ニーベルンゲン・シックザール〜竜殺しの英雄譚〜   作:ソール

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今年もよろしくお願いします





約束のオーズ編
シルのデートの誘い


 

 

オーズ

 

 

それは女神フレイヤが求める、最愛の夫の名前

 

男神なのか、人間なのか、それともエルフなのかは、詳細は不明、しかし、女神フレイヤは人間の世界である下界に降りて、自分が愛する夫を探し続けている

 

愛の女神であるフレイヤは、下界の子供には誰でも愛される、だが彼女は夫と呼べるような男は居ない。誰でも愛される彼女の退屈さなのか、それとも自分が本気で愛したいと言う女としての想い人が欲しいのか、神意はわからないが

 

 

女神フレイヤは、自分が愛しく思える夫を探し続けている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、俺は兄上に自身の妹に関して、昔に少し教えてくれた。誰でも愛される魅了と言う力をもってしまった彼女は、そんな魅了に取り憑かれる男などに興味もなく、それが原因で天界で一度神殿で監禁されたことがあったらしい。

 

とにかく、フレイヤを求めるオーズとは、自身の力に惑われずに愛し合える男を探している

 

 

 

それがいつか、俺になると

 

兄上は言った

 

 

 

フレイヤの実兄だからそのようなことを言うのか、兄上はなんの根拠でそんなことを言うのかわからないが、いつか俺はオーズになると。兄上は理由も言わずに、そのような予言を口にした

 

 

しかし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーズになると言っても、『フレイヤのオーズになるとは限らない』と、口にした

 

 

 

兄上はどういう意味で俺に昔そんなことを言うのか、なぜ妹のことを俺に話すのか、本当に俺がオーズになることをわかった上での発言だからなのか

 

 

 

 

 

 

 

俺は、姉上の何かのために、これからオーズになるのではないのかと、俺は兄上の意味深の言葉に予想する

 

 

俺がオーズなら、姉上を選ぶのだろうか、俺が本気でオーズになるのなら、妻を選ばなければならないなら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は彼女を救うためのオーズになりたい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

約束のオーズ編 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女神祭

 

それは二大祭の一つ。『エレジア』に並ぶ二つの大きなオラリオのイベント。女神祭は収穫祭と同義であり、いわば豊穣の宴である

 

当然この祭りには『豊穣の女神』指しているため、その女神達が中心となってこの宴を開く

 

 

オラリオの季節が秋を迎えて、またもオラリオは祭りで賑やかになる

 

 

収穫の時期を考えるなら妥当だ。女神祭は豊穣の女神達の開会宣言を受けて、収穫したばかりの農産物を都市中で楽しむ。これがこの女神祭の内容である

 

 

「もうそんな時期になるのか、確かその日は姉上が主催したりもするな」

 

「うん、フレイヤも出たりするみたい、ただあんまり人前に出たりしないんだ。何せ魅了される子供たちが多いから」

 

「そうだろうな、姉上があまり人の前に出てしまうとな、もう秋を迎えるのか。日が流れるのが早いな」

 

「もう少しでジーク君がオラリオに再び来てから一年になるね」

 

「ああ、色々あったが、ここまでよく成長できたと言えるだろう。まあ、これからたくさんの問題に出くわすとは思うが」

 

「うん、僕もそんな気がしてきた。こういう平和な時に限って、何かしらの事件が起こるからね」

 

「我々ファミリアにとっての日常がそれなんだろうな」

 

 

ヘスティアと俺は団長室で今までのことを、本を読みながら振り返る

 

もう少しで俺がオラリオに再び参り、ヘスティア・ファミリアに入団してから一年が経とうとしていた。

 

振り返る限りではよく生き残れたものだと、思いはする。誰も想像できないような危険な冒険をしてきた。その苦難を乗り越えここまで成長した。

 

今新しく入団したフィルヴィス、俺の召喚精霊になったアリアの件で、これから大きな戦いに関わる事件もあると思うが、それでも今まで通り仲間と共に乗り越えるだけ

 

もう何に巻き込まれても力を合わせて苦難を乗り越えるのが俺たちヘスティア・ファミリアだ

 

 

だが

 

 

俺はいつか明かさないとならないだろうと思っている。アリアもアイズと同じく『この時代にやってきた』。それだけで

 

 

 

『俺の正体が明かされる関わり』が来ると、俺は予感している

 

 

すると

 

 

「っ!」

 

「ん?どうしたの?何か感知した?」

 

「ああ。すまない。客人だ」

 

「客人?呼び鈴は鳴ってないけど?」

 

「今鳴る」

 

 

チリーーン!

 

 

「あ、本当だ」

 

「俺が出る。命と春姫とノームには出なくていいと言っておいてくれ」

 

「あ、うん」

 

 

これからのことを考えていると、俺たちのホームに客人がやってくるのを気配で俺は感知した

 

呼び鈴が鳴る前に。俺が気づいた後に呼び鈴にすぐさま俺が出迎えに行く。命と春姫とノームが客人の尋ねをいつもするのだが、今回は俺がする

 

 

俺でなければならない客人が来ているからである

 

 

玄関のドアを開ける、その先に『俺の知る』客人が居た。その者は

 

 

 

 

「君が『そんな姿』で訪ねてくるとは珍しいな、俺に用があってここに来たんだろう?ヘルン」

 

 

「こんにちは。ジーク・フリード。貴方に渡したい物があり、こちらに参りました。この姿で現れると言うのは、何の話かはわかりませんが、貴方に用があるのはその通りです」

 

 

「相変わらず振る舞いが固いな、俺の前くらい君らしく接してくれてもいいのだがな。いや、君は礼儀がとても正しいから、俺を前にしても人との対話を上手くやれている証拠だな」

 

 

 

ヒューマンの女性、ヘルン

 

俺が一番に知っている友人であり、彼女は滅多に外へ出ることはないが、俺に用がある時は必ず彼女が訪ねてくる。彼女の気配は俺の感知にとって一番敏感に反応する。だから俺は彼女がここに来るのを呼び鈴が鳴る前に気づいた

 

そんな彼女が俺に渡したい物があると、訪ねてきた。

 

それを受け取る

 

 

「これを」

 

「手紙か・・・・・・・まさかとは思うが、これは・・・・『彼女』からか?」

 

「はい、あのお方からです」

 

「そうか、わざわざすまない。ここまで来てもらって」

 

「いえ、これも仕事ですので、これで失礼します」

 

 

渡されたのは手紙だった

 

差出人は俺の想像通りの人で間違いないとヘルンの頷きですぐにわかった。それだけを渡されて、すぐにヘルンは去ろうとするが

 

その前に

 

 

「ヘルン。ありがとう。『また会えるか』?」

 

「・・・・・・・・・・多分、また会えます」

 

「そうか、気をつけて帰ってくれ」

 

「はい、失礼します」

 

「ああ、また会おう」

 

 

俺はそれだけを伝えて、ホームから出ていく彼女の姿が見えなくなるまで俺は見送った

 

そそくさと帰るところを見る限り、どうやらあまり俺に近づくことは許されてないようだ。だとするなら、この手紙は間違いなく『彼女』からだろうと察する

 

 

とにかく手紙は受け取ってホームの中に戻る

 

 

「手紙ですか?誰からです?」

 

「フレイヤ・ファミリアのヘルンだ」

 

「な!?フレイヤ・ファミリア!?」

 

「あの『ネームレス』からですか」

 

「確かフレイ様の妹がフレイヤ様のはず。てことはその主神からの手紙か?ジーク?」

 

「どうだろうな、中を拝見しないことにはわからない」

 

「でも、フレイヤ・ファミリアの眷属で、ヘルンって聞いたことがないのですが?」

 

 

 

「それはそうだろう。彼女は『姓が無く』『二つ名も無い』からな」

 

 

 

「え!?そうなんですか!?」

 

「確か主神である神フレイヤが拒否したんだよな?」

 

「その通りだ。彼女は姉上の付き人で従者だ。ネームレスと言う、名の無き女神の遣いと言う意味で、彼女は二つ名がない代わりにその名前が付けられた冒険者だ」

 

「その方から、どんな手紙が?」

 

「今、拝見する」

 

 

中に戻ると、全員がもう集まっていた

 

突然の来客で気になってリビングに集まったのだろう。しかも相手はフレイヤ・ファミリアの団員から、同じ上級派閥の者からの手紙。気になって仕方がない

 

しかも送り先は俺

 

こういう時は。いつだって何か変なことが起こるものだと、フィルヴィスも入団してから一ヶ月となるが、段々とヘスティア・ファミリアの生活がわかってきたようだ。この前のダンジョンでもまたもイレギュラーが起きて。予定していた期間より遅くなってしまったからな

 

 

とにかく、今はフレイヤ・ファミリアのヘルンから受け取った手紙を拝見する

 

 

「ハートのシーリングスタンプが付いてますけど、まさか恋文じゃないですよね?」

 

「ま、まさか・・・・・・」

 

「ジークのことだから、あり得るな」

 

「てことは、やっぱりあの主神からか?」

 

「中を今確かめる」

 

 

ビリビリと中を開ける

 

その前にヴェルフたちが、この手紙にハートのスタンプが付いていることに気づく。これは恋文ではないのかと。開ける前から決めつける。スタンプだけで中に書いてあることを決めつけるのは早いと思うが

 

そう思いつつも。中に入っているのは一枚の紙が一つ

 

その紙を開き、そこにはこう書いてあった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ジークへ、今度の女神祭、二人だけでデートしてください。シルより』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、書いてあった

 

 

 

 

「「「「「「恋文だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?!?!?」」」」」」

 

 

「っ!・・・・・ジーク君!」

 

「・・・・・ああ、『この時が来た』か」

 

 

手紙はシルからだった

 

内容は今度の女神祭でデートして欲しいと。デートの誘いでまさしく恋文の手紙だった。遂にこの時が来たのだと思うと、爺さんの予感が当たった。俺もいつかは覚悟をしていたが、今の俺の力を考えるなら、こうなってもおかしくはない

 

 

「あの店員!?遂にジーク様を手に入れるつもりですよ!?」

 

「知っている!あのシル・フローヴァとか言うあの酒場のヒューマンか!あの店員フレイヤ・ファミリアの一員だったのか!?」

 

「遂に来ましたか・・・この時が・・・」

 

「シル様は・・・・前々からジーク様を欲しがっていましたからね」

 

「あの店員、今度こそジークを手に入れる気だな?」

 

「そうみたいだね。僕はジークさんがシルさんと付き合うことはむしろ賛成だけど・・」

 

「お前?剣姫がジークを好いていることに、めちゃくちゃ焦っているんだな?ベル?」

 

「ヴェルフ!?だってジークさんはイケメンだし!アイズさんがジークさんを好きになるのも仕方がないもん!!」

 

「いや、そりゃあそうだけど・・・・」

 

「あの娘。遂に主を・・・」

 

「ウンディーネ。ここで大波を起こすなよ?」

 

「お気持ちはわかりますが、ここは主のホームですよ?」

 

「わかっているわよ。でもこればかりは・・・」

 

「あらあらジーク君は人気者なのね?あの人みたいに」

 

「ジーク君。どうするの?」

 

 

「無論受ける。拒否する気はない」

 

 

「「「「「「だよね!?」」」」」」

 

「シル君の誘いだから受けないわけないよね」

 

 

もちろん。この誘いを俺は受ける

 

拒否する気はない。彼女の誘いをうけないはずがない。この時を俺は待っていた。彼女の想いを聞くためにも。『壊れた俺』が気持ちを動かすためにも、俺はシルの誘いを受ける

 

 

「ジーク!?あの店員の誘いを受ける気か!?」

 

「ああ、受けないわけにはいかない。何かこのことに不満でもあるのか?フィルヴィス?」

 

「べ、別にお前が誰とデートしようが、確かにお前の勝手だが・・・・」

 

「なら構わないな」

 

「主!貴方は・・・・立場と言うものがあると思います。ですから、そういう相手を決めるときはしっかりと考えるべきでは?」

 

「しっかり考えた上で受けようとしている。それに彼女のことを知らないわけじゃないだろう?ウンディーネ。俺は彼女のことを全て知っている。その上で俺は彼女を選ぶ。彼女の想いを聞くためにも、引き受けないわけにはいかない。ヘスティア?君までこの決定に反対はあるか?」

 

「僕は・・・ジーク君がしたいならいいけど、でも・・・・大丈夫なの?」

 

「無論、『大変な事にはなる』。それでも俺はこれを受けたい。主神として許可して貰えるか?引き受けないと『余計大変なことになる』かもしれないんだぞ」

 

「ああ・・・・・やっぱり、わかった。もう『彼女』もこうするつもりだっただろうし、わかった。君の自由にしていいよ。ジーク君」

 

「感謝する」

 

「「そんな!?」」

 

「ヘスティア様!?本気で言っているのですか!?」

 

「相手は外部の人間ですよ!?」

 

「でも・・・・ジーク君自身もデートしたいって言っているわけだよ?彼が決めたことに、君たちが拒否権を出すことはできないでしょ?」

 

「そ、それは・・・・」

 

「そうですけど・・・」

 

「不満なら、どこかで密かに俺たちのデートを見ても構わない。しかし、邪魔をすることは許さない。いいな?フィルヴィス。ウンディーネ」

 

「「は、はい・・・・・」」

 

「どうしても俺も受けたいんだ。こればかりは俺のしたいことをさせてもらう」

 

「どちらへ!?」

 

「彼女の所へ行く。返事をしに。返事をしたらすぐ戻る」

 

 

そうして、俺は返事を出すためにシルの所へ行く

 

もうレベル7になると、彼女がどこに居るのかホームに居ても気配だけでわかる。今も彼女は酒場に居る。彼女の元へ一人で行く

 

残されたヘスティアたちは

 

 

「ヘスティア様。相手はあのシルさんですよ?」

 

「何をそんなに心配なんですか?」

 

「いや・・・・ベル君とヴェルフ君でも。ちょっとまだ話せないことが・・・」

 

「ん?」

 

「何を言っているんですか?ヘスティア様?」

 

 

「フィルヴィス様。これは仕方がないことです」

 

「ジーク様にとっては、シル様とは二年前からの付き合いですから」

 

「ジーク殿。だいぶシル殿と信頼がとても強いですし、こればかりは・・・・」

 

「うぐ、わかっている。私は何も別に・・・」

 

 

「ウンディーネ。いつの時代も、失恋はあるものよ」

 

「それにお主は忘れたのか?お主にはリスクがあることを?」

 

「主を殺すことにもなるんですよ?」

 

「あなた、完全に立場を忘れてますね」

 

「我らは主に支える精霊ですよ?フレイ様にも頼まれた身であるとお忘れですか?」

 

「それくらいわかっているわよ。でも、でも、でも、私だって恋する気持ちはあるのよ!」

 

 

俺が居ない間。シルとのデートのことについて話し合う。俺の仲間であるベル達

 

ベル達もなんだかんだで、俺とシルとのやり取りを見て、いつか俺を奪いに来ることに、わかっていたのか、遂にこの時が来たのだと、彼らも予感はしていた

 

なぜこのタイミングでデートを頼まれるかは、俺とヘスティアしかわからないが、それでもこの二人のデートは何がなんでも実行をされることは、俺の本気の眼を見て揺るぐことはないのだと思った

 

 

まあ、ベルにとっては大いに賛成している。理由はこれでアイズは俺のことを諦めるからだ、もしも、あれならこのまま結婚までして欲しいと、ベルとは思えない。少し憧れのアイズを手にするために卑怯な考えを若干していた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして俺はホームから出て、シルが居る酒場に着く。中を覗く限り、シルの姿が見えない。奥で休憩しているのがわかる。シルも返事を返すには丁度いいだろうと、俺も酒場に入る

 

 

「いらっしゃいませ!・・・ってあれ?ジークにゃ?」

 

「アーニャか、シルは居るか?」

 

「な!?ジーク!?」

 

「リュー。シルは居るか?」

 

「あ、はい。中で休憩していますが・・・」

 

「彼女を呼んでくれ。それと奥の席を使わせて欲しい」

 

「あ、はい。わかりました」

 

「ミア。紅茶を二つ。俺とシルのだ」

 

「なんだいジーク?ここは酒場でカフェじゃあないんだよ」

 

「メニューにはあるだろう。いいから出してくれ」

 

「なんか訳ありってわけかい?」

 

「そういうことだ」

 

 

酒場に入ると、アーニャとリューに会い、奥で休憩しているシルを呼び出すよう頼み。本来は席は店員の案内で決められるが、奥の席を使わせて欲しいと、少し店の端みたいな場所で彼女を呼び出すようリューに頼む

 

そして、ミアに酒場ではあるが、紅茶を出すようを頼み。まあカフェではないことを承知だが、メニューにはあるとミアに頼む

 

ミアも。何か話をするために、一人でここに来たと察する

 

 

そして

 

 

奥の席で、紅茶を出してもらっていると同時に、リューがシルを連れてくる

 

 

「連れてきました」

 

「すまないな」

 

「ジーク。ここに来て私を呼ぶってことはもしかして・・・読んでくれた?」

 

「ああ、その返事と打ち合わせを今させてくれ。紅茶を飲んで話し合おう」

 

「うん!」

 

「なんの話ですか?」

 

「すまないが、俺とシルの話だ。リューは席を外してくれ」

 

「あ、はい。わかりました」

 

 

シルを連れて来て貰い。シルも俺がここに来た理由をもう察しなのか、返事は聞かなくても良い程に、なんの話をするかわかっているようだ

 

二人だけで話したいため、リューには席を外すよう言う。リューは話に気になりつつも、言う通りに仕事に戻る

 

そしてシルは向かいの席に座り、紅茶をひと口飲んでから俺の返事を聞く。かなりテンション高めで

 

 

「それでジーク。読んでくれたなら、返事は?」

 

「もちろん受ける。君の誘いは俺も嬉しい限りだからな」

 

「本当に!!私も嬉しい!!!」

 

「君からの誘いだ。受けないはずがないだろう?」

 

「そう言ってくれると信じていたわ」

 

「しかしだ、残念ながら俺は二年前から女神祭は興味がなく。参加したことはないため。恥ずかしい話なんだが、祭りの文化はオラリオ外のなら多少知識はあるが。このオラリオで行う祭りの文化を俺は知らない。そのためリードが上手くできないんだ」

 

「なるほど、それで打ち合わせをお願いしたいのね?何があるのかわからないから」

 

「こういうのは男がデートプランを考えるのだが、すまないがあまりに知識がなくて、俺にはプランが建てない」

 

「確かに。オラリオで行われる祭りって、毎年恒例の祭りでも状況によってやらない時もあるから、滅多にやらない催しもするから、調べようにもあんまり出たりしないのよね」

 

「ギルドを頼ろうともしたが、恒例の祭りの文化の記録がほとんど無く。残念ながら君を頼るしかなかった。戦いに専念し過ぎた哀れな俺ですまない」

 

「仕方がないわよ。ジークは戦士の一族だし、平和を望んでも、お祭りの文化なんてジークはあんまり興味ないものね。あっても外で見ているだけで、参加なんてあんまりしたことないんじゃない?」

 

「そうだな。あっても昔は家族に誘われたりとか、ヘスティア達仲間に誘われたら行くくらいだからな」

 

「ジークらしいわね。そういう所は私はわかっているし、別に問題ないわ。それに一緒に考えるのも楽しいし。うん。色々私が教えるね」

 

「感謝する」

 

 

シルに返事を聞かれ、もちろん受けると答え、彼女は今までの中で一番喜んだ顔を見せた

 

しかしだ

 

俺は二年前も同様、祭りの文化に興味がなく、女神祭に今まで一回も参加したことがないため、残念なことにデートプランが考えられない、そのため彼女に相談をする上でデートプランを一緒に考えるしかなかった。情けないことに

 

だがシルは、本当に俺のことをわかってくれているのか、別に祭りに知識がないからとデートプランを建てられない情けない男だとは思っていなかった。むしろ一緒に考えるのも楽しいからと、共に話し合って紅茶を飲みながらデートプランを考える楽しさを味わえると、俺と話し合うことに反対はなかった

 

 

そして話し合い、女神祭の内容を聞いて。どこを回るか、食事はどこでするかなど、一日ずっと二人で楽しめる時間を建てた

 

 

「って言う感じかな?」

 

「なるほど、豊作物が豊富でそんなものもあるのか、話を聞くと段々と楽しめそうだと思えてきたよ」

 

「思えてきたって・・・・っ!?ジークまさか?」

 

「ああ、すまないが、俺はリスクを取り過ぎた。そのせいで心が・・・・・」

 

「ジーク・・・・」

 

「だが、君とのデートは本当に楽しみにしている。それは嘘ではないとわかるだろう?」

 

「まあ、そうみたいだね。それを聞いて安心したわ」

 

「服装は俺にも紳士服がある。それを着てくるつもりだが、オラリオで売っている紳士服の方がいいか?」

 

「ううん。ジークはどんな紳士服でもかっこいいし、それで大丈夫だよ。待ち合わせはアモールの広場でいいかな?」

 

「問題ない。時間も早めでいいだろうか?」

 

「うん、なんだかまだ始まってないのに、今でも貴方と過ごせて楽しい」

 

「デートを始めた時は、もっと楽しめるさ」

 

「ふふふ、きっとね」

 

 

これでプランは決まりデートプランは完成した

 

あとは楽しく過ごすだけだ。彼女と過ごすデートは何回もあるが、彼女から誘いするデートなど、楽しめない訳が無い。その日が楽しみだと思った

 

 

そして、彼女も薄々ではあるが、俺の異常さに気づいていた

 

 

もうレベル7になると、俺の感情がほんとんど死んでいることに、彼女は本当に俺の心を読める。だから心配した

 

 

しかし、本当に彼女とのデートを楽しんでいるのは嘘ではない。彼女の想いだけは絶対に死なない。俺の心は彼女に取られたと言ってもいい程に、彼女を想う気持ちだけは嘘ではない

 

だから

 

 

「シル。本気で君とのデートを楽しみたいと思っている上に、成功したいと思っている。だから頼みがあるんだが」

 

「なに?」

 

「武器の所持を許してほしい」

 

「っ!誰かまたジークを狙っているの?」

 

「いや、勝手な警戒だ。そういう敵が居ることなど心当たりはないが。警戒を念のためにさせて欲しい」

 

「まあ、ジークが言うなら」

 

「グラムだけ所持させてくれ。狙われる心当たりはないわけでもないのだが・・・・・」

 

「やっぱりあるの?」

 

「君の・・・・いや・・・オッタルたちは今回はどう動く?」

 

「ああ、そういうことね。今回もただの護衛をしてくれる感じだよ?」

 

「そうか、あいつらに言ってくれないか?もしも邪魔をするなら斬られる覚悟をしておけと」

 

「まあ、アレンさんは特にジークが嫌いだからね、変なことをするかも、しかも物凄く人の話を聞いても言うことを聞かないからね。毎回それで仲間の人たちと揉め事をするし、うん、私から言っておくね」

 

「理解してくれて感謝する」

 

 

念の為に、シルにオッタル達にデートの邪魔をしないよう言っておいてくれと頼んでおく

 

理由は一つのみ、絶対にシルと男のデートなど絶対に認めない。今までデートは彼女と何度もしたが、今回は『最後まで望み』がある。となればあいつらでも黙っていない。だがそれでもシルがしたいことであると、俺も彼女とのデートも楽しみたいからと、邪魔をするなら斬るぞと、彼女に忠告を頼んだ

 

 

彼女の忠告を、聞くかも怪しいがな

 

 

「話したいことは、これくらいかな?」

 

「ああ、待ち合わせの時間も問題ない。こちらの派閥にも許可は通してある。君との時間をゆっくり使わせて貰う」

 

「うん、私とのデートを楽しんで」

 

「今までの中で、一番に君との時間を楽しめそうだ」

 

「これからも、そうなるよ?」

 

「それは楽しみだ」

 

 

話し合いはこれで済んだ

 

あとは当日を楽しむだけ、予定は上手く組み、二人で楽しめるデートプランも完璧だ。女神祭の出し物も全部聞き、あとは二人で過ごせるデートを待つだけだった

 

 

しかし

 

 

「「「「シルとデートって本当ですか『『にゃ』』!?」」」」

 

 

「ん?ああ」

 

「リュー!?アーニャ!?クロエ!?ルノア!?」

 

 

話し合いが終わると、リューとアーニャとクロエとルノアが突然俺たちに問い詰めてきた

 

どうやら先ほどの話を聞いていたらしく、何か文句でもあるのか、仕事中だと言うのに、俺とシルに色々問い詰めてくる

 

 

「ジーク!?シルとデートをするのですか!?」

 

「そうだ。何か不満でも?」

 

「不満は・・・別に・・・私は何も・・・」

 

「そこまで言って、まだ素直に何も言わないのか?お前は?」

 

「でも、ジーク!シルとデートって正気にゃ!?」

 

「ああ、俺も彼女としたいしな」

 

「そんなことをしちゃだめにゃ!そんなの最後まですることになるにゃ!?だって泊まり掛けでするんだよにゃ?」

 

「ああ、そうだが」

 

「シル!あんたついにやりやがったわね!」

 

「別にいいじゃない。ルノア。ジークをデートに誘うのは自由でしょ。ジークだってしたいって言うし」

 

「あんたはやる所までやるから嫌だにゃ!ジークは英雄にゃ!他の女と付き合うことなんて、ジークが大変になるにゃ!」

 

 

「俺は別に彼女とデートすることに抵抗はない上に、俺も望んでいる。俺とシルとデートすることに、なぜそこまで反対を出す?お前たち?」

 

 

「「「「え!?それは・・・・」」」」

 

 

なぜかリューたちは、俺とシルのデートをすることに反対をするような発言をしてくる

 

一体なぜそのような言葉をしてくるのか理由を聞いたが、なぜかリューたちは黙るばかりで理由は言わない。俺にはどうしてそんなことを言ってくるのか、理由は察しできない程わからなかった

 

 

すると

 

 

「あんたら!そんな所で何をしているんだい!」

 

「「「「あ!ミア母さん!!」」」」

 

「そう言うのは早いもん勝ちだよ!ジークが誰と女と付き合おうが、誘った奴勝ちなんだから、あんたらはさっさと働く!!」

 

「「「「は、はい!!!」」」」

 

 

「やれやれ、結局理由は聞けなかったが、この場は収まってくれたか」

 

「もう、私が先にジークをデートに誘って何が悪いのよ」

 

 

リュー達は仕事をサボって、こっちを問い詰めているせいで、ミアがこちらに来てしまい、さっさと仕事をしろと、リュー達を仕事場に戻す

 

まあ、その結果彼女に理由も聞けずにリュー達は仕事に戻ってしまう、まあなんとかこの場は収まった

 

 

「ではシル。当日を楽し身にしている。俺はその日のために。今日で仕事を全部終わらせるから、もう何もない場合はこれで失礼させて貰う、問題ないか?」

 

「うん、もう無いよ。もしかして忙しかった?」

 

「いや、そういうわけではなかったが。最近は色々あったわけだし、報告が多くてな、単純にデートができるように、終わらせられる仕事は今の内に終わらせたいのでな」

 

「そうなの。うん、わかった。私からはもう無いよ。当日楽しみにしてね?」

 

「ああ、俺も楽しみにしている。ミア、邪魔したな。代金だ」

 

「あいよ。あんたついに、シルとデートをするんだね?」

 

「ああ、何か問題でも?」

 

「いいや、あたしからは何もないが、『苦労する』よ?」

 

「それでも構わないさ。シルのデートならな」

 

「そうかい、とにかく用心はしておくべきだよ」

 

「問題ない。シル。では当日に」

 

「うん、またね」

 

 

シルの打ち合わせは終了した。

 

当日を十分に楽しめるように、今日の内に仕事を全部終わらせて、当日を向けて仕事を全部終わらせる

 

ミアに代金を払って別の仕事に行こうとしたが、ミアがシルとデートをするのは大変になると言ってくる。彼女とのデートを楽しむのに、なぜそんなことを言ってくるのか、まあ、わかってはいるが、それでもしたいと、それくらい問題ないと言って

 

俺はさっさと別の仕事へ向かう

 

 

 

仕事を終わらせるにしても、ほとんどが報告だ

 

 

ギルド本部に向かい、エイナに今後のことなど、報告しなくてはならないことがたくさんあるため、デートの日までに仕事を全部終わらせるために、今日は仕事をする気はなかったが、シルとのデートを組んだため、早めに仕事を終わらせる

 

 

当然ながら、このデートには裏があることは気づいている

 

 

なにせ、シルからのデートだ。泊まりもあるわけだ、何もないはずがないだろう、それにシルはフレイヤ・ファミリアの関係者。当然あいつらが俺と彼女のデートをただ見ているだけとは思えない

 

その証拠に

 

 

「この気配・・・・あいつか・・・」

 

 

誰かが俺の跡を着いて来ている気配を感知した。気配からして知っている人物だ。間違いなく俺がシルとのデートをすることを知っていて、跡を着けてきたに違いない。ここでは人が多くて人目に関わりやすいため、人が居ないと思われる建物の裏に移動して。少し広い路地裏に移動した

 

そしてその男も普通に着いてきた。そして後ろを振り向いて、俺は跡を追う者に問う

 

俺を跡から追う者の名は

 

 

「一体何用だ?ヘディン」

 

 

「お久しぶりです。ジーク様。少々私とお話をして貰います」

 

 

俺の跡を追うのは、フレイヤ・ファミリアの団員にして第一級冒険者。ヘディン・セルランド

 

ヒルドスレイヴがまさか一人で俺を訪ねに来るとは思いもしなかったが、聞かれることは大体何を言われるかは、想像付いている

 

 

「シルとデートの話か?」

 

 

「わかっているのなら話は早いです。ジーク様。ジーク様はあの娘をどう思っているのですか?」

 

 

「愛したい。そう思っている」

 

 

「っ!それほどにあの娘に想いがあるのですね」

 

 

「ああ、それがどうかしたのか?知ったとしても、お前達のすることは護衛のはずだ。お前にも言っておくが、邪魔をしようものなら、誰であろうと斬り殺す。とだけ覚えておけ」

 

 

「問題なく、もちろん私もジーク様のデートを邪魔するつもりはありません、しかし、これだけでも聞かせてください」

 

 

「なんだ?」

 

 

「シル様を手に入れるつもりですか?」

 

 

「望めるのならな、できることなら結婚までするつもりだ」

 

 

「っ!?それほどまでに・・・・」

 

 

「まあ、お前らのことだ。ファミリアの関係もあるだろうからな、どうするかを聞いてもおかしくはないだろう」

 

 

「では、いずれジーク様が我がファミリアに所属してくれるのですか?」

 

 

「それはない」

 

 

「っ!なぜ!?」

 

 

「俺はファミリアをコンバージョンをできる期間になってない。彼女と結婚した場合は、俺のファミリアに来て貰うつもりだ」

 

 

「そうですか・・・・・」

 

 

「不満な顔をしているな。お前にしては珍しい故に、あの中でまともだからこそ、意外な顔を初めて見るぞ?」

 

 

「シル様をジーク様のファミリアに入れると聞けば、流石に動揺を隠せませんでしたので」

 

 

「まだ決まったわけじゃない。そうするつもりの話だ。それともなんだ?『シルを俺のファミリアに入れては困る』ことでもあるのか?」

 

 

「っ!いいえ、そんなことは・・・・」

 

 

「ここまで話せばわかったのだが、シルとのデートで結婚まで結びつくことに気づき、本当に俺がお前らのファミリアに所属するか確認するためだったようだな・・・」

 

 

「あのお方のファミリアに所属することに抵抗はありますか?」

 

 

「あるだろう。言わなくてもわかると思うが、抵抗があるのは姉上ではなく、お前らだ」

 

 

「そう言うと思っておりました、特にアレンのことについてだと私も気づいています」

 

 

「それ以外の眷属もだ。全員姉上の寵愛欲しさに協調性がお前らには無い、個人が強くなるばかりで協力性もない、仲間だと言うのに蹴落としばかり、そんなハッキリ言って野蛮なお前らのファミリアなどお断りだ。勝手な思想も多い上にな、だからなぜシルがあのファミリアの関係者なのか不思議な程だ」

 

 

「返す言葉もありません」

 

 

ヘディンが訪ねてきた理由は、もしデートが上手くいき、結婚までのプロポーズまでできたら、自分やシルがどのファミリアに所属するのかを聞くためである

 

シルはフレイヤ・ファミリア。俺はヘスティア・ファミリア。別々のファミリアでの婚姻でなると、どちらかの片方がファミリアの所属に入らないとならない。そうなればシルがヘスティア・ファミリアに所属するしかない。俺はまだヘスティア・ファミリアに入って、まだ半年しか経ってない。コンバージョンできる期間では無いため無理。そうなればシルがヘスティア・ファミリアに所属するしかない

 

しかしだ。本当にそうなるかわからない上に、やはり『シルを監視している』のだと、理解する。少なくとも二人でゆっくりデートできるような感じになるとは限らないと理解した

 

 

「どうなろうと、決めるのは俺とシルだ。お前達がとやかく言う筋合いはない。何があろうと邪魔をするな、いいな?他に言っておけ」

 

 

「わかりました」

 

 

「俺はもう行く。他に言うことは無いな?」

 

 

「はい、シル様のデートをお楽しみください」

 

 

もう話すことは無いだろうと、さっさとギルド本部に向かう

 

ヘディンの言うことが本当なら、シルが結婚を狙っていることは、姉上の眷属たちでも知れ渡っている。シルがもしもデートの最後で婚約まで持っていき、俺がそれに結びついたら

 

 

 

その時は今度こそ、オッタルの一騎打ちになり、オラリオで決戦を行うことになる

 

 

 

いつかオッタルたちと戦争することになることはわかっていた。果たして、彼女は俺に婚約まで結びつけようとするだろうか

 

その全てはデートの日で決まる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギルド本部

 

 

「報告は以上だ」

 

「うん、順調そうで何よりね」

 

「ああ、やっとイヴィルスが全滅したんだ。三大クエストの最後はもう俺が終わらせ、これで残るはダンジョンのみだ」

 

「また深層を目指す?」

 

「一ヶ月後辺りにな、もうそろそろ全員で40階層までは行かなくて強くならない」

 

「前回はジークとベル君とアーデ氏の三人で深層で落とされたんだよね?イレギュラーで、それで一回38階層まで行ったんだよね」

 

「ああ、ヴェルフ達がそこまで追いかけたのは意外だったが、なんとかゼノスのみんなのおかげでヴェルフ達も深層で俺たちと無事合流できた。もう深層の恐怖に耐性は付いている」

 

「ジークのヘスティア・ファミリアも。リヴェリア様と同じ派閥の階級になったから、そこまで行く必要もあるかもね」

 

「だから一度俺たちだけでホワイトパレスに行った。マリアの子供を回収するために」

 

「遺体はあったの?」

 

「ああ、まだ残っていた。三名全員な、マリアに返して墓に入れた」

 

「悲しかっただろうね、マリアさん」

 

「仕方がない。金を稼ぐために危険地に行った者たちだ。遺体を回収できただけマシだと思うしかない」

 

「そうだね、マリアさんも悲しいだろうけど、こればかりは受け入れるしかできないね」

 

 

俺の専属であるエイナにここ最近の活動を報告する

 

とは言っても、イヴィルス全滅後は特に大きな報告は無く、何事も無い平和を過ごしていると報告する。ただ派閥階級も最上級となったため。全員で深層を目指す権利を得たため、深層へ一度だけ向かった、目標として40は行くべきだと、火山の手前まで行くべきだと目標を立てて進んだと報告する

 

中層はもう慣れた。なら次は深層だ。一度は行ったなら挑むべきだと、今度は深層に挑戦するべきだと、一度は挑んだ。ある目的のために

 

 

それはマリア・マーテルの子供達の遺体を回収するためだ

 

 

37階層のホワイトパレスに彼女の孤児院で育てた子供の遺体をリリルカが前の遠征で発見。もし遺体が残っているなら、回収しようと今度は俺たちヘスティア・ファミリアで一度挑む。シルフたちを連れて

 

状況によるが、一層づつ挑むことはできた、仲間の体力と命で判断して深層に向かう、ヴェルフ達はレベル2だ。そんなレベルで深層を目指すのは自殺行為だ。だがそれでも運だけは強い奴らだ、ヴェルフ達のあり得ない運でも行けるはずだと、前回で死んでもおかしくない深層に行って生きてられるヴェルフ達を信じて、38階層まで上手く行けた

 

 

そして、遺体はリリルカの言うルームに着き、遺体の骨はしっかりと見つかり回収した

 

 

回収して、マリアに引き渡し、泣きながら三人の遺体を抱きしめ、そのまま棺に入れて墓へと彼らをやっと地上へ眠らせた

 

こればかりは受け入れるしかない。そして今マリアの子供達であるライ達はもう母であるマリアを悲しませないためにも、絶対に冒険者にならないと約束してくれた

 

これでマリアのためにはなれた冒険だった

 

 

 

「報告は以上か?」

 

「うん、だけど私からちょっと伝えたいことが・・・・」

 

「ん?なんだ?」

 

 

報告は全て伝えたが、まだエイナが話があるらしく、エイナからと言う限り個人的な話だと推測する

 

何を言われるかと、言うと

 

 

「あの・・・・・今度私と女神祭でデートしてくれない?」

 

「ああ、デートの誘いか」

 

 

やはり個人的な誘いだった

 

エイナも俺を狙っての話だろうと、それを言われるだけでわかったが、まさかシルとのデートで被るとは思わなかった、無論断りを入れる

 

 

「すまないが、その日は予定がある。お前の誘いは受けられない」

 

「あ、そうなんだ・・・・その日は何かするの?」

 

 

「ああ、お前より先にシルから誘いがあり、彼女とデートをする。今朝彼女から誘いを受けた。先に誘いがあるため、そちらを優先する」

 

 

「え?・・・・・シルさんとのデート!?」

 

「ああ」

 

 

俺は包み隠さずに断りと理由を言った

 

その瞬間、エイナが見たことのない形相をしている。余程別の者からの誘いを受けたことにショックを受けたのか、かなり問い詰められる

 

 

「ジーク!あのシルさんとデートって本気なの!?」

 

「ああ、何か問題でも?」

 

「問題あるよ!だってあのシルさんだし!絶対その・・・・・最後までするだろうし!」

 

「だとしても、俺と彼女が決めたことだ。いくらお前でも反対を出す権利はないと思うが?」

 

「そ、それはそうだけど・・・・」

 

「お前が俺とシルのデートすることに反対を出す理由は俺が好きだからと言われたからわかっている、だけど、俺だってデートをする相手を選ぶ権利はあるだろう?」

 

「で、でも・・・・・・」

 

「俺だって彼女とデートをしたい、最後までしようともな、お前の言う最後と言うのはどう言う意味なのかだけはわからないが、俺も望んでいることに反対はできないと思うが?」

 

「うう・・・・・はい・・・」

 

 

あまり納得はしていないようだが、お互い望んで予定を作ったことだから、他者が反対を出すことはできない。しかし、唯一反対を出す理由があるとするなら、俺を取られたくないエイナの想いである

 

だがそれでもこの予定を崩す気はない。俺も望んでいること、この予定を実行する以外選択肢はない

 

 

「その日どこかで俺たちを見かけたら見る分は構わない、だが邪魔はしないでくれ。俺だってしたいからな」

 

「はい・・・・・・」

 

 

エイナのその当日の日に俺とシルとのデートを邪魔しないように言い、かなりの空返事をした

 

まあ、恋している相手にデートの誘いを断られ、別の女性とデートをするってなるとショックで居るのも仕方がない

 

だが、それでも俺も譲る気はない。俺も彼女とのデートがしたい。だから女神祭の日、俺たちを見かけても邪魔をしないように言った

 

 

 

ここまでに余程以上に、大事になってきたことがわかる。たかがシルとのデートをするだけなのに、段々面倒ことが起こりそうな感じにはなってきた

 

俺ってそこまで女と付き合うことが許されないのだろうかと思うくらい、知る限りの女性に反対を受ける。まあ。理由は・・・・・多分そうなんだろうと思うが、それでも俺だってシルと付き合いはしたい、だから邪魔は困る

 

 

だから

 

 

 

今回あのオッタルたちがどう動くかが、気掛かりで頭がいっぱいだ

 

 

 

ヘディンに俺の望む限りの目的は言った。それを当然オッタル達にも伝えているはず、果たして、あいつらそれを聞いて今回のシルのやることに、どう動くだろうか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜

 

 

「と言うことだ。ジーク様が言うには、望むならシル様と結婚をして、ジーク様のファミリアに入れるそうだ」

 

「「「「なんだと!?」」」」

 

「あの野郎に、女の趣味があったのか?」

 

「ジークとシル様は二年前から付き合いがあるようだ。お前達も知っていると思うが、我らを使ってジークの手助けをする命令もするくらいだ。少なくともジークはシル様との関係はそれ以上になっていると言うことだろう」

 

「うう、ジーク様はフレイ様の義弟様、シル様と結婚することに関しては全然反対ないしふさわしいとは思うけど、だけど、うう・・・・僕はどうしたら!!」

 

「「「「うるさい!!クソ雑魚エルフ!素に戻るな!!」」」」

 

「やはり、こうなるだろうな」

 

 

フレイヤ・ファミリアの本拠では、オッタル達幹部たちが今回俺とシルのデートに関して、議題を上げて話している

 

まあ言うまでもなく、こいつらもほとんど反対を出している。シルとのデートで済むだけならともかく、これが結婚までに至ると、流石に我慢ならないと、ヘディンとオッタルとアレンは何も問わない

 

 

「それと、ジーク様より、今回のデートを邪魔をするなら斬ると警告の伝言がある。おそらくだが、武器の所持をしている」

 

「デート中でも警戒は怠らないところはジークらしいな」

 

「邪魔するわけねえだろうが」

 

「だがアレン、特に貴様をジーク様は疑っていた、余程貴様の性格をわかった上だろう」

 

「勝手に俺のことをわかった気でいるんじゃねえよ、あのクソ野郎」

 

「だが、もうジーク・フリードに敵う力は・・・・」

「ああ、オッタル以外は居ないだろう」

「オッタルと同じレベル7になり」

「ゼウスとヘラのファミリアが倒せなかった黒竜ファフニールを倒し、シル様の話ではジーク・フリードはそのファフニールの力も手に入れたと言う、完全に我々からすれば脅威だ」

 

「ジーク様が、黒竜まで制する、流石はフレイ様の義弟様。我が主の力にも授かるはず・・・・だと言うのに、こんなことになるなんて!」

 

「「「「だから素に戻るな!!!!」」」」

 

「どの道我々のすることは護衛するのみ、あのお方もそうするように言われている。これからは打ち合わせをするぞ、例えジーク様とシル様がこれから結婚することになろうとも、我々に反対を出すことはできまい、二人が望むことであるならな」

 

「オッタルはそれでいいのか?」

 

「反対はない。ジークはフレイヤ様やシル様がお認めになった男だ、つまりは寵愛を受けるだけの資格はある。勝手ではあるが俺はジークをゼウスとヘラを超えて、この下界の中であの男が一番強いと俺は思っている。化け物である黒竜の力まで手にしては」

 

「「「「「「「・・・・・・」」」」」」」

 

「あのお方が欲しがるのも無理はない。我ら以上の力を持つ男だ。それに今回はあのお方自らの誘いだ。こればかりは反対することは俺はない。むしろあれだけの力を手にした男は、この下界でもたった一人だ。それだけの力を持つ魅力の男、仕方のないことだ」

 

「確かに、化物の力も手にしてはな」

「神とヒューマンの間に生まれたのは知っているけど」

「まさかモンスターの力も手にするなんて、ジーク・フリードはただのヒューマンじゃない」

「しかもそれが三大クエストのゼウスとヘラのファミリアが倒せなかった黒竜ファフニール。それを倒して物にする?あり得ないくらいだぞ」

 

「三つ巴の力を手にして、ジーク様は神の頂きさえ物にする。フレイ様の義弟にふさわしき存在、もはや黄昏すら制するやもしれん」

 

「あのクソ野郎、まだガキのくせにとんでもねえ力を手にしやがって、あの二年前からここまで、しかもあの黒竜ファフニールまで物にしやがって、本来なら・・『俺が』・・・・」

 

「だとしても、ジーク様とシル様のデートは揺るがない。ジーク様はシル様と上手くいけば結婚もすると言っていた。無論シル様をジーク様のファミリアに入れる形を取ることも、貴様らもジーク様の実力はかなり知ってのことだろう。我々としてはもはや何もできまい」

 

「「「「「「「・・・・・・」」」」」」」

 

「だが、私は今からシル様にある頼みをする」

 

「ん?何をだ?ヘディン?」

 

 

 

「ジーク様はもしもデートが上手くいけば結婚するおつもりだと、今シル様に伝え、ジーク様をヘスティア・ファミリアではなく、ジーク様の姉である我が主、フレイヤ・ファミリアにコンバージョンさせるよう、シル様に頼む」

 

 

 

「「「「「「「な!?」」」」」」」

 

 

ヘディンは考えた

 

ヘディンとしてはどうしてもシルを俺のファミリアに入れて欲しくはない。二人が結婚することになったとしても、だからそれをさせないために、結婚したら俺のファミリアではなく、シルの頼みで彼女のファミリアに所属させる提案を今シルに頼もうと、ヘディンは考えた。俺がシルの頼みを絶対に聞かないはずがないと、わかった上でだ

 

今日の話し合いをして、考えた結果である

 

 

「は!?あの野郎を俺たちのファミリアに入れる気か!?」

 

「そうと言っているのだが?」

 

「賛成だ!ジーク様さえ居れば、我がファミリアは完全な派閥となる!それこそ我らがゼウスとヘラを超えた最強の頂天となれる!!」

 

「「「「勝手に賛成するな!雑魚エルフ!」」」」

 

「そう簡単に事を運ばせられるのか?ヘディン?」

 

「無論だオッタル。ジーク様はシル様の頼みをなんでもするお方だ。ならば、シル様と結婚をした際、ヘスティア・ファミリアではなく、我がファミリアとして迎え入れるよう頼めば、ジーク様を我が仲間となるはず、いくらジーク様でもシル様の頼みは断れないはず」

 

「テメエ、本気で言ってんのか!?あの野郎を俺たちのファミリアに入れるだと、ふざけてんのか!!」

 

「では聞くぞアレン、貴様は二年前まだレベル1のジーク様にスキル関係で敗れた。当時貴様はレベル6だった貴様がだ。更に以前ジーク様のファミリアが遠征を行う前に、貴様を修行相手にして貴様はまたも敗れた。今度は同じレベルでだ。二度もジーク様に負けて。ジーク様はその遠征にてオッタルと同じレベルになった。それだけでなくファフニールの力も手にした。そんな男一人ではあるが、オッタル以外の我らが敵うと思うか?」

 

「「「「「「・・・・・・・」」」」」」

 

「何も言い返せないのなら理解できるだろう。敵になるべきではない。ジーク様が姉である我がフレイヤ様の敵になるとは思わないが、少なくとも我が主はともかく、その眷属である我らには敵になるのなら斬るまでと、眷属である我らには敵意はあった。このままぶつかればジーク様に殺される可能性もなくはない。我らを殺して、シル様だけではなくフレイヤ様も頂くかもしれないぞ?」

 

「「「「「「っ!?」」」」」」

 

「・・・・・・・・」

 

「そこまではジーク様も考えているかはわからないが、強大な力を持ったジーク様ならできること。仲間として迎え入れるべきだ。そうすれば我らのファミリアも大きくなる。それもゼウスとヘラのファミリアを超えて・・・・」

 

 

強大な力を手にした俺をかなり脅威だと思い込むヘディン

 

しかし、それはオッタル以外は確かにそう思っている、レベル四からレベル7までになるまで、今までにおいてもかなり誰も真似できない偉業を成し遂げた、そんなことができる俺をファミリアに入れるべきだと

 

誰が相手でも恐れない彼らが唯一俺を恐れた

 

だがだ、納得はいかない

 

 

「あのクソ野郎を入れてファミリアを大きくする気か、あのクソ野郎の力が俺たちには必要だと言いたいのか!?」

 

「なら貴様にはできるのか?ジーク様は黒竜のドロップアイテムを食べてその力を手にした。そんか偉業できるのか?怪物になることなく?」

 

「・・・・・・ちい」

 

「ジーク様を我がファミリアに入れるべきだ。あれだけの未知の力を持つあのお方がいれば、我が主の祈願も叶うはず。いくらジーク様でもシル様の頼みを断るはずがない。今からあのお方に頼もうと思う」

 

「俺は上手くいくとは思えない」

 

「っ!なぜだオッタル?」

 

「シル様の問題だ。シル様はジークの気持ちをかなり考えている。ジークに無理難題なことを頼むとは思えない。今までもシル様がジークにそのような無茶な頼みをしたことが一度もない。いくらなんでもシル様がジークにそのような頼みをするとは思えない。彼のためにもならないことをすることだけは」

 

 

シルに頼んで俺をフレイヤ・ファミリアに入れると言うが、オッタルはそれは叶わないと思っていた

 

その理由はシルが俺にそんな無茶なことを言わないからだ。無理なお願いはシルはしない。俺は確かになんでもするつもりではあるが、無理なことは彼女は俺に頼まなかった

 

もう一つ理由がある

 

 

「それにジークはまだヘスティア・ファミリアに入団してから半年しか経っていない。コンバージョンは最低でも入団してから一年経たなければコンバージョンできない。その辺りはどうするつもりだ」

 

「我が主に頼む。私は一度あのお方に聞いたことがある。コンバージョンではないが。ステイタスを違う恩恵に誤魔化すことができると」

 

「「「は!?」」」

「そんなことができるのか?」

 

「フレイヤ様なら可能なはず、それにジーク様をファミリアに入れるのはあのお方も願ってもない話のはず、必ず受けてくれるはずだ」

 

「テメエが他力本願をするとはな」

 

「なんとでも言え、今日ジーク様と出会ったが、完全にファフニールを物にしたジーク様の圧力に私は・・・・・恐れた」

 

「「「「「「っ!?」」」」」」

 

「我が好敵手である貴様が!?」

 

「ああ。そうだヘグニ。ハッキリ言おう、見た目はただのヒューマンだがあれはヒューマンではない。今のジーク様を敵に回せばどうなるか、想像も付かん、この私に死の恐れを作る程の方だ。流石はフレイ様の義弟様であると、どうしても味方にしたいのだ」

 

 

ヘディンがなぜそうまでして俺を敵に回さないようにし俺を自身のファミリアに引き入れたいのか、ヘディンならそんな他人の力を求めたりなどしない。俺が戦力になるのもあるかもしれない。そしてシルを取られたくないのもある、ともう一つの理由

 

 

俺を敵に回すべきではないヘディンでも恐れる力を持っていることに、ヘディンが今まで感じたことがない恐怖を抱いているからだ。

 

 

フレイヤ・ファミリアの眷属なら。自身の力で序列を決めるような、主の寵愛を手にするなら力で眷属同士で蹴落とす者たちばかりだ、そんな中の一人であるヘディンは、完全にファフニールを物にした俺の姿を見て、俺を階層主以上の怪物だと思っている。それこそ二代目黒竜ファーブニルと扱うほどに、今日俺と会ったが、彼は少し冷や汗を流していた。俺を目の前にして、どれだけ力を増して差が開いたのか、力を欲していたヘディンでさえ、今段階の俺の圧力に恐れたのだ

 

今も、俺を思い出すとヘディンは少し汗が垂れる。こんな奴が冒険者として敵になったら、ファミリアは壊滅してもおかしくないと、初めて強大な力にヘディンは屈してしまったのだ

 

だから、オッタルに言う

 

 

「オッタル。貴様はジーク様が同じレベルになったら挑みたいと言った。本気で言っているのか?」

 

「お前が恐れるほど強くなったのならな、俺は奴との戦いはより楽しめると思っている。奴を恐れて敵に回す事をせずに仲間にするなら好きにすればいい、俺はそれでも奴と戦いたい」

 

「なぜそこまでジーク様に挑む?」

 

「決まっている、奴が現時点の最強だからだ。俺はゼウスとヘラのファミリアに勝てなかった。だが奴はそれを滅ぼした黒竜を倒して物にした。俺は奴を超えてフレイヤ様の寵愛を超えて絶愛を貰う。今ジークがそれを手にすることができる段階に至っている。俺はあのお方のために最強になることを目的に生きている。奴が死に恐れさせる力を持とうとも俺は奴に挑む。もう時期必ず俺は奴と戦える。それだけの状況にもなる。ヘディン。そうしたいなら勝手にすればいい。だが、それでも俺は奴と一騎打ちをする」

 

 

そう言って、オッタルは会議室から出ていく

 

何があろうと、オッタルが望むのは俺と一騎打ち。俺に挑むことをやめない。ゼウスとヘラの眷属に、過去に何度も奴は挑んでは負けた。一度も勝てたことは、七年前でゼウスのたった一人の生き残りの眷属であるあの男以外はない。黒竜ファフニールを倒すことはできなかった。誰もが倒せない敵を俺は倒し、そして物にすると言う奇跡を果たし、現時点で同じレベル7では測れない最強を示している

 

だからフレイヤから絶愛を手にできる

 

主人の愛だけは手にさせたくはない。オッタルはフレイヤのためだけに生きてきた。そのフレイヤの愛だけは、俺が手に入れることができてもそれを望まなくても、それを手に入れるだけの資格は得ている

 

だから俺を倒して最強の座を手にする

 

 

これがオッタルの望むもの

 

 

俺はそんなのは手に入れたいとは思ってない。バロールを一人で倒したことも、たった半年でレベル7に至ったことも、怪物の力を手にするのも偶然にも等しいもの、ただの人が得ることのない事を成し遂げ実績として残した。挑むべき目的としては十分

 

だからオッタルは護衛はするし、俺とシルとデートも邪魔をしない。結婚しても咎めない。だけど、必ずいつか俺と一騎打ちだけは何が何でも実現させる

 

ヘディンの提案を実現するにしても

 

 

 

 

オッタルが俺を好敵手として交えることを何がなんでも実行するつもりだった

 

 

 




また一年よろしくお願いします

良いお年を


約束のオーズ編は、ジークの最大の試練です
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