食は悪化する。それをさせたくないためにシルに止められた

 

しかし、今度の敵は以前の事件に出てきた奴よりも、体型も大きく、先ほど俺たちが倒したヴィルガとヴィオラスを倒して、魔石は地面に放置したままにしたせいで、大量に魔力を補充された。しかも俺はファーブニルの侵食のせいで、勝手に力を吐き出してしまうため、自由に動けない部分もあって、俺もまともに戦えない。この状態で魔力タンクになったも同意なデミ・スピリットを倒すのは、今の俺では情けない話、ファーブニルの力を解放しなければ勝てそうもない

 

それ以外であのデミ・スピリットに勝つには少し考えが必要になる

 

それでも解放をさせたないと、シルに止められて解放をさせることができない、その代わりある提案をシルに持ち込まれる

 

 

「大丈夫。今ジークがまともに戦えないのは私もわかっている。だから・・・こんな時こそ『あの二人』に頼みましょ!」

 

「っ!遂に頼るのか?」

 

「あの二人のことだから、ここまで付いて来ているはずだから大丈夫なはず!」

 

「あいつはいいが、もう片方はどうか怪しいな」

 

 

シルが遂に『あの二人』に加勢をさせるべきだと、提案させる

 

シルのあの二人と言うのは、俺も知っている人物。もう一人は確かにシルが言えばなんとか聞いてくれるが、もう片方が何を言っても愚痴ばかり吐く『愚か者』だから、正直頼りにならない。ここに『アーニャ』も居るのだから、奴をここに呼びたくないが、それでも今は皆が生き残るためにも、今はあの二人を頼る他なかった

 

 

『あそこに・・・・私の欲しい魔力が!!』

 

 

「っ!?パパ!」

 

「わかった。シル。呼んでくれ」

 

 

 

「うん、お願い二人とも!『私達を助けて』!!!」

 

 

 

「シル!?何を言っているにゃ?」

 

「シル?一体誰に助けを・・・・」

 

 

デミ・スピリットが俺たちの気配に気付いたのか、ヴィオラスとヴィルガの魔石を吸収し終えて、ノエルを捕まえようと、自身の葉の根のような触手を伸ばしてきた

 

 

そして捕まえる前に、シルがどこかに向けて、大声で助けを呼んだ

 

 

どこかに潜んでいる二人が近くに居た。その二人に助けを呼ぶ。しかし、アーニャやリューも含め、誰のことだかわからない。もちろん知っているのは俺とシルだけ、まさかここまで来るとは思いもしなかったと思うが

 

まさかここであの『二人』に協力を求めなくてはならないとはな

 

その二人と言うのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「は!」」

 

 

ザシュ!!ザシュ!!

 

 

『ああ?』

 

 

突然シルの後ろから、二つの人影が現れ、襲いかかるデミ・スピリットの触手を全て切り落とした

 

俺たちの前に現れた。二人とは

 

 

「え?」

 

「嘘・・・」

 

「マジ!?」

 

「まさか・・」

 

「あの二人は!?」

 

「パパ?誰?」

 

「ママの友達・・・・ってところだ」

 

 

「大丈夫。二人は味方だよ。『オッタルさん』。『アレンさん』。お願いします」

 

 

 

「承知しました。シル様」

 

「っ・・・・わかりました」

 

 

現れたのは、フレイヤ・ファミリアの団長と副団長。

 

オッタル

 

 

アレン・フローメル

 

あのフレイヤ・ファミリアの団長と副団長。あり得ないことに、ここに居るはずのないあのフレイヤ・ファミリアが二名がここに現れた。一昨日からこいつらがシルの安全の確認のためか、密かに警護をしていた

 

まさかこいつらの力を借りねばならない時が来るとはな、しかも一番人との馴れ合いを好まないアレンが居るとは、今日はある意味厄日なのではないのかと思った

 

だが、それでも今は頼るしかない。侵食のせいでまともに動ければこいつらに頼らずに済んだのだがな

 

 

「テメエ。随分と情けねえ姿を晒しやがったな、しかも『あのお方』をここまで狂わせやがって・・・」

 

「落とし前がしたいのか?してもいいが『彼女に叱られても』俺は助けてやれないぞ?それに彼女が望んだ結果だ。狂わせたなどと、変な言い掛かりはやめて貰おう。本調子だったら倒せそうなんだが、侵食が激しくてまともに戦えないものでな。今だけは頼りにさせて貰う。無論好きに暴れて構わないぞ?お前がまともに人の言うことを聞かないことも学習済みなんでな」

 

「うぜえ、相変わらずムカつくことを言いやがる」

 

「だが、彼女の命令で動いているんだ。シルの言う言葉を果たせなければ、お前も姉上の眷属として面目が無くなるぞ?」

 

「テメエに言われるまでもねえ。本来なら俺一人でもやれる」

 

「あれを見てそんなことが言えるなら、十分なくらいだ。オッタル。お前は何か文句でもあるか?」

 

「無い。俺はあのお方の命令を聞くまで、だがお前が俺たちの力を借りるとは意外だ」

 

「俺も自分でなんとかするつもりだったが、シルが俺に無理して侵食を早めるのを阻止しようとして、お前らを使っただけだ。悪いが今回は勝手ながら頼りにさせて貰う」

 

「黒竜の力を制御できないと、簡単に動けないわけか、了解した。だがあれは階層主以上だな」

 

「魔法も撃ってくるから気をつけろ。ただのモンスターと思うな、精霊の怪物だと思え」

 

 

 

「まさか・・・・ここであのフレイヤ・ファミリアが出てくるとは、完全に予想外です」

 

 

アレンは俺を見ては、変わらなぬ減らず口をする、まあ、今日は助けられている側だから少しは好きに言わせておくと、くだらん喧嘩をしないように、言葉を選んでおく

 

オッタルの方は問題なく、シルの指示であるなら戦うまでだと、シルの言うことを聞くことに文句はなかった

 

まさかのフレイヤ・ファミリアの団長と副団長が出て来たことにより、ヴィトーは更に焦る。まさかこのオラリオの最強の一角の片方の、それも団長と副団長が現れるなど知らなかった

 

またも、ヴィトーが切り札を用意しても、こっちも切り札もあるため、どうなるか力自慢になる

 

 

突然のアレンの登場に、アーニャは

 

 

「に、兄様・・・・・」

 

「なんだ?テメエに用はねえ。さっさと消えろ・・・」

 

「っ・・・・・」

 

 

久しく会ったにも関わらず、アレンは実の妹をまるで家族では無いのかと思うような、否定的な扱い、本当に弱い奴には興味ないのか、実妹でありながら、否定的な態度を見せる

 

本当にくだらんと、そこまでアーニャを否定するのかと、否定させないようなことを、俺がシルに頼む。と言うよりシルも不快な顔をしていた。シルもアレンの態度が気に食わないようだ

 

 

「まったく愚兄が、シル。頼む」

 

「うん、アレンさん。アーニャと戦ってください。私の言葉なら聞けますね?」

 

「っ!・・・・・・・」

 

「アレンさん」

 

「はあ・・・・・おい!」

 

「っ!は、はい!」

 

「今回ばかりは協力してやる。俺が前衛を取る。テメエは遅れずに俺に付いて来い。わかったな?おい!」

 

「あ・・・はい!わかりました!兄様!」

 

 

シルが無理矢理、アーニャと協力して戦うよう命令する。流石に『シル』の言葉に逆らうことなどアレンにはできない。

 

本当に愚かな男だ。実の家族でありながら弱いからと、蔑むような真似をするとは、愚かである以外他ならない。これでレベル6なら『所詮は力任せでできたハッタリ』で強くなったようなもの、強さを得るために大切な者を捨てるとは、情けない奴だ

 

 

「えっと・・・ジーク?アーニャのお兄さんってあんな感じなの?」

 

「自信の強さを得るために、家族を捨てただけの男。そんな冷たい奴だ。あいつはアーニャと好きにやるから気にするな。お前達二人も手伝え。奴はそれほど強い。全力を出さないと死ぬと思え」

 

「確かに、あれはマジでヤバイかも、フレイヤ・ファミリアのあの猛者と戦車と一緒に戦えるの?」

 

「アレンとオッタルは好きに暴れるから、邪魔しないように動け、二人とも。少しでも油断すると触手にやられるか、魔法でやられるかだぞ?」

 

「わかった」

 

「うん、OK」

 

 

クロエとルノアにも戦って貰い、オッタルとアレンについてはあまり邪魔しない程度に気にするなと言っておく、あの二人に連携なんてするはずもないからな、居ないと思っても良いほど。自分のことを優先していい

 

そして

 

 

「おいベル。ここで終わりにするか?このまま諦めるか?」

 

「僕は・・・・いいえ!まだ戦えます!」

 

「なら頑張れ。倒れてもまた立ち上がって諦めない奴が、英雄になれる証明にもなる。リュー。しばらくベルのサポートを任せたい」

 

「はい、クラネルさんは私に任せてください」

 

 

「あれだけ攻撃を喰らっておいて、まだ立ち上がりますか、目障りなほどひつこいですね。貴方は・・・・・」

 

 

ベルは再び立ち上がり、ヴィトーに再度挑む

 

ノエルのおかげでさっきの傷は完全に消えた。再度挑むだけの体力はもう取り戻した。あとは奴に敵うだけの攻撃を出せればだ

 

念の為、リューをサポートに付けておく

 

それ以外の俺たちは

 

 

「シル。更に激戦になる。もっと遠くへ。もしくはここを出るんだ」

 

「うん、行こうノエル!」

 

「あ、パパ!」

 

「大丈夫だ。今度はもう死なない」

 

 

今度こそばかりはここは安地ではないと、シルに伝え、もう人質にされないように、ここを出るようを薦める。シルはノエルを連れてこのルームを出ていく、その前にノエルにしっかりともう俺は死なないと伝える

 

子供を安心させるのも父の仕事だ

 

そして

 

 

「さて、やるとしようか」

 

「ねえジーク。あれってこの前セントラルパークに出てきたのと似ているけど、それよりもこれってヤバい?」

 

「ああ、断然強さは違う、魔力も桁違いだ。ここまで蓄えていたに違いない。前のと同じと思わないことだ」

 

「体格も大きいしね」

 

「なんであろうと、今この場に居るメンバーであいつを叩き潰す。魔力からして地形を丸ごと燃やせる魔法も出せる程の力を持っている。気を引き締めて行け、オッタルとアレンは言われるまでもないだろうがな」

 

「は、助けられている身で、よくそんな吠えずらが言える。テメエがあいつをやる前に、俺が先に片付ける」

 

「無論だ。敵であるなら殲滅あるのみ。油断などしない」

 

「なんとかなりそうね、ジーク」

 

「なんとかなるかは、俺ら次第だ。さて、もう相手も待ってくれないぞ?」

 

 

『アアアアアアアアアアアアアァァァァ!!』

 

 

「さあ、行くぞ!!!」

 

 

デミ・スピリットもいつまでも待つもなく、さっさと俺たちから魔力を奪おうと触手を伸ばしてきた

 

反撃しようと、それぞれで反撃をするために迎え撃った。俺たちでデミ・スピリットと激突し、リューとベルがヴィトーを倒す

 

聖夜前の激戦である

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