レム燐子とエミリア友希那…出ましたか?
自分ですか?30連しても出ませんでした…
それだけです…
パスパレ編始動!
第36話 依頼と期待
『よく来てくれた。神鷹君』
俺は今、事務所の社長に呼ばれ社長室に居る。
部屋の外に居たスタッフ達は何か知っているようだが…
なんとなく…呼ばれた理由が分かる気がするな…
「社長」
『なんだい?神鷹君』
「ハッキリ聞きます。例の脅迫状は関係ありますか?」
『っ!?』
社長の顔が変わった…関係大ありのようだ
『何故それを!?』
「先ほどテレビでとある事件を知りました。
俺を呼び出したのはその事件が原因ですね?」
『…そうだ。事務所の前にこれがあったそうだ』
そう言って社長が見せてくれたのは、1枚の手紙だ…
「それが脅迫状ですか?」
『恐らくな…読んでみてくれ』
「はい…」
社長から脅迫状を受け取り、中の文章を読む
〈〇〇〇事務所へ
我々は偽りのアイドルと言う罪人に裁きを与える者なり
貴様らの罪は過去の過ちから目を背けている事だ
罪人の貴様らは我々が裁く、だが慈悲を与えよう。
Pastel*Palettesの解散宣言を報道しろ
そうすれば、我々は手を出さない。約束しよう。
もし警察に言ったら…彼女たちの命は無いと思え。
無能な貴様らでも正しい判断が出来ると信じよう
審判者の集いより〉
ハッキリ言って…何だよこの文…
「罪人」とか「裁く」とか…一般的な知識が少ない俺でも分かる。これは「中二病」ってやつだろう?大体何だよ審判者の集いって…馬鹿なのか?
もうちょっとマシな名前にしろよ…てかそうじゃない
「これは…本物ですか?」
『…分からん。が、ここまで書かれているのに見逃すわけにも行かない。現に事件は起きているのだからな…』
当然だ…理由は知らないがここまでされてイタズラだったら俺は容赦しない。
本当に命を狙ってるなら…その時は…【やる】しかないな
「それで…何故俺は呼ばれたのですか?」
『実は…君に力を借りたいんだ』
「俺に?」
『そうだ…情けない話だが、我々にはどうすれば良いのか分からない。
だが君はスタッフや彼女たちを救った!冷静に状況を判断でき、スタッフ達には無い行動力もある!だから我々は…君の力を借りたいんだ!タダとは言わない!望みなら幾らでも金は出そう!頼む!』
俺は…社長の覚悟を実感した。16の俺に頭を下げようとしたのだから。
スタッフの、Pastel*Palettesの為に…
だから俺は、頭を下げようとした社長の肩を掴み、頭を完全に下げる途中で止めた。
『何を…』
「そこまでされなくてもいいです。
分かりました。その仕事請け負いましょう」
『本当か?』
「男に二言はありません」
『そうか…ありがとう!神鷹君!』
社長は俺の手を握りしめ、そう言った
俺は椅子に座り、社長と会議を始めた
『神鷹君。数日後にアイドルイベントがあるのを知っているな?』
「はい…確かパスパレのライブもありましたよね?」
『そうだ…本当は出場を辞退したいのだが…』
「だが…どうしましたか?」
『辞退は出来ないのだよ…今回のイベントは、彼女たちの演奏を聞きにお偉いさんも来るのでな…』
「なるほど…」
コーチの俺が言うのもあれだが、彼女たちの知名度はハッキリ言って低い
そういった所でチャンスを掴まない限り、この業界では生きてはいけないそうだからな…
本当なら、社長を説得させ出場を辞退させるのが1番だが…依頼を受けてしまった以上仕方が無い…
『まずは君の意見を聞かせて貰おう』
「そうですね…まずこの会場ですが…」
そこから俺は、
「今言えるのはここまでですね…あとは場所を見ないと何も言えません」
『そうか…』
社長は何かを確信したような目をしていた
「どうしましたか?」
『やはり分からない…君は本当に…何者だ?』
「ただの高校生ですよ」
その後も社長と会議を続け、それなりに話がまとまった
そして俺は根本的な事を聞いた
「社長。1つ聞いても?」
『なんだい?』
「この事は…パスパレのメンバーは…」
『…』
「言ってないですよね」
『すまない…』
「まぁいいです。自分が言いますから」
『本当にすまない…』
「それでは」
そう言って俺は社長室を出たが…外に居たスタッフ達は話を聞いていたらしく、すぐに指示に従います!って言って何処かに行った…
本当にそれでいいのか?と疑い、自分たちなりの解決策を考えようとしないのか?
「ハァ…そう言っとけば良かった…」
そう後悔しながら俺は、彼女たちが居る部屋へと向かった
コンコン
「零だ。入るぞ」
「どうぞ」
「失礼する。皆悪い、待たせたな」
軽く謝罪した後、彼女たちをロングテーブルの横で椅子に座り、向かい合う状態になってもらい。俺はテーブルの前に椅子を置き座った。分かりやすく言えば、ドラマよく見る会議で座る配置だな。ドラマはあまり見ないが…
「「「…」」」
彩、麻弥、イヴは不安そうな表情でこちらを見ている
千聖は何かを察したような目を向け
日菜に関してはタイクツだったと言いたげな表情を見せている
「あの…零くん?」
「どうした?彩」
「私…なにかやっちゃったかな…」
「別に誰かクビになるとかそんな話じゃ無い」
「ホント!?」
「ああ」
そう言うと不安そうだった3人はいつも通りの表情に戻った
「よ、よかった~」
「良かったですね!アヤさん!」
「ヒヤヒヤしましたよ…」
「まぁ何も良くないがな」
「「「ええっ?」」」
「やっぱり…零。何があったの?」
「実はな…」
その後、俺は社長室でのやりとりを5人に伝えた
「と言うわけだが…」
「「「…」」」
完全に彼女たちの顔が曇った…
当然だ…自分達の命に関わるのだからな…
「でもさ~本当に信じちゃうの?その手紙」
「まぁ日菜の言いたいことも分かる。だが万が一があるからな」
「零くんならどうにかできるんじゃない?」
「俺もそこまで万能じゃない」
まぁ相手が分かっていれば【どうにでも】できるがな…
「それで聞きたいんだが…皆はどうしたい?」
「どうしたい…って?」
「イベントに出るか出ないか。どっちがいいかだ」
「「「ええっ!?」」」
「零?それはどういうことかしら?今の話を聞く限り…」
「出る方向で話しはしている。だが出るのは皆だろ?
だったらどうするか決めるのは最終的に皆だ」
自分で言ってることがどれだけ残酷なのかは分かってる
当然だ…出たら命が危うい
出なければ…アイドル業界で生きていくのは厳しくなる可能性もある
どちらを取っても…後悔は残る結果となる…
だがそんな重要な選択を、途中から入った俺が決めるのはおかしいだろ?
だって彼女たちの人生なのだから…
「私は…」
皆が悩む中、最初に口を開いたのは彩だった
「私は出たい!」
「「「ええっ!?」」」
「彩ちゃん!本気で言ってるの!?」
「そうですよ彩さん!」
「キケンです!」
「彩ちゃん…止めた方がいいと思うよ?」
「彩…幾ら俺でも確実な安全は保証できない。
最悪の場合…どうなるか分かってるはずだ
それでもか?」
言い過ぎか?いや言い過ぎじゃない。命に関わる事だからな…
彩は一瞬下を向いたが、すぐに俺の目を見て話を続けた
「それでも…今出場しなかったらずっと後悔すると思う…
それだけは…絶対に嫌だから!」
「お偉いさんが来るからか?」
「そんなの関係ないよ!私は…
どんなことがあっても…
アイドルを頑張るって決めたから!」
「「彩ちゃん…」」「アヤさん…」「彩さん…」
彩の目は…迷いのないまっすぐな目をしている…
俺は今、彩の凄さに驚いている
自らの安全と夢を天秤に掛け、夢を選んだ…
並大抵の勇気じゃない…それ程まで夢とは力になるのか?
4人にも意見を聞こうとしたが…
4人はしょうがないな…というような顔をしている
もう決まったようなものだが…一様確認しておこう
「…本当にいいのか?」
「ええ。こうなった彩ちゃんは止められないから」
「まぁそれが彩ちゃんの良いとこだしね~」
「そうですね!彩さんらしいです!」
「それがアヤさんのブシドーです!」
「全会一致か…」
「それに、貴方も居るんでしょ?」
「まぁ…社長にもそう言ったからな…」
「だったら私は良いと思うわよ?」
「そうです!レイさんは私達を助けてくれました!」
「それにお姉ちゃんも助けてくれた!」
「ジブンも零さんが居るなら安心です!」
「そうか…」
ここまで期待されるのは久しぶりだな…
ましてや命に関わる事…複雑だ…
「…全員出場。それでいいんだな?」
「「「はいっ!」」」
「分かった。俺も全力を尽くそう」
「それで…私達はどうしたらいいの?」
「まぁ皆がやることはいつもと変わらない」
「つまり?」
「イベントに向けての練習。それだけだ」
「ええっ?それだけですか?」
「それだけだ」
Roseliaの一件は、相手が誰だか分かっていた上。
狙われていることを確信できる以上、守ることに専念していればおのずと敵は姿を現す。そして出てきたところを…どうしてやろうか。
「皆はいつも通りの演奏をすればいい
後の事は俺とスタッフ達で対処する」
「な~んだ。以外と簡単だね!」
「日菜の言うとおりだ、皆がすることと言えば練習と周りの注意。これだけだからな」
「零?そんな簡単でいいの?」
「いいの?って言われても…皆に出来る事って他にあるか?」
「確かに…そうね…」
「揉め事は俺に任せておけばそれでいい」
本当は…揉め事なんてしたくないが…
この際しょうが無い…
「じゃあ私たちは今できることをしよう!」
「そうですね!」「そうだね~」
「練習か?」
「それが今、出来る事だから!」
「分かった。準備しておいてくれ」
「はいっ!みんな行こ!」
彩の合図と共に、メンバー全員が部屋を出ようとした
「私は後から行くわ。みんな先に行っててちょうだい」
「うん!分かった」
そう言って4人は出て行った
「…ようやく2人になれたわね」
「(千聖の表情が変わった…)」
「零。あなたに聞きたい事があるの」
「何だ?」
「貴方は本当に何者なの?」
さてどうしたものかな…この状況…
続く…
タイトル変えた途端読んでくれる人倍に増えてビビってます…
新たに評価を付けてくださった
「シルスキー」さん「301部隊」さん「おべ」さん
ありがとうございます!!
評価ゲージが伸びて嬉しい…!
【改めて】次回のシリアスは?
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afterglow
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ハローハッピーワールド