「おはよー皆の衆!今日もいい朝ですなー!」
「宮ちゃん相変わらずテンション高いね・・・。」
「そう言うゆのちゃんも、いつもより速く起きてなかった?」
「あはは、宮ちゃんと旅するのははじめてだったし、テンションが上がってたのかな・・・?」
翌日。
あの後そのまま4人で野宿し、旅を一緒にすることに。
宮子さんはちょっと変わった人だけどトレーナーとして凄い感じするから、いつかバトルしてみたいものですな。
4人で朝御飯を食べ、目指すはイオンシティ!
歩きながら会話する。
「そういえば宮ちゃんって、なんでイオンシティを目指してるの?」
「最近開店したそこのレストランが絶品らしいのです!それは食べに行きたくなるもの!」
「・・・ジム巡りとか、コンテスト巡りじゃないの?」
「うん!」
えぇ・・・。
ゆのちゃんは、『宮ちゃんらしいね』って顔で苦笑いしてる。
「でもゆのっちのコンテストも、2人のジムも応援してるよー?」
「ありがと宮ちゃん。」
「宮子さん、そんなに強いのなら、ジムも行ってみればいいんじゃ?」
「そうしてみたいのはやまやまなんですが・・・あいにくこちらにも事情がありましてな・・・。」
「・・・・・・?」
よくわかんないけどどうしたんだろう?
はなこちゃんも首をかしげてる。
「事情?どんな事情『ゴチン!』わぁっ!」
そのことを質問しようとしたはなこちゃんの頭の上に、なにか青いものが降ってくる。
顔にぶつかり、中断されるセリフ。
「ちょっ、大丈夫・・・?」
「・・・うん!私は平気だよ!」
ソーニャちゃんに技かけられまくってる私が言うのもなんだけど、はなこちゃんタフだね。
青いのはポケモンだったようで、はなこちゃんの頭の上で起き上がる。
「えっと・・・このポケモンはナゾノクサだったよね。」
「でも、なんでナゾノクサが頭上から降ってきたのでしょう?」
「確かにそうだよね宮ちゃん。ナゾノクサって地面で生活するポケモンなはずなんだけど・・・?」
「ならちょいと聞いてみることによう!ねえ、なんで落ちてきたの?」
「ナゾ、ナゾナゾナゾ。」
「ふんふん、なるほど、どうやら『木の上のきのみを取ろうと登ったら降りられなくなってしまった』ということらしいです。」
「え!?宮ちゃんポケモンの言葉わかるの!?」
「いやいやなんとなく伝わるだけだよゆのっち。」
「ナゾナゾ、ナーゾナゾ。」
「『それでオニドリルに襲われて落ちたところ、この娘の頭の上だったから助かった、ありがとう』って言ってますな。」
「・・・ん?オニドリルに襲われ・・・?」
私達はほぼ同時に上を見る。
「クケェッ!」
オニドリルがいた。
・・・そりゃそっか、襲われたわけだもんね。
下に落ちたら襲ってくるよね。
「ミラクル、この娘を守って!かえんぐるま!」
「ワウッ!」
そんななか、一番に反応したのははなこちゃん。
ナゾノクサを抱えたまま、ガーディをボールから出して、襲ってきたオニドリルからナゾノクサを守ろうとする。
そこまで強いオニドリルでもなかったみたいで、ガーディのかえんぐるま1回で戦意を喪失したのかどこかに飛び去っていく。
「怪我とか大丈夫?」
「ナゾ!(ピョコン)」
はなこちゃんの問いに元気よく答えて、頭にのっかるナゾノクサ。
あ、もしかして気に入ったのかな?
「もしかして私の頭の上が気に入ったの?私の頭でよかったら乗ってていいよ!」
「ナゾッ!(ピョンピョン)」
「あ、でも跳ねるのはやめてほしいな・・・。頭がぐわんぐわんするよ・・・。」
「でもはなっち、もうすぐイオンタウンに着いちゃうよ?」
「あ、そっか・・・。それなら、一緒に来る?」
「ナゾ!(ピョンピョン)」
「じゃあ、このモンスターボールに入る?」
「ナゾ!」
はなこちゃんが出したモンスターボールに、自分からぶつかるナゾノクサ。
ボールに入ってゆらゆらと揺れ、カチンと音をたてゲットが完了する。
「やった!じゃあこの子の名前はラッキー!こうやって会えるなんて、私達とってもついてるよ!」
「おめでとはなこちゃん!」
「うん、ありがとう!」
こうして、ナゾノクサが新たにはなこちゃんの仲間に加わった。
やったね!
「そういえばゆのちゃん、次のジムのルールってわかる?」
「えーっと・・・。3対3みたいだよ。やすなちゃんももう1匹捕まえないとね。」
よし、私もポケモンゲットするよ!
・・・まあ、304番道路はもう終わるから無理だったけど。
それから少し歩き、私達はイオンタウンに到着!
月刊きららに載ってたから知ってるけど、この街は『ツムギティータイム』っていう企業が中心で紅茶が名産なんだって。
街からもふんわりと紅茶の香りが漂ってきてる。
「わーい!ごはーん!」
「宮ちゃん待ってー!私、先にコンテストの申し込みしないといけないからー!」
「およ?それなら先にそっちをすませて食べにいきましょうではないか!」
「もちろん私達もついてくよ。」
「ありがと、みんなっ。」
みんなでコンテスト会場に向かうことに。
街の規模はそこまで大きくなかったようで、わりとすぐみつかった。
「うぅ、いざやるとなると緊張するよ・・・。」
「だいじょーぶ、ゆのっちなら平気平気!」
「そうそう!リラックスして頑張れば行けるって!」
ゆのちゃんは頑張ってたからね。
見えないところでたくさん練習してたし!
「う、うん。ありがと、私、申し込んでくるね!」
ゆのちゃんが受け付けに向かっていく。
問題も特になくエントリー完了したみたいで戻ってくる。
「おまたせ。エントリー期間はけっこうギリギリだったみたいだけど、コンテスト開始は明日みたい。宮ちゃんが言ってたレストランに・・・わぁっ!」
「わー!急がなきゃエントリーが終わっちゃう・・・ふぎゃっ!」
戻ってきたゆのちゃんがこっちを振り向いて言おうとしたところに、結構なスピードで走ってきた誰かがぶつかる。
ゴチンと音をたて倒れる2人。
「「いたたたた・・・。」」
「ごめんねっ!大丈夫?」
「う、うん・・・。そんなに走ってどうしたの・・・?」
「コンテストの申し込みをまだしてなくて・・・って、そうだ!すぐ申し込みをしないと!またね!」
呆気にとられた感じのゆのちゃんを尻目に、ダッシュで受け付けに向かっていく彼女。
なんだったんだろ・・・?
「ゆのっち大丈夫ー?」
「う、うん・・・。私は平気だよ・・・。でも、今の人誰だったんだろ・・・?」
「コンテストに申し込みって言ってたし、明日にでもまた会うんじゃないかな?」
「確かにそうかも。」
「それじゃあ、ゆのちゃんにも怪我はないみたいだし、宮子ちゃんの言ってたレストランに行こうよ!」
「おー!もうお腹すきまくってますからな・・・。我限界なり・・・。」
宮子さんが限界そうだったし、みんなでレストランへ。
宮子さんが言うだけあって、とても美味しい料理だった!
ソーニャちゃんに自慢してやらないと!
「では、お会計は合計で4万8000円となります。」
まあ、その分お高いから、財布はすっからかんになるけど・・・。
でも何故か、財布からお金を出そうとしたところ、手で制された。
「・・・ところであなた方はトレーナーで?当店ではバトル好きのオーナーの意向で、お連れ様の一人がポケモンバトルで勝たれた場合、料金をいただかないことになっております。負ければ倍額お支払い頂くことになりますが、やっていかれますか?」
「はい!やります!」
「み、宮ちゃん・・・?もし負けたら私達、2万4000円づつ支払うことになるけど大丈夫・・・?」
「私、そんなに手持ちは・・・。」
「だいじょーぶでっせ皆の衆!ここは私に任せてくれたまえ!」
宮子さんがそう言うから信じて任せてみることに。
結論から言っちゃうと、宮子さんが完勝だった。
2対1のバトルとなったんだけど、宮子さんのチラチーノが全部一発で撃破。
強・・・。
とにかく、これでタダになったから宮子さん様様なんだけどさ。
その日はポケモンセンターで泊まり、明日コンテスト開催!
参加するのはゆのちゃんだけだけど、応援しないといけないよね!
いかがでしたか?
宮子無双かな?
なお、ツムギティータイムという企業が出てきますが、この作品にムギちゃんは出てきません。
[次回予告]
ゆの「うぅ、明日のコンテスト、緊張するよ···。」
宮子「ゆのっちなら大丈夫!きっとうまくいくよ!」
やすな「ゆのちゃんを応援するため、私も準備しようっと!」
宮子「私もやる!次回、『イオンシティ!ゆのの悩みとコンテスト!』!」
ゆの「応援の準備って、何···?」