僕とSHUFFLEと召喚獣   作:京勇樹

51 / 68
短いです


変態1号

Bクラス突入が始まったが、最初に突入したのはFクラスの生き残りを含めた3ペアだった

複数ペア突入させたのは、あらゆる事態に対処させるためだった

だが何故か、途中までは何も無かった

それに不気味さを感じながらも、突入した3ペアは進んでいた

その時、ある1ペアが一番先に少し広い場所に出た

 

『なんだ、暗いぞ……?』

 

『それに、人の気配があるな』

 

とFクラスペアが言った直後だった

バツン! という音がして、部屋が一気に明るくなった

そして見えたのは、女装した常村(ハゲ)だった

 

『ギィヤァァァァァァァ!?』

 

『くせあふじpdm@サバーニャ!?』

 

それを見たFクラスペアだけでなく、カメラ越しに見た生徒達も叫んだ

まさに、阿鼻叫喚という言葉が当てはまるだろう

そしてその叫び声を聞いたのか、残り2ペアが走ってきた

そして、常村(変態ハゲ)の姿を見て

 

『嫌だぁぁぁぁぁぁぁ!!』

 

『誰か助けて! ここから出してぇぇぇぇ!!』

 

『嫌だ、見たくない! 見たくないのぉぉぉぉ!!』

 

『ごぶっ!?』

 

と叫んだ

結果、突入した3ペアは全滅

更に、待機場所に居た生徒の一部が気絶した

すると、復帰した雄二が

 

「あの変態ハゲ野郎……汚物案件やらかしやがって……っ!」

 

と言いながら、拳を握った

すると、一人の男子が

 

「坂本! あの変態野郎に、天罰を!」

 

と言った

そこから、倒せコールが上がり

 

「ムッツリーニだ! ムッツリーニを突入しろ!」

 

「麻弓もだ! 奴に、地獄を!」

 

とあるペアが呼ばれた

すると

 

「ムッツリーニ! ムッツリーニ!」

 

「麻弓! 麻弓!」

 

と二人の名前が声高に呼ばれた

それに答えるように、二人が前に出た

その二人を見て、雄二が

 

「ムッツリーニ、麻弓! お前らの取れるあらゆる手段を取って、あの変態ハゲを打倒しろ!」

 

と命じた

それを聞いて、二人は教室から去った

それから数分後

 

『確か、この辺だったよね?』

 

『……準備は万全』

 

と二人がその場所に着いた

その数秒後

 

バツン!! ⬅ライトアップされた音

ドン! ⬅ムッツリーニが姿見を置いた音

ビシャビシャビシャ! ⬅常村が吐いた音

 

『てめぇ! なんて物見せやがる! 吐いたじゃねぇか!』

 

『……吐いたのは、自明の理だ』

 

怒鳴った常村に、ムッツリーニは冷静にそう言った

すると常村は

 

『ちくしょう……通りでメイクした奴が、口元抑えてた訳だ……予想以上だったぜ』

 

と言った

その時、パシャリとシャッター音が聞こえた

 

『おい、待て。お前……なんで、写真を撮った?』

 

気付けば、麻弓がスマホを構えていた

麻弓は

 

『ん? 海外のモノホンサイトと私のサイトにUPするのですよー?』

 

と笑顔で言った

それを聞いて、常村が慌てた様子で

 

『ふざけんな! そんなことされたら、俺の人生が終わる!』

 

と叫ぶと、走り去った

それを見た二人は、ハイタッチした

そして二人は、そのまま前進

その勢いのまま、Bクラスの番人達をムッツリーニが難なく撃破した

保健体育で、帝王に勝てる訳がなかったのだ

そうして、Aクラスに突入が始まった

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。