今年もよろしくお願いします
オリンピア編に入りますが、(注意*)ダンメモと設定が異なりますので、ご了承ください
永久からの依頼
これは俺が小さき頃、おふくろに聞かされた話
おふくろはこの話を個人的に『馬鹿馬鹿しい』と言うが、それでも『人間においてはとても良い話』であると、おふくろは寝る前の俺にお話をしてくれた
それは千年前の大昔の話だ
とある『神』が天界からある物を持ち出して下界へと落とした。当時の下界は暗闇の世界でとても過酷な苦しみに囚われていた。それを救おうと、その下界から持ち出した物を人間達に与えた
それは『原初の炎』
まだ我ら人間が『炎』と言う存在を知らない時代にこれを与えてくれた。それにより人間の生活は豊になった。その火を与えられただけで、その神を人々は崇拝するようになった
しかし
その神のやった行為は、残念ながら天界では許されないことで。その管理をしていた『雷の大神』は怒り、その神を押さえ付け罰を与えようとした
でも、その雷の大神はその神を罰することはできなかったと、おふくろに聞かされた
詳しい話を俺も聞いたが、『なんだそれは?』と大神に呆れを俺は覚えた。当時おふくろも天界に居てその場に居たようだが、
確かにその大神が『アホ』だからと言うのは理解した
大神と言う、神の中で唯一上位な神であるが故に、炎を落とした神を見逃したらしい。理由はアホな事だからと、おふくろが言っていた
でもその神は『人間の神』だ。俺たちを愛し、俺たちのために火をこの下界に与えてくれた。俺たちにおいて絶大な神だ。そんな神も居るって事を、当時神が嫌いになる前の
俺が9歳の時に話をしてくれた
『ウェスタの炎』の話
そんな古い本を今日も読んでいる
今日もヘスティアにダンジョンへ行くことを許してくれず、自室で故郷から持ってきた本を全部読み切るまで読書を続けていた
あれからあと一週間で一ヶ月になる所で、俺たちは平和を過ごしていた。今の所事件は無いが、俺は未だにダンジョンの出入りを禁止されていた。理由はもちろん『黒竜の悪化』を防ぐため
俺の左半分は黒竜の体となった。少しでも黒竜の体に変色しないようにと、ヘスティアは戦闘をすることが原因でどんどん体が侵食されるのでは無いかと仮定し、悪化を防ぐためにも、少しでも人間の体を保つためにダンジョンを禁止されていた。別に禁止にされなくても体は徐々に侵食されている。人間の体で無くなるのも時間の問題だ。もちろん爺さんのカラスが最近配達が来る。中身はサーナが人間に戻る回復薬を試しに開発したのだが
残念ながら失敗
人間の体に戻ることはなく、症状や効果も無し。副作用も無く。残念ながら俺の体は元に戻ることなく、ただ時間だけが過ぎてゆくのだった
しかもだんだんと睡眠と食事が取れなくなっている。人間離れになっていくのが体でわかる。
やはり黒竜の体は強いと同時に、リスクも伴う
覚悟をしていたから恐れていないが、やはり一筋縄でいかないからモンスターの心臓など食べるべきではないのだ。
だがどうでもいい
全ては俺が選んだことだからだ
「ジーク君。体の方は?」
「侵食をしている様子はない。体に痛みがあるわけじゃないから、そんな心配はするな。それと、それは何度目の質問だ?」
「ごめん、わかっているけど、でも・・・・」
「心配なのはわかる。だが俺の覚悟だ。なんと言おうがこの道は変わらんぞ?」
「・・・・・・・本当に強がるよね?」
「強がるとは?」
ヘスティアは珍しく俺に突っかかる
まさかヘスティアが俺に意見を言ってくるとは珍しい。別に主神だから意見して構わないのだが、あまり彼女はそこまで俺に意見なんて言ったりするような神ではなかった。そういうのはベルくらいだと思っていた
でも今回の件に関しては、彼女は無視できないのかもしれない
なにせ、俺の家族だからだ
「ジーク君は本当に無茶するよ。なんでそこまでして・・・・・・」
「そんなものを決まっているだろ?」
「え?」
「救いをしたいなら、『正義と言う犠牲を払え』。この前の事件だってリスクを背負わなければ生きられない。そんな事件だっただろ?」
「それは・・・・・」
「ヘスティア。心配してくれるのはありがとう。でもこれは必要なことだ」
「う、うん・・・・・」
そうして彼女の頭を撫でた
少しでも俺が安心させるためにそんなことをした。まあ俺に撫でられるより、ベルに撫でられらた方が良いと思うかもしれないが
俺はやっぱり妹としてヘスティアを扱うことしかできず、だからこのようなことをしてしまった。義妹メイジを可愛がるように
仕方ないのだ
この世界は弱肉強食社会だ。こうでもしなければ強者たちから守ることはできない。化け物の力を使わなければ、この世界は生きられない時もある
この前の俺の事件は特に
「えへへへへへへ・・・・は!?僕!?ジーク君に撫でられて嬉ししく思っている!?これは浮気じゃないぞ!」
「何を言っているんだ?確かにベルに撫でられた方が良いかもしれないが、俺は君のことを家族と想っているだけで、恋人として想っているわけではない」
「も、もちろんだよ!そんなことになったら・・・・・・僕はアフロディーテはともかく・・・・アルテミスに殺される!!!」
「ああ・・・・・・それはあり得るな」
俺とヘスティアが恋人同士に?
有り得ない。俺は彼女を家族だと思っている。と言うか妹だ。仮にそんなことになっても、許さない女神が居る。だからそんな女神が嫉妬でヘスティアに矢を飛ばす前に、そんな事実はないと否定をする
流石に親友でも許さないだろうな。アルテミスでも
ブーーーーーーーー!!!
「ん?メレン側から大船の船笛が鳴ったな?」
「ああ、実は異国の客人がここオラリオに来るって、今街で歓迎しようとお祭り騒ぎだよ?」
「異国の客人?そういえばシルがそのような事を言っていたような、なんでもこの一ヶ月に『古の池』から遥々とここに来るだとか」
突然、メレンの方向から大船の船笛が鳴る。
実は昨日シルから異国の客人がここに来ると言っていた。今ロキ・ファミリアやフレイヤ・ファミリアも含め、ギルドにとあるミッションを要請され、オラリオに居ない。
その期間に、オラリオはとある外国から迎え入れると言う宴が今開催されるとヘスティアに教えてもらった
こんな時期に外からの来訪とは、随分とまた忙しい日々が入るのだと思うと、やはりオラリオは騒々しい街だと思っている
だが、古の池からの来訪者は気になる
「ちなみにその異国の客人と言うのは?」
「ううん、僕も知らないんだ」
「そうか、なんだかまた事件に巻き込まれそうな気がしてきた」
「考え過ぎだよ。今やっとあの事件からこのファミリアは安定してきた方なんだよ?そうそう事件なんて起こらないって」
「だといいがな」
客人が来ると言うが、そういう時ばかり必ず何かの事件に巻き込まれると、今までこのファミリアがいろんな戦いを繰り広げる原因がそれにあると
俺は経歴を通して、そう予想する
「僕はベル君と一緒に外に出てお買い物しようと思うんだけど、君もどうだい?」
「俺は行かない。こんな包帯半分巻いた、怪我人みたいな男が外に出ると目立つから断る」
「異国の客人は?」
「興味ない。行くならベルと一緒に行くといい。俺はここで本を読み続ける」
「たまには外を歩いてもいいんじゃないかな?」
「もう散々昨日は歩いた。彼女たちのお買い物に」
「あ、なるほど」
「だから君たちだけで行ってくれ。俺は行かない」
「じゃあ・・・・そこまで言うなら」
俺はヘスティアに共に外へ出ようと誘われるが、断った
その理由は二つ、昨日シルやリューたちに買い物を付き合って夜まで帰らなかったのと、今包帯で巻かれた怪我人のような男が、異国の者に見られるなど気分を悪くするだけだ
だから出ない。
それに久しく母親が昔に話をしてくれた本、この本が読みたくて、今は外出を控えたい。もちろんこれは売られている本ではなく、母が俺のために自分で体験した出来事を本にしただけの、ただの母親の日記でもある。
それでもこの本は面白い
なぜなら
人間のために神が必死になったお話だからだ
読み終えた時には夜だった
これはとても長いお話であるため、一日でも読み終えるのは難しいほどの厚さだ。本を読み馴れている者にしか一日で読み終えることのない母親が体験した話
おふくろもなんでこんな本を作ったのか、俺がいつか家族以外の神を嫌うからだろうか、それでも神を信じて欲しいと願ったからなのか、少なくともこの話はそう言う話の本であると言うことが理解できた
そのちょうど読み終えた後で、
「ジークさん?いいですか?」
「なんだ?帰ってきたのか?」
「はい。今帰りました」
「その割には・・・・・・ヘルメスやヘファイストス。それと・・・・・来客が居るな?」
読み終えた時に、ベルが俺の自室にやってきた
ベルたちが異国の客人を招く祭りに行ったのは知っている。夜には帰ってくるとヘスティアが言っていたのが、
ホームの入り口からヘルメスとヘファイストスと・・・・・・・・客人らしき魔力気配をした
「はい。ジークさんも魔力気配で察しは付いていると思いますが、是非ともその方たちがお話を願いたいと」
「依頼か?」
「おそらくは」
「わかった。ウンディーネとノームも呼んでくれ」
「あ、ウンディーネさんやノームさんはもう居ます」
「そうか、俺だけか、すぐ行く」
俺は読み終えた本を机に置いて、俺は客人が居ると思われるリビングへと向かった。そこにヘスティア達やヘファイストスやアスフィやヘルメスも居る
やはり俺の予想通り、今回の異国への客人の招き。また戦いに巻き込まれるのではないのかと想像は付いた
「全員居るか?」
「あ!ジーク君!」
俺はリビングの扉を開けて入ると、目の前にベールを被った巫女と思われる女性が五人・・・・いや、四人か。
そしてヴェルフ達やヘファイストスやヘルメスやアスフィも居る。
客人と言うのはこの五人か
当然その巫女達は俺を見て、ヘスティアに問う
「誰?」
「彼が僕のファミリアをまとめる団長。ジーク・フリードだよ?」
「「「「「な!?ジーク・フリード!?『伝説の黒竜殺しのヘラクレス』!?」」」」」
「もう俺の話題が世界に流れたか、要らんことをしたな。ヘルメス?」
「い、いいじゃないか?これで名誉も元通りだよ?」
「それが要らないと言っているんだ。オラリオを不幸にしたいのか?英雄を求める国など、不幸なだけだ」
その巫女達は、俺を黒竜殺しのヘラクレスと呼んだ
もうヘルメスの通達が世界に伝わっているのか、俺は余計な事をしたなとヘルメスを睨む、当然彼は違う方向を見ては結果オーライだからいいじゃないなどと、言い訳をする
「まあいい、それでお前達は何者だ?」
「私はイリアと言います。その他は私の巫女仲間です」
「私は巫女長のレアと言います。ジーク・フリード殿。あなたの英雄譚は私たちの国にも伝わっています。今回私たちは使者としてここへ参りました」
紫色の髪色をした女性はイリア。それ以外は巫女仲間。そして茶髪をした女性がこの巫女達の長であるレアと言う女五名が
とある国の使者としてここへと訪ねてきた
「使者?どこの国からだ?」
「私たちは・・・・・・」
使者なのはわかった。だが彼女達が巫女であるならば、かなりの国の者たちであることは明白、レアは自身の国の名を明かす
それは
「神都オリンピアです」
「「「「「「な!?」」」」」」」
『主!?』
『オリンピアって』
「ああ。あの永久の神域にして、この下界四大秘境にもなるはずだった。『天の炎』を奉ずる幻の大地にして、とある神を祭る炎の都、まさかそんな所から使者が来るとはな」
神都オリンピア
ここから西に海を渡った先に、オラリオが生まれる三千年前から存在する世界最古の都。大昔とある神が炎をそこへ落とし、人々はその炎により国は豊かとなり、人々はその炎を祀るようになってから、長い歴史のある都にして
この下界の住人からすれば幻の都市である。
「実在していたのですか!?」
『これまで一切、他国の交流を断ってきた国です。知らない人は居てもおかしくはありません』
『誰も立ち入れない幻の大地だから観測できなかった、だから世界秘境に認められなかった。でもまさか・・・・・・そんな場所から・・』
「ヘルメス。本当か?」
「ああ。オリンピアは実在する。そこで生活する者達も居る。俺たちとは違う歴史を、数千年に渡って育んできた」
「神がこの下界に降りる以前から、古代から存続する領域、自分も昔ツクヨミ様から話は聞いたことはあります」
「ああ、俺もだ命。その話はツクヨミも爺さんもおふくろからも聞いた」
オリンピアはなぜか他国の交流を拒否し続けた。それにより他国の者達はその存在の情報が流通が少なく、知らない者たちがほとんどだった。俺でもおふくろたちに聞かされなければ知らない程だ
だが、そこからの使者となると
「と言うとお前達は『プロメテウス・ファミリア』の眷属か?それとも『プロメテウス教団』か?」
「はい、ファミリアではなく、プロメテウス教団の巫女です、神託を受け、このオラリオに参ったのです」
「ほう、今まで他国に交流をしなかった者達が、突然神の命によりこの地に来たと言うわけか?」
「ジーク・フリード殿は・・・随分と我々の所属をご存知だったのですね?」
「俺も昔はおふくろと一緒に旅をしていたからな、そっちは行ったことはないが、それに関する事を少しは知っている」
「ジークさん?プロメテウス教団とは?」
「そのオリンピアが祀っている『天の炎』を守る戦士と巫女達だ。プロメテウスと言う神がその炎を管理していた」
「本当にお詳しいですね・・・」
主神であるプロメテウスはそのオリンピアに天から落ちた炎を管理しつつ、オリンピアを領土にして
天の炎には絶大な力がある
それでその国の生活を安定させてきた。大地を自然で耕せたりと、オリンピアにおいてその炎は命のそものだ
だが、それを奪おうとする者達が現れた
奪おうとする者たちからそれを守るために、プロメテウスは下界の子供に恩恵を与えて守らせた。戦士や巫女として
それがプロメテウス教団。ファミリアではない
「天の炎は俺も見たことはないが、別の名で『ウェスタの炎』だと呼ばれているのは知ってる。その意味は『悠久の聖火』」
「「「「「っ!?」」」」」
「それで・・・・その炎に何かあったってことか?」
「あ、はい。実はその炎が今、急激に汚染されています。このままでは国が経ち行かなくなります」
「なるほど、それでここに呼ばれて来たヘファイストスと、ヘスティアにその炎を清めて欲しいと言うことだな?」
「は、はい」
「どうしてヘファイストス様とヘスティア様が!?」
「ヘファイストスとヘスティアが炎の神だからだ。それを清める力はあるかもしれないが・・・」
「私は司る権能は、鍛冶の炎だから。そんな力はないわ。聖火となると・・・・やはりそれを司るヘスティアってことね」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
彼女達の要望は、ヘスティアにその天の炎を治して欲しいとのこと
プロメテウスは浄化できる神はヘスティアしか居ないと、その信託を受け、彼女をオリンピアへと来て欲しいとの事
「でもヘスティア様が・・・・火の神?」
「想像できねえよな?」
「ええ、自分たちからすれば」
「おい!僕がそんな大そうな女神じゃないって言いたいのか!」
「そうでもない」
「「「「え?」」」」
「確かにお前らからすれば、ヘスティアの性格を考えてそんな絶大な神とは思えないかもしれないが、彼女は立派な上位クラスの女神だ。あのゼウスとヘラに並ぶ程にな」
「っ!?なんでジーク君がそんな事を知っているの?もしかして・・・オーディン?」
「いや、それじゃない人物にな」
俺は知っている。彼女は本当は『最高神』になろうと思えばなれる絶大な女神だと
でも彼女の性格が問題で、働く事を拒み、ただ神殿の中で竈に火を付けて篭りたいだけの、
ただの引きこもり女神だと言う事を
まあ、それは後に話をするとして
「プロメテウスがヘスティアとヘファイストスを連れて来いと言ったのか?巫女長レア」
「はい。その通りです。どうか引き受けて貰えませんか?神ヘスティア?」
「うん・・・それじゃあ」
「待て、ヘスティア」
「え?」
「この依頼は断った方がいい。俺はまた戦いに巻き込まれると思っている」
『ええ、私も思います』
『私もです』
「「「「え!?」」」」」
「どうしてだい!?ウンディーネ君やノーム君まで!?」
「話がおかしいからだ」
「おかしい?」
俺はヘスティアにこの依頼を断れと指示する
理由は話がおかしいからだ。詳しい話が全然出てこない上に、どう聞いても危険な事や利用されるのだと、すぐにわかった
「どうして私たちの依頼を断るのですか!?」
「では聞くが、本当にプロメテウスがここに行き、ヘスティアに浄化を頼むように言われたのか?」
「え、ええ、そうです。それが何か?」
「そうか、俺の調べによると・・・・・・・・・『プロメテウスは千年間行方不明』ってことになっているけどな」
「「「「「っ!?」」」」」
『それと千年も他国との交流をしなかったあなた方が、自身の国が危うくなるからの理由で、いきなり私たちと交流するのも変です』
『と言うより・・・・・『私たちしか』交流しないようにしているようにも見えます』
「確かにリリもそれはおかしいとは思います!と言うよりプロメテウスが行方不明って本当なんですか!?」
「そ、それは・・・・・」
「か、神の碑よ!オリンピアに神の碑があって、ちゃんとピエログリフで書かれているんだから!オリンピアに連れてくるように書いてあったの!」
「ほう、碑でか、まるで『作り話のように』聞こえるな。しかもなぜあんな遠くから無事にここまで辿り着けた?海を渡ったなら海の怪物に襲われるはずだ。なのにお前らは服に汚れも無いまま無事。お前らの話が『嘘くさい』としか思えない」
「流石ジーク君だ。物凄く鋭い」
おかしいとは思う。
なぜプロメテウスが行方不明になっているのに、その不在の神が突然神託を命ずるなど、おかしいにも程がある。普通は行方を探すはずだ
しかも今までオリンピアは他の国に交流をしなかった。なのに自身たちが危機になった途端に、オラリオに助けを求めるなど信じられない
何かあるとしか思えない
更に、俺は相手の嘘を見抜く決定的な理由を出す
「更に言わせて貰う、ヘスティアに炎を清めて欲しいと言うが・・・・・・具体的に何をすれば炎の汚染を止めることができるんだ?神はアルカナムを封じられているんぞ?どうやって清める?」
「そ、それは・・・・・・」
「おい、なぜ詳しく話せない?先ほどからお前らの話を聞くが、『要望だけ』で詳しく話はされてない、その時点でおかしいとすぐにわかった。それに・・・・・・・・」
「え?なんですか?私になにか?」
「・・・・・・・」
ヘスティアに炎の汚れを浄化する。その具体的な方法が説明されていない。その時点で怪しいと疑わしい
おまけにあのイリアと言う女。俺はジーとあいつを見るが、
あいつは間違いなく・・・・
「いいじゃないか!ジーク君この依頼を受けよう!」
「なに?ヘスティア。君はわかっているのか?彼女達が言っている意味を・・・」
「意味なんてどうでもいいよ!とにかくやらせて欲しいんだ。これは僕のやりたい事なんだ!」
「なぜそんなに・・・・・っ!」
俺は断るべきだと言ったが、ヘスティアがそれでも受けたいと言う
なぜそこまで彼女の味方をするのかと、聞こうとした瞬間、
彼女が俺の手を握ってきた
彼女の手から手汗と若干震えていた。明らかに何か知っている上で、口ではこの依頼をやらせて欲しいと言っているが、これは優しい彼女が善意で頼んでいるのではなく
義務的に動こうとしている。
天の炎に関して、何か知っているのではないかと、俺は彼女の神意に意味があると理解した
「いいだろう。そこまで言うならその依頼を引き受けても構わない。君がそうしたいなら」
「ありがとう。ジーク君」
「ただし条件だ。俺たちも連れて行く事だ。オリンピアは俺たちにおいては謎が多すぎる。そんな危険に伴うかもしれないような場所に主神だけを連れて行くのは反対だ」
「わかりました。そういう事であるのなら」
「全員準備しろ。今から出発だ。そうだろうヘルメス?」
「本当に鋭いな。ジーク君は。バトル・クロスとかもこっちで用意してあるから、それを着て欲しい。旅行費は全部ギルド持ちで、それとギルドからは使節団として外に出ることになっているからね。それじゃあみんなで慰安旅行と行こうじゃないか!」
「やはりお前らも行くのか」
こうしてオリンピアの使者の依頼を受けることが決まった
オリンピアに関してはほとんど謎ばかりで、どう考えても何かあるとしか思えない。レアとか言う女も、その他の巫女達も、そしてイリアとか言う女も
『どうするのですか?主さま?』
『この依頼、裏がありますよ?』
「もちろんだ。だから俺がなんとかしておく」
『加勢を頼むのですか?』
「ああ。この話題は『あの二人』なら知っているはずだ。俺が連絡しておく」
もちろん俺たちで対象できる話ではないため、加勢を頼むことにした。この依頼はおそらく上級冒険者が挑む試練だ
それに
今回、『俺の力だけでは足りない』しな
だからあの二人に加勢を頼もうと思う
その前に
「爺さんに接続、要望がある。『あの男』を探して欲しい」
俺はその前に爺さんに連絡をして、ある男を呼ぶようにする。
これはあの男にも必要な話だ。
だから座標を送って、ここへ来る様に爺さんに頼んでおく
今回の旅は荒れる。
これは俺たちだけでは乗り越えることのできない戦いだ
今回は一ヶ月に投稿させてください。
今年もよろしくお願いします