やすなとはなこがジム、ゆのがコンテストを目指しています。
「まずはヒマリシティに向かうんだよね。」
「うん。やすなちゃんもはなこちゃんも知ってると思うけど、ジムがあるからね。前に家族で行った時にジムの外観見ただけだから、タイプとか形式とかはわからないけど・・・。」
「え?ジムあったの?・・・じゃなくて、もちろん知ってたさ!」
「やすなちゃん・・・。」
ゆのちゃんの目線が呆れてる・・・。
ち、ちょっと私の辞書に書かれてなかっただけで、知らなかったわけじゃないんだからね!
「じゃあ、まずはヒマリシティだね!」
「じゃあゆのちゃん、お先にどうぞ!」
本当は道がわからないだけなんだけどね!
それでもゆのちゃんは先導してくれたからついていくと、3分くらいで私がヤンヤンマみつけたあたりまで戻ってきた。
・・・あれー?
「あとはここからまっすぐいけばヒマリシティに・・・」
あれ、ゆのちゃんの言葉が不自然に途切れたけど、どうしたんだろう。
そう思ってゆのちゃんが見ている方向を見ると・・・。
「きゅ~ん」
「仲間にしたい!チーくん、お願い!」
「チラ!」
コリンクがいた。
元気なポケモンは捕まえにくいから、まずはポケモンバトルで弱らせるために、ゆのちゃんはチラーミィを出す。
「チーくん、はたいて!」
「チラ!(バシッ)」
「きゅっ!きゅー(パチパチ)」
「チーくん、かわしてもう1回はたいて!」
「チラ!(ヒュッ、バシッ)」
「きゅーん!」
ゆのちゃんのチラーミィがはたくを出してコリンクに当て、おかえしとばかりに放たれたスパークをかわしたチラーミィが、もういっぺんはたくを繰り出す。
2回はたかれたコリンクはけっこうなダメージを受けたはず!
「ゆのちゃん、今だよ!モンスターボール!」
「う、うん!おねがい、モンスターボール!」
ゆのちゃんが投げたモンスターボールがコリンクに当たって、コリンクがボールの中に入る。
ゆらゆらと揺れるボールを、私も含めた3人全員が固唾をのんで見守ってる。
やがて、カチンと音がたってボールが静止する。
ゲット成功したみたい!
「やったぁ!りーくん、これからよろしくね!」
ゆのちゃんは、今捕まえたコリンクに、りーくんとニックネームをつけたみたい。
「ごめんねみんな、待たせちゃって。」
「ううん、それより初ゲットおめでとう!」
「いきなり仲間に会えるなんて、ゆのちゃんはすっごくついてるね!」
そのあとは特にポケモンに出会うことはなかったから、そのままヒマリシティに到着した。
「ヒマリシティ・・・ひさしぶりに来たけど、変わってないかな・・・。」
そこまで大きな街ってわけじゃないんだけど、なんだかひだまりのような暖かみがあるというか、優しい雰囲気がある街かな?
「じゃ、さっそくジム戦行ってみようっと!ゴーゴー!」
「ち、ちょっとやすなちゃん待って~!」
「私もやすなちゃんの次に挑もうっと!」
ジムを探して私は走り出す。
それほど大きな街じゃないから、すぐにみつかったけど・・・・・・あれ、ジムの中が暗い?
「おっじゃましまーす!(ガチャガチャ)・・・あれ?鍵がかかってる?」
「もしかして、今ジムリーダーさんは留守なのかな?」
「どこか出かけてるのかもしれないし、ちょっと待ってみようよ!」
はなこちゃんの提案で、私達はジムの前で待つことに。
・・・でも、しばらく待ってもジムリーダーらしき人は誰も来ない。
「ジムリーダーはいつ帰ってくるのさ!こうなったら、こっちからさがしに行ってやる!」
「・・・あれ?君達はここのジムの挑戦者?」
「「「!?」」」
もしやジムリーダーが帰ってきた!?
ならば早速申し込まないと!
声がした方にいたのはドーブルを連れた、メガネをかけてる女性。
「そうです挑戦者です!ジムバトルを!」
「ごめんね、残念だけど私はジムリーダーじゃないんだ。本当のジムリーダーは多分、しばらく帰ってこないよ。」
「「「えっ?」」」
ジムリーダーしばらく不在なの?
ついてない。
「ところで君達、ジムバッチはいくつ持ってるの?」
「まだ0というか、今日ルミイタウンを旅立ったばかりですけど・・・。」
「・・・うーん、こう言うと失礼かもだけど、それじゃここのジムリーダーと戦うのは厳しいんじゃないかな・・・。なんせ、ここは最後のジムってポケモンリーグ公式ガイドブックには書いてあるし、ルールも4VS4だからね・・・。ほら、これがそうだよ。」
その女性が見せてくれたものを見ると、なになに・・・。
「観覧車から見える夕日は嘘みたいに綺麗だった。全てが赤の色に溶けている。・・・ナニコレ?」
「ここから朝日も見てみたいね。何気ない彼の一言に・・・小説、ですか?」
「えっ?・・・わーっ、正しいのはこっち!」
慌てた様子で取り替えられたのを見ると、確かにそう書いてある。
「コホン、さっきのは忘れてもらって・・・とにかく、ここに書いてあるように、このジムはバッチを7つ集めてから戦うことが推奨されているからね、最初に挑むなら、この街の西からアミネタウン経由でビジブシティに向かうのがいいんじゃないかな。」
「あ、アミネタウンって私の出発地だ!」
「それなら、ビジブシティに行く際、はなこちゃんが落としたあれこれを家から持ってこられるね!」
まあ、モンスターボールとかきずぐすりなら、私やゆのちゃんが分けてもいいし、フレンドリィショップで買えるけど・・・。
「・・・というか、今はそれしか道がないんだけどね。この街の東に行くと、あの人気な月刊きららを発行している会社があるコミルタウンがあるんだけど、そこに至る道は今、落石の影響で通行止めになってるからさ。」
へー。
ちなみに月刊きららを知らない人に説明しておこう。
月刊きららとは、漫画や小説等の娯楽からコンテストや強いトレーナーのレポート、ニュースやポケモンについての情報など、ボリュームたっぷりな一冊となっており、このエトリア地方では大人気なものなのさ!
・・・こうやって宣伝しておけば、お礼のひとつやふたつ、貰えてもおかしくないよね。
ヘイ、カモーン!
「じゃあ、私はコミルタウンに用事があるからまたね。ドーブル、テレポート!」
とか言っていたらその人はテレポートで消えた。
ドーブルって確か、スケッチで別のポケモンの技を使うことができるポケモンだったっけ。
「じゃ、早速アミネタウンに行こう!」
「やすなちゃん、今から出たら途中で夜になっちゃうよ・・・。」
「そうだよね、ここはポケモンセンターでお泊まりが一番だよ!」
言われるまで気にしてなかったけど、2人が言う通り、太陽はもう沈もうとしてる・・・。
ポケモンセンターは旅しているポケモントレーナーを無料で泊めてくれる宿屋としての意味もあるから、今日はそこに泊まることになるかな。
「じゃ、3人でもっとお話しようよ!」
「「うん!」」
こうして、私の旅の初日は終わった。
一緒に旅する友達も出来たしよかったよ!
いかがでしたか?
ジムは開いていないようです。
この流れ、どっかのカントーで見たような…。
しかしいきなり★1つけられて心に傷を負ったけど、★1やたらつける人だったようなのでまあいいか。
〔次回予告〕
沙英「私のアドバイスの影響で、ビジブシティに向かう彼女達。
そんな彼女に魔の手が忍び寄る…って、なんで私がやってるの?」
やすな「え?だって名前も名乗らなかったし今後出番がないような気がしたので…。」
沙英「……(´・ω・`)」
ゆの「そ、そんなことないと思いますから元気だして下さいっ!
次回、『302番道路!突然のピンチ!?』」