この物語はこのような感じで続いていきます
あの一件から3日たったが、今も何も変わらない日々を過ごしている。
あの少女がどうなったのかは多少気にはなるが、結局は偶然だっただけだ。お礼をするとは言っていたが…所詮は偶然の出会い、恐らく今後も会うことも無いだろう。
そして、今日は食料品や衣類などを買いにモールにやってきた。
休日だからか多くの人が訪れているので、マスクは絶対外せない。外したら間違いなく異様な目を向けられるだろうからな。
『服はその人を表すものだから、もっと衣服に興味持った方が良いよ』というまりなさんの助言をもらいおすすめのお店まで紹介して貰った、本当にあの人には頭が上がらない…
ショッピングモールに着いた俺は、何とか迷わずに衣類店へと向かい店員に勧めらた衣服を購入した。
白のTシャツと青のジーンズと黒の帽子で仕上がったシンプルな組み合わせだが…自分でも分かるくらい変わった事が実感できる、服装一つでここまで変わるのなら今後は服装にもかなり気を配らなければならない、俺の意識改革のいい材料となった。
「(あとはこの顔だけだな)」
いくら服装がまともになったとは言え、一日中マスクの状態は卒業したい、というかするべきだろう。毎日毎日職務質問されたくないし紙マスク買い込むのは資源と予算の無駄遣い。この際多少ましになれば何でも良いからこの顔の傷をどうにかしなければいけない。
公園で一息入れながら
「(……そういったものはメイクで隠すのが一番よいでしょう』か…メイク…たしか化粧の一種だった筈)」
これはまずい…医療分野なら金銭的な問題で解決するが、『メイク』となると専門的な知識がそれなりに必要になってくる…また1から覚えなければならないな…
「また戻って来る羽目になるとはな…」
『知識を得るには1に書物2に実践だ』と昔森田に教わったので再びモールに戻り一番良さそうな本を購入した
「後は覚えるだけだな、さっさとかえr
『オォーー!! スゲェ!! カッコイイ!!』
……なんだ? 有名人でも来たのか?」
無性に気になったので人混みが出来ているところに行ると
『次に披露してくださる立候補者はいませんかー?』
どうやらモールで第一回目となる隠し芸大会のイベント、しかも指名されたお客がするようだ
すぐに帰ろうかとも思ったがどんなものか気になったので見ていこう
「さすがに指名されることなんてあるはずn『ではそこの白いTシャツに帽子とマスクをされているお客様どうぞ!!!』嘘だろ……」
これが『フラグ回収』というものか…
『ではお客様、お名前は?』
「こ、神鷹 零です……」
『こうたかさんですね!! ではステージの方へどうぞー!!』
『イィゾイィゾ!! ガンバレー!!」
「(どうしようか、人に見せられるものなんて何も…。第一小道具とか持ってない…披露したとしても引かれるだけだろうしな)」
「小道具ってありますか?」
『はい!! この台の上にあるものなら何でも使って貰って大丈夫ですよ!!』
(台? これか? ……確かに色々あるな、かつら・笛・棒・皿? ……ヌンチャクまであるが、俺に出来るものと言ったらヌンチャクか棒らへんだが……)
『こうたかさん!! そろそろお時間です!』
やるしか無いのかと腹をくくった、その時だった
『万引きだ──! ソイツを捕まえてくれー!!』
と叫ぶ店員らしい男から逃げているような男が
『ハァハァ、丁度良い!! お前こっちに来い!』
しかも万引き犯はその場にいた女の子に刃物を向け人質にとりやがった、よほど逃げたいらしい
……つうかなんかこんなこと前もあったよな? そしてみんな刃物持ってる気がするだが、日本は犯罪少ないんじゃ無かったのか? 分かっている、ふざけている場合では無いことくらいな
『それ以上近づくな!! 近づいたらコイツを殺すぞ!』
『助けて! ママー!!』
『お願い! その子を傷つけないで!!』
『もうすぐ警察も来る! 馬鹿なまねはやめるんだっ!』
(俺なら助けに行くことは出来る、だがここは
煮えたぎるほどの怒りが【
今動いたら俺は! 【
『警察だ! こどもを解放しろ!!」
これで男は人質を解放する。そう思った一瞬の隙が大きな、大きな過ちだった……
『良いのか~? 俺の気分次第でこのガキを殺せるんだぞ~? 分かったらさっさとどけ!』
そう聞こえた瞬間……俺は、考えるよりも先に身体が動いた。
「俺は、また…やってしまった…」
事件の後で男は捕まり、女の子は無傷で保護され、さらに逮捕と保護を協力したとして、俺は無罪となった。これですべてが丸く収まったが……
「結局…俺は…」
「(また戻ってしまった、戻りたくなかった。あんなの端から見たら……)」
「悪党以外の何物でもないじゃないか…」
「そんなことないよっ!!」
「そうですよ」
「えっ?」
つい口に出してしまった言葉を聞いていたのは、その言葉を批判してくれたのは…
「だってっ、だってお兄ちゃんは私をたすけてくれたんだよっ!! 悪い人じゃないよっ!!」
「あなたのおかげでこの子は無事だったんですよ? もっと自分を誇ってください」
人質にされていた女の子と、その子の母親だった
「この子、あなたに言いたいことがあるみたいなんです、聞いてあげてください」
母親がそう言うと、女の子が近づいてきたから屈んで目線を合わせた
「どうしたの?」
「お兄ちゃん、助けてくれてありがとっ!!」
「!!」
ただ、その言葉がうれしかった。温かかった。
笑って言ってくれたこの子を俺は
「無事でよかった」
そう言って頭を優しく撫でた……
「うん!!」
「ふふっ、よかったわね」
疲れたのか、5分くらいで眠ってしまった
「本当にありがとうございました。良ければこの後お食事でもいかかですか?」
「いえいえ、そこまでして貰わなくても良いですよ、助けたくて助けたんですから」
「そうですか…残念です、この子あなたのことを気に入ったようですから」
「…その子に兄か姉ががいるんじゃないですか?」
「!?、なぜ分かったんですか!?」
「これでも元兄だったので、この子からそんな感じがしたんです」
「元、ということは…」
「ええ、ですから居なくなる苦しみや悲しみはよく分かります」
「…お強いんですね」
「よく言われます。」
そう話しているうちに大分野次馬が集まってきた、そろそろ
「それじゃ自分はこれで…」
「お兄ちゃん、もう行っちゃうの?」
「起きたのか」
「嫌だっ!!もうちょっと一緒に居たい!!」
「もう、文句言わないの!すいません本当に…」
「いえいえ…そうだ、お二人はどちらにお住まいで?」
「住所ですか?〇〇〇〇ですけど…」
「そうですか」
それを聞いた俺はもう一度この子の頭を撫でた
「実は俺もここら辺に住んでるんだ。だから会おうと思えばいつでも会えるよ」
「本当!?」
「ああ、でもすぐは無理だぞ?何せ最近引っ越してきたばかりだからな、でも時間が出来たらいつでも会いに行くよ」
「いやったぁ!!」
「良かったわね~。でしたらその時にこの子の姉といっしょにお礼をさせていただきます」
「楽しみにしてますね、それじゃあまた会いましょう!」
「ええ」 「バイバーイ」
ー???サイドー
(速く!…もっと速く!!)はぁ、はぁ
あたしは今、今までで一番焦っている…
(お願い!!…無事でいて!!!)
いつも通りの練習中に一本の電話がかかってきた
「もしもし?…」
『警察です、あなたの保護者と妹さんを保護しています。』
「ええっ!?」
『すぐに警察署に来てください』
「はっはい!すぐ行きます!」ピッ
「どっ、どうしたんだい美咲?」
「今!!警察から電話かかかってきて!!お母さんと妹が保護されたって!」
「「「ええっ!?」」」
「どっどういうこと!?なんで美咲ちゃんのお母さんと妹ちゃんが保護されたの!?」
「そんなのあたしが知りたいですよ!!」
「とっ、とにかくみーくんはおかあさんのとこに行った方がいいんじゃないかな?」
「そうよ!!、黒服の人に頼んで車を出してもらいましょ!」
『すでに手配してあります』
「おっ、お願いします!」
『お待ちしてました。奥沢s「二人は無事なんですか!?」ぶっ無事です!!二人とも無傷ですよ!』
「よっよかった~」クラッ
「だっ大丈夫?美咲ちゃん?」ササエ
「あっありがとうございます。花音さん」
『こちらですよ、ついてきてください』
「あら美咲、以外と速かったのね?」
「はやかったね!お姉ちゃん」
「二人とも!!一体何があったの!?」
「実はね…」
あたしはみんなと一緒に今日何があったのかをお母さんから聞いた…
「そ、そんなことがあのモールで起きてたの!?」
「うん、私、私…うわぁぁーん!!怖かったよぉぉ-!!!」
妹が泣きながら抱きついてきたので優しく抱きしめた
「よしよし。もう大丈夫、大丈夫だから」
「うわぁぁーん!!」
「よかったわね!美咲!」
「うん、ありがと、こころ」
「しかし…どうやって警察はそんな状況で美咲の妹を助けたのだろうか?」
「確かにそうだよね」
「そんなすごいおまわりさん、はぐみ会ってみたい!」
「そうだよお母さん!その人にお礼を言わないと!」
すると
『失礼します』
一人の警察官が入ってきた
「あの!!妹を助けていただき、本当にありがとうございました!」
『あっあの…妹さんを助けたのは私では…』
「「「「え?」」」」
『私は奥沢さんに頼まれていた事を教えに来ただけです』
「じっ、じゃあ妹を助けた人を連れてきてくれませんか?ここの警察官ですよね?」
『それは無理です』
「何でですか!?」
「そうだよ、はぐみもその人に会ってみたい!!」
「あたしも会ってみたいわ!!」
「私も」
「わっ私も!!」
『でっですから…「あの、頼んでいたものは?」はっはい、これです。では』ガラッ
警察官は出て行った
「実はね…その人、警官じゃ無くて一般人なのよ」
え?
「「「「「えぇぇぇーーー!?」」」」」」
「ほんと驚いちゃったわ。だってあの感じ、美咲と同い年くらいだったもの」
「ええっ!あたしと一緒くらいって」
「す、凄すぎるよ、その人…」
「凄いなー!!はぐみ、その人に会ってみたい!!」
「あぁ!!名も無き騎士が少女を救ったなんて、実に儚い!!」
「すごいじゃない!!!まさにヒーローだわ!!」
「お母さんその人の名前は?」
「それが、名前を聞きそびれちゃって…でもこのあたりにすんでるって言ってたわよ」
そんなすごい人がこの近くに…
「そういえば、さっき警察の人が持ってきたものってなんですか?」
「そうだった、お礼を言うためにその人の名前を調べて貰ったのよ」
「ほ、本当なのお母さん!?」
「えぇ、その人の名前は…神鷹零さんだって」
「神鷹 零さんか…」
「カッコイイ名前だね!!」
「決めたわっ!」
急にこころが叫んだ
「こっ、こころちゃん?決めたって何を?」
「その、こうたかれいって人は美咲の妹を助けて、美咲を笑顔にしたヒーローなのよ!!」
「まさか…」
「その人を、あたしたちハロハピのメンバーにするのよっ!!」
「さんせーい!」「素晴らしい提案だよこころ!!」
「ふぇぇぇ、美咲ちゃん、どうしよう…!」
「こころ!!待って、落ち着いて、そもそもどこに居るかも分からないのにどうやってメンバーにするの?」
『我々におまかせください。美咲様』
(あっ、そうだった…黒服さんたちならすぐに見つけられるんだった…)
「花音さん、もう駄目です。まぁ、もう後はなるようになりますよ、きっと」
「そっそうだね…」
(まぁ、お礼も言いたいし。今回はこころの案に賛成かな…神鷹零さん、どんな人なんだろう?)
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【改めて】次回のシリアスは?
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ハローハッピーワールド