化け物の俺は彼女たちと人間になりたい   作:ゼルクニル

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第6話 顔合わせ

ついにこの日が……

「来てしまった」

 

大体まりなさんもまりなさんだろ、そんな大事なこと勝手に決めて良いのか?

そう考えながら俺は店に入る

 

「おはようございます」

 

「おはよう零くん、遂にこの日が来たよ!いや~ドキドキするね~」

 

「それはこっちの台詞ですよ。大体いきなりライブイベントするなんて言われて対応する身にもなってくださいよ」

 

「そこはほら…あれだよ、サプライズ的な!びっくりしたでしょ!」

 

「確かに驚きましたよ。そんな一大イベントを最近来たばかりの新人に任せるその発想には」

 

「それとコレ、今回出てもらうバンドの資料」

 

 

渡された資料を見てみるとバンド名しか書いてない…ならバンド名だけ言えば良いのでは無いのだろうか…

 

 

「…だいたい、どのバンドとも面識無いのですが?」

 

「そのためにも今日顔合わせをするんだよ」

 

「それで良いんですか?この【Roselia】というバンド、音楽のこととなるとかなり厳しいと聞きましたけど」

 

「まあそこはどうにかなるよ」

 

「随分適当ですね」

 

「とにかく!顔合わせはライブスペースでするから、零くんは下にある機材をどけて待機。暇になったら前にお願いした修理とか、楽器の練習とかして待ってて!」

 

「分かりました」

 

 

どうにかなるだろう。そう思いながら俺はライブスペースへと向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

「コレで最後だな」

 

機材をステージそばの個室に移動させた

 

「あとは待つだけだな…ん?この機械は確か…」

 

 

修理を申請している機材の中に、数日前に修理を任された物がある。

 

 

「…まぁやってみようか」

 

 

時間にも大分余裕があるので俺は工具を持ち個室の中で修理作業を始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【零が機材の中のライブスペース】

 

「みんな、今日は来てくれて本当にありがとう。ライブイベントについては、もう説明を受けていると思うから省略させてもらうね」

 

「私はこのライブハウスで働いている月島まりなって言います。よろしくね」

 

「「「「「よろしくお願いします!」」」」」

 

「おお…なんか、こんなに大勢から挨拶してもらえるとうれしいね……!」

 

「まりなさん、これで全員ですか?聞いていた話より1人少ない気がしますけど?」

 

「そうだった!実は今回のライブイベントをまとめてもらうスタッフがここに来ています」

 

「そうなんですか?でもどこにも居ませんけど?」

 

「そうなんだよね…ステージ裏かな?」

 

「まりなさん、でしたよね?本当に大丈夫なんですか?集合場所にもいない人をまとめ役になんて…」

 

「ちょっと紗夜!いきなりそんな失礼なこと言わないの!」

 

「それについてはあたしも同意見です」

 

「蘭ちゃん!」

 

「ち、ちょっと待って!きっとステージ側の個室にいるんだと思うから、今呼んでくr『しまった!』

 

「「「「「っ!?」」」」」」

 

「なっ何ですか今の声!?」

 

「なんかステージ側から煙出てますけど!?」

 

「まさか火事!?」

 

「……?。違います、これは」

 

「演出用の機材から出る煙ですね……」

 

「というかすごい量!」

 

「一体なぜ?」

 

「ゴホッ、ああクソ!」

 

(((((誰か出てきた!?)))))

 

「ちょっと!大丈夫!?」

 

「まりなさん?すみません!時間が余っていたので先日の機械を直そうとしていたらゴホッゴホッ……配線を間違えてしまい…機械が止まらなくなってしまって!」

 

「分かったけど!せめてステージの上にいてよ!もうみんな揃ってるよ!」

 

「すっすみません!皆さんもゴホッ」

 

「いっ、良いですから速くこの煙をなんとかしてください!」

 

 

 

 

煙の中、換気扇のスイッチを入れ3分立ったところでようやく煙が晴れてきた

 

 

 

「ようやく晴れてきましたね…」

 

「本当に…大丈夫なんでしょうか…」

 

「ご、ごめんねみんな!あの子がミスする事は滅多に無いから!許してあげて!」

 

「「「「「…………」」」」」

 

『本当に大丈夫だろうか』そんな不安が彼女たちを支配した……が

 

「本当に申し訳ありません!!」

 

「もう良いから零くんはその煙の中から自己紹介して!!」

 

(((((零くん?))))

 

まりなさんが放ったこの一言に、数人のが反応し……

 

「今回のライブイベントのプロジェクトマネージャーに任命されました……」

 

((((高身長に……ダークブラウンの髪!!??))))

 

 

晴れつつあった煙の中から出てきたその姿にさらに数人が驚愕し……

 

 

「神鷹 零です。どうぞよろしくお願いします」

 

 

『『『『『『ええぇぇっ!!??』』』』

 

完全に姿を現し、名乗りをあげたその男を見た十数人は様々な感情を胸に叫んだ……

 

 

続く




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【改めて】次回のシリアスは?

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