「遂にこの日が来た、今度こそだ」
ついにガールズバンドとの対面の日が来た
(昨日盛大にやらかしたよな!?
「おはようございます……」
「おはよう零くん!もう彼女たちはスタジオにいるよ」
「そうですか……不安だ」
「……零くん、もしかして女性経験無いの?」
「そういう意味の不安じゃ無いです。昨日の事での不安です」
「そっか、それはよかった。大丈夫だよきっと」
「そうですか。ならその根拠の無い根拠を信じますね」
(人生でここまで重く感じる扉は今まで無く…
は無かったがもう無いよな?
ここで人生終了なんて事無いよな!?)
いよいよだ……あぁ、本当にこれで終わりなんて無いよな?
「おはようございm「レイさん!」あぁす!?」
「え、何で名前をってええっ!?」
(嘘だろ!?でも間違いないよな!!)
「千聖さん!?イブさん!?どうしてこんな所に!?」
「あら、こんにちは零くん。それにその質問の答えは簡単なはずよ?」
「え?じゃあ2人は…」
「あの~」
「は、はい!」
「そろそろ自己紹介を…」
「あっそうだった。自分が今回ライブイベントのプロジェクトマネージャーになった神鷹零だ。よろしく頼む」
「「「「「よろしくお願いします」」」」」
「それじゃあまずは、自己紹介をお願いします」
「それじゃあ私から!Poppin'Partyのギターとボーカル担当の戸山香澄です!よろしくお願いします!」
「ギター担当の花園たえです。」
「ベース担当の牛込りみです。よ、よろしくお願いします!」
「ドラム担当の山吹沙綾です。よろしくお願いします」
「キーボード担当、市ヶ谷有咲です」
「ん?市ヶ谷?どっかで聞いたことがあるな」
「あなたが零さんですね?私、市ヶ谷 万実の孫娘です」
「何!?万実さんの娘さんか!」
「はい、今後ともどうかよろしくお願いいたします」
「有咲が変になってる」
「変じゃね…無いです」
「ん?何か言ったか?」
「いえ何も!」
「そうか?」
「次は私達ですね?」
「はい、お願いします」
「こんにちは~まんまるお山に彩を♪
Pastel*Palettes、ボーカルの、丸山彩でーす!」
「…………んぁ??」
(何だ?今のは挨拶か?)
「あははっ、今の顔面白かった!!あたし、ギター担当の氷川日菜!よろしくっ!」
「自分がドラム担当の大和麻弥です。よろしくお願いします」
「そして私がベース担当の白鷺千聖で」
「私がキーボード担当の若宮イヴです!」
「二人がパスパレのメンバーだったとは知らなかった…驚きだな」
「私たちからしたら、あなたがここで働いていたことが驚きだったわよ」
「そうです!あの時のはお礼も言えなかったので、また会えてうれしいです!」
「その節はすまなかった……てそうだ!ディレクター怒ってなかったか!?」
「怒るって何をですか?」
「皆さんレイさんに感謝してますよ?」
「だって衣装持って帰ったんだぞ?」
「給料代わりならいい』と言ってましたよ」
「マジでか…よかった~」
(これで窃盗容疑は無くなったな)
「そんなことより!私たちはレイさんに言いたいことがあるんです」
「何だよ言いたいことってのは」
そう言うとパスパレメンバーが集まって
「レイさん!私たちを助けてくれてありがとうございました!」
「私も、助けてくれてありがとう」
「ありがとね!」「「ありがとうございました!」」
五人が俺にそう言った
「えっ!?あぁ。どう…いたしまして」
(あんな事で感謝されるのは嬉しいが…)
「助けた?」
「何々!?どういうこと!?」
状況が分かっていないポピパのメンバーは当然戸惑っている
「どういうことですか?零さん?」
「実はな……」
そこから俺は、先日のスタジオでの事故について説明した……
「そうだったんだ……」
「すっ、凄すぎる……」
「そんな凄い人だったんですね…」
「もはや凄いというレベルではない気がするけどね……」
「マジかよ……」
(何でそんなに驚いてるんだ?これくらいなら
(あと有咲…お前やっぱりそっちが素なのか)
「まあそういうことだ。いや~あの時は死ぬかと思ったけどな!」
「なんで笑って言えるんですか……」
「馬鹿なのかな」
「おたえ!失礼なこと言わないの!」
「いや~そうだな!俺は生粋の馬鹿だな!」
(現に戦闘馬鹿になりつつあったからな)
「零さん…肝が据わりすぎです」
「零くん、あなたやっぱりうちの事務所に来ない?」
「それ面白そう!零くんもうちの事務所に来てよっ!」
「だからそれは勘弁……というかそろそろ合同練習しよう!?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「ん~っ、今日も楽しかったあー!」
「香澄、少し走りすぎだ!」
「でも、勢いがあって良かったと思うよ!」
「皆さんの演奏、素敵でしたっ!」
「思ったんだけど、ポピパは音が楽しそうに聴こえるんだよね~。なんでだろう?」
(これが……ガールズバンドか)
「零さん、どうでしたか?」
「今まで聞いたことある中でも聴いてて一番楽しくなったんだけど…」
「けど?」
「なんだろう。迷いとか、失敗とか、そんなこと気にしない!って感じに聞こえたんだ」
「「「「……」」」」
「えっ?もしかしてなんかまずいこと言ったか?」
(まずい!反感を買ってしまったか!?)
「そうなんです!そんな感じです!」
「え?」
「だって間違える時は間違えるじゃないですか?」
「まあ人間だからな」
「でも……思うがままに弾く。そのほうがきっと、『らしさ』が出るって、そう思うな」
「なるほど……」
(思うがままか)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「そろそろ時間だな、みんな!お疲れ様でした!」
「「「「「「お疲れ様でしたっ!!」」」」」
そしてみんなは帰って行った…
「思うがまま……ね」
「どうしたの?」
「!?、千聖さんか」
「私じゃ悪い?」
「いえそんなことは…」
「……ありがとうね零くん」
「何がですか?」
「この前のことよ」
「もう良いですって、あのことは…」
「やっぱりあなた何か隠してない?」
「いえ。そんなことは無いですよ?」
「そう?それなら良いのだけど。それじゃあこれからもよろしくね零くん」
「ええ、よろしくお願いします、千聖さん」
そうして千聖さんは帰って行った
(さすがの観察力だ。やっかいだな…だが悟られてはいけない
俺のためにも、彼女たちのためにもな…………)
(彼、やっぱり何か隠してるわね。でも…なぜかしら…知ってはいけない何かがある気がするわ…零くん…あなたは一体…何者なの?)
いかがだったでしょうか。
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【改めて】次回のシリアスは?
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ハローハッピーワールド