ニーベルンゲン・シックザール〜竜殺しの英雄譚〜   作:ソール

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予定変更 パーティ分裂で行動

 

 

大掛かりな準備を終えて、俺たちは十分な装備を整えて、テントを出て、ボールスたちが居るリヴィラへと向かう

 

もうそこには、ボールスのリヴィラの冒険者と、先ほどのタークスレッドとその仲間らしき連中も集まっていた

 

 

「ボールス。話は付いた」

 

 

「おう、ヘラクレス。それで・・・協力はしてくれるか?」

 

 

「ああ、構わない。仲間と話し合いは済んだ。部隊を分けてミッションを行う。俺とベルとリリルカが討伐隊に加わろう。それ以外は別はミッションをするから、アイシャ・ベルカ達は協力しない。途中までは俺たちと行動するが、討伐隊の協力は俺とベルとリリルカだけだ」

 

 

「そうか!助かるぜ!レベル6のお前さんに、レベル4のラピッド・フッドまで協力してくれるとはな!」

 

 

「ただし条件がある」

 

 

「なんだ?」

 

 

「指揮は俺が取る。俺の指示に従え。従わない場合は、俺とベルとリリルカはアイシャ達の所に戻って、俺たちが先に疾風を捕らえる。邪魔するならお前らを片付ける。さあ、どうする?」

 

 

「っ!わかった。レベル6のお前さんの方が判断も良いだろうしな。それじゃあ先導は頼む」

 

 

「よし、リヴィラの冒険者達!ここから先は俺が指揮を取る!気に食わないのなら今すぐこの討伐隊から抜け!そうではない、自身の金のために命を張りあえる奴だけ俺に付いて来い!!」

 

 

「「「「「おおおおおお!!!」」」」」

 

 

「答えは決まったな、これより疾風の捕縛を開始する!下層へ向かうぞ!!」

 

 

ボールスの討伐隊の協力に応じる

 

しかし、指揮は俺が取らせてもらう。下手な動きをされても面倒などと。ターク・スレッド達が不穏な動きをするはずだと、奴らが変なことをするか確認のためにも

 

協力する代わりに、ボールスの指揮権を俺に譲渡した

 

 

「おい、いいのか?ボールス?」

 

「あのファフ・・・・・いや・・・ヘラクレスに任せてよ?」

 

「仕方ねえだろ。レベル6の方が先導も上手いだろうしな、ここは任せるしかねえよ」

 

 

「何を喋っている。早く行くぞ?」

 

 

「お、おう、野郎ども!!ヘラクレスの指示に動け!」

 

「「「「「お、おう!!」」」」

 

 

俺の指示に従うことに、不満を持つ冒険者が何人か居た。そこは仕方ない。俺は黒竜ファーブニルでもあるんだからな、俺を下界の人間扱いしないのも無理はない。だが、それでも俺が第一級冒険者であることに変わりないため、俺に従う。ボールスが皆に促す

 

もう全員いつでも動けそうな状態なため、話は短めにして、さっさと下層へと俺たちは歩いて行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

25階層

 

順調に階層を降りて、本場である25階層に着いた。ここからが本題になるのだが、まずは怪しそうなメンバーだけ取り除いていく、その怪しいのは

 

 

「よし、ここからは部隊を分ける、ターク・スレッドたちはここで待機だ」

 

 

「は!?なんでだよ!?」

 

 

「お前達には第二部隊として後から来てもらう。班を二つに分けて、偵察隊を作る。偵察隊は俺たちだ。この下から俺たちがモンスターを片付ける。一度にパーティ全員で挑めば、やられるパーティも出てくる。あまり大勢で攻略するのは危険だと、ギルドに教わらなかったのか?」

 

 

「へえ・・・・あんたらが先に怪物を倒して、俺たちはその後に、来いってか、わかったよ。まあ、こっちは気楽に下層を進めるんだからいいけどな」

 

 

「指示内容がわかったな、ベルとリリルカ、ボールスとあと残りのリヴィラの冒険者は俺に付いて来い!俺たちはこのまま階層を降りて、モンスターを鎮圧しながら27階層に向かう!」

 

 

「「「「「「おお!!!」」」」」」

 

 

ターク・スレッドは俺の気楽な指示をされて、モンスターの鉢合わせせずに後で来ると喜んで、俺の指示を聞いた。待機はターク・スレッドとその仲間と呼ばれる者たち

 

それ以外はこのままモンスターを鎮圧しながら、リューが居ると思われる27階層へと向かう

 

ターク・スレッド達は喜んで27階層の入り口前で適当な場所でくつろいで待機する。後から来いと指示を送ったが

 

 

「ジーク様、本当にあの人たちは後から来ると思いますか?」

 

「いや、無いな。『確実に何処かに行く』気だ。目的はまだわからないが、俺の指示を聞く気はないだろう」

 

「じゃああの『ジャン』って言う人の仇を取る気など・・・」

 

「ああ、全く無いだろうな」

 

「流石は・・・と言うところですね。もうあの人たちは・・・・」

 

「ああ、あいつらに任せる」

 

 

ターク・スレッドやその仲間にここで少し待機してから後から来いと指示をしたが

 

 

絶対に付いてくる事はないと、俺だけでなくリリルカも気づいていた

 

 

初めはジャンと言う仲間の仇を打つと言っていたが、その割には俺たちと別れることに反対はなく、むしろこれで単独行動が取れるような言い回しをした。明らかに何か狙った上で何処かへ移動しようとするような口に俺とリリルカは察していた

 

しかし、こうなる事はわかっているため、俺は『あとの奴』に任せる

 

 

「行くぞ、ボールス。俺たちはこのまま徐々に階層を降りるぞ」

 

「お、おお、そいつは構わねえが、あいつらはいいのか?」

 

「ああ、あいつらは頼りにならない上に気に入らないからここで待機しておく、あとから来るからはわからないが、俺たちはこのまま進む。異論は無いな」

 

「まあ、お前が言うなら別に構わねえが」

 

「ボールス達は何処まで階層で潜ったことがある?」

 

「29までだな、一応それなりにここのモンスター共は把握している」

 

「一応俺の指示も出すが、捌き切れない分はお前で指示をしろ、レベルで高いのはお前だ。もしかしたらイレギュラーが起こってパーティを分ける可能性もある。それも考慮していいな?」

 

「わかった」

 

 

ここからは俺たちだけで入るが、当然ながらイレギュラーも含まれるかもしれない。流石にもう強化種はもう出てこないと気配は感知しているが、それでも何か起こって部隊は分裂することも考えて、俺たちが居なくなったことを考えて、もしも俺たちが居なくなった場合は、ボールスが指示をすると頼んでおく

 

そして、ここからが本題

 

 

リューの気配は確かにある。場所は27階層、間違いないだろう

 

 

そして敵は

 

 

10人

 

 

ってところだろう

 

 

カサンドラが言うには絶望が降り注ぐ、しかし、運命がどうであろうとなんとかしてクリアしないとならない。

 

 

リューを連れ帰ることができ、果たして果たせるかどうか

 

 

それはもちろん俺たち次第となる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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