「サポーター君!春姫君!」
「グラニ!!」
「無事か?どチビの子供達?」
「ナァーザ!無事か!?」
「ヘスティア様!?どうしてここに!?」
「ロキ様に、アフロディーテ様やアルテミス様!?」
「ミアハ様!?」
「どうやら無事なようね?」
「リリルカ・アーデが少し負傷をしているようだが」
ヘスティア達は、無事に戦場に辿り着き、リリルカを治療する春姫、ナァーザとグラニの所に辿り着く
周囲にかなりの負傷者が倒れている戦場に着くと、これからどうするのか、ヘスティアがリリルカに伝える
「サポーター君!春姫君を貸してほしい!今ベル君が戦っているんだ!」
「っ!相手はあのヒルド・スレイヴですね?確かにベル様には春姫様のレベルブーストが必要ですね。春姫様!リリのことはもういいですから!ベル様の所へ!」
「はい!グリフォン様!」
「はい!私の背中に!」
「これでサポートは何とかなるやな」
ヘスティアはリリルカに春姫を貸すよう要求し
その要求がリリルカでも正しいと判断する。確かに春姫のレベルブーストが必要だと、今自身の治療など放って、ベルの所へ言って欲しいと指示をし、春姫はグリフォンの背であるヘスティアとロキの後ろに乗る。一応グリフィンは三人乗りである
「ナァーザ。私たちは治療を続けよう。医療キッドと回復薬ポーチを持ってきてある!私と共に彼らを!」
「わかりました!任せてください!本来の私は治療が専門ですから!」
「すまぬが、アフロディーテ、アルテミス。少し手伝ってくれ。君たちの眷属も、私とナァーザが治す!」
「そうだな、アフロディーテ!」
「しょうがないわね。ヘスティア!ロキ!私たちはこの子供達を治すから、先に行って!」
「わかった!」
「了解や!」
ミアハは治療できる回復薬ど医療道具を持って来ていた。このまま倒れた者達の治療に入ると、ナァーザも手伝いに入り、その負傷者を運ぶ手伝いをしてほしいと、アフロディーテやアルテミスの子供もいる為、ミアハ達三人は負傷者の治療でここに残ることに
するとグラニは
「ヘスティア様。私は行きたい所があります、主様のために私は一人で『彼女』を連れて来ようと思います」
「っ!グラニ君も、ジーク君が『カオス・ヘルツ』を発動すると思う?」
「はい。そのためには・・・・・彼女が必要です」
「そうだね。実は言うと僕もそう思っていた。『あの子』が必要だ。ジーク君には、行ってくれ!!」
「はい!!」
「ヘスティア様?彼女とは?」
「ジーク君の大事な人だよ」
「はい、主様に必要な方です」
グラニは一度単独行動を取る
グラニはこれから俺が禁断のレアスキルで怒り狂って暴走をするのではないのかと、前回のことで学習し、それを止めるためには『ある彼女』が必要だと、グラニは彼女を連れて来ようとする
ウォーゲームに参加してないと聞いているため、今からオラリオに戻ろうとする。今でも彼女はホームに居るはずだ。彼女とは誰のことなのか?春姫には誰のことなのかわからないが、ヘスティアとグリフォンはわかっている
俺の大事な人にして、今俺が必要としている女
彼女が必要なはずだと、俺がこれから危険になると、それを救うために彼女を連れて来る
「よし、準備できた。行こう!ベル君の所へ!」
準備は整い、急いでベルの所へ向かおうと、グリフォンはベル達の元へ
レフィーヤとアイズが途中参加をしたことで、ここで残りの幹部であるヘディンとアレンを追い詰める
まずはヘディンから倒そうと、レフィーヤはベルとフィルヴィスの加勢に入る
ダンジョンで強くなった成果をここで発揮する。ベルを守る気はないが、それでもヘディンを倒すために力を貸してくれる。レベル4の魔導師が加わることで大分変わる
しかし
「一人増えたところで変わらぬ、だが、これ以上を出し惜しみをするつもりもない。『永争せよ、不滅の雷兵』!!!」
「っ!?これは!?」
「雷の雷弾が・・・」
「空に無数!?魔法の待機状態か!!」
「これが私の本気の『包囲網』だ」
ヘディンは『カウルス・ヒルド』の雷弾を、自身の上である虚空に無数に展開する
それも数が多い、さっきまで打ってきた弾数とは比べものにならない。おそらく数百はある、これが一斉に降り掛かれば、三人は確実に致命傷だ。
雷の弾数を上空に浮かせていつでも撃てるよう、待機させるなど、例えるならヘディンの雷兵。ヘディンの成せる魔法である
「この包囲網を、どう突破する?」
「もちろん、この三人で貴方を倒します!僕が先行をします!二人は魔法を!」
「レフィーヤ!ベル・クラネルの援護をする!力を貸してくれ!」
「はい!ベル・クラネルに手を貸すのは嫌ですけど、この同胞を倒すにはこれしかない!!」
「来い!私を倒して見せろ!!」
上空から雷が降ってくるフィールドの中で、べルとレフィーヤとフィルヴィスは戦わないとならない
上空から降ってくる雷弾に気をつけて、ヘディンに近づく。どこも隠れる事のできない瓦礫すらもない荒野。雷弾の雨を気にしながらと動く
雷弾を弾くか、上手く避けるかだ
これだけの魔法を放てるとは、ヘディンの本気が間違いなく本物だと伺える
「逃さん!!ソリア!!!」
ビュン!!!ビュン!!!ビュン!!!
「後ろです!」
「レフィーヤ!」
「はい!!」
三人は後方から飛んでくる三射の魔法弾を上手く避ける
四角全方向飛んでくると言うこの領域において、気を配りながら、眼を全方向を確認しながら進む以外ない。もちろんそれだけを気配りするだけでは勝てない
なぜならヘディンが
「よそ見をするな!!」
「ぐう!?」
「自分から包囲網に入ってきた!?」
「これが私の戦い方だ!サジャウ!!!」
ビュン!!ビュン!!!
「く!魔法剣士が特攻をするなど!?」
ヘディン自身が包囲網に入ってくる。
普通魔導師は後方で魔法を遠距離で撃つのが普通なのだが、ここではヘディンは一人、なら自分で包囲網に入りながら魔法を打つだけでなく接近戦もするしかない、持っている長剣捌きでベルを攻め込む
接近戦と魔法の砲弾。この二つを三人でどうにか対応しないとならない。防御魔法は慎重に使わないと、使い過ぎてマインドダウンしないよう、レフィーヤもフィルヴィスも防御魔法を慎重に使わないとならない
ヘディン本人と上空の魔法弾。この二つの気配りをしないとならないなど
完全にヘディンの包囲網に苦戦をしている
これを突破できるなら
「僕が囮になります!その間に魔法を!」
「わかった!レフィーヤ!」
「はい!魔法の詠唱を始めます!」
「愚兎。突っ込んでくるか。ならば・・・・・トルフ!!レギオス!!」
「一斉に来る!!」
「ベル・クラネル!!」
「ファイア・ボルト!!!」
全部ではないが、その半分が一斉にベルが襲い掛かる。
それを防ぐためにベルも魔法をなるべく連打する。マインドダウンしない程度に、炎の弾丸で防ぐ。全部は弾ききれない
その場合は
「ぐううううううううう!!!」
「耐えるか!なら・・・・こうするまでだ!」
ファイア・ボルトで弾けることができない場合は、体で受けて耐えるしかないと、ヘディンに向かって走ることをやめない代わりに、ヘディンの半分の雷弾を魔法で弾けない分を体で受けて耐えながら、ヘディンに向かって突っ込む
だが、それで耐えるなら、一斉に落としてしまおうと、ヘディンは一斉に上空にある雷弾を落とそうとする
しかし
「「ディオ・テュルソス!!!」」
バリバリ!!バリバリバリ!!!
「っ!ぬん!!」
フィルヴィスとレフィーヤの魔法が炸裂する、レフィーヤはエルフリングでフィルヴィスの魔法をコピーした。ヘディンはそれを避けようとうと、全弾を落とすことはできずに、フィルヴィスとレフィーヤの魔法を横に避ける
その隙にベルが
「うおおおおおおおおおお!!」
「っ!?」
「ファイア・ボルト!!!」
「ぐう!?ぬうううううううう!!」
「よし!」
「当たりました!!」
ヘディンが避けた隙に、ベルが突っ込み。ファイア・ボルトをゼロ距離で放つ
長剣で防いだが間に合わずに直撃した。その一撃はしっかりと入ったのか、ヘディンの眼鏡が飛ぶ。今の一撃で初めてヘディンが負傷する
ヘディンはやられて後方に吹き飛ばされている。それでもまだ
「っ!あの一撃を受けて尚・・・」
「まだ魔法が消えてない!?」
ベルの一撃を受けたにも関わらず、ヘディンの魔法であるカウルス・ヒルドは上空に浮いたまま消えてなどいなかった。
ベルの魔法を受けたにも関わらず。腹に火傷をしてまで、魔法が消えてなかった。一撃を受けても魔法の発動維持を保っていたのか、それだけヘディンのマインドは物凄く高いと言うわけだ
「今の連携は確かに良かった。だが、私はこれでも倒れんぞ!」
「あの一撃を受けてまだ立つか」
「流石はヒルド・スレイヴ。あのベル・クラネルの一撃を完全に受けたのに」
「私はあのお方のためにここまで策を練った。もうほとんど我々を倒したとしても、私はそう簡単には倒れない。あのお方が私を玉座から降ろしてくれた。我々眷属はあのお方。フレイヤ様に救われたのだ!!今度は私たちがあのお方の望みを叶えるために戦う!女神の軛を解放し、あのお方の愛を実現させる!その時、あの方はやっと幸せになれる!!それを現実にするのが私の忠義。あのお方に捧げる愛だ!!!」
「マスター・・・・・・」
ヘディンが倒れないのは、マインドの強さと言う。フレイヤ姉上の忠義だった。
彼もオッタルたちと同じく過去にフレイヤ姉上に救われた者。フレイヤ姉上の眷属になる前は、ヘディンはとある島で、ヘグニが率いるダークエルフ達と戦争ばかりしていた。その王を務めていたヘディンは戦争に疲れ果てて、王の責務を投げ捨てたかったと苦悩を悩まされた時
フレイヤ姉上が戦争を終わらせ、ヘグニも含めて王の責務を解放をして、眷属になると言う自由をくれた
ヘディンもフレイヤ姉上に救われたのだ。だから本当は女神という責務をフレイヤ姉上にも辞めさせたいとヘディンは狙っているが、それを叶えるには俺と結婚をさせるしかないと、姉上の言う通りに従っている
本当は自分も愛しているから、俺と結婚をすることに反対はしている
だが、それでも姉上の願い。それを叶えてこそ、忠義であり、フレイヤ姉上の眷属である
「貴様らに忠義の強さを見せてやる!!カウルス・ヒルド!!!」
「っ!?フィルヴィスさん!」
「ダメだ!防ぎ切れない!!」
上空に浮かんでいた雷弾が全てにレフィーヤとフィルヴィスに襲い掛かる。溜めていた雷弾全てが投下され、防御魔法は間に合わず、二人はその雷弾全てを直撃してしまい倒れる
「「うわあああああああああああ!!」」
「レフィーヤさん!?フィルヴィスさん!?」
「よそ見している暇あるのか!愚兎!ヴァリアン・ヒルド!!!」
「ぐ!?があああああああああああああああああああああ!!!」
二人がやられている隙に、ヘディンはベルに至近距離で近づき、ゼロ距離射撃でヴァリアン・ヒルドを直撃される
ベルは防ぐことができずに、ヘディンの魔法を諸に受ける。ゼロ距離で撃たれるヴァリアン・ヒルドの威力は遠距離で打つより火力が高く。それを受けた者は、かなりの火傷を受け立ち上がることはもうできない
それを受けたベルは、後方に吹き飛ばされ倒れる
「がは!・・・・・」
「これがあのお方に捧げる忠義の強さだ、愚兎。貴様がどれだけ足掻こうと、私の前では貴様の言葉など綺麗事に変えて終わらせる!!」
ヘディンの本気に三人は平伏す
予想以上の魔法の連続攻撃。避ける暇もなく、魔法で防ぐこともできない程の連撃。レフィーヤとフィルヴィスは何も防ぐこともできずに雨のように撃たれる
ベルは至近距離でヴァリアン・ヒルドを受けてしまう。全身大火傷を受け、上半身の防具が壊され剥がれてしまう、流石はフレイヤ・ファミリアの軍師。三人を相手に容赦のない魔法を砲撃して、一瞬にして有利だった戦況がヘディン一人によってまたも不利となる
しかし
「ぐう・・・・・・・」
「また立ち上がるか、愚兎。」
「ええ、立ちますよ。僕はまだ戦えます」
「貴様が何度やろうと結果は変わらん」
「だから諦めろと言うんですか?」
「そうだ。貴様とて敵わないものだってある。それが今だ」
「絶対に僕は諦めない・・・・・死んでも貴方に勝つ!!!」
「っ!一体どこにそれだけの体力が・・・」
「ベル・クラネル」
「ベル・クラネル。お前・・・・・・」
ヴァリアン・ヒルドを至近距離で一撃を確実に撃たれたにも関わらず、まだベルはそれでも両手にあるナイフを構える
全身血だらけになってもまだ戦おうとする。
フレイヤ姉上の忠義で強いヘディンに対して、ベルは仲間のために決して諦めない心の強さで、ヘディンの攻撃を受けても耐えようとする。一体どこにそんな力があるのか、ベルの底知れない力にヘディンに戸惑いが見える
それでもベルが立ち上がるのは、理由がある
「わかっているんですよ。僕が弱くて、甘くて、どんなにも鈍いことくらい、それでも!僕はあの人のために戦うって決めたんです!!何度やられても、何度倒れても、また立ち上がればいい!貴方に負けることさえしなければ!僕は何度でも!!貴方に勝つまで諦めない!!僕はあの人みたいに強くなりたいんだ!あの人みたいな『黒い英雄』に!!僕はなりたいんだあああああああああああ!!!」
ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
「っ!?なんだ!?そのオーラは!?」
「ベル・クラネルの胸辺りから!?」
「白い炎?なんだ!?ベル・クラネルから白い炎のオーラが流れている!?」
ベルの体の中から、白い炎の靄のようなオーラが流れる。それが胸あたりから流れている。一体ベルに何の力があるのだろうか
実はベル・クラネルには新しいレアスキルを手にしていた。だからヘディンの一撃を耐えることができた
それは
『英雄心情』ヘラクレス・カルディア
・ヘスティアの加護
・体力および、マインドのオートヒール
・魅了効果侵略時に発動、全アビリティに超高補正
そして
・防御力徐々にアップ、魔法の耐久化、状態不能無効化、瀕死状態皆無
・マインドの強さによって、死亡しても十三回復活と再生
新しいレアスキルを手にしたことで、ヘディンの攻撃を血が流れてもほぼ耐えていたのだ。瀕死をなんとか免れた。
ベルは俺になりたいと望むことで得たレアスキル。いつか必ず俺はベルに全てを託す。それをベルは知ってなお。俺が居なくても自分が仲間や皆を守れるようになりたいと、俺になりたいと望む想いが、ベルに決して倒れても復活するレアスキルを手にした
今のベルは、何度ヘディンの攻撃を受けても負けることのないマインドをしている
その姿に、レフィーヤが
「くう!絶対に負けない・・・・あの・・・ベル・クラネルだけは・・・・貴方が・・・立つなら・・・・・私もまだ戦う!!」
「レフィーヤ・・・・ああ、私も友であるジークのために戦うと決めた。ここで倒れるわけにはいかないな!!」
「同胞二人もまだ立ち上がるか、いいだろう。そこまで足掻くなら、こちらも貴様らが倒れるまで戦い続けるまでだ!!」
レフィーヤはベルに負けたくない一心の対抗心が強くなり、ベルには立ち上がることができて、自分にはできないなど、屈辱でしかなく、ベルには負けないとここでまだ戦おうと立ち上がる
フィルヴィスもここで倒れては意味がないと。友人のために戦うと決めたのに、ここで少しレベルの高い同胞に負けてはならないと。フィルヴィスもまだ戦おうと立ち上がる
それを目の前にしても、ヘディンは恐れることなく、戦いを続ける。ベル達が倒れるまで魔法を全部出し切るまで使い果たそうとする
ヘディンはそれを見ても変わらない。戦うことに変わりない。全てはフレイヤ姉上のために
ベル達はヘディンを倒すまでは諦めないと言うが、倒せるだけの力はない。そこを考えて戦うのだが
その時
「ベル君!」
「ベル様!フィルヴィス様!」
「ご無事ですか!」
「無事か!レフィーヤ!」
「神様!?」
「春姫!?」
「ロキ!?」
「っ!神ヘスティアとその眷属、そして神ロキか」
ヘスティアと春姫とロキを乗せたグリフォンが到着する
ベルのステイタスを上げるために、わざわざ戦場にやってきた
レアスキルがあっても攻撃力が足りないため、ここで経験値を積んだ数をステイタスに上書きするしかない
しかし、そうはさせないだろう。だから
「フィルヴィス様!レフィーヤ様!これを!ウチデノコヅチ!!!」
「っ!レベルブーストか!?」
「これは!?」
「一時レベルを一つ上げました!時間稼ぎをお願いします!今ベル様のステイタスを更新します!」
「なるほど、経験値を注ぎ込むのか、了解した!レフィーヤ!私たちでビルド・スレイヴを抑える。今お前はレベル5になっている。少しは対抗にできる!」
「あのルナールの人の力ですか、わかりました!このままヒルド・スレイヴを叩きます!」
「なるほど、ステイタス更新か、いいだろう。愚兎を狙うのは今だけやめてやる。同胞。貴様らだけでも私にかかって来い!!」
「行くぞ!」
「はい!」
フィルヴィスとレフィーヤに先にレベルブーストを付与する。
今はベルのステイタス更新をして、少しでもアビリティを上げるために、フィルヴィスとレフィーヤが更新の邪魔をさせないために、時間稼ぎとしてヒルド・スレイヴの邪魔をするよう春姫に頼まれる
しかし
ヘディンは狙うことなく、ベルの更新を待つらしい。その間にフィルヴィスとレフィーヤの相手をする
ベルがそこまで強くなれるものなら見てみたいと、敵でありながら師として見届けると、忠義があると言うのに、弟子の強さを確かめようとする
とにかく、ベルを狙わないなら話が早い。ヘスティアはベルの更新を急ぐ
「どチビ!急ぐんや!」
「うん!ベル君!早く!」
「はい!」
ヘスティアは急いでベルのアビリティを上げる。少しヘディンと戦った経験値を上乗せする。ヘスティアのイコルを背中に流して、アビリティの数字が変わる
ベル・クラネル レベル5
力:G222
耐久:F340
器用:G245
敏捷:F311
魔力:I98
幸運:F
耐異常:G
逃走:G
連攻:I
少しではあるが、アビリティが上がっている。これでさっきよりもヘディンに攻撃は通る。もちろんそれでなく
「ベル様、私の最後の力を使ってください」
「ありがとうございます。春姫さん!」
「ウチデノコヅチ!!」
ブウン!!!
「よし、これで!!」
「ああ・・・・・・」
「春姫さん!私の背中に!」
「これがレベルブーストか、すごい力や。でもこれでヒルド・スレイヴに勝てる!」
春姫の最後のレベルブーストを受け取る
最後の力を使って春姫はマインドダウンして倒れようとした所を、ヘスティアが受け止めて。グリフォンの背中の上で休ませる。ヘディンと同じレベルなら少しは勝てる目処がある
あとは、ベル次第だ
「ベル君。勝ってくれ」
「はい、行きます!!」
「行けええええええええええええええええええええええ!!!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
準備は完了した。これでヘディンで勝てるかは三人に委ねられている。当然負けるつもりはないだろうが、レベルが同じでもヘディンの力量はすさましく。簡単ではないが、なんとか三人で連携して倒すしかない
「っ!更新は終わったか、来い愚兎!!」
「うおおおおお!!ふ!は!や!」
「っ!?変わった!?先ほどと力が違う!?」
ベルのナイフ捌きが、さっきと力が変わり、素早さも変わり。だんだんベルの連撃にヘディンの体がどんどん切り傷が多くなる
レベルも同じになったため、ヘディンの動きに付いて来れるどころか、逆にヘディンがベルの動きに付いて来れなくなった
だから、剣裁きで対応できないなら、後方に下がってヘディンは魔法で展開する
「カウルス・ヒルド!!」
「っ!?」
「『誇り高き戦士よ、森の射手隊よ、押し寄せる略奪者を前に弓を取れ、同胞の声に応え、矢を番えよ、帯びよ炎、森の灯火、撃ち放て、妖精の火矢、雨の如く降りそそぎ、蛮族どもを焼き払え』!!させません!!ヒュゼレイド・ファラーリカ!!」
ドカン!!ドカン!!ドカン!!
「っ!同胞!止めるか!!」
「魔法は私がなんとかします!そのままヒルド・スレイヴに突破してください!ベル・クラネル!!」
「はい!!」
ヘディンの魔法はレフィーヤの魔法で相殺される
ヘディンの魔法はなんとしても、レフィーヤが止めると宣言する。ヘディンの魔法は強力で魔法で撃ち合いしないと止められそうにない。だからレフィーヤは全力で魔法を使う
「『ウィーシェの名のもとに願う、森の先人よ、誇り高き同胞よ、我が声に応じ草原へと来れ、繋ぐ絆、楽宴の契り、円環を廻し舞い踊れ、至れ、妖精の輪。どうか・・力を貸して欲しい』!エルフ・リング!!!」
「三つ目の魔法か!?」
「はあ!でやあ!!」
「ぬん!同胞の魔法を邪魔させない気か、ならば!『永伐せよ。不滅の雷将』!ヴァリアン・ヒルド!!」
「ぐう!?ぐあああああああああああ!!」
「ベル君!?」
「直撃や!?」
レフィーヤの魔法を止めさせないために、ヘディンの邪魔をするように、不用意にヘディンに突っ込んで斬り裂く。レフィーヤの魔法を止めることはできそうにない
ならばベルをそのまま倒すだけだと、ベルに雷の砲撃魔法を落とす。その魔法にベルはまともに受ける。かなりの致命傷を受けた
しかし
「まだ・・だ!絶対に!」
「なに!?」
「僕は諦めない!!マスターを倒す!!うおおおおおおおおおおお!!」
「耐えている!?あの白い炎のオーラが愚兎を守っているのか!?」
「まさか・・・・ジーク君の意志を継いだレアスキルがベル君を守っている!?」
ヴァリアン・ヒルドの落雷を受けて、怯むどころか、体に流れる白い炎のようなオーラが流れて、ベルの体に通ることなく、ベルは耐えることができ、そのまま直進して、ヘディンに立ち向かう
「これで止めを刺す!!」
ゴン!ゴン!!ゴン!!!
「なんだ大鐘の警鐘!?愚兎の技か!?ちい!」
ベルはレアスキルである『英雄願望』を使ってチャージを始める。
ヘディンに必殺技で倒そうと、力を溜めて大鐘が鳴り響く。ヘディンの落雷を受けたまま必殺技の力を貯めるなど、敵の魔法を受けておきながらそんな我慢ができる。そんな強引なことができるベルに、ヘディンは恐ろしく思ったのか、なんの技を使ってくるのか知らないが、危険だと思って下がる
しかし
「『間もなく、焔は放たれる、忍び寄る戦火、免れえぬ破滅、開戦の角笛は高らかに鳴り響き、暴虐なる争乱が全てを包み込む。至れ、紅蓮の炎、無慈悲の猛火。汝は業火の化身なり、ことごとくを一掃し、大いなる戦乱に幕引きを、焼き尽くせ、スルトの剣、我が名はアールヴ』!!!」
「っ!?まさかそれは!?あのリヴェリア様の!?させるか!!」
レフィーヤがコピーした魔法はリヴェリアの魔法
リヴェリアの高火力のある魔法を放つこと以外、ヘディンに勝てる方法はないと。全ての魔力を使い切るように、全力の一撃を賭ける
リヴェリアの魔法だと気づいたヘディンは、レフィーヤに攻撃して詠唱を止めようと魔法を放とうとする
しかし
「『降り注げ、破邪の祝祭』!!『ディオ・ニューシア』!!!」
ビュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!
「ぐおおおおおおおおおおお!?」
「そう簡単にレフィーヤの邪魔はさせん!」
フィルヴィスが三つ目の新魔法でヘディンに、天から魔法陣が展開し、その中心から降り注ぐ光の雨を投下し、ヘディンはまともに受けてしまう
これでレフィーヤの魔法は邪魔できず、レフィーヤの魔法は炸裂する
「『レア・ラーヴァテイン』!!!」
ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
「ぐはあああああああ!?」
ヘディンの立つ地に、魔法円から無数の巨大な炎の柱が突き出す
その炎の柱をまともに受けてしまい。全身が燃え出す、レフィーヤの広範囲魔法はヘディンに致命傷を与えた
だが彼もまだ倒れるわけにはいかないのか、体はボロボロになりながらも、まだ立ち上がる
「はあ・・・はあ・・・ここまでとは」
「まだ僕が居ます!!」
「っ!?」
ゴン!!!ゴン!!!ゴン!!!
そんなヘディンが倒せそうなチャンスの時に。ベルのチャージが完了した
ここまでフィルヴィスとレフィーヤが攻撃してくれた時間を無駄にしないと、ベルは力を振り絞って放つ
「行きます。うおおおおおおお!!」
「っ・・・・させるか!!」
「無駄だ!この杖を使った魔法を受けたら、貴様はしばらく魔法は使えない!」
「っ!?ならこのディザリアで!」
フィルヴィスの杖であるガンバンデインを使った魔法を受けた魔導師はしばらく魔法は使えない。そのためもう魔法で対抗はできないと判断したヘディンは
自身の長剣であるディザリアで対抗する
しかし
「アルクス・レイ!!!」
ビュン!!!
バリン!!!
「な!?なに!?」
「貴方の剣は・・・・はあ・・・はあ・・・壊させていただきました!!」
レフィーヤの放つ最後の魔法が、光の矢がヘディンの長剣の取っ手を壊して、ヘディンの手から武器を手放せる
レフィーヤも魔法を使い過ぎてマインドダウン寸前だと言うのに、最後の足掻きを崩そうと、魔力とマインドを全部賭けて最後の魔法でヘディンの武器を壊した
これで
もうヘディンに対抗はできない
「行けえええええええええええええええええええええええ!!ベル君!!!」
「トドメめや!」
「やれえ!ベル・クラネル!!」
「勝ちなさい!!ベル・クラネル!!!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「愚兎!!・・・・・」
最後はベルが決まる
フィルヴィスもレフィーヤも、ヘスティアも時も、最後の一撃をベルに託す。
ベルも自分のためにここまで助けてくれた二人の分を決して無駄にしないと、ヘスティア・ナイフに集まる白い炎の一撃が
炸裂する
「アルゴ・ウェスタ!!!!!」
ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
「ぐう!?ぐわああああああああああああああああああああああああああ!!??」
ベルの白い斬撃波が、ヘディンの胸を斬り裂いた
その一撃を受けたヘディンは宙に舞い。彼はベルの渾身の一撃になんの防御もできずに、ベルの溜めた一撃をまともに受ける
後方に吹き飛ばされて倒れる
そんなヘディンに、ベルは近づく
「はあ・・・・はあ・・・・はあ・・・マスター、僕はまだ弱いです、でも・・・・仲間が居るから・・・・貴方にも勝てます」
「そうか・・・・これが愚兎の強さか・・・仲間を引き寄せる力・・・これが・・・愚兎の力か・・・・・道理で私が負けるわけだ。認めよう。私の負けだ」
「ベル君が・・・・勝ったああああああああああああああああああ!!」
『遂に!!!ヒルド・スレイヴも倒れたああああああああああああ!!!』
勝者:ベル、フィルヴィス、レフィーヤ
フレイヤ・ファミリアの軍師であるヘディンに見事勝利した。三人がかりでなきゃ倒せない強敵だった。ベルは確かにまだ弱い。けど仲間との連携でヘディンをここまで追い込めた
仲間が居るからこそ勝てた。これがベルの力でもある。仲間が居るからヘディンにも勝てる。俺がベルを見くびるなと言う意味は
『ベルには常に仲間が居る力を持っていること』
仲間の絆が強いベルにヘディンは負けたのだ。ヘディンの考えでも倒すことができないものを見せられて、やっと俺の言葉を理解して、彼は敗北を認めて、そのまま立ち上がることなく目を瞑った
「はあ・・・・はあ・・・ああ・・・」
「レフィーヤ!また無茶をして・・・」
「フィルヴィスさん・・・・私・・・また貴方の力になれましたか?」
「ああ、なれたさ。だから勝てたんだぞ?あのヒルド・スレイヴに・・・・・」
「だったら・・・・・よかった・・・です」
レフィーヤは魔力を使いすぎてマインドダウンして気絶した。
フィルヴィスはレフィーヤを抱き抱えて、膝の上に頭を置いて休ませる。フィルヴィスに嘘はない。彼女がここまで追い込んでくれたからヘディンは反撃できずに倒れた。この功績はレフィーヤのものでもある
「レフィーヤさんは?」
「マインドダウンだ。心配ない」
「フィルヴィスさん。レフィーヤさんをお願いします」
「どこへ行く?ベル・クラネル?」
「アイズさんの所に行きます!!僕はまだ戦えますので!!」
「っ!?ヴァナ・フレイヤの所に行くのか!?」
「はい!」
倒れたレフィーヤをフィルヴィスに看病を任せて、ベルは別の場所へ向かう。その場所はアイズの所、そこへ行く理由は
ヴァナ・フレイヤを共に倒すため
最後の幹部を倒しに行くために、ベルはまだ戦えるための体力があるため、アイズの所に行って、加勢する
「神様!僕はこのままアイズさんの所に行きます!」
「わかった!気をつけるんだよ!」
「うちのアイズたんを頼むで!ラビット・フット!!」
「はい!!!」
ベルは次の戦場へと向かう
この流れはとても良い。フレイヤ・ファミリアの幹部はほとんど倒れた。あと残るとするなら
ヴァナ・フレイヤである、アレン・フローメルだけ
奴を倒せばこの戦争遊戯にも有利に勝てると、まだ残る敵を倒しにと、アイズの力になれるはずだと、ベルは彼女を助けたい一心もあって
アイズの加勢に向かう