ニーベルンゲン・シックザール〜竜殺しの英雄譚〜   作:ソール

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地上に帰る前の寄り道

18階層に突如現れた階層主。通称『漆黒のゴライアス』をなんとか他のファミリアを協力を得て。なんとか討伐は完了した

 

そして討伐後。リヴィラの街は半壊。18階層は地形が大きく変わってしまった。被害は甚大。そこの所はボールス達街の冒険者に任せるとして

 

 

俺たちは昼まで休憩したら、急遽地上に帰還しなくてはならなくなった

 

主神二人がいつまでもダンジョンに居るわけにもいかないため、急いで地上に撤退することとなった

 

ロキ・ファミリアのアイズ達とヘルメス・ファミリアの主神とアスフィとタケミカヅチの桜花達。そして酒場の店員であるリューと共に俺たちヘスティア・ファミリアは昼食を終えた後、包帯などを巻いて怪我人を連れながら

 

 

 

 

 

14階層でモンスターに囲まれていた

 

 

「はあ!」

 

「ぜやあ!!」

 

「オラア!!」

 

「ふ!!」

 

 

俺とベルとベートとアイズで先行して、モンスターを鎮圧中

 

こっちは桜花だって怪我をしているのだから、なるべく怪我人に無茶をさせないようにと、俺たち四人で先に先行し。ティオネとティオナとレフィーヤ達には主神を守るよう頼んでいる。守るべき者がわりかし多いため。守りを中心に戦って帰る以外なかった

 

 

「これで完了だな」

 

「ふう・・・・なんとかなりましたね?」

 

「まだ14階層だからな、あれだけの数なら当然だな」

 

「なんだジーク?お前もうバテたのか?これだから雑魚は・・・」

 

「いや・・・・・・・と言うより・・・」

 

「「?」」

 

 

さっきから俺の体がおかしくなっている。ハッキリ言うなら手応えがない。それどころか、さっきからヘルハウンドやそれ以外のミノタウロスの攻撃が全然俺の体に通じない。明らかに何か変わってきている。

 

いくらレベル4でも、少しくらいは本気を入れないと倒せない。なのにさっきから少し剣を入れるだけで奴らは軽々と倒せる

 

 

 

まさか

 

 

「ジーク君!ベル君も大丈夫!」

 

「ん?ああ。問題ないヘスティア」

 

「僕もです!」

 

「そちらは大丈夫なのか?」

 

「うん!このアマゾネス君とエルフ君が守ってくれたから大丈夫だよ!」

 

「そうか・・・・よし!進むぞ!」

 

 

こんな風に強い者を前に出て、それ以外を主神二人と怪我人を守る盾と言う陣営で動いていた。そんな時

 

 

「はああ!早くお風呂に入りたい!」

 

「そうね。体がゴライアスの戦闘で汚れているし」

 

「とは言っても。まだ14階層だがな」

 

 

早く帰りたいとティオネ達が嘆いていた。まあ確かに早く帰るのは当然だな。正直俺も久しぶりに疲れている。所詮俺もレベル4だ。あんな新しいゴライアスを相手にすれば苦戦もする。

 

あれは流石に厄介だった。自己再生をするゴライアスは流石に何度も今までのモンスターを相手をしてきても、新種には疲れる

 

 

できればこう・・・・何かお湯でも入りたいなと思っている

 

 

「ん?」

 

「ん?どうしたのジーク?」

 

「いや・・・・・ん!」

 

 

「ジークさん!」

 

「ジーク君!どうしたの!」

 

「おーいジーク君?」

 

 

 

突然俺はあるものに感づいた。それはすぐ横にある壁のこと。俺はその壁に反応して、その近くに行く

 

 

「どうしたのジーク?」

 

「その壁がどうかしたんですか?」

 

 

「やはりだ・・・・・」

 

「え?何が?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「この先に四体のモンスターが居る。しかも・・・・・・・『温泉』の匂いがする」

 

「え!?」

 

「え!?温泉ですか!?」

 

「ああ・・・」

 

 

そこには俺の知らない未開拓領域で間違いない。そこからモンスターの気配と鼻から温泉の匂いがする

 

 

「ここから先にそう感じる。まだマッピングされてない場所だな。この先に言えモンスターが居るのではあれだが。確実に温泉がこの先にある」

 

「わかるんですかジーク?」

 

「ああアスフィ、俺はいろんなものを感知できるアビリティを持っている。この先に間違いなく温泉と・・・・モンスター四体居る」

 

「本当ですか!本当ですか!本当に温泉がありますかジーク殿!?」

 

「ああ・・・・・もしかして温泉が好きなのか?命?」

 

「はい!あるんですよね?この先にあるんですよね?」

 

「あ、ああ・・・・・ふん!!」

 

 

俺は命が温泉好きなのを理解して、俺は勢いよくその壁に拳を与えると、ドカンと大穴が開き。そこから周囲に竹などが生えていたりと下に続く階段があった。奥から湯気まで出てきた

 

そしてその奥に温泉が見えた

 

 

「うお!?マジか!?」

 

「本当に温泉?」

 

 

「ああ。良い湯加減だな。塩加減も良い。透明度も高い。体に良さそうな良い温泉だとすぐにわかる」

 

 

「はい!間違いありません!間違いなく温泉です!お手柄ですジーク殿!」

 

「ああ・・・・だがモンスターがこの更に奥に四体居るんだが・・・」

 

「先に倒しましょう!先に倒して!そして温泉に入りましょう!」

 

「賛成!ねえジーク。入ろうよ?」

 

「私も・・・体が汚れているし・・・」

 

「私も・・・・ダンジョンの温泉に入ってみたいです!」

 

「私も・・・入りたい」

 

 

「そうか・・・・ヘスティアとヘルメスは?」

 

 

「そうだね!入ろうよ温泉!」

 

「おお!いいね!寄り道して行こうか?みんなで?」

 

 

「いいですね!」

 

「温泉か・・・」

 

「疲れを癒すにはいいかもな・・」

 

 

どうやら男性陣も女性陣も主神二人も賛成しているようだ。命は絶対に入りたいと眼が本気になっている。確かにこんな綺麗な温泉には入ってみたいとは思う

 

 

「待ってください・・・・・・まさかとは思いますが裸で入るんですか?」

 

「そんなわけないだろうリュー。水着を着ればいい。そうすれば一緒に入れるだろう」

 

「ですが・・・私たちも剣姫も水着などを持ってきていませんが?」

 

「大丈夫だ。俺がなんとかする」

 

「?」

 

 

「とにかく。じゃあ温泉に入るでいいんだな?」

 

 

「「「「「「「賛成!!」」」」」」

 

 

リューは裸では全員入るのは反対しいている。当然俺もそれは道理だと。水着に着て入らせるようにするが、当然彼女達は持っているわけもなく。着るものなどない。だがその配慮は俺が居る限りなんとかできる

 

とりあえず全員の同意があるため、ここで寄り道のために14階層の未開拓領域のルームで温泉に浸かることが決まった

 

 

 

「ち、面倒くせえ」

 

「ベート。面倒だと思うならこの後俺とお前だけでモンスターを狩りに行くぞ。暇がなくていいだろ?」

 

「・・・・・ま、確かに温泉に入るだけならな」

 

「それにモンスターを倒してここに居れば・・・・・・アイズの水着姿が見れるぞ?」

 

「!?」

 

「それで・・・・どうだ?」

 

「・・・・まあ悪くはねえな・・・」

 

「これで全員の同意は得た」

 

 

こいつが強い女が好きでアイズに好意があることは知っていた。だからここへ来るメリットを教えてここに居るようにして貰いたかった。当然こいつの口は悪いが、それでもいい戦力として地上に出るまでは途中出現するモンスーをあしらって貰う為にもこいつが必要だった

 

 

それでまずは全員の水着なのだが

 

 

まずはパンドラボックスから、適当な布を出す。花柄のような物や色鮮やかな要らない服を

 

 

「それを取り出してどうするんですか?」

 

「これを錬金術で。水着に変える」

 

「錬金術!?錬金術を使えるのですか!?」

 

「リューも聞いたことくらいはあるだろう。物を別の物へと変換させる術式だ」

 

「はい。それを錬金術師と言うのですよね?驚きました。ジークさんが錬金術も使えるとは・・」

 

「私たちエルフでも誰もなったことのない高度の術式ですよ。それをジークさんが覚えているなんて・・・」

 

「フレイが教えてくれたからな、でなきゃサラマンダーを率いてない」

 

「さすがは精霊召喚師です」

 

「さすがはフレイ様の幼馴染です」

 

 

「まあ・・・・あいつの幼馴染だからこそ、得られた術式ではあるな」

 

 

あいつが言うには普通錬金術を覚えるのに、何十年と言う技術と修行をしなくてはならないと言われているが、それをたった半年で習得したからな。大変ではあったが。なんとか習得はできた。あいつと関係が無かったら錬金術は覚えられなかっただろう

 

まあ。服も一応防具みたいな物だから錬金術として使えるが

 

 

まさか、水着を作る錬金術をするとは思ってもいなかった。

 

 

とは言ってもその柄までは変えることはできない。ただその柄の水着に変換するだけ。元の素材で柄の悪いのに服や水着に変換すると、本気でその水着までその柄の模様になるから、服を作る際は素材の柄を考えてから作らなければならない

 

地面にルーン文字を描いて、その中心に布を置いて。魔力を注ぐと布が発光し、しばらくすると発光が消えて、水着に変身した

 

それを俺とベート以外の水着をいろんな種類を分けて作って分けた

 

 

「うわあ!すごい!」

 

「本当に水着ができた!」

 

「とても可愛いです!」

 

「すごい・・・」

 

 

「拙者たちの分まで・・・」

 

「ありがとうございます!」

 

 

「私の分まで・・・・ありがとうございますジーク」

 

「私の・・・分もですか」

 

 

「すごい!本当に水着を作った!」

 

「ジーク様は錬金術で回復薬も作れるのは聞きましたが、まさか水着まで作れるとは・・・・」

 

 

「すごいですね!ジークさん!これで温泉に入れます!」

 

 

「ただ・・・・・サイズが合っているかはわからないから、今着替えて確認してくれるかアスフィ?」

 

 

「わかりました。女性の皆さん!あの岩の影で着替えましょう!」

 

「「「「はーい!!」」」」

 

 

そうして女性冒険者たちが岩の影で着替えている間に、男性冒険者たちも今ここで着替えるのだが、俺は着替えないまま女性冒険者達が着替えを隠している岩に背中を寄り掛かり。ヘルメスが何もしないか警戒する

 

 

こいつが何か変なことをしそうでもう俺はあまり信用しておらず。先ほどヘスティアを攫ってベルをリンチにした事を根に持ち。こいつの行動を見張っていた

 

 

「あの・・・・・ジーク君?なんでそんなに俺を睨むんだい?」

 

「決まっているだろ。お前が覗きをする可能性があるから見張っているんだ」

 

「まさか・・・・俺がそんな事をするわけないじゃないか?」

 

「信頼に値しないな。先ほどヘスティアを攫った『アホ神』の言うことなど」

 

「そんな!俺たちは一緒に階層主を倒した仲じゃないか?仲良くいこうぜ?」

 

「それは原因としてお前のせいになるんだが?お前があんなトラブルな状況を起こさなければ、ヘスティアだって神威を使わずに済んだ。あの状況を悪化させ、神威を使ってまで止めなければならない状況をお前はどうするつもりだったんだ?お前があのトラブルを起こさなければあのモンスター が出てくることは無かったんだが?」

 

「ごめんなさい。反省しています」

 

 

「ジーク。神に容赦ないな」

 

「あいつって何気にヘスティア様の事を想っているからな。それであの行動

だろうな・・・・」

 

「厳しい人ではありますけど。神様のために動いているのはジークさんの眷属らしさですよ」

 

 

厳しいとは言われるようになったか

 

確かに俺は『あいつ』を殺して奴の体を全部食べたからなのか賢くはなった。でもその賢さが厳しさに繋がり。神相手でも容赦がないのは俺が神が憎くて嫌いだからだ。下界では神によるが・・・・・下界の生き物を誑かして悪事を働こうとする神も居る

 

俺はその一人を殺して、信頼してくれなかったロキを憎み。神と言う存在を人間扱いするように育ってしまったのか。神の偉大さを疑い。所詮考えることは俺たちと変わらないと価値を低下している

 

 

神を憎んでいなければ、『ゴット・シェアシュテールング』なんてスキルが俺に生まれるわけないからな

 

ヘスティアはいつそれに気づくか、実は俺は気になっていたりもする

 

 

 

「ジーク君!こっちはみんなサイズOKだよ!」

 

 

「そうか・・・・ベル達は?」

 

 

「僕らもOKです!」

 

 

「そうか。大丈夫そうだな」

 

 

「ねえ?どうかなジーク君?似合う?」

 

「ん?ああ・・・・・適当に俺が作ったデザインとは言え。似合っているぞティオナ」

 

「そう?へへへへ!」

 

 

「ジークさん?どうでしょうか?」

 

「ああ、似合っているリュー。エルフで肌は晒さないとは言え。温泉くらいは入っておけ」

 

「はい。ありがとうございます」

 

 

「ジーク。どう?似合っている?」

 

「ああ。似合っているアイズ」

 

 

などと、なぜか俺が適当に作ったデザインの水着を見せて似合っているかどうか聞いてくる三人。もしかして適当に作ったから地味だからと似合っているのか心配だったのだろうか

 

少し考えたデザインを作ってあげれば良かったと後悔した

 

 

でも、とても似合っているため、問題なさそうだ

 

 

 

ベルに関しては。完全にアイズの水着姿を見て見惚れている

 

 

「じゃああとはゆっくり入っているといい」

 

「ジークさんは?」

 

「俺とベートでこの奥に居るモンスター を倒しに行く。行くぞベート」

 

「ああ・・・・」

 

 

 

 

そうして、温泉に入る気もない俺とベートだけでこれより奥に居るモンスターの殲滅に入る。別に俺は疲れてないから彼女達が入浴している間を襲われても困るため、先にモンスターを倒しに行く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「は!」

 

「オラア!」

 

 

敵は四体の『チョウチンアンコウ』のような見たことない敵。新種ではないと思うが、ここに生息する未開拓領域専用のモンスターだろう。だがあいにくここは14階層。レベル2で普通に倒せるモンスター。レベル4の俺とレベル5のベートなら苦戦などしなかった。一瞬で方が付く

 

 

「反応は・・・・・・無い。これで終わりだ」

 

「なんだよ・・・・もう終わりかよ」

 

「四体しか居ないって言ったろ?これで終わりだ。戻るぞ」

 

 

さっきよりも浅い温泉の暗い洞窟の奥に住む敵を殲滅すると、すぐに仕事を済ませて帰る。と歩いている途中でベートがいくつか俺に質問する

 

 

「おい。ジーク」

 

「なんだ?もう敵は居ないぞ?」

 

「そうじゃねえ。お前は・・・・・・・なんでそこまで強え?」

 

「・・・・・・さっきゴライアスを倒したことについてか?」

 

「ああ。あんな魔法もお前の持つあの剣もそうだが・・・・・あの自己再生するほどのゴライアスを俺たちは倒せなかったのに、なんでお前はあんな見たことのない魔法で倒せた?」

 

「ほぼスキル頼りで倒せただけだ。言っておくが詳細は教えないぞ。お前は別のファミリアだからな。人のステイタスを知るのはルール違反だぞ」

 

「そんなことお前に言われなくてもわかる。だがなんでだ。なんでそこまで俺やあいつらより優れている力を持ってやがる?」

 

「俺もいろんな事を経験した。それでこうなっただけだ。それがどうかしたのか?まさかとは思うが・・・お前と競う気もない俺に力の差を感じたのか?」

 

「誰がテメエのような雑魚を俺が競わなければならねえんだ」

 

「じゃあなんでそんな事を聞く?」

 

「テメエがあれから二年でここまで強くなったことが信じられねえだけだ」

 

「そんなことか、だったらそんなつまらない事を聞いてくるな」

 

「つまらねえだと・・・・・・テメエは!」

 

「はあ・・・・・・なんだ?さっきからひつこい。俺がお前に何かしたのか?ああ言えば、しつこく聞いてきたりと、一体なんだ?」

 

「テメエは確かに変わった。だが相変わらず気に入らねえその言葉が!」

 

「じゃあ俺に話を掛けなければいいだろう?俺が気に食わないならなぜ話をかける?聞きたくないなら聞くな。お前が俺のことが嫌いなら俺のことなんて放っておけばいいだろう。さっきからお前が俺に何をしたいのか全くもって理解できない」

 

「テメエが気に入らねえ!!お前のその言葉も!すっかり変わったことも!」

 

「怒る理由がそれか?まったく・・・・こっちは穏便にいきたいのに。人の言葉を聞けば何が言いたいかもわからずに怒る。少しは考えて喋る気は無いのか?俺はお前より下だ。雑魚に興味はなかったんじゃないのか?」

 

「ああ!俺はテメエに興味はねえ!だが・・・・・・テメエがここまで強くなったことが・・・・・俺には不服だ!」

 

「俺が強くなるのは自分の目的のためだ。なんでそのことに関して何かを言ってくる?嘘つき冒険者の俺など放っておくべきだろう。俺がここまで強くなったのは俺もモンスター と戦って強くなったからだ。それとも俺より先越されるのが不安だったのか?俺が気に入らないなら聞いてくるな。俺はお前がどうなろうと何も思ってない。俺はお前のことはどうでもいい」

 

「ち・・・・・なんでアイズはこんな奴を・・・」

 

「はあ・・・・お前もそう言う事を言うとはな」

 

「あ?お前も?」

 

「ベルもそうだった。同じ団員であるあいつもアイズに憧れていて、俺になりたいなんて言い出した。その理由は俺とアイズが仲が良く。俺になればアイズと仲良くなれるんじゃないかってな」

 

「あの白兎やろうが・・・」

 

「それベルか? 俺の仲間をそんな風に呼ぶな。とにかくあいつは憧れているアイズと仲良くやっている俺になれば。いい深い関係になれるとあいつは遺憾ながら考えているぞ。要するに俺になればアイズに好きになって貰えると思っているんだろう?考え方が浅はかだが、俺は別にアイズと仲が良いわけじゃないと思うがな」

 

「そんなことはねえよ・・・・」

 

「?」

 

「確かに俺はテメエに嫉妬していただけのことはある。なんで弱えテメエがアイズといつも一緒に居るのか、そしてあれから二年経って別のファミリアになってもアイズはお前の所に行くなど、信じられなかった」

 

「アイズがまだ俺のことを兄だと思っているのか、もしくはただ俺の料理に惚れているかだけだろう。俺には・・・・・・アイズを想う心は無い。お前がしつこく俺に何かで勝とうとしても、あいつはそれ以外のことで俺に近寄っているだけだ。俺にちょっかい出しても変わらないぞ」

 

「ああ・・・・・・テメエに何かをしてもどうしようもないくらいは俺でも理解している」

 

「たく・・・・お前がアイズのことを好きなのは知っているが、俺に何かをしても意味ないと言うのに・・・」

 

「ああ!?別に俺はアイズのことなんて・・・」

 

「じゃあ・・・・・もしあいつが俺と結婚したり、もしくはベルと結婚したら納得するか?例え・・・・あいつより弱くても?」

 

「それは・・・・・・・・」

 

「答えがすぐに来ない時点でやっぱりそうだろう。少しくらい自覚しても恥ずかしいことじゃないぞ?」

 

「ち・・・・・それをテメエに言えるか!」

 

「もう言っているようなものだ」

 

 

ベートがアイズに好意を抱いていることは知ってはいるが、まさかその嫉妬で俺に何度も威張ることをしていたとは、さすがに見苦しく迷惑にも程がある。だが懐かしいものでもある

 

よくアイズを喜ばせる勝負をよくこいつとしていた。俺はあいつに好意は無いが兄として妹に喜んでもらいたいがために当時は競っていた

 

 

今も変わらない。恋のわからない俺はあいつのことを妹としか思っていない。だからどれだけ嫉妬を剥き出しにして俺に何か言っても。意味はなかった

 

 

 

 

 

 

「終わったぞヘスティア。ここに居るルームのモンスターは駆除完了」

 

「うん!ありがとうジーク君!」

 

「ベート。もうモンスターは居ないがお前はどうする?」

 

「俺はそこで寝ている。温泉は入らねえよ」

 

「そうか・・・・」

 

「ジークさんも入りませんか?」

 

「それは後でなベル。ヘスティア。今時間はあるか?」

 

「あるけど・・・・どうかした?」

 

 

 

「こんな所で悪いが、頼みたい」

 

 

俺がヘスティアが頼むのはある確認をしたいこと

 

今日のゴライアスを倒したことで体が異常に変化している。動きも素早く体が物凄く軽い。もはや俺の体が以前よりと違う

 

 

そのため

 

 

 

 

「あっちの岩の影で『ステイタスの更新』をしてくれるか?」

 

 

「「「「「「「!?」」」」」」」

 

「え!?ここで!?」

 

「ああ、どうしても確認したいんだが、ダメか?ダメならいいが・・」

 

「いや、いいけど・・・・・どうかしたの?」

 

「何かと体が変になっている。異常ではあって悪いようでは無いが、確認したい。いいか?」

 

「うん、じゃあ行こうか?あっちに?」

 

「ああ頼む。ベル?あいつらに俺のステイタスの更新を覗かないように見張ってくれるか?他の奴らに見せたくない」

 

「わ、わかりました!」

 

「頼む。おい、覗いたら承知しないぞ?」

 

「おいおい。ここで更新する気かい?ジーク君?」

 

「モンスターは倒した。モンスターが居なくなったここなら安心だヘルメス」

 

 

ベルに見張りを任せたのは、俺のステイタスが気になるアイズ達が絶対に覗き見をすると思ったじゃらだ。その言葉に反応したのは他にも居るが、相手のステイタスを見るのは手の内を晒すのと変わりないため、それと俺には知られたく無いスキルもあるため、団員以外には見せたくなかった

 

ステイタスの更新など、確かに帰った後でいいのだが、それでもどうしてもいち早く知りたかった。ここでもしランクアップしたなら、やはり俺より強いモンスターを倒すことで強くなれることを理解し、そうでない場合は別の方法で強くならないとランクアップする方法を念密に知りたかったからだ

 

そうして脱いだ防具をパンドラ・ボックスに入れて、黒ワイシャツと青ズボンだけになり上の方を脱ぎ。上半身裸になる

 

 

「じゃあ行くよ?」

 

「頼む」

 

 

そうして背中に描かれる神聖文字が浮かび上がり。予想打にしないことが起きた。

 

「え!?」

 

「・・・・・・」

 

 

それは・・・・・・浮かび上がった神聖文字が一斉に全て変わって動いていく。ヘスティアもその予想打にしない成長を初めて見たのか、声を上げてしまった

 

それも手を震えて、その理由はどうせ一つ

 

 

「ヘスティア?・・・・ランクアップしたか?」

 

「・・・・うん。嘘だろ」

 

 

だろうな。でなければ前よりも力を増す。どうやら俺はあの漆黒のゴライアスを倒したことで、ヘスティア・ファミリアに入って一週間で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ジーク君が・・・・・・レベル5になった!!!」

 

 

レベル5となった。

 

たった一週間でレベル5。やはりカオス・ヘルツの影響もあるのか、こんな短期間で俺をレベル5にまで上げるとなると。相当のレアスキルであるだろうな

 

デメリットもあるが

 

 

そうして、そのランクアップしたステイタスを紙に写して俺に渡された

 

 

 

 

 

 

ジーク・フリード

 

NEWレベル5

 

 

力:SS 4587

耐久:SS 4349

器用:SS 4398

敏捷:SS 4181

魔力:SS 4156

速攻:SS

貫通:SS

感知:SS

怨念:SS

鍛治:SS

調合:SS

精神:SS

神秘:SS

 

NEW雷:SS

 

 

ルーン魔術:

アースガルズ(攻撃魔法・ルーン文字)

ムスペルヘイム(第一段位・火炎魔法)

ニブルヘイム(第二段位・氷魔法)

ヨトゥンヘイム(第三段位・土魔法)

 

 

スヴェルヘイム(防御魔法)

 

ミーミスブルン(回復魔法)

 

 

 

 

 

ルーン・ブレイク(必殺技):

ヴォルスング・サガ

ミョルニルハンマー

レーヴァテイン

ファフニール・ラグナロク

 

 

 

 

錬金術:

 

武器生成(ウエポン・クリエイション)

必要な素材を集めれば。錬金術で武器を生成できます。防具でもできます。強化も可能

 

道具調合(アイテム・クリエイション)

必要な素材を集めれば。錬金術で回復アイテムを生成できます。魔道具でもできます

 

 

 

スキル:

美男誘惑(フレイ・フェロモン)

口説きか仕種で女や女神やしくはメスを誘惑や魅了。もしくは相手の色気を無効化。女性の耐久が強くなる

 

 

竜殺し(ドラゴン・スレイヤー)

竜系の戦闘時においてドラゴン耐性が強くなり。全能力が限界突破する。更に殺した竜の魔力を奪う

 

 

呪龍怨念(ファフニール・フルーフ)

相手に呪いをかけてスキルと魔法や能力を封印する。モンスターも可能(*解く方法は相手の胸に手を当て。『お前を許す』で解除する)

 

 

詠唱凱歌(ツオバー・ヴァルツアー)

詠唱省略&連続に魔法を連射可能(ただし連続三回まで)

 

 

精霊加護(シュッツ・ガイスト)

召喚精霊達が魔力で状態不能を無効。

 

 

忘我混沌(カオス・ヘルツ)

怒りの感情が強くなることで絶大な魔力と力を得る。相手が強くてもレベル差が関係なく圧倒することが可能。更に感情を無くすことで異常なアビリティを成長をさせる

 

 

神話破壊(ゴット・シェアシュテールング)

神の力を破壊&無効化。もしくは神の力を得た者をその力を引き裂くことで『神の力』を破壊する事ができる。送還も無効にする。神を殺すことのできる神殺しのスキル

 

 

恋の勝利(フレイ・リーベ)

『・・・・・』????????????

 

 

ルーン・アーマメント(ルーン武装):

呪龍鎧装(じゅりゅうがいそう)

蒼天雷帝(そうてんらいてい)

戦神光帝(せんじんこうてい)

 

 

召喚精霊:

林の精霊グラニ

火精霊サラマンダー

天空の精霊グリフォン

 

NEW土の精霊ノーム

 

 

 

ほう、あの土の精霊のノームを召喚できるようになったか、今度試してみよう。スキルは増えなかったが、アビリティが千ずつアップしている。そしてダブルオールS。かなり大きくなったな俺も。

 

 

これで・・・・・第一冒険者へとランクが上がるな

 

 

「ベル君!ジーク君がレベル5にランクアップしたよ!」

 

「本当ですか!?」

 

「嘘だろ!?」

 

「ジーク様がレベル5に!?じゃあ第一冒険者じゃあありませんか!?」

 

「そうだな。体がおかしいだろうなとは思ったが、的中したな。ありがとうヘスティア」

 

「ああ、うん」

 

 

ステイタス更新を終えて、ワイシャツを着てステイタスの書かれた紙を持って、温泉に足だけを入れて、あることを考えていた。

 

アビリティは数値は限界を超え、四桁の数字までいっていた。4000か。強くなったのは嬉しいが、俺が最も警戒しているものがある

 

 

それはルーン・アーマメントである『呪龍鎧装』と言う装備

 

 

俺はこれを警戒している。これはあいつを殺したから得た力。正直使いたくもない。使ったらもしかしなくても怒りに身を任せて全てを滅ぼしてしまうかもしれない

 

精霊たちがなんとかこの力を抑えるようにしては貰っているが、それでも俺の怒りが急上昇すれば本気で発動してしまうかもしれない。怒りで竜の力を剥き出せば全てを滅ぼすことになる

 

 

復讐したところで何もならないことを知っているのに、誰かにその憎しみをぶつけると言うのは間違いでしか無いと言うのに、それでも俺の心に何かしら怒りが残っていることをわかっているから、俺は酷く自分の感情に警戒している

 

 

「すごいですね!ジークさん!もうレベル5だなんて!」

 

「これだけ短期間で強くなれたのはスキルのおかげだがな?」

 

「よかったら見せてもらってもいいですか?」

 

「ああ。お前以外には見せるなよ?」

 

「はい!」

 

 

ベルは団員だから俺のステイタスを見せるが、他の奴らにはあまり見せたくはなかった。特にアイズたちには見せたくはない。また俺がこいつらにライバル視されるのが嫌だからだ

 

でも、どうせベルのことだから

 

 

「すごい!ジークさんのステイタス!『オールダブルS』で!またアビリティが大きく変わっています!」

 

「「「「「!?」」」」」

 

「ベル。大きな声を出すな。あいつらに聞こえる」

 

「あ、すいません」

 

「もういいか?」

 

「はい!」

 

 

ベルが驚いて俺のステイタスの詳細を大きな声で喋るのをわかっていた。とりあえずステイタスと書かれた紙を返して貰う。もちろんそれを聞いたアイズ達は

 

 

「ねえジーク!今の本当?」

 

「ああ」

 

「ねえ。見せてよ!」

 

「断る。ティオナ。俺はもう他の団員だ。お前らに俺のステイタスは見せない」

 

「いいじゃない!教えなさいよ!」

 

「断る」

 

「ジーク!聞いたぞ!テメエのステイタス見せろ!」

 

「たく・・・・ベートお前まで。断る。俺はお前らに見せるものなど無い」

 

「ベートさんもティオネさんもティオナさんもダメですよ!ジークさんはヘスティア様のファミリアなんですから!」

 

「頼むレフィーヤ。こいつらを止めてくれ。でないと俺が魔道具で止める羽目になる」

 

 

「でも気になる。ジーク。教えて?」

 

「ダメだアイズ。お前らに詳細は教えない。って言っても聞かないだろうからこうする」

 

 

そうして俺はステイタスが書かれた紙を握り潰して、魔術で燃やし灰にした

 

 

「あ!ステイタスの紙が!」

 

「なら背中を見せろ!」

 

「背中を見せても読めないだろう。お前らは」

 

「私とレフィーヤは読めるよ?多少だけど・・・」

 

「でも断る」

 

「いいわ!こうなったら!実力行使よ!ティオナ!ベート!」

 

「うん!」

 

「さあ観念しろジーク!」

 

「ああ・・・まったく・・・・・『グレイプニル』」

 

「な!?」

 

「なにこれ!?鎖!?」

 

「あ、テメエ!?」

 

 

ひつこく俺のステイタスを見ようと実力行使に出たようだから、もう黙らせるために仕方なく腰に巻きつけていたグレイプニルを使う。そちらがそれならこちらも実力行使で止めた

 

もちろん口を封じて

 

 

「ふががが!」

 

「グヌヌヌ!」

 

「がががが!」

 

 

「何を言っているかは知らないが、そこで5分大人しくしていろ。無理やりちぎろうとしても無駄だからな?」

 

「あのジークさん?これは?」

 

「ただの拘束魔道具だレフィーヤ。5分経ったら解除する。それまでそこで大人しくしさせろ」

 

「は、はい。でも・・・・・これが消えたらまた続けると思いますよ?」

 

「そうだろうな・・・・・ベル?」

 

「はい!」

 

「簡単に俺のステイタスを言ってくれ、詳細は無しで、数字の数とスキルの数だけあいつらに言ってくれ」

 

「はい!ジークさんのステイタスは・・・・・・・・アビリティが限界突破して全部4000越えでダブルオールS。スキルの数は八つ。と言ったとこです・・」

 

「「「!?」」」

 

「スキルが八つ!?」

 

「アビリティ限界突破4000でダブルオールS!?」

 

「これでどうだ。満足したろ?もう聞いてくるなよ」

 

 

そう言ってあの三人を縛ったまま、違う温泉に足を着きに行く。このままひつこく聞かれると面倒なため。なるべくあいつらと距離を置くために別の場所へ行く

 

あいつらにとっては驚くことかもしれない。16の時一年経ってもランクアップしない俺が、それから二年でレベル5になるなど普通ではない

 

だが俺からすればまだ満足していない。俺はこいつらを超えるほどのレベルを目指しているんだ。まだこの程度では喜んでいなかった

 

 

でもこれでハッキリした。やはりランクアップを得るには自分より強い強者と戦って勝たなければ得られないと

 

 

「ジークさん」

 

「ん?リューか?」

 

「先ほどの話聞きました。ランクアップおめでとうございます。レベル5ですよね?これで貴方は私やアーニャ達よりも強くなりましたね」

 

「そうだな。だが満足はしていない。俺はもっと力が欲しい」

 

「気になってはいたのですが、そこまで強くなる理由はなんです?確か誰かの願いを叶えるためだとか?」

 

 

「ああ、それは簡単な話だ。おふくろやフレイから理由は聞いてないが『立派な冒険者』になって欲しいと遺言として残されたからだ」

 

 

「立派な冒険者ですか?」

 

「ああ。理由は何も言ってなかったが、なぜそこまであの二人がそこまで俺を冒険者に執着させたいのか知らないが、もう俺にはそれをする事しか生きていける理由がない。立派な冒険者と言うのはどんなものかはわからないが、それでも俺はヘスティアの眷属らしく冒険者として生きていくだけだ。それがフレイとおふくろのためになるかはわからないが」

 

「トール様もフレイ様も貴方のことを想ってのことでしょう。お二人がジークさんを愛していたのを感じます」

 

「だとしてももっと力が必要だ。今日みたいに強い相手に挑まなくては」

 

「ですが。これ以上無茶はやめてください。貴方の怪我はまだ治っていないのですから・・・」

 

「わかっている。無謀なことはしない。それで大怪我をしたら俺がお前やシル達に怒られるからな」

 

 

リューがここに来たのは、俺の怪我の心配でもあったのだろうか、確かにまだ先ほどのゴライアスの戦闘で頭や上半身に怪我をしているのはわかっている。俺の回復魔術で治したが、それでも完治はしていない。あいにく回復薬はベル達に与えてしまい。足りないのなら錬金すればいいのだが、材料も無いため。仕方なく俺だけは回復魔術で我慢するしかなかった

 

痛みはするが、痛いと言う感情はしないため、顔に出ることなく自分の傷を後回しにするがな

 

 

「ところでジークさん。私の水着は・・・・・似合うでしょうか?」

 

「ん?そのつもりで渡したんだが・・・・・・何か似合ってないと感じるか?」

 

「いいえ!そういう訳ではなく、私はエルフですので、水着など・・・」

 

「ああ、そういうことか。確かにエルフ・・・の女性は特に自分の肌を好意に想う異性の相手以外には晒さないし触らせもさせないからな。なるほど。もちろん似合っているぞ?」

 

「そ、そうですか。それなら幸いです」

 

「てっきり俺のファッションセンスが悪いと思ったのか。俺に渡された水着が不満だと思っていた。俺にファッションセンスは無いからな」

 

「いいえそんな!むしろジークさんは私の気を遣ってあまり露出の多くない水着にしてくれたのがとても嬉しかったんです!」

 

「ああ。男なら露出のあまり少ない水着を着て貰えれば喜ぶものだが、俺に露出性癖は無いからな」

 

 

もちろん俺はリューがエルフだと言う事をわかっているため、緑色のワンピース型の水着にした。露出もあまり少なく。こっちの方が彼女に合うと思って渡したのだが、どうやら問題ないようだ

 

 

「でしたら安心です」

 

「俺も恋をしたりすればそうするかもしれないが、あいにく誰かの女性の裸を見ても好意に想ってない限りは嬉しくないし、今の所は全然興味も無い」

 

「え!?じゃあ・・・・・わ、わ、わ。私に恋をしたらそういうことをしますか?」

 

「いや、しないな。お前が子供が欲しいと言うなら望むままに、性交するかもしれないがな?」

 

「え!?」

 

「ま、俺がお前に恋をすればの話だがな」

 

 

リューが俺も男だと思い。そういう変態行為をするのではないかと警戒したのか、俺にそのような質問をしてくる

 

だがあいにく俺には性欲はまったく無い。恋をしてそのようなことに及ぼうとなったとしても、俺には子供が欲しいと言う欲もなければ性交をしたいとも思ってない

 

だから、本人の了承が無い限りは自分からそのようなことはしない

 

 

リューももう21歳の大人なのに、俺から性交と言う言葉に弱く。顔を赤らめている。俺は19歳でそう言う事はもう知っているのに、リューはまだそう言うのは弱いようで、かなり動揺している

 

大人になったらそう言う話はいくらでもあると言うのに、年下の俺はそれを聞いても平然しているのに、リューは恋沙汰や性欲に関してはダメなようだ

 

 

「ジ、ジ、ジークさんとせ・・・せ・・・せ・・・性交を!?」

 

「そう言う話をアストレア・ファミリアの団員としなかったのか?女性でもそう言う話はするもんだと思ったがな?」

 

「不潔!そう!不潔です!そのような事を!私やアリーゼ達と話をする訳が!・・・」

 

「そうか・・・・・じゃあ別にお前は結婚とか子供が欲しいとは思ってないのか?」

 

「え!?結婚!?子供!?」

 

「ああ。まあ・・・人それぞれになるが、好きになった異性の相手と結婚してその人の子供を産むのは女としても幸せなもんだぞと。俺のおふくろや俺の姉のような女からよく言われたのだがな?女じゃない俺にはわからないからなんとも言えないがリューは違うんだな?」

 

「い、いいえ!私も・・・・・そう望んで無いと言う訳ではないのですが・・・」

 

「ああ・・・・・単に今まで恋をしてないからか、もしくは好意に想う相手が居ないだけか」

 

「いいえ・・・・そう言う訳ではなく・・」

 

「まあ、言いたくないのなら言わなくていい。俺はお前の親じゃないからな。一々お前の恋に色々言うのも大きなお世話だしな」

 

「は、はい」(言えない!!私はジークさんに恋をしているだなんて!今二人きりで他の人も居ませんからいいかもしれませんが!言えません!ああ!私はどうしたらいいですか!アリーゼ!!!)

 

「どうかしたのか?」

 

「いえ。なんでもありません」

 

 

「そうか・・・・」

 

 

何やらリューは困っているようにも見えたのだが、本人がなんでもないと言われたため、俺はその言葉通りになにも聞かなかった

 

 

「ジークさん!!」

 

「ジーク君!大変だ!!」

 

「ん?どうした?ベル?ヘスティア?」

 

「僕!・・・・・僕も神様にステイタス更新して貰いましたけど!やりました!」

 

「やりましたって・・・・・・まさかランクアップしたのか?」

 

 

「そうだよ!ベル君もランクアップしたんだ!レベル3だよ!!」

 

 

「ほう・・・・お前もしたか?」

 

「すごい・・・ジークさんはレベル5で、クラネルさんはレベル3。突然出てきたゴライアスを倒した事でここまでランクアップするなんてすごいです」

 

 

いきなり叫んでやってきたベルとヘスティアが、何かまたトラブルでもあったのかと思ったが、どうやらトラブルではなく、先ほど俺だけステイタスの更新をしたのを、ベルもそれを見てホームまで我慢できずにステイタスの更新を先にして貰ったようだ。

 

そして見事ベルもランクアップし、レベル3となった

 

 

だが

 

ベルに関してランクアップは当然だと俺は思っている。その理由は明らかにレベル2で倒すことのできないゴライアスを亜種をも相手に戦って勝ったのだから。当然ランクアップしない訳がない

 

だからベルのランクアップはあまり驚かなかった

 

むしろこれでランクアップしない方がおかしかった

 

 

だが、となるとベルも一ヶ月以内でランクアップしたに違いなかった

 

一年で最速でレベル2になったのはアイズ。それを上回ったのが俺とベル。でももちろんただ強者と戦っただけじゃあ強くなれないのは普通なのだが、それを実行することでレアスキルがアビリティを強化し、予測以上の成長を遂げる

 

レアスキルのおかげでランクアップしたのは確実だろうと推測した

 

 

「やった!僕もレベル3だ!!」

 

「すごい!僕の眷属たちがここまで成長するだなんて!」

 

「まあ・・・・・これだけの成長速度なら幸先いいだろうな?」

 

「聞いたぜ!ベル?ジーク?」

 

「お二人ともランクアップなんて凄いです!」

 

「ヴェルフ。リリルカ」

 

「羨ましいぜ!俺もランクアップしてえ!」

 

「そうですねリリもせめてレベル2にはなりたいです」

 

「なっているとは思うがな」

 

 

リリルカもヴェルフもランクアップしたいと言っているが、俺はなっていると思っている。まあヘスティアの眷属ではない二人には今確認はできないが、少なくともこの二人だってあのゴライアスでレベル1で挑んで勝っているのだから、ランクアップしているとは俺は思っている

 

魔力で感知をして見る限り。前とは違う感じはする。主神からステイタス更新をして貰わないとわからないがな

 

 

「ねえジーク君?ここで出たらお祝いしようよ!二人のランクアップを祝って!」

 

「まあ、いいかもな」

 

「その宴会会場は『豊饒の女主人』でどうですか?ジークさん?」

 

「そうさせて貰うリュー」

 

 

リューが是非とも祝杯会場は豊饒の女主人にして貰いたいと言ってきた。彼女は店員なため、先に予約をさせて貰った。

 

 

「ねえジーク君?それは俺らもいいかい?」

 

「お前たちも?どうするヘスティア?ヘルメスには迷惑もかけられらたがた助けて貰ったこともあるからいいんじゃないか?」

 

「そうだね。僕にも協力して貰ったしね」

 

「ヘスティア?ヘルメス?一応聞いておきたいが?俺たちがモンスターにやられて帰ってこないと救出のためにクエストを出したんだよな?それの協力者はまだ他に居るか?」

 

「ヘファイストスとミアハとタケの主神三人」

 

「それとミアハの眷属であるナァーザ君だね。あの子は回復薬を用意してくれたからね。あとはこのメンバーだけだよ」

 

「そうか・・・・ヘスティア?桜花達も含めて、今この場に居ない協力者も含めて宴会に参加して貰ってくれ。ヘスティアの勘違いとは言え救助に協力してくれたお礼をしないとならない」

 

「そ、そうだね・・・・・」

 

「お、俺たちもいいのか?」

 

「わ、私もですか?」

 

「金は俺のを出すからなんとかなる。桜花達も。アスフィも。他の協力者を含めて全員ここに出たら宴会に参加してくれ。金は全部俺が出す」

 

「で。でも・・・」

 

「ジークさん?そんなお金あるんですか?」

 

「ある・・・・こんなこともあろうかとな?」

 

 

念の為に金を取っておいた。とは言っても故郷の狩りで稼いでいたドロップアイテムを前に換金していた。全額で5000万ヴァリス。それをパンドラボックスの奥に隠してある。何か必要になると思って持ってきておいた

 

宴会に必要分のお金はある。酒も飯も頼みたい放題だろう。少しは

 

 

 

あとそれと

 

 

「アイズ。レフィーヤ。お前達もいいぞ?」

 

「え?」

 

「私たちもですか?」

 

「ああ、今回助けて貰った礼をする。気軽に来てくれ」

 

「じゃあ・・・・フィン達やロキはダメ?」

 

「アイズさん!流石にこれだけの人数で!またも団長達まで増えてしまうとお金が!・・・・」

 

 

「いいぞ。ロキに会うのは不服だが、フィン達幹部だけなら別に構わないぞ。それくらいある」

 

 

「え?いいの?」

 

「どうせいつかはあいつに会って、今まで甥だと言うことを隠していたのかと言われる。何か言われる前にこちらで誘って言いたいことを言わせればいい」

 

「ええ!?ジーク君あのロキを誘うの!?」

 

「君が嫌いなのはわかる。俺も嫌いだ。だがいつか変な時に変なことを言われる前に、その時に済ましたい」

 

「君はあのロキの甥で大変だね」

 

「まあな・・・・だがベートには酒を飲ませるな。あいつが飲んだら面倒だ」

 

 

と言う訳で、俺とベルのランクアップしたお祝いとヘスティアの勘違いとして協力者として協力してくれた礼を。これからダンジョンに出たら『豊饒の女主人』で宴会に誘った

 

ヘスティアもロキを誘うのは不服そうだが、こいつらを誘ってあいつらまで誘わないとなると、何を言われるかわからない。それに俺がアイズ達だけを誘うとなると、変な誤解が生まれそうで念の為に幹部達も連れてくることにした

 

 

「おいジーク!」

 

「居た!」

 

「ステイタス見せなさいよ!」

 

「グレイプニルが解けたか?悪いがもう温泉から出て地上に帰るぞ?もう十分浸かっただろう?」

 

「それよりジーク!見せろ!」

 

「お前らも着替えろ?もう地上に行くぞ?」

 

 

話を逸らして地上に帰ろうとする。一時間ほど温泉に入っていただろうし。もう満足しただろう。本音はそうでもしないとこいつらがベートとティオネとティオナがうるさい。

 

どうあろうとステイタスは見せない。見られたくないスキルがいくつも俺は所持している。絶対に見せたくない

 

他の奴らももう十分浸かったのか、急いで着替えて。14階層の未開拓領域を出て、地上に帰った

 

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