ロケット団書いてて楽しい。
「なーっはっはっは!!楽勝だったわー!」
「本当はジャリボーイのピカチュウを捕まえるためのメカだったから耐電性もバッチリだし、ジャリボーイがよく捕まえている飛行ポケモンにやられないように気球のほうもコーティングしてあるから、たとえあのジャリンコ達が飛行ポケモンを出してきてもこの気球は破れないんだよな、ニャース?」
「コジロウの言う通りニャ!この檻も気球も、伝説のポケモンレベルならともかく、並大抵のポケモンなら傷つけも出来ないのニャ!」
「まあそもそも、あのジャリンコ達、攻撃すら届いてなかったし、いつものでも問題なかったな!」
「「「なーっはっはっは!!『バキッ!』・・・は?」」」
ロケット団の3人が勝ちを確信し、高笑いをしていると、真下から何かが折れたような音が聞こえてくる。
下を見ると、容器をつり下げるアームがぼっきりと折れていた。
「何コレーっ!?ニャース、並大抵のポケモンなら傷ひとつつかないんじゃなかったの!?」
「それが・・・予算の都合でそこはほとんど強化できてないのニャ・・・。」
「だとしても、こんな短時間支えてただけで折れるなんて手抜き過ぎだろ!」
「ニャーは強化してないとはいっても例え檻の中にゴローニャ3匹入れても折れないくらいの強度は持たせてたのニャ!何か技を食らったとしか考えられないのニャ!」
「あーっ!あたし達のスピード出世がーっ!」
「ソォーナンス!」
宙吊りにしているものが折れれば、当然吊られていたものは落下する。
シュバルゴとチラーミィをいれていた檻は、そのまま落下していった。
〜〜〜〜
「どうしよう・・・。この先はポケモンがいないと踏破出来ないような山脈だよ・・・。」
気球は北に向かっていて、北には険しい山脈が続いてるから私達じゃ到底追いかけられっこない。
気球の速度は遅いから、まだあんま動いてないし真下で追いかけられてるけど・・・。
「やすなちゃん!ヤドンのサイコキネシスなら届くかもしれないよ!」
「そっか!ぽんやりは動かないけど、私が持って走りながら技を撃ってもらえばいいんだ!・・・って、ぽんやりのボールがない!」
「「ええっ!?」」
なんで!?奴らに奪われたわけでもないのに!?
慌てて探しながら走っていると、突然真上から、何かが折れたような音が。
上を見上げると、紫色の光のようなものが、檻を支えてる部分をばっきりと折っていた。
・・・何コレ?
見た感じエスパー技みたいだけど・・・。
・・・って考えるより先に落ちてくるのを受け止めないと!
「ハッピー!檻を支えるのを手伝って!」
「りーくんもお願い!」
はなこちゃんとゆのちゃんも、ポケモンを出して受け止めようとする。
そのおかげで、よろいとチラーミィを受け止めることが出来た。
良かったぁ・・・。
「よろい、大丈夫?怪我とかしてない?」
「チーくんも大丈夫?」
「シュバ!」
「チラ!」
2匹とも元気そうで、ほんと良かった・・・。
でも人の大切なポケモンを取るなんて許せないよね!
「また奪いに来られないように、戻ってよろい!」
「チーくんもモンスターボールに!」
ふぅ、これで多分ひと安心だよね。
また盗りに来ないか警戒し、空に浮かぶ気球を3人で様子をうかがうも、諦めたようで気球は遠ざかっていく。
よかった。
「でもまさか、いきなりこんなことになるなんてね・・・。」
「一応、アミネタウンに着いたらジュンサーさんに伝えておこうよ!しゃべるニャースなんて珍しいから、捕まえてくれるはずだもん!」
はなこちゃんの言う通りかもね。
「・・・あれ?あれってなんだろう?」
そう話していたら、空になにか綺麗なものが。
なんだろあれ・・・?
「どうしたの?やすなちゃん?」
「ほら、あそこ!あそこになにか綺麗な鳥ポケモンが飛んでる!」
私が指差した方にいる鳥ポケモンらしきなにかは、綺麗な金色をして、どこか威厳と神々しさみたいなものを感じるし、通ったあとには虹ができてる。
・・・もしかして、ものすごいレアな伝説のポケモンかも!
すっごい感動した!
というかこの光景を見て感動しない人がいたら、木の下に埋めてもらっても構わないよ!
あの鬼のように無慈悲なソーニャちゃんだって、この場にいたら感動したはず!
ゆのちゃんも、はなこちゃんも、私も声を出さず、その金色の鳥ポケモンが見えなくなるまで見つめてた。
・・・って、あっ!ぽんやり探さないと!
って思って戻ってみると、ロケット団によろいを奪われたとこにいた。
というか・・・さっきまで気球が不自然に樹がなくなってるけど・・・。
「もしかして、さっきの紫の光でアームを折ったのって・・・。」
「ヤン?」
真相はどうかはわかんないけど、きっとこのぽんやりは凄いポケモンなんだよ!
~~~~
「ねえニャース、2匹はジャリンコ達に奪還されたけど、まだなんかメカ出してゲットしなさいよ。」
「無茶を言うニャ。予算の都合であれしか用意してないのニャ!一応アームはあるのニャが・・・。」
「あのジャリンコ達はもうボールに戻してるし、思いっきり警戒されてるからなぁ・・・。」
コジロウの言う通り、今やすな達はロケット団が乗っている気球にじっと注意を払っている。
「ジャリンコ達は今はなにもしてこないけど・・・こちらも奪うことが出来ないから・・・。」
「「「帰る!」」」
「ソォーナンス!」
ロケット団は引き際を察知し、撤退を選択する。
やすな達から見えなくなるくらいまで移動したところでどうするか話し合っていた。
すると・・・。
「・・・ん?あれはなんなのニャ?」
「なんかおっきな鳥ポケモンみたいに見えるが・・・。」
「そいつの後ろには虹が見えるわね。ビューティフルなあたしくらい輝いてるわ!」
「あれは絶対ものすごい貴重なポケモンニャ!さっきのチラーミィやシュバルゴよりゲットしたら・・・」
ニャースのその言葉の最中に、その金色の鳥ポケモンは気球を突き飛ばすようにして通りすぎていく。
それは通り道に邪魔な障害物があったからどけて進むかのように。
先程ニャースが言っていた通り、この気球は伝説のポケモンならともかく、並大抵のポケモンでは傷をつけられない。
だが、その一撃であっさりと気球は爆発し、ロケット団は吹き飛ばされる。
「なんであのジャリンコ達じゃなくて通りがかりのポケモンにやられなきゃいけないのよーっ!」
「俺達の予算と汗の結晶がぁーっ!」
「伝説のポケモンが本当に出てくるなんて酷いニャーっ!まだニャにもしてないニャにーっ!」
「「「やな感じ~っ!!!」」」
いかがでしたか?
無事取り返せてよかったですね。
フラグって怖い。
あと、お気に入り&感想ありがとうございます!
〔次回予告〕
やすな「ポケモンを奪うなんて、ひどいことするよね…。」
ゆの「私も疲れちゃった…。」
はなこ「まあでも、もうすぐアミネタウンにつくから、そこで休めるよ!」
ゆの「次回、『アミネタウン!ひとときの休憩!』アミネタウンで待ってます、きっと見にきてくださいね。」