今回ややすな視点ですが、次回はゆの視点に。
まあ、せっかく3人で旅しているなら、こういうのはやっておきたいですよね。
コンテストと比べてやっぱり書きやすかった。
ゆのちゃんのコンテストも終わり、翌日。
私達は次のジムがあるスクラシティに向かうため、準備をしていた。
スクラシティに行くにはどうくつをひとつ抜けないといけないから、きずぐすりとか買っておかないと。
「あれ?そういえばゆのちゃんは?」
「まだ寝てるんじゃないかな~?ゆのっち昨日、頑張ったもんね。」
「うんうん、ゆのちゃん優勝できて良かったよね~。」
「うん。ゆのちゃん頑張ってたもんね。」
あのあと緊張が切れたのか、私達を見るなり倒れるように寝てたし。
えーと、きずぐすりやモンスターボールも買っておかないとね。
ゆのちゃんの分まで必要なものを買ってポケモンセンターに戻ると、ゆのちゃんも起きててポケモンも元気になってた。
ゆのちゃんも準備はできたみたいだしじゃあ、早速みんなでイオンのどうくつに向かおう!
「・・・で、どうしてこうなったんだっけ。」
現在私は1人で右も左もわからないどうくつを歩き回っていた。
「プック!」
「きゅっ!」
私と一緒にいるのは、ゆのちゃんのコリンクとはなこちゃんのピンプクだけ。
よろいやぽんやりはどこへ・・・?
起きた時にはいなかったけど・・・。
考えてると、小さな岩が転がってきて頭に当たる。
「痛っ・・・あっ!今ので完璧に思い出したっ!」
どうくつでみんなでランチタイムをとっていたら、突然ゴローニャの大群が転がってきたんだった!
それで全員が散り散りになって逃げたら、私が逃げたとこがガケで、転がり落ちて頭をうってたってわけか~。
な~んだ、それならいっか。
「って良くない!」
ゆのちゃんとはなこちゃんと宮子さん、それにぽんやりとよろいを探さないと!
でも、ほんとにここはどこ?
まわりを見ても、岩、岩、岩。
人どころかポケモン1匹みつからない。
「ゴロ」
「あれ?」
なんか足元から聞こえたような・・・?
「ゴロ」
「・・・この岩からだよね?」
さっき私に当たった岩を拾いあげてみる。
というかこの岩、まわりは茶色の岩なのに何故か青いよね・・・。
「・・・わっ!?」
「ゴロ?」
ひっくり返してみると、黄色い目のようなものと視線が合う。
これってもしかして、ポケモン?
ポケモン図鑑を起動してみると・・・ダンゴロって言うらしい。
なかなか可愛いかも!
「・・・でも、本当にここはどこなのかな?ゆのちゃーん!はなこちゃーん!宮子さーん!」
さーん・・・さーん・・・さーん・・・。
大声で呼びかけてみるも、返ってくるのは私の声の反響だけ。
みんなどこ行っちゃったんだろ・・・。
「よろいもぽんやりもどこ行ったのかな・・・?このポケモン、ゲットしたいのに・・・。」
結構気に入ったからゲットしたかったんだけど・・・。
「きゅ!きゅ!」
「・・・あれ?どうしたの?」
抱えてたダンゴロをおろし、諦めて歩きだそうとしたところでコリンクが声をかけてくる。
どうしたのかな?
「・・・あ、もしかしてバトルしてくれるの?」
「きゅっ!(コクリ)」
「じゃあお願い!」
えーっと・・・ゆのちゃんのコリンクの技は・・・。
「じゃあ、スパーク!」
「きゅっ!」
人のポケモンは指示を聞いてくれないこともあるみたいだけど、無事に聞いてくれるゆのちゃんのコリンク。
スパークがダンゴロに当たり、ダメージが。
「よしっ、ここでモンスターボール!」
怯んだ隙にモンスターボールを投げる!
ダンゴロを狙ったボールはまっすぐに目標に向かっていって・・・。
「きゅっ!?」
「あっ、ご、ごめん!」
もう1回攻撃しようとしたコリンクにヒットする。
他人のポケモンはボールに入れられないから弾かれたけど、それでバランスを崩したところにダンゴロの攻撃が入る。
あわわわわ・・・。
「今のは・・・なんだかわかんないけど、もう1回スパーク!」
ダンゴロから出た光の粒みたいなのがコリンクに直撃したけど、あんまり効いてなかったみたいだからもう一度スパーク!
「ゴロ!」
「かたくなるで防御されたみたいだけど、ボールを投げるよ!コリンクは離れて!」
「きゅっ!」
さっきの二の舞にならないように、コリンクに声をかけてからモンスターボール!
今度はコリンクに当たることもなく無事にヒット!
ボールがゆらゆらと揺れて、やがて止まる。
「やった、ダンゴロゲット!名前はがんせきだ!ありがとね、コリンク!」
「きゅっ!」
無事にゲットしたし、ゆのちゃん達を探そう!
ここがどこかはわからないけど、落ちてきたから上を目指せば・・・!
「っていっても、この崖はさすがに登れないよね・・・。」
私が落ちてきた崖はかなり険しくて、ちょっと無理そう。
ポケモンの技のロッククライムとか使えれば登れるのかもしれないけど、無理だし・・・。
「そういえばこの洞窟、悪霊が封印されてるって噂もあるらしいんだよね・・・。うぅ・・・早く合流したい・・・。」
この洞窟、108の魂を喰らい、散々悪さをした悪霊が封印されてるって噂があるらしいんだよね・・・。
興味はあるんだけど、一人で行くのは・・・。
こういうとき、ソーニャちゃんがいれば行ってもらえたのに。
なんか呪われそうだし、ソーニャちゃんを身代わりにして・・・。
そんなことを考えていると、ドカーンとどこかから爆発したような音が聞こえてきた。
「ごごごごめんなさいっ!・・・ってなんだ、殴られるかと思った・・・。」
ソーニャちゃんに殴られるかと思って反射的に謝っちゃったけど、なんの音だろう・・・?
もしかしたらそっちに誰か人がいるかもしれないし、行ってみようかな・・・?
3人が来てるかもしれないし、いなくても会ったって人がいるかもしれないからね!
「・・・あっ、誰かいる!すみませーん!」
音がした方に行ってみると、黒い服とサングラスをした男の人とポケモンが、なんか掘ってる現場があった。
よくわかんないけど、工事してるのかな?
「・・・仲間ではねぇみてぇだな。」
「・・・仲間?」
「どっちにしろ、見られたからには返すわけにはいかねぇな。貴様には消えて貰おうか。」
「え、ええっ!?」
ええっ、なになに!?
いきなり不穏すぎる!
「ドラピオン、掘削作業は一時中断だ、こいつのしま『このアッパラパー!』ごふっ!」
「ええっ、今度は何!?」
いきなり私に口封じしようとした男が何者かに吹き飛ばされる。
「アンタは掘削作業やってなさい!」
「わ・・・わかりました姉御!」
「・・・えっと、助けてくれたんですか?」
「おめでたい思考してるわね、このアッパラパーは。アンタの呼吸音、心音、衣擦れの音以下省略、全部全部耳障りだわ。」
・・・ちがうみたい。
ってことはやっぱりヤバイ状況だよね・・・。
なんでこんなことに・・・。
「私は指揮者、アハテルノーテ。耳障りなアンタには消えて貰うわよ。行きなさいジャラランガ。」
「ジャァッ!」
「何をやってるかはわかんないけど、戦うしかない!なんとなくドラゴンタイプに見えるし、お願いピンプク!」
「プック!」
相手のポケモンは見たことないから何してくるかわからないし、警戒しないといけないよね。
「楽譜、激情的に!」
「ジャァッ!」
「音波!?後ろに飛んで!」
謎の指示とともにジャラランガから放たれた音波を見てとっさに退かせる。
はなこちゃんのピンプクもしっかり反応してくれて、攻撃をギリギリ回避。
隙を見て逃げたいけど、どうやったらいいかな・・・?
いかがでしたか?
なにかヤバいことに巻き込まれたやすな。
自分のポケモンともはぐれたやすなはどうなってしまうのか。
*楽譜、激情的に=スケイルノイズ
[次回予告]
アハテルノーテ「次回なんかないわ。アンタの人生は今ここで終曲。」
やすな「そんなのは嫌だ!それに次はゆのちゃんのだから!」
アハテルノーテ「だからないって言ってんでしょイライラ度フォルテ級なんですケド。」
やすな「次回、『イオンのどうくつ!いきなり一人旅!?sideY』!」
ゆの「なんだか今、次回予告してる気がする···。」
やすな「(あれ、どこからか次回予告のネタがなくなってきたという声が···。)」