「よーし!今日ついに私も旅立つぞー!」
私、折部やすな!
十中八九15歳!
このエトリア地方では、15歳になったら、家を出てパートナーのポケモンと旅をするのが一般的!
私の友達のソーニャちゃんは既に旅立っちゃったけど、絶対ソーニャちゃんよりも強いポケモントレーナーになるよ!
「よろい!これから頑張ろうね!」
「シュバ!」
普通なら、この街に住んでるソトマ博士からパートナーになるポケモンを貰うんだけど、私はこのシュバルゴがパートナー!
カブルモの時に仲良くなって、ソーニャちゃんのチョボマキと戦わせたりバトルさせたりしていたら、進化したんだよね!
ソーニャちゃんのアギルダーには進化してからも勝ててないけど、ポケモンたくさん集めていつか勝つんだ!
「えーっと、ここはルミイタウンだから・・・一番近いジムはヒマリシティかな!」
私が住んでいたルミイタウンは、街の南に海がある小さな街。
北の301番道路をまっすぐ進めばつけるから、そこに向かおうっと!
・・・というより、それしか道はないんだけどね。
でも、私の旅はどうなるんだろう?
どんなポケモンに会えるかな?
珍しいポケモン捕まえて、ソーニャちゃんに自慢してやるんだ!
「・・・あれ?ここ、どこ?」
それから15分後。
私は道に迷ってた。
あれー、おかしいなー?
「あのヤンヤンマ、私をトラップにはめるとはなかなかやりおる・・・。む、あっちから物音が聞こえる!きっとそっちにいけばいいに違いない!」
私は音が聞こえてきた方に向かって駆け出す。
すると・・・。
「チーくん、つぶらなひとみ!」
「チラ!」
「・・・うーん、ここからどうつなげれば、いいパフォーマンスができるのかな・・・?」
そこにいたのは、川岸で練習をしている様子の、チラーミィと一人の小さな女の子。
相手のポケモンはいないし、バトルじゃないみたい。
(・・・でも、何をしてるんだろ?)
気になったので、私は声をかけてみることにした。
「ねえ、何やってるの?」
「ひゃっ、え、えっと、誰ですか?」
「私は折部やすな。今日ルミイタウンから旅立ったんだ!」
「わ、私はゆのといいます・・・。」
ゆのと名乗ったその少女によると、同じく今日出発したみたいで、ここでコンテストのパフォーマンスの練習をしていたみたい。
私と違って、旅の目的はコンテストリボンを5個集めてグランドコンテストに挑み、優勝することだって。
ちなみに私はジムバッチを8つ集めて、ポケモンリーグに優勝するのが目標!
そしてソーニャちゃんに自慢してやるんだ!
「なら、目的は違うけど一緒に旅しない?1人より2人の方が、きっと楽しいよ!」
「えっ?それは確かにそうかもしれないけど・・・。じゃあ、よろしくおねがいします。」
「うん、よろしく!」
「ところで、やすなちゃんはどんなポケモンを持ってるの?」
「ふっふっふ、よくぞ聞いてくれました!出てきてよろい!」
よろいの入ったモンスターボールから、よろいを出す。
「これが私のパートナーさ!」
「えっと・・・、こういう時はポケモン図鑑を使えば・・・。」
ポケモン図鑑を取り出して、私のよろいに向けるゆのちゃん。
ポケモン図鑑が起動し、音声がポケモンの説明をする。
へー、こうなってたんだー。
「シュバルゴっていうんだ・・・。格好いいね。」
「でしょ?格好いいでしょ?・・・あ、そうだ!せっかくだし、ポケモンバトルしようよ!」
「う・・・うん・・・。正直私、あんまり自信ないけど・・・。」
「うん、じゃあ決まりだね!・・・ってあれ、川上からなんか流れてきてる。」
なんだろう、よく見えないけど、金髪で、手と足があって、服を着ていて・・・。
「「女の子!?」」
川から流れてきていたのは、まさかの女の子。ちょっ、助けないと!
「大丈夫!?この手に捕まって!」
「やすなちゃん、それじゃ届かないと思うよ!この枝に捕まって!」
ゆのちゃんと2人で必死にその女の子を助け出す。
どうしてそんなことになっちゃったかはわからないけど・・・その女の子は思ったより元気そう。
「えっと、大丈夫?」
「なんで川に流されていたの?」
「うーんとね、モンスターボールを落としちゃって、ころがって茂みに入っていったのを拾おうとしたら、たまたまコクーンのサナギがたくさん落ちてきて、それが進化して追いかけられてたら、落ちてたきのみを踏んづけて転んで川に落ちちゃったんだ。それで、コイキングの群れに襲われたりワンリキーが投げた岩が飛んできたりして掴まれるところもなくて・・・。」
「「そ、それはものすごい運が悪かったね・・・。」」
私も運が悪いせいか、ソーニャちゃんによく殴られてたけど、ここまでじゃないと思う。
「ううん、そんなことないよ。私はすっごくついてるよ!」
「・・・えっと、どこが?」
「だって、そのおかげで、こうして出会いがあったんだもん!私、花子泉杏!はなこって呼ばれてたんだ!2人は名前はなんていうの?」
わぁーお、すっごいポジティブだぁ・・・。
「えっと、私はゆの・・・。」
「私は折部やすなだけど・・・。」
「そのシュバルゴとチラーミィはゆのちゃんかやすなちゃんの手持ちなの?2人もポケモントレーナーなんだよね?一緒に旅してるの?」
「ううん、やすなちゃんとはさっき知り合ったばかりだよ。私もやすなちゃんも、今日旅立ったんだ。」
「わあ、おんなじだね!私も今日旅立ったばっかりなんだ!パートナーはこの子だよ!」
そう言って、ボールを投げるはなこちゃん。
中から出てきたのは・・・ピンプクかな?
「この子はお母さんのラッキーから産まれたから、この子が産まれた時からずっと一緒なんだ!」
「プック!」
はなこちゃんの言葉に元気よく反応するピンプク。
私とよろいみたいに、仲はいいみたいだね。
でも、私とよろいの方が仲がいいはずなんだい!
「この子といっしょに、私はジムバッチを8つあつめてポケモンリーグを優勝するのが私の目標なんだ!やすなちゃんとゆのちゃんもそうなの?」
「うん、私もジムバッチを集めてリーグ優勝して、私の友達のソーニャちゃんに自慢するのが目的なんだ!・・・そうだ、目的が一緒なら一緒に旅しようよ!」
「いいの?やったぁ、ひとりよりも、みんなの方がきっと楽しいよね!」
「私はコンテストが目的だけど・・・はなこちゃん、よろしくね。」
「これからよろしくね、やすなちゃん、ゆのちゃん!これから楽しくなりそうだし、私達はとってもついてるよ!」
そういえば私、ここに来たのってヤンヤンマ追っかけてだったんだっけ。
確かにはなこちゃんが言うように、ついてるのかも!
やっぱり私の強運伝説は本当だったんだ!
「ところではなこちゃん、川に流されてたけど荷物は大丈夫なの?」
「うん、このバックのなかにポケモンずかんもモンスターボールも今日のごはんもそれ以外のも入ってるから・・・あれっ?」
「・・・はなこちゃん。言いにくいんだけど、このバック、底に穴があいちゃってるみたい・・・。」
「「「・・・・・・」」」
はなこちゃんのバックにはポケモンずかんだけしか入ってなかった。
ポケモンずかんはポケモンのわざ受けても壊れないような防水加工されてるから壊れてないみたいだけど・・・。
「・・・(ゆらり)」
「・・・はなこちゃん、どこ行くの?」
「ちょっと食べられるきのみを探してくるね・・・。大丈夫、ムリすればマトマの実くらいの辛さも行けると思うから・・・。」
「「わーっ!ストップストップ!」」
ゆのちゃんと2人でひきとめる。
私とゆのちゃんの持ってきてた食糧を分けてあげたら、はなこちゃん喜んでくれた。
そのままお弁当タイムになって、2人のことをもっと知ることができたかな。
いかがでしたか?
ポケモンの鳴き声は大抵がイメージです。
特にチラーミィはゲームの鳴き声少し汚いですから…。
〔次回予告〕
やすな「旅立って早速、3人の旅仲間をみつけた私!
ヒマリシティにたどり着いたら早速ジム戦だ!
旅立って間もないけど、私とよろいなら勝てるはず!(根拠なし)
次回、『ヒマリシティ到着!はじめてのバトル!』」
ゆの「2話目でジムバトルって、いいのかな…?」