転生したら柱の女だった件   作:ひさなぽぴー

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今章は登場キャラも多くなったので、二回に分けます。
まずは原作にも登場しているキャラから。今回は割愛しません。


Part2終了時点のキャラ紹介〜原作キャラ編〜

◆ジョナサン・ジョースター

原作第一部「ファントムブラッド」の主人公であり、皆さんご存知初代ジョジョ。

1868年4月4日生まれと公式に設定されているため、本作の現時点では67歳。

つまり原作三部におけるジョセフとほぼ同い年くらいだが、本作のジョナサンはいまだ四十代くらいの姿をしている。

 

・原作との違い

そもそもからして、彼がこの時代に生存していることこそ最大の違い。アルフィーのバタフライエフェクトに強く影響された人物の一人である。

67歳で外見年齢が四十代、で察していただけると思うが、本作におけるジョナサンは、五十年以上波紋の修行を継続した「もしものジョナサン」であり、はっきり言って人間の枠を大幅に超えた超人である。

二人分の波紋力を腐らせず磨き続けた波紋戦士とか、弱いわけがないんだよなぁ。

また、本作では双子の兄がいた、という設定になっている。このため嫡男としての教育を受けておらず、最初は原作よりダメな人だった……のだが、その辺の描写をするはずのファントムブラッド時系列はカットするしかなかったので、お蔵入り。

まあ、歳を重ねたことでそこら辺はちゃんと改善されているのだが。

ちなみに柱の男たちについては、自身の研究の過程でサンタナ王国に赴き、奇妙な冒険を経て存在を知った。そのため、実はサンタナ王国からは石仮面などの国家機密を知っている個人として、要注意人物扱いされていたりする。

 

・その他補足とか

作者最推しのジョジョの一人。

それに加えて、作者の想定を上回る超人になってしまったので、戦闘シーンになると制御するのにめっちゃ困る。

暴れ馬どころじゃない。放っておいたらRXみたいなことになる。研究所のシーンとか、あんな風にはならないはずだったんだけど、おかしいなぁ。

でも鍛え続けたジョナサンならこれくらいできるよね、みたいな根拠のない信頼がある。

前作主人公を特にひねりもなく普通に次世代主人公と並べたらこうなるでしょ、みたいな。

でもこれでスタンドに目覚めたらマジどうなっちまうんだ。立場的に前々作の主人公なのに、承太郎とか差し置いて成長しまくりそうでとてもこわい。

いや、ジョナサンの最期は既に決めてるし、よほどのことがない限りそのプロット君は不死身なんですけどね。過程がね……。

 

◆ジョージ・ジョースター二世

ジョナサンとエリナの一人息子で、原作では初代と二代目の間を繋ぐミッシングピース的ジョジョ。

1890年1月生まれ。生年月日が公式で設定されてないので、そういうことにした。

なので、本作におけるジョージ二世は現在45歳ということになる。

 

・原作との違い

ジョナサン同様、生きていることが最大の違いである。

ただ、基本的には原作通りの人物。修行はしてなかったが波紋の才能があり、イギリスで最初の空軍パイロットの一人であり、空軍司令に収まっていたゾンビを探って殺されかけた。

しかし本作では、この事件から辛くも生還している。具体的にはジョナサンから断片的だが諸々の話を聞いており、そのおかげで咄嗟の機転を利かせることができた。そして致命傷を免れたところでリサリサが間に合った形。

このときジョージが「ある程度でも知っていた」からこそ生き延びたことで、ジョナサンは「心配だからと家族に何も言わず、自分一人で背負い込むようなことはしないほうがいい」という考えを持つに至っており、これが今後地味に響いてくる。70年後とかに。

ともあれ事件後、ジョージは無事に回復して以降はエア・サプレーナ島に身を寄せ、波紋の修行に入る。現在では一人前以上の波紋戦士に成長した。

 

・その他補足

舞城氏作の小説「JORGE JOESTAR」における設定のほとんどは、本作には反映されていない。ただ、一人称が口と思考で異なるというのは実はちょっと採用してたりする。表明するシーン出せなかったけど。

あとこれも出す機会なかったけど、偽名のフルはジョニィ・ジョーンズ。

言うまでもないだろうけど、ジョニィは七部主人公のジョニィ・ジョースターから。ただ今の彼は表向き死んだことになってるので、ジョースターは使えない。なので代わりにジョーンズというわけ。

それと実は本作第二部のいわゆるジョージ編とも言うべき一連の物語は、当初の予定では「インディ・ジョーンズ~最後の聖戦~」を思いっきりパロろうと思ってた。

ジョナサンがヘンリーポジション、ジョージがインディポジションのつもりだったんだけど、そもそもこの二人別に関係悪くないし、何より先述の通りジョナサンが大人しくナチスに捕まっててくれなかったので、大幅に換骨奪胎することになったっていう。

偽名の姓がジョーンズなのはその名残だったりする。

いずれにせよ、彼もまた黄金の精神を持つジョジョである。

 

◆ジョセフ・ジョースター

原作第二部「戦闘潮流」の主人公であり、二代目のジョジョ。別名「ジョセフ以外はな」。

1920年9月27日生まれ。そのため本作では現時点で14歳ということになる。

 

・原作との違い

祖父母も両親も健在ということと、既に波紋の修行をしていることが異なる。

ただ両親が家にいないことは変わらないので、性格面は原作とほとんど変わらない。

一方で波紋については既にほぼ一人前であり、具体的に言うと原作でヘルクライムピラーを登りきった直後くらいの力量がある。

また、両親の身に起きた出来事や吸血鬼などのことも大体知っている。このため、実は滅多に会えないがちゃんと両親と顔を合わせたりしている。

ついでに言えば、その流れで実は既にスージーQやシーザーとは面識がある。

この辺りは先述した通り、ジョナサンが知らないより知っていたほうがいいと考えたから。

 

・その他補足

ジョナサンと並んで、作者最推しのジョジョ。この二人に順位をつけるのは難しい。

だからだろうか。サポートキャラがいたとはいえ、14歳で普通に吸血鬼を圧倒してしまう辺り、ジョナサン同様超人化してしまうのではないかという懸念がある。

ちなみにジョースター家のメインどころ三人は、全員スタンドには目覚めていないし、視認できるところにも至っていない。

あのジョナサンですらまだ。でもまあ、これについてはうっかり目覚めると連鎖的に目覚めてしまう可能性あるし、仕方ない部分がね……。

ところで、曲がりなりにも次は彼が主人公を務めた「戦闘潮流」なので、物語の視点はジョセフにも多く置かれることになると思います。予定ではアルフィーと半々くらい。またアルフィーの出番減るとか言わない。

せっかく主人公を務めるんだから、ジョセフの視点は一人称で書こうかなぁと思ったりもするんだけどどっちがいいだろう。正直、原作キャラの一人称は色々と畏れ多いのだけども。

 

◆マリオ・ツェペリ

一部のツェペリことウィルの息子であり、二部のツェペリことシーザーの父。

ジョージ二世同様、二つの物語の間を埋める人物であり、荒木先生が謝罪文を掲載する羽目になった元凶の片割れ。

1885年4月生まれ。ということにした。なので本作においては現時点で50歳ということになる。

 

・原作との違い

生きていることが(ry

発端として、子供達を置いて石仮面対策に乗り出したあと、巡り巡ってジョナサンと出会っている。

これをきっかけにして波紋を習い始め、結果本編中に描写された通り、原作ではカーズに取り込まれて死んでいるところを、本作では生き延びている。

このときシーザーとは和解しているため、親子の共演が今後見られる予定である。

なお、シーザーの他の兄弟はSPW財団経由でちゃんと保護している。が、他の兄弟からは今のところ許してもらえてないし、顔すら合わせてもらえてない。その辺もあって、自分がいなくなったあとの家族の顛末には本気で心を痛めている。

波紋の修行年数で言えば、現状一番短い。このため実力としてはそこまで高くない。

ただ父の波紋の才能は受け継いでいるため、戦闘潮流が始まる頃には追いついてくると思う。

 

・その他補足

原作でほとんど出番がないので、ぶっちゃけほぼほぼオリキャラみたいなもん。

でも同じ条件のジョージは描写の助けになるような設定が結構あるのに対して、マリオは本当に少ないので、実は書いてて一番困ってた。

本編中、やたらジョージを名前で呼んでたのは、会話をわかりやすくするための苦肉の策だったりする。

ところでツェペリのおっさんもシーザーもアントニオをミドルネームに持ってるけど、これって一族共通なの?

いやまあ、ミドルネームってわりと大雑把だから気にしなくてもいいんだろうけどさ。

ある程度以前の時代だと洗礼を授けた神父の名前を取ったりすることも結構あるから、ツェペリの家系に代々アントニオが入っててもおかしくはないし。

それで行くと、マリオにもやっぱりアントニオってつけたほうがいいんだろうか。マリオ・A・ツェペリとか。

 

◆アヌビス神

原作第三部「スターダストクルセイダース」に登場する敵スタンド。

十五世紀後半に制作された刀に宿っており、本体は既に死亡している。

本作第二部「エピソード:ルベルクラク」におけるミスター不憫。

 

・原作との違い

所在地がエジプトからイギリスに変わっていたことと、日の目を見たタイミングがおよそ50年ほどずれていた。

それこそが最大の違いなのだが、このせいで初陣を本作のスーパージョナサン相手に飾る羽目になり、危うく死にかけたザ・不憫。

ジョナサン同様、アルフィーによるバタフライエフェクトを強く受けた原作キャラだが、彼の場合直撃したと言ってもいいだろう。

ただその結果として、アルフィーの手に渡ってより強くより美しく打ち直された上、味方側として部をまたいで登場することが確定している。

また、このまま行けばナイル河の底に沈んで放置されるという未来は回避される可能性が高いので、長い目で見ればプラスかもしれない。

生まれ変わったザ・ニューアヌビスの詳細は次章「戦闘潮流」にて。

 

・その他補足

作者の推しスタンドの一つである(ディアボロの大冒険的な意味で

DIOの骨を何度ナイル河に沈めたかは覚えていないが、それはそれとして強くて使い勝手のいい君のことは大好きだったよ。

それはさておき、万年生きられるジョジョオタがあの世界に転生していて、未来に布石が打てるならこいつにはまず手を出すでしょ、という発想のもと大幅に早い登場となったスタンド。

また、その性質からカーズ戦に連れて行きたいと考えていたので、構想のかなり早い段階から味方側にすることを決めていた。その過程でなぜか斬魄刀にクラスチェンジすることになったけど、せっかくの二次創作だしやりたいことやっちゃえって思いましたまる

なお出すに当たって、実体のあるスタンドゆえに一般人でも対抗可能(実際できるかどうかはさておき)という特性から、わりと悩むことなくジョナサンをぶつけよう、となったんですがね。

なったんですが、いやほんとすまんなアヌビス神。感想欄でもかなり不憫扱いだったけど、作者は反省も後悔もしてない。

ちなみに本体の打ち直し後の号である「冥刀・神狼姫」には深い意味はないです。シンプルに「アヌビス神=冥界の神」+「名刀」で「冥刀」、「アヌビス神=神」+「アヌビス神=ジャッカル頭→漢字がないので少しひねって狼」+「申し訳程度のアルフィー要素=性別→姫」で「神狼姫」。

 

◆エリナ・ジョースター

◆エリザベス・ジョースター

◆ロバート・E・O・スピードワゴン

◆シーザー・A・ツェペリ

◆ストレイツォ

ちらっと出てきはしたけど、そこまで物語に関わったわけではないのでひとまとめで。

ただ、今のところ彼ら彼女らは原作とほとんど変わらないので、さほど語ることもなかったりする。

ただまあリサリサは息子とたまにだけど顔会わせられるし、夫は生きてるし、波紋の師範としてもジョナサンがいるしで、原作ほど冷徹ではないと思う。

あとストレイツォだけど、ナチスに連行されたままなのでそこは違うと言えば違う。

ただこのままフェードアウトはしません。戦闘潮流でのスト様の活躍にご期待ください。




次はオリキャラ編です。

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