転生したら柱の女だった件   作:ひさなぽぴー

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27.ベロニカ

 別に見知らぬ男性がいたからって、それで驚いたり怯えたりするなんて今さらない。そりゃあその人がスタンド使いで、敵対している可能性も考えればまったく気を抜くことはできないけれど……だからといって、味方の伯爵が連れている人に対してそういうことはあまり考えないし。

 

 だからわたしがその人を見て固まったのは、それとは別のところで心底驚いたからだ。

 だって、その人を見て驚かない人間なんて、きっと一人たりともいないはずだもの。少なくとも一般的な学校教育を受けて、キリスト教に関する最低限の知識を持ってる人なら、間違いなく驚く。

 

 なぜって?

 

 なぜならね、それはね、わたしを心配そうに眺めているその人の格好が……()()()()()()()()()イエス・キリストだからだよ!!

 

 だって細身で! 黒の長髪で! その頭に茨でできた冠をかぶってて! ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 これでイエスじゃなかったらなんなのってレベルだよ! コスプレにしたって完成度が高すぎる!

 

「……ね、ねえ、伯爵……」

「なんでしょう?」

「こ、この人……どなた?」

 

 わたしが我に返って、なんとかそう問いかけられるまでわりと時間を必要としたのも無理はないと思うんだ!

 

 だけど伯爵の返事は、わたしの予想を裏切ることになる。

 

「え?」

「えっ?」

 

 彼はルームミラー越しに、きょとんとした顔を向けてきたのだ。

 それはまるで、()()()()()()姿()()()()()()()()()()()()()……。

 

 そう思った瞬間だった。

 

『わあ!? もしかして私の姿が見えるの!?』

「!?」

 

 イエスっぽいその人が、喜色満面を浮かべてわたしにずいと顔を寄せてきた。

 座席シートを思いっきり貫通して、だ。ホラー以外の何物でもない。

 

 だけどその現象、わたしには思いっきり心当たりがある。この世界ならこれも説明がつく。

 

「スタンド……!?」

 

 それ以外に考えられない。

 

 けど、完全に人の姿をしたスタンドが? そんなスタンドが存在しうるのか?

 しかもよりによって、イエスの姿をしてるって……。

 

『! 私の正体までわかってくれるなんて……!』

 

 わたしをよそに、当のイエスらしきスタンドはなぜか嬉しそうな顔だ。なぜ。

 

「その……アルフィー様? 一体何と会話しておられるのです?」

 

 一方、伯爵は怪訝な顔だ。まあ、気持ちはわかる。

 とはいえ彼のこの反応こそが、イエスの姿をしている男性がスタンドだってことを証明しているも同然だ。

 

『ほらね!? ほとんどの人が私に気づいてくれなくってさ~……滅多に呼び出されることなんてないのに、毎回これだからいつも困ってたんだよ』

 

 ああ……ここまで完全な自我を持ってるなら、気づかれないってのは確かに寂しいかもしれない。スタンド使い、もしくはそこまで行かずともスタンド使いの素養のある人間なんて、そうそういるもんじゃあないし。

 

 ……いやでも、待てよ? 滅多に呼び出されない……?

 それでいてこの姿……もしかして。

 

「あなた……()()()()()()()()宿()()()()()()()()? まさかとは思うけど、イエス・キリストのスタンドが死後独り歩きしてる感じ……?」

『えっ、この短時間でそこまでわかるの!? うわあ、さすが知恵の神様だねえ! あ、でもすたんど、っていう名称も確かアルフィーさんが名づけたんだし、そりゃあわかっちゃうよねぇ』

「う……っ、いや、知恵の神ってのは完全にわたしの関与してないところでついたやつだから……あだ名で呼ぶならせめて夜の女神のほうでお願いしたく……」

 

 仮にもイエスの姿をしてる人に、知恵の神様とか畏れ多すぎるから!!

 

 それにこれに関しては、()()だと仮定すれば、ルベルクラクが切り札にしてきた聖杯という存在の謎が色々と説明つくんだよ!

 だってこの聖杯って、ドラゴンボールほどではないにしろ、Fate的な願望器に近い効果がある謎の神器って扱いだったもの!

 人間の三倍の寿命を持つルベルクラク家の人間が、大して怪しまれることなく今日まで存続できたのはこの効果を定期的に使って周辺の意識を()()してきたからだからね!

 

 どういう仕組みでそんなことができるのか話を聞いたときからずっと疑問だったけど、スタンドだって言うなら納得しかないもの!

 

「な、なるほど……? 聖杯にそんな秘密が……?」

 

 伯爵がとんでもないものを見たような顔してるのは、どういうことだろう。もしかして、わたしがこれを見越してイエス関係のアイテム集めろって指示出したって思ってる……?

 

 いや違うよ、わたしは単に歴史的なアイテムをできる限り後世に残したかっただけで! そりゃあ謎の多いキリスト教初期、特にイエス関係のものはできるだけ残してほしくてショシャナやトナティウに念押ししてお願いしたけども!

 

 ブッダがそうだったことを思えば、イエスもまあスタンド使いだろうなとは思ってたけど、まさかここまでとんでもないのが後世に残るなんてまったくの想定外だからね!!

 

『あっ、そういえば私まだ自己紹介してなかった。私の名前は【ベロニカ】。お察しの通りイエス様のスタンドをしていたんだ』

「……アルフィーです……コンゴトモヨロシク……」

 

 文字だけで見ると、言動も名前も妙にかわいいなこの人……。見た目は完全にイエスだから、別にそんなことはないんだけど……。

 

 と、とりあえず、だ。

 

 もし彼が本当にイエスを本体としていたスタンドだって言うなら、当時のことをぜひとも色々聞きたいところだけど……今はそれは我慢しよう。

 彼がスタンドで、聖杯の中心的機能そのものであるなら、まず彼にお願いしないと話は進まないはずだ。

 

「それで、えーと、わたしたちはついさっきまで、聖杯の意思が願いを叶えるものだと思ってたんだけど……」

『ああうん、それ私だね。私の能力。奇跡を起こすんだよ。そこだけ見てたら、確かに願いを叶える魔法のアイテムって思われても仕方ないかも』

「奇跡を起こす能力……なんて規格外な……さすがイエスって言えばいいのやら」

『ただねぇ、普通の人には私の姿は見えないから……。だから今まではテレパシーでなんとか意思疎通してたんだよ』

「ああ……さっき戦闘中にわたしのほうに飛んできたのはそういう……」

 

 本当にスタンドとしてはめちゃくちゃ高性能だな……。

 

「えっと、じゃあ早速で悪いんだけど、願いを叶えてもらいたいんだけど……」

『え、もう? いいじゃないもう少しくらいおしゃべりしても! 普段私に気づいてくれる人いないから退屈だし、私起こすのに結構な量の血肉が必要になるせいであんまり起こしてもらえないんだもの!』

「気持ちはとてもよくわかるんだけど、わりと今シャレにならないくらい急いでて……。でも大丈夫、わたしの寿命まだ十万年以上残ってるから、会話する機会はちゃんとあるから……!」

『じゅ……!? いやあすごいねぇ、神様は伊達じゃないってことだね!』

 

 少なくとも、地球が産んだ動物の一つで、神ってことはないはずなんだけどね……。

 というか、仮にもイエスのスタンドがそう神様神様って、父なる神以外をそう言うのは……ああいや、初期を知るからこそ他の神様に寛容なのかな……?

 

『うーん、そういうことならしょうがないか。よーし、十二使徒以来久々に私のことがわかる迷える子羊だからね! 私今日は気合い入れちゃうよ!』

 

 ……十二使徒って、もしかしてスタンド使いの集まりだったの? それが基準で選ばれた弟子だったりするのか……? く、詳しく聞きたい……!

 

 い、いや、今はそれはともかく。

 

 むん、と両こぶしを握って気合いを入れるスタンドに、わたしはおほんと小さく咳払いをして続きを促す。

 

『それで、君の叶えてほしい願いは何かな? 私にできる範囲で、どんな願いでも叶えてあげるよ!』

 

 問題はここだ。

 

 何せ伯爵から伝え聞く聖杯の機能……願いを叶える機能は、どんなものでも叶えられるわけじゃあない。少なくとも死者を蘇らせるとか、無から有を作ることはできないらしい。

 そういうのでなくとも、起動時にどれだけ血肉を捧げることができたかで可否範囲が変わるらしくて、今回起動した聖杯……もとい【ベロニカ】がどこまでできるかで、こっちも動きが変わってくるんだよね。

 

 今こうやってスタンドだとわかって考えれば、既に本体を失ってる【ベロニカ】が活動するには外からスタンドエネルギーの代わりになるものを用意する必要があるってことなんだろう。そして能力の行使は、すべてそのエネルギーで賄われている……と。

 まさに本人も「できる範囲で」と言った通り、制限はあるってことで。その範囲内で、今の状況を切り抜けるにはどういう風に願いを整えるかを考えないといけない。

 

 ……外からのエネルギー供給がなくとも普通に活動していた【アヌビス神】って、実はとんでもない存在なんじゃあ……という考えが脳裏をよぎったけど、それは考えないでおこう。

 

 それはともかく、エネルギー量以外にも制限はあるらしく、そこもクリアしないといけないみたいなんだよね。

 

「……まず事前に聞いてた情報の確認をさせてほしいんだけど、あなたの能力で他者を害する願いは叶えられない、ってのは本当?」

『うん、それは正しい情報だね。特に殺すタイプの願いは断固拒否だよ。そんなことは主がお許しにならないよ!』

「まあ、言わんとしてることはわかる……わたしもそういうの好きじゃない、し……それに……」

 

 それに、カーズ様との決着をつけるのはジョナサンかジョセフであってほしいし。

 

 わたし? いや、今となってはわたしも自分であの人とやりたいなと思わなくもないんだけど、不思議なことに。

 でもそれはそれとして、人類の安全のためには確実にカーズ様を倒さないといけないから、そこはね。うん。別に悔しくなんか……うん。

 

 ともあれ、【ベロニカ】にカーズ様を直接アレしてもらうってのはやっぱり無理らしい。まあ、これについては伯爵もわたしも最初から無理だろうって思ってたし、ワンチャン程度のものだ。諦めよう。

 

 なら第二案だ。というかこれが実質本命になる。こうなることはわかってたから、伯爵と相談してこれなら、という案を事前に用意していたんだよ。

 

「……ある人と、()()()()()()行き違いがあって。それで……その人と……な、仲直り……したくて、だから……ええと、認識を、少しだけズラしたいんだけど……」

 

 ただなあ、これ言うのめっちゃ恥ずかしいんだよなぁ!

 確かにカーズ様とは行き違ったけど、ちょっとしたどころか盛大に行き違ってるし、なんならかなり初期の段階から行き違ってるから、今となっては完全に違うほうにしか向いてないんだけどね!

 

 でも仕方ないじゃあないか! 伯爵いわく、こうやって事実をある程度隠して核心に近いところを提示することが、【ベロニカ】……聖杯に狙い通りの願いを叶えさせるために必要なことらしいんだもの!

 べ、別にわたしはそんな、そういうアレじゃあないんだからねっ!!

 

『仲直り……うん、そういうことなら喜んで! それで、私は具体的にどうすればいいのかな?』

 

 本当に快諾してくれた……やっぱりノウハウの蓄積があると違うね……。この場合、ちょろいとか言ってはいけないんだろうな。

 

「えっと……カーズ様の認識を、『わたしとではなく謎のスタンド使いと戦い、勝利した』『ルベルクラクは壊滅させた』という風に、ズラしてほしいんだ」

 

 本当なら、わたしのことは死んだと思わせたいところなんだけど……伯爵曰く、その手の願いはかなり渋られるらしい。今回みたいな状況だと、「なんでそんな悲しいことを! 生きてるんだから、まずは話し合おうよ!」みたいな感じで。

 イエスだけでなく、スタンドのほうもアガペーで生きてるらしい。要するに、害する類の願いは基本的にNGってことらしいんだ。

 だからこそ、戦った相手を誤認させる方向で妥協することにした。何分急ぎなので。

 

 ルベルクラクもカーズ様がしっかり壊滅させたんだって思ってもらわないと困るから、それも込みにはなるけど……【ベロニカ】の能力はドラゴンボールと違って、願いを叶える回数に制限があるわけじゃあないらしいし、これで行けるはず!

 

『なるほどねぇ! よーし、任せてよ! 私ばっちり叶えちゃうから!』

 

 よし、行けた。内心で思わずガッツポーズする。

 

『それじゃあ……「主よ、天にまします我らの父よ。願わくば御名を……」』

 

 するとそれまでの軽めな態度が一転して、厳かなものに変わった。【ベロニカ】はその場に膝をつき、両手を組んで目を閉じて……そしてこれ、あれですね。アラム語ですね? まさか二十世紀になってアラム語を聞くことになるとは。

 なるほど、主の祈りは原語だとこういう感じなのか……また一つ、歴史の真実を知ってしまった。思わぬ役得だ。あとで文字に書き起こさないと。

 

 ……いやそれはともかく。

 

 そうこうしているうちに【ベロニカ】は祈りを捧げ終わり、言葉はアーメンで締めくくられた。

 そして直後だ。彼の身体から強烈な、しかしなぜか眩しいと感じられない光があふれて天に昇っていき、いずこかへと飛んでいった。その方向は、まさにルベルクラク邸があったほうなので……たぶん、カーズ様のほうに飛んでいったんだろう。

 

『……これでよし、と。君の願いは叶えられたよ、アルフィーさん!』

「……ありがとうございます」

 

 彼を信じていないわけじゃあないけど、カーズ様に再合流するのはうまくいったかどうかを念のため見極めてからかな。

 何せカーズ様は人間じゃあないし。精神攻撃……つまりは魂に働きかけるタイプのスタンドは、生物の種を問わず有効に作用するはずだけど、わたしたちはちょっと身体の規格が違うからね。念のためだ。

 

 ……どっちにしろ、身体が治るまでは下手に動けないけど。

 

『お? これだけやってもまだ私のエネルギーは尽きてないみたい。どうする? まだ何か叶えちゃう?』

 

 わたしにそう問うてきた【ベロニカ】だけど、尽きてないだけで結構消耗しているのは間違いないだろう。さっきまでと違って、姿が透けている。

 なるほど、こうなるのね。本当、スタンドって色んなものがあるなぁ。

 

 と、それはさておき……まだ叶えられるのであれば、そうなったとき用に考えてた願いを叶えてもらおうかな。

 

「えーと、わたし今見ての通り重傷患者なんだけどさ。身体の中に、回復を阻害してる物体が入り込んで取れないんだよね」

 

 言うまでもなく、さっきの戦いでカーズ様にぶち込まれたダムダム弾的な彼の刃の一部だ。この刃が残ってる地点を中心に、やたらと傷の治りが遅いんだよさっきから。暗黒闘気じゃああるまいし、勘弁してほしい……。

 

「だからその中に入り込んだままのやつを摘出してほしいんだ」

『それは大変だ! 任せて! すぐに治しちゃうから!』

 

 この手の治す系の願いは、はりきってやってもらえるというのも本当らしい。

 

 なので、そういうことになった。

 

『またいつでも呼んでね……!』

 

 そしてこの摘出で【ベロニカ】はエネルギーを使い果たしたようで、まるでイエスが天に召されるかのようなやたら荘厳なエフェクト(天使みたいなのまで見えた)と共に穏やかに消えて行った。

 

「……扱いの難しいスタンドだったなぁ」

 

 感想としては、それが何よりも先立つ。願いを叶えてくれるのはいいけど、そのためにクリアしないといけない条件がめんどすぎる。

 

 あれ、イエスの生前はどんなスタンドだったのやら。その頃から完全な自我を持って行動していたんだろうか。少なくとも、今の【ベロニカ】は確実にイエスの影響があるんだろうけど。

 

 それにしてもあの性格……あれもイエスを模してるんだろうか。でもなぁ、イエス本人とまったく同じ性格とは思えないけど、全然違うとも思えない。

 でもブッダと並ぶガチの聖人であるイエスが、ああいうほんわかした兄ちゃんみたいなテンションしてるのはなんか違う気がするし……うーん。

 

 まあいいか。何はともあれ、わたしたちは切り札を切った。ひとまずこの場の戦いは終わりと見ていいはずだ。

 

 そう判断したわたしは、改めて後部座席に横になった。そのまま仰向けになって、手にしていたものを天井に向けてかざす。

 そこにあったのは、(あかがね)色に冷たく輝く正六角形のもの。

 

「……それ、どうなさるおつもりで?」

「ん? んー……」

 

 飾りも何もない、金属板をただ型抜きしたかのような形状のそれは、わたしの体内から摘出されたカーズ様の刃……だったものだ。わたしの身体が治る過程で何かが混ざり合ったのか、もはやわたしの身体でもカーズ様の肉体でもない何かに変貌している。【ベロニカ】の能力も影響しているかもしれない。

 

 そんな……不思議な物体を両手でそっと包み込んで、わたしは勲章のように胸の上に乗せる。

 

「……せっかくだし、【スターシップ】の中に飾っとくよ。トロフィーみたいな感じで」

 

 なぜか、それを捨てる気にはなれなかった。

 




スタンド:ベロニカ 本体:ナザレのイエス(死亡済。スタンドを宿す杯が実質本体)
破壊力:なし スピード:なし 射程距離:A 持続力:B 精密動作性:C 成長性:A
黒の長髪の頭に茨で作られた冠を着けた、成人男性の姿をした人型のスタンド。
ほぼ完全に独立した独り歩き型のスタンドであり、本体とも言える杯を中心にした射程範囲内なら自由に行動できる。またアヌビス神同様、完全な自我を確立している。このため、スタンド使いであれば会話が可能。
ただし普段は休眠状態にあり、一定量の血肉を捧げなければ発現しない。一度発現すればエネルギーが切れるまでは発現し続けるが、後述の能力を発動すればするほどエネルギーは消耗する。

固有の能力として、相手の願いを叶える能力を持つ。スタンド使いが相手ならその場で普通に聞かれ、そうでない場合は脳内に直接話しかけられる。
エネルギーで賄いきれる範囲であれば、いくつでも叶えられる。ただしなんでもかんでも叶えられるわけではなく、保有しているエネルギーを消耗するためそれで賄いきれない願いは叶えられない。
また賄えたとしても、スタンド自身が不可と判断した願いも叶えられることはない。この判断に引っ掛かるのは、主にキリスト教で禁止されている行いとなる。
また叶えたとしても結果は万全ではなく、ものによってはその効果が途中で切れたり、効果がかかっても薄かったりするなど決して万能の願望器というわけではない。

長年ルベルクラクが秘蔵していた最大の切り札であり、ルベルクラクが半吸血鬼としての諸々を秘匿し続けられた最大の理由。
ただし使うには大量の血肉が必要=使うためには死人がたくさん出るため、容易に使えない切り札だった……のだが、実はワインとパンで血肉の代わりにできることは、スタンド自身も含め誰も気づいていない。
なお、茨の冠はスタンドが喜ぶと花が咲くし、雨が降ると葉が茂って防いでくれたりする。他にも、喜びや悲しみが閾値を超えると、本人の意思とは無関係に奇跡や逆奇跡が起こったりする。

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