ニーベルンゲン・シックザール〜竜殺しの英雄譚〜   作:ソール

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雷帝英雄譚編
黒き獣の襲撃 


 

 

 

グランド・デイ前夜祭を終えて次の日のこと

 

朝から大勢の街の人や冒険者が外に出ていた。都市中に響くラッパ音。多数の色の紙吹雪がパラパラと祝いの始まりを告げる。今日は誰もが楽しみにしていたダンジョンに行くことがない。一番の大イベントにして喜ばしい日

 

神も人間もエルフもパルゥムもドワーフや亜人。誰もが楽しむことができる。大切な日

 

 

グランド・デイの日である

 

 

朝から俺たちヘスティア・ファミリアも外に出て。グランド・デイの開催の宣言をギルド職員であるエイナの言葉を聞く

 

 

『迷宮都市オラリオに住む。全ての皆さんにお伝えします。本日は晴天にも恵まれ。最高の空の下で、この日を迎えられて、我々ギルドも嬉しく思っております。今日一日だけは、市民も、冒険者も、神々も、全ての隔たりを忘れ大いに騒ぎ。おおに歌い。大いにこの日を称えましょう!』

 

 

と、エイナの言葉を外に出ている市民やファミリア達が笑顔になりつつ真剣に聞いていた

 

そして最後に

 

 

『それでは!!ここに『グランド・デイ』の開催を宣言いたします!!』

 

 

『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!』

 

 

エイナが開始宣言を伝えると、市民や冒険者たちが一斉に大きく歓喜し。空から花火を音が聞こえた

 

それが聞こえると大勢の市民や冒険者達はすぐに出店に向かうなど、もう早速楽しもうともういち早く行動していた

 

そして俺たちもヘスティア・ファミリアも

 

 

「よしみんな!やっとの待ちに待ったグランド・デイだ!大いに楽しむよ!」

 

「はい!神様!」

 

「ええ!資金はこのために集めてきました!」

 

「おお!今日は買いたい物買って!食べ物も酒も食べて飲んで楽しもうぜ!」

 

「ええ!今日は大いに盛り上がりましょう!」

 

 

「ああ。だが資金を使い切るまで遊ぶ気かお前ら?」

 

 

「いいじゃないか!今日はグランド・デイなんだし!楽しくやろうよ!」

 

「やれやれ。資金使い果たしてファミリア破産しないようにはしろよ。ヘスティア」

 

 

そう言ってこちらも大はしゃぎ。俺は必要分だけでいいと、俺ははしゃぐ程のテンションではなかった。だはあいにく俺もたまに良いものだと。面白くヘスティア達と同じ考慮に賛成する

 

 

「じゃあ行くよ!ジーク君!」

 

「ああ。分かった」

 

 

と、俺もヘスティアたちの後を追って歩く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが

 

 

「っ!」

 

 

「ん?どうしたんだいジーク君?」

 

 

突然空に何かの反応を感知した。感知アビリティで反応を感じ取ることができる俺は空に何かを感じた。それは魔力でもなく。神の力でもない

 

 

それは

 

 

 

「っ!?」

 

 

それはとても不味いものだった。それは空から落ちてくるもの。それは

 

 

 

 

襲撃だった

 

 

「ち!!スヴェルヘイム!!!」

 

「え!?ジーク君!?」

 

「ジークさん!?何を!?」

 

 

俺は魔力の全部を使って。俺はオラリオ全体にスヴェルヘイムがオラリオを包むように空にルーン文字を放った。ルーン文字が一文字ずつ青い透明の四角い盾となりオラリオを包む

 

突然俺が防御魔法オラリオ全体を包めるほどの防御壁を張ったことにベルやヘスティアだけでなく、街の人々も『なんだ?なんだ?』『何かの魔法か?』と俺の突然の行動に街の人々は理解できず、茫然とただ空を見ていた

 

 

 

だが

 

 

 

ビュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!

 

 

と巨大な黒い竜巻が空から五つ飛んできた

 

 

『おい!?なんだあれ!?』

 

『なんだあの黒い風!?』

 

『こっちに来るぞ!?』

 

 

とオラリオに向かって飛んできた。俺はその自然災害と思う竜巻をスヴェルヘイムで防御する

 

 

「く!!なんて威力だ!!」

 

 

叫んでしまうほど。威力が強く。都市内が揺れるほど地震を起こしていた。バチバチと空から火花が鳴り響き。ピキピキとガラスにヒビが割れる音が聞こえ。このままだと破れると理解し。俺はその竜巻を決して中に入れないようにと全力でスヴェルヘイムに魔力を注ぎ。空に向けて手を伸ばし防御を強化する

 

 

「うおおおおおおおお!!」

 

 

なんとか数秒で防御を強化すると。流石に竜巻きもその防御壁に敵わなくなったのか。風の威力を無くして消えていく。しばらくして何も出てこないことを確認して。俺は力尽きるようにスヴェルヘイムを解いた

 

 

「はあ・・はあ・・・はあ」

 

 

「ジーク君!!」

 

「今のなんです!?」

 

「なんであの黒い竜巻きが!?」

 

「おい大丈夫か!?」

 

「ジーク殿!どうして防御魔法を!」

 

 

と突然の俺のやることに団員や主神達も問い詰められたが、そんな説明することなく。次の移行へと俺は主神や団員に指示を出した

 

 

「ヘスティア!!市民をギルド本部に避難の誘導を!総員戦闘態勢!」

 

「え?」

 

「早くしろ!!でないとオラリオに被害が出るぞ!」

 

「ジークさん何を言っているんです!?」

 

 

「オラリオに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『外からモンスター』が入ってきているぞ!!!」

 

「「「「「!?」」」」」

 

 

と、俺は大きな声で衝撃な言葉を出した。そう。これは襲撃だった。外からの攻撃。

 

オラリオ外からやってきたモンスターの襲撃だった

 

すると

 

 

ビュウウウウウウウウウウウ!と小さな竜巻きが30と言う数がオラリオの街に入ってきた

 

 

「なんだあれ!?」

 

「黒い竜巻き!?」

 

 

「あれがモンスターだ!全員戦闘態勢!あのモンスターを倒せ!!」

 

 

と、俺は大きな声で小さい黒い竜巻きを『纏った』モンスターを対象させるように指示した。もういくつかのモンスターが街を粉々にしていた

 

そして俺たちの目の前にも一つ黒い竜巻きが近づいていた

 

周りはそれに気づき。市民は逃げ。冒険者はそれに対応して黒い竜巻きの方に向かってそれを倒そうと闘っている。市民は建物の中に逃げようとしていた

 

 

「市民街の建物に入るな!風で屋根が押し潰されるぞ!!ヘスティア!市民をギルド本部に!あの建物なら壁も屋根が硬い!あっちに避難しろ!市民街の建物は防壁が薄い!そっちに避難させるな!」

 

「な、何がどうなっているのさ!」

 

「説明する暇はない!後でするから今は俺の指示を聞いてくれ!死者が出る前に!!」

 

「う、うん!!!」

 

 

状況を把握できないヘスティアは説明を求めるが、そうも言ってられるほど被害はもう甚大になっている。南区画全域に被害が広がり始めている。このままだとバベルの方まで言ってしまうと。オラリオ中心街にはまだ被害が無いと感知し。今はとにかくそちらのほうに避難させるようにと、主神相手ではあるがヘスティアは言う通りに動く。市民街の建物は木でできているため。レンガでできたてない建物では風で押し潰されてしまう。そのためギルド本部なら建物も頑丈に作られているためあそこなら安心だと、そこに市民を避難させる

 

 

もちろん、このことを知らせるために

 

 

この街全域に居る者達に襲撃の到来を告げようと。『門番姉貴と言う女神』から貰った魔道具

 

ギャラルホルンと言う赤い角笛をパンドラボックスに出し

 

 

その角笛に息を吹き込み

 

 

ブウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!と警報に街全体ではなくオラリオに全体に響く

 

そしてその角笛に声を当てる。そうするとマイクのように大きな声が出せる

 

 

『全員に告げる!!!オラリオの外からモンスターが入ってきた!市民は急いでギルド本部オラリオ中心街に避難しろ!市民街の建物ではすぐ崩れる!ギルド本部なら頑丈で安全だ!!ヒーラーのファミリアはギルド本部で負傷者を治療!!街に居る冒険者はあの小さな竜巻きを包むモンスターを退治しろ!!モンスターをバベルの周りに行かせるな!!』

 

 

と、ギャラルホルンでマイク代わりにしてオラリオ全域に警報を響かせた。その言葉に多くのファミリアが行動開始し。市民もとにかくその通りにギルド本部に移動した。そして冒険者達はその小さな竜巻を倒そうと立ち向かっていた

 

小さな竜巻きを纏ったモンスターは南区だけでなく東区にも移動していた

 

 

「ジークさん!」

 

「リュー」

 

「何事なんです!?これは!?」

 

「モンスターの襲撃だ。それも外からだ」

 

「外から!?どうして!?」

 

「いいから目の前に居る黒い竜巻きに集中しろ!でないと容赦なく街中を破壊し尽くされるぞ!」

 

「はい!!」

 

 

リューは突然の騒動に俺の警報を聞いてここまでやってきたようだ。だが簡単な説明だけをして目の前の小さな竜巻を纏ったモンスターを対象する

 

 

「く!固え!!」

 

「なんですかこれ!?風のせいで弾かれます!」

 

 

「だろうな・・・・・なら・・・・・来いグラム!!」

 

 

ヴェルフと命がその小さな竜巻を纏ったモンスターを倒そうと斬りかかっているが、全然通用しないらしく。竜巻きの防壁で武器が届かなかった

 

だが・・・・・隙があるため。俺はそこを突く

 

 

「はあああ!!!」

 

『ガアアアアアア!!』

 

 

「んな!?なんだこれ!?」

 

「黒い・・・・獣!?」

 

「これが正体ですか!?」

 

 

「ああ。これがオラリオの中にモンスターが入ってきている」

 

 

俺は上から飛びグラムで突き刺す。そうすると黒い竜巻は消え。その竜巻きを纏っていた全身黒い獅子や牛のような獣がグラムに腹を突き刺されて倒れた。

 

これが小さな黒い竜巻きを纏っていたモンスターの正体だ

 

 

俺の魔剣に突き刺されて灰になった

 

 

「上から突き刺すように狙え!竜巻きを貫通することができる!次のモンスターも倒しに行け!他の者にも倒す方法を伝えろ!」

 

 

「「「はい!」」」

「おう!」

 

 

そうしてベルとヴェルフと命とリューは近くに来ている黒い竜巻きに立つ向かって行った。

 

 

「ジーク様・・・・・これは一体・・・」

 

「わかるのは常に一つだけだ。オラリオの外からモンスターの襲撃だ。それも東方向の遠くからだ」

 

「東の方から!?」

 

「ああ」

 

 

リリルカは俺とここに残り状況把握を求めた。そんなのは特に簡単で外からモンスターの襲撃を受けているだけと簡単に説明した

 

それと

 

 

「おい。さっさと見てないで出てこい『フェルズ』」

 

「え?」

 

 

「おや?私のことを知っていたのか?ジーク・フリード」

 

 

「だ、誰!?お、お化け!?」

 

「お化けとは酷いなリリルカ・アーデ。私も冒険者でもあるんだがな」

 

 

「リリルカ。こいつの名前は『フェルズ』ギルドの主神ウラノスの眷属でレベル4の冒険者だ」

 

「え!?あのウラノス様の眷属!?」

 

 

フェルズ

 

ギルドの主神ウラノスに仕える魔術師。ステイタスはレベル4。全身を黒衣に包み、容姿どころか性別も判断できないが、かつて主神に賢者の石の生成を報告にいき、それを目の前で破壊された後に不死の秘法を編み出すが、結果として肉が腐り落ち骸骨のだけ姿になった不死でもある。その後紆余曲折を経てオラリオに流れ着き、ウラノスの右腕として仕えており、異端児との連絡役や裏の仕事を引き受けている。リリルカの言うことは間違いではない。容姿が幽霊そのものの姿でいくつか街で噂されているくらいだ。お化けとして扱ってもおかしくない

 

 

俺がフェルズの知っている理由は故郷に居る爺さんからウラノスことについて聞いたからだ

 

 

「フェルズ。会うのは今回で初めてだが。お前に頼みがある」

 

「問題ないジーク。君が頼もうとしているのは大派閥にも対象させる事だろう?ロキ・ファミリアやフレイヤ・ファミリアがもう動いている」

 

「そうか・・・・お前ならこの状況がわかるな?」

 

「ああ。外からモンスターの攻撃だな。それも・・・・・・・階層主を超える巨大なモンスターの襲撃」

 

「オラリオを狙って遠くから『子供』だけを放っている。『本体』はまだ遠くに居る」

 

「敵はどこからかわかるのか?」

 

「ああ。俺の予知アビリティで感知できた。それもオラリオから遠く離れた東からだ。言うならこの状況はそのモンスターの宣戦布告だ」

 

「正体までわかるか?」

 

 

「ああ。それは俺が信じたくもない敵だ」

 

「一体どんなモンスターですか?ジーク様?」

 

 

「リリルカ。簡単に言うなら

 

 

 

 

 

 

 

 

全ファミリアで戦わないとならない。『この下界を滅ぼす』モンスターだ」

 

 

「え!?」

 

「まさか・・・・・ジーク?それは本当なのか?」

 

 

「黒い竜巻。黒い獣。考えられるとしたらそうとしか考えつかない。それも・・・・・今まで会ったことのない強大なモンスターがその東の方から気配を感じる」

 

 

そのモンスターは俺が見たことはない上に。絶対にこの下界では『生きているはずのないモンスター』だ。あるファミリア二つの経歴のある資料を読んで。それと同じことを書かれた特徴のあるモンスター。そうとしか考慮することのできない確信のある特徴をしていた。そう考えるしかないとフェルズも。俺がどう言うモンスターを言っているのか理解した

 

 

「今は『そいつ』の討伐は後だ。今はとにかく黒い竜巻きを一刻も早くオラリオに侵入しているモンスターの排除が先だ。これはもう戦争だ。モンスターと下界の子供のな。急いで倒すぞリリルカ。被害が更に甚大になる前に」

 

「はい!」

 

「フェルズ。後でヘスティアと共に『ウラノスの所』に行く。ウラノスにそう伝えろ」

 

「ああ。わかった」

 

 

フェルズに後でウラノスの方でヘスティアと共に敵の正体を知らせるために、ウラノスに伝言を頼んだ。

 

そうして俺もラフな格好ではあるが、本気でならないと負ける程に魔剣グラムとフロッティでリリルカと共に近くのモンスターを倒しに行く

 

 

その後

 

 

他のファミリアも鎮圧に当たり、なんとか中心街までは被害を広がらずに阻止できた。オラリオの街に侵入した敵は夕方までに叩き潰せた

 

 

オラリオにもう小さな竜巻きは消え。完全にオラリオには街は居なくなったと。気配を感知で確認し。もう居ないと俺も戦闘態勢を・・・・・・

 

 

 

解くことはなかった

 

 

 

まだ遠くからその大きな気配を感じるからなのか警戒心すら解けなかった。それはかつて『あの竜』と並ぶほどの気配と力。そいつは間違いなく『アレだと』俺は確信する。信じたくないと思いたい。だがその大きな気配は俺が対面したことあるからこそわかること。その二つのファミリアが挑み勝ったなど信じられないほどにだ

 

それほど強大な力と気配を感じて。恐怖は感じないが。脅威ではあることは確信だった

 

 

せっかくのグランド・デイ・・・・・・いや

 

 

それは『グランド・デイの日』だからこそ言えるモンスターだからだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方

 

嵐の風が止み。中心街に被害は届かなかったとは言え。あのモンスターのせいでオラリオの街の半分が半壊状態となり。南区は廃墟とまで追い込まれ被害は甚大となっていた

 

それだけでなく死傷者までもが出てしまった。ディアンケヒトとミアハのヒーラーのファミリアが総力で治療に当たっていた。死者も布で包ませるなどをしてその死者の関係者達が泣きながら弔いをした

 

市壁にはオグマ・ファミリアがヘファイストス・ファミリアから武器を貰ってまたモンスターが襲われないように警備に当たっている

 

 

俺が防御をしてもモンスターが侵入し壊され襲われなどをされて、助けることが敵わず。人も街も何もかも破壊し尽くされた

 

 

ここオラリオの歴史史上最大の大事件となった

 

 

もはやグランド・デイではなく。戦争が終わった戦地と化していた。

 

 

 

モンスターが終わった後、俺は『グリフォン』に東に向かわせた。『あのモンスター』が本当に居るのか確認するために。そして今は俺もナァーザやアミッド達に自作で作った回復薬をタダで渡した

 

 

「これでこいつらを治せる。アミッド。ナァーザ急げ」

 

「「はい!!」」

 

 

俺はパンドラ・ボックスに入っていた回復薬を全部渡した。もはやこの状況では仕方ないとやむを得なく渡した

 

その後、ベル達が俺の所にやってくる

 

 

「ジークさん!!」

 

 

「街の被害は?」

 

 

「被害は・・・・甚大です。本当に半分街の建物が・・・・何もかも・・・・」

 

「状況は市民や冒険者たちの負傷者達の治療にギルドとヒーラーの冒険者が当たっています」

 

「モンスターは一応消えた・・・・・嵐も止んだ・・・・とは言え・・・・・街が粉々だ。胸糞悪いのにも程がある」

 

 

「そうか・・・・やはり酷い有様だったか」

 

 

「くそ・・・・こんな・・・・どうして・・・こんな・・・」

 

「ベル。自分を責めても元には戻らないぞ」

 

「っ・・・・・はい」

 

 

ベルだけでなく、ヴェルフ達も悔しい顔をしていた。救えなかった。街も人も。何かも自分の力不足で俺以外の団員は悔しくて何かに八つ当たりしたいほど。襲撃したモンスターに怒りを向けていた。

 

せっかくの祭りが。こんな絶望の地になるなんて。誰もが思わなかったことだ

 

 

「ジーク君!」

 

「ん?ヘスティア・・・・・それにヘルメス?」

 

「やあジーク君。酷い有様だねこれ?」

 

「酷いどころのレベルじゃないがな」

 

 

被害報告の後。ヘスティアとヘルメスが俺のところへやってきた。ヘスティアはともかく。気に食わないあいつまでここに居るとなると何かあるなと俺はヘスティアと共に行動しているとわかった

 

 

「ヘスティア。市民の避難は?」

 

「なんとか東区とバベル周辺で臨時キャンプを建てて待機して完了しているよ。でも・・・・・・・全員じゃないけどね」

 

「それは仕方ない冒険者でも英雄でも全部は救えない。これが現実だ。主神であるお前に偉そうに頼みをして悪かったな」

 

「ううん。僕がしたいことでもあったから、あんな悲鳴を聞いたら・・・」

 

「そうか・・・・・ヘルメス?お前アスフィを使って今調べているんだろう?今回の黒い竜巻の発生原を」

 

「やっぱりジーク君は察しがいいな。正解。今アスフィに調べに行ってもらっているよ?」

 

「やっぱり・・・・・・」

 

 

 

 

『主様!!』

 

 

 

 

「おわ!?グリフォン!?」

 

「グリフォン君を偵察に向かわせていたのかい?」

 

 

「ああ。グリフォン?アスフィも回収してきたか?」

 

『はい。ここに』

 

「はあ・・・はあ・・・・」

 

「アスフィさん!?大丈夫ですか!?」

 

「ええ。大丈夫ですベル・クラネル。グリフォンが助けてくれなかったら私も大きな黒い竜巻に巻き込まれていました。私は一日がかりであそこまで行けたと言うのに、グリフォンはたった半日であそこまでたどり着くとは流石は大精霊です」

 

『主様の思惑通り。ヘルメス様が先に黒い竜巻の発生原をアスフィ様に調べさせるように先に空を飛んでいました。黒い竜巻付近で巻き込まれそうになった所を回収しました』

 

 

グリフォンにただ黒い竜巻の座標を偵察するように頼んでいたわけではなく、どうせタラリアと言う空を飛べる魔道具を持ったアスフィが偵察に頼むはずだと。ヘルメスの考えを先読みし。俺はグリフォンに途中アスフィを見かけたら背に乗せて回収して帰るようにも頼んでいた

 

ヘルメスは調べに対して優秀に上手いやつだ。それはもちろんウラノスの指示でもあるとそれも俺は理解し考慮している

 

 

全部わかっていたところでグリフォンに頼んでいた。おかげで息を切らすだけでアスフィは助かった

 

 

そして偵察報告を聞く

 

 

「グリフォン。黒い竜巻の正確な場所は?」

 

『はい。やはり主様の感知の通り。内陸にある小さな村の『デダインの村』付近の砂漠に大きな黒い竜巻が広がりつつ。あの村に迫っている状況です』

 

「やはりか・・・・・」

 

「それと黒雲が地表を覆う程広がっています。空が全く見えないほどに・・・・その黒い竜巻はその黒雲から吐き出されていました。それも黒い竜巻が増えています。それも世界中に向けてに広がっている状況です。速度はそこまでではありませんが徐々に世界中に移動しています。行く途中で壊れた村や街などもありました」

 

 

「「「「「え!?」」」」」

 

「黒雲・・・・・てことはまさか・・・」

 

 

『はい。主様。主様の言う通り確認しました。その黒雲の中に・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主様の言っていた。我々精霊でも恐ろしいあの()()が復活していました』

 

 

「やはりか・・・・・」

 

「復活?」

 

「ジーク君?君の思惑通りってことは。黒雲やあの黒い竜巻も・・・・・それを生んでいる『モンスター』に心当たりがあると言うわけだね?」

 

 

「ああ。その通りだヘルメス。これは・・・・大事件だぞ」

 

 

グリフォンとアスフィの報告を受けて。最後にグリフォンが本当の偵察の目的を知らせてくれた。それはグリフォンである精霊でも恐れたかつての怪物

 

そいつが確実にここまで向かっていると、最悪の知らせを聞いた

 

 

「それなら・・・・緊急通達するまでだ」

 

「ジーク君?何を?」

 

「説明するから俺と一緒にウラノスの間に来てくれ」

 

「え!?ウラノスの間!?」

 

「ヘルメス!お前に頼みたい」

 

「なんだいジーク君?」

 

「今から俺が黒雲を生んでいるモンスターについて説明する。だからオラリオ中に居る神々を全員ウラノスの間に来るように、グリフォンの背中に乗って呼びかけてくれ。内容は・・・・『緊急事態だ。直ちに神々はウラノスの間に来るように』と神々を全員あの創設神の部屋に来るように呼びかてくれ」

 

「わかった。それを君が説明するんだね?」

 

「ああ。それを知っているのは俺だけだ。俺がやるしかない。お前ら神からすればおこがましいがな」

 

「了解した。グリフォン君?頼んでも?」

 

『主様のご命令とあらば!』

 

 

そうして今から緊急会議を始めると。フェルズに頼んだ通りに神々全員をウラノスの間であるウラノスの部屋に神々を集める

 

今俺が知っている全てを公開しなくてはならないと、俺はヒューマンと言う立場でありながら、偉そうに神々に指示を出した

 

それほど世界の命運がかけられた大戦争をしなくてはならないと、緊急事態となったからだ

 

 

『このヘルメスから全神々に告げる!神々は今すぐウラノスの部屋に集まるんだ!トールの息子であるジーク・フリード君があの黒い竜巻を生んでいるモンスターを確認が取れた!それの説明をすると緊急神会をウラノスの間で開く!神々は直ちにそこに集まるように!!』

 

 

と、ヘルメスに俺が渡したマイクでオラリオの空の上で神々に緊急通達を流した。そして今すぐ俺やヘスティアもウラノスの間に行く

 

 

「ジークさん!?あの黒い竜巻を生んでいるモンスターがわかったんですか!?」

 

「ああ。お前達はそのまま外でこれから流す放送を聞いていろ。これからの行動を説明する。アスフィ?疲れている所すまないがお前も証人として俺たちと共に来い」

 

「はい。わかりました」

 

「ベル達はこのまま外で待機。もしくは手を借りたい者に手を貸しながらこれから流す放送を必ず聞いてくれ」

 

 

「はい!」

 

「なんかヤバそうになっているってことか?」

 

「ああ。説明はこの後する。行くぞヘスティア。アスフィ」

 

「はい」

 

「あのジーク君?あのウラノスの許可も取らずにウラノスの所に行く気かい?」

 

「大丈夫だ。もう眷属に知らせてある。途中エイナも連れて行くぞ?ギルドの放送も使いたいからな」

 

 

と、途中エイナを拾って。今最悪な状況とこの事件の大元のモンスターの説明をしなくてはならないと、ヘルメスに頼んで神々に通達しなくてはならないと。本当に世界の命運が賭けられた最悪な事件になっていると

 

 

通達しなくてはならないと、俺たちはウラノスの元へ

 

 

すると

 

 

「ジーク・・・・」

 

「これはどう言うことだ?」

 

「神ヘルメスの通達から聞いた。黒い竜巻を生んだモンスターが分かったと言うのは本当なのか?」

 

 

「フィン。リヴェリア。ガレス」

 

 

今の通達を聞いて、俺から説明するわけを聞こうとしているようだ。もちろん説明は後にするが、フィンがここに居るのは助かると思った。指示力のあるフィンには今後の作戦や攻防戦ルートを考えてもらうために連れて行く

 

 

「説明するからフィン。お前だけ今から俺と一緒にウラノスの間に来い?」

 

「僕がかい?」

 

「お前は判断力と指示力がある。今後について共に考えて貰いたい。お前だけ俺たちと一緒に来い」

 

「そうか・・・・分かった。説明するなら僕も同行しよう。すまないがリヴェリアガレスちょっと行ってくる」

 

「ああ。分かった」

 

「了解した」

 

 

「同行しよう。説明を貰えるんだね?」

 

「ああ。だがこれだけは言っておく・・・・・・・これから大変になるぞ?」

 

「ああ。それはもう覚悟しているさ。親指がそう教えてくれてね」

 

 

 

と、説明を聞いて今後について考慮してもらおうと、俺たちと共にフィンはウラノスの間に向かう

 

フィンも親指から嫌な予感を感じるようで、これから告げる言葉が非常にまずいことだけは分かっていた

 

 

 

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