ニーベルンゲン・シックザール〜竜殺しの英雄譚〜   作:ソール

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白い斬光が邪竜を滅ぼす 

 

 

大鐘の音がクノッソスが全階層に鳴り響く。これはこの戦いの終わりに近づく合図なのか、誰一人として、なぜこのような音が鳴り響くのかわからない。しかし、戦っている者からすれば、戦意を上げる大鐘となった

 

でも

 

ある神からすれば

 

 

理解のできない絶望だった

 

 

 

「なんだ・・・これは・・・・なんだこの大鐘は!?」

 

 

それはデュオニュソス

 

先ほどでは圧を感じる闇のようなオーラを地下から感じて、ニーズホッグの力は感じられなくなり。デュオニュソスの切り札でもあるのに、ニーズホッグの力が感じることができない程力が消えた。

 

それに加えて

 

 

この大鐘の音

 

 

少なくともデュオニュソスのい計画の一つでもなんでもない。勝利の宣言でもあるまいし、だからこそ彼は不安だった。この大鐘の音はなんなのか。さっきの俺の圧と言い、間違いなく嫌な予感しかしないと、もう余裕な顔もしなくなった

 

 

「デュオニュソス。僕の眷属の中にはジーク君の強さを受け継ぐような子が居るんだ」

 

 

「なに?」

 

 

「その子はあまりに冒険者に相応しくない程、弱くて小さい男の子だった。現実もよくもわからない子でありながら英雄になりたいと夢ばかりを見ていた。だけど、ジーク君がその子をずっと導いて来た。その夢に追いつくために、レベルは最初は当然低かった。でも、いろんな試練や苦難を乗り越え得て、ここまで成長した。僕の切り札は決してジーク君だけではない」

 

「ああ〜〜〜、あの子やな」

 

 

「あの子?・・・・・っ!?まさか!?」

 

 

「そう、僕のお気に入りの子供にして、『英雄の後継者になる』子供が・・・」

 

 

俺の英雄を受け継ぐような眷属

 

俺は望んで英雄になったわけではない。誰にもできない救済を成し遂げた事でこう呼ばれた。しかし、その英雄になりたい少年が俺の仲間に居る。

 

 

その少年の名は、ベル・クラネル

 

 

デュオニュソスには知らないのも同然、デュオニュソスはあまり気に掛けなかった少年、おそらく弱かったからとか、レベルがあまり低いからなのか、あまり自身の脅威にならないと思って、あまり存在を認識していなかった

 

 

だからこそ、にしてやられたのだ

 

 

彼が大きく成長した。ニーズホッグを倒せる程の力を持つまでの大きく育成した。その脅威が大きくなるように翻してきたのだ

 

 

デュオニュソスの切り札を壊す程に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴン!ゴン!!ゴン!!!ゴン!!!!ゴン!!!!!

 

 

ベルはラウル達に守れながら、チャージを溜めてきた。ニーズホッグは俺のレアカースで魔法と力は使えないが、本来竜としての力で攻撃してくる。例えば口からブレスを吐くとか、まあ、その程度でしか攻撃手段がもう無いが、それでもベルのチャージを邪魔をしてはならない

 

だから、ラウルが率いる仲間が全力でベルを守る

 

 

「絶対に!ラビットフットを守るんだ!!」

 

 

「おう!」

「盾が壊れても!」

「絶対に守る!!」

「俺たちの命に賭けて!!」

 

「「「「「「「おお!!」」」」」」」

 

 

「皆さん・・・・僕のために・・・・ふう・・・絶対に負けるわけにはいかない!!!」

 

「ベルさん!」

 

 

ゴン!!!ゴン!!!!ゴン!!!!!

 

 

ラウル達が必死にいろんな盾や囮などをして、自分を守る姿を見て、ラウル達の守りを無駄にしないために、更に力をチャージする。

 

守られている分の力を発揮しないとならない。なんのためにここまで強くなったのか、進んでここまでやってきた

 

全てはいつか、俺の英雄を受け継ぐ事と二代目エピメテウスになりたいがために、ここまで強くなった。でもまだ守られている。ラウル達が自分を守る姿を見て、自分はまだ守られているのだと、実感する。だから

 

 

強者達の戦意に応える力を見せる

 

 

今もいろんな強者が戦っている、フィン・ディムナ、ティオナ・ヒリュテ、ティオネ・ヒリュテ、リヴェリア・リヨス・アールヴ、ガレス・ランドロック、ベート・ローガ、レフィーヤ・ウィリディス、そして・・・・アイズ・ヴァレンシュタインと、強者達が今もオラリオを守るために戦っている

 

 

そして、今この時代で英雄と呼ばれている俺も

 

 

その強者に応えられる力を、今解き放つ

 

 

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

 

「っ!?大剣から白い光が!?」

 

 

ベルのウダイオスの大剣の刃から白い光が天井ウィ貫く程大きく放出する。言うなら光を帯びた大きな刃、ニーズホッグ全体を斬り裂くことのできる。大きな光の刃

 

その光の刃で、ニーズホッグを倒す

 

 

しかし

 

 

 

『ガアアアアアァァァァァ!!!』

 

 

「っ!?ラウルさん!?ブレスの最大出力です!!」

 

「まずい!なら自分が!!」

 

「ラウルさん!?」

 

 

ニーズホッグはベルの力に恐ろしさを感じたのか、ベルを早めに倒そうと、今度はブレスの最大出力を放出すると、ラウルの仲間がラウルに教える。もう守る盾は一つしかない。それ以外は全部ニーズホッグのさっきの攻撃で防ぎ、ボロボロになっていてもう一つしかない。こうなったら自分が守るしかないと、ラウルが仲間よりも先に、ベルを守ろうと

 

彼の前に立った

 

 

「来い!!!」

 

 

『ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!』

 

 

ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

 

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

 

「「「「「「ラウルさん!?」」」」」

 

 

「ラウルさん!」

 

「地上の方!」

 

 

「絶対に守ってみせるすうううううううう!!」

 

 

ニーズホッグの口から紫色の炎破が吐き出される

 

ラウルは最後の盾を翳して、ベルを必死に守る。体を踏ん張りながら、腕を強くしながらラウルが必死にベルを守る

 

ここで絶対に守らなくては意味がない。七体目のデミ・スピリットを倒さなくてはならない。こいつが本体と言ってもいい存在だ。その本体であり、上の階層に居る六体よりも強い、その七体目を倒す戦力はなかった。にも関わらず、ベルが来てくれた

 

この大事な戦力は何がなんでも守りきって見せると

 

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!あああ!!」

 

 

「耐え切りました!!」

 

 

「行けえええええええええ!!ベル・クラネル!!!」

 

 

「はい!!行きます!!!」

 

 

ラウルはニーズホッグの最大ブレスをなんとか耐え切った。盾はもうこれで無くなったが。その盾一つだけでニーズホッグのブレスを、それも最大出力を防ぐ切るなど。ラウルも大きく成長したのだ。彼にはスキルや魔法も何もないと言うのに。ベル同様にステイタスの力だけで、ニーズホッグのブレスを耐え切ったのだ

 

これでベルは守られ、もうニーズホッグに攻撃手段は、もうさっきの一撃で疲れ切って、もう一度ブレスを吐く事はできない

 

これでニーズホッグはもう抗う手段はない

 

止めを刺すなら今

 

 

ベルはラウルの掛け声により

 

 

大剣を振りかざす

 

 

 

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

 

ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

 

 

『ギイヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?!?!?』

 

 

ニーズホッグはベルが溜めに溜めた力である光の刃を浴びた

 

全体に広がる白い光、ニーズホッグはその光に呑まれ、その光に徐々に体が溶けるように消えていく。長くチャージをした力はニーズホッグの体も簡単に光の散りになる

 

数分程、その光の刃がニーズホッグを焼き尽くし続けると

 

ニーズホッグは散りも残らずに消え果てた。これで七体目のデミ・スピリットであるニーズホッグは討伐された

 

 

これでデュオニュソスの切り札はベルの力によって呆気なく消え果てた

 

 

 

「よくやったすうううううう!!」

 

「「「「「おおおおおおおお!!!」」」」」」

 

「やりましたね!ベルさん!」

 

「はい!ニーズホッグを倒しました!!」

 

 

ニーズホッグを倒し切ったと確認した途端、そのルームに居たラウルとその仲間達が一気に歓喜し、ベルに良い手柄だと褒めた

 

ベルが居なかったらできなかった事、これはベルの大きな成果である

 

 

しかし

 

 

「これで・・・オラリオも安心・・・・」

 

 

「っ!ラビット・フット!!」

 

「ベルさん!!」

 

 

ベルはもう巨大な敵を倒し切って安心したのか、力も使い過ぎたせいで、おそらくマインドダウンだと思うが、疲れて気絶してしまう

 

ベルが倒れそうになったところ、ラウルが地面に倒れる前に体を支えた

 

ここまで一人でこの十一階層の敵のほとんどを倒してきたのだ。それでニーズホッグで全力全開の一撃、もう疲れて倒れてしまってもおかしくなはない。ベルは疲れ果ててしまった

 

 

「ベルさん!どこか怪我でも!?」

 

「大丈夫す。単純にマインドダウンす。あの大きな一撃を使ったらなのか、気絶してしまったに違いないす」

 

「良かった・・・・」

 

「休めるような場所に移動するす」

 

「はい。彼は私に・・・」

 

「お願いします。こちらラウル!団長やりました!七体目のデミ・スピリットをラビットフットが倒しました!」

 

 

『よくやったラウル!ベル・クラネル!このまま残像勢力を鎮圧しつつ。後退の道も確保しろ!こちらも予備隊がもう少しで集まり次第、僕もそっちに行く』

 

 

「はいっす!皆!もう少しす!頑張るすよ!」

 

「「「「「「はい!!!」」」」」」

 

 

これで七体目のデミ・スピリットであるニーズホッグは倒された

 

これで戦況においてはこちらが有利になった。そのためこのまま残りの敵を鎮圧する。その前にベルを安全な場所で休ませる

 

デュオニュソスの計画は完全に壊れた。もうオラリオを吹き飛ばすことは不可能。デュオニュソスのオルギアはもう叶わない。このまま奴が用意した敵の残りを倒し尽くす

 

それだけで、この戦いはもう終わる

 

 

そしてニーズホッグが倒された知らせは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本当かい!?サポーターくん!?」

 

『はい!ベル様がやりました!ニーズホッグはベル様が倒したと、先ほどフィン様から知らせがありました!』

 

「ベル君・・・やってくれたか・・・」

 

「これでウチらの勝利は確実や!」

 

「だそうだよデュオニュソス?これで君の計画もオルギアも終わりだ!」

 

 

 

「ば、ば、馬鹿な、そんな馬鹿なああああああああああああああああ!?」

 

 

 

当然ヘスティアにも知らせが届く

 

リリルカは先ほどフィンからベルがニーズホッグを討伐したと知らせがやってくる。デュオニュソスの切り札が潰えたと、リリルカは早速主神であるヘスティアにも伝えた。もちろんそのことを目の前に居るデュオニュソスに伝える

 

伝えたデュオニソスの顔は

 

 

 

絶望を受けた顔をして、発狂をしていた

 

 

 

全て上手くいくはずだった。切り札も上手く隠していたと言うのに、これを十五年前から建てていた。が、簡単に切り札を壊された。俺に狙いを悟られ、更に強く成長したベルに切り札であるニーズホッグも倒された

 

これでオラリオを吹き飛ばす方法は無くなった。そもそも俺がニーズホッグに呪いを掛けたから天の扉を発動することはできなかった。つまりはもう終わっているのだ、デュオニュソスの計画は

 

更に

 

 

『それと、六体のデミ・スピリットを倒し終えたと、各部隊から連絡を聞きました。あとは残りの敵を鎮圧すると、残党を殲滅しています』

 

「ガレス達やリヴェリア達もやってくれたか!」

 

「ヴェルフさん達もやり遂げたようです」

 

「皆、頑張ったんだね。これでも僕たちの勝ちだ。もう諦めるんだね、デュオニソス」

 

 

 

「お、おのれえええええええええええええええええええええええええ!!!」

 

 

 

もうまともな考えが出来ないほど、計画を全て台無しにされたことで、平然に喋ることが出来ない程、荒ぶるように発狂していた。狂気の神にしては似合う無様な姿だが

 

ニーズホッグだけでなく、その道具として使っていた六体のデミ・スピリットオルターも倒し終えたと、先ほど各部隊から連絡が来たとリリルカが知らせる

 

これでもうデュオニソスの計画は完全に破綻した。

 

デュオニソスの完全な敗北だった

 

 

「眷属を甘く見た結果だ。僕は最後までジーク君達を信じた。だから君の計画もこんなふうに簡単に壊された。君は下界の子供に力はないと思っていた、違う。力を合わせればどんな強敵にも勝てるんだ。それがこの結果だ」

 

「弱いと思ったベル・クラネルはようここまで、ジークの背中を見て強くなった。自分は弱いからと警戒もしなかったようやったが、そしてジークや。ジークに全てを悟れ、ここまで追い込まれた。下界の子供の可能性を信じなかった。慢心をして人間を舐めて掛かった、自分の負けやデュオニュソス!!」

 

 

 

「ふざけるな、おのれ人間共めえええええええええええええ!私は認めないぞ!絶対に!!!」

 

 

 

「事実やのに。現実をも受け入れなくなったか。狂乱を目指した神が聞いて呆れる、下界の子供にしてやられたのが、余程気に食わないようやな」

 

「ここにアルテミスやアテナが居たら、あの二人でも呆れるだろうね、こんなに醜いデュオニソスは僕でも初めて見る」

 

 

「黙れ!働きもしない、堕落女神が!!」

 

 

「それは認めるよ。でも、君は僕ではなく下界の子供に負けたのは事実だ!それを認めろ!!」

 

 

「くそおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

 

勝てると思っていた、俺たち下界の生き物など、多少酒で酔わせれば自由に操れると思っていた。少し策を練れば簡単に人間達を殺せると。慢心ながら弱さを少し突けば勝てると思った。無論邪魔者は居るが、十五年もここに居ればロキ・ファミリアやフレイヤ・ファミリアと言う地味に強い奴等が邪魔であると、それを排除できるように計画をここまで進めてきた

 

人間の天敵である怪物を投入すれば勝てると

 

 

 

だが、敗れた

 

 

 

相容れぬ者も居るが、それでも力を合わせて必死に戦った。下級冒険者も関係なく、全ファミリアと戦える戦力の全てに挑んだ。ロキ・フレイヤ・ガネーシャ・ヘファイストス・ディアンケヒト・カーリー・ニョルズ・ミアハ・タケミカヅチ・ソーマ・ゴブニュ・モージ・マグニ・オグマ・バーベラ・ヘルメス・ゼノス・酒場の店員。そしてヘスティア・ファミリアと

 

オラリオの全てに挑んで負けた。これが事実

 

人間を甘く見た罰なのか。それとも俺たちに力が無いからと侮っていたからなのか、フレイヤとロキだけの眷属を重視し過ぎて、他に見落としがあることを疑わなかったからなのか

 

 

どう言おうと、デュオニュソスが負けたことは事実である

 

だから

 

 

 

「なら、せめて君だけでも、ヘスティアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

 

 

「ドチビ!?」

 

「ヘスティア様!!」

 

 

負けたことをやっと認めた。が、このままでは終われないと、せめてヘスティアを送還させようと、懐に隠していたナイフを取り出し、ヘスティアに襲い掛かる

 

 

 

 

しかし

 

 

 

「ジーク君の言うことは当たりだった。そう来るだろうと・・・・・」

 

ブウン!

 

「っ!棍棒!?」

 

 

「思っていたよ!!!」

 

 

 

「ぐふ!?がは!?!?」

 

 

 

ヘスティアは首に少し先端の短い小さい棍棒のアクセサリーをぶら下げていたが、それを手に取ると、棍棒が突然短剣と同じサイズに大きくなり、その棍棒でデュオニュソスの顔を殴り付ける

 

 

実は俺が念のために、棍棒を手に取ると大きくして殴り付けることができる、俺が子供の頃に使っていた武器である御古をヘスティアに渡しておいた

 

 

デュオニソスは計画のためなら狂気である故に平気で他の神にも手を出す奴だ。もしも敗北を迫られた場合、ヘスティアを道連れにしようと不意を突いて手を出してくるかもしれないと、予想として俺が念のために彼女に渡しておいた

 

そして俺の予想は的中し、デュオニュソスは襲い掛かってきた。そしてやられる前にヘスティアはデュオニソスの顔に殴り付けて、彼は地面に倒れて這いつくばる

 

 

「ぐふ!?」

 

 

「君は本当にイカれている!どれだけの下界の子供が君を信用したと思っている!君はそれを裏切った!そんなくだらない計画のために!!君はどこまで下界の子供をおもちゃにすれば気が済むんだ!君の全ては快楽しかないのか!」

 

 

這いつくばった状態で、ヘスティアは続いてデュオニュソスの腹の上に乗り、ナイフを握っている右手はヘスティアは足で踏んで抑えて、顔を殴り続ける。ここまで非道なことをしてきたデュオニュソスが許せないとその恨みをここで晴らす

 

 

「や、やめろ!・・・ヘス・・・ヘスティア!」

 

 

「絶対にやめない!どれだけいろんな子供達を裏切り、自身の眷属まで裏切った君を、許すものか!!!」

 

 

「ぐう・・あが・・・・なら!」

 

 

「っ!?」

 

「ナイフを持ち替えた!?」

 

 

デュオニュソスは右手に握ったナイフを左腕のほうに投げて、左手で握り、抵抗をしようとヘスティアにナイフで斬り掛かろうする

 

 

 

ガシ!!!カランカラン!!!

 

 

「っ!?」

 

 

「っ!ロキ!?」

 

「神ロキ!?」

 

「ドチビ!ウチにもやらせろ。ウチもこいつを殴ならきゃ・・・許せんのや!」

 

 

「ぐう!ロキ!?・・・お・・おのれ!!」

 

 

後ろに居たロキがデュオニソスの左腕を左足で踏んで阻止し、更にもう片方の右足でナイフを蹴り付けて、左腕からナイフを離してしまい遠くに追いやる。そしてロキもデュオニソスの顔を殴り付ける

 

ロキもデュオニソスに恨みがあるため、ヘスティア同様に、拳でデュオニュソスはの顔を殴り付ける。デュオニュソスのせいで、自分の眷属がやられれた。おまけに『自分を騙した』。ロキは裏切りの女神だ。裏切るのは自身のお箱でも。他人にされるのは御免被る。筋が通らなないが、裏切りの女神からすれば許せんプライド。だからその恨みを今ここで晴らす

 

 

 

「女神二人が・・・・神一人をリンチですか、神だからこそできることですね・・・・・」

 

 

 

後ろで控えているグリフォンからすれば、異様な光景だろう。女神二人が神一人をリンチして、顔をボコボコにするなど、精霊としても見たことがない光景だ。デュオニュソスの綺麗な顔が、どんどんヘスティアとロキによって、見るも絶えない醜い顔に変形していく

 

 

ヘスティアとロキの怒りを買うだけで、こんなことになるだと思いもしなかっただろう

 

 

デュオニュソスはもう自分でどうにも出来ないと判断したのか、ある者の名前を出して助けを求める

 

 

 

「フィルヴィス!・・・レヴィス!・・な・・・何をしているんだ!?・・・・私を助けに来い!」

 

 

「この後に及んで!他に助けを求めるんか!自分は!!」

 

「本当にどこまで卑怯者なんだ!君は!!大体その二人はロキの子供と僕の子供で止めているから助けになんて来ないよ!往生際が悪いぞデュオニュソス!!!」

 

 

「助けに来い!何をしているんだ二人も!!」

 

 

 

本当に往生際が悪く、まるで駄々を捏ねるように醜く。デュオニュソスは二人に殴られて抵抗をできずに、まだ生き残っているレヴィスとフィルヴィスに助けを求める。

 

しかし

 

 

レヴィスはアイズと戦い

 

フィルヴィスは俺たちと戦っていると

 

 

助けは絶対に来ない

 

ニーズホッグも六体のデミ・スピリットオルターは倒していても、それより下の階ではまだ戦いは続いている

 

その二つの戦いで決着が付く

 

この戦いの終盤戦の結末は、この二つで変わる

 

 

 

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