ありふれちゃいけない職業で世界最強 作:キャッチ&リリース
両手で顔を覆って光から目を守っていたが光が薄くなったので手をどかし、周りを見回してみた。
ああ、うん。…………ですよね!知ってた、知ってたよここに来るって!けどさあ、もうちょっと劇的なもの期待しちゃったじゃん!これじゃあ『ありふれた日常から異世界召喚』じゃん!
そんなこんな心の中で騒ぎまくっていたら案の定好々爺然とした、それでいて胡散臭く、悪神エヒトルジュエの狂信者が話し始めた。
「ようこそ『トータス』。勇者様、そしてそのご同胞の皆様。歓迎いたしますぞ。私は、聖教教会に置いて教皇の地位に就いておりますイシュタル・ランゴバルドと申す者。以後、宜しくお願いいたしますぞ」
ああそう。
早く終わらせて香織と帰りたいのに………。話長いよ!あとウザい!無理して好々爺演じてんじゃねえよ!
あっ、エヒトルジュエ倒さなきゃ帰れないんだった。……………いや、神殺ししなくちゃ解放されないってどんなクソゲーだよ!SA◯ですらラスボス倒せば、魔王ぽい何かを倒せば終わったんだぞ!何?この世界では神がラスボスなの!?フザケンナカオリトイチャイチャサセロクソヤロー!
「では、『ハイリヒ王国』へとお送り致します。
"彼の者へと至る道、信仰と共に開かれんーーー天道"」
ああ、移動ですかそうですか。まじ巫山戯るな帰らせろ。……………と言いたいところだが、もう無理か。
潔くついて行こう。ただ、此奴等は本当に理解しているのか?魔人とて人間だ、亜人もまた人間。それ等と戦争をするという事は人を殺すと同義だ。
あの正義馬鹿は助けられるなら助けたい何て言っていたが、力を手に入れたところで出来る事は人殺しが大半だ。快楽殺人者にでもなりたいのかねぇ?
おっと、考え込んでいるうちに目的地に着いたようだな。………此処は、玉座か。30人近くの武官や文官がいるところを見るともう直ぐ国王も来るのか。
やはりな、玉座に座ったのはエリヒド・S・B・ハイリヒ、ハイリヒ王国の国王で、その隣に腰を下ろしたのが王妃であるルルアリア、金髪美少年がランデル王子、その近くにいる美少女がリリアーナ王女だそうだ。………って、あのクソガキ香織に視線行きまくってんじゃねえか!
王子であろうが無かろうが絶対に渡さねえぞ!
その後、晩餐などをしたらしいが記憶に残っていなかった。
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翌日は早朝訓練から始まった。訓練を見てくれるのは騎士団長であるメルト・ロンギヌsゴホン、メルト・ロギンスという如何にも脳筋ぽいおっさんである。
何でも勇者様一行に半端な者はつけられないから担当する事になったそうだが、本人曰く、「面倒な雑事を副長(副団長の事)に押し付けることが出来て助かった」だそうだ。
屑だな。
すると銀色のプレートみたいな物が配られた。
「よし、全員に配り終わったな?このプレートはステータスプレートと呼ばれている。文字通り自分の客観的なステータスを数値化して示してくれる物だ。最も信頼のある身分証明書でもある。これがあれば迷子になっても大丈夫だ。失くすなよ?」
ほぅ、原作で知ってはいたが中々に便利な代物だよな。アーティファクトにも関わらずそれなりに流通している事を考えると偽装なども出来ないだろうし。
本当に最も信頼のある身分証明書だな。
やってみるか。
自分の指先に針を刺して出てきた血をステータスプレートにつけてみた。すると。
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朝田総司(ア■■ー・■■■ラ■■) 17歳 男 レベル1
天職:■■■
筋力:5(封印中)
体力:5(封印中)
耐性:5(封印中)
敏捷:5(封印中)
魔力:5(封印中)
魔耐:5(封印中)
技能:全属性適正・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剛力・神速・鉄壁・創造・剣技・剣術[+飛天御剣流][+■明三■■き]・槍術・弓術[+精密速射][+精密狙撃][+超拡散射撃][+インドラの矢]・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・魔力操作[+魔力放出][+性質変化][+形態変化][+魔力闘衣]・覇気[+見聞色の覇気][+未来視][+武装色の覇気][+覇王色の覇気]・神威・技能模倣[+完全模倣][+完全掌握]・魔眼[+千里眼][+■■眼][+■■の眼]・■具[+真■解■][+約■■■た勝■の■]・言語理解
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何これ?何で名前表示のところに括弧があって、その上明らかに日本人には有り得ない横文字が入ってるんだ?
それに天職は才能なんだよな?なら何でバグってんの?技能に関しても所々バグってるし、能力に至っては封印中とか書かれてんだけど。てか、低!?
「全員見れたか?説明するぞ。まず最初に"レベル"があるだろう?それは各ステータスと共に上がる。上限は100でその人間の限界値を示す。つまりレベルは、その人間が到達できる領域の現在地を示していると思ってくれ。レベル100というのは人間としての潜在能力の全てを発揮した極地という事だからな。そんな奴はそうそういない」
ほぅ、レベルが上がるからステータスが上がるのではなく、ステータスが上がるからレベルが上がる、か。詰まりは鍛錬を積めば積むほど潜在能力を発揮できるようになる訳だな。
それにしても、国の宝物庫大開放って………。
「おぉ!」
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天ノ河光輝 17歳 男 レベル1
天職:勇者
筋力:100
体力:100
耐性:100
敏捷:100
魔力:100
魔耐:100
技能:全属性適正・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解
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正義馬鹿な勇者誕生。ほっとこ。
「後はお前たちだけだな。先ずはそっちの坊主だな」
ハジメのステータスは案の定錬成師のオール10だった。悲惨な目に会わせたくはないが俺が出来る事なんてたかが知れている。それなら手を出さずに這い上がってもらった方がいい。
だが、数少ない親友が馬鹿にされるのはいただけないよなぁ。今度殴っとこ。
ついでに俺はハジメ以上に弄られた挙句、香織に絶対に守ってあげるからねと言われた。
何それ泣きそう。
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訓練後に装備を選びに行ったのだが、あんまりしっくり来るものが無く探し回っていたのだが、ある一つの武器では無い、武器というよりかは鍵のような物に目が止まり、何故か目が離せなくなってしまった。
他にはそういったものが無かった為結局その鍵のような物にしたのだが、就寝中に可笑しな夢を見た。
『目覚めなさい私の愛しきア■■ー。早く目覚めなければ取り返しのつかない事になってしまいます。ですから早く………』
『誰だ?それにお前は誰の事を呼んでいる!』
『まだ、目覚める事が出来ないのですね………。ですが、私は信じています、我が愛しき息子よ………』
『まて!』
「まて!」
「うぉあー!?ど、どうしたの総司?」
「い、いや何でも無い。何でも無い、はずなんだ…………。何だったんだ」
『目覚めなさいア■サー・ぺ■■ラゴ■。その世界が厄災に滅ぼされる前に』
清水くんは助ける?
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助ける
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助けない
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寧ろ最凶化
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ラーメン食べたい